JPH07887Y2 - 差動トランス式変位センサ - Google Patents

差動トランス式変位センサ

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JPH07887Y2
JPH07887Y2 JP1988070842U JP7084288U JPH07887Y2 JP H07887 Y2 JPH07887 Y2 JP H07887Y2 JP 1988070842 U JP1988070842 U JP 1988070842U JP 7084288 U JP7084288 U JP 7084288U JP H07887 Y2 JPH07887 Y2 JP H07887Y2
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JP
Japan
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coils
coil
cover
bobbin
storage hole
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988070842U
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English (en)
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JPH01173616U (ja
Inventor
均 須田
信之 田中
豊平 中島
三郎 増田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、変位部材に連動する磁気コアと、この磁気
コアの周りに配置されたボビンと、このボビンの外周部
に巻回され磁気コアの位置に応じた電気信号を出力する
コイルと、このコイルを本体内部に収納するカバーを備
えた差動トランス式変位センサに関するものである。
〔従来の技術〕
差動トランス式変位センサは、変位部材の移動量を電気
的に検知することができるので、変位部材と他の部材と
の物理的接触部分がなく、摩耗が少ないことから、耐久
性及び信頼性に優れている。その為、移動量が大きく、
頻繁に移動する部材 (例えば、エンジンに燃料を供給するインジェクション
ポンプのコントロールラック等)の位置検出に有用であ
る。
第2図は、差動トランス式変位センサの基本構造を示す
ものであり、第3図は差動トランスの基本原理を示すも
のである。差動トランス式変位センサは、基本的に変位
部材1と連動する磁気コア2、磁気コア2の周囲に配置
されたボビン3、ボビン3の外周部に巻回され磁気コア
2の位置に応じた電気信号を出力するコイル4(一次コ
イル4a及び2次コイル4b)を有して構成されている。
その為、変位部材1が移動すると当該コイル4によって
磁気コア2の位置に応じた電気信号を取り出すことがで
き、変位部材1の位置を精度良く検出することができ
る。
第4図は、従来の差動トランス式変位センサを示す要部
構造断面図である。この差動トランス式変位センサは、
基本的に磁気コア5、ボビン6、コイル7、ヨーク部材
8、カバー9を備えて構成されている。磁気コア5は、
変位部材10の連動するようにリンク接続されており、一
定方向に直線運動できるように構成されている。この磁
気コア5の移動方向における前部及び後部にはリークカ
ットリング5a、5bが取り付けられており、オイル等の磁
気コア5への浸入を防止している。ボビン6は、断面が
略E字型円筒部材で形成されており、磁気コア5を内部
に慴動自在で収納している。コイル7は、励磁用コイル
である一対の1次コイル7aと一対の2次コイル7bで構成
されており、ボビン6に巻回されている。これらのコイ
ル7は、ヨーク部材8により半径方向に固定されてお
り、カバー9により軸方向に固定されている。ヨーク部
材8(第1ヨーク部材8a、第2ヨーク部材8b)は、ボビ
ン6により2つに分断されて本体A内部に組み付けられ
ている。また、カバー9とボビン6との間には、リップ
シール11が取り付けられておりシール性が保たれてい
る。
なお、この差動トランス式変位センサの組み立ては、例
えば、最初に第1ヨーク部材8を本体Aに取り付けてお
き、ボビン6を収納する。次に、第2ヨーク部材8bをボ
ビン6と本体Aとの間に取り付ける。最後に、カバー9
を本体Aの開口部に取り付け、センサを本体A内部にお
いて軸方向に固定する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来技術に係る差動トランス式変位セン
サは1次コイル7a及び2次コイル7bを有する為、コイル
の巻線とセンサ出力用リード線との接続が繁雑になると
いう欠点があった。
また、ヨーク部材8を複数に分断するので、構造上複雑
化し、コスト高になるという欠点があった。
特に、エアコンにおけるコンプレッサーに取り付けるよ
うな、シール及び耐圧構造が要求されるセンサの場合に
はサイズが大きくなりがちであった。
そこで、この考案は簡単な構造の差動トランス式変位セ
ンサを提供することにより、コイルを組み立てた後セン
サ本体に収納する時の作業性の向上を目的とする。
また、複数の部材を一体化させることにより、内外のシ
ール性の向上を図るものである。
さらに、構成部材を少なくすることにより、センサの信
頼性の向上を図る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するため、この考案は変位部材に収納孔
の内径より大きな広さを有し収納孔の開口部周縁の面に
密着した部分を有する板状のカバー部と、カバー部の一
面に立設され端部が収納孔の内径まで張り出した円板形
突起部と、円柱形突起部の直径より外径が小さく且つ円
柱形突起部の中心軸と中心軸を一致させた円筒形状のコ
イル枠部とを有するカバー付ボビンと、コイル枠部の内
部に慴動自在に収納され、変位部材に連動してコイル枠
部の中心軸方向に移動する磁気コアと、コイル枠部に巻
回され磁気コアの位置に応じた電気信号を出力する複数
のコイルと、カバー部を一面から他面に貫通しコイル枠
部に向かって一端が突出するようにインサート成型さ
れ、この一端と複数のコイルがリード線で接続され複数
のコイルからの電気信号を他端から外部に取り出す出力
端子と、複数のコイル、リード線、及び出力端子の一端
を取り囲み、複数のコイルをコイン枠部に固定すると共
にリード線及び出力端子の一端を保護する収納孔の内径
とほぼ同じ外径の円筒形ヨーク部材と、円柱形突起部及
び収納孔の内壁に当接し、収納孔内の気密を保持する気
密リングとを備える。
〔作用〕
この考案は、以上のように構成されているので、センサ
を構成する部品点数が少なくなる。
また、円柱形突起部の直径と円筒形ヨーク部材の外径は
収納孔の内径とほぼ同じであるため、コイルが巻回され
さらに円筒形ヨーク部材が装着されたカバー付ボビンを
コイル枠部側から収納孔に挿入すれば、円筒形ヨーク部
材及び円柱形突起部が収納孔の内壁と接した状態で円柱
形突起部の根元まで収納される。円柱形突起部の根元ま
で収納された状態では収納孔の開口部周縁の面はカバー
部と密着し、カバー付ボビンは収納孔内の軸方向に固定
される。また、円柱形突起部の側面には気密リングがは
め込まれているので、気密リングは収納孔の内壁に当接
し、収納孔内部は気密封止される。収納孔内部の気密が
保持されることにより、オイル等が磁気コアに浸入する
のが防止される。
さらに、コイルからの電気信号を外部に取り出す出力端
子はカバー部にインサート成型されているので、カバー
付ボビンを収納孔に挿入する前にコイルと出力端子間を
リード線で接続することができ、組み立てが容易にな
る。また、リード線と出力端子の一端は共に円筒形ヨー
ク部材に取り囲まれ保護されているので、カバー付ボビ
ン挿入時にリード線が切断される危険性は少ない。
〔実施例〕
以下、この考案に係る差動トランス式変位センサの一実
施例を添付図面に基づき説明する。なお、説明において
同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略す
る。
第1図は、この考案に係る差動トランス式変位センサの
一実施例を示す要部構造断面図である。この実施例は、
基本的に磁気コア12、カバー付きボビン13、コイル14、
ヨーク部材15を含んで構成されている。磁気コア12は変
位部材16と連動しており、一定方向に直線運動できるよ
うに構成されている。カバー付きボビン13は、コイルが
巻回されるボビン部13aと、本体Bの開口部を封止する
カバー部13bを含んで構成されている。ボビン部13aの外
周部にはコイル14が巻回されている。このボビン部13a
は、コイル14が巻回された状態でほぼ円筒状に形成され
ているので、円筒状に形成されているヨーク部材15内部
に軸方向から挿入させることができる。また、カバー部
13bには、出力端子17、17が軸方向にインサート成型さ
れており、本体Bとの接触部にはOリング18が嵌め込ま
れている。このOリング18により、本体B内部の気密封
止がなされている。
このセンサは、ボビン部13aにコイル14を巻回した後、
あらかじめ本体B内部に取り付けられたヨーク部材15に
挿入させることにより、センサを一定方向から少ない工
程により組み立てることができる。
なお、カバー付きボビン13の形状、大きさ等は上記実施
例のものに限定されるものではない。重要なことは、本
来は別個の部材であったボビンとカバーを、ヨーク部材
内部へ一定方向から収納できるように一体化した点であ
る。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように構成されているので、
カバー付ボビンはカバー部とコイル枠部が一体成型され
ているので、コイル枠部にコイルを巻き付けた後にカバ
ー付ボビンを本体に収納して固定する際の作業性が向上
する。
また、ヨーク部材を分断する必要がないので部品点数が
減少し構造が簡単化するので、多くの部材が組み付けら
れた従来技術と比較して信頼性が向上し、かつコストダ
ウンが図れる。さらに、カバー部はダイレクトカプラ化
しているので、リード取り出し部における端子とリード
との接続により、一層構造が簡単化させることができ
る。
また、ヨーク部材を分断せず一定方向からの組み立てが
できるので、作業工程を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る差動トランス式変位センサの
一実施例を示す要部構造断面図、第2図は、差動トラン
ス式変位センサの基本構造を示す要部構造断面図、第3
図は、差動トランスの基本原理を示す説明図、第4図
は、従来技術に係る差動トランス式変位センサを示す要
部構造断面図である。 1、10、16……変位部材 2、5、12……磁気コア 3、6……ボビン 4、7、14……コイル 8、15……ヨーク部材 9……カバー 11……リップシール 13……カバー付きボビン 17……出力端子 18……Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 増田 三郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭60−53061(JP,U) 実開 昭59−143022(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の内径を有する収納孔を備え、この収
    納孔内でほぼ直線状に移動する変位部材の変位を検知す
    る差動トランス式変位センサにおいて、 前記収納孔の内径より大きな広さを有し前記収納孔の開
    口部周縁の面に密着した部分を有する板状のカバー部
    と、前記カバー部の一面に立設され端部が前記収納孔の
    内径まで張り出した円板形突起部と、前記円柱形突起部
    の直径より外径が小さく且つ前記円柱形突起部の中心軸
    と中心軸を一致させた円筒形状のコイル枠部とを有する
    カバー付ボビンと、 前記コイル枠部の内部に摺動自在に収納され、前記変位
    部材に連動して前記コイル枠部の中心軸方向に移動する
    磁気コアと、 前記コイル枠部に巻回され前記磁気コアの位置に応じた
    電気信号を出力する複数のコイルと、 前記カバー部を一面から他面に貫通し前記コイル枠部に
    向かって一端が突出するようにインサート成型され、こ
    の一端と前記複数のコイルがリード線で接続され前記複
    数のコイルからの電気信号を他端から外部に取り出す出
    力端子と、 前記複数のコイル、前記リード線、及び前記出力端子の
    一端を取り囲み、前記複数のコイルを前記コイン枠部に
    固定すると共に前記リード線及び前記出力端子の一端を
    保護する前記収納孔の内径とほぼ同じ外径の円筒形ヨー
    ク部材と、 前記円柱形突起部及び前記収納孔の内壁に当接し、前記
    収納孔内の気密を保持する気密リングとを備えることを
    特徴とする差動トランス式変位センサ。
JP1988070842U 1988-05-27 1988-05-27 差動トランス式変位センサ Expired - Lifetime JPH07887Y2 (ja)

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JPH01173616U JPH01173616U (ja) 1989-12-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5481638B2 (ja) * 2010-05-14 2014-04-23 多摩川精機株式会社 直線型差動変圧器用ボビン構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143022U (ja) * 1983-03-15 1984-09-25 松下電工株式会社 差動トランス
JPS6053061U (ja) * 1983-09-20 1985-04-13 カルソニックカンセイ株式会社 回転センサ

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JPH01173616U (ja) 1989-12-08

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