JPH0787873A - 薬液混入散水器 - Google Patents
薬液混入散水器Info
- Publication number
- JPH0787873A JPH0787873A JP27395293A JP27395293A JPH0787873A JP H0787873 A JPH0787873 A JP H0787873A JP 27395293 A JP27395293 A JP 27395293A JP 27395293 A JP27395293 A JP 27395293A JP H0787873 A JPH0787873 A JP H0787873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- chemical
- mixing
- solution
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、液肥料や殺虫剤・除草剤等の希
釈薬液の散布を、予めその原液を薬液容器に収納してお
き、散水または噴霧(以下散水と称す)の際の流水中に
適量混入させることにより所定の希釈薬液を散水を行う
ことが出来るようにした灌水器具、あるいは噴霧器を提
供するこを目的とする。 【構成】 ホース(1)に連結する薬液混入筒(2)に
付設した薬液容器(3)に微細な薬液混入細孔(6)を
設け、薬液容器(3)に収納した薬液(9)を、薬液混
入筒(2)内の流水中に微量ずつ継続して混入させるよ
うに構成する。
釈薬液の散布を、予めその原液を薬液容器に収納してお
き、散水または噴霧(以下散水と称す)の際の流水中に
適量混入させることにより所定の希釈薬液を散水を行う
ことが出来るようにした灌水器具、あるいは噴霧器を提
供するこを目的とする。 【構成】 ホース(1)に連結する薬液混入筒(2)に
付設した薬液容器(3)に微細な薬液混入細孔(6)を
設け、薬液容器(3)に収納した薬液(9)を、薬液混
入筒(2)内の流水中に微量ずつ継続して混入させるよ
うに構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、園芸等に利用する肥
料や殺虫剤等の散布を目的とした新規の散水器に関する
ものである。
料や殺虫剤等の散布を目的とした新規の散水器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、園芸物の鉢物等への液肥料のやり
方としては、その原液または粉末肥料を所定の分量だけ
計量して規定の倍量の水と混合させてから、如露等によ
って与えていた。また、営農的な規模では、水道配管の
一部に肥料混入器を設置して水流によって肥料分が適量
混入出来るようにして行っていた。また、殺虫剤や除草
剤の散布についても同様であって、噴霧器の容器内で予
め薬剤を水と混入しておいてから噴霧させていた。
方としては、その原液または粉末肥料を所定の分量だけ
計量して規定の倍量の水と混合させてから、如露等によ
って与えていた。また、営農的な規模では、水道配管の
一部に肥料混入器を設置して水流によって肥料分が適量
混入出来るようにして行っていた。また、殺虫剤や除草
剤の散布についても同様であって、噴霧器の容器内で予
め薬剤を水と混入しておいてから噴霧させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液肥の供給は
毎週あるいは10日に一回というようにその回数も多
く、その度に、如露の中で何回も液肥の調合をするのは
結構億劫なものである。その為、ついつい液肥を与える
ことを怠ってしまうことになりがちであった。また、噴
霧器の利用についても同様で、噴霧器のタンク内で薬液
を調合するのはともかくとして、使用後に薬液が残るこ
とが多く、これを捨てた後によく洗浄しておかないと、
特に弁の部分に錆が出たりしてその可動性が侵されるこ
とがあり、使用頻度の多いものだけに面倒なものであ
る。これらのことに鑑み、施肥または噴霧の作業におけ
る事前の薬液混合を簡易化し、例えば使い捨てのカセッ
トタイプの容器の取り替えによって薬液を供給していけ
たらと考え研究を進めた。
毎週あるいは10日に一回というようにその回数も多
く、その度に、如露の中で何回も液肥の調合をするのは
結構億劫なものである。その為、ついつい液肥を与える
ことを怠ってしまうことになりがちであった。また、噴
霧器の利用についても同様で、噴霧器のタンク内で薬液
を調合するのはともかくとして、使用後に薬液が残るこ
とが多く、これを捨てた後によく洗浄しておかないと、
特に弁の部分に錆が出たりしてその可動性が侵されるこ
とがあり、使用頻度の多いものだけに面倒なものであ
る。これらのことに鑑み、施肥または噴霧の作業におけ
る事前の薬液混合を簡易化し、例えば使い捨てのカセッ
トタイプの容器の取り替えによって薬液を供給していけ
たらと考え研究を進めた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を先ず液肥混入を
主としたものによって説明すると、水道蛇口に連結した
ホース(1)の先端に取付ける薬液混入筒(2)に、薬
液容器(3)を付設する。図面では、その付設位置を散
水筒(2)の上部にして、その薬液容器(3)の底部
(4)は薬液混入筒(2)内に少し突出させ、その散水
筒口(5)側に薬液混入細孔(6)を設け、薬液容器
(3)の上部には蓋(7)を設けている。次に、散水筒
口(5)の先端には、通常の散水用の如露口に用いられ
ている様な微細な穴を多数設けた散水キャップ(8)を
取付ける。
主としたものによって説明すると、水道蛇口に連結した
ホース(1)の先端に取付ける薬液混入筒(2)に、薬
液容器(3)を付設する。図面では、その付設位置を散
水筒(2)の上部にして、その薬液容器(3)の底部
(4)は薬液混入筒(2)内に少し突出させ、その散水
筒口(5)側に薬液混入細孔(6)を設け、薬液容器
(3)の上部には蓋(7)を設けている。次に、散水筒
口(5)の先端には、通常の散水用の如露口に用いられ
ている様な微細な穴を多数設けた散水キャップ(8)を
取付ける。
【0005】
【作用】本発明の使用に当たっては、蓋(7)を開いて
薬液容器(3)を開口してから、液肥の原液または粉末
肥料を所定の水で希釈したもの等による薬液(9)を注
入した上、蓋(7)によって密閉する。この状態では、
薬液(9)は、薬液混入細孔(6)が極めて微細なため
薬液混入筒(2)内には滴下しないが、水道蛇口を開栓
すると、ホース(1)より導かれた水流によって、薬液
(9)は薬液混入細孔(6)より吸引され微量ずつ継続
して水流内に混入され、適当に希釈された液肥料となっ
て、薬液混入筒(2)の先端である散水筒口(5)に付
設の散水キャップ(8)から鉢物等に散水施肥される。
薬液容器(3)を開口してから、液肥の原液または粉末
肥料を所定の水で希釈したもの等による薬液(9)を注
入した上、蓋(7)によって密閉する。この状態では、
薬液(9)は、薬液混入細孔(6)が極めて微細なため
薬液混入筒(2)内には滴下しないが、水道蛇口を開栓
すると、ホース(1)より導かれた水流によって、薬液
(9)は薬液混入細孔(6)より吸引され微量ずつ継続
して水流内に混入され、適当に希釈された液肥料となっ
て、薬液混入筒(2)の先端である散水筒口(5)に付
設の散水キャップ(8)から鉢物等に散水施肥される。
【0006】
【実施例】本発明の第一実施例は、薬液容器(3)を、
例えば万年筆のインクスペアの様に液肥料原液等の薬液
(9)を予め封入しておくカセットタイプとしたもの
で、第2図によって説明する。即ち、薬液混入筒(2)
の上部に、薬液混入管(10)によって薬液導入細孔
(6)に通じる装着口(11)を固設し、薬液容器
(3)の末端にある装着部(12)を装着することによ
って薬液容器(3)の装着部(12)を開口出来る様に
する。その構造の一例として、第2図においては万年筆
におけるインクスペアの装着方式を図示している。従っ
て、このカセットタイプの薬液容器(3)を装着口(1
1)に装着すると、薬液容器(3)内の薬液(9)は装
着口(11)から薬液混入細孔(10)を通して微量ず
つ散水筒(2)の水流内に混入していく。コック(1
3)は、薬液混入管(10)に付設し、薬液容器(3)
内よりの薬液(9)の流量を調整する。肥料の希釈度
は、コック(13)の周りに記した目盛りにておよそ示
されるが、必要なら、一度混入パーセントを検定して目
盛り修正をしておくとより安心である。尚、この薬液容
器(3)の付設位置は、設計により散水筒(2)の基部
に設けることも、反対に、薬液混入筒(5)の先端側に
設けることも可能である。また、コック(13)は、実
用的には、なくても散水量等の加減でおよその対応は十
分出来る。
例えば万年筆のインクスペアの様に液肥料原液等の薬液
(9)を予め封入しておくカセットタイプとしたもの
で、第2図によって説明する。即ち、薬液混入筒(2)
の上部に、薬液混入管(10)によって薬液導入細孔
(6)に通じる装着口(11)を固設し、薬液容器
(3)の末端にある装着部(12)を装着することによ
って薬液容器(3)の装着部(12)を開口出来る様に
する。その構造の一例として、第2図においては万年筆
におけるインクスペアの装着方式を図示している。従っ
て、このカセットタイプの薬液容器(3)を装着口(1
1)に装着すると、薬液容器(3)内の薬液(9)は装
着口(11)から薬液混入細孔(10)を通して微量ず
つ散水筒(2)の水流内に混入していく。コック(1
3)は、薬液混入管(10)に付設し、薬液容器(3)
内よりの薬液(9)の流量を調整する。肥料の希釈度
は、コック(13)の周りに記した目盛りにておよそ示
されるが、必要なら、一度混入パーセントを検定して目
盛り修正をしておくとより安心である。尚、この薬液容
器(3)の付設位置は、設計により散水筒(2)の基部
に設けることも、反対に、薬液混入筒(5)の先端側に
設けることも可能である。また、コック(13)は、実
用的には、なくても散水量等の加減でおよその対応は十
分出来る。
【0007】尚、薬液混入細孔(6)は、図示では細管
を表示しているが、例えば万年筆におけるインキの供給
機構のような細隙による毛細管現象を利用し、コック
(13)によってその細隙を調整するようにしてもよ
い。
を表示しているが、例えば万年筆におけるインキの供給
機構のような細隙による毛細管現象を利用し、コック
(13)によってその細隙を調整するようにしてもよ
い。
【0008】本発明の第二実施例は、第一実施例におい
て、薬液容器(3)を、例えば注射器様のシリンダー部
とピストン部によって構成したものである。第3図
(a)に示す様に、薬液容器(3)は、シリンダー部
(14)とピストン部(15)によって構成し、シリン
ダー部(14)の先端を装着部(12)として装着口
(11)に嵌着出来るようにしている。この実施例の場
合、予め別容器に肥料原液等の薬液(6)を別に準備
し、使用に当たってピストン部(15)を操作して装着
部(12)より薬液(9)をシリンダー部(14)に注
入しておいて装着する。
て、薬液容器(3)を、例えば注射器様のシリンダー部
とピストン部によって構成したものである。第3図
(a)に示す様に、薬液容器(3)は、シリンダー部
(14)とピストン部(15)によって構成し、シリン
ダー部(14)の先端を装着部(12)として装着口
(11)に嵌着出来るようにしている。この実施例の場
合、予め別容器に肥料原液等の薬液(6)を別に準備
し、使用に当たってピストン部(15)を操作して装着
部(12)より薬液(9)をシリンダー部(14)に注
入しておいて装着する。
【0009】尚、この薬液容器(3)をスポイト方式に
すれば、より簡易化出来る上、ほぼ同様に利用すること
も出来る。この場合、薬液容器(3)自体を軟質プラス
チックとして、その先端に装着部(12)を設ければよ
く、第3図(b)として図示している。
すれば、より簡易化出来る上、ほぼ同様に利用すること
も出来る。この場合、薬液容器(3)自体を軟質プラス
チックとして、その先端に装着部(12)を設ければよ
く、第3図(b)として図示している。
【0010】本発明の第三実施例は、薬液容器(3)自
体に薬液混入細孔(6)を設けておいて、薬液混入筒
(2)に嵌入させた後に螺着等によって固定して利用す
る簡易型である。即ち、第4図に示すように、筒状の薬
液容器(3)の中腹部に装着雄螺旋部(16)を設け
て、薬液混入筒(2)に設けた装着雌螺旋穴(17)に
螺着する。この時、薬液容器(3)の挿入する側の先端
部には直接に薬液混入細孔(6)を設ける。この薬液混
入細孔(6)は、使用に際して針等で穴を開けるか、突
起を設けておいて使用時、その突起を折ることによって
開口するようにしておくとよい。このことにより、薬液
容器(3)内の薬液(8)は、散水筒(2)内の流水に
よって吸引され適量ずつ流出を続けることが出来るの
で、他の実施例の様な薬液混入管(10)等は必要とし
ない。
体に薬液混入細孔(6)を設けておいて、薬液混入筒
(2)に嵌入させた後に螺着等によって固定して利用す
る簡易型である。即ち、第4図に示すように、筒状の薬
液容器(3)の中腹部に装着雄螺旋部(16)を設け
て、薬液混入筒(2)に設けた装着雌螺旋穴(17)に
螺着する。この時、薬液容器(3)の挿入する側の先端
部には直接に薬液混入細孔(6)を設ける。この薬液混
入細孔(6)は、使用に際して針等で穴を開けるか、突
起を設けておいて使用時、その突起を折ることによって
開口するようにしておくとよい。このことにより、薬液
容器(3)内の薬液(8)は、散水筒(2)内の流水に
よって吸引され適量ずつ流出を続けることが出来るの
で、他の実施例の様な薬液混入管(10)等は必要とし
ない。
【0011】以上の実施例は、いずれも液肥を希釈して
散水するもので、一般的に、その薬液混入筒(2)の筒
先は如露先状の多数細孔を設けた散水キャップ(8)を
螺着しているが、この散水キャップ(8)の代わりに噴
霧口(18)を用いれば、新しいタイプの噴霧器として
の利用が可能である。従って、その一つ一つについては
省略するが、薬液容器(3)を装着する薬液混入筒
(2)を噴霧口(18)より分離した方式についてだ
け、第四実施例として第5図によって説明する。
散水するもので、一般的に、その薬液混入筒(2)の筒
先は如露先状の多数細孔を設けた散水キャップ(8)を
螺着しているが、この散水キャップ(8)の代わりに噴
霧口(18)を用いれば、新しいタイプの噴霧器として
の利用が可能である。従って、その一つ一つについては
省略するが、薬液容器(3)を装着する薬液混入筒
(2)を噴霧口(18)より分離した方式についてだ
け、第四実施例として第5図によって説明する。
【0012】即ち、噴霧器容器(19)に内蔵の吐水管
の外部への出口である吐水口(20)に薬液混入筒
(2)を連結し、薬液混入筒(2)に薬液容器(3)を
装着する。これらの装着方式は、前述の散水筒(2)に
対する薬液容器(3)の付設または装着方式に準じて行
う。この場合、殺虫剤等の薬液の混合は液肥の混合より
も一層の均一な混合を要求されるから、図示の実施例に
ついても、薬液混入筒(2)の内部において、殺虫剤等
の薬液(9)を混入後、水流が渦回転するよう山の大き
い螺旋溝を設けるとか、羽水車を内蔵させる等の公知の
機構によって、積極的な薬液と水との攪拌を加える方が
好ましい。
の外部への出口である吐水口(20)に薬液混入筒
(2)を連結し、薬液混入筒(2)に薬液容器(3)を
装着する。これらの装着方式は、前述の散水筒(2)に
対する薬液容器(3)の付設または装着方式に準じて行
う。この場合、殺虫剤等の薬液の混合は液肥の混合より
も一層の均一な混合を要求されるから、図示の実施例に
ついても、薬液混入筒(2)の内部において、殺虫剤等
の薬液(9)を混入後、水流が渦回転するよう山の大き
い螺旋溝を設けるとか、羽水車を内蔵させる等の公知の
機構によって、積極的な薬液と水との攪拌を加える方が
好ましい。
【0013】以上の実施各例において、コック(13)
によって薬液(9)の混入量を調節して薬液(9)の希
釈度を調整すると述べたが、コック(13)に頼らない
で、薬液容器(3)内に収納する薬液(9)の濃度を予
め何種類か準備しておいて、例えば、1000倍用とか
500倍用の薬液容器(3)を薬液混入筒(2)に装着
すれば、混入後所定の希釈度が達成出来るようにするこ
とも出来る。この場合、コック(13)は単に開閉機能
のみでよく、また、省略してもよい。
によって薬液(9)の混入量を調節して薬液(9)の希
釈度を調整すると述べたが、コック(13)に頼らない
で、薬液容器(3)内に収納する薬液(9)の濃度を予
め何種類か準備しておいて、例えば、1000倍用とか
500倍用の薬液容器(3)を薬液混入筒(2)に装着
すれば、混入後所定の希釈度が達成出来るようにするこ
とも出来る。この場合、コック(13)は単に開閉機能
のみでよく、また、省略してもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明は、液肥料や殺虫剤等の薬液の
使用が、一般的に500倍とか1000倍で使用される
ことが多く、その原液を希釈して10リットル使用する
としても原液は10〜20ミリリットルと少量でよいこ
とに着目して、その原液部分を散水部分にもってきて混
入させる様にしたものである。具体的な構成は、各実施
例によって示しているが、事前に計量して薬液を水と混
合してから使用するという、液肥料や農薬利用時の煩わ
しさを全て解決出来るものである。
使用が、一般的に500倍とか1000倍で使用される
ことが多く、その原液を希釈して10リットル使用する
としても原液は10〜20ミリリットルと少量でよいこ
とに着目して、その原液部分を散水部分にもってきて混
入させる様にしたものである。具体的な構成は、各実施
例によって示しているが、事前に計量して薬液を水と混
合してから使用するという、液肥料や農薬利用時の煩わ
しさを全て解決出来るものである。
【0012】即ち、薬液容器(3)に収納した肥料原液
等の薬液(9)は、ホース(1)を通して散水筒(2)
内に流れる水流内に、薬液混入細孔(6)を介して混入
される。この場合の希釈度は、そのままでは計量してい
た従来のような厳密さは期待出来ないが、コック(1
3)を併用することでほぼ満足出来る希釈度の調整が可
能であり、また、実用的にはその希釈度はそれ程の厳密
さを要求されないので、使用上の問題は生じず、効率よ
く利用出来る。
等の薬液(9)は、ホース(1)を通して散水筒(2)
内に流れる水流内に、薬液混入細孔(6)を介して混入
される。この場合の希釈度は、そのままでは計量してい
た従来のような厳密さは期待出来ないが、コック(1
3)を併用することでほぼ満足出来る希釈度の調整が可
能であり、また、実用的にはその希釈度はそれ程の厳密
さを要求されないので、使用上の問題は生じず、効率よ
く利用出来る。
【0013】第一実施例は、装着することによって薬液
容器(3)を開口させ、内蔵してある薬液(9)を薬液
導入管(10)を通して混入させる使い捨てタイプであ
る。この場合、薬液容器(3)を透明体にしておき、更
に薬液(9)即ち混入する肥料原液に着色色素を加えて
おけば、薬液(9)の残量が一目して分かり、あたかも
万年筆のインクスペアの様な便利さで、気軽簡単に利用
が出来る。従って、普通の家庭園芸程度の追肥作業で
は、例えば10ミリリットル程度の肥料原液を薬液
(9)としてを内蔵させた薬液容器(3)を装着させる
と、10リットル程度の追肥肥料を散水出来、何回かの
追肥に利用して内蔵の薬液(9)がなくなったら、予備
の薬液容器(3)と取り替えるだけで継続して使用が出
来る。また、コック(13)を付設したタイプのもので
は、コック(13)を閉めることで混入液肥料(8)の
流出はなくなるから、通常はそのまま灌水作業に利用出
来るため便利である。
容器(3)を開口させ、内蔵してある薬液(9)を薬液
導入管(10)を通して混入させる使い捨てタイプであ
る。この場合、薬液容器(3)を透明体にしておき、更
に薬液(9)即ち混入する肥料原液に着色色素を加えて
おけば、薬液(9)の残量が一目して分かり、あたかも
万年筆のインクスペアの様な便利さで、気軽簡単に利用
が出来る。従って、普通の家庭園芸程度の追肥作業で
は、例えば10ミリリットル程度の肥料原液を薬液
(9)としてを内蔵させた薬液容器(3)を装着させる
と、10リットル程度の追肥肥料を散水出来、何回かの
追肥に利用して内蔵の薬液(9)がなくなったら、予備
の薬液容器(3)と取り替えるだけで継続して使用が出
来る。また、コック(13)を付設したタイプのもので
は、コック(13)を閉めることで混入液肥料(8)の
流出はなくなるから、通常はそのまま灌水作業に利用出
来るため便利である。
【0014】次の第二実施例については、第一実施例に
おける薬液容器(3)を、使い捨てでなく繰り返し利用
するタイプのもので、別に準備しておいた肥料原液等の
薬液(9)をピストン部(15)によって吸引してシリ
ンダー部(14)に内蔵させてから装着して使う様にし
たもので、第一実施例と同様な簡易さの他、混合液肥料
等の薬液(9)の濃度も自由に調整して利用出来る利点
もあり、量的に多く使う営農家に歓迎されるものと期待
している。このことは薬液容器(3)をスポイト方式に
した場合も同様である。
おける薬液容器(3)を、使い捨てでなく繰り返し利用
するタイプのもので、別に準備しておいた肥料原液等の
薬液(9)をピストン部(15)によって吸引してシリ
ンダー部(14)に内蔵させてから装着して使う様にし
たもので、第一実施例と同様な簡易さの他、混合液肥料
等の薬液(9)の濃度も自由に調整して利用出来る利点
もあり、量的に多く使う営農家に歓迎されるものと期待
している。このことは薬液容器(3)をスポイト方式に
した場合も同様である。
【0015】また、第三実施例は、第一実施例を最も簡
単にしたもので、薬液容器(3)の装着に先立って、そ
の先端の薬液混入細孔(6)に相当する細孔を設ける必
要があるが、構造も簡単でありながらほぼ同様に利用出
来る効果がある。
単にしたもので、薬液容器(3)の装着に先立って、そ
の先端の薬液混入細孔(6)に相当する細孔を設ける必
要があるが、構造も簡単でありながらほぼ同様に利用出
来る効果がある。
【0016】これらの実施各例は、水道のホース(1)
に付設を想定して説明しているが、園芸用の如露の筒先
に付設してもほぼ同様に利用できる。
に付設を想定して説明しているが、園芸用の如露の筒先
に付設してもほぼ同様に利用できる。
【0017】以上は、本発明を肥料原液を希釈しながら
散布した場合を中心にしてその効果を述べたが、ほぼ同
様な機構で殺虫剤とか除草剤等の薬液(9)を希釈させ
てから噴霧口(18)にて噴霧させることが出来る。第
四実施例はその一例である。この実施例によれば、従来
当然のこととして行ってきた噴霧器容器(19)におけ
る薬液(3)の混合を行う必要が全くなくなる。従っ
て、噴霧器容器(19)内には常に水以外の物の影響は
受けない。その為、従来の様に、使用後希釈薬液の残量
を場所を選んで捨てたり、またその後、入念に洗浄して
おかないと、噴霧器内蔵の弁部の金属球が錆付いて作動
しなくなるという従来からの危惧もなくなった。しか
も、コック(13)を閉じることにより薬液容器(3)
の薬液(9)は流出しなくなるから、噴霧器のピストン
を数回操作して噴霧口(18)から水を噴出させれば洗
浄は完了し、事後残った水を捨てるだけでよい。更に、
ある期間をおいて再び噴霧器として利用したい場合に
は、薬液容器(3)内に薬液(9)が残っている限り、
単に噴霧器容器(19)に水を入れ、コック(13)を
開けるだけで直ぐ利用出来る。
散布した場合を中心にしてその効果を述べたが、ほぼ同
様な機構で殺虫剤とか除草剤等の薬液(9)を希釈させ
てから噴霧口(18)にて噴霧させることが出来る。第
四実施例はその一例である。この実施例によれば、従来
当然のこととして行ってきた噴霧器容器(19)におけ
る薬液(3)の混合を行う必要が全くなくなる。従っ
て、噴霧器容器(19)内には常に水以外の物の影響は
受けない。その為、従来の様に、使用後希釈薬液の残量
を場所を選んで捨てたり、またその後、入念に洗浄して
おかないと、噴霧器内蔵の弁部の金属球が錆付いて作動
しなくなるという従来からの危惧もなくなった。しか
も、コック(13)を閉じることにより薬液容器(3)
の薬液(9)は流出しなくなるから、噴霧器のピストン
を数回操作して噴霧口(18)から水を噴出させれば洗
浄は完了し、事後残った水を捨てるだけでよい。更に、
ある期間をおいて再び噴霧器として利用したい場合に
は、薬液容器(3)内に薬液(9)が残っている限り、
単に噴霧器容器(19)に水を入れ、コック(13)を
開けるだけで直ぐ利用出来る。
【0018】以上述べた様に、本発明は、園芸愛好家や
営農家の追肥作業や農薬噴霧作業の省力化を大きく進め
るもので、一般の園芸愛好者は勿論のこと、園芸専門家
にも歓迎され、広く使われるものと期待している。そし
て、何となく煩わしさが先立つてついつい追肥の作業を
怠ってしまったり、殺虫剤の噴霧を面倒がったりしてい
た人達も、今後は、散水の合間にコックを一つひねれば
追肥や殺虫剤噴霧が出来るといった感覚で行えるから、
一層キメ細やかな栽培を楽しめるであろう。また、以上
述べた構造からも推察出来る様に、本発明は、散水キャ
ップ(8)と噴霧口(18)を交換する機構にすること
で、場合によっては、散水と追肥、そして薬液噴霧の全
てを行わせることも可能であり、その面からの利用の道
も開けるであろう。
営農家の追肥作業や農薬噴霧作業の省力化を大きく進め
るもので、一般の園芸愛好者は勿論のこと、園芸専門家
にも歓迎され、広く使われるものと期待している。そし
て、何となく煩わしさが先立つてついつい追肥の作業を
怠ってしまったり、殺虫剤の噴霧を面倒がったりしてい
た人達も、今後は、散水の合間にコックを一つひねれば
追肥や殺虫剤噴霧が出来るといった感覚で行えるから、
一層キメ細やかな栽培を楽しめるであろう。また、以上
述べた構造からも推察出来る様に、本発明は、散水キャ
ップ(8)と噴霧口(18)を交換する機構にすること
で、場合によっては、散水と追肥、そして薬液噴霧の全
てを行わせることも可能であり、その面からの利用の道
も開けるであろう。
【図1】本発明の断面図
【図2】本発明の第一実施例の一部切欠斜面図
【図3】本発明の第二実施各例の薬液容器の斜面図
【図4】本発明の第三実施例の断面図
【図5】本発明の第四実施例の斜面図
1はホース 2は薬液混入筒 3は薬液容器 4は底部 5は散水筒口 6は薬液混入細孔 7は蓋 8は散水キャップ 9は薬液 10は薬液混入管 11は装着口 12は装着部 13はコック 14はシリンダー部 15はピストン部 16は装着雄螺旋部 17は装着雌螺旋穴 18は噴霧口 19は噴霧器容器 20は吐水口
Claims (5)
- 【請求項1】 ホース(1) につなぐ薬液混入筒
(2)に付設した薬液容器(3)に微細な薬液混入細孔
(6)を設け、薬液容器(3)に収納した薬液(9)
を、薬液混入筒(2)より微量ずつ継続して水流内に混
入させた上、薬液混入筒(2)の先端より散水させるこ
とを特徴する薬液混入散水器。 - 【請求項2】 薬液容器(3)を脱着自在なカセットタ
イプの小容器として薬液(9)を内蔵させておき、薬液
混入筒(2)に設けた装着口(10)に装着させること
によって開口させ薬液混入細孔(5)に通じさせること
を特徴とする請求項1の薬液混入散水器。 - 【請求項3】 薬液容器(3)を、先端を装着部(1
1)としたシリンダー部(13)とピストン部(14)
とによって構成したことを特徴とする請求項2の薬液混
入散水器。 - 【請求項4】 薬液容器(3)を、先端を装着部(1
1)としてスポイト方式に構成したことを特徴とする請
求項2の薬液混入散水器。 - 【請求項5】 噴霧器容器(19)に付設の吐水用のホ
ース(1)に薬液混入筒(3)を設けた上、その先方の
散水キャップとして噴霧口(18)を設けて噴霧機能を
もたせたことを特徴とする請求項1,2,3,4の薬液
混入散水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27395293A JPH0787873A (ja) | 1993-09-26 | 1993-09-26 | 薬液混入散水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27395293A JPH0787873A (ja) | 1993-09-26 | 1993-09-26 | 薬液混入散水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787873A true JPH0787873A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17534862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27395293A Pending JPH0787873A (ja) | 1993-09-26 | 1993-09-26 | 薬液混入散水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011523852A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-08-25 | ニシムラ,タカシ | 安全操作噴霧機器 |
JP2013247918A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Yoshihiro Kazama | ノズル |
-
1993
- 1993-09-26 JP JP27395293A patent/JPH0787873A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011523852A (ja) * | 2008-06-06 | 2011-08-25 | ニシムラ,タカシ | 安全操作噴霧機器 |
JP2013247918A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Yoshihiro Kazama | ノズル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4406406A (en) | Liquid metering and dispensing apparatus | |
US9427755B2 (en) | Spraying device with interchangeable cartridge | |
EP0975432B1 (en) | An improved spraying device | |
US5372310A (en) | Hose-end spraying apparatus | |
US9370788B2 (en) | Chemical application apparatus for sprinkler systems | |
JPS60500245A (ja) | ホ−ス端部に取付ける可変希釈率噴霧機 | |
US6974245B2 (en) | Device for mixing a liquid fertilizer with a flow of water, for use by individuals | |
US8210451B1 (en) | Sprinkler system liquid/solid chemical dispenser | |
US5775593A (en) | Automatic lawn treatment dispensing unit | |
US5927610A (en) | Fertilizer dispensing apparatus | |
US5836518A (en) | Fertilizer sprinkler system | |
US8544495B1 (en) | Dispenser for liquid and/or solid chemicals | |
JPH0787873A (ja) | 薬液混入散水器 | |
US6648243B1 (en) | Fertilizer and insecticide capsule | |
GB2447377A (en) | Liquid chemical dispenser for an irrigation system | |
US5771930A (en) | Sprinkler and root feeder valve assembly | |
JP2666056B2 (ja) | 散水栓 | |
JPH0690629A (ja) | 園芸用散水ノズル | |
JP2001245515A (ja) | 液体肥料希釈散布装置 | |
JPH104734A (ja) | 液肥注入装置 | |
JPS61192219A (ja) | 液剤撤布方法および撤布器 | |
MXPA99009552A (en) | An improved spraying device |