JPH0783670A - 圧電振動子の駆動・検出回路 - Google Patents

圧電振動子の駆動・検出回路

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JPH0783670A
JPH0783670A JP5254919A JP25491993A JPH0783670A JP H0783670 A JPH0783670 A JP H0783670A JP 5254919 A JP5254919 A JP 5254919A JP 25491993 A JP25491993 A JP 25491993A JP H0783670 A JPH0783670 A JP H0783670A
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JP
Japan
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piezoelectric
piezoelectric element
impedance
drive
circuit
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JP5254919A
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Takeshi Nakamura
村 武 中
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、しかも、圧電振動子の圧電素
子のインピーダンスが変化しても、駆動信号が変動しに
くくかつ圧電素子から検出される出力信号が変動しにく
い、圧電振動子の駆動・検出回路を提供する。 【構成】 駆動・検出回路20は、駆動信号を発生させ
るためのたとえば増幅器22を含む。この増幅器22の
入力端には、圧電振動子12の帰還用の圧電素子16c
が接続される。また、増幅器22の出力端は、位相補正
回路24を介して、駆動部および検出部としての第1の
エミッタホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26
bの入力端に接続される。第1のエミッタホロワ26a
および第2のエミッタホロワ26bの出力端は、抵抗3
4aおよび34bを介して、駆動用かつ検出用の圧電素
子16aおよび16bに接続される。また、第1のエミ
ッタホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26bの
出力端は、差動増幅回路40の非反転入力端および反転
入力端にそれぞれ接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は圧電振動子の駆動・検
出回路に関し、特に、振動体およびその表面に形成され
る圧電素子を有する圧電振動子の圧電素子に駆動信号を
印加しかつその圧電振動子の圧電素子からの出力信号を
検出する、圧電振動子の駆動・検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はこの発明の背景となる従来の振動
ジャイロの一例を示す回路図である。この振動ジャイロ
1は、圧電振動子2を含む。
【0003】圧電振動子2は、正3角柱状の振動体3を
含み、振動体3の3つの側面のほぼ中央には、3つの圧
電素子4a,4bおよび4cがそれぞれ形成される。こ
の圧電振動子2では、たとえば2つの圧電素子4aおよ
び4bに同様の駆動信号を印加すれば、振動体3が圧電
素子4cの主面に直交する方向に屈曲振動する。この状
態では、圧電素子4aおよび4bから同様の出力信号が
得られる。そして、この状態で、圧電振動子2に振動体
3の中心軸を中心とする回転角速度を与えれば、コリオ
リ力によって振動体3の屈曲振動の方向が変わり、2つ
の圧電素子4aおよび4bからその回転角速度に応じた
出力信号がそれぞれ得られる。この場合、その回転角速
度に応じて、たとえば、一方の圧電素子4aからの出力
信号の電圧が大きくなり、他方の圧電素子4bからの出
力信号の電圧が小さくなる。
【0004】そのため、この圧電振動子2の圧電素子4
cは、たとえば増幅器からなる発振回路5の入力端に接
続される。この発振回路5の出力端は、2つの抵抗6a
および6bの一端に接続され、それらの抵抗6aおよび
6bの他端は、2つの圧電素子4aおよび4bにそれぞ
れ接続される。また、圧電素子4aおよび4bは、差動
増幅回路7の非反転入力端および反転入力端にそれぞれ
接続される。
【0005】したがって、この振動ジャイロ1では、そ
れに回転角速度が与えられていないことや与えられてい
る回転角速度を差動増幅回路7からの出力信号によって
検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この振動ジ
ャイロ1では、図6に示すように、抵抗6aと圧電素子
4aとが直列に接続されかつ抵抗6bと圧電素子4bと
が直列に接続されているので、周囲の温度変化などによ
って圧電素子4aおよび4bのインピーダンスが変化し
て互いに異なると、圧電素子4aおよび4bに印加され
る駆動信号が変動して互いに異なってしまう。
【0007】このように圧電素子4aおよび4bに印加
される駆動信号が異なると、特に振動ジャイロ1に回転
角速度が与えられていないときにおいて、圧電素子4a
および4bからの出力信号が異なり、差動増幅回路7か
ら0でない出力信号が得られ、差動増幅回路7からの出
力信号では振動ジャイロ1に回転角速度が与えられてい
ないことを検出することができなくなってしまうという
問題を有する。
【0008】また、振動ジャイロ1に回転角速度が与え
られているときにおいて、圧電素子4aおよび4bに印
加される駆動信号が変動すると、圧電素子4aおよび4
bや差動増幅回路7からの出力信号も変動し、その回転
角速度を正確に検出することができなくなってしまうと
いう問題を有する。
【0009】上述の各問題を解決するために、信号処理
回路や学習機能回路を設けて圧電素子や差動増幅回路か
らの出力信号を補正する方法があるが、この方法では、
回路の規模が大きくなるとともに回路の構成が複雑とな
り、また、特性的にも特定の条件に回路を調整する必要
があって十分なものではなかった。
【0010】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単な構成で、しかも、圧電振動子の圧電素子をインピー
ダンスが変化しても、駆動信号が変動しにくくかつ圧電
素子から検出される出力信号が変動しにくい、圧電振動
子の駆動・検出回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動体およ
びその振動体の表面に形成される圧電素子を有する圧電
振動子の圧電素子に駆動信号を印加するための駆動部
と、その圧電振動子の圧電素子からの出力信号を検出す
るための検出部とを有する圧電振動子の駆動・検出回路
であって、駆動部は、圧電素子のインピーダンスより小
さい出力インピーダンスを有し、検出部は、圧電素子か
らの出力信号が印加される所定のインピーダンスを有す
る、圧電振動子の駆動・検出回路である。
【0012】なお、駆動部および検出部としてエミッタ
ホロワが用いられてもよい。
【0013】
【作用】この発明にかかる圧電振動子の駆動・検出回路
では、圧電振動子の圧電素子に駆動信号を印加するため
の駆動部が、圧電素子のインピーダンスより小さい出力
インピーダンスを有するので、圧電素子のインピーダン
スが変化しても、駆動信号はほとんど変動しない。
【0014】また、この発明にかかる圧電振動子の駆動
・検出回路では、圧電振動子の圧電素子からの出力信号
を検出するための検出部が、圧電素子からの出力信号が
印加される所定のインピーダンスを有するので、圧電素
子のインピーダンスが変化しても、圧電素子から検出さ
れる出力信号はほとんど変動しない。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、圧電振動子の圧電素
子のインピーダンスが変化しても、駆動信号が変動しに
くくかつ圧電素子から検出される出力信号も変動しにく
い、圧電振動子の駆動・検出回路が得られる。そのた
め、この発明にかかる圧電振動子の駆動・検出回路で
は、それを圧電素子を有するたとえば振動ジャイロに用
いれば、圧電素子のインピーダンスが変化しても、振動
ジャイロに回転角速度が与えられていないことや振動ジ
ャイロに与えられている回転角速度を正確に検出するこ
とができる。
【0016】また、この発明にかかる圧電振動子の駆動
・検出回路では、出力インピーダンスが圧電素子のイン
ピーダンスより小さい駆動部と、圧電素子からの出力信
号が印加される所定のインピーダンスを有する検出部と
を設ければよく、たとえば駆動部および検出部としてエ
ミッタホロワを用いればよく、信号処理回路や学習機能
回路を設ける必要がないので、簡単な構成となる。
【0017】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0018】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す回路図であ
る。この発明は圧電振動子の駆動・検出回路に関する
が、この実施例では、圧電振動子およびその駆動・検出
回路などを有する振動ジャイロについて説明する。この
振動ジャイロ10は、図5に示す圧電振動子2と同様の
圧電振動子12を含む。
【0019】すなわち、圧電振動子12は、たとえば正
3角柱状の振動体14を含む。振動体14は、たとえば
たとえばエリンバ,鉄−ニッケル合金,石英,ガラス,
水晶,セラミックなどの一般的に機械的な振動を生じる
材料で形成される。この振動体14の3つの側面にほぼ
中央には、3つの圧電素子16a,16bおよび16c
がそれぞれ形成される。
【0020】この実施例では、たとえば、圧電振動子1
2の2つの圧電素子16aおよび16bが駆動用かつ検
出用として用いられ、他の1の圧電素子16cが帰還用
として用いられる。
【0021】この圧電振動子12の3つの圧電素子16
a,16bおよび16cには、駆動・検出回路20が接
続される。
【0022】駆動・検出回路20は、駆動信号を発生さ
せるためのたとえば増幅器22を含む。この増幅器22
の入力端には、帰還用の圧電素子16cが接続される。
また、増幅器22の出力端は、位相補正回路24の入力
端に接続される。この位相補正回路24は、駆動信号の
位相を補正するためのものである。
【0023】位相補正回路24の出力端は、駆動部およ
び検出部としての第1のエミッタホロワ26aおよび第
2のエミッタホロワ26bのそれぞれの入力端に接続さ
れる。すなわち、第1のエミッタホロワ26aは、トラ
ンジスタ28aを含み、そのトランジスタ28aのベー
スには、抵抗30aを介して、位相補正回路24の出力
端が接続される。また、トランジスタ28aのコレクタ
には、バイアス電位として電源電圧Vccの電位が印加さ
れる。さらに、トランジスタ28aのエミッタは、抵抗
32aを介して接地される。第2のエミッタホロワ26
bは、第1のエミッタホロワ26aと同一の回路構成で
あり、トランジスタ28b,抵抗30bおよび32bか
らなる。
【0024】第1のエミッタホロワ26aの出力端すな
わちトランジスタ28aのエミッタは、抵抗34aを介
して、駆動用かつ検出用の一方の圧電素子16aに接続
される。同様に、第2のエミッタホロワ26bの出力端
すなわちトランジスタ28bのエミッタは、抵抗34b
を介して、駆動用かつ検出用の他方の圧電素子16bに
接続される。
【0025】なお、圧電振動子12の振動体14には、
電源電圧Vccの電位と接地電位との中間の電位たとえば
電源電圧Vccの2分の1の電位が与えられる。
【0026】また、第1のエミッタホロワ26aおよび
第2のエミッタホロワ26bの出力端は、差動増幅回路
40の非反転入力端および反転入力端にそれぞれ接続さ
れる。この差動増幅回路40は、第1のエミッタホロワ
26aおよび第2のエミッタホロワ26bの出力端にお
ける圧電素子16aおよび圧電素子16bからの出力信
号の差を検出するためのものである。
【0027】差動増幅回路40の出力端は、同期検波回
路42の入力端に接続される。また、同期検波回路42
の別の入力端には、増幅器22の出力端が接続される。
この同期検波回路42は、増幅器22からの出力信号に
同期して差動増幅回路40からの出力信号を検波するた
めのものである。
【0028】同期検波回路42の出力端は、平滑回路4
4の入力端に接続され、平滑回路44の出力端は、DC
アンプ46の入力端に接続される。平滑回路44は、同
期検波回路42からの出力信号を平滑にするためのもの
であり、DCアンプ46は、平滑回路44からの出力信
号を増幅するためのものである。
【0029】次に、この振動ジャイロ10の動作につい
て説明する。まず、振動ジャイロ10に回転角速度が与
えられていないときの振動ジャイロ10の動作について
説明する。
【0030】この振動ジャイロ10では、増幅器22で
発生した駆動信号が、位相補正回路24を介して、第1
のエミッタホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ2
6bに与えられる。この場合、安定した駆動信号が得ら
れるように、駆動信号の位相が位相補正回路24で補正
される。
【0031】その駆動信号は、駆動部として働く第1の
エミッタホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26
bなどを介して、圧電振動子12の圧電素子16aおよ
び16bにそれぞれ印加される。この場合、第1のエミ
ッタホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26bか
らは、同様な駆動信号が出力される。そのため、圧電振
動子12は、その振動体14が圧電素子16cの主面に
直交する方向に屈曲振動する。
【0032】また、検出部としても働く第1のエミッタ
ホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26bからの
出力信号は、差動増幅回路40の非反転入力端および反
転入力端にそれぞれ与えられる。そして、第1のエミッ
タホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26bから
の出力信号の差が、差動増幅回路40で検出される。差
動増幅回路40の出力信号は、同期検波回路42によっ
て、増幅器22からの出力信号に同期して検波される。
また、同期検波回路42からの出力信号は、平滑回路4
4で平滑にされる。さらに、平滑回路44からの出力信
号は、DCアンプ46で増幅される。したがって、DC
アンプ46からの出力信号は、第1のエミッタホロワ2
6aおよび第2のエミッタホロワ26bからの出力信号
の差に比例した信号となる。この場合、第1のエミッタ
ホロワ26aおよび第2のエミッタホロワ26bからの
出力信号がほぼ等しいので、差動増幅回路40,同期検
波回路42,平滑回路44およびDCアンプ46からの
出力信号は、それぞれほぼ0となる。そのため、それら
の出力信号によって、振動ジャイロ10に回転角速度が
与えられていないことを検出することができる。
【0033】ここで、周囲の温度変化などによって圧電
素子16aおよび16bのインピーダンスが変化して互
いに異なった場合について説明する。
【0034】圧電素子16aおよび16bのインピーダ
ンスが変化して互いに異なっても、第1のエミッタホロ
ワ26aおよび26bが、圧電素子16aおよび16b
のインピーダンスより小さい出力インピーダンスを有す
るので、第1のエミッタホロワ26aおよび第2のエミ
ッタホロワ26bからの出力信号はほとんど変動しな
い。そのため、差動増幅回路40の非反転入力端および
反転入力端に与えられる信号がほとんど変動せず、差動
増幅回路40,同期検波回路42,平滑回路44および
DCアンプ46からの出力信号は、それぞれほぼ0とな
る。そのため、圧電素子16aおよび16bのインピー
ダンスが変化して互いに異なっても、DCアンプ46な
どからの出力信号によって、振動ジャイロ10に回転角
速度が与えられていないことを検出することができる。
【0035】次に、この振動ジャイロ10に回転角速度
が与えられているときの振動ジャイロ10の動作につい
て説明する。
【0036】振動ジャイロ10の圧電振動子12に振動
体14の中心軸を中心とする回転角速度を与えれば、コ
リオリ力によって振動体14の屈曲振動の方向が変わ
り、2つの圧電素子16aおよび16bにその回転角速
度に応じた起電力がそれぞれ生じる。この場合、その回
転角速度の大きさに応じて、たとえば、一方の圧電素子
16aから正相の起電力が、他方の圧電素子16bから
逆相の起電力が発生する。
【0037】このような圧電素子16a(16b)の起
電力は、図2に示すように圧電素子16a(16b)に
並列に接続される定電流電源Vi 、または、図3に示す
ように圧電素子16a(16b)に直列に接続される定
電圧電源Vv で表される。
【0038】図2および図3の等価回路を参照して圧電
素子16a(16b)の起電力などについて説明する
と、圧電素子16a(16b)の起電力としての定電流
電源Vi または定電圧電源Vv によって、抵抗32a
(32b)の両端には、信号が印加される。この場合、
圧電素子16a(16b)のインピーダンスが大きいの
で、抵抗32a(32b)の両端には、圧電素子16a
(16b)の起電力にほぼ比例した信号が印加される。
そして、抵抗32a(32b)の両端に印加された信号
は、差動増幅回路40の非反転入力端(反転入力端)に
与えられる。したがって、差動増幅回路40,同期検波
回路42,平滑回路44およびDCアンプ46からの出
力信号は、振動ジャイロ10に与えられている回転角速
度に比例した信号になる。そのため、DCアンプ46な
どからの出力信号によって振動ジャイロ10に与えられ
ている回転角速度を正確に検出することができる。
【0039】ここで、周囲の温度変化などによって圧電
素子16aおよび16bのインピーダンスが変化した場
合について説明する。
【0040】この場合、圧電素子16aおよび16bの
インピーダンスが大きいので、周囲の温度変化などによ
って圧電素子16aおよび16bのインピーダンスが変
化しても、圧電素子16aおよび16bの起電力によっ
て抵抗32aおよび32bに流れ込む電流がほとんど変
わらず、抵抗32aおよび32bの両端に印加される信
号はほとんど変動しない。そのため、差動増幅回路40
の非反転入力端および反転入力端に与えられる信号やD
Cアンプ46の出力信号は、ほとんど変動しない。した
がって、圧電素子16aおよび16bのインピーダンス
が変化しても、振動ジャイロ10に与えられている回転
角速度を正確に検出することができる。
【0041】なお、上述の実施例において、抵抗34a
および34bは特に設けられなくてもよいが、これらの
抵抗34aおよび34bを設けておけば、周囲の温度変
化などによって圧電素子16aおよび16bのインピー
ダンスが変化しても、抵抗32aおよび32bに流れ込
む電流の変化が緩和され、抵抗32aおよび32bの両
端に印加される信号がさらに変動しにくくなる。
【0042】図4は図1に示す実施例の変形例の要部を
示す回路図である。図4に示す実施例では、図1に示す
実施例と比べて、特に、差動増幅回路40の非反転入力
端には、第1のエミッタホロワ26aのトランジスタ2
8aのコレクタが接続され、そのトランジスタ28aの
コレクタには、抵抗36aを介して、電源電圧Vccの電
位が印加される。同様に、図4には図示していないが、
差動増幅回路40の反転入力端には、第2のエミッタホ
ロワ26bのトランジスタ28bのコレクタが接続さ
れ、そのトランジスタ28bのコレクタには、別の抵抗
を介して、電源電圧Vccの電位が印加される。図4に示
す実施例のように、エミッタホロワのトランジスタのコ
レクタに抵抗を介して電源電圧の電位を印加し、そのコ
レクタから圧電素子の出力信号を検出するようにして
も、所望の動作を確保することができる。
【0043】なお、上述の各実施例では圧電振動子の駆
動・検出回路としてトランジスタなどが用いられている
が、この発明では、トランジスタに代えてオペアンプ,
FETなどの他の能動素子が用いられてもよい。
【0044】また、上述の各実施例では圧電振動子が正
3角柱状の振動体とその表面に形成される3つの圧電素
子とを有するが、この発明は他の圧電振動子のための駆
動・検出回路にも適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示す実施例の圧電素子の起電力の一例を
示す等価回路図である。
【図3】図1に示す実施例の圧電素子の起電力の他の例
を示す等価回路図である。
【図4】図1に示す実施例の変形例の要部を示す回路図
である。
【図5】この発明の背景となる従来の振動ジャイロの一
例を示す回路図である。
【図6】図5に示す振動ジャイロの要部を示す等価回路
図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 圧電振動子 14 振動体 16a,16b,16c 圧電素子 20 駆動・検出回路 22 増幅器 24 位相補正回路 26a,26b エミッタホロワ 28a,28b トランジスタ 30a,30b,32a,32b,34a,34b 抵
抗 40 差動増幅回路 42 同期検波回路 44 平滑回路 46 DCアンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体および前記振動体の表面に形成さ
    れる圧電素子を有する圧電振動子の前記圧電素子に駆動
    信号を印加するための駆動部と、前記圧電振動子の前記
    圧電素子からの出力信号を検出するための検出部とを有
    する圧電振動子の駆動・検出回路であって、 前記駆動部は、前記圧電素子のインピーダンスより小さ
    い出力インピーダンスを有し、 前記検出部は、前記圧電素子からの出力信号が印加され
    る所定のインピーダンスを有する、圧電振動子の駆動・
    検出回路。
  2. 【請求項2】 前記駆動部および前記検出部としてエミ
    ッタホロワが用いられる、請求項1の圧電振動子の駆動
    ・検出回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0777105A3 (en) * 1995-11-22 1998-07-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibration gyroscope and method for adjusting vibration-gyroscope characteristics
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