JPH078654U - 変速切換装置 - Google Patents

変速切換装置

Info

Publication number
JPH078654U
JPH078654U JP4295393U JP4295393U JPH078654U JP H078654 U JPH078654 U JP H078654U JP 4295393 U JP4295393 U JP 4295393U JP 4295393 U JP4295393 U JP 4295393U JP H078654 U JPH078654 U JP H078654U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed change
cylinder
shift
oil
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4295393U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP4295393U priority Critical patent/JPH078654U/ja
Publication of JPH078654U publication Critical patent/JPH078654U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主変速レバーと副変速レバーとを略同時に変
速切換操作した際に要する油圧クラッチの断続作動を、
可及的速やかに行うことができ、変速切換操作に伴う走
行感を向上させることができる変速切換装置を提供す
る。 【構成】 オイルタンク2に貯留した圧油を、ロータリ
ーバルブ4を介して主変速シリンダ6、7および副変速
シリンダ5に切換圧送し、上記各シリンダのロッド5a
〜7a出没作動に連繋するチェックバルブ11、12、
13の切換作動で、変速レバーの切換操作に対応した変
速制御を行うべく構成した変速切換装置において、上記
副変速シリンダ5のチェックバルブ11の油溜め2aに
至る油送管11bに絞り径部21を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主変速レバーと副変速レバーとを略同時に変速切換操作した際に要 する油圧クラッチの断続作動を、可及的速やかに行うことができ、変速切換操作 に伴う走行感を向上させることができる変速切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、トラクタ等の移動農機では、主変速レバーあるいは副変速変速レバーの 切換操作で先ず油圧クラッチを自動的に断に切換え、その後上記各変速レバーに 対応した主変速シリンダあるいは副変速シリンダのロッドの出没作動により各シ フトフォークを切換作動し、従来のようなクラッチペダルの踏込み操作を要する ことなく、変速ギヤの切換操作を行なえるようにした変速切換装置を採用したも のが知られている。 そして、上記変速切換装置では、油圧クラッチに圧油を供給する油圧ポートをロ ータリーバルブに接続し、変速レバーの切換操作でロータリーバルブの油孔を油 圧ポートに連通して、該油圧ポートの油圧力を一瞬減じ、油圧クラッチを断にし た後、上記油圧クラッチの断期間内で、主変速シリンダあるいは副変速シリンダ に圧油をロータリーバルブを介して圧送し、油圧クラッチポート変速レバーの切 換操作に対応する各変速シリンダの出没作動で、変速ギアを切換噛合すると共に 、油圧クラッチポートの圧油を、各シリンダに併設したチェックバルブを介して オイルタンクに返送する。そして変速ギアの切換えが完了した後、圧油をロータ リーバルブを介して油圧クラッチに再び圧送し、油圧クラッチを接続状態に復帰 するように油圧回路が構成されている。
【0003】 しかしながら、上記構成の油圧回路では、例えば図3に示す如く、主変速4速 、副変速2速の構成からなる全段8速の変速装置において、4速から5速に切換 る場合には、副変速シリンダと主変速シリンダを同時に作動させる必要から、油 圧クラッチを断にした後、再びクラッチを接続するために必要な圧油が、上記各 変速シリンダの作動に取られてしまうため、油圧クラッチが再び接続されるまで の昇圧期間が長くなるが、1速〜2速間あるいは3速〜4速間での切換えで、第 1または第2主変速シリンダの何れか一方のみが作動する場合には、切換時に中 立位置を通過した際、必然的に主変速シリンダのチェックバルブが閉じて圧油の オイルタンクへの返送が遮断されるため、油圧クラッチが再び接続されるまでの 昇圧期間が全体として短くなって、変速レバー操作毎に各変速位置から切換完了 までの切換タイミングにバラツキが生じてしまい、油圧クラッチの断続操作およ び変速切換操作の連携作動を安定かつ確実に行うことが困難となり、移動農機に 対して不安定な走行挙動を与える、という欠点を有するものであった。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の如き実状に鑑み従来の欠点を解消すべく創案されたものであ って、その目的とするところは、副変速レバー操作に対応する副変速シリンダの 作動により切換られるチェックバルブの圧油返送量を制限し、油圧クラッチの接 続復帰を可及的に早めることができ、もって円滑かつ確実な油圧クラッチの断続 および変速ギヤ切換を行うことができる変速切換装置を提供しようとするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、オイルタンクに貯留し た圧油を、ロータリーバルブを介して主変速および副変速シリンダに切換圧送し 、上記各シリンダのロッド出没作動に連繋するチェックバルブの切換作動で、変 速レバーの切換操作に対応した変速制御を行うべく構成した変速切換装置におい て、上記副変速シリンダのチェックバルブの油溜めに至る油送管に絞り径部を設 けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
したがって、本考案によれば、副変速レバーの切換操作を主変速レバーの切換 操作と略同時に行っても、油圧クラッチの断状態から接続状態に可及的速やかに 復帰することができ、変速ギヤ切換作動を円滑かつ確実に行うことができ、移動 農機の走行挙動を安定化させることができる。
【0007】
【実施例】
本考案の構成を、図面に示した一実施例に基いて詳細に説明する。 図1ないし図3において、1はオイルタンク2に接続された油圧回路であり、 該油圧回路1は、ポンプポート3に設けたロータリーバルブ4介して、副変速シ リンダ5、第1および第2主変速シリンダ6、7を接続すると共に、上記ポンプ ポート3に逆止弁8aおよび切換弁8bを直列に分岐配設し、更に該切換弁8b およびシャトル弁9を介して油圧クラッチ10に連通する油圧クラッチポート1 0aが接続されている。
【0008】 上記ロータリーバルブ4は、その本体内に図示しないスプールを内装し、各変速 レバーの切換操作に連繋して上記スプールを切換えて、接続ポートa〜hを介し てポンプポート3から圧送された圧油を、各シリンダ5、6および7に切換油送 するように構成されている。
【0009】 上記各変速シリンダ5、6および7には、それぞれチェックバルブ11、12 、13が併設されており、各シリンダのロッド5a、6aおよび7aの出没作動 により、各変速シリンダ5、6および7に連動するシフトフォーク5b、6b、 7bを介してセンターケース14内の変速ギア群14aの切換を行うと共に、チ ェックバルブ11〜13を各別に開閉制御し、油圧クラッチポート10aの圧油 をオイルタンク2に連通した油溜め2aに返送するようになっている。
【0010】 また、図4(a)に示す如く、前記シフトフォーク5b〜7bを回動軸15a の一端に軸支した変速アーム15は、センターケース14内の凸状空間部14b に臨ませて回動自在に内装され、かつ上記変速アーム15の他端側には、ロール ピン15bを介してリンク16が嵌挿固着されていると共に、上記変速アーム1 5の他端面には螺孔17aが穿設されており、同(b)図に示すように変速アー ム15のセンターケース14への組込み時に、誤って凸状空間部14bに変速ア ーム15を落下させてしまった場合にも、上記螺孔17aに取出し用のボルト1 7bを螺合させて、上方に容易に引き上げることができ、落下の不具合に備えて 回動軸15a全長を長く設定する必要がなくなる。
【0011】 一方、前記チェックバルブ11〜13には、各シリンダのロッド5a、6aお よび7aの出没域に臨ませて作動杆11a、12aおよび13aが出没自在に内 装されており、上記ロッド5a、6aおよび7aにそれぞれ設けた当接面18、 19、20との摺接で、各チェックバルブを開放、封鎖すると共に、各チェック バルブ11〜13は、それぞれ油圧クラッチポート10aから分岐配設された圧 力チェックポート10bにそれぞれ接続され、更に上記各チェックバルブ11〜 13のうち、副変速シリンダ5に併設されたチェックバルブ11には、油溜め2 aに至る油送管11bにオリフィス構造を有する絞り径部21が設けられている 。
【0012】 叙上の如き構成において、図示しない副変速レバーがL側(低速側)にある場 合に、主変速レバーを1速から2速に切換ると、まずロータリーバルブ4を介し てポンプポート3の圧油が接続ポートc〜eに切換油送され、第1主変速シリン ダ6が伸長作動し、この際にチェックバルブ12が開放されて油圧クラッチポー ト10aからの圧油が圧力チェックポート10bおよびチェックバルブ12を介 して油溜め2aに返送されると共に、上記第1主変速シリンダ6の伸長作動で、 シフトフォーク6bが変速ギアを2速に切換えることになる。 そして、変速が完了するとチェックバルブ12が再び閉じ、その後ポンプポート 3、逆止弁8aおよび切換弁8bを介して圧油が油圧クラッチ10に圧送され、 該油圧クラッチ10は接続状態に復帰する。
【0013】 また、5速から4速にシフトダウンする場合、すなわち副変速シリンダ5の切 換と、第1主変速シリンダ6の中立位置への切換および第2主変速シリンダ7の 中立位置から4速位置への切換が同時に行なわれる場合には、ロータリーバルブ 4の切換で、副変速シリンダ5のロッド5aがH側(高速側)からL側(低速側 )へ切換った後、第1主変速シリンダ6が中立位置に戻り、また同時に第2主変 速シリンダ7が中立位置から縮入作動して、チェックバルブ13が開放された後 、シフトフォーク7bを介して変速ギアが4速に切換り、その後ポンプポート3 、逆止弁8aおよび切換弁8bを介して圧油が油圧クラッチ10に圧送され、該 油圧クラッチ10は接続状態に復帰することになる。
【0014】 ここで、上述の如く5速から4速にシフトダウンする際には、第1および第2 主変速シリンダ6、7と副変速シリンダ5が同時に作動するが、各シリンダの作 動に伴うチェックバルブ11、12、13の開放、封鎖作動において、副変速シ リンダ5のチェックバルブ11は、開放状態で絞り径部18により油圧クラッチ ポート10aからの圧油の返送が制限されるため、図5(b)に示すように、5 速から4速への変速切換時における昇圧力Pと時間Tとの関係は、同(a)図に 示す従来に比して降圧に要する時間t1は同一であるものの、t1時間経過後か ら所定の昇圧力に復帰する時間t2がt3時間だけ短縮されることになり、結果 として油圧クラッチ10の断から接続までの復帰時間T0が早まることになる。 したがって、主変速シリンダ6または7と副変速シリンダ5が略同時に作動する 変速切換時においても、主変速シリンダのみの作動時に可及的に近似した油圧ク ラッチ10の昇圧時間とすることができ、変速切換操作に伴う走行感を向上させ ることができる。
【0015】 なお、図6および図7に示す如く、副変速シリンダ5のロッド5aに設けた当 接面18を、H側(高速側)からL側(低速側)に至る中立位置Nでもチェック バルブ11を封鎖するように凹部18aを形成すれば、切換操作に対応するチェ ックバルブ11の開放時間を相対的に減少し得て、油圧クラッチポート10aに 残留する圧油量をより多く確保することができ、油圧クラッチ10を断続するに 要する時間を短縮することができる。
【0016】
【考案の効果】 これを要するに本考案は、オイルタンクに貯留した圧油を、ロータリーバルブ を介して主変速および副変速シリンダに切換圧送し、上記各シリンダのロッド出 没作動に連繋するチェックバルブの切換作動で、変速レバーの切換操作に対応し た変速制御を行うべく構成した変速切換装置において、上記副変速シリンダのチ ェックバルブの油溜めに至る油送管に絞り径部を設けたから、主変速シリンダと 副変速シリンダを略同時に作動させる変速切換時においても、主変速シリンダの みの作動時に可及的に近似した油圧クラッチの昇圧時間とすることができ、変速 切換操作に伴う走行感を向上させることができると共に、変速レバー操作毎に各 変速位置から切換完了までの切換タイミングの均一化を図ることができ、変速レ バー操作に伴う移動農機の走行挙動を安定化させることができる、という極めて 有用な実用的効果を奏するものである。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】変速切換装置の油圧回路図である。
【図2】変速切換装置の切換構造を示す作用説明図であ
る。
【図3】変速シリンダの切換位置を示す説明図である。
【図4】(a)は変速アームの取付状態を示す要部拡大
断面図である。(b)は同上作用説明図である。
【図5】(a)は従来の切換操作に要する油圧クラッチ
の昇圧力と昇圧時間との関係を示す作用説明図である。
(b)は本考案の切換操作に要する油圧クラッチの昇圧
力と昇圧時間との関係を示す作用説明図である。
【図6】他の実施例における変速切換装置の油圧回路図
である。
【図7】同上他の実施例における要部断面図である。
【符号の説明】
2 オイルタンク 2a 油溜め 4 ロータリーバルブ 5 副変速シリンダ 5a ロッド 6 第1主変速シリンダ 6a ロッド 7 第2主変速シリンダ 7a ロッド 11 チェックバルブ 11b 油送管 12 チェックバルブ 13 チェックバルブ 21 絞り径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルタンクに貯留した圧油を、ロータ
    リーバルブを介して主変速および副変速シリンダに切換
    圧送し、上記各シリンダのロッド出没作動に連繋するチ
    ェックバルブの切換作動で、変速レバーの切換操作に対
    応した変速制御を行うべく構成した変速切換装置におい
    て、上記副変速シリンダのチェックバルブの油溜めに至
    る油送管に絞り径部を設けたことを特徴とする変速切換
    装置。
JP4295393U 1993-07-09 1993-07-09 変速切換装置 Pending JPH078654U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4295393U JPH078654U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 変速切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4295393U JPH078654U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 変速切換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH078654U true JPH078654U (ja) 1995-02-07

Family

ID=12650390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4295393U Pending JPH078654U (ja) 1993-07-09 1993-07-09 変速切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078654U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134466U (ja) * 1974-09-04 1976-03-13
JP2015086906A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置
US9995348B2 (en) 2013-10-29 2018-06-12 Jtekt Corporation Pump apparatus with switching valve and driving power transmission device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134466U (ja) * 1974-09-04 1976-03-13
JPS543743Y2 (ja) * 1974-09-04 1979-02-21
JP2015086906A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社ジェイテクト 駆動力伝達装置
US9995348B2 (en) 2013-10-29 2018-06-12 Jtekt Corporation Pump apparatus with switching valve and driving power transmission device
US10302152B2 (en) 2013-10-29 2019-05-28 Jtekt Corporation Driving power transmission device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102042396B (zh) 变速器的油压控制装置
JPS6233097B2 (ja)
CN103827554B (zh) 用于档位段触发器的变速器超速档拨叉位置传感器
JPH078654U (ja) 変速切換装置
JP2000205396A (ja) 特にオ―トバイのためのエンジン変速機アセンブリ
US6131475A (en) Gear control system for a synchro-shuttle gear or power shift gear
JP3495316B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JPH078639U (ja) 変速切換装置
JP2007032666A (ja) 走行車両における油圧変速機構
JPS627883Y2 (ja)
JP4250544B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP4744944B2 (ja) 走行車両の油圧変速機構
JP3096572B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JPH0329640Y2 (ja)
JP3274362B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JPH078655U (ja) 変速切換装置における油圧回路
JPS616037A (ja) 作業車の走行変速装置
JP3266805B2 (ja) 作業車の走行変速構造
SU1491749A1 (ru) Система управлени коробкой передач самоходной машины
JP3274354B2 (ja) 作業車の走行変速構造
JP2020115029A (ja) 自動変速装置
JPH0638213Y2 (ja) 歯車変速機の変速操作倍力装置
JPS6252247A (ja) シフト変速用シリンダ構造
JPS6311414Y2 (ja)
JPH0820254A (ja) 作業車の走行変速構造