JPH0786734B2 - カーペットをクリーニングする原理を表示するキットと方法 - Google Patents

カーペットをクリーニングする原理を表示するキットと方法

Info

Publication number
JPH0786734B2
JPH0786734B2 JP63500283A JP50028388A JPH0786734B2 JP H0786734 B2 JPH0786734 B2 JP H0786734B2 JP 63500283 A JP63500283 A JP 63500283A JP 50028388 A JP50028388 A JP 50028388A JP H0786734 B2 JPH0786734 B2 JP H0786734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carpet
dirt
shaft
kit
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63500283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01502934A (ja
Inventor
フォンセ,ローレンス ジェー ラ
ミドルトン,アーネスト
アール グリーリィ,ジェフリィ
Original Assignee
ラシン インダストリーズ,インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ラシン インダストリーズ,インコーポレーテッド filed Critical ラシン インダストリーズ,インコーポレーテッド
Publication of JPH01502934A publication Critical patent/JPH01502934A/ja
Publication of JPH0786734B2 publication Critical patent/JPH0786734B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B19/00Teaching not covered by other main groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B25/00Models for purposes not provided for in G09B23/00, e.g. full-sized devices for demonstration purposes
    • G09B25/02Models for purposes not provided for in G09B23/00, e.g. full-sized devices for demonstration purposes of industrial processes; of machinery

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、一般的には科学的な原理の可視的表示に関
し、さらに詳しく言えば、カーペットの管理に関する原
理を表示する方法と手段に関する。
発明の背景 どのようにしてカーペットが汚れるようになるか、特
に、どのようにしてカーペットの汚れが除去されるかに
関連してカーペットの構造を理解することは、カーペッ
トを適切に管理するうえで重要である。このようなカー
ペットの管理の原理を完全に理解することは、カーペッ
トの保守に関する計画を成功させる基礎を形成するとと
もに、特殊なカーペット・クリーニング法の選択をしば
しば指図することができる。これにより得られる恩恵
は、大幅に改善されたカーペットの外観と、大幅に伸び
たカーペットの寿命と、コスト的に効果のあるカーペッ
トの保守にある。
他方、このようなカーペット・クリーニングの原理を正
しく判断しないと、信用できないカーペット・クリーニ
ング技術、特に、湿式カーペット・クリーニング技術を
無分別に使用する結果となることがしばしばである。こ
のため、多くの容易に避けることができるカーペット保
守上の問題がもたらされることになる。このような問題
が、特に、大きな新しいカーペットを敷いたときに生じ
ると、酷であり費用がかかるか、あるいは、少なくと
も、カーペットの外観と使用寿命にとって有害である。
広義に言えば、このような湿式カーペット・クリーニン
グ技術の問題には、非常に多くの汚れがカーペットの上
とカーペットの中に保持されることと、汚れやその他の
残留物がカーペットの中に深く蓄積することと、水やク
リーニング溶液の引き起こすいたみが特にカーペットの
中の深くにまで及ぶこととが含まれている。汚れと溶液
の残留物が保持されることに関係した問題に加えて、湿
式クリーニング法を使用することから生じるカーペット
のいたみには、収縮することと、継目が裂けることと、
表層等が剥離したり薄片に裂けることと、かびが生える
ことと、腐ることと、染料が薄くなったり、染料がにじ
んだり、その他脱色したりすることが含まれている。
したがって、カーペットとカーペットの管理上の原理を
はっきりと理解しておくことの重要性は判っていただけ
よう。また、このようなカーペット管理上の原理をはっ
きりとかつ容易に伝達させることの重要性も判っていた
だけよう。この発明が指向しているものは、これらの目
的である。
この発明は、特定のカーペット管理上の原理について簡
単に説明した後であれば、より適確に理解していただけ
よう。
カーペットは、カーペットの裏地に取り付けられたほぼ
垂直方向に向いている糸からなるパイルを備えている。
糸は、特定の態様で捩り合わせられた多くの細い繊維か
ら構成されている。カーペットは、ループ状のパイルま
たは切断されたパイルを備えているが、どちらの場合で
も、糸と個々の繊維は、ほぼ垂直方向に向いている。カ
ーペットの裏地は、通常、第1の裏地と第2の裏地を備
えているが、両方の裏地の詳細については、ここで説明
することは必要ではないであろう。
カーペットの汚れはほとんど、非常に小さい粒子より成
り、該粒子の平均の粒子サイズは、約2ミクロンのオー
ダーにあり、一方、このような粒子が付着するカーペッ
トの代表的な繊維の直径は、約40ミクロンのオーダーに
ある。カーペットの汚れを構成する代表的な付着粒子の
相対的なサイズは、単一のカーペットの繊維のサイズに
比べれば非常に小さいので、粒子に比して、繊維の表面
は、ほぼフラットの状態に見える。
カーペットを使用している間、カーペットの汚れのほと
んどは、足により運ばれてくるものであって、カーペッ
トの汚れはほとんど、カーペットのパイルの頂部の約三
分の一の部分に付着する。ばらばらの粒子は、カーペッ
トのパイルの中に堆積するが、カーペットの汚れの多く
はカーペットの繊維に付着する。
ばらばらの汚れは電気掃除機等の吸引により取り除くこ
とができ、強力な真空吸引は、カーペットの繊維に付着
している汚れのうちある程度のものをばらばらにするこ
とができる。しかし、真空吸引に抵抗する汚れは、引き
続きカーペットの繊維上に堆積し、汚れが堆積するにし
たがって、油性の成分または粘着性のある成分は、汚れ
の堆積が生じる速度を増加させる傾向がある。
カーペットの繊維に付着し、真空吸引では取り除くこと
ができないカーペットの汚れは、化学的なクリーニング
剤と接触させることによりばらばらにさせることが必要
である。ほとんどすべてのカーペット・クリーニング法
は、カーペットに付着している汚れをばらばらにするた
め、通常は水を含んだような化学的なクリーニング剤を
カーペットの繊維と接触させる。このような接触を行な
わしめる種々なやり方は、どれほどうまくカーペットを
クリーニングするかについて非常に大きな影響を及ぼ
す。汚れをばらばらにすることは重要であるが、カーペ
ットから汚れを取り除くことが目的である。
多くのいろいろな“湿式”カーペット・クリーニング
法、すなわち、任意のやり方で自由な(流動可能な)液
体をカーペットに使用する方法は、汚れをばらばらにす
るが、工程の間、この液体を制御することはできない。
汚れは液体の中に分散されるが、このような汚れた液体
の一部が取り除かれるにすぎない。カーペットに使用さ
れた液体のうち約40%から約70%までを取り除くことが
できることはよく知られている。したがって、残りの液
体の中にある汚れとクリーニング剤は、カーペットの中
に残る。−カーペットの繊維上と、カーペットの裏地の
上と、カーペットの裏地の下に残留物として残る。
これとは反対に、乾式吸引カーペット・クリーニング法
は、自由に流動する液体を使用することなく、化学的な
クリーニング剤をカーペットに付着した汚れと接触させ
る。特殊なカーペット・クリーニング用薬品を使用して
湿った状態になった多くのごく小さい粒子がカーペット
に付加され、特殊なやり方でカーペットがブラシがけさ
れる。粒子の化学的な内容物の作用によりカーペットの
繊維に付着している汚れが緩み、汚れた裏面を拭取った
後、湿ったスポンジで汚れが付着するのと同じやり方
で、汚れが粒子に付着する。カーペット・パイプをブラ
シがけしたときの粒子の組成物は、カーペットの繊維を
こする何百万ものごく小さいスポンジのような物であ
る。
ブラシがけの工程が終わった後、粒子は、カーペットか
ら真空吸引される。粒子は十分に大きいので、真空吸引
により、粒子組成物の大部分と化学的な内容物とが、粒
子と一緒に取り除かれる。粒子のサイズは十分に大きい
ので、粒子はカーペットの裏地の上の適所に残るから、
このような真空吸引により粒子を取り除くことができ
る。したがって、このような乾式吸引カーペット・クリ
ーニング法は、汚れを分離し、取り除きを行なう工程に
おける高度なレベルの管理−湿式法を大幅に上回った特
長を提供するものである。また、この乾式吸引法を使用
することにより、湿式クリーニングと関連した多くの問
題をすべて回避することができる。
近年、湿式カーペット・クリーニング法の顕著な欠点と
乾式吸引カーペット・クリーニング法の重要な利点が、
カーペット産業内によく知られるようになった。このよ
うな不適切なカーペットの保守が行なわれる危険が非常
に大きいことがしばしばであるカーペットの製造と市場
活動に携わっている関係者の間では、このような欠点と
特長がよく知られている。多くの工場は、乾式吸引法を
特に推奨しており、場合によっては、このような好適な
クリーニング法の使用について保証することを決定して
いる。
クリーニング産業は、乾式吸引カーペット・クリーニン
グ法の顕著な特長を評価するのにそれほど急いでいない
ので、湿式カーペット・クリーニングは、そのすべての
欠点と危険を有したままで使用を続けられている。古い
スタイルの湿式カーペット・クリーニングに使用される
薬品と機械を供給することを続けることに関係している
業者は、乾式吸引法に向かっている傾向をひっくりかえ
そうとする努力に彼らの資力を集めている。
カーペットの保守に携わっている業者またはカーペット
の保守に関係している業者は、カーペットの管理に関す
る技術的に正確な情報を必要としている。もし、これら
の業者がこのような情報をすばやく入手することができ
れば、彼らはこの情報を保持し、この情報は彼らの決定
に影響を及ぼすことになるであろう。
カーペットのクリーニングとカーペット・クリーニング
法についてある点を実演説明するために、いろいろな手
段が使用されている。汚れが水の中に拡散され、上述の
欠点/特長のうちのいくつかを示すため、汚れで覆われ
た平らな部材がスプレイ処理されるかまたは拭取られる
とともに、平らな基礎の上に直立したシリンダーを使用
して、同じ種類の試験が実施されている。
カーペットの管理に関する原理を実演説明するための改
善された方法と手段が明らかに求められている。特に、
このような原理のうちの1つまたは好適には複数のもの
を目視可能に実演説明するために使用することができる
改善されたキットに対するニーズがある。このような実
演に使用される道具を提供することに加え、容易に分解
することができるとともに、具合よく持ち運んだり、保
存するために都合のよい条件のもとにおくことができる
キットに対する要求がある。
発明の要約 この発明は、カーペットの管理に関係した原理を目視可
能に実演するために使用するキットと、このような原理
を目視可能に実演する方法に関する。
この発明の表示キットは、水平な基部部材と、殆どの表
示を行なうため適所に配置されたとき直立する1つまた
は複数の垂直部材とを備えている。垂直部材は、基部部
材に隣接した近接端部を備えており、基部部材から上に
ある末端部で終わるよう上に向かって延在している。キ
ットは、垂直部材が直立したとき、近接端部を取外し可
能に基部部材に固定するために使用される基部部材上の
固定手段と、固定手段から取外したとき、持ち運び位置
に垂直部材を保持するために使用される基部部材の手段
とを備えている。
好適な実施態様においては、複数のこのような垂直部材
と、複数の固定手段とを備えている。垂直部材は、円筒
状を呈していることが好ましく、1つまたは複数の垂直
部材は、複数の同心状に嵌まる円筒状要素を備えている
ことが好ましい。
非常に好適な実施態様においては、水平の基部部材は、
隔置された上部壁と下部壁とを有する堅い箱であり、上
部壁は、垂直部材それぞれのために上部壁を貫通した開
口を備えている。垂直部材は、このような堅い箱の下部
壁に取外し可能に固定されており、固定手段は、このよ
うな下部壁の上部表面に固定されているとともに、上部
壁より十分上にある位置で末端部が終わるよう、開口を
通って上に向かって延在している。
堅い箱の上部壁に形成された開口は、円形を呈している
ことが好ましく、開口のエッジは、好適にはこれを通る
円筒状の垂直部材から十分隔置されるよう寸法決めされ
ている。このような間隔は十分に大きいので、液体が垂
直部材をつたって下に流れ開口を通って流動することが
できるが、この間隔は、小さいスポンジまたはその他の
拭取り部材が箱の中に完全に落下しないで上部壁上に残
るよう十分に小さく設定されている。
堅い箱の底部壁の上部表面に固定された固定手段は、対
応している固定手段と垂直部材とが一方を他方に挿入す
ることにより取外し可能に固定されるような円筒状の部
材であることが好ましい。固定手段は雌形であり、垂直
部材の近接端部が雄形であることが好ましい。いろいろ
な表示を行なう際の便宜を考慮して、最大の交換可能性
を提供できるよう、共通の寸法決めが使用されている。
この発明の非常に好適な実施態様においては、堅い箱は
透明であり、(垂直部材が直立しているとき)堅い箱内
に一部が収容されている垂直部材の一部と下部壁の上部
表面を目視することができる。このことは、特定の表示
の際有用である。
上部壁は、箱に対して取外し可能なカバーを形成してい
ることが好ましい。これにより、キットを使用しないと
き、垂直部材とキットと一緒に使用される他の品物とを
具合よく保存することができる。箱は、この目的にあっ
た十分なサイズと形状を有する内部スペースを固定手段
の近傍に備えている。
垂直部材は、それぞれ、互いに嵌まり合い可能な1つ、
2つ、3つまたはこれより多くの垂直要素を備えてい
る。すなわち、垂直要素のあるものは、他の垂直要素上
に袖状に差し込むことができる。表示の際いろいろな効
果を得ることができるよう、要素のうちのあるものは不
透明であり、その他の要素は透明である。
ある好適な実施態様においては、1つの垂直部材は、そ
の近傍端部で閉止された透明な中空のチューブである。
この構成により、チューブは、水または他の液体のため
のディスプレイ容器として機能することができる。他の
垂直部材は、液体保存用容器として機能するよう、その
近接端部で閉止された不透明の中空チューブである。こ
のような垂直で不透明な部材は、該部材の上に袖状に嵌
合するよう寸法ぎめされた透明な中空のチューブを備え
ている。
別の好適な垂直部材は、基部部材に取り外し可能に取り
付けるための近傍端部を含む内部の要素を備えていると
ともに、このような内部の要素の上に袖状に嵌合するス
リーブ要素を備えている。ある場合には、スリーブ要素
は透明であり、他の場合には、不透明である。外側の要
素は、スリーブ要素の上に袖状に嵌合することができ
る。
1つの好適な実施態様においては、内側の要素は、中実
の透明な部材である。別の実施態様においては、長さの
一部に沿っては透明であり、その長さで隣接した部分に
沿っては、つや消しにされているかまたは半透明である
中実の部材を使用することができる。後者の場合、透明
な部分と半透明な部分の両方において一方の側部には黒
いマークが設けられている。このことは、カーペットの
ある種の繊維に特有な特性を示すことを助けるものであ
る。
非常に好適な堅い箱のごとき水平の基部部材は、この発
明のキットにより実施することができるいくつかの表示
の際におけるカーペットの裏地を表わしている。好適で
堅い箱の上部壁と該上部壁の下にあるスペースは、カー
ペットの裏地を表わしている。ある表示の際において、
垂直部材の特定のものは、カーペット・パイルの中の繊
維または糸を表わしている。直立した垂直部材と該垂直
部材が通っている開口のエッジとの間のスペースは、カ
ーペットに使用された自由(流動可能な)液体のカーペ
ットの裏地のいろいろな部分に対する入り易さを表わし
ている。
この発明の非常に好適な方法においては、表示キット
は、湿式カーペット・クリーニングを実施する場合にお
ける汚れを管理することの欠如と、上述の乾式吸引カー
ペット・クリーニング法による管理された汚れの除去と
を示すために使用される。このような表示に、際して
は、直立した状態に位置ぎめされた、好適には、明るい
色に着色された不透明な垂直部材であるシャフトが使用
され、その近接端部は、堅い箱の下部壁に固定されてい
る。
このようなシャフトの配置の前または配置の後、汚れが
シャフトに付着するよう、シャフトに沿った末端部の近
くで、シャフトの外表面に汚れが付加される。汚れは、
シャフト上で、乾燥されることが好ましい。しかるの
ち、カーペット・クリーニング法の1つのタイプを表わ
すクリーニング工程が、このような汚れたシャフトに関
して実施される。表示つまり実演説明は、別の汚れたシ
ャフトと、別のカーペット・クリーニング法を表わす別
のクリーニング工程とを使用して繰り返される。
このようなクリーニング工程の1つは、自由に流動する
液体を汚れたシャフトに付加することと、液体が目視可
能に汚れた状態となるよう、液体がシャフトから汚れを
分離するようにされていることと、このような汚れた液
体が重力の作用によりシャフトをつたって下へさらに流
れるようにされていることとより成る。このような重力
の作用による流動は、開口を通って下部壁まで続き、カ
ーペットに付加された自由に流動する液体が汚れをカー
ペットの中とカーペットの裏地の中にさらに下へ移動さ
せることを示している。
別の形態のクリーニングの工程は、湿った拭取り部材、
好適には、湿ったスポンジのようなブロック状のワイパ
ーを汚れたシャフトにこすることより成り、流動する液
体が存在しない状態で、汚れがシャフトからとれ拭取り
部材に付着する。そして、このような湿った拭取り部材
とこれに付着した汚れは、シャフトから取り去られ全キ
ットから離される。このようなスポンジまたはその他の
湿った拭取り部材は、乾式吸引カーペット・クリーニン
グ法に使用される粒子組成物の1つのごく小さい粒子を
表わす。
スポンジまたはその他の拭取り部材を使用したこのクリ
ーニングの実演説明に際しては、カーペットの繊維と糸
から汚れを除去することが管理されていることと、カー
ペットから汚れを完全に取り除くことが高度に管理され
ていることは明らかである。このクリーニングの実演説
明の特に好適な形態においては、スポンジまたはその他
の拭取り部材は、シャフトから汚れを取除いた後、上部
壁上に載置され、それに留まっている。なぜなら、前記
スポンジまたはその他の拭取り部材は大き過ぎて、開口
のうちの1つを通って箱の中に落下することができない
からである。このことは、乾式吸引法を使用したとき、
汚れがカーペットの裏地の中に下へ運ばれることがない
ことを説明するものである。しかるのち、汚れた拭取り
部材を容易に吹き飛ばすことができ、このことは、乾式
吸引法を使用した真空吸引により汚れと組成物を容易に
取り除くことができることを説明するものである。
以下に説明されているように、この発明のキットを使用
して、多くのその他の実演説明を実施することができ
る。
発明の目的 この発明の目的は、カーペットの管理に関する原理によ
り可視的に実演説明するキットを提供することである。
この発明の別の目的は、カーペットの管理に関する原理
を目視可能に実演説明する改良された方法を提供するこ
とである。
この発明の別の目的は、容易に使用することができると
ともに、容易に貯蔵し、持ち運ぶことができるような実
演説明に使用される改良されたキットを提供することで
ある。
この発明のこれらの目的とその他の目的は、以下の補足
的な説明と図面より容易に明らかとなろう 図面の簡単な説明 第1図は、垂直部材を表示用の位置に直立せしめたこの
発明に係る表示用キットを部分的に切断した斜視図であ
る。
第2図は、第1図の縮尺した平面図である。
第3図は、第1図の縮尺した正面図である。
第4図は、部分的に切断が行なわれた断裂正面図であ
る。
第5図は、表示用キットの部品が貯蔵位置にある表示用
キットを上から目視した平面図である。
第6図は、第5図に示されている貯蔵位置にある表示用
キットを右側から目視した側面図である。
好適な実施例の詳細な説明 図面は、カーペットの管理に関する原理を目視可能に表
示、つまり実演説明するキットを示す。
表示用のキット10は、下部壁14と、正面壁と後部壁16,1
8と、側壁20と、下部壁14に平行でかつ該下部壁14から
隔置されている上部壁22とから成る透明で堅い箱12を備
えている。上部壁22は、該上部壁22を貫くように設けら
れた一連の4つの隔置された丸い開口24を備えている。
4本のチューブ状の円筒形取付け部材28が、下部壁14の
上部表面26に取付けられている。取付け部材28はそれぞ
れ、開口24の1つから垂直方向に延在している。
4本の異なった垂直部材30は、4本の取付け部材28によ
り下部壁14に取外し可能に固定されており、各取付け部
材28は、垂直部材30を垂直方向の位置に直立した状態に
保持する働きをしている。垂直部材30はそれぞれ、雄形
の近接端部32を備えており、該近接端部32は、雌形の取
付部材28のどれか1つにぴったりと挿入することができ
る。
垂直部材30はそれぞれ、1つまたは複数の要素から作ら
れていて、4本の垂直部材30の要素はそれぞれ、円筒状
を呈しており、ほぼ同じ長さに寸法ぎめされている。要
素のあるものは中実であり、要素のあるものはチューブ
状を呈しており、またあるものは、近接端部32の近傍が
閉止されていて、該近接端部32の上は中空であり容器を
形成している。多くの場合、要素は、他方の要素の上に
袖状に通すか、あるいは該他方の要素の中に滑り込ませ
るよう寸法ぎめされている。
垂直部材30はそれぞれ、開口24を通過するよう寸法ぎめ
されている。垂直部材の外径は、開口24それぞれの直径
より小さい。垂直部材30が取付け部材28に直立した状態
に取付けられたとき、垂直部材30は、上部壁22の上のあ
る位置まで開口24を通って延在している。このような垂
直部材30は、末端部34まで上に向かって延在して終わっ
ている。
特定の表示に際しては、垂直部材30かつ/または垂直部
材30の特定の要素は、カーペット・パイルから得られた
繊維または糸を表示しており、堅い箱12(または、さら
に詳しく言えば、上部壁22と、該上部壁22の下にある空
間と構造)は、カーペットの裏地を表わしている。
上部壁22は、堅い箱12の取外し可能なカバーを形成して
いる。正面壁16と後部壁18の上部端部上に沿って棚部材
36が設けられており、堅い箱12を閉じたとき、上部壁22
が前記棚部材36の上に載置される。垂直部材30の長さと
幅ならびに堅い箱12の寸法は、表示用キット10を使用し
ないときの貯蔵のため、堅い箱12内で、取付け部材28に
隣接して垂直部材30を横に置くことができるよう設定さ
れている。第5図と第6図を参照されたい。
垂直部材30の要素のある部分は同じであるが、垂直部材
30はそれぞれ、他の垂直部材30それぞれと若干異なって
いる。垂直部材30はそれぞれ、いろいろな原理を表示す
るため、大幅に変更することができることと、このよう
な表示の際、垂直部材30を構成しているいろいろな要素
を移動して他の要素に関していろいろな関係させたり、
させなかったりすることができることは理解されるべき
である。便宜上、図面に示されている垂直部材30はそれ
ぞれ、後述の特別なやり方で配置されているか、または
組立てられている。
垂直部材38は、近接端部32を有する中実で透明なシャフ
ト46と、該中実シャフト46上に容易であるが、かなりぴ
ったりと滑らせるよう寸法ぎめされた不透明なチューブ
48とを備えている。
垂直部材40は、一つの部材−直立状態に取付けるための
近接端部32を有する透明な中空のチューブ50を備えてい
るだけである。
垂直部材42は、近接端部32を有する不透明な中空のチュ
ーブ52と、該不透明なチューブ52の上にぴったり袖状に
通すよう寸法ぎめされた透明なチューブ54とを備えてい
る。
垂直部材44は、3つの要素、すなわち、中実のシャフト
56と、不透明なチューブ48に類似していて、中実のシャ
フト56の上にぴったりと袖状に通すよう寸法ぎめされた
中空の不透明なチューブ58と、透明なチューブ54に類似
していて、不透明なチューブ58の上にぴったりと袖状に
通すよう寸法ぎめされた透明なチューブ60とを備えてい
る。中実のシャフト56は、上部62が透明であって、下部
64に沿った外表面は若干つや消しの状態になっている。
上部62と下部64はそれぞれ、下記に説明されている目的
のため、中実のシャフト56の一方の側部に黒いマークが
付されている。
キット10は、カーペットの管理に関係した多くの原理を
目視可能に説明表示するために使用される。実施するこ
とができる表示のうちの若干のものは、カーペットの管
理とカーペットの管理上の問題について選択を行なうた
めに理解しておかなければならないカーペットとカーペ
ットの繊維の特性に関係した原理を簡単に表わしてい
る。他の可能な表示は、カーペットのクリーニングに関
係した原理を明瞭に伝える。表示のうちの若干のもの
は、非常に簡単であるが、写実的に重要な箇所を示して
いる。
トップ染色された繊維 垂直部材38は、トップ染色により着色されたカーペット
の繊維の特性を表示し、もし、クリーニングの間、カー
ペットを間違って処理した場合、カーペットの色が曇っ
てしまったり、極端には色が消えてしまう危険を示すた
めに使用される。間違った処理とは、特に、アルカリ度
が高い薬品を使用したり、あるいは、非常に熱い溶液を
使用したり、かつ/または、特に、パッドの取替えの失
敗のため、研磨作用を有する汚れが溜まったとき、パッ
ド・クリーナー(ボンネット)を使用したりするような
激しい化学的な処理の形で実施されるものである。この
ような間違った処理を行なうと、特定のカーペットの繊
維から染料が消失する。
この表示の場合、不透明なチューブ48は、明るい色で作
られ、中実の透明なシャフト46の上に袖状に通される。
透明なシャフト46から着色された不透明なシャフト48を
手作業で取り外すと、該シャフト48を取り外す前に垂直
部材38が呈していた色をもたない多少曇った色を呈して
いるシャフトが残ることになることは勿論のことであ
る。この原理は、わずかしか色を呈しているにすぎない
か、あるいは、まったく色がついていない透明なシャフ
トまたは不透明なシャフトから着色された透明なチュー
ブを取り外すことにより説明表示することができる。
溶液染色されたカーペットの繊維の表示 中実の透明または半透明なシャフトのディスプレイは、
溶液染色されたカーペットの繊維を表わすことができ
る。前記溶液で染色されたカーペットは、粗雑なクリー
ニング法を使用したため大幅に色が消失することに対し
抵抗力があることは勿論のことである。
カーペットの繊維の光学的な特性の表示 チューブ50と60を取り外した状態で中実のシャフト56を
使用することにより、特定のカーペット繊維の特性に関
する別の表示を行うことができる。第1図に示されてい
るように、中実のシャフト56の上部62と下部64の一方の
側部に沿って前記シャフト56の表面に黒いマーク68が設
けられている。上部62と下部64上のマークは同一であ
る。
第4図で見て中実のャフト56の遠い側にマーク68を設け
て中実のシャフト56を向きぎめすると、このような黒い
マーク68または少なくとも該黒いマーク68の垂直部分が
拡大されることは明らかである。透明な上部62は、多く
の古いスタイルのカーペットの場合に見られるように、
カーペットの繊維がほぼ透明なとき、埃が拡大される問
題がひどいことを示している。
しかし、カーペット産業は、艶消し剤を使用してカーペ
ット繊維を処理することがしばしばである。このような
処理効果は、曇った状態にあるシャフトの下部56により
表示される。このように艶消し剤を使用して処理を行な
うと、カーペット繊維はある程度半透明な状態となり、
汚れの拡大をはっきりさせず、したがって、汚れたカー
ペット上の汚れの存在を隠すかあるいは弱める。中実の
シャフト56を回すことにより、艶消し剤を使用して繊維
を処理せしめたカーペット上に依然として汚れが存在し
ていることを表示することができる。
クリーニング法により汚れを取り除く程度の表示 乾式吸引カーペット・クリーニング法により管理した状
態で汚れを取り除く長所と、広く使用されている湿式の
カーペット・クリーニング法の本質的な問題と欠点とを
説明表示する一対の重要な表示は、この発明の好適な表
示キット10を使用して改良されたやり方で実施すること
ができる。
表示はそれぞれ、垂直要素(または“シャフト”)のい
ずれか1つを使用して実施することができるが、チュー
ブ48と52と58のような不透明な垂直要素を使用して実施
することが最も好ましい。このような表示を実施するに
あたり、不透明なチューブが明るく着色されていること
が好ましく、白色であることが最も好ましい。順次実施
しなければならない2つの別個の表示があるので、2つ
の硬い表面を有するシャフトを使用することが最も好ま
しい。
これらの表示に際しては、2つのシャフト、例えば、チ
ューブ52と58に沿った末端部の近傍にある位置で前記シ
ャフト上に湿った汚れを密に付着させることが好まし
い。このような湿った汚れが不透明なチューブ52と58の
外側の表面に付着し、このような不透明なチューブの明
るい表面から際立って容易に目視することができるよう
このような湿った汚れが乾燥される。このようなチュー
ブの約上部三分の一が汚れで覆われていることが好まし
い。なぜならば、このことは、付着物を通常に真空吸引
するだけでは取り除くことができないような、足により
運ばれた汚れのある糸や繊維の部分を表わしているから
である。
このような汚れが付着する前または付着した後では、不
透明な中空のチューブ52と58は、横に並んで垂直に位置
ぎめされているとともに、それぞれの取付け部材28に取
付けられている。これらの表示の間、カバー用のチュー
ブは取外され、側部に置かれる。直立した状態では、付
着した汚れのすべてまたはほとんどは、堅い箱12の上部
壁22より上に在る。位置ぎめされた汚れたシャフトはそ
れぞれ、カーペットのパイルの繊維または糸を表わして
おり、上部壁22と、該上部壁22の下に位置するスペース
と、下部壁14は、カーペットの裏地を表わしている。
一方では湿式のカーペット・クリーニング法を表わして
おり、他方では乾式吸引カーペット・クリーニング法を
表わしている異なったクリーニングの工程が、このよう
な汚れたシャフトに関して実施される。
湿式カーペット・クリーニング法の問題点の表示 広く使用されている多くの湿式カーペット・クリーニン
グ法に共通した特性は、自由に流動する液体をカーペッ
トに使用することである。すなわち、流動可能な状態の
液体が、パイルの糸や繊維に付着した汚れを分離するた
めにカーペットに使用される。通常は洗浄剤とカーペッ
ト・クリーニング用の薬品が添加されさ水であるこのよ
うな自由に流動する液体は、いろいろなやり方でカーペ
ットに使用される。正しい使用法を採用すれば、自由に
流動する液体がカーペットと接触するという事実はかわ
らない。
この表示に際しては、自由に流動する液体は汚れたシャ
フトの一方に使用され、好適にはこのような汚れたシャ
フトの最も汚れた頂部に水を強力にスプレイすることに
使用される。汚れた液体は、重力の作用を受けてシャフ
トから下に流れる。汚れた液体のこのような下向きの流
動は続き、このような液体の一部は開口24を通って流
れ、上部壁24の下で下部壁14の頂部表面26上にある位置
に汚れを運ぶ。
この流動作用によりシャフトの比較的きれいな下部上に
汚れが運ばれる。このような汚れた水の流動は、明るい
色の不透明なシャフト上で容易に目視することができ
る。汚れまたは該汚れのかなりな部分がシャフトの頂部
から剥がれて、その多くの部分が、シャフトを下に向か
って上部壁22の下のより手の届かない位置まで流動する
ことは明らかである。
このことは、湿式のカーペット・クリーニング法を採用
すれば、汚れの管理ができないことと、このような方法
を採用すれば、汚れがカーペットの中に深く移動し、汚
れと液体がカーペット裏地の中に移動することとを表示
するものである。このような汚れと薬品を含んだ水の多
くが適当に乾燥すると、このような汚れの大部分がカー
ペット上とカーペットの中に残ることになることは明ら
かである。湿式のカーペット・クリーニング法を採用す
ることによって生じる主な影響は、頂部の汚れが剥がれ
て一時的にきれいな外観が与えられることと、このよう
な頂部の汚れの大部分が下部位置まで移転し、これによ
りすべての問題が引き起こされることと、白黴が生えた
り、腐ったり、継目が裂けたり、表層等が剥離したり、
薄片に裂けたり、収縮したり、木を腐蝕させる等の問題
が生じる危険があることが知られているようなカーペッ
トの裏地の中への液体の移動とであることは明らかであ
る。
乾式吸引クリーニング法の長所の表示 乾式吸引クリーニング法によって管理された状態で汚れ
を取り除くことの長所は、湿ったスポンジ・ブロック66
のごとき湿った拭取り部材で、他方の汚れたシャフトの
汚れた表面をこすることにより表示される。このような
拭取り動作により、汚れをシャフトから取り除き、湿っ
た拭取り部材に付着させることができる。このような汚
れの移転は、流動する液体が存在しなくとも行われる。
湿ったスポンジ66の中の湿りの量は、上述のこすり動作
により流動する液体が出てくる量より少ない。
このような湿った拭取り部材またはスポンジ66は、カー
ペットをクリーニングするために使用される粒子組成物
の小さい湿った粒子を示すものである。さらに詳しく言
えば、このような湿ったスポンジは、ウイスコンシン
州、ラシーンに所在するラシーン・インダストリーズ・
インク(RacineIndustries,Inc.)によりホスト(Hos
t)の商標のもとで販売されている乾式吸引クリーニン
グ用の組成物の粒子を提供するものである。
スポンジ66は、拭取り動作により中実のシャフトから取
り除かれた汚れがはっきりと目に見えるような作用をす
る明るい色に着色されたスポンジまたは白い色のスポン
ジであることが好ましい。スポンジ66は、少なくとも垂
直部材30が直立状態にある間、垂直部材30が在る開口24
のどれも通過することができないよう寸法ぎめされてい
る。
シャフトから1つまたは複数のスポンジ66上に汚れが転
移するこすり動作の後、カーペットの糸や繊維に繰り返
しこすりつけられ、汚れを取り除いた後のホスト粒子組
成物の粒子がカーペットの裏地の上部の位置よりさらに
カーペットの中に沈殿しないことを示すために、このよ
うなスポンジ66は上部壁22の上部の上にゆるく置かれ
る。前記粒子は、カーペットの裏地の中に移動すること
はない。
上部壁22の上部の上にスポンジ66を載置したとき、前記
粒子を容易に吹き払うことができる。このことは、真空
吸引によりカーペットからこのような粒子を取り除くこ
とが容易であることを示すものである。この説明のため
の表示の特性はそれぞれ、カーペットから汚れを物理的
に完全に取り除くため、汚れを繊維と糸から分離して汚
れを取り除き、カーペットの繊維から汚れを管理され状
態のもとで取り除くことを示している。
湿式クリーニング法で汚れを管理できないことの表示 別の説明のための表示は、透明な容器である透明な中空
のチューブ50を使用することにより実施することができ
る。若干の汚れを透明な中空のチューブ50に注入し、こ
れに水を加えることにより、流動する水をカーペットに
与えると、汚れが散らばり、汚れよりもむしろ汚れた水
がカーペットの上に分散することは理解することができ
よう。
しかるのち、取付け部材28から透明な中空のチューブ50
を取外して、汚れた水のほんの一部だけを流し出すこと
ができる。このことは、前述のように、汚れた水の大部
分がカーペットに残っていることを表示するものであ
る。
透明な中空のチューブ50の中に流し込んで汚れと混ぜ合
わされる水は、不透明な中空のチューブ52の中に貯蔵さ
れ、表示の間、都合良く利用に供することができる。
湿式クリーニング法による汚れの転移の表示 さらに別の表示は、中空のチューブの容器、好適には、
透明な中空のチューブ50内の水を使用することにより実
施することができる。白色の太いロープ(図示せず)を
このような汚れた水の中に繰り返し浸すと、このような
ロープは、ますます汚れた状態となる。
ロープは、他の部分ほど汚れていないカーペットの領域
からのカーペットの糸、特に、タフトを表わしている。
特定の湿式クリーニング法を使用することによって、カ
ーペットの比較的汚れた部分から生じた汚れた液体を比
較的きれいなタフトに与えられることができることは理
解することができよう。また、このことが、このような
タフトの外観ならびにカーペットの外観に悪影響を及ぼ
していることも容易に理解していただけよう。
“ボンネット”または“スピン”湿式クリーニングの問
題点の表示 別の表示は、このような湿ったロープを使用することに
より実施することができる。横から横への移動または円
状の水平移動で浸して湿ったロープの頂部をこすること
により、ロープの繊維は広がり、ロープの端部は“花
状”を呈することになる。ロープの端部がこのような花
状になることは、特定の湿式カーペット・クリーニング
工程、特に、ボンネットまたはスピン・パッドでカーペ
ットをこする際、カーペットの糸に生じる損傷を表わす
ものである。
湿式クリーニングにより繊維上に残った汚れた残渣の表
示 1つの表示は、別の垂直部材、好適にはチューブ52また
は58のごとき明るい色で着色された不透明な部材にかぶ
せたチューブ54または60のごとき透明なチューブを利用
することが好ましい。透明なチューブの内表面は、液状
のカーペット・クリーニング用組成物とカーペットの汚
れとの混合物で覆われていることが好ましく、このよう
な混合物はチューブ上で乾燥し、非常に見やすい残留物
を残す。しかるのち、透明なチューブ上の汚れた残留物
の存在を強調する背景を提供する不透明なチューブ上に
このような汚れたチューブを滑りかぶせる。
このことは、湿式カーペット・クリーニング法を使用し
たとき、カーペットの繊維と糸に何が生じたかを表示す
るものである。繊維と糸は、液体が蒸発した後、汚れた
残留物で覆われている。
残留物が透明なチューブの外側にあるとき、補足的な点
が表示される。このような残留物の上に1本の指を走ら
せることにより、湿式カーペット・クリーニング法によ
りきれいになったカーペットが、乾式の場合よりいかに
迅速に再び汚れるかを容易に理解させることができる。
残留物が付着した繊維はざらざらしているので、靴底か
らカーペットの繊維上に益々高い割合で新しい汚れが転
移する。
残留物が付着した透明なチューブを取り外すと、上述の
乾式吸引カーペット・クリーニング法によりきれいにな
ったカーペットの繊維を表わすきれいなシャフトが現れ
る。
のちほど取付けられるカーペットの“ガード”の問題点
の表示 別の表示は、残留物により覆われた内側のチューブ上、
好適にはチューブ52またはチューブ58のごとき不透明な
部材の上にチューブ54または60のごとききれいにされた
透明なチューブを滑り込ませることにより実施すること
ができる。きれいで透明なチューブが存在するため、内
側のチューブ上の残留物に手も届かせることができない
ことは明らかである。
残留物で覆われた不透明なチューブは、例えば、湿式カ
ーペット・クリーニング法を使用したため、適切にきれ
いにすることができなかったカーペットの繊維または糸
を表わしている。きれいで不透明なチューブは、時には
カーペットをクリーニングした後、取付けられるしばし
ば“ガード”と呼ばれている多くのカーペット繊維コー
ティングのうちの1つを表わしている。このようなコー
ティングは、カーペットの摩擦を減少させ、これにより
カーペットの繊維が再び汚れることことに対する抵抗力
を与えるために使用される。
残留物で覆われた内側のチューブを透明な中空のチュー
ブで覆うことは、不適切なクリーニング法を使用した場
合に、このようなカーペット・ガードが汚れを固定さ
せ、より汚れに届きにくくなり、のちほど行なうクリー
ニング作業の際、汚れを容易に取り除くことができない
ことを示すものである。
堅い箱12は、接着剤を使用した封着のごとき公知の製造
法により、透明なアクリル・プラスチックまたはその他
の透明なプラスチックから作られていることが好まし
い。取付け部材28は、接着剤を使用した方法またはその
他の封着法により下部壁14の上部表面に固定された円筒
状の部材であって、類似した透明なプラスチックから作
られていることが好ましい。
垂直部材30のいろいろな要素も、公知のプラスチック、
ガラスまたはその他のいろいろな材料から作られてい
る。透明な部材は、アクリル・プラスチックから作られ
ていることが好ましい。不透明な部材は、不透明な表面
コーティングを有しているか、あるいは、塩化ビニール
のような不透明なプラスチックから作ることができる。
表示キット10は、垂直部材30の数を変えたり、この部材
を短くしたりあるいは長く伸ばしたり、堅い箱12の形を
変えたり、基部部材の形状を変えたり、持ち運びと使用
しない間の貯蔵のために垂直部材を基部部材に固定する
代わりの手段を提供することを含めて多くのいろいろな
やり方により変更を行なってもさしつかえない。
特定の実施例と関連してこの発明の原理を説明したが、
例を挙げて説明を行なったものにすぎず、これらの説明
が本発明の範囲を制約することを意図したものではない
ことは、はっきりと理解されなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グリーリィ,ジェフリィ アール アメリカ合衆国.53402 ウィスコンシン, ラシン,ノース メイン ストリート 3050

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーペットの保守に関する原理を説明する
    ための可視的表示のためのキットであって、 カーペット繊維を表示するための垂直部材を取り付ける
    ための少なくとも一つの直立管状の取付け部材を有する
    水平基部部材と、 表示位置において前記管状の取付け部材により直立支持
    され、かつ該管状の取付け部材に嵌め込まれている少な
    くとも一つの垂直部材であって、該基部部材に接する近
    接端部を有し、かつ該水平基部部材の上方の末端部で終
    端するように上方に延在しており、さらに形状が円筒状
    でありかつ互いに軸方向に摺動可能な二つの円筒状要素
    を有する垂直部材と、 該垂直部材を該取付け部材から取り外して、該キットを
    持ち運ぶときに該垂直部材を保持するための該基部部材
    上方の空間部 を具備するキット。
  2. 【請求項2】カーペットの保守に関する原理を説明する
    ための可視的表示のためのキットであって、 ある間隔をおいて上壁および下壁を有する堅固な箱であ
    って、 該上壁は該上壁を貫通する少なくとも一つの開口を有
    し、かつ該下壁は頂面を有する堅固な箱と、 該下壁の該頂面上で直立した取付け部材と、 カーペット繊維を表示するための少なくとも一つの垂直
    部材であって該取付け部材に係合する近接端部を有し、
    さらに表示位置において直立しており、該上壁上方末端
    部で終端するように開口を貫通して上方に延在している
    垂直部材を具備するキット。
  3. 【請求項3】カーペットクリーニングに関する原理を説
    明する際にその原理を可視的に表示する方法であって、 カーペットパイルから出る繊維又は糸を表示する末端部
    を有する硬いシャフトと、 カーペットの裏地を表示する該硬い材質のシャフトを支
    持するための箱を準備して、 カーペット繊維を表示するために該支持するための箱内
    で鉛直方向に該硬い材質のシャフトを配置して、 汚れを該硬いシャフト上に付着させるために該末端部近
    辺の位置で該硬いシャフト上へ汚れを施与してから、該
    汚れた硬いシャフトをクリーニングするステップを実行
    する可視的表示方法。
JP63500283A 1986-12-17 1987-11-13 カーペットをクリーニングする原理を表示するキットと方法 Expired - Lifetime JPH0786734B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US942,816 1986-12-17
US06/942,816 US4772207A (en) 1986-12-17 1986-12-17 Kit and method for demonstrating carpet cleaning principles
PCT/US1987/002874 WO1988004815A1 (en) 1986-12-17 1987-11-13 Kit, method for demonstrating carpet cleaning principles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01502934A JPH01502934A (ja) 1989-10-05
JPH0786734B2 true JPH0786734B2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=25478639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63500283A Expired - Lifetime JPH0786734B2 (ja) 1986-12-17 1987-11-13 カーペットをクリーニングする原理を表示するキットと方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4772207A (ja)
EP (1) EP0313587B1 (ja)
JP (1) JPH0786734B2 (ja)
AT (1) ATE87758T1 (ja)
AU (1) AU598997B2 (ja)
CA (1) CA1306604C (ja)
DE (1) DE3785210D1 (ja)
WO (1) WO1988004815A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5137460A (en) * 1990-10-01 1992-08-11 Racine Industries, Inc. Desktop kit and method for demonstrating carpet cleaning principles
US20050277105A1 (en) * 2004-05-18 2005-12-15 Unisource Worldwide, Inc. System and method for training personnel
US20110117536A1 (en) * 2010-03-31 2011-05-19 Scott Zelachowski Game table point of purchase display
US9911362B2 (en) * 2015-06-30 2018-03-06 The Procter & Gamble Company Method of demonstrating the cleaning performance of a cleaning composition
EP3118302A1 (en) * 2015-07-13 2017-01-18 The Procter and Gamble Company Method of visualizing the cleaning performance of a cleaning composition

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1296158A (en) * 1918-01-10 1919-03-04 Anson R Bonham Display-box.
US2184406A (en) * 1938-03-18 1939-12-26 Hoover Co Suction cleaner
US2745195A (en) * 1953-08-04 1956-05-15 Hall Neal Furnace Company Relative heat flow demonstrator
US3973335A (en) * 1975-07-24 1976-08-10 Price Raymond C Apparatus to demonstrate air flow through permeable sheet material
US4396121A (en) * 1981-09-15 1983-08-02 Lemmon Mildred K Jewelry display box
US4609356A (en) * 1985-03-20 1986-09-02 Gilden Deborah B Rearrangeable form board with sensory feedback

Also Published As

Publication number Publication date
AU598997B2 (en) 1990-07-05
JPH01502934A (ja) 1989-10-05
ATE87758T1 (de) 1993-04-15
EP0313587A1 (en) 1989-05-03
WO1988004815A1 (en) 1988-06-30
EP0313587A4 (en) 1989-03-07
DE3785210D1 (de) 1993-05-06
EP0313587B1 (en) 1993-03-31
US4772207A (en) 1988-09-20
AU1930088A (en) 1988-07-15
CA1306604C (en) 1992-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1068456A (en) Carpet soil extractor
US5142727A (en) Carpet scrubbing bonnet
US5707454A (en) Method for removing spots from carpet
JPH0786734B2 (ja) カーペットをクリーニングする原理を表示するキットと方法
US5137460A (en) Desktop kit and method for demonstrating carpet cleaning principles
US20090304933A1 (en) Method of Painting Carpet and a Carpet Paint Formulation
JP2008179692A (ja) 可はく離性床コーティング並びに該コーティングの形成方法
US6074490A (en) Shoe cleaning method
KR101959178B1 (ko) 나전칠기 제작용 세척 장치
Aslett The Cleaning Encyclopedia: Your A-to-Z Illustrated Guide to Cleaning Like the Pros
Santos Faux Finish Secrets: From Brian Santos the Wall Wizard
Garstein Techniques of Carpet Maintenance: An ounce of prevention and a pound of cure
JP3070044U (ja) マット
Day School Housekeeping: A Guide for the Modern Custodian.
KR20220002012U (ko) 세차용 손걸레
MEYER et al. MILITARY CUSTODIAL SERVICES MANUAL
KR200312071Y1 (ko) 다용도 청소기
Fuller Modern floor care waxes and maintenance
Pfister CC14 Revised 1982 Emergency Flood Information... First Aid for Carpets and Rugs
Miller First aid for your home
WO1996000622A1 (en) Method of removing chewing gum from surfaces
Hasluck Wood Finishing: Comprising Staining, Varnishing, and Polishing
Weaver et al. Care of Venetian blinds
Niemeyer EC87-419 Home Furnishings Care—Cleaning and Stain Removal
Smalley The Care of Rubber Floors