JPH078950Y2 - フレキシブル管継手 - Google Patents

フレキシブル管継手

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JPH078950Y2
JPH078950Y2 JP1990077846U JP7784690U JPH078950Y2 JP H078950 Y2 JPH078950 Y2 JP H078950Y2 JP 1990077846 U JP1990077846 U JP 1990077846U JP 7784690 U JP7784690 U JP 7784690U JP H078950 Y2 JPH078950 Y2 JP H078950Y2
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joint
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JP1990077846U
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Inventor
芳直 大塚
正男 石田
鐵夫 丹呉
伸哉 加藤
Original Assignee
太平洋特殊鋳造株式会社
株式会社東京フレックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧力流体を流送する配管用のフレキシブル管
継手に関する。
〔従来の技術〕
従来のフレキシブル管継手としては、実開昭63−33087
号公報に開示された管継手がある。第2図に示したこの
フレキシブル管継手は、端部に円筒状平滑部2を有する
波形管3およびこの波形管3の外周面をおっている金属
細線の編形のブレード4からなるフレキシブル管1と、
前記平滑部2の外周に嵌装したスリーブ5と、このスリ
ーブ5の外側に配置されかつ前記ブレード4の端部4aと
の間に挟着固定するカシメ圧着リング6と、平滑部2に
嵌装されかつ内周面に内周溝8を形成した継手部材7
と、この内周溝8に嵌装されるOリング9と、平滑部2
の先端側内周位置に嵌装される補強リング10とを備え、
補強リング10内の内周溝8の位置に弾性リングを配置
し、これを軸方向に圧縮して半径方向外方に膨張させる
バルジ成形方法により平滑部2の部分を継手部材7の内
周溝8内に膨出させ、この補強リング10および平滑部2
の膨出部11により、継手部材7を平滑部2上で位置決め
保持すると共に、内周溝8内のOリング9を圧着して密
封するものである。
また、実開昭62−181787号公報には、前述した平滑部の
部分を半径方向外方へ弾性リングにより押圧変形させて
内周溝のOリングを圧縮させるシール構造の他に、継手
部材の外周に外周溝を設け、編形のブレードの端部を継
手部材の外周に嵌合した後、プレスリングを用いてブレ
ードを継手部材の外周溝の中にかしめて継手部材とブレ
ードを固着結合することが開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者のフレキシブル管継手は、フレキシブル管の平滑部
2およびブレード4を結合密閉するために、スリーブ
5、カシメ圧着リング6、補強リング10およびOリング
9と部品点数が多く、費用がかかる欠点があった。
さらに、前者のフレキシブル管継手では、流体の圧力に
よってフレキシブル管継手に作用する軸方向の引張力は
平滑部2の膨出部11で支持しなければならない。しか
し、この膨出部11を補強リング10で補強しても強い耐圧
強度および引張力を得ることができず(内圧:100kg/c
m2、引張力:200kg/cm2までしか耐えられない)、例えば
1500kg/cm2位の引張力が作用すると、膨出部11が変形し
て、フレキシブル管1と継手部材7が抜けて外れてしま
うという問題が発生した。この問題は、後者のフレキシ
ブル管継手において、編形ブレード端部をプレスリング
により継手部材の外周溝にかしめて固着した前記の構造
により解決されている。
また、前者のフレキシブル管継手では、密閉結合部に平
滑部2の膨出部11によりOリング9を圧着変形してシー
ル機能をもたせているため、変形したOリング9の経年
変化による材質の劣化、さらにOリング9の嵌装された
内周溝8の接液部側で形成される間隙において発生する
金属材料の間隙腐食が問題である。後者のフレキシブル
管継手にも同様なシール構造が採用され、同様な欠点が
ある。
本考案の目的は、波形管の平滑部と継手部材とのシール
構造の部品点数をさらに減らすと共に、波形管の平滑部
と継手部材の間が信頼性の高いシール機能を有するよう
に結合されたフレキシブル管継手を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案によるフレキシブ
ル管継手は、継手部材の孔内周面に少なくとも一つの浅
い内周溝を設け、継手部材の孔に前記平滑部を嵌合後、
平滑部をロールにより内方から半径方向外方に強く押圧
して冷間圧延することにより、平滑部の材料を流動変形
させて、前記内周溝に流動膨出させ、それにより継手部
材の内周溝の周縁と波形管の平滑部とを金属同志の直接
圧着により密封状態に結合したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。
第1図は、フレキシブル管継手における継手部材と波形
管の平滑部の間の本考案による結合状態を示す断面図で
ある。フレキシブル管101は、端部に円筒状平滑部102を
有する波形管103と、この波形管103を被覆している、波
形管の軸方向の伸びを拘束する作用をする金属細線の編
形部104とからなる。編形ブレード104の縁部と継手部材
107の結合は、編形ブレード104の縁部を継手部材107の
外周に設けた外周溝112の中にプレスリング113を用いて
かしめることにより行い、フレキシブル管継手に作用す
る軸方向の引張力によっても継手部材107からフレキシ
ブル管101が引き抜かれないように結合させる。
波形管103の平滑部102と継手部材107と結合は、本考案
により、継手部材107の孔内周面に浅い内周溝108、10
8′を軸方向にこの実施例では二個設け、継手部材107の
孔を平滑部102に嵌合後、平滑部102をほぼその内周面全
面にわたってロールにより内方から半径方向外方に強く
押圧して冷間圧延することにより、平滑部102の厚肉を
流動変形させて薄くすると共に、平滑部102の材料を前
記内周溝108、108′の中へ流動膨出させ、それにより継
手部材107と波形管103の平滑部102の金属同志を直接圧
着して密封状態に結合する。この場合、内方から半径方
向外方に強く押圧する手段として、例えばチューブエキ
スパンダの方法がある。この方法はチューブエキスパン
ダのロールを半径方向外方に拡張させながら回転させる
ことにより平滑部102を冷間圧延する。この場合、ロー
ルの軸方向長さは平滑部の軸方向長さより長いのが好ま
しい。これにより、平滑部102の金属材料が延びて薄く
変形して、継手部材107の内周溝108、108′の空間の中
へ流動膨出し、内周溝108、108′の両側の周縁と膨出材
料の間に強固な結合が達成され、それによって平滑部の
位置決めとシールが達成される。チューブエキスパンダ
の方法による実験では、平滑部102および継手部材107の
材質がいずれもステンレス鋼の場合には、拡管率5〜8
%の密閉機能が良好であった。なお、継手部材107のブ
レード104と結合する反対側の端部114には接続管115が
溶着され、別の継手等を介して他の配管に接続される。
また、別の実施例としては、接続管115の代わりに他の
継手、例えばメカニカル継手、ねじこみ継手、フランジ
継手と一体的に製作された継手部材107を使用して他の
配管を接続することができる。
さらに、このフレキシブル管継手のフレキシブル管101
と継手部材107の外周面に熱収縮ゴムチューブ116を被覆
することにより水の侵入を防止し、腐食物質から隔離す
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案のフレキシブル管継手では、継手部材の孔内周面
に少なくとも一つの浅い内周溝を設け、継手部材の孔に
前記平滑部を嵌合後、平滑部をロールにより内方から半
径方向外方に強く押圧して冷間圧延することにより、平
滑部の材料を流動変形させて、前記内周溝に流動膨出さ
せ、その際内周溝の両側の周縁と平滑部の膨出材料との
間に強固な金属同志の結合が密封状態に達成され、従来
技術で用いられたバルジ成形方法に比較して100倍位の
非常に大きな圧力が加わるので、Oリングを使用せずに
金属と金属の圧着により信頼できる密封結合を達成でき
る。
また、Oリングがないので部品点数が減ると共に、Oリ
ングの圧縮率の管理も不要となり、さらにシール材の材
質劣化に伴うシール機能の低下が防止され、優れた実用
上の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフレキシブル管継手の縦断面図、
第2図は従来のフレキシブル管継手の一例を示す縦断面
図である。 101…フレキシブル管 102…平滑部 103…波形管 104…編形ブレード 107…継手部材 108,108′…内周溝 112…外周溝 113…プレスリング 114…端部 115…接続管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 丹呉 鐵夫 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大 平洋特殊鋳造株式会社内 (72)考案者 加藤 伸哉 千葉県船橋市潮見町34番地1 東京フレッ クス工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−181787(JP,U) 実開 平2−491(JP,U) 実開 平2−90490(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に円筒状平滑部を有する波形管と、こ
    の波形管の外周面をおおっている編形のブレードからな
    るフレキシブル管と、このフレキシブル管の端部に結合
    される継手部材とからなるフレキシブル管継手におい
    て、 前記継手部材の孔内周面に少なくとも一つの浅い内周溝
    を設け、継手部材の孔に前記平滑部を嵌合後、平滑部を
    ロールにより内方から半径方向外方に強く押圧して冷間
    圧延することにより、平滑部の材料を流動変形させて、
    前記内周溝にも流動膨出させ、それにより継手部材の内
    周溝の両側周縁と波形管の平滑部とを金属同志の直接圧
    着により密封状態に結合したことを特徴とするフレキシ
    ブル管継手。
JP1990077846U 1990-07-24 1990-07-24 フレキシブル管継手 Expired - Lifetime JPH078950Y2 (ja)

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JPH0436192U JPH0436192U (ja) 1992-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62181787U (ja) * 1986-05-08 1987-11-18
JPH02491U (ja) * 1988-06-15 1990-01-05
JPH0290490U (ja) * 1988-06-16 1990-07-18

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JPH0436192U (ja) 1992-03-26

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