JPH078563Y2 - 浮棧橋の連結装置 - Google Patents

浮棧橋の連結装置

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JPH078563Y2
JPH078563Y2 JP1989010268U JP1026889U JPH078563Y2 JP H078563 Y2 JPH078563 Y2 JP H078563Y2 JP 1989010268 U JP1989010268 U JP 1989010268U JP 1026889 U JP1026889 U JP 1026889U JP H078563 Y2 JPH078563 Y2 JP H078563Y2
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floating
floating bridge
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bridges
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JP1989010268U
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Inventor
重治 岩崎
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ゼニヤ海洋サービス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 浮棧橋は単位浮棧橋を複数個並べて構成する。この場合
の単位浮棧橋、特にコンクリート浮体を用いた単位浮棧
橋の連結に適した連結装置に関する。
（ロ）従来の技術 浮棧橋、特にコンクリート製浮棧橋は大型で丈夫なため
海象、気象条件が従来より厳しい場所に設置される。
また、単位浮棧橋重量が大きいため、波で動揺した場合
の慣性力が大きい。
このため連結部に作用する引っ張り、圧縮、ねじり力は
非常に大きくなる。
従来の連結装置は、第５図ａおよびｂに示すようなゴム
を被覆した蝶番式の連結装置、あるいは第５図ｃに示す
ようなスプリングジョイナー式の連結装置が用いられて
いた。
（ハ）考案が解決しようとする問題点 しかし蝶番式の場合、伸縮幅が狭く、衝撃吸収力が小さ
く、またスプリングジョイナー式の場合、捩り力に対す
る抗力が弱く、また金属同志の摩耗が激しかった。
（ニ）問題点を解決するための手段 相隣る浮棧橋の連結側にジョイントゴム嵌入用パイプを
両面に設け、ボルト貫通孔を太目に穿設した連結部材を
それぞれ一対設け、その連結部材間およびその前後に、
中心にボルト貫通用中心孔を有する円柱状ジョイントゴ
ム３個を前記嵌入用パイプに嵌入するようにそれぞれ配
置し、貫通ボルトで直列に貫通しナット締めして連結し
た浮棧橋の連結装置である。
（ホ）作用 相隣る浮棧橋が互いに離れるように運動する場合は、外
側のジョイントゴムが圧縮され、互いに接近するように
運動する場合は、中のジョイントゴムが圧縮される。こ
の場合、連結部材に取り付けたジョイントゴム嵌入用パ
イプに嵌入した部分のゴムはジョイントゴムに圧縮がか
かって収縮しても断面積がパイプの断面積より増大せ
ず、嵌入していない部分のみが断面積が膨張し長さが収
縮することとなり、反発力は増大する。
また相隣る浮棧橋に捩れ力が働き、相対する連結部材が
上下に離れようとする場合、嵌入用パイプでジョイント
ゴムの変形を拘束し、大きな反発力となり捩れ力の拘束
力となり、緩衝作用となる。
また、連結部材のボルト貫通孔は、ジョイントゴムの貫
通孔、貫通ボルト径より充分大きくしてあり、金属同志
接触することはなく、摩耗も生じない。
以上のように貫通ボルトの締め付け力、ジョイントゴム
の大きさと長さ、嵌入パイプの長さとジョイントゴムの
径の差を適宜選択することにより、適切な反発力と拘束
性を発揮し、気象条件の厳しい所でも充分安全に連結で
きる浮棧橋の連結装置である。
（ヘ）実施例） 第１図は本考案の連結装置を用いコンクリート製単位浮
棧橋を連結した浮棧橋の平面図で、第２図はその正面図
である。（１）は連結装置で、単位浮棧橋（２）の連結
側の両側に設けられている。（２）はコンクリート製浮
体で、複数個並べ両側面を連結用側材（３）で挟持し、
締結用貫通ボルト（４）で固定一体化し、単位浮棧橋
（２）を構成している。（５）は手摺である。
第３図は連結装置の貫通ボルト中心軸を通る切断平面詳
細図で、第４図はその側面図である。単位浮棧橋の側材
（３）の端部に溶接で固定した連結部材（６）の両面に
ジョイントゴム（８）が嵌入する短いパイプ（７）が溶
接で固定されている。連結部材（６）の貫通ボルト
（９）の貫通孔（10）は、貫通ボルトの径より充分大き
く穿設している。貫通ボルト（９）の両端にワッシャー
（11）を当てダブルナット（12）で締め付けるように連
結している。
以上はコンクリート浮体複数個を側材で一体化した単位
浮棧橋に実施した例を示したが、枠材をフロートで水面
上に支持した単位浮棧橋の場合は、枠材端面を連結部材
（６）に使用してもよい。
ジョイントゴム（８）は耐摩耗の弾性材料である。
（ト）考案の効果 以上のように構成したので、コンクリート製のように大
型で重量の大きい単位浮棧橋を連結しても、適宜な可動
幅と弾性緩衝力により、厳しい海象、気象条件でも安全
に連結でき耐久性のある浮棧橋の係留装置を提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の連結装置を用いてコンクリート製単位
浮棧橋を連結した浮棧橋の平面図で、第２図はその正面
図、第３図は連結装置中央切断正面図で、第４図はその
側面図、第５図ａおよびｂは従来例の連結装置の正面図
および平面図、第５図ｃは他の従来例の図面である。１ ……連結装置、６……連結部材、７……ジョイントゴ
ム嵌入用パイプ、８……ジョイントゴム、９……貫通ボ
ルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】隣接する単位浮棧橋を連結する連結装置に
    おいて、相隣る浮棧橋の連結側に対向して設けた、両面
    にジョイントゴム嵌入用パイプ（７）を溶接し、貫通ボ
    ルト孔（10）を貫通ボルト径より充分大きく穿設した一
    対の連結部材（６）と、中心にボルト貫通用中心孔
    （８′）を有する円柱状ジョイントゴム（８）３個と、
    該ジョイントゴム３個を直列に貫装する連結用ボルトナ
    ットよりなり、前記ジョイントゴム間に連結部材（６）
    を挟持するように連結したことを特徴とする浮棧橋の連
    結装置。
JP1989010268U 1989-01-30 1989-01-30 浮棧橋の連結装置 Expired - Lifetime JPH078563Y2 (ja)

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JP2542455Y2 (ja) * 1993-12-29 1997-07-30 極東工業株式会社 ポンツーンにおける連結装置
NL2019956B1 (en) * 2017-11-22 2019-05-29 Oceans Of Energy B V array of pontoons for solar panel and connection modules therefor

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JPS5142995U (ja) * 1974-09-26 1976-03-30
JPS6221907A (ja) * 1985-07-19 1987-01-30 ゼニヤ海洋サ−ビス株式会社 浮桟橋等の連結装置

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