JPH0790707A - 覆 面 - Google Patents
覆 面Info
- Publication number
- JPH0790707A JPH0790707A JP5250901A JP25090193A JPH0790707A JP H0790707 A JPH0790707 A JP H0790707A JP 5250901 A JP5250901 A JP 5250901A JP 25090193 A JP25090193 A JP 25090193A JP H0790707 A JPH0790707 A JP H0790707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- nonwoven fabric
- mask
- covering surface
- stretchable nonwoven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この出願発明は、顔の動きに対する追従性に
優れ、作業中に視界が遮られない覆面を提供することを
目的とする。 【構成】 この出願発明は、伸縮性不織布から構成され
る覆面に関する。
優れ、作業中に視界が遮られない覆面を提供することを
目的とする。 【構成】 この出願発明は、伸縮性不織布から構成され
る覆面に関する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この出願発明は、伸縮性不織布か
ら構成される覆面に関するものであって、とくに、顔の
動きに追従する覆面に関する。
ら構成される覆面に関するものであって、とくに、顔の
動きに追従する覆面に関する。
【０００２】
【従来の技術】塗装作業をする時に、飛散するミストが
顔に付着しないように、覆面をして作業を行う場合があ
るが、この覆面として、従来、織物製あるいはスパンボ
ンド法によって得られる不織布製のものが使用されてい
た。
顔に付着しないように、覆面をして作業を行う場合があ
るが、この覆面として、従来、織物製あるいはスパンボ
ンド法によって得られる不織布製のものが使用されてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の覆面は顔の動きに対する追従性が悪いため、作業中に
視界が遮られるなどの障害が生じ、作業性が悪いという
問題があった。
の覆面は顔の動きに対する追従性が悪いため、作業中に
視界が遮られるなどの障害が生じ、作業性が悪いという
問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この出願発明は、前記の
問題を解決するものであって、伸縮性の不織布から構成
される覆面に関する。伸縮性の不織布としては、ポリウ
レタン繊維などのような弾性繊維を使用したものでもよ
いし、巻縮数の多い繊維（以下、高巻縮繊維ということ
がある）を使用したものでもよいし、これらを組み合わ
せたものでも良い。また、カード法やエアレイ法により
繊維ウエブを形成する場合には、熱処理などによって巻
縮数の増大する潜在型高巻縮繊維（以下同じ）を使用す
るのが好ましい。巻縮数が多すぎると、均一に開繊でき
ないという問題が生ずることがあるためである。
問題を解決するものであって、伸縮性の不織布から構成
される覆面に関する。伸縮性の不織布としては、ポリウ
レタン繊維などのような弾性繊維を使用したものでもよ
いし、巻縮数の多い繊維（以下、高巻縮繊維ということ
がある）を使用したものでもよいし、これらを組み合わ
せたものでも良い。また、カード法やエアレイ法により
繊維ウエブを形成する場合には、熱処理などによって巻
縮数の増大する潜在型高巻縮繊維（以下同じ）を使用す
るのが好ましい。巻縮数が多すぎると、均一に開繊でき
ないという問題が生ずることがあるためである。
【０００５】潜在型高巻縮繊維として、サイドバイサイ
ド型、偏芯型の２種類以上の樹脂成分からなる複合繊維
が使用できる。例えば、樹脂の組み合わせとしては、ポ
リエステル／変性ポリエステルやポリプロピレン／低融
点ポリプロピレン、ポリエステル／ナイロン６などが使
用される。なお、潜在型高巻縮繊維は、不織布が後述の
伸縮性を有すれば、どれだけ含まれていてもよく、通常
の巻縮数を有する繊維と混合してもよい。
ド型、偏芯型の２種類以上の樹脂成分からなる複合繊維
が使用できる。例えば、樹脂の組み合わせとしては、ポ
リエステル／変性ポリエステルやポリプロピレン／低融
点ポリプロピレン、ポリエステル／ナイロン６などが使
用される。なお、潜在型高巻縮繊維は、不織布が後述の
伸縮性を有すれば、どれだけ含まれていてもよく、通常
の巻縮数を有する繊維と混合してもよい。
【０００６】この出願発明の伸縮性不織布とは、伸張回
復率が３０％以上の不織布をいい、伸張回復率とは、幅
５ｃｍの不織布を、２０ｃｍの間隔を設けて２つのチャ
ック間に固定し、２００ｍｍ／ｍｉｎで、５０％（１０
cm）伸張した後に、２００ｍｍ／ｍｉｎで元の長さに戻
していき、不織布がたるみ始めた時の長さ（ａ）を測定
した時の、次の式によって得られる値をいう。 伸張回復率（％）＝（３０−ａ）／１０×１００
復率が３０％以上の不織布をいい、伸張回復率とは、幅
５ｃｍの不織布を、２０ｃｍの間隔を設けて２つのチャ
ック間に固定し、２００ｍｍ／ｍｉｎで、５０％（１０
cm）伸張した後に、２００ｍｍ／ｍｉｎで元の長さに戻
していき、不織布がたるみ始めた時の長さ（ａ）を測定
した時の、次の式によって得られる値をいう。 伸張回復率（％）＝（３０−ａ）／１０×１００
【０００７】以下、カード法により潜在型高巻縮繊維を
含む繊維を開繊した場合について説明する。繊維ウエブ
の繊維の配向方向は一方向性であっても、クロスレイヤ
ーなどにより配向方向が多方向性であっても、これら繊
維ウエブを積層したものであってもよい。また、繊維ウ
エブを部分的に固定（接着、融着）したり、スプレー法
により固定したり、ニードルパンチや水流などによる絡
合処理を施したり、或いはこれらの方法を組み合わせて
もよい。これらの中でも、絡合処理した繊維ウエブは、
全体的に融通性があるため、優れた伸縮性を示すと共
に、接着剤を使用しておらず、有害物質を発生しないの
でとくに好ましい。
含む繊維を開繊した場合について説明する。繊維ウエブ
の繊維の配向方向は一方向性であっても、クロスレイヤ
ーなどにより配向方向が多方向性であっても、これら繊
維ウエブを積層したものであってもよい。また、繊維ウ
エブを部分的に固定（接着、融着）したり、スプレー法
により固定したり、ニードルパンチや水流などによる絡
合処理を施したり、或いはこれらの方法を組み合わせて
もよい。これらの中でも、絡合処理した繊維ウエブは、
全体的に融通性があるため、優れた伸縮性を示すと共
に、接着剤を使用しておらず、有害物質を発生しないの
でとくに好ましい。
【０００８】ニードルパンチによって絡合させる場合に
は、針密度２０〜１００本／ｃｍ2で、また、水流によ
って絡合させる場合には、水圧４０〜１００ｋｇ／ｃｍ
2で、軽く絡合させるのが好ましい。高度に絡合する
と、繊維の自由度がなくなり、伸縮性が悪くなるためで
ある。ついで乾燥した後、潜在型高巻縮繊維が巻縮を発
現する温度で熱処理をして、伸縮性不織布を得る。
は、針密度２０〜１００本／ｃｍ2で、また、水流によ
って絡合させる場合には、水圧４０〜１００ｋｇ／ｃｍ
2で、軽く絡合させるのが好ましい。高度に絡合する
と、繊維の自由度がなくなり、伸縮性が悪くなるためで
ある。ついで乾燥した後、潜在型高巻縮繊維が巻縮を発
現する温度で熱処理をして、伸縮性不織布を得る。
【０００９】このようにして得た伸縮性不織布を、図
１、図２に示すようにヒートシール、縫製などの方法に
より接合した覆面１を製造した後に裁断するか、あるい
は、覆面１となるような形状に裁断した後に接合するこ
とにより、覆面を製造する。
１、図２に示すようにヒートシール、縫製などの方法に
より接合した覆面１を製造した後に裁断するか、あるい
は、覆面１となるような形状に裁断した後に接合するこ
とにより、覆面を製造する。
【００１０】覆面１は、少なくとも目の部分２を設けた
ものであれば良く、この目の部分２には、防護メガネを
着用してもよいし、あるいは、透明なフィルムなどを貼
付してもよい。防護メガネの着用は覆面１の上から着用
してもよく、あるいは、覆面１の下に着用してもよい。
また、必要に応じて、図１、図２に示すように口の部分
３を設けてもよい。口の部分３が設けられている場合に
は覆面１の上からあるいは覆面１の下に防塵マスク、防
毒マスク、簡易マスクなどの呼吸用保護具をすることが
でき、口の部分３が設けられていない場合には、覆面１
の下に呼吸用保護具をすることができる。
ものであれば良く、この目の部分２には、防護メガネを
着用してもよいし、あるいは、透明なフィルムなどを貼
付してもよい。防護メガネの着用は覆面１の上から着用
してもよく、あるいは、覆面１の下に着用してもよい。
また、必要に応じて、図１、図２に示すように口の部分
３を設けてもよい。口の部分３が設けられている場合に
は覆面１の上からあるいは覆面１の下に防塵マスク、防
毒マスク、簡易マスクなどの呼吸用保護具をすることが
でき、口の部分３が設けられていない場合には、覆面１
の下に呼吸用保護具をすることができる。
【００１１】
【実施例】潜在型高巻縮繊維として、ポリプロピレン／
変性ポリプロピレンからなる、サイドバイサイド型の複
合繊維（繊度２デニール×繊維長４５mm、チッソ株式会
社製ＥＰ−ＨＳ）を１００％使用して、 カード法によ
り繊維ウエブを得た後、クロスレイヤーにより、繊維の
配向方向が多方向性の繊維ウエブを得た。この繊維ウエ
ブに水圧５０ｋｇ／ｃｍ2の水流を作用させて、軽く絡
合し目付６０ｇ／ｍ2の繊維ウエブを得た。この絡合し
た繊維ウエブを１００℃で乾燥した後、１３０℃で熱処
理をして絡合した繊維ウェブを収縮させ、伸張回復率６
０％、目付１００ｇ／ｍ2の不織布を得た。この伸縮性
不織布を図３のように裁断、縫製して、覆面を得た。こ
の覆面を塗装作業に使用したところ、顔の動きに対する
追従性に優れ、作業中に、視界が遮られるなどの問題の
生じない、作業性に優れたものであった。
変性ポリプロピレンからなる、サイドバイサイド型の複
合繊維（繊度２デニール×繊維長４５mm、チッソ株式会
社製ＥＰ−ＨＳ）を１００％使用して、 カード法によ
り繊維ウエブを得た後、クロスレイヤーにより、繊維の
配向方向が多方向性の繊維ウエブを得た。この繊維ウエ
ブに水圧５０ｋｇ／ｃｍ2の水流を作用させて、軽く絡
合し目付６０ｇ／ｍ2の繊維ウエブを得た。この絡合し
た繊維ウエブを１００℃で乾燥した後、１３０℃で熱処
理をして絡合した繊維ウェブを収縮させ、伸張回復率６
０％、目付１００ｇ／ｍ2の不織布を得た。この伸縮性
不織布を図３のように裁断、縫製して、覆面を得た。こ
の覆面を塗装作業に使用したところ、顔の動きに対する
追従性に優れ、作業中に、視界が遮られるなどの問題の
生じない、作業性に優れたものであった。
【００１２】
【発明の効果】この出願発明によって、伸縮性の不織布
からなる覆面であるため、顔の動きに対する追従性に優
れ、作業中に視界が遮られるなどの問題の生じない、作
業性に優れたものである。
からなる覆面であるため、顔の動きに対する追従性に優
れ、作業中に視界が遮られるなどの問題の生じない、作
業性に優れたものである。
【図１】この出願発明の正面図である。
【図２】この出願発明の側面図である。
【図３】この出願発明の実施例の裁断図である。
１ 覆面 ２ 目の部分 ３ 口の部分
Claims (2)
- 【請求項１】 伸縮性不織布から構成されることを特徴
とする覆面。 - 【請求項２】 伸縮性不織布を構成する繊維が絡合して
いることを特徴とする請求項１に記載の覆面。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5250901A JPH0790707A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 覆 面 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5250901A JPH0790707A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 覆 面 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790707A true JPH0790707A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17214721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5250901A Pending JPH0790707A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 覆 面 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790707A (ja) |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5250901A patent/JPH0790707A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6520181B2 (en) | Anti-fog face mask | |
| US4932078A (en) | Unitized garment system for particulate control | |
| AU713712B2 (en) | Multi-part headband and respirator mask assembly and process for making same | |
| EP1285594B1 (en) | Filtering face mask | |
| EP0884958B1 (en) | Elastomeric composite headband | |
| EP1258267B2 (en) | Flat-folded personal respiratory protection devices and process for preparing same | |
| AU709576B2 (en) | Flat-folded personal respiratory protection devices and processes for preparing same | |
| US6536434B1 (en) | Flat-folded personal respiratory protection devices and processes for preparing same | |
| US5803077A (en) | Mask with elastic webbing | |
| US20040000313A1 (en) | Spunbonded/meltblown/spunbonded laminate face mask | |
| JP2002515950A (ja) | クリーンルーム環境内で使用するための無微粒子および少微粒子使い捨て製品 | |
| EP0157140A1 (en) | Protective clothing for particulate control | |
| JPH0790707A (ja) | 覆 面 | |
| KR200384194Y1 (ko) | 방진마스크 | |
| CN211721959U (zh) | 一种防雾气口罩 | |
| CA2248176C (en) | Multi-part headband and respirator mask assembly and process for making same | |
| CN206675034U (zh) | 一种预成型无鼻夹儿童防雾霾口罩 | |
| KR20000010554U (ko) | 방진 마스크 | |
| JPS61266653A (ja) | 無塵衣 | |
| JP3112381U (ja) | マスク | |
| JPS6294180A (ja) | 防塵フ−ドマスク |