JPH0785069A - データベース検索支援装置 - Google Patents
データベース検索支援装置Info
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- JPH0785069A JPH0785069A JP5229219A JP22921993A JPH0785069A JP H0785069 A JPH0785069 A JP H0785069A JP 5229219 A JP5229219 A JP 5229219A JP 22921993 A JP22921993 A JP 22921993A JP H0785069 A JPH0785069 A JP H0785069A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attribute
- search
- candidates
- database
- searcher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、データベース検索の検索結
果において非常に多数の検索候補が得られた場合であっ
ても、絞り込み属性に対して、属性値を入力または変更
して再検索を行うだけで効率的に絞り込み作業を行うこ
とが可能なデータベース検索支援装置を提供することで
ある。 【構成】 本発明は、検索者が先に検索を行った際の検
索キーワード集合に対して、ばらつき評価手段による評
価結果と、属性毎の優先度に基づいて検索者が検索キー
ワードとして属性値を新たに追加または変更すべき属性
を選択して再度検索を行い、効率良く候補数を減らすこ
とができると推定される属性を検索者に提示する提示手
段140とを有する。
果において非常に多数の検索候補が得られた場合であっ
ても、絞り込み属性に対して、属性値を入力または変更
して再検索を行うだけで効率的に絞り込み作業を行うこ
とが可能なデータベース検索支援装置を提供することで
ある。 【構成】 本発明は、検索者が先に検索を行った際の検
索キーワード集合に対して、ばらつき評価手段による評
価結果と、属性毎の優先度に基づいて検索者が検索キー
ワードとして属性値を新たに追加または変更すべき属性
を選択して再度検索を行い、効率良く候補数を減らすこ
とができると推定される属性を検索者に提示する提示手
段140とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベース検索支援
装置に係り、特に、文字列を属性値とするデータからな
るデータベースの検索において、検索者が検索条件を追
加・変更して再検索を繰り返すことにより、検索者の目
的に最も合致し、できるだけ少数のデータを得ようとす
る作業を行う上で、有効な情報を検索者に提示する機能
を有するデータベース検索支援装置に関する。
装置に係り、特に、文字列を属性値とするデータからな
るデータベースの検索において、検索者が検索条件を追
加・変更して再検索を繰り返すことにより、検索者の目
的に最も合致し、できるだけ少数のデータを得ようとす
る作業を行う上で、有効な情報を検索者に提示する機能
を有するデータベース検索支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のデータベース検索装置の
構成を示す。同図に示すデータベース検索装置は、デー
タベース10と検索用の端末装置20から構成される。
構成を示す。同図に示すデータベース検索装置は、デー
タベース10と検索用の端末装置20から構成される。
【0003】一般にデータベースは、データベース及び
そのデータに関する属性とその値(属性値)の組から構
成されている。
そのデータに関する属性とその値(属性値)の組から構
成されている。
【0004】図7は、文字列を属性値とするデータベー
スの例として、電話番号データベースの例を示す。ここ
で、同図に示す電話番号がデータであり、『姓』や『町
村』等が属性値である。
スの例として、電話番号データベースの例を示す。ここ
で、同図に示す電話番号がデータであり、『姓』や『町
村』等が属性値である。
【0005】図6に示すように、データベース検索装置
は、検索者が端末20から入力した目的のデータの満た
すべき検索条件である属性と属性値の組(以下属性キー
ワードと呼ぶ)を持つデータをデータベース10から抽
出して、検索候補として検索者に提示する機能を有す
る。
は、検索者が端末20から入力した目的のデータの満た
すべき検索条件である属性と属性値の組(以下属性キー
ワードと呼ぶ)を持つデータをデータベース10から抽
出して、検索候補として検索者に提示する機能を有す
る。
【0006】検索者の目的が一定の検索条件を満たすデ
ータを全て抽出することである場合や、あるいは、目的
とするデータの持つ属性値を検索者が完全に知っている
場合は、このような従来のデータベース検索装置を使っ
た1回の検索で目的を達成することが可能である。しか
し、このデータベース検索装置では、電話番号の検索や
中古車情報の検索など、検索者の与えた検索条件にでき
るだけ合致するデータを得ることを目的とする検索にお
いては、検索者がデータベースを持つ属性の種類を完全
には知らなかったり、また、検索者の持つ検索キーワー
ド集合の全てを満たすデータがデータベース中に存在す
るかどうか分からないため、1回の検索では目的を達成
することができない場合が多い。
ータを全て抽出することである場合や、あるいは、目的
とするデータの持つ属性値を検索者が完全に知っている
場合は、このような従来のデータベース検索装置を使っ
た1回の検索で目的を達成することが可能である。しか
し、このデータベース検索装置では、電話番号の検索や
中古車情報の検索など、検索者の与えた検索条件にでき
るだけ合致するデータを得ることを目的とする検索にお
いては、検索者がデータベースを持つ属性の種類を完全
には知らなかったり、また、検索者の持つ検索キーワー
ド集合の全てを満たすデータがデータベース中に存在す
るかどうか分からないため、1回の検索では目的を達成
することができない場合が多い。
【0007】例えば、図7のデータベースの例におい
て、番号8のデータを検索することを目的とする場合
に、図8(A)に示すような不十分な検索キーワード集
合によってデータベースの検索を行うと、図8(B)の
検索結果のようにそれらの検索キーワード集合を包含す
る属性キーワード集合を持つ多数の検索候補が抽出され
てしまう。
て、番号8のデータを検索することを目的とする場合
に、図8(A)に示すような不十分な検索キーワード集
合によってデータベースの検索を行うと、図8(B)の
検索結果のようにそれらの検索キーワード集合を包含す
る属性キーワード集合を持つ多数の検索候補が抽出され
てしまう。
【0008】また、検索者が不正確な検索キーワード集
合を与えた場合に候補が得られないことを防ぐために、
類似候補を抽出する機能(曖昧検出機能)を持つデータ
ベース検索装置の場合、検索者の目的とするデータに類
似した属性キーワード集合を持つデータも多数抽出され
る。
合を与えた場合に候補が得られないことを防ぐために、
類似候補を抽出する機能(曖昧検出機能)を持つデータ
ベース検索装置の場合、検索者の目的とするデータに類
似した属性キーワード集合を持つデータも多数抽出され
る。
【0009】例えば、図7の例において、データベース
は、候補がない場合に検索者が与えた検索キーワード集
合の部分集合または、検索キーワード文字列の部分文字
列をキーワード文字列として検索を行う曖昧検索機能を
有しているものとする。この時、データベースが番号8
のデータを検索する目的で、誤って図9(A)の検索キ
ーワード集合“b”で検索を行ったとすると、この条件
を完全に包含する属性キーワード集合を持った候補は得
られない。そこで、属性『町村』の検索キーワードを削
除し、さらに、属性『名』の検索キーワードを先頭2文
字のみ残して削除した検索キーワード集合“b’”によ
って曖昧検索を行い、図9(B)のように多数の類似候
補を含む結果が得られる。ちなみに、現在これらの曖昧
検索方法を採用しているデータベースの例としては、
“宮部博、大山実、有山裕孝『電子番号案内方式の研
究』研究実用化報告第32巻第1号、1983年”があ
る。
は、候補がない場合に検索者が与えた検索キーワード集
合の部分集合または、検索キーワード文字列の部分文字
列をキーワード文字列として検索を行う曖昧検索機能を
有しているものとする。この時、データベースが番号8
のデータを検索する目的で、誤って図9(A)の検索キ
ーワード集合“b”で検索を行ったとすると、この条件
を完全に包含する属性キーワード集合を持った候補は得
られない。そこで、属性『町村』の検索キーワードを削
除し、さらに、属性『名』の検索キーワードを先頭2文
字のみ残して削除した検索キーワード集合“b’”によ
って曖昧検索を行い、図9(B)のように多数の類似候
補を含む結果が得られる。ちなみに、現在これらの曖昧
検索方法を採用しているデータベースの例としては、
“宮部博、大山実、有山裕孝『電子番号案内方式の研
究』研究実用化報告第32巻第1号、1983年”があ
る。
【0010】これらの例のように、検索者の目的のデー
タを包含する多数の検索候補が得られた場合、検索者は
個々のデータに属する属性値を全てチェックし、自分の
目的に最も合致するデータを選択する必要がある。しか
し、検索候補の表示が複数ページにわたるなど、一見し
て目的データを選択できない程検索候補数が多い場合、
検索者がこの作業を行うことは、多大な時間と労力を要
する。
タを包含する多数の検索候補が得られた場合、検索者は
個々のデータに属する属性値を全てチェックし、自分の
目的に最も合致するデータを選択する必要がある。しか
し、検索候補の表示が複数ページにわたるなど、一見し
て目的データを選択できない程検索候補数が多い場合、
検索者がこの作業を行うことは、多大な時間と労力を要
する。
【0011】そこで、検索に要する時間や労力がチェッ
クに要する時間や労力に比べて非常に長い場合などを除
き、検索者は新たに検索キーワードを追加あるいは変更
して、より厳しい検索条件によって再度検索を行うこと
によって候補数を減らす作業を、十分に少ない候補数の
検索結果が得られるまで繰り返すのが一般的である。こ
の作業全体を以下では、候補の絞り込みと呼ぶことにす
る。
クに要する時間や労力に比べて非常に長い場合などを除
き、検索者は新たに検索キーワードを追加あるいは変更
して、より厳しい検索条件によって再度検索を行うこと
によって候補数を減らす作業を、十分に少ない候補数の
検索結果が得られるまで繰り返すのが一般的である。こ
の作業全体を以下では、候補の絞り込みと呼ぶことにす
る。
【0012】絞り込み作業は、前回の検索結果として得
られた候補を評価し、次の検索において属性値を追加ま
たは変更する検索キーワード属性(以下絞り込み属性と
呼ぶ)を決定する作業と、その属性に対する属性値を入
力して再度検索を行う作業から成る。
られた候補を評価し、次の検索において属性値を追加ま
たは変更する検索キーワード属性(以下絞り込み属性と
呼ぶ)を決定する作業と、その属性に対する属性値を入
力して再度検索を行う作業から成る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データーベース検索装置における絞り込み作業は、決定
された属性値を追加または変更する絞り込み属性に対す
る属性値を入力して検索を行う作業は、通常の検索と同
様の作業であるが、絞り込み属性決定作業において、効
率的に検索候補の数を減らすことのできる検索キーワー
ド属性を推定することは、検索者にとっては容易ではな
い。なぜなら、効率的に絞り込みを行うためには、検索
候補間で属性値の大きい属性を絞り込み属性とするのが
有効と考えられるが、このようなばらつきを評価するた
めには、全ての検索候補間で属性キーワード集合を詳細
に比較する必要があるため、各候補と検索者の想定する
検索条件とを比較して、最も合致した検索候補を選ぶ作
業よりも、さらに多くの時間と労力が必要である。ま
た、逆に絞り込み属性決定を簡略化した結果、あまり効
率的でない属性を選択した場合は、それだけ余分な再検
索を行うことになり、絞り込み作業全体の時間と労力が
増すことになる。
データーベース検索装置における絞り込み作業は、決定
された属性値を追加または変更する絞り込み属性に対す
る属性値を入力して検索を行う作業は、通常の検索と同
様の作業であるが、絞り込み属性決定作業において、効
率的に検索候補の数を減らすことのできる検索キーワー
ド属性を推定することは、検索者にとっては容易ではな
い。なぜなら、効率的に絞り込みを行うためには、検索
候補間で属性値の大きい属性を絞り込み属性とするのが
有効と考えられるが、このようなばらつきを評価するた
めには、全ての検索候補間で属性キーワード集合を詳細
に比較する必要があるため、各候補と検索者の想定する
検索条件とを比較して、最も合致した検索候補を選ぶ作
業よりも、さらに多くの時間と労力が必要である。ま
た、逆に絞り込み属性決定を簡略化した結果、あまり効
率的でない属性を選択した場合は、それだけ余分な再検
索を行うことになり、絞り込み作業全体の時間と労力が
増すことになる。
【0014】以上のように絞り込み作業は困難で多大な
労力を必要とするにも関わらず、従来のデータベース検
索装置では、図6に示した検索機能のみしか実現されて
おらず、絞り込み属性決定作業事態は、検索者が行う必
要がある。
労力を必要とするにも関わらず、従来のデータベース検
索装置では、図6に示した検索機能のみしか実現されて
おらず、絞り込み属性決定作業事態は、検索者が行う必
要がある。
【0015】これまでに、データベースの内容に関し、
検索者が絞り込み作業を行う上で参考にできる情報(使
用できる属性の種類や、属性値のバリエーションなど)
を検索者の理解し易い形式で提示することにより、間接
的に検索者の絞り込み属性決定作業を支援する方法が
“西山敏雄、大山義史『データベース検索における協調
的な自然言語対話処理と評価』電子情報通信学会論文
誌、D−II.Vol.J73-D-II,No,1990 ”に示されている。
しかし、絞り込み属性決定作業自体を検索者に代わって
行う機能を持つデータベース検索支援装置は提案されて
いない。
検索者が絞り込み作業を行う上で参考にできる情報(使
用できる属性の種類や、属性値のバリエーションなど)
を検索者の理解し易い形式で提示することにより、間接
的に検索者の絞り込み属性決定作業を支援する方法が
“西山敏雄、大山義史『データベース検索における協調
的な自然言語対話処理と評価』電子情報通信学会論文
誌、D−II.Vol.J73-D-II,No,1990 ”に示されている。
しかし、絞り込み属性決定作業自体を検索者に代わって
行う機能を持つデータベース検索支援装置は提案されて
いない。
【0016】上記のように、従来のデータベース検索装
置は、検索機能のみを実現したものであり、絞り込み属
性決定作業は検索者自身が行う。この作業は、検索者の
与えた検索キーワード集合に類似した属性キーワード集
合を持つ多数の検索候補を比較して、それらを絞り込む
ための最適方法を見つけるものであり、検索候補数が多
くなり非常に困難である。これにより、以下のような問
題がある。 ・絞り込み作業の過程で再検索を行うたびに詳細に検索
候補を調べて絞り込み属性決定作業を行う必要があり、
検索者の負担が大きい。 ・多数の候補が得られた場合、絞り込み属性決定作業に
非常に時間がかかる。 ・絞り込み属性決定作業の結果が誤っていた場合に、不
必要な再検索を行ってしまうことになり、絞り込み作業
全体にかかる時間が増加する。 ・絞り込み属性決定作業の能力が検索者に依存するた
め、検索者によって絞り込み作業にかかる時間が異な
る。これは、特に検索者が検索代行業に従事している場
合に問題になる。
置は、検索機能のみを実現したものであり、絞り込み属
性決定作業は検索者自身が行う。この作業は、検索者の
与えた検索キーワード集合に類似した属性キーワード集
合を持つ多数の検索候補を比較して、それらを絞り込む
ための最適方法を見つけるものであり、検索候補数が多
くなり非常に困難である。これにより、以下のような問
題がある。 ・絞り込み作業の過程で再検索を行うたびに詳細に検索
候補を調べて絞り込み属性決定作業を行う必要があり、
検索者の負担が大きい。 ・多数の候補が得られた場合、絞り込み属性決定作業に
非常に時間がかかる。 ・絞り込み属性決定作業の結果が誤っていた場合に、不
必要な再検索を行ってしまうことになり、絞り込み作業
全体にかかる時間が増加する。 ・絞り込み属性決定作業の能力が検索者に依存するた
め、検索者によって絞り込み作業にかかる時間が異な
る。これは、特に検索者が検索代行業に従事している場
合に問題になる。
【0017】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題を解決し、検索者が検索結果におい
て非常に多数の検索候補が得られた場合であっても、絞
り込み属性に対して、属性値を入力または変更して再検
索を行うだけで効率的に絞り込み作業を行うことが可能
なデータベース検索支援装置を提供することを目的とす
る。
で、上記従来の問題を解決し、検索者が検索結果におい
て非常に多数の検索候補が得られた場合であっても、絞
り込み属性に対して、属性値を入力または変更して再検
索を行うだけで効率的に絞り込み作業を行うことが可能
なデータベース検索支援装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。本発明は、文字列を属性値とするデータか
ら成るデータベースに対し、データベース検索装置の使
用者が検索条件として与えた1つ以上の属性と文字列の
組み合わせである検索キーワード集合と、データベース
内の各データが有する当属性の属性値文字列である属性
キーワード集合を比較し、検索キーワード集合に含まれ
る属性値文字列の全体又は一部を包含する文字列を属性
キーワード集合中に持つデータを全て抽出して使用者に
提示する機能を有するデータベース検索装置において、
検索結果の候補の中から全ての組み合わせを満たし、か
つ重複がないように2候補を選択する検索結果選択手段
110と、検索結果選択手段110により選択された2
候補について、各属性キーワード集合中の同じ属性に対
する属性キーワードを比較し、属性毎の属性キーワード
間の違いの大きさである距離を評価する距離評価手段1
20と、距離評価手段120により得られた検索中の全
ての2候補の組み合わせに対する、各属性毎の属性キー
ワード間の距離に基づいて、各属性に対する属性キーワ
ードの検索候補全体におけるばらつきの大きさを評価す
るばらつき評価手段130と、検索結果として複数の検
索候補が得られた場合に、検索者が先に検索を行った際
の検索キーワード集合のうち検索結果選択手段110に
より選択された検索キーワード集合に対して、ばらつき
評価手段130による評価結果と、属性毎の優先度に基
づいて該検索者が検索キーワードとして属性値を新たに
追加または変更すべき属性を選択して再度検索を行い、
効率良く候補数を減らすことができると推定される属性
を該検索者に提示する提示手段140とを有する。
成図である。本発明は、文字列を属性値とするデータか
ら成るデータベースに対し、データベース検索装置の使
用者が検索条件として与えた1つ以上の属性と文字列の
組み合わせである検索キーワード集合と、データベース
内の各データが有する当属性の属性値文字列である属性
キーワード集合を比較し、検索キーワード集合に含まれ
る属性値文字列の全体又は一部を包含する文字列を属性
キーワード集合中に持つデータを全て抽出して使用者に
提示する機能を有するデータベース検索装置において、
検索結果の候補の中から全ての組み合わせを満たし、か
つ重複がないように2候補を選択する検索結果選択手段
110と、検索結果選択手段110により選択された2
候補について、各属性キーワード集合中の同じ属性に対
する属性キーワードを比較し、属性毎の属性キーワード
間の違いの大きさである距離を評価する距離評価手段1
20と、距離評価手段120により得られた検索中の全
ての2候補の組み合わせに対する、各属性毎の属性キー
ワード間の距離に基づいて、各属性に対する属性キーワ
ードの検索候補全体におけるばらつきの大きさを評価す
るばらつき評価手段130と、検索結果として複数の検
索候補が得られた場合に、検索者が先に検索を行った際
の検索キーワード集合のうち検索結果選択手段110に
より選択された検索キーワード集合に対して、ばらつき
評価手段130による評価結果と、属性毎の優先度に基
づいて該検索者が検索キーワードとして属性値を新たに
追加または変更すべき属性を選択して再度検索を行い、
効率良く候補数を減らすことができると推定される属性
を該検索者に提示する提示手段140とを有する。
【0019】また、本発明は、提示手段140におい
て、属性毎の優先度として各属性が検索者によって検索
キーワードとして使用される統計的確率を使用する。
て、属性毎の優先度として各属性が検索者によって検索
キーワードとして使用される統計的確率を使用する。
【0020】
【作用】本発明は、検索結果に含まれる全候補間で属性
毎に属性値のばらつきを評価し、そのばらつきに基づい
て、検索キーワードとして属性値を追加または修正する
ことにより、効率的に検索候補の数を減らすことのでき
ると推定される属性を選択し、検索者に提示することに
よって検索者の絞り込み属性決定作業を代行し、効率的
に絞り込み作業を行えるよう支援することができる。
毎に属性値のばらつきを評価し、そのばらつきに基づい
て、検索キーワードとして属性値を追加または修正する
ことにより、効率的に検索候補の数を減らすことのでき
ると推定される属性を選択し、検索者に提示することに
よって検索者の絞り込み属性決定作業を代行し、効率的
に絞り込み作業を行えるよう支援することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0022】図2は、本発明の一実施例の構成を示す。
同図に示すデータベース検索支援装置は、検索結果選択
部110、距離評価部120、ばらつき評価部130、
属性選択提示部140、入出力部150及びデータベー
ス160から構成される。
同図に示すデータベース検索支援装置は、検索結果選択
部110、距離評価部120、ばらつき評価部130、
属性選択提示部140、入出力部150及びデータベー
ス160から構成される。
【0023】同図において、検索結果選択部110は、
検索結果の候補の中から全ての組み合わせを満たし、か
つ重複がないように2候補を選択する。
検索結果の候補の中から全ての組み合わせを満たし、か
つ重複がないように2候補を選択する。
【0024】距離評価部120は、選択された2候補に
ついて各属性キーワード集合中の同じ属性に対する属性
キーワードを比較し、属性毎の属性キーワード間の違い
の大きさ(距離)を評価する。
ついて各属性キーワード集合中の同じ属性に対する属性
キーワードを比較し、属性毎の属性キーワード間の違い
の大きさ(距離)を評価する。
【0025】ばらつき評価部130は、検索結果中の全
ての2候補の組み合わせに対する各属性キーワード間の
距離に基づいて、各属性に対する属性キーワードの検索
候補全体におけるばらつきの大きさを評価する。
ての2候補の組み合わせに対する各属性キーワード間の
距離に基づいて、各属性に対する属性キーワードの検索
候補全体におけるばらつきの大きさを評価する。
【0026】属性選択提示部140は、各属性毎の属性
キーワードのばらつきの大きさの評価結果と、属性毎の
優先度に基づいて、検索者が検索キーワードとして属性
値を追加または、修正すべき属性を選択し、検索者に提
示する。
キーワードのばらつきの大きさの評価結果と、属性毎の
優先度に基づいて、検索者が検索キーワードとして属性
値を追加または、修正すべき属性を選択し、検索者に提
示する。
【0027】さらに、既存のデータベース検索装置の構
成のうち、以下のものをそれぞれ使用するものとする。
入出力部150は、検索者が検索条件の属性値を入力
し、検索者に検索結果や推定された属性を提示するキー
ボード/ディクプレイで構成される端末装置である。デ
ータベース160には検索すべきデータが蓄積されてい
る。
成のうち、以下のものをそれぞれ使用するものとする。
入出力部150は、検索者が検索条件の属性値を入力
し、検索者に検索結果や推定された属性を提示するキー
ボード/ディクプレイで構成される端末装置である。デ
ータベース160には検索すべきデータが蓄積されてい
る。
【0028】図3は、本発明の一実施例の検索支援動作
概要のフローチャートである。まず、検索者が入出力部
150のキーボードより、データベース160を検索す
るための検索キーワード集合(属性・属性値文字列)が
入力されると(ステップ1)、検索キーワードに基づい
て、データベース160が検索される(ステップ2)。
データベースの160の検索に使用した検索キーワード
集合と、検索した結果データをデータベース160より
検索結果選択部110及び属性選択提示部140に出力
される(ステップ3)。データベース160より検索キ
ーワードと検索結果を得た検索結果選択部110は、内
部に記憶されている各候補の属性キーワード集合を2候
補ずつ重複がないように選択し、その候補を距離評価部
120に出力する(ステップ4)。距離評価部120
は、検索結果選択部110より渡された2候補の属性キ
ーワード集合の中で同じ属性に対する属性キーワードを
比較して、属性毎の属性キーワード間の距離を計算し、
ばらつき評価部130に出力する(ステップ5)。ばら
つき評価部130は、属性キーワード間の距離に基づい
て各属性毎に属性キーワードのばらつきの大きさを算出
し、属性選択提示部140に出力する(ステップ6)。
属性選択提示部140は、ばらつきの大きさの評価値
と、属性毎の優先度に基づいて、検索キーワードとし
て、属性値を追加または変更する必要がある属性(絞り
込み属性)を選択し(ステップ7)、検索者に入出力部
150のディスプレイを介して検索者に提示する(ステ
ップ8)。
概要のフローチャートである。まず、検索者が入出力部
150のキーボードより、データベース160を検索す
るための検索キーワード集合(属性・属性値文字列)が
入力されると(ステップ1)、検索キーワードに基づい
て、データベース160が検索される(ステップ2)。
データベースの160の検索に使用した検索キーワード
集合と、検索した結果データをデータベース160より
検索結果選択部110及び属性選択提示部140に出力
される(ステップ3)。データベース160より検索キ
ーワードと検索結果を得た検索結果選択部110は、内
部に記憶されている各候補の属性キーワード集合を2候
補ずつ重複がないように選択し、その候補を距離評価部
120に出力する(ステップ4)。距離評価部120
は、検索結果選択部110より渡された2候補の属性キ
ーワード集合の中で同じ属性に対する属性キーワードを
比較して、属性毎の属性キーワード間の距離を計算し、
ばらつき評価部130に出力する(ステップ5)。ばら
つき評価部130は、属性キーワード間の距離に基づい
て各属性毎に属性キーワードのばらつきの大きさを算出
し、属性選択提示部140に出力する(ステップ6)。
属性選択提示部140は、ばらつきの大きさの評価値
と、属性毎の優先度に基づいて、検索キーワードとし
て、属性値を追加または変更する必要がある属性(絞り
込み属性)を選択し(ステップ7)、検索者に入出力部
150のディスプレイを介して検索者に提示する(ステ
ップ8)。
【0029】以下に、図2に示すデータベース検索支援
装置において、電話番号データベースの検索を行う場合
について説明する。
装置において、電話番号データベースの検索を行う場合
について説明する。
【0030】本実施例では、データベース160は、電
話番号データベースとする。データベース160は、図
7に示すような属性と属性キーワードの文字列の組から
なる属性キーワード集合を付与されたデータからなり、
入出力装置150のキーボードから入力された検索キー
ワード集合を用いて検索を行い、検索結果のデータ及び
属性キーワード集合を検索候補としてディスプレイに出
力する機能を有するものとする。また、データベース1
60中に検索キーワード集合を完全に包含する属性キー
ワード集合がない場合は、曖昧検索を行うものとする。
話番号データベースとする。データベース160は、図
7に示すような属性と属性キーワードの文字列の組から
なる属性キーワード集合を付与されたデータからなり、
入出力装置150のキーボードから入力された検索キー
ワード集合を用いて検索を行い、検索結果のデータ及び
属性キーワード集合を検索候補としてディスプレイに出
力する機能を有するものとする。また、データベース1
60中に検索キーワード集合を完全に包含する属性キー
ワード集合がない場合は、曖昧検索を行うものとする。
【0031】検索者は図8(A)に示すような、属性と
属性値文字列の組からなる検索キーワード集合を入出力
装置150のキーボードから入力した後、検索開始を指
示するものとする。データベース160は、それらの検
索キーワード集合を用いて、検索を行い、検索に使用し
た検索キーワード集合と検索の結果のデータ、及びその
属性キーワード集合を検索結果表示用に属性選択提示部
140に送るとともに、検索候補毎の属性キーワード集
合を検索結果選択部110に送る。
属性値文字列の組からなる検索キーワード集合を入出力
装置150のキーボードから入力した後、検索開始を指
示するものとする。データベース160は、それらの検
索キーワード集合を用いて、検索を行い、検索に使用し
た検索キーワード集合と検索の結果のデータ、及びその
属性キーワード集合を検索結果表示用に属性選択提示部
140に送るとともに、検索候補毎の属性キーワード集
合を検索結果選択部110に送る。
【0032】例えば、図8(B)に示すような検索候補
の属性キーワード集合が検索結果選択部110に送られ
る。
の属性キーワード集合が検索結果選択部110に送られ
る。
【0033】検索結果選択部110は、データベース1
60から受け取った全ての検索候補の属性キーワード集
合を候補毎に記憶するための一時記憶装置(バッファ)
からなり、予め定められた順序でバッファに記憶された
各候補の属性キーワード集合を2候補分ずつ距離評価部
120に出力する。その順序は、検索候補から重複なし
に全ての2候補の組み合わせを選択するという条件を満
たせば、任意に決定してもよい。このような2候補の選
択のアルゴリズムには、スポーツの総当たり戦などで使
用される既存の方法を適用できる。
60から受け取った全ての検索候補の属性キーワード集
合を候補毎に記憶するための一時記憶装置(バッファ)
からなり、予め定められた順序でバッファに記憶された
各候補の属性キーワード集合を2候補分ずつ距離評価部
120に出力する。その順序は、検索候補から重複なし
に全ての2候補の組み合わせを選択するという条件を満
たせば、任意に決定してもよい。このような2候補の選
択のアルゴリズムには、スポーツの総当たり戦などで使
用される既存の方法を適用できる。
【0034】距離評価部120は、検索結果選択部11
0から送られた2候補の属性キーワード集合を記憶する
ための一時記憶装置(バッファ)と、一時記憶装置に記
憶された属性キーワードの文字列間で文字の比較や、部
分文字列の取り出しといった処理を行う演算装置、及び
2候補の各属性値間の距離を計算する評価式からなり、
C言語の文字列処理関数程度の文字列処理機能及び数値
計算機能を有するものとする。
0から送られた2候補の属性キーワード集合を記憶する
ための一時記憶装置(バッファ)と、一時記憶装置に記
憶された属性キーワードの文字列間で文字の比較や、部
分文字列の取り出しといった処理を行う演算装置、及び
2候補の各属性値間の距離を計算する評価式からなり、
C言語の文字列処理関数程度の文字列処理機能及び数値
計算機能を有するものとする。
【0035】距離評価部120は、検索結果選択部11
0から2候補を受け取ると、それらの属性キーワードを
一旦バッファに記憶し、各属性毎に同じ属性に属する両
候補の属性キーワードの文字列を1文字ずつ比較して、
その属性における両候補の属性キーワードに関する特徴
量を算出し、さらに、それらの特徴量に基づいて両属性
キーワード間の距離を算出する。ここで、距離とは、両
属性キーワードの違いの大きさを定量的に評価するため
の尺度であり、例えば、以下のような特徴量を使用して
定義することができる。 ・属性キーワード長:属性キーワードの文字列長 ・一致文字列長a:両方の文字列中に共通に含まれる部
分文字列のうち、最長の者の文字列長 ・一致文字列長b:両方の文字列中に共通に含まれる文
字の数 ・一致開始位置:両方の文字列中に共通に含まれる部分
文字列の先頭文字の検索キーワードまたは属性キーワー
ドにおける先頭から数えた位置 ・一致形式:文字列の一致の形態(例えば、完全一致、
部分一致、包含一致等) 但し、ここでいう文字列長とは、ある文字列に含まれる
文字の個数とする。
0から2候補を受け取ると、それらの属性キーワードを
一旦バッファに記憶し、各属性毎に同じ属性に属する両
候補の属性キーワードの文字列を1文字ずつ比較して、
その属性における両候補の属性キーワードに関する特徴
量を算出し、さらに、それらの特徴量に基づいて両属性
キーワード間の距離を算出する。ここで、距離とは、両
属性キーワードの違いの大きさを定量的に評価するため
の尺度であり、例えば、以下のような特徴量を使用して
定義することができる。 ・属性キーワード長:属性キーワードの文字列長 ・一致文字列長a:両方の文字列中に共通に含まれる部
分文字列のうち、最長の者の文字列長 ・一致文字列長b:両方の文字列中に共通に含まれる文
字の数 ・一致開始位置:両方の文字列中に共通に含まれる部分
文字列の先頭文字の検索キーワードまたは属性キーワー
ドにおける先頭から数えた位置 ・一致形式:文字列の一致の形態(例えば、完全一致、
部分一致、包含一致等) 但し、ここでいう文字列長とは、ある文字列に含まれる
文字の個数とする。
【0036】図4は、本発明の一実施例の特徴量と距離
の定義例を示す。本実施例では、このうち、属性キーワ
ード長(L1 、L2 )と一致文字列長aを用いて、2候
補の属性キーワード長うち大きい方と、一致文字列長a
との差を距離と定義する。
の定義例を示す。本実施例では、このうち、属性キーワ
ード長(L1 、L2 )と一致文字列長aを用いて、2候
補の属性キーワード長うち大きい方と、一致文字列長a
との差を距離と定義する。
【0037】距離評価部120は、全属性について2候
補の属性キーワード間の距離をそれぞれ算出すると、結
果をばらつき評価部130に送る。
補の属性キーワード間の距離をそれぞれ算出すると、結
果をばらつき評価部130に送る。
【0038】ばらつき評価部130は、距離評価部12
0から送られた2候補間での各属性キーワード間の距離
を全2候補の組み合わせについてそれぞれ記憶するため
の一時記憶装置と演算装置からなり、2候補間での属性
キーワード間の距離の全2候補の組み合わせについての
総和を属性値毎に算出して、属性選択提示部140に出
力する。このような各属性毎の総和は、各属性に対する
属性キーワードの検索候補全体にわたるばらつきの大き
さを表す。
0から送られた2候補間での各属性キーワード間の距離
を全2候補の組み合わせについてそれぞれ記憶するため
の一時記憶装置と演算装置からなり、2候補間での属性
キーワード間の距離の全2候補の組み合わせについての
総和を属性値毎に算出して、属性選択提示部140に出
力する。このような各属性毎の総和は、各属性に対する
属性キーワードの検索候補全体にわたるばらつきの大き
さを表す。
【0039】図8及び図9の検索結果における全2候補
の組み合わせについての各属性キーワード間の距離及び
それらの各属性毎の総和をそれぞれ表1、表2に示す。
表中の対番号が比較された2候補の組である。
の組み合わせについての各属性キーワード間の距離及び
それらの各属性毎の総和をそれぞれ表1、表2に示す。
表中の対番号が比較された2候補の組である。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】属性選択提示部140は、ばらつき評価部
130から各属性毎に属性キーワード間の距離の総和を
受け取り、それに基づいて絞り込み属性を選択し、検索
者に提示する。
130から各属性毎に属性キーワード間の距離の総和を
受け取り、それに基づいて絞り込み属性を選択し、検索
者に提示する。
【0043】ここで、一般には、属性キーワード間の距
離の総和、すなわちばらつきの最も大きい属性値を追加
又は、変更して再検索を行うことにより、最も効率良く
検索結果の候補数を減らすことができる。
離の総和、すなわちばらつきの最も大きい属性値を追加
又は、変更して再検索を行うことにより、最も効率良く
検索結果の候補数を減らすことができる。
【0044】例えば、表1の評価結果では、『町村』、
『番地』の順にばらつきが大きいが図8の検索結果から
わかるように、『町村』の属性値を検索キーワードとし
て追加して再検索を行った場合は、1回の再検索で1検
索候補に絞り込みを行うことができるのに対し、『番
地』の属性値を追加した場合は、最大2回の再検索が必
要となる可能性がある。従って、この場合は『町村』を
絞り込み属性に選択するのが妥当である。
『番地』の順にばらつきが大きいが図8の検索結果から
わかるように、『町村』の属性値を検索キーワードとし
て追加して再検索を行った場合は、1回の再検索で1検
索候補に絞り込みを行うことができるのに対し、『番
地』の属性値を追加した場合は、最大2回の再検索が必
要となる可能性がある。従って、この場合は『町村』を
絞り込み属性に選択するのが妥当である。
【0045】また、表2の評価結果では『町村』、『番
地』、『名』の順にばらつきが大きいが、図9の検索結
果からわかるように、『町村』の属性値を修正または、
『番地』の属性値を追加して再検索を行った場合は、1
回の再検索で最悪でも2検索候補まで絞り込めるのに対
し、『名』の属性値を修正した場合は、最悪3検索候補
までしか絞り込みを行えない(但し、1検索候補まで絞
り込むには、どの場合でも最大2回再検索が必要)。従
って、この場合は、『町村』または、『番地』を絞り込
み属性に選択するのが妥当である。
地』、『名』の順にばらつきが大きいが、図9の検索結
果からわかるように、『町村』の属性値を修正または、
『番地』の属性値を追加して再検索を行った場合は、1
回の再検索で最悪でも2検索候補まで絞り込めるのに対
し、『名』の属性値を修正した場合は、最悪3検索候補
までしか絞り込みを行えない(但し、1検索候補まで絞
り込むには、どの場合でも最大2回再検索が必要)。従
って、この場合は、『町村』または、『番地』を絞り込
み属性に選択するのが妥当である。
【0046】このように通常は、属性キーワードの検索
候補全体にわたるばらつきの最も大きい属性を絞り込み
属性に選択することが適当と考えられる。但し、属性間
で重要姓に著しい差がある場合には、必ずしも属性キー
ワードのばらつきの大きい属性が絞り込み属性として適
当とは限らない場合がある。例えば、電話番号データベ
ースの場合、検索者は『名』や『町村』は記憶している
場合は多いが、『番地』は記憶していない場合も多いた
め、絞り込み属性として属性値を要求しても入力できな
い可能性が高い。従って、このような属性間で重要性に
著しい差があるようなデータベースでは、ばらつきの大
きさに属性毎の優先度による重み付けを行って比較を行
う必要がある。
候補全体にわたるばらつきの最も大きい属性を絞り込み
属性に選択することが適当と考えられる。但し、属性間
で重要姓に著しい差がある場合には、必ずしも属性キー
ワードのばらつきの大きい属性が絞り込み属性として適
当とは限らない場合がある。例えば、電話番号データベ
ースの場合、検索者は『名』や『町村』は記憶している
場合は多いが、『番地』は記憶していない場合も多いた
め、絞り込み属性として属性値を要求しても入力できな
い可能性が高い。従って、このような属性間で重要性に
著しい差があるようなデータベースでは、ばらつきの大
きさに属性毎の優先度による重み付けを行って比較を行
う必要がある。
【0047】本実施例では、優先度として、各属性が検
索者によって検索キーワードとして使用される統計的確
率を使用するものとする。ここで、ある属性が検索者に
よって検索キーワードに使用される統計的確率とは、統
計的に十分な検索回数(N)に対し、その検索回数の間
にその属性に対して属性値が入力された回数(n)の比
(n/N)と定義する。このような比は、電話番号デー
タベースのような特定種類のデータの検索を目的とする
データベースでは、検索回数Nが大きくなるにつれてほ
ぼ一定の値に収束すると考えられる。その値を属性毎に
求めて、属性毎の属性値のばらつきの値に積算すること
により、検索者にとっての属性毎の重要度の違いを反映
して、絞り込み属性を選択することが可能になる。
索者によって検索キーワードとして使用される統計的確
率を使用するものとする。ここで、ある属性が検索者に
よって検索キーワードに使用される統計的確率とは、統
計的に十分な検索回数(N)に対し、その検索回数の間
にその属性に対して属性値が入力された回数(n)の比
(n/N)と定義する。このような比は、電話番号デー
タベースのような特定種類のデータの検索を目的とする
データベースでは、検索回数Nが大きくなるにつれてほ
ぼ一定の値に収束すると考えられる。その値を属性毎に
求めて、属性毎の属性値のばらつきの値に積算すること
により、検索者にとっての属性毎の重要度の違いを反映
して、絞り込み属性を選択することが可能になる。
【0048】本実施例で使用する各属性毎の優先度と、
それによる表2の合計(ばらつき)の重み付けの結果を
表3に示す。
それによる表2の合計(ばらつき)の重み付けの結果を
表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】表3に示す結果では、まず、『町村』が絞
り込み属性として選択され、それによる検索が絞りきれ
ない場合は『名』が絞り込み属性として選択されること
になる。この方法では、『番地』を正確に覚えている検
索者に対しては、必ずしも最も効率の良い絞り込み属性
を提示できない可能性があるが、多くの検索者に対して
より有効な絞り込み属性を提示することが可能になる。
り込み属性として選択され、それによる検索が絞りきれ
ない場合は『名』が絞り込み属性として選択されること
になる。この方法では、『番地』を正確に覚えている検
索者に対しては、必ずしも最も効率の良い絞り込み属性
を提示できない可能性があるが、多くの検索者に対して
より有効な絞り込み属性を提示することが可能になる。
【0051】属性選択提示部140は、絞り込み属性を
決定すると、検索者に絞り込み属性を提示して属性に対
する属性値の入力を促すための表現を生成し、データベ
ースから受け取った検索結果に加えて、入出力装置15
0のディスプレイに出力するものとする。
決定すると、検索者に絞り込み属性を提示して属性に対
する属性値の入力を促すための表現を生成し、データベ
ースから受け取った検索結果に加えて、入出力装置15
0のディスプレイに出力するものとする。
【0052】表現方法としては、検索者が絞り込み属性
を容易に理解できる形式であれば、任意の方法を利用で
きる。例えば、「町村を入力して下さい」等文または音
声提示する方法や、検索結果表示中の、絞り込み属性に
該当する属性部分の表示方法(色、文字、反転、点滅
等)を変える等の方法を用いることができる。
を容易に理解できる形式であれば、任意の方法を利用で
きる。例えば、「町村を入力して下さい」等文または音
声提示する方法や、検索結果表示中の、絞り込み属性に
該当する属性部分の表示方法(色、文字、反転、点滅
等)を変える等の方法を用いることができる。
【0053】本実施例では、属性選択提示部140は、
各属性に対応する「姓」、「名」などの文字列データ
(属性文字列)及び、「を入力してください」と「を確
認して再入力して下さい」という文字列データをROM
(Read Only Memory) に記憶しており、ばらつき評価部
130から受け取った絞り込み属性と入力された検索キ
ーワード集合に応じてそれらの文字列を入出力装置15
0のディスプレイに連続して出力する機能を有するもの
とする。
各属性に対応する「姓」、「名」などの文字列データ
(属性文字列)及び、「を入力してください」と「を確
認して再入力して下さい」という文字列データをROM
(Read Only Memory) に記憶しており、ばらつき評価部
130から受け取った絞り込み属性と入力された検索キ
ーワード集合に応じてそれらの文字列を入出力装置15
0のディスプレイに連続して出力する機能を有するもの
とする。
【0054】具体的には、検索キーワード集合中に属性
に対するキーワード文字列が存在するかどうかを調べ、
存在する場合は、属性名文字列と「を確認して再入力し
て下さい」の文字列を出力し、存在しない場合は、属性
名文字列と「を入力してください」の文字列を出力する
ものとする。
に対するキーワード文字列が存在するかどうかを調べ、
存在する場合は、属性名文字列と「を確認して再入力し
て下さい」の文字列を出力し、存在しない場合は、属性
名文字列と「を入力してください」の文字列を出力する
ものとする。
【0055】入出力装置150における図9の検索例の
検索結果と絞り込み属性の出力例を図5に示す。この例
は、候補数が少ないが、仮に、何画面にもわたる非常に
多数の候補が出力された場合であっても、検索者は、本
装置の出力したメッセージに従って、検索キーワードを
入力するだけで、効率的に絞り込み作業を行うことがで
きる。
検索結果と絞り込み属性の出力例を図5に示す。この例
は、候補数が少ないが、仮に、何画面にもわたる非常に
多数の候補が出力された場合であっても、検索者は、本
装置の出力したメッセージに従って、検索キーワードを
入力するだけで、効率的に絞り込み作業を行うことがで
きる。
【0056】上述のように、本実施例で述べたように、
検索の結果多数の検索候補が得られた場合でも、検索者
は、自分で検索候補を比較して絞り込み属性を決定する
必要がなく、本装置が提示する絞り込み属性に従って属
性を追加または、変更するだけで効率的に絞り込み作業
を行うことができる。
検索の結果多数の検索候補が得られた場合でも、検索者
は、自分で検索候補を比較して絞り込み属性を決定する
必要がなく、本装置が提示する絞り込み属性に従って属
性を追加または、変更するだけで効率的に絞り込み作業
を行うことができる。
【0057】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、検索者
は、検索結果において非常に多数の検索候補が得られた
場合であっても、本発明のデータベース検索支援装置が
提示する絞り込み属性に対して、属性値を入力または、
変更して再検索を行うだけで、効率的に絞り込み操作を
行うことができ、従来の問題点を解決し、以下のような
効果が得られる。 1.検索者は、絞り込み過程において、検索の度に検索
候補の評価及び絞り込み属性の推定を行う必要がなく、
負担が軽減される。 2.絞り込み属性決定作業にかかる時間を削減できる。 3.不効率な絞り込み属性の選択に起因する不必要な検
索を防止できるため、検索者が絞り込み作業にかける時
間を削減することができる。
は、検索結果において非常に多数の検索候補が得られた
場合であっても、本発明のデータベース検索支援装置が
提示する絞り込み属性に対して、属性値を入力または、
変更して再検索を行うだけで、効率的に絞り込み操作を
行うことができ、従来の問題点を解決し、以下のような
効果が得られる。 1.検索者は、絞り込み過程において、検索の度に検索
候補の評価及び絞り込み属性の推定を行う必要がなく、
負担が軽減される。 2.絞り込み属性決定作業にかかる時間を削減できる。 3.不効率な絞り込み属性の選択に起因する不必要な検
索を防止できるため、検索者が絞り込み作業にかける時
間を削減することができる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のデータベース検索支援装置
の構成図である。
の構成図である。
【図3】本発明の一実施例のデータベース検索支援動作
概要のフローチャートである。
概要のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例の特徴量と距離の定義例を示
す図である。
す図である。
【図5】本発明の一実施例の検索結果と絞り込み属性の
出力例を示す図である。
出力例を示す図である。
【図6】従来のデータベース検索装置の構成図である。
【図7】文字列属性データベースの例を示す図である。
【図8】データベースを検索した例を示す図である。
【図9】曖昧検索の例を示す図である。
10 データベース 20 端末 100 データベース検索支援装置 110 検索結果選択手段、検索結果選択部 120 距離評価手段、距離評価部 130 ばらつき評価手段、ばらつき評価部 140 提示手段、属性選択提示部 150 入出力部 160 データベース
Claims (2)
- 【請求項1】 文字列を属性値とするデータから成るデ
ータベースに対し、データベース検索装置の使用者が検
索条件として与えた1つ以上の属性と文字列の組み合わ
せである検索キーワード集合と、データベース内の各デ
ータが有する当該属性の属性値文字列である属性キーワ
ード集合を比較し、検索キーワード集合に含まれる属性
値文字列の全体又は一部を包含する文字列を属性キーワ
ード集合中に持つデータを全て抽出して該使用者に提示
する機能を有するデータベース検索装置において、 検索結果の候補の中から全ての組み合わせを満たし、か
つ重複がないように2候補を選択する検索結果選択手段
と、 該検索結果選択手段により選択された2候補について、
各属性キーワード集合中の同じ属性に対する属性キーワ
ードを比較し、属性毎の属性キーワード間の違いの大き
さである距離を評価する距離評価手段と、 該距離評価手段により得られた検索中の全ての2候補の
組み合わせに対する、各属性毎の属性キーワード間の距
離に基づいて、各属性に対する属性キーワードの検索候
補全体におけるばらつきの大きさを評価するばらつき評
価手段と、 検索結果として複数の検索候補が得られた場合に、該検
索者が先に検索を行った際の検索キーワード集合のうち
該検索結果選択手段により選択された検索キーワード集
合に対して、該ばらつき評価手段による評価結果と、属
性毎の優先度に基づいて該検索者が検索キーワードとし
て属性値を新たに追加または変更すべき属性を選択して
再度検索を行い、効率良く候補数を減らすことができる
と推定される属性を該検索者に提示する提示手段とを有
することを特徴とするデータベース検索支援装置。 - 【請求項2】 前記提示手段において、 属性毎の優先度として各属性が検索者によって検索キー
ワードとして使用される統計的確率を使用する請求項1
記載のデータベース検索支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5229219A JPH0785069A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | データベース検索支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5229219A JPH0785069A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | データベース検索支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0785069A true JPH0785069A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16888698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5229219A Pending JPH0785069A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | データベース検索支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0785069A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002368704A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報配信装置 |
US10803036B2 (en) | 2016-08-22 | 2020-10-13 | Fujitsu Limited | Non-transitory computer-readable storage medium, data distribution method, and data distribution device |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5229219A patent/JPH0785069A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002368704A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報配信装置 |
US10803036B2 (en) | 2016-08-22 | 2020-10-13 | Fujitsu Limited | Non-transitory computer-readable storage medium, data distribution method, and data distribution device |
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