JPH078736A - 圧力スイング法における動力回収装置 - Google Patents

圧力スイング法における動力回収装置

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Publication number
JPH078736A
JPH078736A JP5153324A JP15332493A JPH078736A JP H078736 A JPH078736 A JP H078736A JP 5153324 A JP5153324 A JP 5153324A JP 15332493 A JP15332493 A JP 15332493A JP H078736 A JPH078736 A JP H078736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorption
adsorption tower
recovery device
carbon dioxide
power recovery
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Withdrawn
Application number
JP5153324A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nohara
博 野原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH078736A publication Critical patent/JPH078736A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PSA法によるガス吸着分離装置における膨
張エネルギー回収装置を提供しようとするものである。 【構成】 複数の吸着塔への流路を切り換える圧力スイ
ング法で混合ガスを吸着分離する装置における動力回収
装置において、吸着工程の吸着塔出口と脱着工程の吸着
塔入口を膨張タービンを介して連通したことを特徴とす
る膨張タービンによる動力回収装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力スイング法による
混合ガス吸着分離装置における動力回収装置に関し、例
えば、ボイラプラント排ガスから二酸化炭素を回収する
装置やトンネル換気用脱硝装置等の吸着分離装置に付設
するのに適した動力回収装置である。
【0002】
【従来の技術】圧力スイングサイクル法(PSA法)で
混合ガスを吸着分離する方法は、混合ガス中の特定成分
を吸着する吸着剤を吸着塔内に充填し、比較的高圧で上
記特定成分を吸着し、非吸着成分を排出する吸着工程
と、真空ポンプで塔内を排気して比較的低圧で特定成分
を脱着する工程とを交互に切り換える吸着サイクルで混
合ガスの成分分離を行うものである。
【0003】図2は従来のPSA法による吸着分離装置
の系統図である。この装置は、吸着剤を充填する吸着塔
1及び2、混合ガス3を供給するためのブロア4、混合
ガス3の流れを切り換えるための自動弁5及び6、非吸
着成分ガス7の流れを切り換えるための自動弁8及び
9、吸着成分ガス10を脱着するための真空ポンプ1
1、真空ポンプ11への流れを切り換えるための自動弁
15及び16、上記非吸着成分ガス7の一部を微開の弁
14を介して脱着工程の吸着塔1又は2に流すための自
動弁12又は13を有している。
【0004】以下、図2の装置を用いて二酸化炭素を回
収する例を説明する。 (工程I) 自動弁の開閉状況 開放:自動弁5、8、12、15 閉鎖:自動弁6、9、13、16 微開:弁14 二酸化炭素を含有する混合ガス3はブロア4で加圧し、
吸着塔1の下部から供給し、吸着剤に二酸化炭素を吸着
し、非吸着成分ガス7を系外に排出する。他方、二酸化
炭素を吸着している吸着塔2を真空ポンプ11で減圧し
て二酸化炭素17を脱着回収し、吸着剤を再生する。そ
の際に、系外に排出される非吸着成分ガスの一部を微開
の弁14から脱着工程の吸着塔2に上部から流すことに
より、二酸化炭素の脱着を促進する。次いで、吸着塔1
内の吸着剤が二酸化炭素で飽和する前に、自動弁を下記
のとおり切り換えて、吸着塔1を脱着工程へ、吸着塔2
を吸着工程に移行する。
【0005】(工程II) 自動弁の開閉状況 開放:自動弁6、9、13、16 閉鎖:自動弁5、8、12、15 微開:弁14 吸着塔2には、ブロア4により混合ガス3が供給され、
工程Iで再生された吸着剤に二酸化炭素を吸着し、非吸
着成分ガス7を系外に排気するとともに、吸着塔1は真
空ポンプ11で減圧して吸着剤から二酸化炭素を脱着
し、同時に吸着塔2から系外に排出される非吸着成分ガ
ス7の一部を微開の弁14から吸着塔1に上部から流す
ことにより、二酸化炭素の脱着を促進する。次いで、吸
着塔2内の吸着剤が二酸化炭素で飽和する前に、自動弁
を切り換えて、吸着塔2を脱着工程へ、吸着塔1を吸着
工程に移行させる。このようにして、工程Iと工程IIを
交互に切り換えて混合ガスから二酸化炭素を吸着、脱着
回収する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のPSA法で二酸
化炭素を回収する場合は、吸着工程及び脱着工程の吸着
塔はいずれも常温で実施するため、脱着工程の吸着塔は
真空ポンプ11で0.2〜0.5ataの真空にする必
要がある。そして、吸着工程の吸着塔から排出される非
吸着成分ガスの一部は、微開の弁を介して減圧し、脱着
工程の吸着塔に上部から流すときに、非吸着成分ガスの
流れで発生した運動エネルギーは、弁の後流側で熱エネ
ルギーに変換されて放冷されるため、エネルギーとして
回収されることはなかった。
【0007】そこで、本願発明では、上記の欠点を解消
し、微開の弁で放散されていた膨張エネルギーを回収し
て省エネを可能にする、PSA法によるガス吸着分離装
置における膨張エネルギー回収装置を提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の吸着塔
への流路を切り換える圧力スイング法で混合ガスを吸着
分離する装置で、吸着工程の吸着塔出口と脱着工程の吸
着塔入口を膨張タービンを介して連通したことを特徴と
する膨張タービンによる動力回収装置である。
【0009】
【作用】本発明は、PSA吸着分離装置の吸着工程から
排出される非吸着成分ガスを、真空ポンプで減圧状態に
保持された脱着工程の吸着塔に流すときに、微開の弁の
代わりに膨張タービンを配置することにより、吸着塔間
の圧力差で流れる非吸着成分ガスの運動エネルギーを膨
張タービンで回収することができ、例えば発電機を回転
して電力に変換し、省エネを可能にした。
【0010】
【実施例】図1は本発明の1実施例である動力回収装置
を備えたPSA吸着分離装置の系統図であり、図2の微
開の弁14の代わりに膨張タービン18を用い、発電機
19を駆動させたもので、その他の装置構成は図2と差
異がないので装置の説明は省略する。なお、発電機の代
わりに上記の真空ポンプ11に直結してポンプ駆動エネ
ルギーの一部として使用することもできる。
【0011】以下、図1の装置を用い、二酸化炭素を回
収するときの、エネルギーの回収について説明する。 (工程I) 自動弁の開閉状況 開放:自動弁5、8、12、15 閉鎖:自動弁6、9、13、16 二酸化炭素を含有する混合ガス3はブロア4で加圧さ
れ、吸着塔1の下部から供給し、吸着剤に二酸化炭素を
吸着し、非吸着成分ガス7を系外に排気する。他方、二
酸化炭素を吸着している吸着塔2を真空ポンプ11で減
圧して二酸化炭素を脱着し、吸着剤を再生する。吸着塔
1から系外に排出される非吸着成分ガス7は概略大気圧
であり、真空ポンプ11で排気されている吸着塔2内は
0.2〜0.5ataの減圧状態にあるため、この圧力
差で膨張タービン18を回転させ、発電機19を駆動し
て電気エネルギーとして回収し、ブロア4及び真空ポン
プ11を駆動するエネルギーの一部として活用する。
【0012】(工程II) 自動弁の開閉状況 開放:自動弁6、9、13、16 閉鎖:自動弁5、8、12、15 次いで自動弁を上記のように切り換えることにより、吸
着塔2には、ブロア4により混合ガス3が供給され、工
程Iで再生された吸着剤に二酸化炭素を吸着し、非吸着
成分ガス7を系外に排気するとともに、吸着塔1は真空
ポンプ11で0.2〜0.5ataまで減圧し、吸着剤
から二酸化炭素を脱着し、同時に吸着塔2から系外に排
出される非吸着成分ガス7の一部を膨張タービン18を
介して吸着塔1に流すことにより、膨張タービン18を
回転させ、工程Iと同様に運動エネルギーを電気エネル
ギーに変換して動力の回収を行う。
【0013】そして、吸着塔2内の吸着剤が二酸化炭素
で飽和する前に、工程Iの状態に自動弁を切り換えて、
吸着塔2を脱着工程へ、吸着塔1を吸着工程に移行させ
る。このようにして、工程Iと工程IIを交互に切り換え
て混合ガスから二酸化炭素を吸着、脱着回収する間に、
膨張タービンを回転してエネルギーの回収を計るもので
ある。
【0014】なお、ボイラプラントの排ガスから二酸化
炭素を回収するために、図1の装置を用いるときには、
ボイラプラントから排出される排ガスを上記の混合ガス
として供給し、非吸着成分ガスはボイラプラントの煙突
から大気に放出する。そして、濃縮された二酸化炭素を
回収することができる。また、トンネル換気用脱硝装置
に適用するときには、図1の装置でトンネル内の空気か
らNOX 成分を濃縮して回収し、アンモニア脱硝反応装
置等で浄化した後、換気塔から大気中に排出することが
できる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、混合ガスを吸着分離するときの非吸着成分ガスを
再生ガスとして脱着工程の吸着塔に供給するときに膨張
タービンを回転させることにより、上記の吸着塔間の圧
力差を動力として回収することができ、省エネに大きく
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である動力回収装置を備えた
PSA吸着装置の系統図である。
【図2】従来のPSA吸着装置の系統図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吸着塔への流路を切り換える圧力
    スイング法で混合ガスを吸着分離する装置における動力
    回収装置において、吸着工程の吸着塔出口と脱着工程の
    吸着塔入口を膨張タービンを介して連通したことを特徴
    とする膨張タービンによる動力回収装置。
JP5153324A 1993-06-24 1993-06-24 圧力スイング法における動力回収装置 Withdrawn JPH078736A (ja)

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JP5153324A JPH078736A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 圧力スイング法における動力回収装置

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JP5153324A JPH078736A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 圧力スイング法における動力回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH078736A true JPH078736A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15560010

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JP5153324A Withdrawn JPH078736A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 圧力スイング法における動力回収装置

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JP (1) JPH078736A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212285B2 (en) 2004-07-14 2007-05-01 Fujitsu Limited Optical measurement device
JP2014075994A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 The Wakasa Wan Energy Research Center Co2ガス濃縮装置、及びco2ガス濃縮方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212285B2 (en) 2004-07-14 2007-05-01 Fujitsu Limited Optical measurement device
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Effective date: 20000905