JPH078769A - ポリエステル多孔質膜及びその製造方法 - Google Patents

ポリエステル多孔質膜及びその製造方法

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JPH078769A
JPH078769A JP15740893A JP15740893A JPH078769A JP H078769 A JPH078769 A JP H078769A JP 15740893 A JP15740893 A JP 15740893A JP 15740893 A JP15740893 A JP 15740893A JP H078769 A JPH078769 A JP H078769A
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JP
Japan
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fine particles
polyester
porous film
slit
fine
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JP15740893A
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Seiya Koyanagi
精也 小▲柳▼
Yoshio Kawai
美穂 河合
Jun Kamo
純 加茂
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 ポリエステル重合体40〜95重量%と平均粒子径が
0.02〜10μmである微粒子60〜5重量%とから
なり、多孔質膜の厚み方向に微細孔が貫通しており、該
微細孔が平均幅0.01〜10μmのスリット状微細孔
であるポリエステル多孔質膜及びその製造方法に関し、
精密濾過用途に適性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密濾過に使用される
ポリエステル多孔質膜及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質膜は、工業排水・工程水の処理等
の工業分野、人工腎臓・血漿分離等の医療分野、食品関
連分野、家庭用浄水器など幅広い分野における精密濾過
に使用されている。
【0003】このような用途に用いられる多孔質膜とし
ては、数多くの高分子重合体が研究され、例えば、ポリ
オレフィン系、ポリエステル系、ポリイミド系、ポリス
ルホン系等の様々な膜が開示されている。
【0004】膜に要求される性能としては、透過性能・
分離性能等の膜性能が優れていることは当然であるが、
それ以外にも使用条件下に耐え得るための機械的特性、
耐熱性、耐薬品性等の特性が要求され、更に膜を工業的
に生産するためには低コストで容易に製造できることも
要求される。
【0005】ポリオレフィンは機械的特性、耐薬品性に
優れているが、耐熱性に劣るという欠点を有している。
又、ポリイミド及びポリスルホンは耐熱性、耐薬品性に
優れているが、一般に相分離湿式法により製造されるた
め機械的特性が劣り、更には素材自体が非常に高価であ
る。
【0006】これら膜素材の中では、ポリエステルが耐
熱性、機械的特性、耐薬品性に優れた比較的バランスの
とれた素材であり、しかも低コストであることから、従
来より、種々のポリエステル多孔質膜が提案されてい
る。
【0007】多孔質膜の製造方法としては様々な方法が
知られており、例えばミクロ相分離湿式法、添加剤抽出
法、放射線照射後エッチング法、溶融賦形延伸法等が挙
げられる。これらの中では溶融賦形延伸法により多孔質
化する方法が比較的簡単で工業的に有利であり、しかも
溶剤を使用しないことから安全性に優れるという特徴を
有している。
【0008】溶融賦形延伸法としては、結晶性高分子の
ラメラ積層結晶部間を剥離させることにより微細貫通孔
を形成する方法(特公昭56−52123号公報、特開
昭57−42919号公報)、ポリオレフィンに微粒子
を添加してマトリックスとなるポリオレフィンと微粒子
との界面を剥離させることにより微細貫通孔を形成する
方法(特開平1−293102号公報)、特定構造のポ
リエステルを溶融賦形延伸することにより微細貫通孔を
形成する方法(特開昭54−101918号公報)等が
開示されている。
【0009】しかしながら特公昭56−52123号公
報及び特開昭57−42919号公報に記載された方法
では、膜材料が結晶性高分子の中でも比較的結晶化速度
の速いポリオレフィンに限られ、結晶化速度が十分に高
くならないポリエステルをこの方法に準じて多孔質化し
ようとしても実用的な膜性能は得られない。
【0010】又特開平1−293102号公報に記載さ
れた方法では、膜材料としては凝集力の比較的低いポリ
オレフィンしか開示されていない。更に特開昭54−1
01918号公報では、特定構造のポリエステルしか使
用できないうえに、この膜は孔径0.1μm以下の微小
孔しか有していないため精密濾過膜には適していない。
【0011】この他特開昭64−38445号公報には
溶剤結晶化延伸法によるポリエステル多孔質膜が開示さ
れている。この膜は、使用する溶剤が限定されるうえに
溶剤で結晶化させるのに長時間を要するため、工業的に
不利である。又特開昭59−59206号公報には添加
剤抽出法によるポリエステル多孔質中空繊維膜が開示さ
れているが、この膜は平均孔径0.3μm以下の微小孔
しか有していないため精密濾過膜には適していない。
【0012】又特開昭56−20612号公報には添加
剤抽出法によるポリエステル中空繊維が開示されてい
る。この中空繊維は、幅0.001〜5μmのスリット
状微細孔を有した吸水性・吸湿性に優れた中空繊維であ
り、該微細孔のうちの少なくとも一部は中空部まで貫通
しているものの、該公報に記載されているように繊維横
断面における微細孔の占める割合の好ましい範囲が高々
30%程度であることから、膜としては実用的な性能は
得られない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、耐圧性及び耐薬品性に優れるスリット状微細孔を有
する精密濾過に適したポリエステル多孔質膜を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ポリエステル重合
体に特定粒径の微粒子を特定量混合することで上記目的
の膜を得ることを見いだした。
【0015】即ち本発明の要旨は、ポリエステル重合体
40〜95重量%と平均粒子径が0.02〜10μmで
ある微粒子60〜5重量%とからなる多孔質膜であっ
て、多孔質膜の厚み方向に微細孔が貫通しており、該微
細孔が平均幅0.01〜10μmのスリット状微細孔か
らなるポリエステル多孔質膜及びその製造方法にある。
【0016】以下、本発明について説明する。本発明の
ポリエステル重合体とは、その分子中にエステル結合を
有する重合体であるが、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリブチレンナフタレート、ポリアリレート
等が挙げられる。
【0017】本発明の微粒子としては、平均粒子径が
0.02〜10μmであれば特に制限はなく無機微粒子
でも有機微粒子でも使用することができる。無機微粒子
としては、例えば炭酸カルシウム、酸化カルシウム、酸
化チタン、シリカ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、タルク、クレー
等が挙げられ、有機微粒子としてはナイロン樹脂、架橋
シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋PMMA
樹脂等があげられる。
【0018】微粒子の平均粒子径は0.02〜10μm
であることが必要である。微粒子の平均粒子径が0.0
2μmより小さい場合には延伸を行っても多孔化しな
い。又、微粒子の平均粒子径が10μmを越える場合に
は、延伸により生じる微細孔のスリット幅が大きくなり
すぎて、機械的強度に劣り、膜としての使用に耐えな
い。
【0019】ポリエステル重合体と平均粒子径が0.0
2〜10μmである微粒子との混合割合は、ポリエステ
ル重合体40〜95重量%、微粒子60〜5重量%であ
る必要がある。微粒子の混合率が60重量%を越える
と、延伸が困難となり、逆に5重量%未満では、貫通孔
の形成が困難となる。又本発明のポリエステル多孔質膜
の空孔率は10〜95%であることが濾過性能上好まし
い。
【0020】本発明の特徴は、特定粒径の微粒子を特定
量混合したポリエステル多孔質膜にあり、該微粒子の配
合によって平均幅が0.01μm以上の比較的大きな幅
のスリット状微細貫通孔を有するポリエステル多孔質膜
を得ることができる。又、該微粒子の粒径を制御するこ
とにより、スリット状微細孔の幅を簡単にしかも精度よ
く制御することが可能である。
【0021】本発明の膜は微粒子と一体化されたもので
あるので、ポリエステルのみの多孔質膜よりも、より耐
熱性と耐圧性に優れるものである。又本発明のポリエス
テル多孔質膜の形状は、平膜でも良いし、中空繊維状で
も良い。
【0022】次に本発明のポリエステル多孔質膜の製造
方法の一例について述べる。本発明のポリエステル多孔
質膜が中空繊維状である場合には、ポリエステル重合体
と特定粒径の微粒子を特定量混合し、中空繊維状に溶融
賦形した後、延伸して製造することができる。
【0023】混合方法は、特に限定されず、公知の混合
方法が使用できる。例えば前記成分をヘンシェルミキサ
ー等の混合機に添加し混合することもできるし、一軸あ
るいは二軸のスクリュー押し出し機により溶融混練し、
押し出し物を切断してペレットとした後に使用すること
もできる。
【0024】次いで上記混合物を中空繊維状に溶融賦形
する。溶融賦形の際に用いる中空繊維製造用ノズルとし
ては、二重円筒タイプ、ブリッジタイプ等の公知のもの
を用いることができる。溶融賦形温度は200〜400
℃であることが好ましい。200℃未満では紡糸が困難
であり、逆に、400℃を越えるとポリエステル重合体
が分解する。
【0025】この範囲の温度でノズルから吐出された前
記混合物は、ドラフト比1〜200の範囲で巻き取られ
ることが好ましい。ドラフト比が1より小さい場合には
安定して巻き取ることが困難であり、逆にドラフト比が
200を越えると未延伸糸の配向が進み、後の工程であ
る延伸が困難となる。
【0026】次いで得られた中空繊維を延伸する。該中
空繊維は、延伸することにより多孔質構造となる。即ち
延伸によって微粒子の周辺にボイドやクレーズが発生
し、これらが延伸とともに拡大してスリット状の微細孔
となり、粒径に対応した幅のスリット状微細孔が形成さ
れる。従って微粒子の粒径を制御することにより、微細
孔のスリット幅を制御することができる。
【0027】延伸温度は、ポリエステル重合体のガラス
転移点(Tg)以上が好ましく、より好ましくはTgよ
り0〜150℃高い温度範囲である。Tg未満では、ポ
リエステル重合体の流動性が低いため、延伸が困難とな
る。しかし50%までの延伸量ならばTg未満の温度で
も延伸が可能であり、この後Tg以上で延伸する方法も
採用される。
【0028】延伸時の変形速度は1%/min以上が好
ましい。変形速度が1%/min未満では、延伸が不均
一となり延伸時に糸切れが発生しやすくなる。延伸方法
としては、例えばローラー間で連続的に行えるが、2段
以上の多段で行うことでより均一な延伸が可能となる。
【0029】延伸量は100〜900%(即ち延伸比
2.0〜10.0倍)が好ましく、より好ましくは、2
00〜800%である。延伸量が100%未満では、微
粒子の周りに発生した微細孔はそれぞれ独立しており、
貫通孔とはならない。
【0030】100%以上延伸することにより、発生し
たスリット状微細孔同士が連結して貫通孔となる。逆に
延伸量が900%を越えると、延伸時に糸切れが発生し
やすくなる。
【0031】又必要に応じて得られた多孔質中空繊維膜
をポリマーのTg以上で熱セットを行うこともできる。
【0032】以上の方法で、平均幅0.01〜10μm
のスリット状微細孔が厚み方向に貫通したポリエステル
多孔質中空繊維膜が得られる。このようにして得られた
多孔質中空繊維膜は、外径が2mm以下であることが好
ましく、より好ましい範囲は20〜1000μmであ
る。又肉厚は500μm以下であることが好ましく、よ
り好ましい範囲は5〜400μmである。
【0033】多孔質中空繊維膜の外径が2mmを越える
と、中空形状を保つのが困難となる傾向にあり、特に外
圧がかかると偏平化しやすくなる。又外径が20μmよ
り小さくなると、紡糸時に糸切れが発生しやすくなる。
【0034】又本発明のポリエステル多孔質膜が平膜で
ある場合には、前記のポリエステル重合体と特定粒径微
粒子混合物を溶融押し出し法でフィルム状に賦形した
後、延伸して製造することができる。
【0035】又フィルムの延伸は1軸延伸しても良い
し、機械的強度を低下させない程度に2軸延伸しても良
い。フィルムの厚みは5〜500μm、より好ましい範
囲は5〜400μmである。
【0036】以上述べたように、本発明の特徴は、特定
粒径の微粒子を特定量混合したポリエステル多孔質膜に
あり、該微粒子の配合によって平均幅が0.01μm以
上の比較的大きな幅のスリット状微細貫通孔を有するポ
リエステル多孔質膜を得ることができ、しかも該微粒子
の粒径を制御することにより、スリット状微細孔の幅を
簡単に精度よく制御することができることにある。
【0037】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。「空気透過速度」は、微細孔の孔径及び空孔率が同
一であっても膜厚に依存するため、膜性能の指標として
は膜厚で換算することが好ましい。空気透過速度は膜厚
に反比例するので以下の式により換算し、空気透過速度
AFrを計算した。 AFr=AF×t ここで、tは膜厚(μm)、AFは25℃での空気透過
速度の実測値(l/m2 ・hr・0.5kg・cm-2
である。
【0038】実施例1 ポリエチレンテレフタレート(三菱レイヨン(株)製
「ダイヤナイトUF−PET」)70重量部、平均粒径
0.8μmの架橋シリコーン微粒子(東芝シリコーン
(株)製「トスパール108」)30重量部を混合し、
二軸押し出し機により300℃で混練し、ペレットを得
た。得られたペレットを二重円筒型中空繊維製造用ノズ
ルを用いて、紡糸温度310℃、吐出線速度10cm/
min、巻き取り速度10m/min、ドラフト比10
0で紡糸した。次いで得られた未延伸中空繊維を80
℃、1000%/minの変形速度で、延伸量が700
%となるよう熱延伸した後、100℃で熱セットを行っ
た。
【0039】得られた多孔質中空繊維膜は外径420μ
m、内径320μmであった。又中空繊維膜の外表面、
内表面及び断面を走査型電子顕微鏡(以下SEMと略
記)で観察した結果、平均幅0.4μm・平均長さ11
μmのスリット状微細孔が開孔し、厚み方向に貫通して
いることが認められた。この中空繊維膜の空気透過速度
は7.5×107 μm・l/m2 ・hr・0.5kg・
cm-2であり、空孔率は83%で水銀ポロシメータより
求めた円筒換算平均孔径は0.7μmであった。
【0040】実施例2 ポリブチレンテレフタレート(三菱レイヨン(株)製
「タフペットPBT」)70重量部、平均粒径7μmの
架橋PMMA微粒子(総研化学(株)製「MR−7
G」)30重量部を混合し、二軸押し出し機により26
0℃で混練し、ペレットを得た。得られたペレットを二
重円筒型中空繊維製造用ノズルを用いて、紡糸温度28
0℃、吐出線速度10cm/min、巻き取り速度5m
/min、ドラフト比50で紡糸した。次いで得られた
未延伸中空繊維を50℃、100%/minの変形速度
で、延伸量が500%となるよう5段で熱延伸した。
【0041】得られた多孔質中空繊維膜は外径550μ
m、内径470μmであった。又中空繊維膜の内表面及
び外表面及び断面をSEMで観察した結果、平均幅6μ
m・平均長さ19μmのスリット状微細孔が開孔し、厚
み方向に貫通していることが認められた。空孔率は86
%であった。
【0042】実施例3 2,6−ナフタレンジカルボン酸とポリエチレングリコ
ールとから常法によりポリエチレンナフタレートを重合
した。得られたポリエチレンナフタレート80重量部、
平均粒径1.0μmの表面処理炭酸カルシウム微粒子
(白石カルシウム(株)製「POフィラー」)20重量
部を混合し、二軸押し出し機により310℃で混練し、
ペレットを得た。得られたペレットをフィルムダイを用
いて320℃で押し出しフィルムを得た。次いでフィル
ムを120℃、500%/minの変形速度で、延伸量
が300%となるよう1軸に熱延伸し、多孔質平膜を得
た。
【0043】得られた平膜の膜厚は30μmであった。
SEM観察により、平均幅1μm・平均長さ4μmのス
リット状微細孔が開孔していた。空孔率は66%であっ
た。
【0044】実施例4 ポリアリレート(ユニチカ(株)製「Uポリマー U−
100」)60重量部、平均粒径2.0μmの架橋シリ
コーン微粒子(東芝シリコーン(株)製「トスパール1
20」)40重量部を混合し、二軸押し出し機により3
30℃で混練し、ペレットを得た。得られたペレットを
二重円筒型中空繊維製造用ノズルを用いて、紡糸温度3
30℃、吐出線速度10cm/min、巻き取り速度2
m/min、ドラフト比20で紡糸した。次いで得られ
た未延伸中空繊維を205℃、5000%/minの変
形速度で、延伸量が200%となるよう熱延伸した。
【0045】得られた多孔質中空繊維膜は外径850μ
m、内径610μmであった。また、中空繊維膜の外表
面、内表面及び断面をSEMで観察した結果、平均幅2
μm・平均長さ7μmのスリット状微細孔が開孔し、厚
み方向に貫通していることが認められた。空孔率は65
%であった。
【0046】
【発明の効果】本発明の製造方法により、平均幅0.0
1μm〜10μmのスリット状微細孔が厚み方向に貫通
した従来にはないポリエステル多孔質膜が得られる。又
この方法により得られたポリエステル多孔質膜は、耐熱
性、耐圧性、耐薬品性に優れるため、濾過分離用途に広
い適性を有している。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル重合体40〜95重量%と
    平均粒子径が0.02〜10μmである微粒子60〜5
    重量%とからなる多孔質膜であって、多孔質膜の厚み方
    向に微細孔が貫通しており、該微細孔が平均幅0.01
    〜10μmのスリット状微細孔であることを特徴とする
    ポリエステル多孔質膜。
  2. 【請求項2】 多孔質膜が中空繊維膜であることを特徴
    とする請求項1記載の多孔質膜。
  3. 【請求項3】 多孔質膜がフィルムであることを特徴と
    する請求項1記載の多孔質膜。
  4. 【請求項4】 ポリエステル重合体40〜95重量%と
    平均粒子径が0.02〜10μmである微粒子60〜5
    重量%を混合した後、所定の形状に溶融賦形し、次いで
    この賦形物を延伸することを特徴とする請求項1記載の
    多孔質膜の製造方法。
JP15740893A 1993-06-28 1993-06-28 ポリエステル多孔質膜及びその製造方法 Pending JPH078769A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101961611A (zh) * 2010-10-27 2011-02-02 江南大学 一种聚酯中空纤维微孔膜及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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