JP2019193748A - 体内埋込型温熱治療器 - Google Patents

体内埋込型温熱治療器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019193748A
JP2019193748A JP2018088835A JP2018088835A JP2019193748A JP 2019193748 A JP2019193748 A JP 2019193748A JP 2018088835 A JP2018088835 A JP 2018088835A JP 2018088835 A JP2018088835 A JP 2018088835A JP 2019193748 A JP2019193748 A JP 2019193748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving coil
power receiving
cover
wiring board
flexible wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018088835A
Other languages
English (en)
Inventor
木村 俊広
Toshihiro Kimura
俊広 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saver Co Ltd
Original Assignee
Saver Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saver Co Ltd filed Critical Saver Co Ltd
Priority to JP2018088835A priority Critical patent/JP2019193748A/ja
Publication of JP2019193748A publication Critical patent/JP2019193748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

【課題】大掛かりな手術を要せずに体内に埋設することが可能なコンパクトな形状の体内埋込型温熱治療器を提供する。【解決手段】この体内埋込型温熱治療器10は、内部に磁性体31を有し、外部からの無線給電により発電する受電コイル30と、前記受電コイル30に接続された共振コンデンサー40と、前記受電コイル30及び前記共振コンデンサー40が実装されたフレキシブル配線基板60と、前記受電コイル30、前記共振コンデンサー40及び前記フレキシブル配線基板60を含む構成部品を覆うカバー70とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、体内の患部に埋設されて、適度な温度に発熱させることにより、温熱治療を行うために用いられる、体内埋込型温熱治療器に関する。
例えば体内の深部にできたガンの治療において、ガン組織ができた患部に温熱治療器を埋設して、患部を加温することにより、ガン組織を死滅させて、ガンを治療することが知られている。
このような治療器として、下記特許文献1には、被検者の体外に配置され、該被検者の所定位置に磁界を発生させる磁界発生部と、前記被検者の体内の加温対象部位の周辺部位または複数の該周辺部位の間に配置され、前記磁界発生部から発生された磁界の電磁誘導により生じる電力を受電する、柔軟性を有するリング状の受電コイルと、前記受電コイルの両端の各々に電気的に接続され、前記加温対象部位を挟むように配置される少なくとも一対の電極を含んで構成され、前記受電コイルが受電した電力により電極間に電界を発生させて、前記加温対象部位を局所的に加温する加温部と、を含む体内局所加温装置が開示されている。
特開2013−215354号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された体内局所加温装置は、リング状の受電コイルと、該受電コイルに接続され、加温対象部位を挟むように配置される少なくとも一対の電極とを含むので、体内に埋設するには、大掛かりな手術が必要とされ、手軽に治療を行うことができないという問題があった。
したがって、本発明は、大掛かりな手術を要せずに体内に埋設することが可能なコンパクトな形状の体内埋込型温熱治療器を提供することを目的とする。
本発明の体内埋設型温熱治療器は、内部に磁性体を有し、外部からの無線給電により発電する受電コイルと、前記受電コイルに接続された共振コンデンサーと、前記受電コイル及び前記共振コンデンサーが実装されたフレキシブル配線基板と、前記受電コイル、前記共振コンデンサー及び前記フレキシブル配線基板を含む構成部品を覆うカバーとを備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、受電コイル及び共振コンデンサーが実装されたフレキシブル配線基板が、カバーで覆われた形状をなすので、カプセルのようなコンパクトな形状にすることができ、大掛かりな手術を必要とすることなく、例えばカテーテルや注射針などを通して体内に埋設することが可能となる。そして、外部の送電手段により、変動磁場を発生させると、発生された磁界が受電コイル内を通ることにより、受電コイルに電流が流れ、温熱治療器が発熱するので、ガン組織などの患部を加熱して温熱治療を行うことができる。
本発明においては、前記受電コイルと前記共振コンデンサーとで構成される共振回路の共振周波数が、1〜2450MHzとなるように設定されていることが好ましい。この態様によれば、共振特性がピークになる付近での熱変換効率が高まるので、より効果的に発熱させることができる。
また、本発明において、前記カバーは、樹脂よりも熱伝導率が高い充填材を含有する樹脂部材からなることが好ましい。この態様によれば、受電コイルと共振コンデンサーとで構成される共振回路により発熱がなされたときに、熱伝導率の高いカバーによって、周囲への熱伝導率を高め、加温効果を高めることができる。
また、本発明において、前記フレキシブル配線基板は、細長い板状をなしており、その端部がL字状に屈曲されて屈曲端部をなし、該屈曲端部に前記共振コンデンサーが実装され、前記屈曲端部以外の部分に前記受電コイルが実装されていることが好ましい。この態様によれば、カプセル状をなしたカバー内において、受電コイルと、共振コンデンサーと、フレキシブル配線基板とを、カバー内のスペースを有効に活用した、効率的なレイアウトで配置することでき、温熱治療器の更なるコンパクト化を図ることができる。
また、本発明において、前記磁性体は、温度によって透磁率が変化する性質を有しており、前記受電コイルの発電時に前記受電コイルが所定温度以上になると、前記透磁率の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成されていることが好ましい。この態様によれば、磁性体は、温度によって透磁率が変化する性質を有しており、受電コイルの発電時に受電コイルが所定温度以上になると、透磁率の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成されているので、受電コイルが所定温度以上になることを防ぐ、すなわち、過温度保護機能を付与することができる。
また、本発明において、前記共振コンデンサーは、温度によって静電容量が変化する性質を有しており、前記受電コイルの発電時に前記共振コンデンサーが所定温度以上になると、前記静電容量の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成されていることが好ましい。この態様によれば、共振コンデンサーは、温度によって静電容量が変化する性質を有しており、受電コイルの発電時に共振コンデンサーが所定温度以上になると、静電容量の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成されているので、受電コイルが所定温度以上になることを防ぐ、すなわち、過温度保護機能を付与することができる。
更に、本発明において、前記カバーは、前記受電コイル、前記磁性体、前記共振コンデンサー及び前記フレキシブル配線基板を含む構成部品を埋設するように一体成形された樹脂部材で形成されていることが好ましい。この態様によれば、それぞれの部品をしっかりと固定し、絶縁性を高めて覆うことができると共に、樹脂部材で全体が埋設されるので、優れた強度が得られ、熱伝導性も高めることができる。また、製造作業性がよい。
また、本発明において、前記カバーの外周には、体内の患部に係合可能な係合手段が設けられていることが好ましい。この態様によれば、カバーの外周に、前記患部に係合する係合手段が設けられているので、温熱治療器を体内の患部に埋設したとき、係合手段によってしっかりと固定することができる。
また、本発明の温熱治療器は、更に、チューブ状をなしたチューブステントを有しており、前記受電コイル、前記磁性体及び前記共振コンデンサーが実装された前記フレキシブル配線基板が、前記チューブステントの外周に筒状をなして巻かれるように配置され、このフレキシブル配線基板の外周を覆うように、前記カバーが配置されていることが好ましい。この態様によれば、チューブステントを有する温熱治療器を体内の管状器官の患部に挿入することにより、チューブステントの内腔によって管状器官の通路を確保しつつ、患部に温熱治療器を配置することができるので、管状器官内に形成されたガン組織などの治療を効果的に行うことができる。
本発明によれば、コンパクトな形状の温熱治療器にすることができるので、大掛かりな手術を必要とすることなく、例えばカテーテルや注射針などを通して体内に埋設することが可能となる。そして、外部の送電手段により変動磁場を発生させて、受電コイルに起電力を生じさせ、温熱治療器が発熱させることができるので、ガン組織などの患部を加熱して温熱治療を行うことができる。
本発明の温熱治療器の、第1実施形態を示す斜視図。 第1実施形態の温熱治療器の断面説明図。 第1実施形態の温熱治療器における、回路構造を示す斜視図。 第1実施形態の温熱治療器の、製造工程を示しており、(a)は第1工程の説明図、(b)は第2工程の説明図、(c)は第3工程の説明図。 第1実施形態の温熱治療器の、製造工程を示しており、(a)は第4工程の説明図、(b)は第5工程の説明図、(c)は第6工程の説明図。 第1実施形態の温熱治療器の、製造工程を示しており、(a)は第7工程の説明図、(b)は第8工程の説明図、(c)は第9工程の説明図。 第1実施形態の温熱治療器における、カバーの他形状を示し、(a)は第1他形状の説明図、(b)は第2他形状の説明図、(c)は第3他形状の説明図。 第1実施形態の温熱治療器の、使用状態を示す説明図。 本発明の温熱治療器の、受電コイルの過温度保護機能を説明するためのものであって、(a)は、送電手段における周波数と、温熱治療器の受電コイルによる受電量又は受電効率との関係を示す図表、(b)は受電コイルの磁性体の温度特性が正特性を有する場合の、透磁率と温度との関係を示す図表、(c)は受電コイルの磁性体の温度特性が負特性を有する場合の、透磁率と温度との関係を示す図表。 本発明の温熱治療器の、別の態様における、受電コイルの過温度保護機能を説明するためのものであって、(a)は、送電手段における周波数と、温熱治療器の受電コイルによる受電量又は受電効率との関係を示す図表、(b)は共振コンデンサーの静電容量の温度特性が正特性を有する場合の、静電容量と温度との関係を示す図表、(c)は共振コンデンサーの静電容量の温度特性が負特性を有する場合の、静電容量と温度との関係を示す図表。 本発明の温熱治療器の、第2実施形態を示し、(a)はカバーを断面にした説明図、(b)はフレキシブル配線基板及びそれに実装された受電コイル等の斜視図、(c)は全体を断面にした説明図。 第2実施形態の温熱治療器の、使用状態を示す説明図。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の温熱治療器の、第1実施形態についてさらに詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態の発光型治療具10は、外部の送電手段20(図3参照)から付与される磁束の変化によって発電する受電コイル30と、この受電コイル30に接続された共振コンデンサー40と、これらの部品が実装されたフレキシブル配線基板60と、全体を覆うカバー70とで構成されている。この実施形態におけるカバー70は、所定方向に長く伸びると共に、その長手方向の先端部71及び基端部73の外周面が曲面状に形成された、カプセル状をなしている。
受電コイル30は、略円柱状をなした磁性体31と、この磁性体31の長手方向両端部外周に取付けられた、円環状をなした一対の電極35,35と、磁性体31の外周で、かつ、電極35,35の間に、所定線径の導線を互いに密接するようにして巻き付けられて形成されたコイル33とから構成されている。前記コイル33の両端は、電極35,35にそれぞれ接続されている。なお、磁性体31は、内部に貫通孔を設けた円筒状としてもよい。
また、図4(a)に示すように、磁性体31の外径X3は、好ましくは3mm以下とされ、より好ましくは2mm以下とされる。更に、磁性体31の軸方向に沿った長さX4は、好ましくは5mm以下とされ、より好ましくは3mm以下とされる。
上記のような磁性体31は、例えば、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライトから形成することができるが、この第1実施形態における磁性体31は、温度によって透磁率が変化する性質を有しており、受電コイル30の発電時に、受電コイル30が所定温度以上になると、その透磁率の変化によって受電効率が低下して、温度が低下するように構成されたものとなっている。例えば、周知の感温磁性フェライト等によって、磁性体31を形成することもできる。
また、上記コイル33は、上述したように、導線を互いに密接して巻き付けてなるものであるが、導線間に隙間を設けて磁性体外周に巻き付けて、コイルを形成してもよい。なお、導線の線径としては、好ましくは0.15mm以下とされ、より好ましくは0.10mm以下とされる。
上記構造をなした受電コイル30は、フレキシブル配線基板60に実装されている。このフレキシブル配線基板60は、柔軟性(可撓性)があり、折り曲げ可能とされている。フレキシブル配線基板60は、プリント基板であってもよい。この実施形態におけるフレキシブル配線基板60は長板状をなしており、その長手方向の一端部がL字状に折曲されて折曲部63が設けられている。すなわち、このフレキシブル配線基板60は、所定長さで長板状に伸びた基部61と、該基部61の長手方向一端から、同基部61に対して直角に折曲して伸びる折曲部63とからなる。
そして、図1及び図2に示すように、前記受電コイル30は、その軸方向が、フレキシブル配線基板60の長さ方向に沿って配置されて、前記一対の電極35,35を介して、同フレキシブル配線基板60の基部61の内面(折曲部63の内側に近い面)側に実装されている。また、フレキシブル配線基板60の、折曲部63の内側(カバー70の基端部73に向く側)に、共振コンデンサー40が配置されている。このフレキシブル配線基板60には、特に図示しないが、受電コイル30の一対の電極35,35や、共振コンデンサー40を接続するための配線パターンが印刷されている。この配線パターンに、各部品30,40が、導電性のはんだや、導電性の接着剤等によって、接続されている。
以上説明した第1実施形態の温熱治療器10においては、図1に示すように、L字状に折曲したフレキシブル配線基板60の所定位置に、上述したように各部材がそれぞれ実装されることで、受電コイル30と、共振コンデンサー40とが、フレキシブル配線基板60の長さ方向に沿って、同一線上に実装されたような構造とされ、また、この状態では、受電コイル30の一端部に対して、共振コンデンサー40が所定間隔を空けて対向して配置されるようになっている。
図3に示すように、受電コイル30と、共振コンデンサー40とで共振回路が構成されている。一方、温熱治療器10が体内の患部に埋設されたとき、体外には、送電手段20が配置されるようになっている。送電手段20は、送電コイル22と、共振コンデンサー21と、インバーター回路23とが接続されて構成されている。そして、体外に配置された送電手段20に交流電力が供給されると、送電コイル22によって変化する磁界が発生し、その磁界の影響を受けて、温熱治療器10の受電コイル30が電磁誘導によって発電する。その結果、受電コイル30や共振コンデンサー40が発熱し、温熱治療器10の温度が上昇して、温熱治療器10に接する体内組織が加熱されて温熱治療が施される。
カバー70は、樹脂よりも熱伝導率が高い充填材を含有する樹脂部材からなることが好ましい。それによって、受電コイル30と共振コンデンサー40とで構成される共振回路により発熱がなされたときに、熱伝導率の高いカバー70によって、周囲への熱伝導率を高め、加温効果を高めることができる。
カバー70に用いられる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂などを用いることができる。また、樹脂に含有される熱伝導率が高い充填材としては、例えば、SiO、Al、MgO、BeO、SiC等のセラミックスフィラーや、カーボンフィラー、ガラスフィラーなどを用いることができる。カバー70を構成する樹脂部材中の充填材の含有量は、30〜90質量%が好ましく、50〜80質量%がより好ましい。
この実施形態では、カバー70は、受電コイル30、共振コンデンサー40、フレキシブル配線基板60等の構成部品全体を埋設するように、一体成形された樹脂部材で構成されている。カバー70を上記のように構成部品を埋設するように一体成形された樹脂部材で構成することにより、発熱体となる受電コイル30や共振コンデンサー40と直接接触することになり、外部への熱伝導性を高めることができる。また、構成部品の隙間も樹脂部材で埋めることによって、全体の強度や気密性を高めて、耐久性を付与することができる。更に、後述するような方法で、構成部品と一体成形することにより、製造作業性も高めることができる。
上記構造をなした温熱治療器10は、例えば、図4〜6のような工程で製造することができる。
すなわち、図4(a)に示す磁性体31に、図4(b)に示すように、その長手方向両端部の外周に、電極35,35をそれぞれ取付ける。その後、図4(c)に示すように、磁性体31の外周であって、一対の電極35,35の間に、導線を巻き付けてコイル33を形成し、同コイル33の両端部を電極35,35にそれぞれ接続することで、受電コイル30を製造する。なお、磁性体31の外周に導線を巻き付けてコイル33を形成した後、同コイル33の両端部に接触するように電極35,35を取付けることで、受電コイル30を製造してもよい。
一方、図5(a)に示すように、長板状をなし所定の配線パターンが予め印刷された、フレキシブル配線基板60の先端部(折曲部63となる部分)の一方の面に、共振コンデンサー40を配置する。
次いで、図5(b)に示すように、フレキシブル配線基板60の上記一方の面に、共振コンデンサー40から所定距離をおいて、一対の電極35,35を介して受電コイル30を配置する。そして、リフローはんだ付けによって、共振コンデンサー40及び受電コイル30を、フレキシブル配線基板60にそれぞれ実装する。
なお、フレキシブル配線基板60に対する各部品30,40の接続は、上述したような、リフローはんだではなく、例えば、導電性の接着剤等によって行ってもよい。
そして、上記の図5(b)に示す状態から、基部61に対して折曲部63を、L字状をなすように折曲させることで、図5(c)に示すように、折曲部63の内側に共振コンデンサー40が配置されると共に、基部61の内面側に配置された受電コイル30の一端部に対して、共振コンデンサー40が所定間隔を空けて対向して配置された状態となる。
上記のように、受電コイル30及び共振コンデンサー40を実装したフレキシブル配線基板60を、複数個用意する。そして、図6(a)に示すように、カバー70の外周形状を形成するための内周形状を有し、互いに近接離反可能とされた上下一対の射出成型用の金型150,160内に、各フレキシブル配線基板60をそれぞれセットする。この状態では、図6(a)に示すように、金型160の支持部165に、フレキシブル配線基板60の基端65が支持されている。
次いで、図6(b)に示すように、一対の金型150,160を近接させ、金型160の支持部165に支持されたフレキシブル配線基板60の基端65を挟持させて、一対の金型150,160を閉じる。その状態で、金型150,160のキャビティ170内に前述したような熱伝導率が高い充填材を含有する樹脂材料を充填する。その結果、受電コイル30、及び共振コンデンサー40を実装したフレキシブル配線基板60の全体が、樹脂材料で埋設され、熱伝導性が良好な樹脂材料からなるカバー70で覆われた温熱治療器10を製造することができる(図6(b)参照)。
その後、一対の金型150,160を開くことで、型内から温熱治療器10を取り出し、それぞれの温熱治療器10を連結するフレキシブル配線基板60のはみ出た部分をカットして分離することにより、温熱治療器10を製造できる(図6(c)参照)。なお、図1,2,6では、便宜上、カバー70の先端側に埋設される、フレキシブル配線基板60の基端65については省略している。
上記のように、この実施形態では、カバー70を射出成形で一体形成するようにしたが、例えば、カバーを、半割状の2つのカプセル体からなるカプセル状として、一方のカプセル体に、各部材を実装したフレキシブル配線基板を挿入した後、他方のカプセル体を被せて、カバー内にフレキシブル配線基板を収容するようにしてもよい。この場合、半割状の2つのカプセル体は、軸方向に沿って縦方向に分割されたものであってもよく、軸方向の途中を横断するように分割されたものであってもよい。
なお、上記の場合、カバー内の、受電コイル30、共振コンデンサー40及びフレキシブル配線基板60どうしの隙間が空洞のままとなっていてもよいが、上記隙間に樹脂材を充填した構造としてもよい。いずれの場合も、受電コイル30、共振コンデンサー40及びフレキシブル配線基板60がカバー内で所定位置に固定されるようにすることが好ましい。
なお、図2に示すように、カバー70の外径X1(言い換えると温熱治療器10の外径)は、好ましくは3mm以下とされ、より好ましくは2mm以下とされる。更に、カバー70の軸方向に沿った長さX2(言い換えると温熱治療器10の長さ)は、好ましくは6mm以下とされ、より好ましくは5mm以下とされる。
また、カバーは、図7(a)〜(c)に示すように、その外周に、体内のガン組織等の患部200(図8参照)に係合する係合手段を設けた形状としてもよい。
図7(a)のカバー80は、先端部81に近接した部分の外周に、基端部83側に向けて斜めに突出した突起85が設けられている。なお、突起85の、カバー80の基端部83側の端面は、カバー80の長手方向に対して直角となっている。前記突起85は、カバー80の周方向に均等な間隔で複数設けたり、或いは、カバー80の全周に亘って環状に設けたりしてもよい。そして、このカバー80を備える温熱治療器11は、カバー80の先端部81が患部200内に挿入されたとき、突起85が患部200内で係合することで、患部200に配置される。すなわち、カバー80と一体に設けられた突起85が、患部200に係合する係合手段をなしている。
図7(b)のカバー90は、先端部91の断面が、矢印のような形状をなしており、その最先端が鋭利な突起95をなしている。そして、先端部91の基端側が、カバー90の胴部に対して突出する突起97をなしている。なお、突起97の、カバー90の基端部93側の端面は、カバー90の長手方向に対して直角となっている。上記突起97は、カバー90の周方向に均等に設けた複数のもので構成されていてもよく、或いは、カバー90の全周に亘って環状をなすものでもよい。そして、このカバー90を備える温熱治療器12は、カバー90の先端部91が患部200内に挿入されたとき、突起97が患部200内で係合することで、患部200に配置される。すなわち、突起97が患部200に係合する係合手段をなしている。
図7(c)のカバー100は、先端部101と、基端部103との間の、外周の途中に、軸方向に所定間隔をあけて、基端部103側に向けて斜めに突出した、複数の突起105が設けられている。なお、各突起105の、カバー100の基端部103側の端面は、カバー100の長手方向に対して直角となっている。前記突起105は、カバー100の周方向に均等に設けたり、或いは、カバー100の全周に亘って環状に設けたりしてもよい。そして、このカバー100を備える温熱治療器13は、カバー100の先端部101が患部200内に挿入されたとき、軸方向に設けた複数の突起105が患部200内で係合することで、患部200に配置される。すなわち、カバー100と一体に設けられた突起105が患部200に係合する係合手段である。
また、この実施形態では、受電コイル30を構成する磁性体31は、温度によって透磁率が変化する性質を有し、受電コイル30の発電時に、受電コイル30が所定温度以上になると、その透磁率の変化によって受電効率が低下して、温度が低下するように構成されている。それによって、受電コイル30が所定温度以上になることを防ぐ、過温度保護機能を付与されている。このような磁性体31としては、例えば、感温磁性フェライト等を用いることができる。ただし、多くの磁性体は、一般的に、多かれ少なかれ、温度によって透磁率が変化する特性を有しているので、高価な感温磁性フェライトを使わず、通常の磁性体を用いた場合でも、例えば、次のような構成とすることで、過温度保護機能を付与することができる。
すなわち、この温熱治療器で採用した、受電コイル30及び共振コンデンサー40により構成される共振回路の、共振周波数特性のピークの鋭さを表す値として、Q値があるが、このQ値は下記の数式(1)で示される。ここで、ωは角周波数(rad/s)、Lは受電コイル30のインダクタンス(H)、Rは受電コイル30の抵抗(Ω)、fは共振周波数(Hz)である。

また、下記数式(2)に、共振周波数fとインダクタンスL及び共振コンデンサーの静電容量Cとの関係を示す。
更に、インダクタンスLと透磁率μは、比例関係にあるため、透磁率μの変化により、共振周波数fが変化する。
上記のQ値が高い場合には、図9(a)に示すように、周波数がある範囲(ここでは受電効率95%)を少しでもずれると、受電量が急激に低下するという性質(ピーキーな性質)を有する。なお、図9(a)の横軸は、送電手段20における周波数(Hz)であり、縦軸は温熱治療器の受電コイル30による受電量又は受電効率を示している。すなわち、送電手段20における周波数と、温熱治療器の受電コイル30における周波数とを、ほぼ一致させることができる場合には、高い受電量を得ることができ、温熱治療器10を効果的に発熱させることができるが、周波数がずれると受電量が低下して温度が低下することになる。
また、図9(b)には、受電コイル30磁性体31の温度特性が、正特性(温度が上がると透磁率が増える性質)を有する場合の、透磁率と温度との関係が示されており、図9(c)には、受電コイル30磁性体31の温度特性が、負特性(温度が上がると透磁率が減る性質)を有する場合の、透磁率と温度との関係が示されている。
また、図9(a)における受電効率100%での周波数を「a」,受電効率95%での周波数を「b」、「b’」とし、これを図9(b),(c)に対応させて適用した場合に、「a」における透磁率を「μa」,「b」、「b’」における透磁率を「「μb」とする。更に磁性体31は、その温度が20〜25℃となる場合に、透磁率が「μa」となり、温度が43℃となる場合に、透磁率が「μb」となるものとする。すると、送電手段20からの送電電力が上昇して、受電コイル30の温度が43℃を超えようとした場合には、受電量が急激に低下するので、受電コイル30の温度が43℃以上に上昇することを防止して、過温度保護機能を発揮させることができる。
また、図10(a)における受電効率100%での周波数を「a」,95%を「b」及び「b’」とし、これを図10(b),(c)に対応させて適用した場合に、「a」における静電容量を「Ca」,「b」,「b’」における静電容量を「Cb」とする。更に共振コンデンサー40は、その温度が20〜25℃となる場合に、静電容量が「Ca」となり、温度が43℃となる場合に、静電容量が「Cb」となるものとする。すると、送電手段20からの送電電力が上昇して、共振コンデンサー40の温度が43℃を超えようとした場合には、受電量が急激に低下するので、共振コンデンサー40の温度が43℃以上に上昇することを防止して、過温度保護機能を発揮させることができる。
なお、温熱治療によってガン細胞を選択的に死滅させる効果は、41℃以上で高くなり、43℃でピークとなる傾向があり、43℃が最も効果的である。
このように、磁性体の温度によって透磁率が変化する性質や、共振コンデンサーの温度によって静電容量が変化する性質を利用して、受電コイルの発電時に受電コイルが所定温度以上になると、透磁率の変化及び/又は静電容量の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成することができる。このような温度調整機構は、本発明の温熱治療具に限らず、受電コイルを有する、自走式カプセル内視鏡や、光免疫療法に利用される発光型カプセルにも適用することが可能である。
次に、本発明の温熱治療器10の作用や効果について説明する。
本発明の温熱治療器は、カプセル形状など、全体としてコンパクトな形状にすることができる。このため、例えば図8に示すように、注射針300に温熱治療器10を装填して、人体201の患部200に打ち込むことができる。
すなわち、図8(a)、(b)に示すように、注射針300には、先端部の周壁の対向する部分に、軸方向に沿ったスリット301が形成されており、図7(b)に示した温熱治療器12の突起97を上記スリット301に挿入して、温熱治療器12を注射針300に装填する。
なお、図8(c)に示すように、注射針300の内周に軸方向に沿った溝303を形成し、この溝303内に突起97が入るようにしてもよい。そのようにすれば、注射針300の基端側から温熱治療器12を挿入することが可能となる。
次いで、注射針300を人体201に突き刺して、その先端をガン組織などの患部200に差し込む。その状態で、注射針300の基端部側から挿入されたプッシャ302によって、温熱治療器12を人体201内の患部200内に挿入する。
これによって、温熱治療器12の突起97が患部200に係合して、温熱治療器12が患部200内に少なくとも部分的に埋設された状態で固定配置される。なお、注射針300の代わりに、ガイドワイヤ等を介して体内に挿入可能なシースやカテーテル等を用いることもできる。
こうして温熱治療器12を患部200に接触配置した状態で、図3に示した、体外に配置された送電手段20に交流電力を供給すると、送電コイル22によって変化する磁界が発生し、その磁界の影響を受けて、温熱治療器12の受電コイル30が電磁誘導によって発電する。その結果、受電コイル30や共振コンデンサー40が発熱し、温熱治療器12の温度が41〜43℃に上昇して、温熱治療器12に接する患部200のガン組織等が加熱されて、ガン組織が死滅して温熱治療が施される。
このように、本発明の温熱治療器によれば、カプセルのようなコンパクトな形状にすることができるので、大掛かりな手術を必要とすることなく、例えばカテーテルや注射針などを通して体内に埋設して、外部の送電手段20により、受電コイル30を発電させて電流を流し、温熱治療器を発熱させて、ガン組織などの患部を加熱して温熱治療を行うことができる。
次に、図11及び図12を参照しながら、本発明の温熱治療器の、第2実施形態について詳しく説明する。
図11(a)に示すように、この第2実施形態の温熱治療器14は、チューブ状をなしたチューブステント180を有している。このチューブステント180は、長さ方向の両端部に、複数の体液流通穴181が形成されており、体内の体液を、チューブステント180の内部空間を通して流通可能となっている。また、チューブステント180の体液流通穴181よりも長さ方向の端部側には、渦巻き状をなした係止部183,183がそれぞれ設けられており、体内の内壁に係止させて所定位置に配置させることができる(なお、図12においては、説明の便宜上、体内の内壁220には係止していないが、内壁220に係止させてもよい)。
また、図11(b)、(c)に示すように、この実施形態のフレキシブル配線基板66は、所定幅で且つ所定長さで伸びる長方形の板状をなしており、チューブステント180の外周に円筒状をなすように巻かれて、略円筒状に形成されている。このフレキシブル配線基板66の外面側には、共振コンデンサー40や、受電コイル30が実装されている。なお、受電コイル30を構成する磁性体31は円筒状をなしており、その内周に円筒状に巻かれたフレキシブル配線基板66が挿通され、受電コイル30の電極35がハンダ67によってフレキシブル配線基板66の図示しない回路パターンに接続されている。そして、チューブステント180も含めて、上記部品の外周を囲むように、カバー77が一体成形されている。
この温熱治療器14によれば、人体の管状器官(例えば胆管等)のガン組織等が形成された患部200に挿入することができる。この状態で、チューブステント180の内部空間を通して体内の体液の流通が可能となるので、必要とされる治療期間に亘って留置が可能となる。そして、例えば通院等をして病院で、体外に配置された送電手段20に交流電力を供給して、温熱治療器14を発熱させることによって、温熱効果によって患部にできたガン組織等を死滅させて治療を行うことができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の要旨の範囲内において、各種の変形実施形態が可能であり、それらの変形実施形態も本発明の範囲に含まれるものである。
10,11,12,13,14 温熱治療器
20 送電手段
21 共振コンデンサー
22 送電コイル
23 インバーター回路
30 受電コイル
31 磁性体
33 コイル
35 電極
40 共振コンデンサー
60,66 フレキシブル配線基板
61 基部
63 折曲部
65 基端
67 ハンダ
70,77,80,90,100 カバー
81,91,101 先端部
85,95,97,105 突起
83,93,103 基端部
150,160 金型
165 支持部
170 キャビティ
180 チューブステント
181 体液流通穴
183 係止部
200 患部
201 人体
220 内壁
300 注射針
301 スリット
302 プッシャ
303 溝

Claims (9)

  1. 内部に磁性体を有し、外部からの無線給電により発電する受電コイルと、
    前記受電コイルに接続された共振コンデンサーと、
    前記受電コイル及び前記共振コンデンサーが実装されたフレキシブル配線基板と、
    前記受電コイル、前記共振コンデンサー及び前記フレキシブル配線基板を含む構成部品を覆うカバーとを備えていることを特徴とする体内埋込型温熱治療器。
  2. 前記受電コイルと前記共振コンデンサーとで構成される回路の共振周波数が、1〜2450MHzとなるように設定されている、請求項1記載の体内埋設型温熱治療器。
  3. 前記カバーは、樹脂よりも熱伝導率が高い充填材を含有する樹脂部材からなる、請求項1又は2記載の体内埋設型温熱治療器。
  4. 前記フレキシブル配線基板は、細長い板状をなしており、その端部がL字状に屈曲されて屈曲端部をなし、該屈曲端部に前記共振コンデンサーが実装され、前記屈曲端部以外の部分に前記受電コイルが実装されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の体内埋設型温熱治療器。
  5. 前記磁性体は、温度によって透磁率が変化する性質を有しており、前記受電コイルの発電時に前記受電コイルが所定温度以上になると、前記透磁率の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の体内埋設型温熱治療器。
  6. 前記共振コンデンサーは、温度によって静電容量が変化する性質を有しており、前記受電コイルの発電時に前記共振コンデンサーが所定温度以上になると、前記静電容量の変化によって受電効率が低下して温度が低下するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の体内埋設型温熱治療器。
  7. 前記カバーは、前記受電コイル、前記共振コンデンサー及び前記フレキシブル配線基板を含む構成部品を埋設するように一体成形された樹脂部材で形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の体内埋設型温熱治療器。
  8. 前記カバーの外周には、体内の患部に係合可能な係合手段が設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の体内埋設型温熱治療器。
  9. 更に、チューブ状をなしたチューブステントを有しており、
    前記受電コイル、前記磁性体及び前記共振コンデンサーが実装された前記フレキシブル配線基板が、前記チューブステントの外周に筒状をなして巻かれるように配置され、
    このフレキシブル配線基板の外周を覆うように、前記カバーが配置されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の体内埋設型温熱治療器。
JP2018088835A 2018-05-02 2018-05-02 体内埋込型温熱治療器 Pending JP2019193748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088835A JP2019193748A (ja) 2018-05-02 2018-05-02 体内埋込型温熱治療器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018088835A JP2019193748A (ja) 2018-05-02 2018-05-02 体内埋込型温熱治療器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019193748A true JP2019193748A (ja) 2019-11-07

Family

ID=68469221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018088835A Pending JP2019193748A (ja) 2018-05-02 2018-05-02 体内埋込型温熱治療器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019193748A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292173A (ja) * 1986-06-13 1987-12-18 オリンパス光学工業株式会社 体内加温装置
JP2001224551A (ja) * 2000-02-15 2001-08-21 Asahi Optical Co Ltd カプセル内視鏡
JP2003038548A (ja) * 2001-08-02 2003-02-12 Yoji Kozuka 高機能化インプラントの構成方法
JP2011071076A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Yoji Kozuka 発熱体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62292173A (ja) * 1986-06-13 1987-12-18 オリンパス光学工業株式会社 体内加温装置
JP2001224551A (ja) * 2000-02-15 2001-08-21 Asahi Optical Co Ltd カプセル内視鏡
JP2003038548A (ja) * 2001-08-02 2003-02-12 Yoji Kozuka 高機能化インプラントの構成方法
JP2011071076A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Yoji Kozuka 発熱体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN203736302U (zh) 配置用于治疗组织的电热设备和用于治疗组织的外科系统
AU2008335462B2 (en) Implantable lead having a variable coil conductor pitch
Tanabe et al. High-performance wireless powering for peripheral nerve neuromodulation systems
EP2038001B1 (en) Implantable medical devices having a liquid crystal polymer housing
US8239040B2 (en) Electrode catheter for intervention purposes
US20090192555A1 (en) Fixation of implantable pulse generators
JP2005520596A (ja) 冷却される可撓性電極を備えたカテーテル
US9806536B2 (en) Method and apparatus for wireless magnetic power transmission
JP2012130690A (ja) マイクロ波場検出ニードルアセンブリ、その製造方法、それを用いた組織内照射焼灼領域の調節方法およびそれを含むシステム
CN112004492A (zh) 具有宽带天线的组织消融装置
EP2164417A2 (en) Systems and methods for inductive heat treatment of body tissue
JP2020512022A5 (ja)
RU2761368C2 (ru) Устройство управления для электрохирургического инструмента
JP2019193748A (ja) 体内埋込型温熱治療器
JP6581674B2 (ja) 発光型治療具
JP2020138024A (ja) 高周波(rf)アブレーションカテーテル先端電極のプリント回路基板(pcb)壁内の温度センサ構造
EP0834289A2 (en) Ablation catheter with an induction heated heating member
AU2016356557B2 (en) Implant conductor assembly with improved radio frequency properties
US20170333704A1 (en) Leads for neurostimulation and method of assembling the same
US10603488B2 (en) Implantable medical devices having diamagnetic conductors and contacts
CN108309437A (zh) 一种射频消融针
JP6095532B2 (ja) 処置具、及び手術システム
JP6274960B2 (ja) 内視鏡システム
TWI584777B (zh) 可撓深度磁場產生裝置
JP4169364B1 (ja) 生体加熱器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210803