JPH0787844A - アルギニンを用いる霜害抑制及び生長抑制剤の製造 - Google Patents
アルギニンを用いる霜害抑制及び生長抑制剤の製造Info
- Publication number
- JPH0787844A JPH0787844A JP30026892A JP30026892A JPH0787844A JP H0787844 A JPH0787844 A JP H0787844A JP 30026892 A JP30026892 A JP 30026892A JP 30026892 A JP30026892 A JP 30026892A JP H0787844 A JPH0787844 A JP H0787844A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arginine
- plant
- frost damage
- production
- suppress
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- Pending
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 植物体内のアルギニン濃度が高まると生育の
抑制がおこる。生育の抑制がおこることを利用して霜害
を受ける可能性のある期間、植物活動を抑制し、これに
よつて春期の耐凍性低下を抑え、あるいは秋期の耐凍性
獲得を促進する。 【構成】 アルギニンの水溶液等を植物に与えて細胞内
のアルギニンの濃度を高める。
抑制がおこる。生育の抑制がおこることを利用して霜害
を受ける可能性のある期間、植物活動を抑制し、これに
よつて春期の耐凍性低下を抑え、あるいは秋期の耐凍性
獲得を促進する。 【構成】 アルギニンの水溶液等を植物に与えて細胞内
のアルギニンの濃度を高める。
Description
【産業上の利用分野】 果樹園芸を含む高等植物を利用
する産業。
する産業。
【従来の技術】 アミノ酸とくにアルギニンを用いて高
等植物の生長を抑制し、霜害抑制に応用した技術はこれ
まで知られていない。これまでは、無機化合物を植物の
葉面に散布することで霜害を抑制する方法、植物葉面に
散水して霜害を抑制する方法、植物体をプラスチド製の
膜等で包む方法、あるいは氷核を形成しない細菌を利用
する方法等が考えられている。
等植物の生長を抑制し、霜害抑制に応用した技術はこれ
まで知られていない。これまでは、無機化合物を植物の
葉面に散布することで霜害を抑制する方法、植物葉面に
散水して霜害を抑制する方法、植物体をプラスチド製の
膜等で包む方法、あるいは氷核を形成しない細菌を利用
する方法等が考えられている。
【発明が解決しようとする課題】 植物の生育適温より
も環境温度が低いにも拘わらず植物の生育が活発なため
に甚大な霜害を被むる場合がある。この発明は霜害の発
生が予測される場合に、あらかじめ生育を抑制して霜害
発生を回避あるいは軽減させることを課題としている。
も環境温度が低いにも拘わらず植物の生育が活発なため
に甚大な霜害を被むる場合がある。この発明は霜害の発
生が予測される場合に、あらかじめ生育を抑制して霜害
発生を回避あるいは軽減させることを課題としている。
【課題を解決するための手段】 この発明は、アルギニ
ンを単独に、或いはこの誘導体と組合せて必要に応じて
状態改良剤を加えて、水溶液或いは粉末状で植物に作用
させて生育を抑制させる製剤と方法に係わるものであ
る。アルギニン誘導体、グアニジン及びグアニジン誘導
体もアルギニンと同様の効果を有する。
ンを単独に、或いはこの誘導体と組合せて必要に応じて
状態改良剤を加えて、水溶液或いは粉末状で植物に作用
させて生育を抑制させる製剤と方法に係わるものであ
る。アルギニン誘導体、グアニジン及びグアニジン誘導
体もアルギニンと同様の効果を有する。
【作用】 アルギニンは濃度を高めて植物に与えると植
物の生長を著しく抑える。アルギニンによる生長抑制が
おこると植物の受ける霜害は軽減される状態となり得
る。細胞内の濃度が低下すると生長抑制は解除される。
物の生長を著しく抑える。アルギニンによる生長抑制が
おこると植物の受ける霜害は軽減される状態となり得
る。細胞内の濃度が低下すると生長抑制は解除される。
【実施例】 50mMのアルギニンを水溶液として与え
ると60%、100mMのアルギニンでは95%の生長
抑制が起こる。
ると60%、100mMのアルギニンでは95%の生長
抑制が起こる。
【発明の効果】 使用するアルギニンは天然に遊離状態
で存在するものであり、植物に吸収されたものは霜害の
危険期間をすぎると徐々に吸収されて窒素源として利用
されるので、特に食品製造の材料として用いる高等植物
の霜害対策に応用できる。
で存在するものであり、植物に吸収されたものは霜害の
危険期間をすぎると徐々に吸収されて窒素源として利用
されるので、特に食品製造の材料として用いる高等植物
の霜害対策に応用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】1 この発明は、アルギニンを単独に或い
はこの誘導体と組み合わせて必要に応じて状態改良剤を
加えて、水溶液或いは粉末状で植物に作用させて生育を
抑制させる製剤と方法に係わるものである。 2 アルギニンを液体状態、粉末状態及び個体状態で植
物を与えて細胞の生長を抑制する製剤。 3 アルギニンの炭素骨格を有する誘導体を用いて1の
目的で製造する製剤。 4 6個以内の炭素原子鎖を有するグアニジン誘導体を
用いて1の目的で製造する製剤。 5 グアニジン及びグアニジン基が修飾された誘導体も
包含する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30026892A JPH0787844A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | アルギニンを用いる霜害抑制及び生長抑制剤の製造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30026892A JPH0787844A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | アルギニンを用いる霜害抑制及び生長抑制剤の製造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787844A true JPH0787844A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17882747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30026892A Pending JPH0787844A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | アルギニンを用いる霜害抑制及び生長抑制剤の製造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787844A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001087804A1 (en) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Holmen Aktiebolag | Nitrogen containing fertilizer for plant growth |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP30026892A patent/JPH0787844A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001087804A1 (en) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Holmen Aktiebolag | Nitrogen containing fertilizer for plant growth |
JP2003533430A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | ホルメン、アクティエボラーグ | 植物生育のための窒素含有肥料 |
AU2001258983B2 (en) * | 2000-05-15 | 2005-12-01 | Swetree Technologies Ab | Nitrogen containing fertilizer for plant growth |
US7381237B2 (en) | 2000-05-15 | 2008-06-03 | Swetree Technologies Ab | Nitrogen containing fertilizer for plant growth |
US7892313B2 (en) | 2000-05-15 | 2011-02-22 | Swetree Technologies Ab | Nitrogen containing fertilizer for plant growth |
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