JPH0785678B2 - 磁束制御形インバータの変調装置 - Google Patents

磁束制御形インバータの変調装置

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JPH0785678B2
JPH0785678B2 JP61257515A JP25751586A JPH0785678B2 JP H0785678 B2 JPH0785678 B2 JP H0785678B2 JP 61257515 A JP61257515 A JP 61257515A JP 25751586 A JP25751586 A JP 25751586A JP H0785678 B2 JPH0785678 B2 JP H0785678B2
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JP
Japan
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magnetic flux
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modulated wave
modulator
inverter
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新一 石井
信 原
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、可変電圧・可変周波数の交流を出力する磁
束制御形インバータの変調装置に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
第2図は磁束制御形インバータの変調装置の従来例を示
した回路図である。この第2図において、直流電源2か
らの直流電力は、トランジスタで構成されているトラン
ジスタインバータ3により所望の電圧と周波数の交流電
力に変換されて、誘導電動機4を可変速運転させるよう
になつている。このような可変電圧・可変周波数の交流
電力を出力させるために、トランジスタインバータ3は
下記のように制御される。
すなわち、当該トランジスタインバータ3の出力電圧
を、絶縁変圧器11を介して磁束検出器12へ入力させるの
であるが、積分回路で構成されている磁束検出器12は、
上記トランジスタインバータ3の出力電圧、すなわち誘
導電動機4の端子電圧を積分することで、当該誘導電動
機4の固定子磁束の実際値を得る。
一方、磁束指令値発生器13からは磁束指令値が出力され
るので、この磁束指令値と、上述のようにして求めた磁
束実際値との偏差を各相ごとに求め、この偏差を磁束調
節器14へ入力させることにより、この磁束調節器14から
は磁束実際値が磁束指令値に一致するような電圧指令値
が各相ごとに出力されることになる。この電圧指令値を
各相ごとに設けられている変調器16へ入力させるのであ
るが、この変調器16へは、変調波発生器15から出力され
る変調波が入力されるようになつている。
コンパレータで構成されている変調器16は、上述の両入
力の大小関係を比較することで得られる変調信号を点弧
パルス発生器17へ送り、この点弧パネル発生器17から出
力される各相ごとの点弧パルスにより、トランジスタイ
ンバータ3は、これを構成している各トランジスタが順
次オン・オフ動作することにより、その出力である交流
の電圧と周波数を所望値に設定できる。
上述のように制御されて運転しているトランジスタイン
バータ3の磁束指令値発生器13から出力される磁束指令
値の周波数と、変調波発生器15から出力される変調波の
周波数との差があまり大きくなく、磁束変調器14が飽和
している場合には、この磁束調節器14の出力が零点を通
過する時点と、変調波が零点を通過する時点とが一致し
ていないことが原因となつて、このトランジスタインバ
ータ3の出力電流にビートを生じる欠点がある。
第2図に図示のように、トランジスタインバータ3に誘
導電動機4が接続されている場合、この電流ビートによ
り電動機4にトルクリップルを生じてこの電動機4に結
合されている負荷に悪影響を与え、あるいは騒音を発生
するなど、各種の不都合を生じることとなる。
〔発明の目的〕
この発明は、各種の不都合をひきおこすインバータ出力
電流のビートを抑制できる磁束制御形インバータの変調
装置を提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
この発明は、磁束制御形インバータにおいて、磁束指令
値の周波数と変調波の周波数とが接近していて、磁束調
節手段が飽和していると、当該磁束制御形インバータの
出力電流にビートを生ずることから、この磁束調節手段
が飽和していることを検出すれば、適切な手段により前
記変調波の振幅を零にすることにより、当該磁束調節手
段から出力される制御信号の零点通過時点と、変調波の
零点通過時点とが常に一致するようにして、磁束制御形
インバータ出力電流に含まれるビートを抑制し、これに
伴う各種の不具合を解消させようとするものである。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の実施例を示す回路図であり、この第1
図により本発明の内容を以下に記述する。
第1図において、直流電源2からの直流電力は、磁束制
御形のトランジスタインバータ3により所望の電圧と周
波数の交流電力に変換されるので、この交流電力で誘導
電動機4を可変速運転させることができる。このような
所望電圧と所望周波数の交流電力を出力させるために、
トランジスタインバータ3の出力側に絶縁変圧器11を設
け、絶縁して取出されたインバータ出力電圧を、積分回
路で構成された磁束検出器12へ入力させる。さらに、こ
の磁束検出器12から出力される磁束実際値と、磁束指令
値発生器13から出力される磁束指令値との偏差を演算さ
せ、このようにして求められた偏差を磁束調節器14へ入
力させる。かくしてこの磁束変調器14からは入力偏差を
零にする制御信号が出力されるので、この制御信号と、
変調波発生器15から出力される変調波とを、コンパレー
タで構成されている変調器16へ入力させることにより、
この変調器16において両入力の大小関係を比較すること
で得られる変調信号を点弧パルス発生器17へ送り、この
点弧パルス発生器17からの点弧パルスにより、トランジ
スタインバータ3を構成している各トランジスタが順次
オン・オフ動作し、所望の交流電力を出力することは第
2図において既述の従来例回路の場合と同じである。な
お第1図に示す実施例回路におけるトランジスタインバ
ータ3の制御部分は、図示を簡略にするために単線で示
しているが、実際は各相ごとに装置される。
本発明においては、磁束調節器14の出力側にコンパレー
タで構成された飽和検出器22が設けられていて、この磁
束調節器14の出力と、飽和設定器21が設定する飽和設定
値とを常に比較するようにしている。また積分器23はこ
の飽和検出器22からの信号で作動し、当該積分器23の出
力を乗算器24へ送出し、変調波発生器15から出力される
変調波の値を変化させるようにしている。
すなわち磁束調節器14が未飽和のときは飽和検出器22は
不動作、従つて積分器23も不動作であることから、この
第1図に示す本発明の実施例回路は、第2図において既
述の従来例回路とまつたく同じ動作をしている。
ここで磁束調節器14が飽和したことを飽和検出器22が検
出すると、その検出信号が積分器23へ与えられて、この
積分器23は時間の経過とともにその出力を徐々に低減す
るように動作を開始する。変調波発生器15からの変調波
と、この積分器23の出力とは乗算器24において掛け合わ
されるので、結局、変調器16へ入力される変調波の振幅
は、時間の経過とともに徐々に零へ近づいて遂には零と
なる。このように変調波の振幅を零にすることにより、
磁束調節器14の零点通過時点が一定することとなる。
なお、磁束調節器14の飽和が解除されて活性状態へ戻る
ときは、上述の動作とは逆の動作をたどることとなる。
すなわち飽和検出器22の信号が解除されることから、積
分器23の出力値は零から徐々にもとの値へ戻ることにな
り、これに伴つて変調器16へ入力される変調波の振幅も
零から徐々に復帰することとなる。
なお飽和検出器22としては、必要に応じてヒステリシス
付きのコンパレータを使用するならば、当該飽和検出器
22が頻繁に動作するのを抑制することができる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、磁束制御形インバータを制御するた
めの磁束調節手段が飽和したことを検出すれば、積分器
と乗算器とを利用するなどの方法により、変調波の振幅
を徐々に零にすることで、磁束調節手段の出力が零点を
通過する時点が常に一定することになり、インバータ出
力電流のビートを抑制することができるので、負荷にト
ルクリップルを生じたり、騒音を発生したりする不都合
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図であり、第2図は
磁束制御形インバータの変調装置の従来例を示した回路
図である。 2……直流電源、3……トランジスタインバータ、4…
…誘導電動機、11……絶縁変圧器、12……磁束検出器、
13……磁束指令値発生器、14……磁束調節器、15……変
調波発生器、16……変調器、17……点弧パルス発生器、
21……飽和設定器、22……飽和検出器、23……積分器、
24……乗算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流を交流に変換するインバータの出力交
    流電圧を積分して得られる磁束実際値と、別途設定され
    る磁束指令値との偏差を入力して、この入力偏差を零に
    する制御信号を出力する磁束調節手段を備え、変調波発
    生手段からの変調波と前記磁束調節手段の出力信号との
    大小関係を比較して得られる信号で、出力交流の電圧と
    周波数を所望値に設定できる磁束制御形インバータにお
    いて、前記磁束調節手段が飽和したことを検出すれば、
    前記変調波発生手段が出力する変調波の振幅を徐々に零
    へ低減させることを特徴とする磁束制御形インバータの
    変調装置。
JP61257515A 1986-10-29 1986-10-29 磁束制御形インバータの変調装置 Expired - Lifetime JPH0785678B2 (ja)

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JPS63114592A JPS63114592A (ja) 1988-05-19
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6091889A (ja) * 1983-10-20 1985-05-23 Nissan Motor Co Ltd 交流モ−タの制御装置
JPS6194585A (ja) * 1984-10-15 1986-05-13 Fuji Electric Co Ltd Pwmインバ−タの制御装置

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JPS63114592A (ja) 1988-05-19

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