JPH07890U - タンクローリのタンク

Info

(57)【要約】【目的】ドラム缶による輸送にかかる時間・労力を軽
減するために、タンクローリのタンクの特徴を活かしつ
つ、コンテナに対する扱いに等しいものを得る。【構成】円筒形のタンクに外枠を取り付ける。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、石油を中心とする液体の海上輸送、及び陸上輸送と保管に関する。

【０００２】

【従来の技術】

石油タンカーを除いて、石油を中心とする液体の輸送・保管には、ドラム缶が使用されてきた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ドラム缶の輸送及び保管には、専用のフォークリフトや荷役を専門とする人力を必要とされ、手間ひまがかかっていた。又、タンクローリのタンクは、従来、着脱できなかったので、保管には、車両ごと保管せねばならなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題に対して、先ず、トラックのシャーシより着脱が出来、又、タンクの安定のために、タンクに外枠を取り付け、安定させる事を考えた。

【０００５】トラックや列車の荷台に固定するために、外枠の下側の四隅にフックが付けられるか穴が開けられる。

【０００６】タンク本体の積み替えの時のため、外枠の上側の四隅に穴が開けられる。

【０００７】

【考案の効果】

ドラム缶、数十本分の液体を一度の手間で移動できるので荷役にかかっていた時間及び労力が軽減される。

【図面の簡単な説明】

【図１】タンク及びタンクローリの立体図である。

【図２】タンクを上から見た平面図である。

【図３】タンクの前から、あるいは、後ろから見た平面
図である。

【符号の説明】

１取付金具２穴３外枠４タンク５注入口

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】従来より使用されている円筒形のタンク
に外枠をボルトや熔接により接続し、タンクを安定させ
て、トラックや貨車の荷台に固定して輸送でき、重ねて
おけるので、そのままで保管にも適し、コンテナ船や在
来船の海上荷物として輸送が可能な事を特徴とするタン
ク。
【請求項２】構造としては、従来のものと同様に複数
のタンク室を含むものと単一のタンクとに分類され、外
見上も、外枠がむき出しのままのものと、普通のコンテ
ナと同様のもの、すなわち、外枠にカバーを付けたコン
テナ風のものとに分類される。