JPH0791083A - データ評価システム - Google Patents

データ評価システム

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JPH0791083A
JPH0791083A JP1519594A JP1519594A JPH0791083A JP H0791083 A JPH0791083 A JP H0791083A JP 1519594 A JP1519594 A JP 1519594A JP 1519594 A JP1519594 A JP 1519594A JP H0791083 A JPH0791083 A JP H0791083A
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JP
Japan
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data
factors
total area
construction cost
weighted average
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JP1519594A
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Kazuhiko Horie
和彦 堀江
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 過去のデータから、例えば所望の建築物の概
算工事費等を簡易に、かつ十分な精度で試算する。 【構成】 複数の要因に基づくデータ値に重み付けを行
い、統計処理を行って評価を行う。延べ面積及び延べ面
積以外の要因を所定のグレードで区分化して、データベ
ース10に記憶された建築物工事費データを分類し、所
望の延べ面積を含む所望の要因を入力操作装置12で入
力して、所望の延べ面積に該当する特定区分の単位面積
当たりの工事費の重み付き平均値、及び入力された延べ
面積以外の要因に該当する特定区分の単位面積当たりの
工事費の重み付き平均値と前記全データの単位面積当た
りの工事費の重み付き平均値との比率に基づき所望の延
べ面積を含む所望の要因に対応する工事費を評価してプ
リント出力装置20で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ評価システム、特
に複数の要因から決定されるデータ群を統計処理して所
望のデータ値を得る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の企画や既設建物の評価を行うとき
には、資料に基づき推定で建築工事費の試算が必ず行わ
れる。特に企画の時には、具体的な図面や仕様の決まら
ない段階でこの試算が行われる。そして、この試算によ
り以後の事業予算の大枠が決定されてしまうことがある
ので、正確な試算を行うことは極めて重要である。
【0003】建築工事費は延べ面積や施工場所などの複
数の要因によって決定されるため、試算時にはこれらの
要因を的確に把握し、過去のデータから試算を行う必要
がある。このように、雑多な要因を考慮しつつ、ある事
象の真実の値(最も確からしい値)を見いだす手法は、
確率・統計的手法として種々確立されているが、誰もが
これを簡便に使用しうるかとなると、必ずしもそうでは
ない。
【0004】また、こうした手法の多くは傾向または領
域を解として与えることとなり、確定値が欲しい場合に
は隔たりやいらだちを覚えるが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】建築物の概算工事費等
のような種々の要因から決定される複数のデータに基づ
き、所望の要因(例えば延べ面積が**m2 で地下があ
る物件等)に対応する最も確からしいデータ値(工事
費)を評価する場合には、統計データに含まれる雑音要
因をできるだけ排除して精度を上げることが考えられ
る。しかし、このようなデータの排除は統計処理すべき
データ数の減少を招いてしまうことになる。従って、複
数の要因を同時に満たす値を求めようとすると、データ
数の激減を招いてしまう問題がある。
【0006】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的はデータ数を減少させ
ず、かつ、簡易に複数のデータから所望の要因に対応す
る確定値を評価することが可能なデータ処理装置を提供
することにある。
【0007】また、本発明は特に過去の建築物データか
ら所望の建築物の概算工事費を簡易に、かつ十分な精度
で試算することができるデータ処理装置を提供すること
にある。
【0008】また、本発明は過去の建築物データから所
望の建築物の資材数量を簡易に、かつ十分な精度で試算
できるデータ処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のデータ評価システムは、複数の要因
からその値が決定される複数個のデータを統計処理して
所望の要因に対応するデータ値を評価するデータ評価シ
ステムであって、前記複数個のデータを記憶する記憶手
段と、前記複数の要因を基本要因及び環境要因とし、前
記基本要因及び前記環境要因を所定のグレードで区分化
して前記記憶手段に格納されたデータをそれぞれ各区分
内に分類する区分化手段と、前記基本要因の各区分内に
おけるデータの重み付き平均値、前記環境要因の各区分
内におけるデータの重み付き平均値、及び全データの重
み付き平均値を算出する平均値算出手段と、所望の要因
を基本要因及び環境要因として入力する入力手段と、入
力された基本要因に該当する特定区分の重み付き平均
値、及び入力された環境要因に該当する特定区分の重み
付き平均値と前記全データの重み付き平均値との比率に
基づき前記所望の要因に対応するデータ値を評価する演
算手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載のデータ評価システムは、延べ面積を含む要因か
ら決定される複数の建築物工事費データを統計処理して
所望の延べ面積を含む所望の要因を有する建築物の工事
費を評価するデータ評価システムであって、前記複数の
建築物の建築物工事費データを記憶する記憶手段と、延
べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレードで
区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デー
タを分類する区分化手段と、所望の延べ面積を含む所望
の要因を入力する入力手段と、入力された所望の延べ面
積に該当する特定区分の単位面積当たりの工事費の重み
付き平均値、及び入力された延べ面積以外の要因に該当
する特定区分の単位面積当たりの工事費の重み付き平均
値と前記全データの単位面積当たりの工事費の重み付き
平均値との比率に基づき前記所望の延べ面積を含む所望
の要因に対応する工事費を評価する演算手段とを有する
ことを特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成するために、請求項
3記載のデータ評価システムは、延べ面積を含む要因か
ら決定される複数の建築物工事費データを統計処理して
所望の延べ面積を含む所望の要因を有する建築物の工事
費を評価するデータ評価システムであって、前記複数の
建築物の建築物工事費データを記憶する記憶手段と、延
べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレードで
区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デー
タを分類する区分化手段と、所望の延べ面積を含む所望
の要因を入力する第1入力手段と、前記所望の延べ面積
以外の所望の要因の内、複合すべき要因を入力する第2
入力手段と、入力された所望の延べ面積に該当する特定
区分の単位面積当たりの工事費の重み付き平均値、及び
入力された延べ面積以外の複合された要因に該当する特
定区分の単位面積当たりの工事費の重み付き平均値と前
記全データの単位面積当たりの工事費の重み付き平均値
との比率に基づき前記所望の延べ面積を含む所望の要因
に対応する工事費を評価する演算手段とを有することを
特徴とする。
【0012】また、上記目的を達成するために、請求項
4記載のデータ評価システムは、複数の要因からその値
が決定される複数個のデータを統計処理して所望の要因
に対応するデータ値を評価するデータ評価システムであ
って、前記複数個のデータを記憶する記憶手段と、前記
複数の要因を基本要因及び環境要因とし、前記基本要因
及び前記環境要因を所定のグレードで区分化して前記記
憶手段に格納されたデータをそれぞれ各区分内に分類す
る区分化手段と、前記基本要因の各区分内におけるデー
タの重み付き平均値、前記環境要因の各区分内における
データの重み付き平均値、及び全データの重み付き平均
値を算出する平均値算出手段と、所望の要因を基本要因
及び環境要因として入力する入力手段と、入力された環
境要因に該当する特定区分の重み付き平均値、及び入力
された基本要因に該当する特定区分の重み付き平均値と
前記全データの重み付き平均値との比率に基づき前記所
望の要因に対応するデータ値を評価する演算手段とを有
することを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するために、請求項
5記載のデータ評価システムは、延べ面積を含む要因か
ら決定される複数の建築物工事費データを統計処理して
所望の延べ面積を含む所望の要因を有する建築物の工事
費を評価するデータ評価システムであって、前記複数の
建築物の建築物工事費データを記憶する記憶手段と、延
べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレードで
区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デー
タを分類する区分化手段と、所望の延べ面積を含む所望
の要因を入力する入力手段と、入力された延べ面積以外
の要因に該当する特定区分の単位面積当たりの工事費の
重み付き平均値、及び入力された所望の延べ面積に該当
する特定区分の単位面積当たりの工事費の重み付き平均
値と前記全データの単位面積当たりの工事費の重み付き
平均値との比率に基づき前記所望の延べ面積を含む所望
の要因に対応する工事費を評価する演算手段とを有する
ことを特徴とする。
【0014】さらに、上記目的を達成するために、請求
項6記載のデータ評価システムは、延べ面積を含む要因
から決定される複数の建築物工事費データを統計処理し
て所望の延べ面積を含む所望の要因を有する建築物の工
事費を評価するデータ評価システムであって、前記複数
の建築物の建築物工事費データを記憶する記憶手段と、
延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デ
ータを分類する区分化手段と、所望の延べ面積を含む所
望の要因を入力する第1入力手段と、前記所望の延べ面
積以外の所望の要因の内、複合すべき要因を入力する第
2入力手段と、入力された延べ面積以外の複合された要
因に該当する特定区分の単位面積当たりの工事費の重み
付き平均値、及び入力された所望の延べ面積に該当する
特定区分の単位面積当たりの工事費の重み付き平均値と
前記全データの単位面積当たりの工事費の重み付き平均
値との比率に基づき前記所望の延べ面積を含む所望の要
因に対応する工事費を評価する演算手段とを有すること
を特徴とする。
【0015】また、上記目的を達成するために、請求項
7記載のデータ処理装置は、延べ面積を含む要因から決
定される複数の建築物資材数量データを統計処理して所
望の延べ面積を含む所望の要因を有する建築物の資材数
量を評価するデータ評価システムであって、前記複数の
建築物の資材数量データを記憶する記憶手段と、延べ面
積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレードで区分
化して前記記憶手段に記憶された建築物資材数量データ
を分類する区分化手段と、所望の延べ面積を含む所望の
要因を入力する入力手段と、入力された所望の延べ面積
に該当する特定区分の単位面積当たりの資材数量の重み
付き平均値、及び入力された延べ面積以外の要因に該当
する特定区分の単位面積当たりの資材数量の重み付き平
均値と前記全データの単位面積当たりの資材数量の重み
付き平均値との比率に基づき前記所望の延べ面積を含む
所望の要因に対応する資材数量を評価する演算手段とを
有することを特徴とする。
【0016】また、上記目的を達成するために、請求項
8記載のデータ評価システムは、延べ面積を含む要因か
ら決定される複数の建築物資材数量データを統計処理し
て所望の延べ面積を含む所望の要因を有する建築物の資
材数量を評価するデータ評価システムであって、前記複
数の建築物の資材数量データを記憶する記憶手段と、延
べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレードで
区分化して前記記憶手段に記憶された建築物資材数量デ
ータを分類する区分化手段と、所望の延べ面積を含む所
望の要因を入力する入力手段と、入力された延べ面積以
外の要因に該当する特定区分の単位面積当たりの資材数
量の重み付き平均値、及び入力された所望の延べ面積に
該当する特定区分の単位面積当たりの資材数量の重み付
き平均値と前記全データの単位面積当たりの資材数量の
重み付き平均値との比率に基づき前記所望の延べ面積を
含む所望の要因に対応する資材数量を評価する評価手段
とを有することを特徴とする。
【0017】
【作用】複数要因から決定されるデータを処理して所望
の要因に該当する最も確からしい値を評価する統計手法
は種々開発されているが、請求項1記載のデータ評価シ
ステムでは、これらの要因を基本要因及び環境要因に大
別し、各要因を所定のグレードで区分化してデータ群を
分類する。ここで、基本要因はデータ値が決定されると
きに最も全般的な影響を与える要因である。そして、基
本要因及び環境要因の各区分内で重み付き平均を算出し
て統計処理し、環境要因の重み付き平均の全データ重み
付き平均に対する比率を補正因子として基本要因の重み
付き平均を補正し、最終的な評価値を得るものである。
このように、環境要因を補正因子として用いることによ
り、簡易な演算でありながら高精度な結果を得ることが
できる。
【0018】図24には本発明の概念図が示されてい
る。大母集団から検索抽出された複数のデータからなる
小母集団(データ群)に対し、基本要因のグレード(基
本尺度(A))を用いて小母集団に含まれる全てのデー
タを区分化し、また、環境要因のグレード(環境尺度
(B))を用いて小母集団に含まれる全てのデータを区
分化する。所望の要因が含まれる基本要因のグレードに
分類されるデータを統計処理(重み付き平均)すること
により、おおよその評価を行うことができるが、データ
は他の要因によっても影響を受けているため、正確な評
価値は得られない。そこで、所望の要因が含まれる環境
尺度のグレードに分類されるデータを統計処理して得ら
れる値の全体に対する比率をその環境要因がデータに与
える影響の大きさ、すなわち影響度と考え、基本尺度の
統計処理をこれで補正することにより精度のよい評価が
可能となるのである。
【0019】また、請求項2記載のデータ評価システム
は、特に建築物の概算工事費を評価するものであり、延
べ面積や施工場所等の複数の要因から決定される概算工
事費を所望の建物について評価するシステムである。概
算工事費は単位面積当たりの工事費(m2 当たり単価)
に延べ面積を乗じれば算出されるが、このm2 当たり単
価を評価する際に前述の統計処理が用いられる。この場
合、基本要因は延べ面積であり、環境要因は延べ面積以
外に工事費に影響を与える要因、例えば地下の有無、施
工場所、設計者等である。
【0020】また、請求項3記載のデータ評価システム
は、請求項2記載のデータ評価システムと同様に概算工
事費を評価する装置であるが、環境要因を複合的に考慮
して評価するものである。すなわち、所望の建物の地下
の有無や施工場所などを同じウエイトで評価したい場
合、複合された要因の区分で重み付き平均が算出され、
概算工事費が評価される。
【0021】一方、請求項4記載のデータ評価システム
は、請求項1記載のデータ評価システムと同様に基本要
因及び環境要因の各区分内で重み付き平均を算出して統
計処理するが、基本要因の各区分内の重み付き平均の全
データの重み付き平均に対する比率を基本要因分布とし
て求める。そして、この基本要因分布に環境要因の区分
の重み付き平均値を特性値として乗算し、最終的な評価
を得る。このように、基本要因で区分されたデータを統
計処理して得られる値の小母集団全体に対する比率を基
本要因分布として求め、所望の要因が含まれる環境尺度
のグレードに分類されるデータの重み付き平均値を基本
要因分布に乗じることにより、その環境要因がデータに
与える影響を精度良く評価することができる。
【0022】請求項5記載のデータ評価システムは、請
求項4記載のデータ評価システムにおいて、特に建築物
の概算工事費を評価するものであり、延べ面積や施工場
所等の複数の要因から決定される概算工事費を所望の建
物について評価するシステムである。概算工事費は単位
面積当たりの工事費(m2 当たり単価)に延べ面積を乗
じれば算出されるが、このm2 当たり単価を評価する際
に前述の統計処理が用いられる。この場合、基本要因は
延べ面積であり、環境要因は延べ面積以外に工事費に影
響を与える要因、例えば地下の有無、施工場所、設計者
等である。
【0023】請求項6記載のデータ評価システムは、請
求項5記載のデータ評価システムと同様に概算工事費を
評価するシステムであるが、環境要因を複合的に考慮し
て評価するものである。すなわち、所望の建物の地下の
有無や施工場所などを同じウエイトで評価したい場合、
複合された要因の区分で重み付き平均が算出され、概算
工事費が評価される。
【0024】請求項7及び請求項8では、請求項2及び
請求項5記載のデータ評価システムにおいて、工事費の
代わりに資材数量を評価する。すなわち、記憶手段には
複数の建築物の建築物資材数量データが記憶され、この
資材数量データに基づき請求項2または請求項5記載の
評価システムと同様の演算処理が行われ、所望の延べ面
積を含む所望の要因に対応する資材数量を評価する。
【0025】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明のデータ評価
システムの好適な実施例を特に建築物の概算工事費を例
にとり説明する。
【0026】第1実施例 図1には本実施例におけるシステム構成が示されてい
る。システムは建築物データが格納される記憶装置(デ
ータベース)10、オペレータが検索等のコマンドを入
力するキーボード等の入力・操作装置12、入力・操作
装置12から入力されたコマンドに従ってデータベース
10にアクセスし検索等の処理を行う演算処理装置CP
U14、CPU14における演算処理のプログラムを格
納する補助記憶装置16、CPU14での処理結果を表
示するCRT18、及びCPU14での処理結果を印刷
するプリント出力装置(プリンタ)20を含んで構成さ
れる。データベース10には、他社の建築物(他社作
品)に関する情報、自社の建築物に関する基本的な情
報、自社の統計データに関する情報、他社の統計データ
に関する情報が格納される。補助記憶装置16には入力
・操作装置12から入力されるコマンドに従って所望の
物件を検索するためのプログラムや、後述する自社、他
社の統計データに基づいて建築物の概算工事費を評価す
るためのシミュレーションプログラム等が格納される。
本実施例において補助記憶装置16に格納されるアプリ
ケーションプログラムは、図示されるように母集団検索
システム、基本尺度システム、環境尺度システム、シミ
ュレーションシステム、データ入力システム、データベ
ース管理システムである。
【0027】母集団検索システムは、入力・操作装置1
2から入力された検索条件(例えば建物用途、躯体構造
の種別、竣工年等)に該当する物件をデータベース10
から検索するシステムである。また、基本尺度システム
並びに環境尺度システムは、本発明における基本概念で
ある基本尺度及並びに環境尺度を設定するシステムであ
り、基本尺度としては建物の延べ面積が設定され、環境
尺度としては地下階、施工場所、注文者、契約方法、設
計者などの項目が設定される。すなわち、建物の概算工
事費を試算する場合、種々の要因から工事費が決定され
るが、工事費に全般的な影響を与える基本的な要因は延
べ面積であり、従って基本尺度としては延べ面積が採用
される。また、地下階の有無や施工場所は延べ面積でほ
ぼ規定される工事費をどの程度増加させるかの補正因子
であると考えられ、環境尺度として採用される。なお、
この環境尺度は任意に設定することができ、またその設
定の仕方も概念入力、数値入力何れでも可能である。設
定された基本尺度及び環境尺度で区分化された(区分化
の意味は後述する)検索小母集団の各区分における重み
付き平均を算出する。シミュレーションシステムは基本
尺度・環境尺度とを組み合わせて概算工事費を試算する
システムである。本システムを起動すると、検索システ
ム、尺度システム、シミュレーションシステムの順に順
次起動され、最終的な試算工事費が出力される構成であ
る。
【0028】以下、これら各システムについてより詳細
に説明する。図2には検索システムが起動された時の検
索フローチャートが示されており、図3にはそのときの
画面表示例が示されている。この検索システムは、デー
タベース10に格納されたデータ(母集団)からオペレ
ータが所望する条件に該当する物件群(小母集団)を抽
出するものである。大母集団から小母集団を抽出する要
因は種々考えられるが、本実施例では建物用途、躯体構
造、建設地方、竣工年を基に抽出している。すなわち、
まず、建物用途を大項目から選択する(S101)。大
項目は図3に示されるように、1.住居、2.福祉、
3.教育、4.図書館、5.医療、6.余暇、7.宿
泊、8.宗教、9.芸術、10.芸能、11.集会、1
2、展示、13.商業、14.業務、15.産業、1
6.農水業、17.流通、18.交通の18項目に分類
されている。これらの分類の中から所望の用途を入力・
選択装置を用いて選択する。大項目の選択を行うと、次
に小項目の選択に移行する(S102)。この小項目
は、例えば大項目として14.業務が選択された場合、
画面表示が切り替わり、予め14.業務に対して設定さ
れている事務所、庁舎、銀行、郵便局、放送施設、研究
施設等の小項目が表示され、いずれかの項目を選択する
ことができる。建物用途の選択が終了すると、画面に表
示された選択項目を順次選択する処理に移行する(S1
03−S107)。すなわち、躯体構造の種別の指定
(S103)、建設地方の指定(S104)、対象とな
る建設地方の指定(S105)、竣工年の指定(S10
6)、対象となる竣工年期間の指定(S107)であ
る。これらの項目が指定された後、CPU14はデータ
ベース10にアクセスして該当する物件データを検索す
る(S108)。
【0029】概算工事費を算出する際の基本となる統計
データがこのようにして検索され、小母集団が抽出され
たのち、この小母集団を用いて所望の延べ面積さらには
所望の条件(地下階の有無、施工場所が繁華街等)を満
たす建物の概算工事費を評価するための基本となる尺度
システムの設定に移行する。この尺度システムは前述し
たように、基本尺度(本実施例では延べ面積をこの基本
尺度に採用しているため、以後これを面積尺度という)
及び環境尺度の2つの尺度から構成される。そして、検
索システムで抽出された小母集団がこれらの尺度で区分
化され、それぞれの区分内で重み付き平均値が算出され
る。面積尺度は任意に指定された刻み間隔により区分化
され、環境尺度は任意の関心ある項目または数値を刻み
として区分化される。以下、面積尺度、環境尺度それぞ
れについて詳細に説明する。
【0030】面積尺度は延べ面積の単位を持ち、小母集
団のデータを延べ面積のグレードで区分化する。延べ面
積のグレードはオペレータが適宜選択するようになって
いる。図4には面積尺度システムのフローチャートが示
されている。まず、面積尺度の刻み間隔、すなわちピッ
チを入力・操作装置から指定する(S201)。なお、
ピッチ指定の画面は前述の図3の画面の下方に「面積尺
ピッチ」として示されている。面積尺のピッチが決定さ
れた後、検索された小母集団のデータをこの面積尺度で
分類し、区分化する(S202)。これにより、小母集
団内の全てのデータがいずれかの区分に分類される。こ
こで、同一区分内に分類されるデータは延べ面積という
観点からは同一グレードを有することになるが、他の要
因、例えば地下階の有無や施工場所に関しては、種々の
グレードを含んでいることになる。そして、小母集団の
区分化が行われた後、各区分内に含まれるデータの延べ
面積当たりの工事費(いわゆるm2 当たり単価)が重み
付き平均により算出される(S203)。重み付き平均
の工事費は、例えば面積尺度のグレードai に含まれる
物件データをa、b、cとし、各物件の延べ面積及び工
事費をそれぞれ(Aa 、Ma )、(Ab 、Mb )、(A
c 、Mc )とした場合、 m2 当たり単価P=(Ma +Mb +Mc )/(Aa +A
b +Ac ) により算出される。
【0031】一方、環境尺度の方はオペレータが種々の
尺度を設定可能であり、例えば建設地の特性(一般市街
地、繁華街、郊外)、敷地条件(平坦地、傾斜地)、地
下階(地下階の有無、地下1階を持つ、地下2階を持
つ)、入札条件(競争入札、特命、設計施工)、建物の
形状(整形、やや複雑、複雑)、外壁率(延べ面積当た
りの外壁の量)、開口率(外壁面積当たりの窓、出入口
面積の比率)等が設定される。図5には環境尺度システ
ムのフローチャートが示され、図6〜図10には環境尺
度入力画面表示例が示されている。自社作品の統計デー
タから構成される自社データベースの場合には、環境尺
度は概念として入力される項目と数値として入力される
項目に分かれる。これらの環境尺度を設定する場合、ま
ず図6に示されるメインメニューで「共通データの設
定」の項目を選択する。なお、このメインメニューは尺
度システムを起動すると最初にCRTに表示される画面
である。「共通データ」が選択されると、次に図7に示
される画面が表示される。この画面には仕様の変更、工
種名の変更、経費率の変更、地方・経年指数の入力、環
境尺度キー設定、フロッピードライブ名の変更などの項
目が用意され、これらの設定によりシミュレーション時
の基本的な環境を設定することができる。この画面で
「環境尺度キー設定」を選択すると、画面は図8のよう
に切り替わる。この図8に示された画面はオペレータ
(ユーザ)が重要と考える環境尺度のキー項目を入力す
る画面であり、概念としての項目キーは大項目とその内
容の小項目に分かれ、数値としての項目キーは大項目の
みで入力できる。図9にはこれらの項目を入力した一例
が示されており、概念としては施工場所(小項目は市街
地、郊外、その他)、敷地状況(平坦、傾斜、造成)、
平面(整形、やや複雑、複雑)、立面(整形、やや複
雑、複雑)、グレード(普通、やや上、上)が入力さ
れ、数値としては開口率、外壁率、吹抜、ピロティ、バ
ルコニーの比率や面積が入力される。
【0032】一方、オペレータがデータを入力する場合
には、図10に示されるように概念として入力される項
目は記号化して入力し、数値として入力される項目はそ
れぞれ建物が該当する項目について有する数値を入力す
る。
【0033】また、他社データの環境尺度は、地下(有
無)、施工場所(繁華街、一般市街地、その他)、注文
者(官公庁、公団公社、民間)、契約方法(入札、見積
合わせ、特命)、設計者(設計事務所、設計施工、営繕
等)が設定される。かっこ内がそれぞれの項目のグレー
ドを表している。
【0034】そして、このように尺度が指定された後、
各項目による小母集団の区分化が行われる(S30
1)。例えば、地下の有無及び建設地特性を環境尺度に
設定した場合、地下を有するデータと地下を有しないデ
ータに2分され、また、一般市街地のデータと繁華街の
データと郊外のデータに3分されることになる。もちろ
ん、地下の有無を尺度とした場合、地下を有する物件デ
ータには種々の延べ面積を有するデータが含まれること
になる。そして、環境尺度による小母集団の区分化が行
われた後、各区分内に含まれるデータの延べ面積当たり
の工事費(いわゆるm2 当たり単価)が前述の面積尺度
と同様に重み付き平均により算出される(S302)。
【0035】面積尺度及び環境尺度により区分化され、
各区分内における重み付き平均が算出された後、概算工
事費の算出、すなわちシミュレーションシステムに移行
する。図11にはシミュレーションシステムのフローチ
ャートが示されている。まず、求める面積尺度及び環境
尺度を指定する(S401、S402)。これは、オペ
レータが所望する建物の延べ面積が含まれる面積尺度の
グレード、及び所望する建物の環境尺度のグレードを指
定することにより行われる。図12には自社統計データ
の尺度指定画面の一例が示されている。面積尺度及び環
境尺度それぞれを指定するようになっており、前述のよ
うにユーザが設定した環境尺度は自社統計尺度指定画面
の「その他の環境尺度」の項目選択として出力される。
なお、この自社統計尺度指定画面では面積尺度と環境尺
度の内「地業の種別」、「地下階数」が固定項目として
表示されているが、これはこれらの項目が工事費を大き
く左右する要因であることに基づいている。そして、こ
れらの項目以外を指定する場合には前述の項目選択の
内、所望の項目を指定し、入力すればよい。図13には
その他の環境尺度を指定した場合の画面表示例が示され
ている。図13において、*印の項目が指定された項目
であることを示している。一方、図14には他社統計デ
ータの尺度指定画面の一例が示されている。設定された
環境尺度の各グレードが表示され、いずれかを選択でき
るようになっている。
【0036】オペレータが概算工事費算出を希望する物
件の面積尺度及び環境尺度の指定が終了した後、各尺度
データを出力する(S403)。ここで、尺度データと
は、面積尺度のグレードのうち指定されたグレードの重
み付き平均の値、及び環境尺度のグレードのうち指定さ
れたグレードの重み付き平均の値を意味しており、単位
面積当たり単価であるからその単位は千円/m2 であ
る。図15には自社統計データの尺度出力画面の一例が
示され、図16には他社統計データの尺度出力画面の一
例が示されている。自社統計データの項目は、面積尺度
及び環境尺度の各項目に対応して、延べ面積、地業、地
下階数、敷地状況、平面、外壁率であり、他社統計デー
タの項目は、延べ面積、地下、施工場所、注文者、契約
方法、設計者である。また、出力項目は、自社及び他社
両データとも0.件数、1.請負金額、2.工事原価、
3.純工事費、4.建築純工事費、5.設備純工事費、
6.土工・地業、7.躯体工事費、8.仕上工事費であ
り、同時にこれらから算出される諸経費や一般管理費な
どの割合も同時に出力される。
【0037】尺度データを出力した後、これらの尺度デ
ータをシミュレーション画面に転送し(S404)、さ
らに試算建物の延べ面積を入力した後(S405)、シ
ミュレーションを行う(S406)。このシミュレーシ
ョンは、面積尺度データに、環境尺度データを合計の重
み付き平均データで除算して得られる比率を乗ずること
により行われる。すなわち、面積尺度データと環境尺度
の地下尺度データ比率とが乗じられて概算工事単価が算
出され、さらに入力された延べ面積と乗じて推定工事費
が算出される。また、同様にして面積尺度データと環境
尺度の施工場所尺度データ比率とが乗じられ、さらに入
力された延べ面積と乗じて推定工事費が算出される。以
下、同様にして、面積尺度データと環境尺度の各尺度デ
ータ比率に基づき推定工事費が算出され、これらの推定
工事費のうちの最大値が最終的な概算工事費として算出
される。図17及び図18にはそれぞれ自社、他社統計
データのシミュレーション画面の一例が示されている。
【0038】このように、本実施例では基本尺度(面積
尺度)及び環境尺度なる概念を導入し、これらの尺度を
用いてデータを区分化し、所望の建物のグレードの重み
付き平均を算出し、面積尺度から算出される概算工事費
を環境尺度で補正して正確な概算工事費を評価するもの
であり、極めて簡易でありながら高精度の評価を行うこ
とができる。なお、発明者は本実施例の建築物評価シス
テムがほぼ5%の誤差で概算工事費を算出できることを
確認している。
【0039】また、本実施例では概算工事費を工種科目
を考慮せず一括に扱う場合を示したが、もちろん工種別
の工事費を評価することも可能である。
【0040】さらに、本実施例では面積尺度及び環境尺
度を用い、環境尺度はそれぞれの項目で独立して重み付
き平均を算出し、面積尺度と乗じて得られる値を概算工
事費としたが、これらの環境尺度を複合的に用いて概算
工事費を算出することもできる。
【0041】図19には環境尺度を複合的に用いる場合
のフローチャートが示されている。まず、図14に示さ
れた尺度指定入力画面の下方に表示されているファンク
ションキーの中から、「複合尺」のファンクションキー
を選択する。すると、図20に示された画面が表示さ
れ、複合化を希望する環境尺度項目を指定する画面とな
る。そして、「地下」と「施工場所」を複合化し、また
「契約方法」と「設計者」を複合化した場合には、それ
ぞれの項目に同一符号を入力して複合項目を指定する
(S502)。図21にはこのようにして指定した画面
の一例が示されており、「地下」と「施工場所」には符
号1が入力され、「契約方法」と「設計者」には符号2
が入力されている。環境尺度の複合化項目を指定した
後、前述の環境尺度独立処理と同様の各項目による小母
集団の区分化が行われ、重み付き平均が算出される。但
し、環境尺度は複合化されているため、区分化が行われ
る場合には、小母集団の内、「地下」及び「施工場所」
の2つの項目を考慮した区分化が行われる(「契約方
法」及び「設計者」の場合も同様である)。すなわち、
「地下」が地下の有無で2つのグレードを有し、「施工
場所」が繁華街、一般市街地、その他の3つのグレード
を有する場合、「地下」と「施工場所」の複合尺度は6
つのグレードを有することになり、この6つのグレード
で小母集団が区分化され、各区分内で重み付き平均が算
出される。
【0042】このようにして複合尺度が設定された後、
求める環境尺度を指定する(S503)。この指定は前
述の図21に示された尺度指定画面上に表示された各項
目のグレードの1つを選択することにより行われる。す
ると、図22に示されるように尺度データ、すなわち、
面積尺度のグレードのうち指定されたグレードの重み付
き平均の値、及び環境尺度のグレードのうち指定された
グレードの重み付き平均の値が出力される(S50
4)。なお、複合項目の値は、複合が指定された項目の
内、最初の項目(「地下」と「施工場所」の場合には
「地下」)の出力欄に出力される。
【0043】そして、シミュレーション画面にこれらの
データを転送し(S505)、所望の建物の延べ面積を
入力して(S506)、前述したシミュレーションシス
テムと同様の演算を行って概算工事費を算出する(S5
07)。このとき、環境尺度は各項目独立でシミュレー
ションが行われるのでなく、「地下」と「施工場所」、
及び「契約方法」と「設計者」が複合化されてシミュレ
ーションが行なわれるため、地下と施工場所を同じ重要
度で評価したい場合にも対応でき、より多様な物件の概
算工事費を算出することができる。
【0044】第2実施例 上記第1実施例では、シミュレーションは面積尺度デー
タに、環境尺度データを合計の重み付き平均データで除
算して得られる比率を乗じることにより行われたが、面
積尺度データを合計の重み付き平均値で除算して得られ
る「基本要因分布」と環境要因データを乗算することに
よっても行うことができる。
【0045】すなわち、上記第1実施例に準じた例で説
明すると、本第2実施例では、面積尺度の基本要因分布
と環境尺度の地下尺度データとが乗じられて概算工事単
価が算出され、さらに入力された延べ面積と乗じて推定
工事費が算出される。また、同様にして面積尺度の基本
要因分布データと環境尺度の施工場所尺度データとが乗
じられ、さらに入力された延べ面積と乗じて推定工事費
が算出される。以下、同様にして面積尺度の基本要因分
布データと環境尺度の各尺度データに基づき推定工事費
が算出され、これら推定工事費のうち必要度の高い要因
によるものが概算工事費として採用される。このよう
に、面積尺度から算出される基本要因分布データを環境
尺度(特性値)で補正して正確な概算工事費を算出する
ものである。
【0046】以下、本第2実施例を第1実施例に即して
より詳細に説明する。
【0047】図25は第1実施例の図15に相当する尺
度出力画面の一例である。面積尺度及び環境尺度データ
の算出は第1実施例と同様であり、図15と同様に面積
尺度及び環境尺度データ、及び合計の重み付き平均デー
タが項目毎に出力される。なお、画面下方にはファンク
ションキーが表示されているが、このうち「自多重」、
「多重積」及び「多重和」は後述する環境尺度を複合的
に用いる場合に使用されるものである。
【0048】そして、本第2実施例においても、これら
尺度データをシミュレーション画面に転送してシミュレ
ーションが行われる。図26は第1実施例の図17に相
当するシミュレーション画面の表示例である。第1実施
例においては、前述したように面積尺度データと環境尺
度の地下尺度データ比率とが乗じられて概算工事単価が
算出され、入力された延べ面積と乗じて推定工事費が算
出される。また、同様にして面積尺度データと環境尺度
の施工場所尺度データ比率とが乗じられ、入力された延
べ面積と乗じて推定工事費が算出され、これらの推定工
事費のうちの必要度の高いものが最終的な概算工事費と
して算出される。画面表示においては、図17におい
て、例えば地下階数の建築純工事費の項目に着目する
と、地下階数の尺度データを合計の重み付き平均データ
で除算して得られる比率、及びこの比率を修正する場合
にはその修正比率がここで入力される。一方、本第2実
施例においては、面積尺度の建築純工事費の項目に面積
尺度データを合計の重み付き平均データで除算して得ら
れる比率(図26において「修正値」の項目)、すなわ
ち建築の基本要因分布が出力され、かつ、地下階数の項
目に地下階数の尺度データ及びこの尺度データと建築の
基本要因分布(面積尺度の比率)を乗じた値、すなわち
修正金額が出力される。また、設備純工事費の場合に
も、図17においては面積尺度項目に面積尺度データが
出力されるとともに、地下階数項目に尺度データを合計
の重み付き平均データで除算して得られる比率が出力さ
れるが、図26においては、面積尺度項目に面積尺度デ
ータを合計の重み付き平均データで除算して得られる比
率(設備の基本要因分布)が出力されるとともに、地下
階数項目に尺度データ及びこの尺度データと設備の基本
要因分布(面積尺度の比率)を乗じた値が出力される。
諸経費(率)についても同様である。
【0049】このように、本第2実施例では、第1実施
例と同様に面積尺度と環境尺度を用いるが、第1実施例
と異なり、面積尺度から算出される基本要因分布デー
タ、すなわち建築・設備工事費と諸経費(率)夫々の面
積尺度データの比率に特性値としての建築・設備・諸経
費(率)夫々の環境尺度を乗算することにより、正確な
概算工事費を評価するものであり、得られる概算工事費
は前述の第1実施例と同様の正確な値が得られるととも
に、その評価プロセスが実務上行われる試算プロセスに
近いため、得られる概算工事費の信頼度がより向上する
効果がある。
【0050】さらに、本第2実施例において、第1実施
例と同様に環境尺度を複合的に用いて基本要因分布デー
タを環境尺度で補正して概算工事費を算出することも可
能である。図27には第1実施例の図19に相当する環
境尺度を複合的に用いる場合のフローチャートが示され
ている。まず、全ての環境尺度を考慮するか否かが判定
される(S601)。この判定は図25のファンクショ
ンキー「自多重」が選択されるかされないかで行われ
る。「自多重」のファンクションキーを選択すると(S
602)、図25に表示された環境尺度(本実施例では
地業、地下階数、敷地状況、平面、外壁率)の一部また
は全てを満足させるデータ群それぞれについて特性値
(重み付き平均値)が自動的に計算され、これらの最大
値が多重検索欄に表示される(S607)。
【0051】一方、特定の複数環境尺度のみを充たす特
性値を求める場合には、まずその環境尺度を選択する
(S603)。選択された尺度には画面において色枠が
表示される。そして、多重積を算出したい場合には「多
重積」ファンクションキーを選択し(S605)、多重
和を算出したい場合には「多重和」ファンクションキー
を選択すると(S606)、その結果が多重検索欄に表
示される(S607)。このいずれかを選択するかはユ
ーザーが決定する。なお、多重積とは、各尺度を全て満
足しているもののみ抽出する演算であり、多重和とは、
各尺度の少なくともいずれか一つを満足しているものを
抽出する演算である。図28には3尺度の場合の多重積
及び多重和の概念図が示されており、図中斜線が抽出さ
れる要素を示している。このようにして複合環境尺度の
特性値が決定され、以下は図19のS505−S507
の処理と同様に試算画面にデータを転送し(S60
8)、試算建物の延面積を入力して(S609)、シミ
ュレーションが行われ(S610)、概算工事費が算出
される。
【0052】第3実施例 前述した第1及び第2実施例においては、建築純工事、
設備純工事について概算工事費を算出したが、これらの
項目をより工種別に細分化して概算工事費を算出するこ
ともできる。
【0053】図29には工種別の概算工事費を算出する
場合の尺度出力画面の一例が示されている。第2実施例
においては、図25に示されるように、項目として純工
事費、設備純工事費、諸経費が示されているが、本実施
例では建築直接工事として、直接仮設、土木、地業、コ
ンクリート、型枠、鉄筋、鉄骨、・・・、内外装、仕上
ユニット、カーテンウォール等と工種別に細分化され、
また、設備純工事として、電気、衛生、空調、昇降機、
・・・屋外施設と細分化される。そして、これら工種別
に面積尺度及び環境尺度データ、さらに合計の重み付き
平均データが出力される。なお、図29においては、図
25における「敷地状況」が「軒高」に、「平面」が
「階高」に、「外壁率」が「根伐底」に変更されてお
り、これらが工種別の環境尺度項目となる。そして、こ
れら尺度データがシミュレーション画面に転送され、シ
ミュレーションが行われる。図30は第2実施例の図2
6に相当するシミュレーション画面の表示例である。面
積尺度の建築純工事費の各工種に面積尺度データを合計
の重み付き平均データで除算して得られる比率、すなわ
ち建築の各工種別の基本要因分布が出力され、かつ、環
境尺度の項目に環境尺度データと基本要因分布を乗じた
値、すなわち修正金額が表示される。
【0054】このように、第2実施例における建築純工
事費、設備純工事費の内訳を知りたい時には、建築純工
事及び設備純工事について工種別に工事費を算出するこ
とにより、評価の詳細を知ることができるようになる。
【0055】なお、さらに各工種の細目別に工事費を算
出することも可能である。図31には各工種の細目別に
工事費を算出する際の尺度出力画面の一例が示されてい
る。建築純工事の「内外装」の工種項目がさらに、床、
巾木、壁、天井、・・・と細目化され、また、設備純工
事の「電気」の工種項目がさらに、電線管、電線、ボッ
クス、盤、照明器具、・・・と細目化され、これら細目
化された各項目毎に前述したシミュレーションが行わ
れ、各細目毎の工事費が算出される。この図31では建
築純工事の内外装、設備純工事の電気の工種について細
目を示したが、他の工種についても重要と考えられる細
目を選択し、シミュレーションを行うことができる。
【0056】一方、建築純工事について工種別に概算工
事費を算出するのではなく、部位別に細分化して工事費
を算出する構成とすることもできる。図32にはこのよ
うに部位別の工事費を算出する場合の尺度出力画面の一
例が示されている。図29においては、建築純工事は直
接仮設、土木、地業、コンクリート、型枠、鉄筋、鉄
骨、・・・、内外装、仕上ユニット、カーテンウォール
等と工種別に細分化されていたが、図32では直接仮
設、土木・地業、躯体、外部仕上、内部仕上と部位毎に
区分され、さらに、躯体は基礎躯体と上部躯体に細分化
され、外部仕上は屋根、外壁、外部開口部、外部天井等
に細分化されている。この場合にも、各部位毎に面積尺
度データを合計の重み付き平均データで除算して得られ
る比率、すなわち建築の各工種別の基本要因分布が出力
され、かつ、環境尺度の項目に環境尺度データと基本要
因分布を乗じた値、すなわち修正金額が表示される。
【0057】このように、建築物の価格構成を部分また
は部位で捉えることにより、所望の建築物の価格を多面
的に把握することができる。
【0058】なお、この部位毎に工事費を算出する場合
にも、工種別に工事費を算出する場合と同様に、必要に
応じて各部位をより細分化することも可能である。図3
3には「内部仕上」を細分化した例が示されている。
「内部仕上」の項目がさらに、事務室、応接室、会議
室、廊下、湯沸し室、階段室等に細分化され、事務室等
は床、壁、開口部、天井等に細分化されている。
【0059】第4実施例 前述した第1実施例乃至第3実施例においては、建築純
工事、設備純工事の工種別、部位別に概算工事費を算出
する場合を例示したが、工事費に変えて建築純工事、設
備純工事の各項目について資材数量をシミュレーション
で算出することも可能である。
【0060】この場合、シミュレーションの方法は前述
した第1実施例乃至第3実施例と同様であり、取り扱う
データを金額から資材数量に変えれば良い。すなわち、
データベース10に格納するデータを建築純工事及び設
備工事についての資材数量データとし、面積尺度は小母
集団の各区分内に含まれるデータの延べ面積当たりの資
材数量が重み付き平均により算出され、環境尺度も小母
集団の各区分内に含まれるデータの延べ面積当たりの資
材数量が重み付き平均により算出される。そして、面積
尺度データを合計の重み付き平均で除算して基本要因分
布を算出し、これに環境尺度データを乗算して概算の資
材数量を求めればよい。
【0061】そして、資材数量をシミュレーションする
場合においても、工事費をシミュレーションする場合と
同様に工種別あるいは部位別に算出し、さらにその細目
について算出する構成とすることが可能である。
【0062】以上、本発明の実施例について説明してき
たが、概算工事費または概算資材数量を算出する際に、
より簡便に行うべく、建築関係は「建築直接工事」項目
で求められる補正比率を建築の各工種に一様に適用し、
設備関係は「設備工事」項目で求められる補正比率を設
備の各工種に一様に適用することも可能である。この場
合、各工種毎に補正比率を算出する場合に比べ精度は劣
るものの、より短時間に、かつ、おおよその値を知る上
では有効な方法である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ評
価システムによれば、複数の要因から決定されるデータ
を統計処理して簡易、かつ高精度に所望の要因に該当す
るデータ値を評価することができる。
【0064】また、特に所望の建物の概算工事費を算出
する場合、簡易な操作で高精度に概算工事費を評価する
ことができ、建物の企画時等に極めて有効な情報を得る
ことができる。
【0065】また、所望の建物の資材数量の概算を知る
ことができるので、工事側サイドに立脚した建物の見積
を行うことができ、所望の建物の多面的な評価が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成ブロック図である。
【図2】同実施例の検索システムのフローチャートであ
る。
【図3】同実施例の検索処理画面の説明図である。
【図4】同実施例の尺度システム(面積尺度)のフロー
チャートである。
【図5】同実施例の尺度システム(環境尺度)のフロー
チャートである。
【図6】同実施例のメインメニューの説明図である。
【図7】同実施例の共通データ設定説明図である。
【図8】同実施例の環境尺度キー設定説明図である。
【図9】同実施例の環境尺度キー設定説明図である。
【図10】同実施例のデータ入力画面の説明図である。
【図11】同実施例のシミュレーションシステムのフロ
ーチャートである。
【図12】同実施例の自社統計データの尺度指定入力画
面の説明図である。
【図13】同実施例の自社統計データの尺度指定入力画
面の説明図である。
【図14】同実施例の他社統計データの尺度指定入力画
面の説明図である。
【図15】同実施例の自社統計データの尺度出力画面の
説明図である。
【図16】同実施例の他社統計データの尺度出力画面の
説明図である。
【図17】同実施例の自社統計データのシミュレーショ
ン画面の説明図である。
【図18】同実施例の他社統計データのシミュレーショ
ン画面の説明図である。
【図19】本発明の他の実施例のシミュレーションシス
テムのフローチャートである。
【図20】同実施例の尺度指定入力画面の説明図であ
る。
【図21】同実施例の複合化項目の入力説明図である。
【図22】同実施例の尺度出力画面の説明図である。
【図23】同実施例のシミュレーション画面の説明図で
ある。
【図24】本発明の原理説明図である。
【図25】本発明の第2実施例の自社統計データの尺度
出力画面の説明図である。
【図26】本発明の第2実施例の自社統計データのシミ
ュレーション画面の説明図である。
【図27】本発明の第2実施例のシミュレーションシス
テムのフローチャートである。
【図28】本発明の第2実施例の多重積及び多重和の概
念図である。
【図29】本発明の第3実施例の自社統計データの尺度
出力画面の説明図である。
【図30】本発明の第3実施例の自社統計データのシミ
ュレーション画面の説明図である。
【図31】本発明の第3実施例の工種別細目を示す尺度
出力画面の説明図である。
【図32】本発明の第3実施例の部位別尺度出力画面の
説明図である。
【図33】本発明の第3実施例の部位別細目の尺度出力
画面の説明図である。
【符号の説明】
10 データベース 12 入力操作装置 14 CPU 16 補助記憶装置 18 CRT 20 プリント出力装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の要因からその値が決定される複数
    個のデータを統計処理して所望の要因に対応するデータ
    値を評価するデータ評価システムであって、 前記複数個のデータを記憶する記憶手段と、 前記複数の要因を基本要因及び環境要因とし、前記基本
    要因及び前記環境要因を所定のグレードで区分化して前
    記記憶手段に格納されたデータをそれぞれ各区分内に分
    類する区分化手段と、 前記基本要因の各区分内におけるデータの重み付き平均
    値、前記環境要因の各区分内におけるデータの重み付き
    平均値、及び全データの重み付き平均値を算出する平均
    値算出手段と、 所望の要因を基本要因及び環境要因として入力する入力
    手段と、 入力された基本要因に該当する特定区分の重み付き平均
    値、及び入力された環境要因に該当する特定区分の重み
    付き平均値と前記全データの重み付き平均値との比率に
    基づき前記所望の要因に対応するデータ値を評価する演
    算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  2. 【請求項2】 延べ面積を含む要因から決定される複数
    の建築物工事費データを統計処理して所望の延べ面積を
    含む所望の要因を有する建築物の工事費を評価するデー
    タ評価システムであって、 前記複数の建築物の建築物工事費データを記憶する記憶
    手段と、 延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
    で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デ
    ータを分類する区分化手段と、 所望の延べ面積を含む所望の要因を入力する入力手段
    と、 入力された所望の延べ面積に該当する特定区分の単位面
    積当たりの工事費の重み付き平均値、及び入力された延
    べ面積以外の要因に該当する特定区分の単位面積当たり
    の工事費の重み付き平均値と前記全データの単位面積当
    たりの工事費の重み付き平均値との比率に基づき前記所
    望の延べ面積を含む所望の要因に対応する工事費を評価
    する演算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  3. 【請求項3】 延べ面積を含む要因から決定される複数
    の建築物工事費データを統計処理して所望の延べ面積を
    含む所望の要因を有する建築物の工事費を評価するデー
    タ評価システムであって、 前記複数の建築物の建築物工事費データを記憶する記憶
    手段と、 延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
    で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デ
    ータを分類する区分化手段と、 所望の延べ面積を含む所望の要因を入力する第1入力手
    段と、 前記所望の延べ面積以外の所望の要因の内、複合すべき
    要因を入力する第2入力手段と、 入力された所望の延べ面積に該当する特定区分の単位面
    積当たりの工事費の重み付き平均値、及び入力された延
    べ面積以外の複合された要因に該当する特定区分の単位
    面積当たりの工事費の重み付き平均値と前記全データの
    単位面積当たりの工事費の重み付き平均値との比率に基
    づき前記所望の延べ面積を含む所望の要因に対応する工
    事費を評価する演算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  4. 【請求項4】 複数の要因からその値が決定される複数
    個のデータを統計処理して所望の要因に対応するデータ
    値を評価するデータ評価システムであって、 前記複数個のデータを記憶する記憶手段と、 前記複数の要因を基本要因及び環境要因とし、前記基本
    要因及び前記環境要因を所定のグレードで区分化して前
    記記憶手段に格納されたデータをそれぞれ各区分内に分
    類する区分化手段と、 前記基本要因の各区分内におけるデータの重み付き平均
    値、前記環境要因の各区分内におけるデータの重み付き
    平均値、及び全データの重み付き平均値を算出する平均
    値算出手段と、 所望の要因を基本要因及び環境要因として入力する入力
    手段と、 入力された環境要因に該当する特定区分の重み付き平均
    値、及び入力された基本要因に該当する特定区分の重み
    付き平均値と前記全データの重み付き平均値との比率に
    基づき前記所望の要因に対応するデータ値を評価する演
    算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  5. 【請求項5】 延べ面積を含む要因から決定される複数
    の建築物工事費データを統計処理して所望の延べ面積を
    含む所望の要因を有する建築物の工事費を評価するデー
    タ評価システムであって、 前記複数の建築物の建築物工事費データを記憶する記憶
    手段と、 延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
    で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デ
    ータを分類する区分化手段と、 所望の延べ面積を含む所望の要因を入力する入力手段
    と、 入力された延べ面積以外の要因に該当する特定区分の単
    位面積当たりの工事費の重み付き平均値、及び入力され
    た所望の延べ面積に該当する特定区分の単位面積当たり
    の工事費の重み付き平均値と前記全データの単位面積当
    たりの工事費の重み付き平均値との比率に基づき前記所
    望の延べ面積を含む所望の要因に対応する工事費を評価
    する演算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  6. 【請求項6】 延べ面積を含む要因から決定される複数
    の建築物工事費データを統計処理して所望の延べ面積を
    含む所望の要因を有する建築物の工事費を評価するデー
    タ評価システムであって、 前記複数の建築物の建築物工事費データを記憶する記憶
    手段と、 延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
    で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物工事費デ
    ータを分類する区分化手段と、 所望の延べ面積を含む所望の要因を入力する第1入力手
    段と、 前記所望の延べ面積以外の所望の要因の内、複合すべき
    要因を入力する第2入力手段と、 入力された延べ面積以外の複合された要因に該当する特
    定区分の単位面積当たりの工事費の重み付き平均値、及
    び入力された所望の延べ面積に該当する特定区分の単位
    面積当たりの工事費の重み付き平均値と前記全データの
    単位面積当たりの工事費の重み付き平均値との比率に基
    づき前記所望の延べ面積を含む所望の要因に対応する工
    事費を評価する演算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  7. 【請求項7】 延べ面積を含む要因から決定される複数
    の建築物資材数量データを統計処理して所望の延べ面積
    を含む所望の要因を有する建築物の資材数量を評価する
    データ評価システムであって、 前記複数の建築物の資材数量データを記憶する記憶手段
    と、 延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
    で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物資材数量
    データを分類する区分化手段と、 所望の延べ面積を含む所望の要因を入力する入力手段
    と、 入力された所望の延べ面積に該当する特定区分の単位面
    積当たりの資材数量の重み付き平均値、及び入力された
    延べ面積以外の要因に該当する特定区分の単位面積当た
    りの資材数量の重み付き平均値と前記全データの単位面
    積当たりの資材数量の重み付き平均値との比率に基づき
    前記所望の延べ面積を含む所望の要因に対応する資材数
    量を評価する演算手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
  8. 【請求項8】 延べ面積を含む要因から決定される複数
    の建築物資材数量データを統計処理して所望の延べ面積
    を含む所望の要因を有する建築物の資材数量を評価する
    データ評価システムであって、 前記複数の建築物の資材数量データを記憶する記憶手段
    と、 延べ面積及び前記延べ面積以外の要因を所定のグレード
    で区分化して前記記憶手段に記憶された建築物資材数量
    データを分類する区分化手段と、 所望の延べ面積を含む所望の要因を入力する入力手段
    と、 入力された延べ面積以外の要因に該当する特定区分の単
    位面積当たりの資材数量の重み付き平均値、及び入力さ
    れた所望の延べ面積に該当する特定区分の単位面積当た
    りの資材数量の重み付き平均値と前記全データの単位面
    積当たりの資材数量の重み付き平均値との比率に基づき
    前記所望の延べ面積を含む所望の要因に対応する資材数
    量を評価する評価手段と、 を有することを特徴とするデータ評価システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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