JPH0783752A - オーディオ歪曲測定装置およびその方法 - Google Patents

オーディオ歪曲測定装置およびその方法

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JPH0783752A
JPH0783752A JP6201126A JP20112694A JPH0783752A JP H0783752 A JPH0783752 A JP H0783752A JP 6201126 A JP6201126 A JP 6201126A JP 20112694 A JP20112694 A JP 20112694A JP H0783752 A JPH0783752 A JP H0783752A
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spectrum
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JP6201126A
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Soon-Keon Kwon
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Daiu Denshi Kk
WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daiu Denshi Kk
Daewoo Electronics Co Ltd
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/22Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing distortions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R29/00Monitoring arrangements; Testing arrangements
    • H04R29/001Monitoring arrangements; Testing arrangements for loudspeakers

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の人間の聴覚特性に一致するオーディオ
歪曲を測定しうる装置およびその方法を提供する。 【構成】 電力密度スペクトラム(X(k,i))を測
定する第1測定手段20と、周波数マスキング臨界値M
(k,i)を決定する手段30と、前記入力ディジタル
オーディオ信号x(n,i)の現在フレームと前記出力
ディジタルオーディオ信号y(n,i)のフレーム間の
偏差を表す差信号e(n,i)の電力密度スペクトラム
E(k,i)を測定する第2測定手段40と、前記認知
スペクトラム偏差PSDを測定する第3測定手段50
と、前記入力ディジタルオーディオ信号の現在フレーム
と前記出力ディジタルオーディオ信号に対応するフレー
ム間のオーディオ歪曲(WPSD(i))を測定する第
4測定手段60、70、80を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオシステムにお
けるオーディオ歪曲を測定する装置およびその方法に関
する。さらに詳しくは、周波数および時間マスキング現
像(timemusking effect)を用いる
ことによって、実際上の人間の聴覚特性に一致するオー
ディオ歪曲を測定しうる装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】オー
ディオ歪曲測定装置は、通常、オーディオシステムの性
能を評価するために用いられる。オーディオシステムの
性能または特性は、一般に歪曲により測定される。前記
オーディオ歪曲は総高調波歪曲(THD;Total
Harmonic Distortion)およびオー
ディオ信号の信号対雑音比(SNR;signal t
o Noise)により、通常測定され、前記総高調波
歪曲は各々の高調波歪曲成分などの全体平方根(RM
S)および/または二つ以上の信号などがオーディオシ
ステムを通過するときの合と差の値として発生される変
調間歪曲(IMD:Intermodulation
Distortion)を表し、前記信号対雑音比は、
前記差信号に対する前記入力信号の大きさの比(dB)
を表す。
【0003】しかし、このようなTHDまたはSNR測
定は人間の聴覚特性が反映されなかったある物理的な測
定といえる。その結果、聴取者はより大きいTHD(ま
たはより小さいSNR)を有するオーディオシステムに
より発生された音が、より小さいTHD(またはより大
きいSNR)を有するオーディオシステムより少し歪曲
されたと感じられることもある。
【0004】したがって、オーディオ歪曲を実質的に測
定するための多様な方法または装置が提案されてきた。
かかる装置などのうちの一つが米国特許第4,706,
290号明細書に示されているが、その装置は測定され
た結果値が人間の聴覚特性に近接できるように拡声器サ
ブ高調波などの測定のために、第1および第2回路装置
を備える。
【0005】しかし、このような装置は時間領域上で重
みを付けられた高調波歪曲を測定するため、前記測定さ
れた結果値は人間の聴覚特性がよく反映されたものとは
いえない。
【0006】さらに、前記装置は多様なアナログ回路な
どを用いるため、所望のレベル(たとえば、高信頼度の
ストレオシステム)さえ前記回路パラメータなどを正確
に調節しえない。
【0007】同一の出願人に譲渡されて継続中である、
オーディオ歪曲を評価するために鑑みられた他の形態の
装置のうちの一つの装置が、米国特許第133,622
号明細書(発明の名称:オーディオ歪曲を測定するため
の方法およびその装置)である。
【0008】この装置は、前記周波数マスキング臨界値
を超える差信号の電力密度スペクトラムに基づいて認知
スペクトラム偏差を計算することによって、オーディオ
システムにおけるオーディオ歪曲を定める。
【0009】しかし、前記決定装置は、前記時間マスキ
ング現像に鑑みなかったので、前記装置は実際の人間の
聴覚特性に一致するオーディオ歪曲を測定するための能
力が制限されている。
【0010】米国特許第133,662号明細書に用い
られたように、前記時間マスキング現像は、ある音に対
する可聴限界または可聴臨界値が時間領域上で時間的に
隣接とともに他の音の存在のため増加される現像を表
し、反面、周波数マスキング現像は周波数領域上で時間
的に同じとともに異なる(すなわち、マスキング)音の
存在によりもたらしたある音に対する可聴限界または可
聴臨界値の増加を意味する。
【0011】したがって、本発明の目的は、測定された
結果値などが実際上の人間の聴覚特性と一致するよう
に、周波数および時間マスキング現像に鑑みてオーディ
オ歪曲を測定する改善された装置およびその方法に関す
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明に基づくオーディオ歪曲測定装置は、入
力および出力ディジタルオーディオ信号は、各々複数の
フレームを含み、前記オーディオシステムへの前記入力
ディジタルオーディオ信号と前記オーディオシステムか
らの前記出力ディジタルオーディオ信号間の差信号に対
してフレーム単位でオーディオシステムのオーディオ歪
曲を測定するための装置であって、前記入力ディジタル
オーディオ信号(x(n,i))の現在フレームに対し
て、電力密度スペクトラム(X(k,i))を測定する
第1測定手段と、前記入力ディジタルオーディオ信号
(x(n,i))の現在フレームに対する前記電力密度
スペクトラム(X(k,i))に基づいて、周波数マス
キング臨界値(M(k,i))を決定する手段と、前記
入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の現在
フレームと、前記出力ディジタルオーディオ信号(y
(n,i))のフレーム間の偏差を表す差信号(e
(n,i))の電力密度スペクトラム(E(k,i))
を測定する第2測定手段と、前記周波数マスキング臨界
値(M(k,i))と前記差信号(e(n,i))の前
記電力密度スペクトラムに基づいて、前記認知スペクト
ラム偏差(PSD)を測定する第3測定手段と、前記測
定された認知スペクトラム偏差(PSD)と前記入力デ
ィジタルオーディオ信号からの少なくとも一つの以前フ
レームと前記現在フレームの前記電力密度スペクトラム
を用いて計算された加重値ファクター(W(i))を乗
算することによって、前記入力ディジタルオーディオ信
号の現在フレームと前記出力ディジタルオーディオ信号
に対応するフレーム間のオーディオ歪曲(WPSD
(i))を測定する第4測定手段を含むことを特徴とし
ている。
【0013】また、本発明の、オーディオシステムのオ
ーディオ歪曲を測定するための方法は、入力および出力
ディジタルオーディオ信号などは、各々複数のフレーム
などを含み、前記オーディオシステムへの前記入力ディ
ジタルオーディオ信号と前記オーディオシステムからの
前記出力ディジタルオーディオ信号間の差信号に対して
フレーム単位でオーディオシステムのオーディオ歪曲を
測定するための方法であって、前記入力ディジタルオー
ディオ信号(x(n,i))の現在フレームに対して、
電力密度スペクトラム(X(k,i))を測定するステ
ップと、前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,
i))の現在フレームに対する前記電力密度スペクトラ
ム(X(k,i))に基づいて、周波数マスキング臨界
値(M(k,i))を決定するステップと、前記入力デ
ィジタルオーディオ信号(x(n,i))の現在フレー
ムと、前記出力ディジタルオーディオ信号(y(n,
i))のフレーム間の偏差を表す差信号(e(n,
i))の電力密度スペクトラム(E(k,i))を測定
するステップと、前記周波数マスキング臨界値(M
(k,i))と前記差信号(e(n,i))の前記電力
密度スペクトラムに基づいて、前記認知スペクトラム偏
差(PSD(i))を測定するステップと、前記測定さ
れた認知スペクトラム偏差(PSD,i)と前記入力デ
ィジタルオーディオ(x(n,i))信号からの少なく
とも一つの以前フレームと前記現在フレームの前記電力
密度スペクトラムを用いて計算された加重値ファクター
(W(i))を乗算することによって、前記入力ディジ
タルオーディオ信号の現在フレームと前記出力ディジタ
ルオーディオ信号に対応するフレーム間のオーディオ歪
曲(WPSD(i))を測定するステップを含むことを
特徴としている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながらより詳しく説明する。
【0015】図1に示される装置は、第1および第2電
力密度スペクトラム測定器20、40と、周波数マスキ
ング臨界値測定器30、認知スペクトラム偏差測定器5
0、加重値ファクター計算機(weight fact
or calculator)60、遅延回路70およ
び乗算器80を含む。
【0016】オーディオシステム(図示せず)へのN
(すなわち、n=0、1、2、‥‥‥、Nー1)個のサ
ンプルを含むi番目のフレーム(または、現在フレー
ム)の入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))
は、減算器10および前記第1電力密度スペクトラム測
定器20はへ先繰りに提供される。前記第1電力密度ス
ペクトラム測定器20は、時間領域の前記入力ディジタ
ルオーディオ信号(x(n,i))を高速フーリエ変換
(FFT)して周波数領域に変換する。
【0017】本発明で用いられたフレームは、オーディ
オサンプルなどの固定された数に相当する前記オーディ
オ信号の一部で、前記オーディオ信号などのインコーデ
ィングおよびデコーディングするための処理単位と定義
する。
【0018】図2に示されるように、前記第1電力密度
スペクトラム測定器20はウインドウイングブロック2
1および高速フーリエ変換ブロック22を含む。
【0019】前記ウインドウイングブロック21は、前
記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))を受
信して、前記入力ディジタルオーディオ信号をあらかじ
め設定されたヘニングウインドウ(h(n))と乗算し
て、ウインドウイングする役割を果たす。
【0020】前記あらかじめ設定されたヘニングウイン
ドウ(h(n))は(1)式のように表される。
【0021】 h(n)=0.5(8/3)0.5 {1ーcos(2πn/N)} (1) ただし、n=0、1、2、... 、Nー1であり、また、
Nは正の整数である。
【0022】したがって、前記ウインドウイングブロッ
ク21からの出力(W(n,i))は、(2)式のよう
にすることができる。
【0023】 W(n、i)=x(n,i)・h(n) (2) ここで、iはフレーム指数であり、nは前述したものと
同一である。
【0024】そののち、前記ウインドウイングブロック
21からの出力(W(n,i))は、前記高速フーリエ
変換ブロック22に提供される。高速フーリエ変換ブロ
ック22は前記出力(W(n、i))の電力密度スペク
トラム(X(k,i)を測定する。また、同図では、前
記高速フーリエ変換ブロック22は、聴覚モデルI(P
sychoacoustic ModelI)または、
オーディオ階層I(MPEG(moving pict
ures expert group))で提案した5
12ポイント高速フーリエ変換(FFT)を含む。した
がって、前記入力ディジタルオーディオ信号の電力密度
スペクトラム(X(k,i))は、当業者によく知られ
ている通り、(3)式のように計算される。
【0025】
【数5】
【0026】ここで、W=2πkn/N、k=0、
1、... 、(N/2)ー1、また、nおよびNはさきに
定義したものと同一である。
【0027】図1をさらに参照すれば、前記FFTブロ
ック22で計算された前記入力ディジタルオーディオ信
号の電力密度スペクトラム(X(k,i))は前記周波
数マスキング臨界値測定器30に提供される。前記周波
数マスキング臨界値測定器30は前記入力ディジタルオ
ーディオ信号の電力密度スペクトラム(X(k,i))
に基づいてマスキング臨界値(M(k,i))を測定し
て、後述する前記認知スペクトラム偏差測定器50に提
供する。
【0028】前記周波数マスキング臨界値は固有可聴限
界の合または音の臨界値、また周波数領域上で同時に発
生する他の(マスキング)音の存在により発生された増
分を表す。この周波数マスキング臨界値は本発明の参照
文献として引用された「動き物体のコーディングおよび
それとかかわるオーディオ」、ISO/IEC/JTC
I/SC291WG11 N0501 MPEG93
(1993年7月)で説明され、いわゆる、聴覚モデル
IおよびIIは前記第1電力密度スペクトラム測定器2
0とかかわって各々の電力密度スペクトラムに対する周
波数マスキング臨界値の計算に対して論議される。
【0029】本発明の好ましい実施例において、聴覚モ
デルIは前記周波数マスキング臨界値測定器30で好適
に用られる。そののち、前記測定器30により測定され
た周波数マスキング臨界値(M(k,i))は前記認知
スペクトラム偏差測定器50に提供される。
【0030】そのあいだ、前記オーディオシステムから
のi番目のフレームの出力ディジタルオーディオ信号
(y(n,i))は減算器10へ印加されることによっ
て、i番目のフレームに対する入力および出力オーディ
オ信号(x(n,i)および(y(n,i))間の偏差
を表す差信号(e(n,i))を発生する。
【0031】前記差信号(e(n,i))は、(4)式
のように表されうる。
【0032】 e(n,i)=x(n,i)−y(n,i) (4) ここで、x(n,i)およびy(n,i)は、P、たと
えば、16ビットパルスコード変調信号などである。
【0033】次に、第2電力密度スペクトラム測定器4
0は、前記差信号(e(n,i))を受けて、前記差信
号の電力密度スペクトラム(E(k,i))を測定する
ことで、前記差信号の電力密度スペクトラム(E(k,
i))が前記第2測定器40で計算機されること以外に
は、実際に、前記第1電力密度スペクトラム測定器20
と同一である。したがって、前記第2電力密度スペクト
ラム測定器40は、ウインドウイングブロックとFFT
ブロックを含む。前記差信号の電力密度スペクトラム
(E(k,i))は、前記差信号(e(n,i))と前
記(2)式における前記エラー入力ディジタルオーディ
オ信号(x(n,i))に対して行ったように、前記ヘ
ニングウインドウ(h(n))をウインドウイングする
ことによって求められることが分かる。
【0034】前記i番目のフレームへの密度スペクトラ
ム(E(k,i))は、(5)式のように定めることが
好ましい。
【0035】
【数6】
【0036】ここで、W,N,nおよびkは前述したも
のと同一のものである。
【0037】前記認知スペクトラム偏差測定器50は、
前記第2電力密度スペクトラム(E(k,i))および
前記周波数マスキング臨界値(M(k,i))を同時に
受けてオーディオ歪曲を表すi番目のフレームへの認知
スペクトラム偏差(PSD(i))を測定する。すなわ
ち、前記測定器50は前記差信号の前記第2電力密度ス
ペクトラム(E(k,i))と前記周波数マスキング臨
界値(M(k,i))を比較して、前記周波数マスキン
グ現像だけを鑑みて前記実際上の人間の聴覚特性により
認知されたようなオーディオ歪曲を表す認知スペクトラ
ム偏差を生成して、前記乗算器80に提供する。前記認
知スペクトラム偏差(PSD(i))は、次式(6)の
ように定めることができる。
【0038】
【数7】
【0039】ここで、kおよびiは前記したものと同一
であり、iはフレーム指数として用いられた整数であ
る。
【0040】前記(6)式により分かるように、i番目
のフレームへの前記オーディオ歪曲は、前記マスキング
臨界値を超える前記差信号の前記電力密度スペクトラム
により測定される。
【0041】本発明の前記加重値ファクター計算機60
は、i番目(または、現在)および(iー1)番目(ま
たは、以前)のフレームのX(k,i)およびX(k,
iー1)に基づいて、i番目のフレームの加重値ファク
ター(weight factor)を計算する。
【0042】とくに、前記加重値ファクター計算機60
は、前記i番目のフレームへの前記電力密度スペクトラ
ム(X(k,i))の最大電力密度レベル(MP
(i))を検出し、そのメモリ(図示せず)に格納す
る。
【0043】そののち、前記加重値ファクター計算機6
0は、前記(MP(i))とかかわって前述した方法の
ように検出され格納された現在(すなわち、i番目)フ
レームおよびそれの以前(すなわち、iー1番目)フレ
ームへの前記最大電力密度レベルなど(MP(i),M
P(i−1))を読み出して、前記加重値ファクター
(W(i))を計算する。
【0044】本発明の好ましい実施例において、前記加
重値ファクター (W(i))は(7)式のように計算
されうる。
【0045】 W(i)=Min[1,MP(i)/MP(i−1)];MP(i−1)>0 =1 ;MP(i−1)=0 (7) 前記(7)式から分かるように、前記(iー1)番目の
フレームへの前記最大電力密度レベルが0であるか、も
しくは前記i番目のフレームへの最大電力密度レベル
(MP(i))が前記(i−1)番目のフレームの前記
最大電力密度レベルMP(i−1)より同じであるか大
きければ、前記i番目のフレームへの前記加重値ファク
ター(W(i))は1がえられ、その以外には、W
(i)は前記MP(i)/MP(iー1)の比に基づい
て0から1までの範囲内の値を有する。
【0046】前記加重値ファクター計算機60からの加
重値ファクター(W(i))は前記遅延回路70に提供
される。前記遅延回路70は前記認知スペクトラム偏差
PSD(i)と同期されるように、既設定時間のあいだ
前記加重値ファクター(W(i))を遅延させる。
【0047】前記遅延回路70は、当業者に知られてい
るような通常の電子回路などを用いて容易に具現されう
る。前記i番目のフレームに対する遅延された加重値フ
ァクターDW(i)と前記認知スペクトラム偏差(PS
D(i))はオーディオ歪曲を計算する乗算器80に同
時に提供される。
【0048】そのあと、乗算器80によるi番目のフレ
ームへのオーディオ歪曲(WPSD(i))は、(8)
式のように定めることができる。
【0049】 WPSD(i)=PSD(i) × DW(i) その結果、前記(8)式から分かるように、前記オーデ
ィオ歪曲(WPSD(i))は、前記周波数周波数マス
キング現像を適用して求めた前記認知スペクトラム偏差
PSD(i)と本発明による前記時間周波数マスキング
現像を適用して求めた前記遅延された加重値ファクター
(DW(i))を乗算することによって求められる。し
たがって、本発明は実際に人間の聴覚特性に一致するオ
ーディオ歪曲を求めることができる。
【0050】前記乗算器80から提供された前記オーデ
ィオ歪曲はそれをユーザーに画面から見られるようにす
るためのディスプレー装置、すなわち、モニターまたは
液晶ディスプレー(LCD)へ伝送される。
【0051】本発明の好ましい実施例において、たとえ
前記加重値ファクターが現在および以前フレーム、すな
わち、i番目および(iー1)番目のフレームなどの最
大電力密度レベルなどに基づいて決定されるとしても、
前記現在フレームへの前記加重値ファクターが前記現在
フレームおよび一つ以上前の以前フレームなどの前記最
大電力密度レベルなどから計算されうることに留意すべ
きである。
【0052】本発明は好ましい一実施例として示した
が、発明の範囲を逸脱することなく、当業者は種々の改
変をなしうるであろう。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、測定された結果値など
が実際の人間の聴覚特性と一致するように、周波数およ
び時間周波数マスキング現像に基づいてオーディオ歪曲
を測定する改善された装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオ歪曲を測定するための装置
を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示された電力密度スペクトラム測定器を
詳細に示したブロック図である。
【符号の説明】
10 減算器 20、40 第1および第2電力密度スペクトラム測定
器 30 周波数マスキング臨界値偏差測定器 50 認知スペクトラム偏差測定器 60 加重値ファクター計算機 70 遅延回路 80 乗算器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力および出力ディジタルオーディオ信
    号などが、それぞれ複数のフレームを含み、前記オーデ
    ィオシステムへの前記入力ディジタルオーディオ信号と
    前記オーディオシステムからの前記出力ディジタルオー
    ディオ信号間の差信号に対してフレーム単位でオーディ
    オシステムのオーディオ歪曲を測定するための装置であ
    って、 前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の
    現在フレームに対して、電力密度スペクトラム(X
    (k,i))を測定する第1測定手段と、 前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の
    現在フレームに対する前記電力密度スペクトラム(X
    (k,i))に基づいて、周波数マスキング臨界値(M
    (k,i))を決定する手段と、 前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の
    現在フレームと、前記出力ディジタルオーディオ信号
    (y(n,i))のフレーム間の偏差を表す差信号(e
    (n,i))の電力密度スペクトラム(E(k,i))
    を測定する第2測定手段と、 前記周波数マスキング臨界値(M(k,i))と前記差
    信号(e(n,i))の前記電力密度スペクトラムに基
    づいて、前記認知スペクトラム偏差(PSD)を測定す
    る第3測定手段と、 前記測定された認知スペクトラム偏差(PSD)と前記
    入力ディジタルオーディオ信号からの少なくとも一つの
    以前フレームと前記現在フレームの前記電力密度スペク
    トラムを用いて計算された加重値ファクター(W
    (i))を乗算することによって、前記入力ディジタル
    オーディオ信号の現在フレームと前記出力ディジタルオ
    ーディオ信号に対応するフレーム間のオーディオ歪曲
    (WPSD(i))を測定する第4測定手段を含むこと
    を特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記各々のフレームはN個のオーディオ
    サンプルなどを含み、前記認知スペクトラム偏差(PS
    D)は、下記式のような、 【数1】 なる関係を有する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2測定手段は、前記入
    力ディジタルオーディオ信号および差信号をウインドウ
    イングする手段を含む請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記入力ディジタルオーディオ信号(x
    (n,i))の現在フレームに対する電力密度スペクト
    ラム(X(k,i))が、下記式のような、 【数2】 なる関係を有する請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘニングウインドウ(h(n))
    は、下記式のように h(n)=0.5(8/3)0.5 (1−cos(2πn
    /N)) で表しうる請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第4測定手段は、 前記入力ディジタルオーディオ信号の少なくとも一つの
    以前フレームなどと現在フレームの各々の前記電力密度
    スペクトラム(X(k,iー1)、X(k,i))に対
    する電力レベルに基づいて、前記加重ファクター(W
    (i))を計算する加重値ファクター計算手段と、 前記加重値ファクター(W(i))を前記認知スペクト
    ラム偏差と同期されるようにあらかじめ設定されている
    時間のあいだ遅延させる遅延手段と、 前記認知スペクトラム偏差(PSD(i))を前記遅延
    された加重値ファクター(DW(i))と乗算する乗算
    器とを含む請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記加重値ファクター(W(i))は、
    下記式のような、 W(i)=Min[1,MP(i)/MP(i−1)];MP(i−1)>0 =1 ;MP(i−1)=0 ただし、i:現在フレームの指数 (i−1):以前フレームの指数 MP(i):入力ディジタルオーディオ信号の現在フレ
    ームの最大電力密度レベル MP(i−1):入力ディジタルオーディオ信号の以前
    フレームの最大電力密度レベル なる関係を有することを特徴とする請求項6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 入力および出力ディジタルオーディオ信
    号が、それぞれ複数のフレームを含み、前記オーディオ
    システムへの前記入力ディジタルオーディオ信号と前記
    オーディオシステムからの前記出力ディジタルオーディ
    オ信号間の差信号に対してフレーム単位でオーディオシ
    ステムのオーディオ歪曲を測定するための方法であっ
    て、 前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の
    現在フレームに対して、電力密度スペクトラム(X
    (k,i))を測定するステップと、 前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の
    現在フレームに対する前記電力密度スペクトラム(X
    (k,i))に基づいて、周波数マスキング臨界値(M
    (k,i))を決定するステップと、 前記入力ディジタルオーディオ信号(x(n,i))の
    現在フレームと、前記出力ディジタルオーディオ信号
    (y(n,i))のフレーム間の偏差を表す差信号(e
    (n,i))の電力密度スペクトラム(E(k,i))
    を測定するステップと、 前記周波数マスキング臨界値(M(k,i))と前記差
    信号の前記電力密度スペクトラム(E(k,i))に基
    づいて、前記認知スペクトラム偏差(PSD(i) )を
    測定するステップと、 前記測定された認知スペクトラム偏差(PSD( i) )
    と前記入力ディジタルオーディオ(x(n,i))信号
    からの少なくとも一つの以前フレームと前記現在フレー
    ムの前記電力密度スペクトラムを用いて計算された加重
    値ファクター(W(i))を乗算することによって、前
    記入力ディジタルオーディオ信号の現在フレームと前記
    出力ディジタルオーディオ信号に対応するフレーム間の
    オーディオ歪曲(WPSD(i))を測定するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 前記認知スペクトラム偏差(PSD)
    は、下記式のような、 【数3】 なる関係を有する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記各々の電力密度スペクトラム測定
    段階は、前記入力ディジタルオーディオ信号および差信
    号をウインドウイングするステップを含む請求項9記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記入力ディジタルオーディオ信号
    (x(n,i))の現在フレームに対する電力密度スペ
    クトラム(X(k,i))が、下記式のような、 【数4】 なる関係を有することを特徴とする請求項10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記ヘニングウインドウ(h(n))
    は、下記式のような、 h(n)=0.5(8/3)0.5 {1ーcos(2πn
    /N)} なる関係を有する請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記重みを付けられた認知スペクトラ
    ム偏差(WPSD(i))を測定するステップが、 前記入力ディジタルオーディオ信号に少なくとも一つの
    以前フレームと現在フレームの各々の前記電力密度スペ
    クトラム(X(k,iー1))、(X(k,i))に対
    する電力レベルに基づいて、前記加重値ファクター(W
    (i))を計算するステップと、 前記加重値ファクター(W(i))を前記認知スペクト
    ラム偏差と同期されるようにあらかじめ設定された時間
    のあいだ遅延させるステップと、 前記認知スペクトラム偏差(PSD(i))を前記遅延
    された加重値(DW(i))と乗算するステップとを含
    む請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記現在フレームに対する加重値ファ
    クター(W(i))は、下記式のような、 W(i)=Min[1,MP(i)/MP(i−1)];MP(i−1)>0 =1 ;MP(i−1)=0 ただし、i:現在フレームの指数 (i−1):以前フレームの指数 MP(i):入力ディジタルオーディオ信号の現在フレ
    ームの最大電力密度レベル MP(i−1):入力ディジタルオーディオ信号の以前
    フレームの最大電力密度レベル なる関係を有する請求項13記載の方法。
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