JPH0786376B2 - 液体封入型防振装置 - Google Patents

液体封入型防振装置

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JPH0786376B2
JPH0786376B2 JP3467691A JP3467691A JPH0786376B2 JP H0786376 B2 JPH0786376 B2 JP H0786376B2 JP 3467691 A JP3467691 A JP 3467691A JP 3467691 A JP3467691 A JP 3467691A JP H0786376 B2 JPH0786376 B2 JP H0786376B2
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JP
Japan
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outer cylinder
liquid
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JPH04272535A (ja
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博 鳥谷部
秀毅 伊藤
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンマウ
ント等として用いられる防振装置、とりわけ内部にシリ
コンオイル等の液体が封入された液体封入型防振装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液体封入型防振装置して、図5
〜図7に示すようなものがある。
【0003】この防振装置は、車体等に取り付けられる
内筒1と、エンジン等にブラケット2を介して取り付け
られる外筒3の間に吸振用のゴム材4を介装する一方
で、外筒3の内部にダイヤフラム5を付設し、このゴム
材4とダイヤフラム5に挟まれた部位に、オリフィス6
を備えた液体封入室7を形成して、ゴム材4による吸振
作用と、液体封入室7内の液体がオリフィス6を通過す
る際の減衰作用とによって振動の伝達を防止するように
している。また、前記ダイヤフラム5の外側には液体封
入室7に隣接して空気室8が形成され、外筒3には、ブ
ラケット2に形成された通気孔9とこの空気室8を連通
させるエア通路としての貫通孔10が形成されており、
液体封入室7の変形に伴って空気室8の容積が変化する
と、この変化した分のエアが貫通孔10と通気孔9を出
入りするようになっている。尚、同図中11a,11b
はダイヤフラム5を外筒3に付設する関係上、外筒3に
形成した開口部である。
【0004】尚、この類似構造は特開平1−32034
3号公報等に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の液体封入型防振装置の場合、振動の入力によってダイ
ヤフラム5が大きく変形すると、図8に示すように、ダ
イヤフラム5の外側(空気室8側)の面が貫通孔10の
周縁の角部に接触して、ダイヤフラム5の劣化を招くお
それがある。
【0006】そこで本発明は、液体封入室を構成するダ
イヤフラムの劣化を防止して耐久性の高い液体封入型防
振装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するための手段として、外筒の内部にダイヤフラム
が付設され、外筒内に嵌合された吸振用のゴム材とこの
ダイヤフラムによって液体封入室が形成される一方、ダ
イヤフラムの外側に液体封入室に隣接する空気室が形成
され、この空気室が外筒を保持するブラケットの通気孔
に対しエア通路を介して連通する液体封入型防振装置に
おいて、外筒に二つの開口部を形成し、両開口部に夫々
ダイヤフラムを付設すると共に、この両開口部の間に位
置される外筒の橋部を内径方向に変形させ、この橋部の
変形部位とブラケットの内周面との隙間を前記エア通路
とした。
【0008】
【作用】両ダイヤフラムは外筒のほぼ径方向に向かって
変形するが、エア通路は橋部の変形部位とブラケットの
内周面との隙間によって構成されているため、エア通路
とダイヤフラムの変形方向は略直角になる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。尚、図5〜図8に示したものと同一部分
には同一符号を用いるものとする。
【0010】図1〜図4において、1は、車体等に図示
しないロッドを介して取り付けられる内筒であり、3
は、エンジン等の取付部材にブラケット2を介して取り
付けられる外筒である。そして、内筒1と外筒3の間に
は吸振用のゴム材4が介装されている。
【0011】ゴム材4は内筒1の外周に加硫接着され、
その外周面の一部には液体封入室7を構成する凹部12
が形成されている。凹部12には液体封入室7を上下二
つの部屋に画成する仕切板13が渡設されており、この
仕切板13の一端は外筒3の内周面に密接されるように
なっている。14は、ゴム材4に軸方向に沿って形成さ
れた空洞部である。
【0012】15は、ゴム材4の外周面に加硫接着され
た筒金であり、この筒金15は、ゴム材4の両端部外周
を被い前記凹部12を被わないように外周面の一部が窓
状に切欠かれている。また、16は、筒金15の軸方向
中央にその周面に沿って形成されたオリフィスであり、
液体封入室7の上下の二つの部屋をこのオリフィス6に
よって連通するようになっている。
【0013】外筒3には、その周面方向に沿って二つの
開口部11a,11bが設けられると共に、これらの開
口部11a,11bを閉塞するように夫々ダイヤフラム
5a,5bが付設されている。このダイヤフラム5a,
5bはゴム材4の凹部12と共に液体封入室7を構成す
るものであって、通常状態においては、各開口部11
a,11b部分で外筒3の内側方向に半球状にたわんで
おり、振動(外筒3の下方変位)によって液体封入室7
の下側の部屋が圧縮され、その内部の液体Lがオリフィ
ス6を通って上側の部屋に流入すると、外側方向(開口
部11a,11b方向)に膨出変形して上側の部屋の液
体量の増加を許容する。また、図中16は、外筒3の開
口部11a,11bの間に位置される橋部であり、この
橋部16の中央部は外筒3の内径方向に撓み変形してい
る。以下、この部分を変形部位17と呼ぶ。
【0014】外筒3はゴム材4の外周に嵌合した状態で
その両端が筒金15にかしめられ、さらにその状態でブ
ラケット2に嵌着されている。この状態において、ダイ
ヤフラム5a,5bの外側には液体封入室7に隣接する
空気室8が形成されている。
【0015】また、9は、ブラケット2にその内外面を
貫通するように形成された通気孔であり、この通気孔9
は、橋部16の変形部位17とブラケット2の内周面と
の隙間によって構成されるエア通路18を介して空気室
8と連通している。このため、振動の入力によって液体
封入室7が変形し、これに伴って空気室8の容積が変化
すると、この空気室8のエアはエア通路18と通気孔9
を介して出入りする。尚、外筒3の橋部16の幅は通気
孔9の径よりも大きくなるように設定されている。
【0016】この防振装置の場合、両ダイヤフラム5
a,5bはほぼ外筒3の径方向に変形するが、エア通路
18は外筒3の略接線方向に向いているため、ダイヤフ
ラム5a,5bがエア通路18の周縁の角部に接触し
て、劣化を生じるような不具合は起こらない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、外筒に二つの開
口部を形成し、両開口部に夫々ダイヤフラムを付設する
と共に、この両開口部の間に位置される外筒の橋部を内
径方向に変形させ、この橋部の変形部位とブラケットの
内周面との隙間を前記エア通路としたため、エア通路と
ダイヤフラムの変形方向が略直角になり、ダイヤフラム
がエア通路部分に接触しなくなる。このため、ダイヤフ
ラムの劣化がなくなり、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同実施例の側面図。
【図4】同実施例の外筒を示す斜視図。
【図5】従来の技術を示す断面図。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図。
【図7】従来の技術を示す斜視図。
【図8】図6の一部拡大断面図。
【符号の説明】
2…ブラケット、3…外筒、4…ゴム材、5a,5b…
ダイヤフラム、7…液体封入室、8…空気室、9…通気
孔、11a,11b…開口部、16…橋部、17…変形
部位、18…エア通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒の内部にダイヤフラムが付設され、
    外筒内に嵌合された吸振用のゴム材とこのダイヤフラム
    によって液体封入室が形成される一方、ダイヤフラムの
    外側に液体封入室に隣接する空気室が形成され、この空
    気室が外筒を保持するブラケットの通気孔に対しエア通
    路を介して連通する液体封入型防振装置において、外筒
    に二つの開口部を形成し、両開口部に夫々ダイヤフラム
    を付設すると共に、この両開口部の間に位置される外筒
    の橋部を内径方向に変形させ、この橋部の変形部位とブ
    ラケットの内周面との隙間を前記エア通路としたことを
    特徴とする液体封入型防振装置。
JP3467691A 1991-02-28 1991-02-28 液体封入型防振装置 Expired - Fee Related JPH0786376B2 (ja)

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JPH04272535A JPH04272535A (ja) 1992-09-29
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