JPH0788309B2 - 抗血友病因子濃縮物 - Google Patents

抗血友病因子濃縮物

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JPH0788309B2
JPH0788309B2 JP58094213A JP9421383A JPH0788309B2 JP H0788309 B2 JPH0788309 B2 JP H0788309B2 JP 58094213 A JP58094213 A JP 58094213A JP 9421383 A JP9421383 A JP 9421383A JP H0788309 B2 JPH0788309 B2 JP H0788309B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な抗血友病因子濃縮物およびその製造方法
に関し、かつそれらを提供することを目的とする。本発
明のほかの目的は、以下の説明から明らかとなるであろ
う。特記しないかぎり、部および百分率は重量による。
現在、抗血友病因子(AHF)、あるいは因子VIIIとして
知られている、はヒトの血漿から調製される。低温沈殿
物(Cryoprecipitate)を新らしく凍結したヒト血漿の
融解プールから遠心分離により回収し、ダイサーにかけ
(diced)、洗浄して可溶性タンパク質を除去する。次
いで、低温沈殿物を水で抽出または可溶化する。この水
溶液のpHをわずかに酸性にし、この溶液を冷却して異質
の非AHFタンパク質を分離する。次に、水溶液を水酸化
アルミニウムで処理して、望ましくないタンパク質、と
くにプロトロンビン複合タンパク質を除去する。このア
ルミニウム水酸化物を用いる精製技術は、Hershgold et
al,J.Lab.& Clin.Med.,1966、Vol.67、23−32ページ
〔Mozen著、the Twenty−Fourth Annual Wayne State U
niversity Symposinm on Blood,Detroit,Michigan(Jan
uary1976)およびXV Congress of the International S
ociety of Hematology,Jerusalem,Israel(1974)〕お
よび米国特許第4,170,639号(Liu et al,1979年10月)
に記載された。塩および緩衝剤を水溶液に加え、次いで
この水溶液のpHをわずかに酸性に調整した後、これを凍
結乾燥する。
大規模の処理において、水性AHF濃縮物から水を除去し
た後、それを凍結乾燥することが望ましい。この目的
に、AHF濃縮物を再沈殿させた後、凍結乾燥する。水溶
液を冷エタノール、ポリエチレングリコール、またはグ
リシンで処理し、これによりAHFタンパク質を沈殿させ
る。沈殿を遠心分離により集め、水、緩衝剤、生理的食
塩水、および酸と混合し、そして凍結乾燥する。
米国特許第4,170,639号(Liu)は、水性AHF抽出液を、
水酸化アルミニウムで精製し、緩衝液および生理的食塩
水で再構成し、そして酸性pHに調整した後、限外過し
て濃縮し、次いで凍結乾燥できることを開示している。
限外過は、酸性pHに調整し、再構成したAHF抽出液に
ついてのみ、分子量カツトオフ(cut−off)が100万ダ
ルトンである膜を用いて実施される。
本発明者らは、AHFタンパク質の水溶液を精製して望ま
しくないタンパク質を除去した後であるが、それを緩衝
剤および生理的食塩水と混合しかつそれを酸性のpHに調
整する前に、前記AHF水溶液を限外過することにより
それから水を効果的に除去できることを見出した。
本発明者らの研究によると、水の除去は本発明の方法に
おいてAHFタンパク質の活性を有意に変化させないで達
成させることが示された。先行技術の方法において用い
られる限外過技術は、AHF活性の収率を減少させ、こ
の減少は本発明の方法により予期されないほどに回避さ
れる。
本発明の主な利点は、AHF活性を本質的に完全に回収す
るということである。従来の再沈殿および限外過法
は、因子VIIIを不完全に回収し、これは多分AHFタンパ
ク質の変性によるものと思われる。緩衝剤および生理的
食塩水との混合およびpH調整の少なくとも5時間前にお
いて、水性抽出物に限外過を適用する本発明の方法に
おいて、AHF活性の有意の減少は観測されない。先行技
術の限外過法は、抗血有病因子の約15%以上の損失を
生ずる。
本発明のさらに他の利点は、本発明の方法の生成物中の
ホン・ウイレブラント(Von Willebrandt)因子(VIII
R:WF)の含量が有意に高いということである。実質的に
同じ比率でVIII R:WFおよびプロコアギユラント(proco
agulant)因子(VIII:C)を含有する生成物を得ること
が可能である。このような生成物は、自然のVIII:Cの状
態にいつそう近接して近づき、ホン・ウイレブラント患
者、すなわち、ホン・ウイレブラントの病気に悩まされ
る患者に適するであろう。さらい、この生成物の生体内
の半減期は増加する。一般に、本発明の生成物中のVII
I:C/VIII R:WF比(それぞれの活性単位を基準とした
比、以下同じ)約1/0.5〜1の範囲内、通常約1/1であ
り、これに対してアルコール沈殿法において上の比は約
1/0.1〜0.4、通常1/0.2である。本発明の生成物中のVII
I R:WFの濃度は、15単位/mlより大きく、一般に約15〜3
0単位/mlであり、時には100単位/ml程度に高い。たとえ
ば、濃縮のアルコール沈殿工程を用いて得られたVIII
R:WFの濃度は、一般に15単位/mlより小、すなわち約5
〜10単位/mlである。
本発明の他の利点は、AHFタンパク質対フイブリノーゲ
ンのミリグラム数の比が改良されるということである。
従来の再沈殿を用いて得られるものよりも増大したAHF
濃縮物の収率は、単位投与量当りのフイブリノーゲンの
量を有意に低減する。こうして、大きい体積のAHF濃縮
物を受け取る患者におけるフイブリノーゲンの過剰投与
は、本発明の生成物を用いることにより回避することが
できる。本発明の生成物のAHFタンパク質対フイブリノ
ーゲンの重量比(VIII:C/mgψ)は、約2.6〜4.0/1の範
囲内、通常約3.0/1に低下する。先行技術により用いら
れる濃縮のアルコール再沈殿法において、最終生成物の
VIII:C/mgψ比は約1.0〜2.5/1、一般に約1.5/1である。
改良されたVIII:C/VIII R:WFおよびVIII:C/mgψを有す
る本発明の生成物は、従来入手できなかつた。
前述のように、AHF濃縮物はヒトの血漿から得られる。
一般に、AHF濃縮物の調製は、Hershgold et al,J.Lab.C
lin.Med.,Supra.に最初に記載されている方法の修正お
よび改善により実施される。ヒトの新らしい凍結血漿の
5℃より低い温度において融解したプールから、低温沈
殿を除去する。低温沈殿をダイサーにかけ、緩衝液で洗
浄し、次いで水中に可溶化する。水性AHF溶液のpHを、
生物学的に許容されうる酸、この特定の型の酸はこの分
野でよく知られている、の添加により6.40〜6.95の範囲
内に調整することが好ましい。10℃より低く冷却した
後、形成する沈殿があるときは、それをデカンテーシヨ
ンまたは遠心分離により除去する。活性AFH成分を含有
する水溶液を、アルミニウム水酸化物と混合して、望ま
しくないタンパク質を選択的に除去する。pHが全体を通
じて事実上一定にとどまるということは、この処理の特
徴である。アルミニウム水酸化物処理の結果、望ましく
ないタンパク質はAHF効力を実質的に損失しないで水性A
HF溶液から選択的に除去される。本発明の方法を適用す
るのは、この精製された水溶液である。
本発明によれば、上のように処理した水性AHF溶液を限
外過する。この溶液を特定の半透膜と接触させ、これ
により所望量の水を除去する。すなわち、除去したと
き、最終溶液の凍結乾燥を大きく促進する量の水を除去
する。本発明の方法に適する膜は、100万ダルトンより
小さい、好ましくは10,000〜300,000ダルトンの範囲内
の呼称分子量カツトオフ(cut−off)をもつべきであ
る。100万ダルトンの分子量カツトオフをもつ膜はAHFタ
ンパク質を物理的に捕捉し、こうして、AHF濃縮物の収
量は減少する。本発明において使用できる(対応する呼
称分子量カツトオフをもつ)典型的な限外過膜は、ア
ミコン(Amicon)XM50(50,000ダルトン、アミコン・コ
ーポレーシヨン、マサチユセツツ州レクシントン、
製)、アミコンPM10(10,000ダルトン)、アミコンXM10
0A(100,000ダルトン)、アミコンXM300(300,000ダル
トン)などである。本発明の好ましい実施態様におい
て、水性AHF溶液の限外過は、限外過装置において
中空繊維を用いて、たてえば、アミコンDC30(30平方フ
イートの過面積)中空繊維装置においてアミコンH10P
10(10,000ダルトン)カートリツジのような限外過膜
などを用いて、実施する。
本発明の方法を実施するとき、限外過膜壁における層
流および剪断の速度は低いことが好ましい。2000より小
さいレイノルズ数、好ましくは200〜300の範囲内のレイ
ノルズ数の壁における層流速度、および1000逆秒(sec
-1)より小さい、好ましくは200〜300sec-1の範囲内の
壁における剪断速度を用いて、きわめてすぐれた結果が
達成される。本発明に従う水溶液の限外過の間に膜壁
において、流速を高くし、その結果生ずる剪断を高くす
ると、濃縮されたAHF生成物はより短かい処理時間で生
ずることが、もちろん、認められる。しかしながら、AH
F濃縮物の活性は、これらの高い速度において、AHFタン
パク質の変性のため、減少する。これに関して、また、
AHFタンパク質の変性を最小とする目的で、空気の吸収
および剪断の場における他の界面効果、たとえば、発泡
などを最小とするために、特別の注意をしなくてはなら
ない。
限外過の間に用いる型の再循環ポンプは、本発明の1
つの重要な面である。ダイヤフラムポンプはAHFタンパ
ク質の変性を最小にし、これに対し、遠心ポンプはその
使用の間にAHFタンパク質の活性が過度に損失するため
に望ましくない。限外過工程において使用するのに適
したポンプは、たとえば、Amicon LP−20(Amicon Corp
oration)空気圧作動ダイヤフラムポンプおよびワレン
−ラツプ・サンドパイパー(Warren−Rupp Sandpiper)
ポンプ(SA1−A−DB−1−SS型)(Thomas and Associ
ates,Corte Madera,California)である。
水性AHF溶液の限外過後、この溶液を、従来のよう
に、緩衝液および生理的食塩水と混合する。この目的
に、塩化ナトリウムを水性抽出液に生理学的に許容され
うる量で、通常0.05〜0.30モル、好ましくは0.15モルの
レベルで加える。さらに、適当な生理学的に許容されう
る緩衝剤、たとえば、クエン酸ナトリウムを、それに0.
005〜0.03モル、好ましくは0.01モルのレベルで加え
る。必要に応じて、水性抽出液のpHを6.4〜7.4の範囲内
〔食物および薬物の投与(Food and Drug Administrati
on)の規則により確立された〕に生理学的に許容されう
る酸の添加により調整する。水性AHF溶液を過して粒
子を除去し、次いで滅菌過する。
水性AHF溶液から水を除去するための限外過は、溶液
と緩衝液および生理的食塩水との混合前に、溶液へ適用
する必要があることに注意することが重要である。そう
でないと、上に列挙した利益および利点、とくにAHF生
成物の収率に関する、が実現されない。
そのように処理された水性AHF溶液の滅菌過後、溶液
を凍結乾燥する。溶液は、この分野でよく知られている
ように、急速凍結すべき適当な大きさの容器へ無菌的に
充填し、凍結物質を凍結乾燥する。凍結乾燥した物質を
内部に含む容器を密閉し、生成物を使用するまで約2〜
8℃の温度で貯蔵する。
注入のため、各容器の内容物を無菌蒸留水中に再構成し
て、ほぼ25AHF活性単位/mlを含有する溶液を生成する。
再構成した最終の凍結乾燥した生成物の色および透明度
を改良するために、前述の限外過後、グリシン沈殿工
程を実施することは、本発明の範囲内である。この目的
に、限外過した水溶液をグリシンと、約1.6〜2.2モ
ル、好ましくは1.9モルのグリシン濃度になるまで、約
5〜20℃において混合する。必要に応じて、この混合物
をクエン酸ナトリウムおよび生理的食塩水とそれぞれ0.
005〜0.03モルおよび0.05〜0.30モルの濃度に混合す
る。この混合物を約30分間以上、好ましくは30〜120分
間、最適には60分間保持する。上の教示に従つて調製し
た、凍結乾燥生成物を再構成すると、それは淡黄色およ
び80%より大きい透明度を有する。
前述のグリシン沈殿工程は限外過したAHF溶液に適用
しなくてはならないことは、注目するに値する。限外
過工程を省略すると、AHF活性のほぼ半分は最終生成物
において失なわれる。さらに、グリシンの処理が成功し
かつAHF活性の損失が回避されるためには、水性AHF溶液
は、グリシンの処理前に、少なくとも50mg/mlのタンパ
ク質を含有しなくてはならない。
グリシン処理の結果として形成する沈殿は、普通の手
段、たとえば、遠心分離、過などにより、AHF溶液か
ら分離され、そして沈殿は前述のように緩衝液および生
理的食塩水の中に溶解される。上のようにpHを調整した
後、水性AHF溶液を凍結乾燥して、乾燥したAHF濃縮物を
得る。
明らかなように、水分が減少した、限外過したAHF溶
液は、完全には乾燥していないが、AHF濃縮物であると
考えられる。
実施例 本発明を次の実施例により、さらに説明する。
実施例において、合計のタンパク質は280ナノメーター
における吸光度の測定により定量した。
プロコアギユラント活性(VIII:C)は、 Langdell et al,J.Lab.Clin.Med.,Vol.41、637−647(1
953)およびProctor et al,Am.J.Clin.Path.,Vol.36、2
12(1961)の方法を修正した1段階活性化部分的トロン
ボプラスチン時間〔one stage Activated Partial Thro
mboplastin Time(APTT)〕試験により検定した。
リストセチン(Ristocetin)−ウイレブラント因子活性
(VIII R:WF)は、Olson et al,Am.J.Clin.Path.,Vol.6
3、210−218(1975)に従うゲル過血小板を用いて検
定した。
上記VIII:C(またはVIII−C)の活性およびVIII R:WF
の活性は、それぞれ正常血漿1mlの対応する活性を1単
位とした場合の単位(U)で表す(以下の表におけるU/
mlも同じ意味を有する)。
定量的因子VIII抗原(VIII R:Ag)の定量は、Laurell,A
nal.Biochem.,Vol.15、45−52(1966)の手順に従い実
施した。
因子VIII関連タンパク質に対する抗血清は、ベーリング
・ダイアグノスチツクス(Behring Diagnostics)(Som
merville,New Jersey)から得た。
タンパク質種の分布は、酢酸セルロースの電気泳動によ
り検定した。
実施例1 AHFタンパク質の水溶液の製造 Hershgold et al,supraの修正法に従つた。ヒトの新鮮
な凍結血漿を5℃以下で融解し、15℃以下に加温した。
そのように加温した血漿を2℃に冷却した。3時間後、
不溶性低温沈殿を10℃以下における遠心分離により集め
た。
低温沈殿(1Kg)をダイサーにかけ、10の無菌水中に3
2℃において2時間比内に懸濁させた。次いで、混合物
を0.1N塩酸の添加によりpH6.8に調整し、5℃に冷却し
た。沈殿を5℃における遠心分離により除去した。
水溶液(上澄液)を水中のアルミニウム水酸化物の3%
の懸濁液と、0.1gのアルミニウム水酸化物対1gのタンパ
ク質の比で混合した。この混合物を5℃で30分間かきま
ぜ、アルミニウム水酸化物を過および遠心分離により
除去した。
実施例2 細いみぞ(Thin Channel)中のAHF溶液の限外過 実施例1からの水溶液(300ml)を、特定した温度にお
いてアミコンTCF−10細いみぞ系における種々の細いみ
ぞの限外過膜を通して、限外過して、50mlの体積に
濃縮した。用いた膜はアミコンXM50、アミコンXM100A、
およびアミンコンXM300(すべてアミコン・コーポレー
シヨン)、ミリポア(Millipore)PSVP(106ダルトン、
ミリポア・コーポレーシヨン、マサチユセツツ州ベドフ
オード)であつた。限外過材料は、前述の方法により
分析した。
結果を表1に要約する。
実施例3 中空繊維中のAHF溶液の限外過 中規模実験 実施例1におけるように調製した水性AHF溶液(20)
を、有効過面積が10平方フイート(0.93m2)/カート
リツジでありそして呼称分子保持限界が10,000ダルトン
であるアミコンH10P10カートリツジを用いる、アミコン
DC30中繊維装置により限外過して、溶液を4の体積
に濃縮した。
限外濾過した材料の前述の方法に従う分析結果を、表2
に記載する。
限外過した材料をクエン酸ナトリウムおよび塩化ナト
リウムと、0.15モルの塩化ナトリウムおよび0.01モルの
クエン酸ナトリウムのレベルを得るために十分な量で混
合した。次に、構成した材料のpHを1N塩酸の添加により
6.9に調整した。次いで、10mlの各構成材料をバイアル
に入れ、400ミクロンより低い圧力および−40℃の出発
貯蔵温度から+30℃の完成貯蔵温度において凍結乾燥し
た。
実施例4 中空繊維中のAHF溶液の限外過 生産規模の実験 実施例1におけるように調製した水性AHF溶液を、アミ
コンH10P10カートリツジを用いるアミコンDC中空繊維の
装置により限外過した。
3回の実験の結果を、下表に記載する。
実施例5 限外過した濃縮物中のタンパク質種の分布 それぞれ実施例3、実験1、2および3からの限外過
した濃縮物を、酢酸セルロースの電気泳動に付して、タ
ンパク質種の分布を決定した。
結果を下表4に要約する。
実施例6 グリシン沈殿後のAHF溶液の限外過 実施例4におけるように調製した限外過AHF溶液(8.6
)を12℃に冷却し、クエン酸ナトリウムと0.01モルの
濃度に混合し、塩化ナトリウムと0.15モルに混合し、そ
してグリシンと1.9モルの濃度に混合した。混合物の温
度を5℃に下げ、処理を通じて5℃に維持した。1時間
後、この混合物を5℃においてスタテイツク(Static)
モードで8500×gにおいて30分間遠心分離し、そしてペ
ーストを流出液から分離した。
グリシン処理からのペーストを最終の容器の緩衝系(0.
01モルのクエン酸ナトリウムおよび0.15モルの生理的食
塩水)中に溶かし、そしてこの溶液の一部分を前述の手
順に従い分析した。
上の溶液の残りの部分を−70℃で30日間凍結し、融解
し、上のように分析した。
結果を下表に要約する。
上からの凍結した溶液を融解し、予備過した。デキス
トローズを1%のレベルに加え、この溶液のpHを1モル
の塩酸の添加により6.9に調整した。この溶液を0.45μ/
0.22μポール(Pall)フイルターで過して無菌大量槽
に入れ、これら各10mlの溶液をバイアルに入れた。バイ
アルの内容物をストークス(Stokes)凍結乾燥器で前述
のように凍結乾燥した。
1個のバイアルからの凍結乾燥物を、最終容器の緩衝液
中で構成し、上のように分析した。
次の結果が得られた: 比活性(VIII:C基準):0.89 溶解時間:3分38秒 VIII R:WF(μg/ml) (1:100希釈):22.5 VIII R:Ag(μg/ml) (1:200希釈):81 透明度:>80% 透明度は580ナノメーターにおける試料の透過率の測定
により決定した。対照すなわち標準は水であり、そして
透明度は司郎の透過率(580)/水の透過率(580)×10
0で表わした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・エル・ランドブラド アメリカ合衆国カリフオルニア州94530エ ルセリト・クラブ・ビユ−コ−ト1390 (56)参考文献 特開 昭57−75928(JP,A) 特開 昭58−67627(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロコアギユラント因子(VIII:C)、ホン
    ・ウイレブラント因子(VII RI:WF)およびフイブリ
    ノーゲンを含有する抗血友病因子(AHF)濃縮物であっ
    て、VIII:C/フイブリノーゲンの重量比が2.6〜4.0/1で
    あり、かつ該特性を得るのに十分な条件下で精製AHFタ
    ンパク質の水溶液を分子量10,000〜300,000ダルトンの
    カツトオフ限外濾過膜使用の限外濾過処理に付すること
    によって得られた濃縮物。
JP58094213A 1982-09-29 1983-05-30 抗血友病因子濃縮物 Expired - Lifetime JPH0788309B2 (ja)

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US06/427,372 US4455301A (en) 1980-02-26 1982-09-29 Antihemophilic factor concentrate
US427372 1982-09-29

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JPS5959626A JPS5959626A (ja) 1984-04-05
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