JPH078697B2 - 巻回フィルム及びその製法 - Google Patents

巻回フィルム及びその製法

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JPH078697B2 JP63186961A JP18696188A JPH078697B2 JP H078697 B2 JPH078697 B2 JP H078697B2 JP 63186961 A JP63186961 A JP 63186961A JP 18696188 A JP18696188 A JP 18696188A JP H078697 B2 JPH078697 B2 JP H078697B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、予め咬合具の樹脂製ジッパー爪を融着したフ
ィルムを、全体にわたり均等な張力で巻回した巻回フィ
ルム及びその製法に関する。本発明によれば、従来の自
動製袋充填機の一部を改造することにより、従来の充填
速度と同等の速度で特別の熟練を要することなく自動製
袋充填を行うことができる。
〔従来の技術〕
従来、ジッパー爪付フィルムの製造方法としては、特公
昭45−35191号公報に示されるように、外側にオス又は
メス爪用吐出口を有するオス爪及びメス爪ダイを接合ロ
ールに沿って移動するフィルムの幅方向に向けて固設
し、オス爪及びメス爪ダイから溶融合成樹脂を押出し
て、オス爪及びメス爪を押出成形し、幅方向付近にメス
爪及びオス爪が並列して融着されたジッパー爪付フィル
ムとする方法が知られている。
上記方法で得られたジッパー爪付フィルムは、幅方向に
2つに折りたたまれて、オス爪及びメス爪を嵌合させた
状態で、底辺と側片相当部の融着とフィルムの切断によ
り、別個に切断されてジッパー付袋となる。このジッパ
ー付袋は内容物が装入された後、開口部が融着されて密
封されるものである。
また、特公昭48−11981号公報には、幅方向に2つに折
りたたまれたジッパー爪付フィルムを供給し、内容物装
入後、一部のジッパー爪のみを咬合し、ヨコ融着・切断
後、改めてジッパー爪の係合及びその上部の融着を行う
方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記フィルムはオス爪及びメス爪が設け
られているので、顕著な肉厚部を有するため、巻取ると
きいびつに盛り上がり嵩高となって、均一な張力が得ら
れない。また、無理に巻回してもジッパー爪の肉厚部は
狭いため、肉厚部がずり落ちて巻き崩れがちであった。
すなわち、高効率の製袋機や自動製袋充填機に供給でき
るように均一な張力で巻回することが不可能であった。
したがって、現実にはかせ巻きの状態で使用したり、嵩
高に緩く巻回した不安定なジッパー爪付フィルムの供給
を前提とする低能率の製袋機を使用していた。
自動製袋充填機に供給できる程度の巻回は一定の張力で
一定量が正確に巻出される必要上シワがあってはならな
いことは勿論、フィルムの長さ方向に常に一定の張力が
保たれ、巻回フィルム全体として回転しやすくバランス
がとれていることを要する。そこで、自動製袋充填機に
供給できるように巻回されたジッパー付袋用巻回フィル
ムが求められていた。
〔課題解決の手段〕
本発明は上記課題を解決することを目的とし、その構成
は、ジッパー爪付袋の製造に使用される、両端部に雌雄
のジッパー爪がそれぞれ融着され、紙管に一定の張力で
巻回されたフィルムであって、紙管の巻回部の一端から
他端に向けて傾斜して巻回され、フィルムの端縁線が他
方の巻回部に接触した部位で傾斜方向が逆転し、巻回部
の一端に向けて傾斜して巻回する方法を繰返して巻回さ
れていると共に、巻回された任意の隣接する2層のフィ
ルム間において、下層に巻回されたジッパー爪に、上層
に巻回されたジッパー爪が、該ジッパー爪が融着されて
いるフィルムを介して無理なく隣接して巻回される程度
に、フィルムが傾斜して巻回されていることを特徴と
し、更に、上記フィルムの製法であって、両端部に雌雄
のジッパー爪をそれぞれ融着し、紙管を往復移動させな
がら紙管の巻回部の一端から他端に向けて傾斜させて一
定の張力で紙管に巻回し、フィルムの端縁線が他方の巻
回部に接触した部位で傾斜方向を逆転し、巻回部の一端
に向けて傾斜して巻回する方法を繰返して巻回すると共
に、巻回された任意の隣接する2層のフィルム間におい
て、下層に巻回されたジッパー爪に、上層に巻回された
ジッパー爪が、該ジッパー爪が融着されているフィルム
を介して無理なく隣接して巻回される程度に、フィルム
を傾斜させて巻回することを特徴とする。
本発明に用いるフィルムは、少なくともオス爪及びメス
爪からなる咬合具、好ましくはこれら爪外方に設けたリ
ード線が融着される面がオス爪及びメス爪ダイから押出
される溶融合成樹脂と融着性を有するフィルムであれ
ば、単層品でも積層品でもよい。しかし、咬合具の有す
る密封性を生かすためには、例えば、熱溶融容易なポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体などのフィルムと気密性を有するナイロン、ポリ塩
化ビニリデン、ポリエステルなどのフィルムとの積層品
が好ましい。或いはこれらとアルミ箔等の金属箔、紙等
他の素材との積層品も使用できる。
本発明は巻回フィルムを長さ方向の中心線付近を袋底に
し、咬合具としてジッパーのオス爪及びメス爪をフィル
ムの両端部に設けるものである。端部とは各々フィルム
の端縁線からフィルム幅の1/5以下程度の部位が適して
いる。本発明によって得られる咬合具付フィルムも、通
常のフィルムと同様に咬合具付袋として内容物が装入さ
れ、密封包装に供されるものである。したがって、雌雄
の爪を設ける位置はフィルムの端縁線から、上記融着幅
とこの融着部の切断による開封幅とジッパーの開閉に要
する上部のゆとり幅とを確保した位置であればよい。現
実にはフィルムの端縁線から50mm以下、好ましくは20〜
30mmである。
リード線として、ジッパー爪の外方の上記ゆとり分だけ
離した融着部寄りに、少なくとも1本、でき得れば細い
引裂開封可能な間隔を保った平行な2本の肉厚部を設け
ることが好ましい。更に製袋の際、肉厚部の外方、肉厚
部が2本の場合はその中間部にVノッチ、1ノッチなど
の切断開始手段を設けると、手で開封できると共に、破
れ線が咬合具と平行に誘導される。しかも開封後ジッパ
ーの開閉に際しフィルムの端部が肉厚になり安定感があ
り使い心地が向上する。リード線はジッパー爪を融着す
るときに同時に樹脂を押出して融着すれば容易に製造す
ることができる。リード線は雌雄の爪の何れか一方の外
方に設けても雌雄それぞれの爪の外方に設けてもよい。
雌雄の爪及びリード線を構成する合成樹脂としては、フ
ィルムの雌雄の爪及びリード線が融着される側と同一の
素材でも異種素材でもよく、弾力性を有しフィルム内面
とよく融着するものが好ましい。
咬合具としてのジッパー用のオス爪及びメス爪の形状
は、オス爪の有する突起をメス爪の有する窪みに密に嵌
合させることができ、かつこの嵌合と解除を繰返し得る
ものであればよい。
ジッパー爪付フィルムを巻回する巻芯の形状は管状が好
ましい。場合によっては内部に補強材が張設されていて
も、フィルムの巻取り及び巻出しが円滑に行われるもの
であればよい。
素材は通常紙であるが、場合によってはプラスチックそ
の他の素材も使用できる。現在稼動されている通常の自
動製袋充填機にわずかな変更を施して使用することを考
慮すれば、ジッパー爪付のフィルムは、通常使用される
形態、呼び径が3インチ、希には6インチ、更に希には
その中間の紙管に巻回することが好ましい。したがっ
て、紙管の径は上記呼び径に工業上発生する程度の誤差
幅を含んだ径が好ましい。
本発明は上記フィルムを上記巻芯に対して蛇行して巻回
されていることに特徴を有する。通常の巻回フィルムの
ように端縁線を揃えて巻回すると極端な肉厚部があるた
め、均等な張力で巻回することができない。そこで巻芯
に対して斜めに傾斜させて巻回する。この傾斜の程度は
ジッパー爪が前回に巻回した時のジッパー爪と重ならな
い程度のいずれがあればよい。しかしながら、ジッパー
爪は上下をフィルムで押圧されているので、ずれの程度
はジッパー爪が変形しない程度のゆとりを要する。
このように巻芯に対して斜めに巻回していくため巻芯の
巻回部はフィルム幅より長いものであることを要する。
少しづつずらせて斜めに巻回していくとフィルム端縁線
が、巻芯の一方の巻回部端部と接触する。この時点で傾
斜方向を逆転し、他方に傾斜させて巻回していく。この
操作を繰返すことにより等間隔に巻回方向が逆転するフ
ィルム、すなわち、巻芯に対して蛇行して巻回されてい
るフィルムが得られる。
巻芯の長さは、フィルムを巻回すべき巻回部と等しいか
或いは長いものであり、巻回すべきフィルムは当然に巻
回部より幅の狭いものである。
本発明に係る巻回フィルムを自動製袋充填機に供給する
にあたっては、巻出し後に雌雄のジッパー爪を確実に嵌
合し、しかる後この嵌合状態が連続するように嵌合すべ
き部位に軽い押圧力を加えて、フィルムを折たたみ筒状
とするためのガイドとする。その後は常法にしたがい、
ジッパー爪外側をタテ融着し、ヨコ融着と切断・充填を
繰返しことにより連続的に製袋と充填と密封が行われ
る。更に、フィルムの巻出し機はフィルムが蛇行する。
間隔に合わせて軸方向に往復運動する機構を有するもの
が好ましい。
〔作用〕
本発明に係るフィルムは咬合具としての雌雄のジッパー
爪をフィルムに直接融着したものである。ジッパー爪を
設けたため局所的に極端な肉厚部が生じるが、巻芯に巻
回するにあたり互いに接触するフィルムの肉厚部が重な
り合わないように傾斜させて巻回し、一定間隔を保って
逆転させる、すなわち、蛇行させて巻回することにより
フィルム全体に均等な張力が加わった密実な巻き方をす
ることができる。しかもジッパー爪を両端に設けると、
巻回フィルムの肉厚部による盛り上がりが左右に分散
し、全体として重量バランスがとれた状態となり巻戻し
の際に円滑に回転し等速巻出しが可能になった。
巻芯に対して蛇行して巻回させることによりフィルムに
は多少のひづみが加わるが、このひづみはフィルム自体
の有する伸縮性により吸収され現実に問題にならないこ
とが判明した。
〔実施例〕
第1図は本発明の側面図、第2図は第1図のII−II線拡
大断面図である。
1は20μ厚のナイロンに30μ厚のポリエチレン、20μ厚
のエチレン−酢酸ビニル共重合体を積層してなる幅600m
mの3層積層フィルムであり、内面にジッパー爪が設け
られているが、ジッパー爪に関しては第2図に詳細に示
した。2は呼び径3インチの紙管であり、両端に非巻回
部を残して中央部のみに巻回した。3はオス爪、4はオ
ス爪3と嵌合するメス爪であり、それぞれ端縁線から40
mmの位置に融着した。蛇行幅を60mmとしたため、巻回部
の長さは720mmとなった。
フィルム1を第2図の矢印で示すように折りたたむと仮
想線で示す位置からメス爪4が嵌合する。その結果、位
置Aが袋底を形成する。5はオス爪3の外方に設けた内
部リード線、6は内部リード線5の外側にこれと平行に
設けた外部リード線である。このような肉厚部を有する
フィルムを蛇行させて巻回したため第1図に示すように
雌雄のジッパー爪の肉厚部が2個所瘤状に盛り上がった
が、雌雄のジッパー爪が両端にあってバランスがとれ、
両者の緊張は均一に保たれ、一定の速度で巻出すことが
可能であった。
次に本発明巻回フィルムの製法を説明する。第3図は本
発明の1実施例の方法を示す説明図、第4図は第3図の
IV線矢視図、第5図は第3図のV線矢視図である。
10はフィルム1の原反ロールで、原反ロール支持台11に
回転自在に支持されている。上記原反ロール10から引出
されたフィルム1はガイドロール12aから12cを介して接
合ロール13へ送られ、接合ロール13に巻付くようにして
接合ロール13の上部から下部を通り更にガイドロール12
dから12fを介して巻取機14で巻取られる。
接合ロール13の原反ロール10側に近接して、接合ロール
13の表面に巻付いて移動するフィルム1上にオス爪3及
びメス爪4を押出成形するオス爪ダイ7及びメス爪ダイ
8が接合ロール13の軸方向に並べて設けられている。第
4図に示すようにオス爪ダイ7及びメス爪ダイ8は接合
ロール13に巻付くようにして移動するフィルム1の側端
部付近に各々向けられている。オス爪ダイ7及びメス爪
ダイ8はそれぞれオス爪及びメス爪用吐出口を有し、更
にその外側(フィルム1の端縁線側)にリード線用吐出
口を有している。(第4図では省略した)このリード線
用吐出口はオス爪3の外側に2本のリード線を押出成形
するものである。本実施例においてはオス爪用吐出口の
側にのみ2本のリード線を設けたが、雌雄のジッパー爪
の外側に設けてもよい。また、リード線は1本であって
もよい。
オス爪ダイ7及びメス爪ダイ8はそれぞれ接合ロール13
の軸方向に移動可能なダイスホルダー15に取付けられて
いる。両ダイスホルダー15にはフレキシブルホース16の
一端が接続されている。このフレキシブルホース16は、
分配装置17からオス爪及びメス爪用吐出口へ溶融合成樹
脂を送る。分配装置17には押出機が接続され、この押出
機から押出された溶融合成樹脂が計量ポンプでフレキシ
ブルホース16を介してオス爪ダイ7及びメス爪ダイ8へ
と供給されるようになっている。
再び、第3図に戻って説明すると、接合ロール13は回転
駆動されつつフィルム1の移動を導くと共に、押出成形
されるオス爪3、メス爪4及びリード線5、6とフィル
ム1との融着状態を向上させるため、接合ロール13はフ
ィルム1を予熱することができるようになっている。こ
の予熱はフィルム1の全幅方向に行ってもよいが、最小
限、オス爪3、メス爪4及びリード線5、6を融着させ
るフィルム1の部位に行えば充分である。
前記オス爪ダイ7及びメス爪8ダイよりやや下方にはこ
のオス爪ダイ7及びメス爪ダイ8より押出された溶融合
成樹脂に冷却水を吹き付ける水ノズル18が接合ロール13
に向けて設けられている。オス爪及びメス爪ダイ7、8
から押出された溶融合成樹脂は水ノズル18からの冷却水
で冷却されてオス爪3、メス爪4及びリード線5、6と
してフィルム1に融着定位された。
接合ロール8を挟んで、上記水ノズル18とは反対側に、
フィルム1上から冷却水を吹き飛ばし除去するためのエ
アノズル19が接合ロール13のほぼ接線方向斜下向きに設
けられている。したがって、フィルム1は付着する冷却
水が除去された状態で巻取機14で巻取られることにな
る。
巻取機14は第5図に示すように、下端にレール20上を往
復する複数箇の車輪21を有する。本体から延出した軸22
が回転してフィルム1を巻回し、本体が往復運動を繰返
すため、フィルムを蛇行させて巻回することができる。
オス爪3、メス爪4及びリード線5、6が設けられたフ
ィルム1は、紙管2の巻回部の一端から他端へ向けてや
や傾斜させて巻回し、フィルム1の端縁線が巻回部の他
端部に接触した部位で傾斜方向を逆転させ、巻回部の一
端に向けてやや傾斜して巻回することを繰返す、蛇行し
た巻回方法により巻回する。特に、オス爪3、メス爪4
及びリード線5、6がフィルム1の側端部に設けられて
いるのでこれら肉厚部の存在による盛り上がり部が第1
図に示すようななだらかな山形となり、かつ左右側方に
位置して巻回ロールのバランスが取りやすくなる。した
がって、フィルム1の巻出し時の張力を一定に保持でき
て以後の高速自動製袋充填機への供給が可能である。
このようにして得られた咬合具付き巻回フィルムは、長
さ500mで巻径400mmであった。一方、蛇行しない通常の
巻回方法によれば同一の長さの同一フィルムが巻径800m
mにも達し、しかも巻き崩れやすく不均一な緊張状態で
あり、定速巻出しが不可能である。
以上のようにして得られたジッパー付フィルムからジッ
パー付袋を製造するには、ジッパー爪付フィルムを引出
し、幅方向に2つ折りしてオス爪及びメス爪を嵌合させ
た。次いでジッパー爪の外方、すなわち、上部融着部9
を形成する部位をタテ融着して筒状とし、充填とヨコ融
着・切断を繰返すことにより、内容物を充填したジッパ
ー付密封袋を製造することができた。
使用した自動製袋充填機は、通常の自動製袋充填機を、
供給フィルムの巻出し機がフィルムの蛇行に同期して軸
方向に往復運動し、常に歪みのないフィルムを供給でき
るように改造した。
この機械を用いて本発明巻回フィルムを供給したとこ
ろ、第6図に示すような内容物入りジッパー付き袋を連
続的に製造することができた。このフィルム及び機械を
使用すると、雌雄のジッパー爪の嵌合が確実で、フィル
ムの折りたたみ位置が正確で、高速かつ安定に内容物充
填ジッパー付袋を製造することができた。第6図におけ
る31、32は側部融着部、9は上部融着部である。33はV
ノッチであり、開封にあたり単に引張れば、この部位か
ら引裂きが始まり引裂きは内部及び外部リード線5、6
に誘導されて真直ぐな開封線が得られた。
本実施例においては袋底を単に2つ折したが、襞を寄せ
てガゼット折りにすることも可能である。
〔発明の効果〕
本発明により、従来の自動製袋充填機に複雑な操作なし
に組込むことができ、特別の技術なくして操作すること
ができるジッパー付袋用巻回フィルムが得られ、更にこ
れを自動製袋充填機に供給することにより両端部に設け
た雌雄のジッパー爪をフィルム折りたたみのガイドとし
て利用し、効率よく自動製袋充填することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は側面図、第2図
は第1図のII−II線拡大断面図、第3図は巻回フィルム
の製造法の1例を示す説明図、第4図は第3図のIV線矢
視図、第5図は第3図のV線矢視図、第6図は本発明フ
ィルムを用いて製造した袋の平面図である。 図面中、符号 1はフィルム、2は紙管、3はオス爪、4はメス爪、
5、6はリード線、7はオス爪ダイ、8はメス爪ダイ、
9は上部融着部、10は原反ロール、13は接合ロール、14
は巻取機、15はダイスホルダー、18は水ノズル、19はエ
アーノズル、20はレール、21は車輪、22は軸、Aは袋底
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジッパー爪付袋の製造に使用される、両端
    部に雌雄のジッパー爪がそれぞれ融着され、紙管に一定
    の張力で巻回されたフィルムであって、紙管の巻回部の
    一端から他端に向けて傾斜して巻回され、フィルムの端
    縁線が他方の巻回部に接触した部位で傾斜方向が逆転
    し、巻回部の一端に向けて傾斜して巻回する方法を繰返
    して巻回されていると共に、巻回された任意の隣接する
    2層のフィルム間において、下層に巻回されたジッパー
    爪に、上層に巻回されたジッパー爪が、該ジッパー爪が
    融着されているフィルムを介して無理なく隣接して巻回
    される程度に、フィルムが傾斜して巻回されていること
    を特徴とするジッパー爪付巻回フィルム。
  2. 【請求項2】ジッパー爪付袋の製造に使用される巻回さ
    れたフィルムの製法であって、両端部に雌雄のジッパー
    爪をそれぞれ融着し、紙管を往復移動させながら紙管の
    巻回部の一端から他端に向けて傾斜させて一定の張力で
    紙管に巻回し、フィルムの端縁線が他方の巻回部に接触
    した部位で傾斜方向を逆転し、巻回部の一端に向けて傾
    斜して巻回する方法を繰返して巻回すると共に、巻回す
    る任意の隣接する2層のフィルム間において、下層に巻
    回されたジッパー爪に、上層に巻回されたジッパー爪
    が、該ジッパー爪が融着されているフィルムを介して無
    理なく隣接して巻回される程度に、フィルムを傾斜させ
    て巻回することを特徴とするジッパー爪付巻回フィルム
    の製法。
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