JPH078439U - 客土袋吹付工における種子付き緑化ネットの固定具 - Google Patents

客土袋吹付工における種子付き緑化ネットの固定具

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JPH078439U
JPH078439U JP6556991U JP6556991U JPH078439U JP H078439 U JPH078439 U JP H078439U JP 6556991 U JP6556991 U JP 6556991U JP 6556991 U JP6556991 U JP 6556991U JP H078439 U JPH078439 U JP H078439U
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JP
Japan
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net
soil
seeds
soil layer
greening
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Pending
Application number
JP6556991U
Other languages
English (en)
Inventor
廣司 高橋
Original Assignee
上毛緑産工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH078439U publication Critical patent/JPH078439U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本考案は、客土吹付工における種子付きの緑化
ネットを安定して固定させる固定具に関するものであ
る。 【構成】客土吹付工における種子付き緑化ネットの固定
具において、客土層の表面にネット体を馴染み良く張り
付けるために、直径が7mm以上の石竹を丸竹のままで目
串体4を形成し、その目串体上部に節部5を位置させる
と共に、その上部を5〜15mm程度残し、且つ節部から生
えている枝を根元から2〜3cm程度残して切断してネッ
ト押さえ部6を形成し、前記目串体の下端部を割溝を入
れずに鋭角に形成して比較的硬い地盤に打ち込んで固定
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、法面緑化工法である客土吹付工で行う種子付き
の緑化ネットを安定して固定させる固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の固定具として実公昭62−4579号及び実公昭6
2−4580号公報記載の考案が知られている。前記の考案において、前者は
「先端が先鋭に形成された中空棒体の上部に複数の短い鉤棒が該棒体の軸線に対
して鋭角且つ放射状に設けられている芝・種子マット等の止め具」の構成であ
る。また後者は「中空杭体の鋭角先端部に割溝が軸線方向に形成されていると共
に、該先端部に楔駒が挿入され、杭体上部には複数の鉤棒が該杭体の軸線に対し
て鋭角且つ放射状に設けられている芝・種子マットの止め具である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本出願人は、前記両考案の考案者及び出願人と
提携関係を持ち、その実用化に努めてきたところである。上記両止め具は、その
先端部に割溝を入れておき、後者にあってはさらに楔駒を挿入することにより、
土中に打ち込んだときに拡開して抜け止め作用を持たしている。従って、止め具
を打ち込んだときに下端が割溝から土中に拡がって適度の抜け止め効果が期待で
きる利点があるが、地盤が硬い場合は割溝が災いして強度が低下し土中に打ち込
めないことが実験の結果判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、考案の目的を達成し、且つ従来
技術の課題を解決するために提供するものであり、客土吹付工における種子付き
緑化ネットの固定具において、客土層の表面に種子層を有するネット体を馴染み
良く張り付けるために、全長が15cm以上、直径が7mm以上の石竹を丸竹のまま
目串体を形成し、その目串体の上部に節部を位置させると共に、その上部を5〜
15mm程度残し、且つ節部から生えている枝を根元から2〜3cm程度残して切断し
てネット押さえ部を形成し、前記目串体の下端部を割溝を入れずに鋭角に形成
し、比較的硬い地盤に打ち込んで固定したものである。
【0005】
【作用】上記の手段に基づく作用は次の通りである。まず、有機質の下水汚泥又
は生活廃棄物若しくは産業廃棄物に焼却炉より取り出して間もない高温のパルプ
滓の焼却灰を加えた後、醗酵・熟成し粒状又は粉末化した堆肥を生産する。そし
て、客土層の施工にあたっては、前記の堆肥にコンニャクの飛粉を加えて混合
し、モルタル吹付機を用いて、そのノズル噴射時に水を混合しながら、法面に所
定の厚さになるように吹付け、その客土層表面に種子付きのネット体を張り巡ら
した後、本考案に係る目串体を客土層を通して土中に打込み、その押さえ部をネ
ットのマス目を形成する糸状部に掛止して客土層に固定する。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係る固定具の正面図、図2は図1の一部の側面図、図
3は客土層面に張り巡らした緑化ネットに図1の固定具を使用した状態の斜視図
である。図において、1は法面に施工した客土層、2はその客土層の表面に張り
巡らしたネット体、3はそのネット体の下面に接着させた種子層、4は石竹を丸
竹のままで形成した目串体であり、全長が15cm以上、直径が7mm以上のものを
揃えるものである。5は目串体の上部に節部であり、その節部の上部より5〜15
mm程度延長してある。6 は目串体の上部の節部に設けたネット押さえ部であり、
目串体の上部の節部から生えている枝を根元から2〜3cm程度残して切断して形
成する。
【0007】
【具体的な使用例】上記実施例による具体的な使用例を説明すると次の通りであ
る(ただし、図示は省略)。まず、客土層の施工にあたっては、前記の有機質の
下水汚泥又は生活廃棄物若しくは産業廃棄物に焼却炉より取り出して間もない高
温のパルプ滓の焼却灰を加えた後、醗酵・熟成し粒状又は粉末化した堆肥をベル
トコンベヤ又ショベル等によって混合機に投入し、さらにコンニャクの飛粉を投
入して混合機内で攪拌する。法面の吹付け面積=100 平方m、吹付け厚さt=10
cmにおける配合は、次の通りである。 堆 肥
15,300.0 l コンニャクの飛粉(ピ−エムザイ=登録商標) 255.0
kg上記の配合割合によって得た客土層用の吹付材料をモルタル吹付機に投入
し、コンプレッサの圧搾空気によってノズルブに圧送し、同時に水源から水を別
のホ−スを通じて前記ノズル部に送り、吹付材料と一緒に法面に吹付けて客土層
を形成する。そして、その客土層の表面に種子付きのネット体を張り巡らした
後、本考案に係る目串体を客土層を通して土中に打込み、その押さえ部をネット
のマス目を形成する糸状部に掛止して客土層に固定する。
【0008】
【考案の効果】本考案は上記の構成であるから、法面に客土層を形成し、且つそ
の表面に緑化ネットを張り巡らした後、本体を打込んでその鉤部でネットを押さ
えるが、その打込んだ際、本体の先端には割溝もなく、且つ材質が強度の強い石
竹であると共に、その石竹は縦に割ったりしない丸竹のままで使用することによ
り、地盤が多少硬くて も確実に土中に打込むことができる。また、節部の上に
5〜15mm程度延長切断してあるから、その部位を叩打しても折れたり割れたりす
ることがなく、しかも叩打による鉤部によって前記ネット体を確実に掛止して押
さえ込むことができる。
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、法面緑化工法である客土吹付工で行う種子付きの緑化ネットを安定 して固定させる固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の固定具として実公昭62−4579号及び実公昭62−4580 号公報記載の考案が知られている。 前記の考案において、前者は「先端が先鋭に形成された中空棒体の上部に複数 の短い鉤棒が該棒体の軸線に対して鋭角且つ放射状に設けられている芝・種子マ ット等の止め具」の構成である。また後者は「中空杭体の鋭角先端部に割溝が軸 線方向に形成されていると共に、該先端部に楔駒が挿入され、杭体上部には複数 の鉤棒が該杭体の軸線に対して鋭角且つ放射状に設けられている芝・種子マット の止め具である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本出願人は、前記両考案の考案者及び出願人と提携関係を持ち、その実用化に 努めてきたところである。上記両止め具は、その先端部に割溝を入れておき、後 者にあってはさらに楔駒を挿入することにより、土中に打ち込んだときに拡開し て抜け止め作用を持たしている。従って、止め具を打ち込んだときに下端が割溝 から土中に拡がって適度の抜け止め効果が期待できる利点があるが、地盤が硬い 場合は割溝が災いして強度が低下し土中に打ち込めないことが実験の結果判明し た。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、考案の目的を達成し、且つ従来技術の課題を解決するために 提供するものであり、客土吹付工における種子付き緑化ネットの固定具において 、客土層の表面に種子層を有するネット体を馴染み良く張り付けるために、全長 が15cm以上、直径が7mm以上の石竹を丸竹のまま目串体を形成し、その目 串体の上部に節部を位置させると共に、その上部を5〜15mm程度残し、且つ 節部から生えている枝を根元から2〜3cm程度残して切断してネット押さえ部 を形成し、前記目串体の下端部を割溝を入れずに鋭角に形成し、比較的硬い地盤 に打ち込んで固定したものである。
【0005】
【作用】
上記の手段に基づく作用は次の通りである。まず、有機質の下水汚泥又は生活 廃棄物若しくは産業廃棄物に焼却炉より取り出して間もない高温のパルプ滓の焼 却灰を加えた後、醗酵・熟成し粒状又は粉末化した堆肥を生産する。 そして、客土層の施工にあたっては、前記の堆肥にコンニャクの飛粉を加えて 混合し、モルタル吹付機を用いて、そのノズル噴射時に水を混合しながら、法面 に所定の厚さになるように吹付け、その客土層表面に種子付きのネット体を張り 巡らした後、本考案に係る目串体を客土層を通して土中に打込み、その押さえ部 をネットのマス目を形成する糸状部に掛止して客土層に固定する。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に係る固定具の正面図、図2は図1の一部の側面図、図3は客土 層面に張り巡らした緑化ネットに図1の固定具を使用した状態の斜視図である。 図において、1は法面に施工した客土層、2はその客土層の表面に張り巡らし たネット体、3はそのネット体の下面に接着させた種子層、4は石竹を丸竹のま まで形成した目串体であり、全長が15cm以上、直径が7mm以上のものを揃 えるものである。 5は目串体の上部に節部であり、その節部の上部より5〜15mm程度延長し てある。6は目串体の上部の節部に設けたネット押さえ部であり、目串体の上部 の節部から生えている枝を根元から2〜3cm程度残して切断して形成する。
【0007】
【具体的な使用例】
上記実施例による具体的な使用例を説明すると次の通りである(ただし、図示 は省略)。まず、客土層の施工にあたっては、前記の有機質の下水汚泥又は生活 廃棄物若しくは産業廃棄物に焼却炉より取り出して間もない高温のパルプ滓の焼 却灰を加えた後、醗酵・熟成し粒状又は粉末化した堆肥をベルトコンベヤ又ショ ベル等によって混合機に投入し、さらにコンニャクの飛粉を投入して混合機内で 攪拌する。 法面の吹付け面積=100平方m、吹付け厚さt=10cmにおける配合は、 次の通りである。 堆 肥 15,300.0 l コンニャクの飛粉(ピーエムザイ=登録商標) 255.0 kg 上記の配合割合によって得た客土層用の吹付材料をモルタル吹付機に投入し、 コンプレッサの圧搾空気によってノズルブに圧送し、同時に水源から水を別のホ ースを通じて前記ノズル部に送り、吹付材料と一緒に法面に吹付けて客土層を形 成する。そして、その客土層の表面に種子付きのネット体を張り巡らした後、本 考案に係る目串体を客土層を通して土中に打込み、その押さえ部をネットのマス 目を形成する糸状部に掛止して客土層に固定する。
【0008】
【考案の効果】
本考案は上記の構成であるから、法面に客土層を形成し、且つその表面に緑化 ネットを張り巡らした後、本体を打込んでその鉤部でネットを押さえるが、その 打込んだ際、本体の先端には割溝もなく、且つ材質が強度の強い石竹であると共 に、その石竹は縦に割ったりしない丸竹のままで使用することにより、地盤が多 少硬くても確実に土中に打込むことができる。 また、節部の上に5〜15mm程度延長切断してあるから、その部位を叩打し ても折れたり割れたりすることがなく、しかも叩打による鉤部によって前記ネッ ト体を確実に掛止して押さえ込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案に係る固定具の正面図である。
【図2】は、図1の固定具の一部の側面図である。
【図3】は、客土層面に張り巡らした緑化ネットに図1
の固定具を使用した斜視図である。
【符号の説明】
1 客土層 2 ネット体 3 種子層 4 目串体 5 目串の節部 6 ネット押さえ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客土層(1) の表面に種子層(3) を有する
    ネット体(2) を馴染み良く張り付けるために、全長が1
    5cm以上、直径が7mm以上の石竹を丸竹のまま目串体
    (4) を形成し、その目串体の上部に節部(5) を位置させ
    ると共に、その上部を5〜15mm程度残し、且つ節部から
    生えている枝を根元から2〜3cm程度残して切断してネ
    ット押さえ部(6) を形成し、前記目串体の下端部を割溝
    を入れずに鋭角に形成し、比較的硬い地盤に打ち込んで
    固定したことを特徴とする客土吹付工における種子付き
    緑化ネットの固定具。
JP6556991U 1991-07-23 1991-07-23 客土袋吹付工における種子付き緑化ネットの固定具 Pending JPH078439U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624580U (ja) * 1985-06-25 1987-01-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624580U (ja) * 1985-06-25 1987-01-12

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960723