JPH0786922A - カウンタ回路 - Google Patents

カウンタ回路

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JPH0786922A
JPH0786922A JP5226275A JP22627593A JPH0786922A JP H0786922 A JPH0786922 A JP H0786922A JP 5226275 A JP5226275 A JP 5226275A JP 22627593 A JP22627593 A JP 22627593A JP H0786922 A JPH0786922 A JP H0786922A
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Mitsumichi Nishimura
光充 西村
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カウンタの計数値の読み取りにより、外部クロ
ック信号の入力の有無を、簡易なソフトウェア処理のみ
により判別することのできるワンチップマイクロコンピ
ュータ内蔵のカウンタ回路を提供する。 【構成】本発明のワンチップマイクロコンピュータに内
蔵されるカウンタ回路は、データバス201、バス20
2およびカウンタバス203に対応して、OR回路1
と、ぞれぞれバス202およびカウンタバス203に対
するバス接続機能を有するトランスファゲート2および
6と、コンペアレジスタ3および4と、インバータ5
と、カウンタ7と、初期化制御回路8と、インクリメン
タ9と、リード/ライト制御回路10とを備えて構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカウンタ回路に関し、特
にワッチップ・マイクロコンピュータに内蔵され、外部
クロック信号入力を計数するカウンタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータの応用分野
は急速に拡大しており、多方面において活用されてい
る。特に、最近においては、OA化およびFA化等の分
野において、物体を駆動するモータの制御用として使用
されることが多くなってきている。このようなモータの
制御用として使用する場合には、モータ制御用に適した
ハードウェアを備えたマイクロコンピュータが必要とな
る。
【0003】一般に、マイクロコンピュータの構成は図
6に示されるとうり、外付け回路28に対応して、当該
マイクロコンピュータ24は、モメリ25、CPU26
および周辺制御回路27により構成されており、メモリ
25内に格納されている命令に従ってCPU26におい
て演算処理が行われ、周辺制御回路27による種々の制
御信号およびステータス信号等の入出力制御作用を介し
て、外付け機器28に対する制御が行われる。本発明
は、外付け機器28よりマイクロコンピュータ24に入
力されるパルス信号をカウントするカウンタ回路に関
し、以下、当該カウンタ回路の従来例について説明す
る。
【0004】図7は、従来の、この種のカウンタ回路の
構成を示す図であり、データのビット数が8ビットの場
合の一例である。図7に示されるように、本従来例は、
データバス201、バス202およびカウンタバス20
3に対応して、OR回路1と、ぞれぞれバス202およ
びカウンタバス203に対するバス接続機能を有するト
ランスファゲート2および6と、コンペアレジスタ3お
よび4と、インバータ5と、カウンタ7と、クリア回路
29と、インクリメンタ9と、リード/ライト制御回路
10とを備えて構成される。また、図8は本従来例にお
けるインクリメンタ9およびクリア回路29の内部構成
を示す図であり、インクリメンタ9は、8ビット値に対
応する加算器22-0、22-1、………、22-7により構
成され、クリア回路29は、8ビット値に対応するAN
D回路19-0、19-1、………、19-7および30と、
同様に、それぞれ8ビット値に対応するトランスファゲ
ート20-0、20-1、………、20-7ならびに21-0
20-1、………、21-7と、OR回路31と、インバー
タ17および32と、RSフリップフロップ33と、D
ラッチ34とを備えて構成される。なお、インクリメン
タ9を構成する加算器22-0および加算器22-1は、そ
れぞれ最下位ビットおよび次の上位ビットに対応する加
算器であり、加算器22-7は最上位ビットに対応する加
算器である。その他のビットに対応する加算器は、全て
記載が省略されている。また、図9(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、
(i)および(j)は、本従来例の動作状態を示すタイ
ミング図である。
【0005】図7において、CPU26(図6参照)よ
り出力されるアドレス信号106、リード信号107お
よびライト信号108は、周辺制御回路27に含まれる
当該カウンタ回路のOR回路1およびリード/ライト制
御回路10に入力される。リード/ライト制御回路10
においては、これらのアドレス信号106、リード信号
107およびライト信号108の入力を受けて、選択信
号109、110、111および112が生成されて出
力され、選択信号109および110はコンペアレジス
タ3に入力され、選択信号111および112はコンペ
アレジスタ4に入力される。また、OR回路1において
は、リード信号107およびライト信号108の入力を
受けて、リード時およびライト時の何れの場合において
も、それぞれ“1”レベルが出力され、トランスファゲ
ート2のゲートに入力される。これによりトランスファ
ゲート2はオンの状態となり、データバス201はトラ
ンスファゲート2およびバス202を介してコンペアレ
ジスタ3および4に連結される。この状態においては、
当該データバス201を介して、各コンペアレジスタの
値の読み出しが行われ、或はまた、データバス201上
のデータの各コンペアレジスタに対する書き込みが行わ
れる。
【0006】システムクロック101が“0”レベルの
時にはインバータ5を介して“1”レベルがトランスフ
ァゲート6のゲートに入力され、これによりオン状態と
なるトランスファゲート6およびカウンタバス203を
介して、カウンタ7における計数値がコンペアレジスタ
3および4に入力され、これらのコンペアレジスタ3お
よび4においては、書き込まれたデータとカウンタ7に
おける計数値とが比較される。コンペアレジスタ3およ
び4における比較結果が一致する場合には、それぞれ一
致信号105および104が出力され、それぞれ割り込
み要求信号としてCPU26(図6参照)に出力され
る。また一致信号104はクリア信号としてクリア回路
29にも入力される。
【0007】カウンタ7には8ビットの値が保持されて
おり、その値はクリア回路29に入力される。外部クロ
ック信号103が“1”レベルの時にはインクリメンタ
9においてインクリメント(+1)され、クリア回路2
9を介してカウンタ7に書き戻され、また外部クロック
信号103が“0”レベルの時にはインクリメントは行
われない。クリア回路29にシステムリセット信号10
2が入力される場合、またはコンペアレジスタ4より一
致信号104が出力されて、クリア信号としてクリア回
路29に入力される場合には、カウンタ7に書き戻され
る値は強制的に“00H”にクリアされる。
【0008】次に、図8のインクリメンタ9およびクリ
ア回路29の内部構成図と、図9(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、
(i)のタイミング図を参照して、カウンタ値のインク
リメントとクリアに関する動作について説明する。な
お、図8においては、インクリメンタ9およびクリア回
路29における各ビットに対応する部分の回路構成はそ
れぞれ同一であり、各ビットに対応する部分の回路にお
いては、全て同様の動作が行われるため、以下の説明に
おいては、最下位ビットに対応する部分の回路について
のみ動作説明を行うものとする。
【0009】インクリメンタ9に含まれる最下位ビット
に対応する加算器22-0に対しては、外部クロック信号
103がA端子に入力されるとともに、システムクロッ
ク信号101の“1”レベルの期間においてオンの状態
となるトランスファゲート21-0を介して、最下位ビッ
トQ0 がB端子に入力される。加算器22-0において
は、外部クロック信号103と最下位ビットQ0 との加
算が行われ、その加算値はのQ端子より出力されてAN
D回路19-0に入力される。なお、この場合、桁上げが
ある場合には、CY端子より“1”レベルが出力されて
次の上位ビットの加算器22-1のA端子に入力され、次
の上位ビットに対応する加算器22-1のA端子に入力さ
れて、同様な手順によりビットQ1 との加算が行われ
る。以下、同様にして、カウンタバス203に対応し
て、Q2 、Q3 、Q4 、Q5 、Q6 およびQ7 を含む各
ビットに対して、それぞれ対応する下位ビットからの桁
上げ出力との加算が行われる。
【0010】一方において、システムリセット信号10
2およびクリア信号104がOR回路31に入力されて
おり、これらのシステムリセット信号102またはクリ
ア信号104の何れかが“1”レベルになると、“1”
レベルの信号が出力されてインバータ32およびRSフ
リップフロップ33のR端子に入力される。インバータ
32の出力はAND回路30に入力されており、AND
回路30においては、当該インバータ32の出力と外部
クロック信号103の論理積がとられて、その出力はR
Sフリップフロップ33のS端子に入力される。また、
システムクロック信号101はインバータ17により反
転されて、RSフリップフロップ33のC端子に入力さ
れるとともに、トランスファゲート20-0、20-1、…
……、20-7のゲートにも入力されている。
【0011】今、コンペアレジスタ4には“00H”が
書き込まれているものとする。図9(a)に示されるス
テージAまでの期間においては、システムリセット信号
102が“1”レベルとなっているために、OR回路3
1よりは“1”レベルのシステムリセット信号102が
出力されて、RSフリップフロップ33のR端子に入力
される。これにより、RSフリップフロップ33はリセ
ット状態となり、Q端子出力信号116は“0”レベル
で出力される。このQ端子出力信号116は、Dラッチ
34を介して各ビットに対応するAND回路19-0、1
-1、………、19-7に入力されており、これらのAN
D回路の出力は全て“0”レベルとなる。従って、シス
テムリセット期間中においては、各ビットQ0 、Q1 、
………、Q7 としては、全て“00H”が出力されてカ
ウンタ7の値は“00H”に初期化される。
【0012】次に、ステージAにおいて、システムリセ
ット信号102が“1”レベルから“0”レベルに変化
したものとする。この場合には、システムリセット信号
102およびクリア信号104は、双方ともに“0”レ
ベルであるため、OR回路31からは“0”レベルの信
号が出力され、RSフリップフロップ33のR端子に入
力されるとともに、インバータ32を介してAND回路
30には“1”レベルの信号が入力される。図9(a)
のステージAにおいては、外部クロック信号103は
“0”レベルの状態にあるため、AND回路30の出力
信号は“0”レベルの状態のままであり以前と変わると
ころはない。しかし、ステージBにおいては、外部クロ
ック信号103が“1”レベルに変化するために、AN
D回路30の出力信号は“1”レベルとなり、RSフリ
ップフロップ33のS端子に“1”レベルが入力され
る。図9のステーズBにおいて、システムクロック信号
101が“0”レベルになった時には、これにより、R
Sフリップフロップ33のQ端子出力信号116は
“1”レベルとなり、Dラッチ34に入力される。Dラ
ッチ34のC端子には、システムクロック信号101
が、インバータ17により反転されて入力されており、
ステージCにおいてシステムクロック信号101が
“1”レベルとなった状態において、Dラッチ34は
“1”レベルとなる。しかし、ステージBにおいては、
Dラッチは未だ“0”レベルの状態にあるため、Dラッ
チ34のQ出力信号は“0”レベルで出力され、各ビッ
トに対応するAND回路19-0、19-1、………、19
-7に入力される。従って、ステージBにおいて最初の外
部クロック信号103が入力されてはいるものの、カウ
ンタ7の値は“00H”のままでありカウントアップは
行われない。
【0013】次いで、ステージDにおいて、次の外部ク
ロック信号103が入力されたものとすると、この時点
においては、Dラッチ34のQ端子出力信号は“1”レ
ベルの状態にあるため、ステージDにおけるシステムク
ロック信号101が“0”レベルの状態にあるタイミン
グにおいて、加算器22-0における外部クロック信号1
03とビットQ0 との加算結果“1”は、AND回路1
-0およびトランスファゲート20-0を介して、ビット
0 として出力され、カウンタ7に“00H”が書き戻
される。以下同様にして、カウンタ7におけるカウント
アップが行われる。
【0014】ステージFにおいてカウンタ7の値が“0
2H”になった時に、システムクロック信号101が
“0”レベルとなるタイミングにおいて、コンペアレジ
スタ4より一致信号(クリア信号)104が出力され
る。このクリア信号104は、OR回路31を介して、
当該ステージFのシステムクロック信号101が“0”
レベルとなるタイミングにおいて、RSフリップフロッ
プ33のR端子に入力される。これによりRSフリップ
フロップ33のQ端子出力信号116は“0”レベルと
なる。ステージGにおけるシステムクロック信号101
が“1”レベルとなるタイミングにおいては、Dラッチ
34のQ端子出力は“0”レベルとなり、AND回路1
-0、19-1、………、19-7に入力され、これにより
これらのAND回路出力は、対応する加算器22-0、2
2-1、………、22-7より出力される加算結果の如何を
関せず“0”レベルとなる。また、ステージHにおい
て、システムクロック信号101が“0”レベルのタイ
ミングにおいては、トランスファゲート20-0、2
-1、………、20-7のゲートには、それぞれ“1”レ
ベルが入力される状態となり、これにより、これらの各
トランスファゲートは、全てオンの状態となり、上記の
AND回路19-0、19-1、………、19-7の“0”レ
ベル出力は、それぞれ対応するトランスファゲートを介
してビットQ0 、Q1 、…………、Q7 として出力され
る。従って、ステージHのシステムクロック信号が
“0”レベルとなるタイミングにおいて、カウンタ7は
“00H”に初期化される。
【0015】このように、カウンタ7においては、カウ
ントしたい数“n”から1を減じた数“n−1”をコン
ペアレジスタ4に書き込んでおくことにより、外部クロ
ック信号が入力されるたびに、0、1、2、…………、
(n−1)、0、1、2、…………という具合にnの周
期でカウントアップ/クリアという計数動作が繰返して
行われる。
【0016】一方、ステージFにおいてコンペアレジス
タ4より一致信号(クリア信号)104が発生すると、
前述のように、割り込み要求信号としてCPU26(図
6参照)に送出される。CPU26においては、外部ク
ロック信号103が所定回数入力されたことが検知され
ると、外付け機器(図6参照)28に対して所定の制御
作用が行われる。例えば、HDDサーボ制御において
は、セクタ数を外部クロックにより認識し、所定のセク
タ数をカウントした時にモータを停止させる等の処理が
行なわれている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のワンチ
ップマイクロコンピュータに内蔵されるカウンタ回路に
おいては、カウンタ7における値が、コンペアレジスタ
4の設定値と一致すると、その度ごとに、次のカウント
アップ・タイミングにおいてカウンタ7の値が“00
H”に戻されている。従って、この場合におけるカウン
タ7の値の“00H”は、外部クロック信号103が1
回入力されたことを意味している。また、システムリセ
ット信号102により、カウンタ7の値は“00H”に
初期化される。この場合におけるカウンタ7の値“00
H”は、外部クロック信号103の入力がないことを意
味している。
【0018】このために、カウンタ7の値をCPU26
においてリードする際に、当該リード値が“00H”で
ある場合には、一致発生後において外部クロック信号1
03が入力された場合による値であるのか、またはシス
テムリセット信号102による初期化直後において、外
部クロック信号が未だ入力されていない場合による値で
あるのか、ソフト処理のみにてはその判別が不可能であ
るという欠点がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のカウンタ回路
は、ワンチップマイクロコンピュータに内蔵されるカウ
ンタ回路において、供給されるクロック信号に基づいて
計数が行われ、当該計数を介して保持データの値が逐次
更新される単数または複数個のカウンタと、前記カウン
タより出力される更新された保持データの値を受けて、
自己の保持データの値との比較照合を行い、両データの
値が一致する場合に、所定の一致信号を出力するコンペ
アレジスタと、前記一致信号を受けて、前記コンペアレ
ジスタにおける当該両データの値の一致発生直後に、最
初に供給される前記クロック信号の入力に対応して、前
記カウンタにおける保持データの値を初期状態の値より
も1カウント進める状態に初期化するように制御作用を
行う初期化制御回路と、を少くとも備えることを特徴と
している。
【0020】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0021】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1に示されるように、本実施例は、データバ
ス201、バス202およびカウンタバス203に対応
して、OR回路1と、ぞれぞれバス202およびカウン
タバス203に対するバス接続機能を有するトランスフ
ァゲート2および6と、コンペアレジスタ3および4
と、インバータ5と、カウンタ7と、初期化制御回路8
と、インクリメンタ9と、リード/ライト制御回路10
とを備えて構成される。また、図2は本従来例における
インクリメンタ9および初期化制御回路(第1の実施
例)8の内部構成を示す図であり、インクリメンタ9
は、8ビット値に対応する加算器22-0、22-1、……
…、22-7により構成され、初期化制御回路8は、8ビ
ット値に対応するAND回路19-0、19-1、………、
19-7および18と、同様に、それぞれ8ビット値に対
応するトランスファゲート20-0、20-1、………、2
-7ならびに21-0、20-1、………、21-7と、イン
バータ11、12、16および17と、Dラッチ13お
よび14と、NOR回路15とを備えて構成される。な
お、インクリメンタ9を構成する加算器22-0および加
算器22-1は、従来例の場合と同様に、それぞれ最下位
ビットおよび次の上位ビットに対応する加算器であり、
加算器22-7は最上位ビットに対応する加算器である。
その他のビットに対応する加算器は、全て記載が省略さ
れている。また、図3(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、(i)およ
び(j)は、本実施例の動作状態を示すタイミング図で
ある。
【0022】図1において、従来例の場合と同様に、C
PU26(図6参照)より出力されるアドレス信号10
6、リード信号107およびライト信号108は、周辺
制御回路27に含まれる当該カウンタ回路のOR回路1
およびリード/ライト制御回路10に入力される。リー
ド/ライト制御回路10においては、これらのアドレス
信号106、リード信号107およびライト信号108
の入力を受けて、選択信号109、110、111およ
び112が生成されて出力され、選択信号109および
110はコンペアレジスタ3に入力され、選択信号11
1および112はコンペアレジスタ4に入力される。ま
た、OR回路1においては、リード信号107およびラ
イト信号108の入力を受けて、リード時およびライト
時の何れの場合においても、それぞれ“1”レベルが出
力され、トランスファゲート2のゲートに入力される。
これによりトランスファゲート2はオンの状態となり、
データバス201はトランスファゲート2およびバス2
02を介してコンペアレジスタ3および4に連結され
る。この状態においては、当該データバス201を介し
て、各コンペアレジスタの値の読み出しが行われ、或は
また、データバス201上のデータの各コンペアレジス
タに対する書き込みが行われる。
【0023】システムクロック101が“0”レベルの
時にはインバータ5を介して“1”レベルがトランスフ
ァゲート6のゲートに入力され、これによりオン状態と
なるトランスファゲート6およびカウンタバス203を
介して、カウンタ7における計数値がコンペアレジスタ
3および4に入力され、これらのコンペアレジスタ3お
よび4においては、書き込まれているデータとカウンタ
7における計数値とが比較される。コンペアレジスタ3
および4における比較結果が一致する場合には、それぞ
れ一致信号105および104が出力され、それぞれ割
り込み要求信号としてCPU26(図6参照)に出力さ
れる。また一致信号104はクリア信号として初期化制
御回路8にも入力される。
【0024】図2において、コンペアレジスタ4より出
力される一致信号(クリア信号)104が“0”レベル
の時には、Dラッチ13および14とインバータ16を
介して“1”レベルの信号がAND回路18に入力さ
れ、またシステムクロック信号101が“1”レベルで
入力されると、トランスファゲート21-0はオンの状態
となる。これにより、ビットQ0 は、トランスファゲー
ト21-0を介してAND回路18に入力され、AND回
路18の出力信号115としてビットQ0 が出力され
て、加算器22-0のB端子に入力される。一方加算器2
-0のA端子には、外部クロック信号103が入力され
ており、加算器22-0においては、これらの外部クロッ
ク信号103とビットQ0 とが加算されて、加算結果は
Q端子出力信号として出力されAND回路19-0に入力
される。なお加算結果に桁上げがある場合には、CY端
子より“1”レベルが出力されて、次の上位ビットに対
応する加算器22-1のA端子に入力される。他方システ
ムリセット信号102が“0”レベルにて入力される
と、インバータ12により反転されて“1”レベルの信
号がAND回路19-0に入力され、AND回路19-0
らは上記のQ端子出力信号が出力される。またシステム
クロック信号101が“0”レベルの時には、インバー
タ17により反転されて、“1”レベルの信号がトラン
スファゲート20-0のゲートに入力され、これによりト
ランスファゲート20-0はオンの状態となって、加算器
22-0の加算出力はあビットQ0 として出力される。
【0025】また、システムリセット信号102はNO
R回路15にも入力されており、クリア信号104は、
Dラッチ13および14を介して同様にNOR回路15
に入力されている。従って、システムリセット信号10
2またはクリア信号104の何れか一方が“1”レベル
になると、NOR回路15の出力は“0”レベルとな
り、また双方ともに“0”レベルになると、NOR回路
15の出力は“1”レベルとなる。
【0026】次に、図2のインクリメンタ9および初期
化制御回路8の内部構成図と、図3(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、(h)、
(i)のタイミング図を参照して、カウンタ値のインク
リメントとクリアに関する動作について説明する。な
お、インクリメンタ9および初期化制御回路8における
各ビットに対応する部分の回路構成はそれぞれ同一であ
り、全て同様の動作が行われるため、以下の説明におい
ては、最下位ビットに対応する部分の回路についてのみ
動作説明を行うものとする。
【0027】図3(a)のステージPまでは、システム
リセット信号102は“1”レベルの状態にあるため、
NOR回路15の出力信号は“0”レベルにて出力さ
れ、AND回路19-1、………、19-7に入力される。
また、システムリセット信号102が“1”レベルであ
るため、インバータ12の反転出力は“0”レベルにて
AND回路19-0に入力される。従って、この場合にお
いては、各加算器22-0、22-1、………、22-7から
の加算出力は、それぞれ対応するAND回路19-0、1
-1、………、19-7において遮断される。従って、シ
ステムリセット期間中においては、ビットQ0 、Q1 、
………、Q7 としては全て“00H”が出力され、カウ
ンタ7は“00H”に初期化される。
【0028】今、ステージPにおいて、システムリセッ
ト信号102が“1”レベルから“0”レベルに変化し
たものとする。この場合には、システムリセット信号1
02およびクリア信号104は、双方ともに“0”レベ
ルであるため、Dラッチ13および14を介して出力さ
れる信号114も“0”レベルとなり、NOR回路15
からは“1”レベルの信号が出力されて、AND回路1
-1、………、19-7に入力される。また、一方システ
ムリセット信号102のインバータ12による反転出力
が、“1”レベルにてAND回路19-0に入力される。
従って、この場合には、加算器22-0、22-1、……
…、22-7の加算出力は、そのままAND回路19-0
19-1、………、19-7およびトランスファゲート20
-0、20-1、………、20-7を介して、それぞれビット
0 、Q1 、………、Q7 として出力される。そして、
ステージQにおいては、外部クロック信号103が
“1”レベルとなるために、加算器22ー0の出力は
“1”レベルとなり、カウンタ7には“01H”が書き
戻される。即ち、本実施例においては、システムリセッ
ト後における最初の外部クロック信号103の入力に対
応して、カウンタ7においてはカウンタアップが行われ
る。以下、同様にして、カウンタ7においては、カウン
トアップが逐次行われてゆく。
【0029】ステージUにおいてカウンタ7の値が“0
3H”になった時点において、システムクロックが
“0”のタイミングでコンペアレジスタ4からは一致信
号(クリア信号)104が出力されて、Dラッチ13に
よりラッチされ、ステージVにおいて、外部クロック信
号103の立ち下がりのタイミングでDラッチ14にラ
ッチされる。Dラッチ14の出力信号114は“1”レ
ベルで出力されて、NOR回路15に入力される。従っ
て、NOR回路15よりは“0”レベルの信号が出力さ
れて、AND回路19-1、…………、19-7の出力も全
て“0”レベルとなる。これにより、ステージWにおい
ては、システムクロック信号101が“0”レベルの期
間において、“0”レベルがビットQ1、………、Q7
として出力される。
【0030】また、ステージWにおいては、Dラッチ1
4の“1”レベルの出力信号114は、インバータ16
により反転されてAND回路18に入力される。これに
よりAND回路18からは“0”レベルが出力されて、
加算器22-0のB端子に入力される。加算器22-0にお
いては、A端子に入力されている外部クロック信号10
3とB端子に入力される“0”レベルとが加算されて、
Q端子からは“1”レベルが出力される。この場合にお
いて、システムリセット信号102は“0”レベルであ
り、またシステムクロック信号101も“0”レベルで
あるため、加算器22-0のQ端子より出力される“1”
レベルは、AND回路19-0およびトランスファゲート
20-0を介して、ビットQ0 として出力される。また、
カウンタ7に対しては、ステージWにおけるシステムク
ロック信号101の立ち下がりにおいて“01H”が書
き戻される。
【0031】即ち、システムリセット解除後、またはコ
ンペアレジスタ4の値とカウンタ7の計数値の一致後に
おいては、最初の外部クロック信号103の入力の時点
から、カウンタ7におけるカウンタアップが開始され
る。そして、以後、外部クロック信号103が入力され
る度ごとに、カウンタ7においてはカウントアップが継
続して行われる。このように、カウントしたい数“n”
をコンペアレジスタ4に書き込んでおくことにより、外
部クロック信号103が入力される度ごとに、カウンタ
7においては、1、2、3、………という具合に、nの
周期でカウントアップおよびクリアが繰返して行われ
る。この場合、カウンタ7においては、システムリセッ
ト解除後においてのみ、“00H”で外部クロック信号
103が入力されると必らず“01H”以上の値とな
る。これにより、カウンタ7において読み出しが“0”
であれば、外部クロック信号103が一度も入力されて
いないもと判断される。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。なお本実施例の構成を示すブロック図は、前述の
第1の実施例の場合と同様であり、図1に示されるとう
りである。本実施例の第1の実施例との相違点は、図1
に示される初期化制御回路の内部構成の差異、ならびに
これに伴なう動作の差異にある。
【0033】図4は本実施例におけるインクリメンタ
(第1の実施例と同一構成)9および初期化制御回路
(第2の実施例)8の内部構成を示す図であり、インク
リメンタ9は、8ビット値に対応する加算器22-0、2
-1、………、22-7により構成され、初期化制御回路
8は、8ビット値に対応するAND回路19-0、1
-1、………、19-7と、同様に、それぞれ8ビット値
に対応するトランスファゲート20-0、20-1、……
…、20-7ならびに21-0、20-1、………、21
-7と、ビットQ0 に対応するOR回路23と、インバー
タ11および17と、Dラッチ13および14と、NO
R回路15とを備えて構成される。また、図5(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、
(h)、(i)、(j)および(k)は、本実施例の動
作状態を示すタイミング図である。
【0034】図4に示される本実施例の初期化制御回路
8においては、システムリセット信号102および一致
信号(クリア信号)104を取込む論理回路構成に若干
の差異はあるものの、各ステージにおいて、当該初期化
制御回路8に入力されるシステムクロック信号101、
システムリセット信号102、外部クロック信号103
および一致信号104の各入力レベルにより、インクリ
メンタ9に対応する初期化制御回路8の動作機能は、前
述の第1の実施例の場合と同様である。
【0035】例えば、図1、図4および図5において、
ビットQ0 について考えると(他のビットについても同
様であるので省略する)、ステージjにおいて、コンペ
アレジスタ4に“03H”という値が保持されており、
カウンタ7より、計数値として“03H”という値が入
力される場合には、コンペアレジスタ4からは一致信号
(クリア信号)104が“1”レベルで出力され、初期
化制御回路8に入力される。この場合、ステージjにお
いては、Dラッチ14の出力信号114は“0”レベル
であり、OR回路23およびNOR回路15に入力され
る。従って、NOR回路15の出力レベルは未だ“1”
レベルの状態にあって、当該“1”レベルの信号はAN
D回路19-0に入力される。このステージjにおいて、
システムクロック信号101が“0”レベルとなる期間
においては、トランスファゲート20-0はオンの状態と
なり、加算器22-0の加算出力は、AND回路19-0
OR回路23およびトランスファゲート20-0を介し
て、ビットQ0 として出力され、これにより、図5
(k)に示されるように、カウンタ7に対しては、ステ
ージlにおけるシステムクロック信号101の立ち下が
りにおいて“01H”が書き戻される。
【0036】即ち、前述の第1の実施例の場合と同様
に、システムリセット解除後、またはコンペアレジスタ
4の値とカウンタ7の計数値の一致後においては、最初
の外部クロック信号103の入力の時点から、カウンタ
7におけるカウンタアップが開始される。そして、以
後、外部クロック信号103が入力される度ごとに、カ
ウンタ7においてはカウントアップが継続して行われ
る。このように、カウントしたい数“n”をコンペアレ
ジスタ4に書き込んでおくことにより、外部クロック信
号103が入力される度ごとに、カウンタ7において
は、1、2、3、………という具合に、nの周期でカウ
ントアップおよびクリアが繰返して行われる。この場
合、カウンタ7においては、システムリセット解除後に
おいてのみ、“00H”で外部クロック信号103が入
力されると必らず“01H”以上の値となる。これによ
り、カウンタ7において読み出しが“0”であれば、外
部クロック信号103が一度も入力されていないものと
判断される。
【0037】なお、上記の本発明の第1および第2の実
施例の動作説明においては、システムリセットにより
“00H”に初期化され、外部クロック信号の入力によ
りカウンタ7の内容に“01H”が加算されるカウンタ
回路についての説明を行っているが、システムリセット
により“n”に初期化され、外部クロック信号入力によ
ってカウンタの内容から“01H”を減算するカウンタ
回路についても、本発明の適用を介して、一致発生時
に、次のカウントタイミングにおいて“n−1”に初期
化することにより、同様の効果が得られることは云うま
でもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来の
ワンチップマイクロコンピュータに内蔵されるカウンタ
回路に適用されて、外部クロック信号の入力に対応し
て、必らずカウントアップ動作が行われるように制御す
る初期化制御回路を備えることにより、当該カウンタ値
の読み取りを行う極めて簡易なソフトウェア処理によ
り、前記外部クロック信号の入力の有無を判定すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】前記一実施例に含まれるインクリメンタならび
に初期化制御回路の第1の実施例を示す回路図である。
【図3】前記初期化制御回路の第1の実施例を含む前記
一実施例の動作タイミング図である。
【図4】前記一実施例に含まれるインクリメンタならび
に初期化制御回路の第2の実施例を示す回路図である。
【図5】前記初期化制御回路の第2の実施例を含む前記
一実施例の動作タイミング図である。
【図6】一般的なマイクロコンピュータのシステム構成
図である。
【図7】従来例を示すブロック図である。
【図8】前記従来例に含まれるインクリメンタならびに
クリア回路を示す回路図である。
【図9】前記従来例の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1、23 OR回路 2、6、20-0〜20-7、21-0〜20-7 トランス
ファゲート 3、4 コンペアレジスタ 5、11、12、16、17、32 インバータ 7 カウンタ 8 初期化制御回路 9 インクリメンタ 10 リード/ライト制御回路 13、14、34 Dラッチ 15 NOR回路 18、19-0〜19-7、30 AND回路 22-0〜22-7 加算器 23、31 OR回路 24 マイクロコンピュータ 25 メモリ 26 CPU 27 周辺制御回路 28 外付け機器 29 クリア回路 33 RSフリップフロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワンチップマイクロコンピュータに内蔵
    されるカウンタ回路において、 供給されるクロック信号に基づいて計数が行われ、当該
    計数を介して保持データの値が逐次更新される単数また
    は複数個のカウンタと、 前記カウンタより出力される更新された保持データの値
    を受けて、自己の保持データの値との比較照合を行い、
    両データの値が一致する場合に、所定の一致信号を出力
    するコンペアレジスタと、 前記一致信号を受けて、前記コンペアレジスタにおける
    当該両データの値の一致発生直後に、最初に供給される
    前記クロック信号の入力に対応して、前記カウンタにお
    ける保持データの値を初期状態の値よりも1カウント進
    める状態に初期化するように制御作用を行う初期化制御
    回路と、 を少くとも備えることを特徴とするカウンタ回路。
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