JPH07868B2 - 染色処理用巻枠 - Google Patents

染色処理用巻枠

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JPH07868B2
JPH07868B2 JP63318929A JP31892988A JPH07868B2 JP H07868 B2 JPH07868 B2 JP H07868B2 JP 63318929 A JP63318929 A JP 63318929A JP 31892988 A JP31892988 A JP 31892988A JP H07868 B2 JPH07868 B2 JP H07868B2
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dyed
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浄 中山
貢 海野
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ワイケイケイ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばスライドファスナーのテープあるいは
ファスナーチェーンの如きテープ状物または糸状物、そ
の他布帛製品を染浴槽内に染液と共に入れ回転して染色
する際に、前記被染物を巻き付けて染浴槽内に挿入支持
する染色処理用巻枠に関する。
〔従来の技術〕
染浴槽内に染液を入れ、さらに熱媒により染液を加熱
し、巻枠に巻き付けた被染物を回転しながら加熱染液中
に浸漬しつつ染色する際に使用している従来の巻枠は、
染浴槽内に貫装した回転軸に固着しており、回転軸によ
って回転する以外は動きがなく、固定的な形態のもので
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の巻枠では、加熱染液に浸漬する染
色処理中に、巻枠に巻き付けられた被染物が熱あるいは
膨潤などで収縮してその巻き付け状態に過度のテンショ
ンが掛かった状態となり、巻枠との接触部分を強く押さ
える結果、この接触部分において殊のほか染液の浸透が
不足して染色むらを発生させるという不都合な問題点が
あった。
そこで本発明は前記事情に基づいてなされたものであ
り、染色処理中に被染物が収縮しても染液が均一に浸透
し、染色むらのない染色処理が行ない得る巻枠を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明による染色処理用巻枠
は、巻枠の一対の側板を相対向して配置すると共に、こ
の側板に、正逆に回転自在で且つ軸方向に往復動可能な
軸を嵌挿し、一対の側板間の軸の外周に適数本のリンク
を放射状に配して取付け、各リンクの先部にはリンクに
連動して軸と直交する方向に移動する支持枠を連結し、
支持枠の先部分に受部を有する羽根体を揺動可能に取付
けることによって構成している。
〔作用〕
上記構成による染色処理用巻枠によれば、染色槽内の染
液に浸漬する染色処理中に、巻枠に巻き付けた被染物が
熱収縮した際には、起立するリンクを倒すように軸を軸
方向に移動させれば、リンクの傾斜に伴なって支持枠お
よび羽根体は軸に引き寄せられ、受部を介して被染物を
巻き付けてある巻枠の径が縮小するので、熱または膨潤
などの収縮によってテンションの掛かる被染物の巻き付
け状態が元の適切な状態に補正される。この際、染液に
漬りながら回転する液抵抗によって羽根体が回転方向の
反対側に傾く。従って軸によって回転方向を変えるごと
に、染液に漬った羽根体の傾き方向が変わり、受部に接
触して巻き付けられている被染物の接触箇所が変化す
る。
〔実施例〕
以下、本発明における染色処理用巻枠の実施例について
図面を参照しながら具体的に説明する。
第1図は本発明の巻枠を使用した染色機で、特に多品種
で小ロットの染色を単機で同時に行ない得るものを示し
ている。第1図において、染色用の圧力容器1は、扉2
の開閉によって染色槽3を装脱できるように内装してい
る周知構造の大ロット用のものである。染浴槽3は容器
底のレール装置4,5によって水平方向に出し入れされ
る。
前記染浴槽3には、軸6が貫設してあり、該軸6と直交
する隔壁7,8,9……によって、それぞれ独立した染色槽1
0,11,12……に区画してある。各染色槽10,11,12……
は、上部の開口部13,14,15……以外は密封してある。こ
の開口部13,14,15……は、第2図に示すような開閉蓋16
が設けてあり、染液の注入排出ならびに被染物の巻き付
け及び巻き戻しができるようになっている。
圧力容器1には、染浴槽3の下部を浸漬する熱水等の熱
媒体17の供給源18が連通してあり、この供給源18は、例
えば循環ポンプ19と熱交換器20と、両者と圧力容器1と
を連通する循環パイプ21とで構成している。また、該圧
力容器1には、加圧空気等の圧力流体の供給源22が連通
してあり、この供給源は、例えば加圧源への連通パイプ
23、圧力計24および減圧弁25で構成されている。
さらに圧力容器1には、染浴槽に貫設してある軸6が連
結してあり、この軸6の一端には、軸に正逆の回転を与
える第1モータ26を備えた第1駆動軸27が軸継ぎ手28を
介在して連結してある。軸6の他端には、軸6に軸方向
の往復移動を与える第2駆動軸29がベアリング30を介し
て接続してあり、この第2駆動軸29は正逆回転を与える
第2モータ31と、その回転を軸方向の移動に変えるナッ
ト32及びネジ33とから構成されている。また、前記軸継
ぎ手28の近傍の軸6内には、軸6を第2駆動軸29側に付
勢しているバネ部材34が嵌挿してある。
各染色槽10,11,12……内には、軸6に取付けた巻枠35
(第1図および第3図参照)がそれぞれ配置してあり、
この巻枠35に被染物36を巻装してある。また各染色槽1
0,11,12……内に、それぞれ異色の染液49,50,51……が
レベルlまで注入し、さらに圧力容器1内にはレベルL
まで熱媒体17を注入してある。
次に、本発明である巻枠35の代表的な実施構造について
第1図乃至第4図に基づきながら説明する。
巻枠35には軸方向に間隔を保って対向配置した側板37,3
7を有し、この側板37,37の中央部は遊びをもたせた状態
で軸6が挿入してある。側板37,37は軸6を中心として
等間隔で放射状に設けたアーム部38と、各アーム部38に
連成するフランジ部39から成っている。放射状に配した
各対向アーム部38,38間には、軸に固着したスリーブ40
を介してリンク41を取付け、さらに各リンク41の先部に
は、対向するアーム部38,38の間隔に略一致する幅をし
た方形状の支持枠42を、その下端部分の隅角に連結し、
軸6の往復動によって起伏するリンク41に連動して軸6
と直交する方向に支持枠42が進退移動するようになって
いる。また、アーム部38,38には、接近する支持枠42を
両側から挾むように突出した案内ピン43,43を設け、支
持枠42を緩く保持すると共に、軸6による回転を側板3
7,37に伝達するようになっている。尚、側板37,37の中
央部と軸6との間にスライディングキーを介在させるこ
とによって、軸6による回転を側板37,37に伝達するよ
うにしてもよい。
支持枠42の先部分には、ヒンジ44を介して羽根体45が揺
動可能に取付けてある。羽根体45は、例えば逆Y字状羽
根部46と、羽根部46の先端位置に半円状の多孔板で形成
した受部47とから構成し、羽根部46が正逆の回転をしな
がら染液を汲み上げる荷重抵抗によって羽根体45は左右
に傾くようになっており、この際、この傾きの範囲Sを
規制するストッパー48が羽根部46の下方位置に配設して
ある。尚、逆Y字状羽根部46は染液を撹拌し掻き揚げ
て、染液の被染物36内への浸透を促進する。
上記構造をもつ巻枠35を角染色槽10,11,12……に配置し
て多品種の染色を一度で行なうものであるが、この際、
受部47に接触して巻き付けてある被染物36の収縮に応じ
て軸6を軸方向へ移動させ、リンク41を介して支持枠42
及び羽根体45を巻枠の径の縮小方向に引き寄せ、被染物
の巻き付け状態のテンションを適切にすると共に、染液
49,50,51……に漬りながら回転するときに、羽根部46の
抵抗によってストッパー48に係止するまで、羽根体45は
その回転方向の反対側に傾き、さらに回転方向を反転す
ると羽根体45の傾き方向が逆になる(第5図(イ)
(ロ)参照)。このように回転方向を反転させるごとに
羽根体45の傾きも変わるので、受部47に接触している被
染物36の接触位置を変化させることができる。この羽根
体45の染液中での揺動は、巻き付け状態に過度のテンシ
ョンが掛かっている場合にはスムーズに行われないの
で、巻枠の径を縮小してテンションの調整をすることが
重要な条件となる。
尚、被染物の巻き付け状態のテンションを常時最適に保
つために、染液の温度、経過時間と被染物の熱または膨
潤などの収縮との関係から巻枠の径を増減させる値を設
定しておき、これに基づく制御信号により第2モータ31
を回転させて軸方向の軸6の移動量を適切に保ち、巻枠
の径を調整するようになっている。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による染色処理用巻枠によれ
ば、巻枠に巻き付けた被染物の収縮に応じて巻枠の径を
調整し、巻き付け状態のテンションを適切に保つと共
に、巻枠に対する被染物の接触箇所を変化させることが
できるので、被染物への染液の浸透の均一化が図られ、
従って均一な染色処理を被染物に施し、染色むらのない
高品質の染色製品を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の巻枠を利用した染色機の一例を示す縦
断面図、第2図は第1図A−A線矢視の断面図、第3図
は本発明の巻枠の要部を示す縦断面図、第4図は一方の
側板を省略して内部構造を示す斜視図、第5図(イ)
(ロ)は使用状態を示す断面図である。 6……軸、37,37……側板、41……リンク、42……支持
枠、45……羽根体、47……受部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染色槽内に加熱される染液と被染物とを収
    容し、これを回転して染色する際に、その被染物を巻き
    付ける巻枠であって、対向配置する側板(37,37)に、
    正逆に回転すると共に軸方向に往復動可能な軸(6)を
    嵌挿し、側板(37,37)間の軸(6)の外周に放射状に
    適数本のリンク(41)を取付け、各リンク(41)の先部
    には、軸(6)の往復動によって起伏するリンク(41)
    に連動して軸(6)と直交する方向に進退移動する支持
    枠(42)を連結し、支持枠(42)の先部分に、受部(4
    7)を有する羽根体(45)を揺動可能に取付けているこ
    とを特徴とする染色処理用巻枠
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