JPH0783384A - 不燃断熱保温筒 - Google Patents

不燃断熱保温筒

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Publication number
JPH0783384A
JPH0783384A JP5251046A JP25104693A JPH0783384A JP H0783384 A JPH0783384 A JP H0783384A JP 5251046 A JP5251046 A JP 5251046A JP 25104693 A JP25104693 A JP 25104693A JP H0783384 A JPH0783384 A JP H0783384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tubular unit
diameter
inorganic fiber
rock wool
Prior art date
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Pending
Application number
JP5251046A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Takagawa
慎司 高川
Takeshi Michinaga
剛 道永
Toshimi Inui
利実 乾
Yasuharu Sakaguchi
安春 坂口
Toshiki Nishi
利樹 西
Hidenori Fujisawa
秀徳 藤沢
Kazuhiko Ishiyama
和彦 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON JIYAKETSUTO KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
NIPPON JIYAKETSUTO KK
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
Application filed by NIPPON JIYAKETSUTO KK, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical NIPPON JIYAKETSUTO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 建物内部の配管工事に伴う断熱保温工事に際
し、小口径の配管や継手部等にも有効で消防法等の防災
規制をクリア−する不燃材を使用する。 【構成】 ロックウ−ル系無機繊維フェルトを素材とす
る中空の筒状体であって、該中空部分の径が内部に挿嵌
される配管の外径よりやや径大となっており、筒状体表
面がグラスクロステ−プにより被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として建物内部の配
管、特に冷媒用銅配管の断熱保温材料の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建物内部に空調用や給排水用の配管を行
いその配管部分に断熱工事をする場合には、建築基準法
や消防法等によりその素材として不燃材を使用すること
が義務づけられている。しかし、実際には、特に小口径
の冷媒用銅配管等について、その被覆に適当な材料がな
かったため、ウレタン系の非不燃材が使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウレタ
ン系断熱保温材ではその非不燃性のため法律上の基準に
適合していないという根本的な問題があった。また、継
手部分にフィットする製品がなかったために、継手部分
では直管状の保温材を強制的に湾曲させていた。そのた
めに図1に示すように保温筒内周面と管1との間に不必
要な空気層3ができ断熱能力が低下するという問題もあ
った。さらに従来の不燃材料であるグラスウ−ルでは、
その断熱性能が十分でなく厚みを増加しなければならな
いので、経済効率上問題があるばかりか特に小口径の配
管の被覆には適さず、従来のロックウ−ルでは、ロック
ウ−ル原料の繊維がもろいため繊維がばらばらとなり実
用には適さなかった。本発明は、これらの問題点を解決
するため、不燃材料で且つ小口径の配管の被覆にも適し
曲管部や分岐部分でも空気層ができたりしない構造の材
料を利用した部材の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では、不
燃性断熱部材としてロックウール系無機繊維フェルトを
利用し、それを素材とする中空の筒状体であって、該中
空部分の径が内部に挿嵌される配管の外径よりやや径大
となっており、筒状体表面がグラスクロステ−プにより
被覆されていることを特徴とする不燃断熱保温筒を提供
するものである。また、中空の筒状体が蛇腹状からなる
もの、中空の筒状体が半割状態であるものも考えられ
る。本発明で採用したロックウール系無機繊維フェルト
は特願平5−92201(発明の名称、無機繊維フェル
トの製造方法)で製造されたフェルトを素材として使用
する。この製造方法によれば、均一所定量のガラス繊維
を混合したロックウールを先に製造し、この原料を出発
原料として無機繊維ニードルパンチングフェルトを製造
し、スカッチャー又はカーディングマシーン等での解繊
は短時間処理が可能となり、そのためにロックウールの
破砕、脱落もなく、加工歩留、生産スピード等の生産性
も良く、且つ、フェルトの引張強度、保形性及び強度、
密度のばらつきの少ない外観良好な無機繊維ニードルパ
ンチングフェルトの提供が可能である。この製造方法に
より製造されたフェルトの応用分野を引き続き模索して
いたところ、本発明のような不燃断熱保温筒としての利
用方法の発見に至ったものである。この部材を利用すれ
ば、不燃性については問題がなく、フェルトの保形性や
強度も十分であるため、直管部、継手部、分岐部のいず
れの配管形状に対しても、また小口径の配管であっても
十分な保温筒としての作用を有することができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。なお、本
発明の技術的範囲はこの実施例または特許請求の範囲記
載の文言に限定されず均等な範囲にも及ぶ。図2に示す
ように、ロックウール系無機繊維フェルトを加工し、そ
れを素材とする中空の筒状体4を製造する。ここでのロ
ックウール系無機繊維フェルトは特願平5−92201
(発明の名称、無機繊維フェルトの製造方法)で製造さ
れたフェルトを素材とするものが最も好ましいが、上記
ロックウール系無機繊維フェルトとほぼ同様の効果のあ
り本発明の目的に耐えうる他の素材の使用を排斥するも
のではない。これは筒状体4の内部に挿嵌される配管が
直管状の場合であり、口径が小さくても繊維がばらける
こともなく加工し易い。この筒状体4の中空部分の径は
その内部に配管1を挿嵌するため配管の外径よりやや径
大となっており、この配管1を筒状体4に挿嵌する。配
管1の外径と筒状体4の内径差には特に限定はないが、
その差が大きすぎると空気層ができ好ましくない。また
その差が小さすぎると挿嵌に手間がかかり、素材は他の
フェルトに比べると引張強度あるがやはり好ましくな
い。したがって配管を滑るように挿嵌できる程度が好ま
しい。この筒状体はその長手方向に分割されていない
が、例えば2分割にしておき配管を挿嵌した後に各分割
面を接合しても良い。その後に筒状体4の表面をグラス
クロステ−プ5により被覆する。
【0006】図3では、継手部、特にフレキシブル型エ
ルボに対応して筒状体の一例を示している。中空の筒状
体を蛇腹状に構成したものである。この構造であると、
筒状体6に伸縮性があり図1に示したような断熱効果の
低下を招来するような空気層は発生しない。
【0007】図4、図5は、筒状体4を半割状にした一
例を示したものである。これは直管状の場合にも利用で
きるが、筒状体の外周にその長手方向に切れ目7を入れ
ておく。筒状体4には一定の弾力性があるので筒状体4
の切れ目7を弾性に抗して押し広げその間隙に配管1を
挿嵌し、筒状体の表面をグラスクロステ−プ5で皮膜す
る。T字型の分岐部である図5のティ−ズの場合には、
一般に保温筒による被覆はその形状からして相当困難で
あるが、筒状体4をT字状に形成しその外周にT字状の
切れ目を入れておけば、配管の挿嵌は極めてスム−ズに
行えることとなる。
【0008】
【発明の効果】本発明の筒状体では、ロックウ−ル系無
機繊維フェルト不燃材を使用するため、その製品化によ
り消防法等の防災に関する法的規制問題を解決できると
同時に、小口径の配管の保温筒としても製品化でき、さ
らに継手部分の断熱性能も従来品に比べて向上できるな
ど、その実用的効果には著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のウレタン系断熱保温材の問題点を示す透
視側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図3】本発明の請求項2の一実施例を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の請求項3の一実施例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 管 2 ウレタン系断熱保温材 4 筒状体 5 グラスクロステ−プ 7 切れ目
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】本発明の請求項3の異なる一実施例を示す説明
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 利実 大阪市中央区本町四丁目1番13号株式会社 竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 坂口 安春 大阪市中央区本町四丁目1番13号株式会社 竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 西 利樹 大阪市中央区本町四丁目1番13号株式会社 竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 藤沢 秀徳 東京都中央区銀座八丁目21番1号株式会社 竹中工務店東京本店内 (72)発明者 石山 和彦 埼玉県戸田市上戸田4丁目4番20号日本ジ ャケット株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックウール系無機繊維フェルトを素材
    とする中空の筒状体であって、該中空部分の径が内部に
    挿嵌される配管の外径よりやや径大となっており、筒状
    体表面がグラスクロステ−プにより被覆されていること
    を特徴とする不燃断熱保温筒。
  2. 【請求項2】 中空の筒状体が蛇腹状からなる請求項1
    記載の不燃断熱保温筒。
  3. 【請求項3】 中空の筒状体が半割状態である請求項1
    記載の不燃断熱保温筒。
JP5251046A 1993-09-13 1993-09-13 不燃断熱保温筒 Pending JPH0783384A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5251046A JPH0783384A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 不燃断熱保温筒

Applications Claiming Priority (1)

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JP5251046A JPH0783384A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 不燃断熱保温筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0783384A true JPH0783384A (ja) 1995-03-28

Family

ID=17216815

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JP5251046A Pending JPH0783384A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 不燃断熱保温筒

Country Status (1)

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JP (1) JPH0783384A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250271A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nitta Moore Co 液体移送用チューブ
JP2012031962A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Showa Denko Kenzai Kk 防音性被覆部材及びその製造方法

Cited By (2)

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JP2009250271A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nitta Moore Co 液体移送用チューブ
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