JPH0787865B2 - 体内加温装置 - Google Patents

体内加温装置

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JPH0787865B2
JPH0787865B2 JP13771386A JP13771386A JPH0787865B2 JP H0787865 B2 JPH0787865 B2 JP H0787865B2 JP 13771386 A JP13771386 A JP 13771386A JP 13771386 A JP13771386 A JP 13771386A JP H0787865 B2 JPH0787865 B2 JP H0787865B2
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JP
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heating element
present
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treatment
heating
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秀雄 伊藤
勉 岡田
文昭 石井
佳仁 清水
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Olympus Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外部からの電気的エネルギの照射によって患
部を加温治療する中空の発熱体を設けた体内加温装置に
関する。
[従来の技術] 従来、癌細胞等は、正常細胞に比較して熱に弱いので、
この特徴を利用し、患部を加温することによって、癌等
の悪性の腫瘍を破壊して治療を行う高周波治療法が知ら
れている。
従来の高周波治療法では、例えば特開昭59−135067号に
開示されている様に、生体における患部等の目標とする
加熱(治療されるべき)部位に金属針等の導電材料を配
置し、その加熱部位を対向する1対の電極で挟み、高周
波電源によって、両電極間に高周波電流を流すことによ
って、その電界を金属針に集中させ、金属針近傍部分を
局所的に加熱するものである。
[発明が解決すべき問題点] 上記従来例は、金属針の設置及び抜去に外科的手術を講
じる必要があり、患者の負担が大きくなる。又、衰弱し
た患者の場合には実施できないことも多かった。
さらに上記加温による治療法だけでは、胆管閉塞症に対
しては、治療効果が上がる前に胆管内の内圧が上昇し、
排液を施さないと、死期を早めてしまう欠点があった。
又、実開昭59−69716号公報には、中空管状の癌治療用
ヒータが開示されている。この従来例は加熱のためにリ
ード線を必要とするため、患者に対し、不快感を与え
る。又、食事等の際にリード線が邪魔になる等の欠点が
ある。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、患者
に大きな苦痛を与えることなく設置とか留置でき、且つ
排液も可能で、適用範囲の広い加温治療を行うことので
きる体内加温装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明では対外から電気的エネルギを照射することによ
って、効率良く発熱される中空管状の発熱体を設けるこ
とによって、閉塞性の疾患にも適用可能で、患部を加温
治療できるようにしている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図及び第2図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は第1実施例の概略の構成を示し、第2図は第1実施例
の使用例を示す。
第1図に示すように第1実施例の体内加温装置1は生体
2内の加温治療される部位に留置されるほぼ円筒チュー
ブ状の発熱体3と、この発熱体3が留置された生体2外
表面に対向配置される1対の電極4A,4Bと、これら電極4
A,4Bに接続されたリード線を介して両電極4A,4B間に高
周波電流が流される高周波電源5とから構成される。
上記発熱体3は塩化ビニル、ポリウレタン、ナイロン、
4佛化プロピレン、ポリエチレン等を用いて可撓性のチ
ューブ状に成形されると共に、このチューブ状発熱体3
には高周波に対し、生体2組織よりも導電性を有し、且
つ損失分を大きくするために金属粉6を練り込んであ
る。
又、このチューブ状発熱体3には狭窄部に留置した場
合、狭窄部から簡単に脱落しない様にフラップ7,7,…,7
が、チューブの両端近くの部位にそれぞれ形成してあ
る。
この第1実施例は、狭窄部でも十分使用することができ
るものであり、例えば胆管の狭窄部を加温治療する場合
の様子を第2図を参照して以下に説明する。
十二指腸下行脚11の途中に、十二指腸乳頭12が開口して
おり、この十二指腸乳頭12に胆管13と膵管14とが連結し
ている。この胆管13には癌等の腫瘍により狭窄部15がで
きているとする。
この狭窄部15に対しては、内視鏡のチャンネル内に可撓
性シースを挿通して、このシースの先端側を胆管13に生
じた狭窄部15を押し広げる様に設置する。このシースを
設置する場合、本出願人によって出願された例えば特開
昭60−227771号にある様に、シース内にバスケット鉗子
状に拡開する部材を挿通して上記狭窄部15を押し広げな
がら設置することができる。しかして、このシースの手
元側端部外周に上記チューブ状発熱体3を外嵌し、この
発熱体3の後端をプッシャーチューブで押して発熱体を
狭窄部15に設定し、その後内側のシースを抜去すれば第
2図に示すように狭窄部15に発熱体3を留置できる。こ
の発熱体3の外周面には抜け防止用フラップ7,7,…,7が
設けてあるので、発熱体3は狭窄部15に確実に留置され
ることになる。
上記第2図に示すように発熱体3を設定したならば、こ
の発熱体3を位置を囲む体表面で、対向する部位に電極
4A,4Bを密着させ、高周波電源5の電源スイッチをオン
にして両電極4A,4B間に電流を流す。この高周波電流が
流れた際の電界は、導電性材料の金属粉6で集中し、こ
の集中した部分での損失分は生体組織よりも大きく、熱
に変換されて発熱体3全体が発熱し、狭窄部15付近を加
温することができる。このようにして癌等の腫瘍に対し
て患部を温め、温熱治療を行うことができる。
尚、加温温度の制御は、生体2に流す高周波電流の出力
量を調整することによって容易に行うことができる。
又、上記発熱体3は留置チューブ状となっているため、
癌等の腫瘍により、胆管閉塞症になった患者に対して
も、患部を温熱療法で治療できる。つまり、上記留置チ
ューブ状に中空路を設けた発熱体3を用いてあるので、
従来では温熱により胆道内圧の上昇により死に至る場合
でも、上記中空路により排液あるいは排気できるので、
上記胆道内圧の上昇を防止できる。つまり、延命機能も
果しながら、温熱療法による治療により治癒させること
ができる。
又、上記発熱体3は内視鏡等用いて経口的に挿入するこ
とができるので、外科的手術をしなくても治療すること
ができ、患者の苦痛を小さくできる。又、手術に耐えら
れない程の体力が低下した老人等であっても、外科的手
術を必要としないので第1実施例で治療できる。さらに
上記チューブ状発熱体3は、体内に埋め込んで胆汁等を
生理的に排出できる構造であるので、体外にチューブの
一部が露出する構造でなく、健康な人と同様な生活がで
き、社会復帰もできる。
さらに上記発熱体3には、フラップ7,…,7が設けてある
ので、胆管13の狭窄部15に設定した場合、抜けることを
確実に防止できる。従って、最適な位置に留置できる。
又、このチューブ状発熱体3は可撓性を有しているの
で、この発熱体3を留置しても胆管13の走行状態を大き
く変えることなく、解剖学的に安全である。
第3図は本発明の第2実施例における発熱体21を示す。
この発熱体21は上記塩化ビニル等でフラップ7,…,7を設
けたほぼ円筒チューブ状に成形されている。しかして、
この発熱体21の中空路内周面には、金属パイプ(又は金
属コイル)22が嵌着されている。
この発熱体21は、上記第1実施例のものとほぼ同様の作
用効果を有する。
尚、上記金属パイプ22の代りに第4図に示すように金属
コーティングを行った、発熱体25でも良い。この発熱体
25は可撓性のドレナージチューブ26の中央外周に金属コ
ーティング27を設けたものである。
第5図は本発明の第3実施例に用いられる発熱体31を示
す。
この発熱体31は、上記第2図の発熱体21において、金属
パイプ22を用いないで、代りに金属リング32が外嵌して
ある。この金属パイプ32は第6図の断面図に示す如く、
Cリング状にして外周に嵌着し易くしてある。
尚、上記発熱体自体を金属パイプで形成しても良い。
尚、上述の使用例では胆管に対する場合で説明したが、
本発明は尿管等の他の臓器部分にも適用できる。例えば
他の使用例として、例えば第7図に示すように発熱体3
を食道41に用いることもできる。食道41に用いた場合で
は、胆道で胆汁等の排液を行う代りに、食物を下部側消
化管に排出する役割をする。
尚、発熱体としては金属粉6とか金属パイプ22等を用い
たものに限らず、通電される高周波に対して生体組織よ
りも高周波損失も大きいものであれば使用できる。
第8図は本発明の第4実施例の概略の構成を示す。
この第4実施例は、塩化ビニル等の可撓性チューブに、
強磁性体粉末51を混入して形成した発熱体52と、この発
熱体52の周囲の体表面53の近くに配設される磁界発生器
54と、この磁界発生器54に電力を供給する電源55とから
なる。
上記発熱体52には上記各実施例と同様にフラップ7,…,7
が設けてある。
この第4実施例は電磁石等の磁界発生器54によって交流
磁界が発生され、この交流磁界は強磁性粉末51が混入さ
れた発熱体52に集中する。又、この発熱体52の強磁性粉
末51は、上記交流磁界に対して損失が大きい部材又は使
用周波数を損失が大きくなる周波数にしてある。従っ
て、この発熱体52で熱に交換され、発熱体52全体が加温
される。
この第4実施例は、磁界発生器54を必ずしも体表面53に
密着させる必要がないため、患者に不快感を与えること
なく加温できる。つまり、衣服の外側に磁界発生器を設
置して使用できる。又、患者が横たわるベッドの下側と
か、ベッド自体に磁界発生器54を設定し、患者の体表面
に直接磁界発生器54の磁極面を接触させないでも加温治
療できるという利点を有する。尚、使用例としては上記
第1実施例のように胆管等に適用できる。
第9図は本発明の第5実施例を示す。
この第5実施例では1対の磁界発生器61,61が発熱体52
を囲み、体表面53に接して又は離れた位置に対向配置さ
れている。
上記1対の磁界発生器61,61は第10図のように一体化し
た磁界発生器71でも良い。
尚、発熱体に集積化した発振器及び温度センサを一体化
して目的部位に設定し、この温度センサの検知温度で発
振器の変調度とか発振周波数を変化させ、この発振器の
発振出力を体外の受信機で受信して加温治療の温度をモ
ニタするようにしても良い。
又、上記受信して検知した温度によって、電源の出力を
制御し温熱治療の際の温熱の温度を一定となるように自
動制御することもできる。又、温熱治療の温熱温度の経
時的変化を所望とするプロセスに従うよう制御すること
もできる。
上記自動制御を行うと、患者が動いた場合等、発熱体で
の発熱量が変化した場合にも対処できる。又、治療デー
タを蓄積することによって、最適のプロセスで温熱治療
を行うことができる。
尚、第11図に示す本発明の第7実施例のように対となる
電極を必要としないで、電磁波発生器81から、体内の発
熱体82に向けてマイクロ波等の電磁波を放射する構造に
することもできる。この場合には、発熱体82としてはマ
イクロ波等に対して生体組織よりも損失の大きい物質を
用いれば良い。
又、発熱体82はチューブ状のものに限らず、図示のごと
くCリング状のものにしても良い。このようにCリング
状のものを用いると脱去の際に巻きつける操作によって
容易に体外への排出を実行できる。尚、マイクロ波等の
電磁波発生は、電池等で発生できるガンダイオード等を
用いて容易に形成でき、発生された電磁波はホーン83の
開口から出射される。
この第7実施例は携帯使用に適する。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、体液等を通すことの
できる中空路を備え、目的部位に設置可能で体外から通
電することによって加温される発熱体を用いているの
で、狭窄部等の閉塞性疾患が生じ易い部位でも温熱治療
できる。又、患者に大きな苦痛を与えることなく温熱治
療できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は第1実施例の概略構成図、第2図は第1実施例の使用
例を示す説明図、第3図は本発明の第2実施例に用いら
れる発熱体を示す斜視図、第4図は第3図の発熱体の変
形例を示す断面図、第5図は本発明の第3実施例に係る
発熱体を示す断面図、第6図は第5図の断面図、第7図
は本発明の他の使用例を示す説明図、第8図は本発明の
第4実施例の概略構成図、第9図は本発明の第5実施例
の概略構成図、第10図は本発明の第6実施例における磁
界発生器を示す平面図、第11図は本発明の第7実施例を
示す構成図である。 1……体内加温装置、2……生体 3……発熱体、4A,4B……電極 5……高周波電源、6……金属粉 7……フラップ、13……胆管 15……狭窄部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 佳仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−192176(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波電力を発生する高周波電源と、この
    高周波電力が体内を通して通電される少なくとも2つの
    電極と、体内に設置され、電界を集中させる導電性で中
    空の発熱体とからなることを特徴とする体内加温装置。
JP13771386A 1986-06-13 1986-06-13 体内加温装置 Expired - Lifetime JPH0787865B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13771386A JPH0787865B2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13 体内加温装置
DE19873719705 DE3719705A1 (de) 1986-06-13 1987-06-12 Vorrichtung zum hyperthermalen erhitzen des koerperinneren
US07/249,477 US4979518A (en) 1986-06-13 1988-09-23 Body depth heating hyperthermal apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13771386A JPH0787865B2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13 体内加温装置

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JPS62292173A JPS62292173A (ja) 1987-12-18
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ID=15205083

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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PL1899001T3 (pl) * 2005-06-08 2018-06-29 Novocure Limited Przyrząd do leczenia nowotworu polami elektrycznymi, które są prowadzone do żądanych miejsc w ciele
US10874546B2 (en) * 2014-12-23 2020-12-29 3M Innovative Properties Company Convective system with hose manifold
JP2019193748A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 株式会社セイバー 体内埋込型温熱治療器

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