JPH0783335A - 流量制御弁 - Google Patents
流量制御弁Info
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- JPH0783335A JPH0783335A JP25098093A JP25098093A JPH0783335A JP H0783335 A JPH0783335 A JP H0783335A JP 25098093 A JP25098093 A JP 25098093A JP 25098093 A JP25098093 A JP 25098093A JP H0783335 A JPH0783335 A JP H0783335A
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- bypass
- piston
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- closing body
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K17/00—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
- F16K17/02—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
- F16K17/04—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded
- F16K17/0473—Multiple-way safety valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D15/00—Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
- F04D15/0005—Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems by using valves
- F04D15/0011—Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems by using valves by-pass valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K47/00—Means in valves for absorbing fluid energy
- F16K47/04—Means in valves for absorbing fluid energy for decreasing pressure or noise level, the throttle being incorporated in the closure member
-
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/2496—Self-proportioning or correlating systems
- Y10T137/2559—Self-controlled branched flow systems
- Y10T137/2574—Bypass or relief controlled by main line fluid condition
- Y10T137/2579—Flow rate responsive
- Y10T137/2582—Including controlling main line flow
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- Lift Valve (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 設置後でもバイパス開始点を容易に変更調整
することができ、また、キャビテーションが発生しな
い。 【構成】 バイパス弁座92及び内周面に複数個の凸部
91aを有するバイパス流路91cが形成された筒体9
1と、前端部にはバイパス弁体51が形成され外周面に
は筒体の各凸部91aとの間を開閉する複数個のスリッ
ト穴52bを有し軸方向に移動可能なバイパス開閉体5
0と、後部には拡大外径部4cが形成され軸方向に貫通
する連通穴4aを有し軸方向に移動可能なピストン40
と、ピストン40の後端部を嵌入させて嵌入量に応じて
制御室9cへの流れに流通抵抗を与えるように形成され
た調整部材60と、調整部材60の軸方向の位置を変更
設定する調節ボルト65とを具備する。
することができ、また、キャビテーションが発生しな
い。 【構成】 バイパス弁座92及び内周面に複数個の凸部
91aを有するバイパス流路91cが形成された筒体9
1と、前端部にはバイパス弁体51が形成され外周面に
は筒体の各凸部91aとの間を開閉する複数個のスリッ
ト穴52bを有し軸方向に移動可能なバイパス開閉体5
0と、後部には拡大外径部4cが形成され軸方向に貫通
する連通穴4aを有し軸方向に移動可能なピストン40
と、ピストン40の後端部を嵌入させて嵌入量に応じて
制御室9cへの流れに流通抵抗を与えるように形成され
た調整部材60と、調整部材60の軸方向の位置を変更
設定する調節ボルト65とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流量が少ないときに
ポンプの過熱等を防止するため流体を逃がして最小限の
流量を保持させるようにした流量制御弁に関するもので
ある。
ポンプの過熱等を防止するため流体を逃がして最小限の
流量を保持させるようにした流量制御弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の流量制御弁を示す。弁筐1
0には流入口1i,流出口1o及びバイパス出口1bが
開口している。弁筐10内にはばね30により主弁座1
sに押し付けられる主弁体20が設けられ、主弁体20
に連結されたバイパス開閉体50が軸方向に移動可能に
支持されている。バイパス開閉体50には中空部5a及
び長穴5cが形成されている。負荷側の要求流量が大き
いときは、流入口1iから弁筐10内に入った流体圧力
が主弁体20を図の右方へ押して主弁体20を主弁座1
sから開かせ、主弁体20の周囲にできる隙間を通り、
流出口1oから出て負荷に流出する。このとき、バイパ
ス開閉体50は主弁体20と共に図の右方へ移動し、長
穴5cがガイド19の内面に接する位置にあるので、中
空部5a内に入った流体はバイパス出口1bに連通する
箇所がなく、バイパス流量はほぼ零である。負荷流量が
少なくなると、ばね30により図の左方に押されて主弁
体20は主弁座1sに近づき、主弁体20と共にバイパ
ス開閉体50も左方へ移動して、長穴5cはバイパス出
口1bに連通する位置になるので、流入口1iから入っ
た流体は中空部5aから長穴5cを通過してバイパス出
口1bから逃げる。このバイパス流量は、図6(B)に
示すように設定され、流量が少ないときにポンプの過熱
等を防止するため最小限の流量を保持させるようになっ
ている。
0には流入口1i,流出口1o及びバイパス出口1bが
開口している。弁筐10内にはばね30により主弁座1
sに押し付けられる主弁体20が設けられ、主弁体20
に連結されたバイパス開閉体50が軸方向に移動可能に
支持されている。バイパス開閉体50には中空部5a及
び長穴5cが形成されている。負荷側の要求流量が大き
いときは、流入口1iから弁筐10内に入った流体圧力
が主弁体20を図の右方へ押して主弁体20を主弁座1
sから開かせ、主弁体20の周囲にできる隙間を通り、
流出口1oから出て負荷に流出する。このとき、バイパ
ス開閉体50は主弁体20と共に図の右方へ移動し、長
穴5cがガイド19の内面に接する位置にあるので、中
空部5a内に入った流体はバイパス出口1bに連通する
箇所がなく、バイパス流量はほぼ零である。負荷流量が
少なくなると、ばね30により図の左方に押されて主弁
体20は主弁座1sに近づき、主弁体20と共にバイパ
ス開閉体50も左方へ移動して、長穴5cはバイパス出
口1bに連通する位置になるので、流入口1iから入っ
た流体は中空部5aから長穴5cを通過してバイパス出
口1bから逃げる。このバイパス流量は、図6(B)に
示すように設定され、流量が少ないときにポンプの過熱
等を防止するため最小限の流量を保持させるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の流量制御弁は上
記のようであるが、主弁体20の位置によって、バイパ
ス開閉体50の位置が決まり、バイパス流量も確定す
る。したがって、この従来の流量制御弁をプラント等に
組み込んだ後、バイパス開始点等を変更したいときで
も、分解しなければこれを変更調整することは不可能で
ある。また、流体が高圧の温水である場合、長穴5cに
おける減圧の大きな圧力差のためキャビテーションが生
じ、長穴5c付近に壊食が発生して長穴5cの形状が変
化し、バイパス特性が変化するというような課題があっ
た。
記のようであるが、主弁体20の位置によって、バイパ
ス開閉体50の位置が決まり、バイパス流量も確定す
る。したがって、この従来の流量制御弁をプラント等に
組み込んだ後、バイパス開始点等を変更したいときで
も、分解しなければこれを変更調整することは不可能で
ある。また、流体が高圧の温水である場合、長穴5cに
おける減圧の大きな圧力差のためキャビテーションが生
じ、長穴5c付近に壊食が発生して長穴5cの形状が変
化し、バイパス特性が変化するというような課題があっ
た。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、プラント等に組み込んだ後でもバイパス開
始点等を容易に変更調整することができ、また、キャビ
テーション発生のおそれがない流量制御弁を得ることを
目的とする。
れたもので、プラント等に組み込んだ後でもバイパス開
始点等を容易に変更調整することができ、また、キャビ
テーション発生のおそれがない流量制御弁を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る流量制御
弁は、バイパス弁部に取り付けられたバイパス弁座及び
内周面に複数個の凸部を有するバイパス流路が形成され
た筒体と、前端部には前記バイパス弁座に当接するバイ
パス弁体が形成され、外周面には前記バイパス弁体の開
閉とともに前記筒体の各凸部との間を開閉するように複
数個のスリット穴が形成され、後端部には前記筒体内面
に接する拡大外径部が形成されて軸方向に移動可能に設
けられたバイパス開閉体と、このバイパス開閉体内に貫
通して軸方向に移動可能に設けられ、後部には拡大外径
部が形成され、軸方向に貫通する連通穴を有するピスト
ンと、このピストンの後端部を嵌入させて嵌入量に応じ
て前記ピストン内の連通穴と前記バイパス開閉体の背後
に形成される制御室との間の流体の流通に抵抗を与える
ように形成された調整部材と、この調整部材の軸方向の
位置を変更設定する調節設定手段とを具備するものであ
る。また、これに加えて前記バイパス開閉体の全開位置
を調節可能に規制するストッパを設けたものである。
弁は、バイパス弁部に取り付けられたバイパス弁座及び
内周面に複数個の凸部を有するバイパス流路が形成され
た筒体と、前端部には前記バイパス弁座に当接するバイ
パス弁体が形成され、外周面には前記バイパス弁体の開
閉とともに前記筒体の各凸部との間を開閉するように複
数個のスリット穴が形成され、後端部には前記筒体内面
に接する拡大外径部が形成されて軸方向に移動可能に設
けられたバイパス開閉体と、このバイパス開閉体内に貫
通して軸方向に移動可能に設けられ、後部には拡大外径
部が形成され、軸方向に貫通する連通穴を有するピスト
ンと、このピストンの後端部を嵌入させて嵌入量に応じ
て前記ピストン内の連通穴と前記バイパス開閉体の背後
に形成される制御室との間の流体の流通に抵抗を与える
ように形成された調整部材と、この調整部材の軸方向の
位置を変更設定する調節設定手段とを具備するものであ
る。また、これに加えて前記バイパス開閉体の全開位置
を調節可能に規制するストッパを設けたものである。
【0006】
【作用】この発明における流量制御弁は、主弁体が所定
の開度位置より大きい開度位置であるときは、ピストン
から主弁体が離れているので、ピストン及びバイパス開
閉体は自由であるが、ピストン内を貫通する連通穴を経
て流体圧力が、先端面より面積が広いピストン及びバイ
パス開閉体の拡大外径部の後端面に働くので、ピストン
及びバイパス開閉体はその流体圧力に押されて先方へ移
動し、バイパス弁体はバイパス弁座に当接し、バイパス
流量は零となる。主弁体が所定の開度位置以下になった
ときは、主弁体はピストンに当接して押し、ピストンの
後端部の調整部材内への嵌入量が大きくなる。すると、
ピストン内の連通穴とバイパス開閉体の背後の制御室と
の間の流体の流通抵抗が増加するので、制御室から流出
する流体の流通抵抗を増加させてバランスするように、
バイパス開閉体は後方へ移動し、それだけバイパス弁体
はバイパス弁座から離れ、それに相当するバイパス流量
が流れる。バイパス弁体の開閉とともに、筒体の複数個
の凸部を有するバイパス流路は、バイパス開閉体のスリ
ット穴により開閉されるので、バイパスへ流れる流体
は、各スリット穴の箇所で段階的に減圧されることにな
り、減圧の際の圧力差が小さくなり、キャビテーション
が発生し難い。調整部材の軸方向の位置を調節設定手段
により変更設定すれば、ピストンの調整部材内への嵌入
量が変化し、制御室への流体の流入抵抗が変化し、バイ
パス開閉体はバランスする位置まで移動し、バイパス流
量が変更設定される。バイパス開閉体の全開位置を調節
可能に規制するストッパを設ければ、全開状態のバイパ
ス流量が調節規制される。
の開度位置より大きい開度位置であるときは、ピストン
から主弁体が離れているので、ピストン及びバイパス開
閉体は自由であるが、ピストン内を貫通する連通穴を経
て流体圧力が、先端面より面積が広いピストン及びバイ
パス開閉体の拡大外径部の後端面に働くので、ピストン
及びバイパス開閉体はその流体圧力に押されて先方へ移
動し、バイパス弁体はバイパス弁座に当接し、バイパス
流量は零となる。主弁体が所定の開度位置以下になった
ときは、主弁体はピストンに当接して押し、ピストンの
後端部の調整部材内への嵌入量が大きくなる。すると、
ピストン内の連通穴とバイパス開閉体の背後の制御室と
の間の流体の流通抵抗が増加するので、制御室から流出
する流体の流通抵抗を増加させてバランスするように、
バイパス開閉体は後方へ移動し、それだけバイパス弁体
はバイパス弁座から離れ、それに相当するバイパス流量
が流れる。バイパス弁体の開閉とともに、筒体の複数個
の凸部を有するバイパス流路は、バイパス開閉体のスリ
ット穴により開閉されるので、バイパスへ流れる流体
は、各スリット穴の箇所で段階的に減圧されることにな
り、減圧の際の圧力差が小さくなり、キャビテーション
が発生し難い。調整部材の軸方向の位置を調節設定手段
により変更設定すれば、ピストンの調整部材内への嵌入
量が変化し、制御室への流体の流入抵抗が変化し、バイ
パス開閉体はバランスする位置まで移動し、バイパス流
量が変更設定される。バイパス開閉体の全開位置を調節
可能に規制するストッパを設ければ、全開状態のバイパ
ス流量が調節規制される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による流量制御弁を示
し、(A)は縦断面図、(B)はバイパス弁部の縦断面
図である。図1(A)において、10は弁筐であり、弁
筐10内には所要の流体通路と流入口1i,流出口1
o,バイパス出口1b及び主弁座1sが形成されてい
る。流入口1iには図示しない給水ポンプなどの流体圧
力源の吐出管系が連結される。流出口1oには図示しな
いボイラ給水などの負荷管系が連結される。バイパス出
口1bには図示しない給水タンクなどに戻す管系が連結
される。20は主弁体であり、主弁体20は弁筐10内
の主弁座1sに当接して主流路を開閉するように、弁軸
部を主弁軸受12で支持されて軸方向に移動可能に設け
られている。30は圧縮ばねであり、主弁体20を所定
の弾性復元力で主弁座1sに押しつけるように設けられ
ている。40はバイパス弁部のピストンであり、主弁体
20の閉止状態に近い状態で主弁体20に押されてバイ
パス出口1bへのバイパス流路を開ける機構の第一次部
材である。
する。図1はこの発明の一実施例による流量制御弁を示
し、(A)は縦断面図、(B)はバイパス弁部の縦断面
図である。図1(A)において、10は弁筐であり、弁
筐10内には所要の流体通路と流入口1i,流出口1
o,バイパス出口1b及び主弁座1sが形成されてい
る。流入口1iには図示しない給水ポンプなどの流体圧
力源の吐出管系が連結される。流出口1oには図示しな
いボイラ給水などの負荷管系が連結される。バイパス出
口1bには図示しない給水タンクなどに戻す管系が連結
される。20は主弁体であり、主弁体20は弁筐10内
の主弁座1sに当接して主流路を開閉するように、弁軸
部を主弁軸受12で支持されて軸方向に移動可能に設け
られている。30は圧縮ばねであり、主弁体20を所定
の弾性復元力で主弁座1sに押しつけるように設けられ
ている。40はバイパス弁部のピストンであり、主弁体
20の閉止状態に近い状態で主弁体20に押されてバイ
パス出口1bへのバイパス流路を開ける機構の第一次部
材である。
【0008】ピストン40は、図1(B)に示すよう
に、バイパス弁部の中心線にあり、ピストン40の外側
にはバイパス開閉体50がある。バイパス弁部の弁筐1
0内には筒体91が固設され、その図の上部にはバイパ
ス弁座92が固設されている。また、図の下部には調整
部材支持材93で軸方向に移動可能に支持されて調整部
材60が設けられている。これらの部材は、図の下方か
ら弁筐10内に挿入された後、蓋15を取付ボルト16
で取り付けることにより、筒体91,バイパス弁座9
2,調整部材支持材93等は弁筐10に固設され、バイ
パス開閉体50,ピストン40等は軸方向に移動可能に
設けられる。
に、バイパス弁部の中心線にあり、ピストン40の外側
にはバイパス開閉体50がある。バイパス弁部の弁筐1
0内には筒体91が固設され、その図の上部にはバイパ
ス弁座92が固設されている。また、図の下部には調整
部材支持材93で軸方向に移動可能に支持されて調整部
材60が設けられている。これらの部材は、図の下方か
ら弁筐10内に挿入された後、蓋15を取付ボルト16
で取り付けることにより、筒体91,バイパス弁座9
2,調整部材支持材93等は弁筐10に固設され、バイ
パス開閉体50,ピストン40等は軸方向に移動可能に
設けられる。
【0009】図1(B)に示すように、バイパス弁座9
2は、バイパス弁部の入口(図の上部)に設けられ、バ
イパス弁座92の図の下部が円錐面の弁座として形成さ
れている。筒体91は、バイパス弁座92の後部に先端
部が固着されており、筒体91及びバイパス弁座92
は、調整部材支持材93を介して蓋15を取付ボルト1
6で締着することにより、弁筐10に固定されている。
筒体91の内周面には複数個(図では3個又は4個)の
環状の凸部91aが形成され、この各凸部91aの間に
はバイパス流路91cがそれぞれ形成されている。各凸
部91aの内径面は、後述のカラー52の外周面と滑接
するように同一径で精確に仕上げられている。また、各
凸部91aの位置も、カラー52のスリット穴52bの
位置との関係において所定の状態で各凸部91aの箇所
で均等な所定の開度が得られるように形成されている。
最後部の凸部91a間のバイパス流路91cにはバイパ
ス出口1bに連通させる流体通路が形成されている。
2は、バイパス弁部の入口(図の上部)に設けられ、バ
イパス弁座92の図の下部が円錐面の弁座として形成さ
れている。筒体91は、バイパス弁座92の後部に先端
部が固着されており、筒体91及びバイパス弁座92
は、調整部材支持材93を介して蓋15を取付ボルト1
6で締着することにより、弁筐10に固定されている。
筒体91の内周面には複数個(図では3個又は4個)の
環状の凸部91aが形成され、この各凸部91aの間に
はバイパス流路91cがそれぞれ形成されている。各凸
部91aの内径面は、後述のカラー52の外周面と滑接
するように同一径で精確に仕上げられている。また、各
凸部91aの位置も、カラー52のスリット穴52bの
位置との関係において所定の状態で各凸部91aの箇所
で均等な所定の開度が得られるように形成されている。
最後部の凸部91a間のバイパス流路91cにはバイパ
ス出口1bに連通させる流体通路が形成されている。
【0010】図1(B)に示すように、中心線に貫通す
るピストン40を軸方向に移動可能に支持するバイパス
開閉体50が、筒体91の内側に軸方向に移動可能に設
けられている。バイパス開閉体50は、バイパス弁体5
1,カラー52,ピストン受材53及び拡大外径部55
を一体的に結合したものである。バイパス弁体51の先
端部はバイパス弁座92の円錐状の弁座部に密接可能な
円錐状に形成されている。また、バイパス弁体51の外
周面には筒体91の凸部91aに対応するように複数個
の環状の凹部及び凸部が形成されており、これらの凹部
は、筒体91の各凸部91a間の凹部であるバイパス流
路91cとともにバイパス流路となる。カラー52は円
管状であり、カラー52の内面はバイパス弁体51の各
環状凸部に密接するように、外面は筒体91の各凸部9
1aに滑接するように形成されている。カラー52に
は、筒体91の各凸部91a間のバイパス流路91cと
バイパス弁体51の各凹部との間を開閉し、所定の状態
で所定の開度で連通させるようにスリット穴52bが形
成されている。この各スリット穴52bによるバイパス
流路91cの開閉及び開度は、バイパス弁体51の先端
部がバイパス弁座92との開閉及び開度とすべて同一に
なるように形成され組み立てられている。
るピストン40を軸方向に移動可能に支持するバイパス
開閉体50が、筒体91の内側に軸方向に移動可能に設
けられている。バイパス開閉体50は、バイパス弁体5
1,カラー52,ピストン受材53及び拡大外径部55
を一体的に結合したものである。バイパス弁体51の先
端部はバイパス弁座92の円錐状の弁座部に密接可能な
円錐状に形成されている。また、バイパス弁体51の外
周面には筒体91の凸部91aに対応するように複数個
の環状の凹部及び凸部が形成されており、これらの凹部
は、筒体91の各凸部91a間の凹部であるバイパス流
路91cとともにバイパス流路となる。カラー52は円
管状であり、カラー52の内面はバイパス弁体51の各
環状凸部に密接するように、外面は筒体91の各凸部9
1aに滑接するように形成されている。カラー52に
は、筒体91の各凸部91a間のバイパス流路91cと
バイパス弁体51の各凹部との間を開閉し、所定の状態
で所定の開度で連通させるようにスリット穴52bが形
成されている。この各スリット穴52bによるバイパス
流路91cの開閉及び開度は、バイパス弁体51の先端
部がバイパス弁座92との開閉及び開度とすべて同一に
なるように形成され組み立てられている。
【0011】また、バイパス弁体51の後端部にはピス
トン受材53及び拡大外径部55が固着されている。筒
体91の後部の内径は凸部91aの内径より大きな径で
滑らかに形成されており、バイパス弁体51の拡大外径
部55の外径は、この大きな内径の筒体91の後部内面
に滑接するように形成されている。ピストン受材53は
外径が拡大外径部55の内径に接し、前端がバイパス弁
体51の後端に接し、内径はピストン40の拡大外径部
4cに滑接するように形成されている。
トン受材53及び拡大外径部55が固着されている。筒
体91の後部の内径は凸部91aの内径より大きな径で
滑らかに形成されており、バイパス弁体51の拡大外径
部55の外径は、この大きな内径の筒体91の後部内面
に滑接するように形成されている。ピストン受材53は
外径が拡大外径部55の内径に接し、前端がバイパス弁
体51の後端に接し、内径はピストン40の拡大外径部
4cに滑接するように形成されている。
【0012】図1(B)に示すように、ピストン40
は、バイパス開閉体50内の中心線に貫通して、漏れ止
め用のOリングを介装して、軸方向に移動可能に設けら
れている。ピストン40は、先端が主弁体20の所定の
開度位置において主弁体20に当接し、後端部は調整部
材60内にて滑動するような長さに形成され、ピストン
40の図の上方への移動を所定の位置でバイパス弁体5
1の内側上端面に当たって停止させるように、ピストン
40の途中には突起部4bが形成されている。ピストン
40の後部には拡大外径部4cが形成され、拡大外径部
4cは、バイパス開閉体50のピストン受材53に嵌合
貫通し、拡大外径部4cの端部は調整部材60に嵌入し
ている。また、ピストン40の中心線には軸方向に貫通
する連通穴4aが形成されている。
は、バイパス開閉体50内の中心線に貫通して、漏れ止
め用のOリングを介装して、軸方向に移動可能に設けら
れている。ピストン40は、先端が主弁体20の所定の
開度位置において主弁体20に当接し、後端部は調整部
材60内にて滑動するような長さに形成され、ピストン
40の図の上方への移動を所定の位置でバイパス弁体5
1の内側上端面に当たって停止させるように、ピストン
40の途中には突起部4bが形成されている。ピストン
40の後部には拡大外径部4cが形成され、拡大外径部
4cは、バイパス開閉体50のピストン受材53に嵌合
貫通し、拡大外径部4cの端部は調整部材60に嵌入し
ている。また、ピストン40の中心線には軸方向に貫通
する連通穴4aが形成されている。
【0013】図1(B)に示すように、バイパス弁部の
後端部(図の下端部)には、取付ボルト16で弁筐10
に締着された蓋15内に、外周面を調整部材支持材93
で支持された調整部材60が中心線に軸方向に移動可能
に設けられている。調整部材60内はピストン40の拡
大外径部4cの後端部が軸方向に移動自由に嵌入するよ
うに形成されている。調整部材支持材93及び調整部材
60の前端面とバイパス開閉体50の拡大外径部55の
後端面との間に形成される空間を制御室9cと命名す
る。また、蓋15の中心線に形成されたねじ穴には調節
ボルト65が螺入して設けられ、調節ボルト65は、調
整部材60をねじにより調節可能に押して調整部材60
の軸方向の位置を設定するようになっている。また、蓋
15にはストッパねじ71,72が螺入して設けられ、
ストッパねじ71,72の先端を調整部材支持材93の
先端面から突出させれば、バイパス開閉体50が図の下
方へ移動したとき、拡大外径部55の後端面に当接して
バイパス開閉体50の開度を調節可能に制限するように
なっている。
後端部(図の下端部)には、取付ボルト16で弁筐10
に締着された蓋15内に、外周面を調整部材支持材93
で支持された調整部材60が中心線に軸方向に移動可能
に設けられている。調整部材60内はピストン40の拡
大外径部4cの後端部が軸方向に移動自由に嵌入するよ
うに形成されている。調整部材支持材93及び調整部材
60の前端面とバイパス開閉体50の拡大外径部55の
後端面との間に形成される空間を制御室9cと命名す
る。また、蓋15の中心線に形成されたねじ穴には調節
ボルト65が螺入して設けられ、調節ボルト65は、調
整部材60をねじにより調節可能に押して調整部材60
の軸方向の位置を設定するようになっている。また、蓋
15にはストッパねじ71,72が螺入して設けられ、
ストッパねじ71,72の先端を調整部材支持材93の
先端面から突出させれば、バイパス開閉体50が図の下
方へ移動したとき、拡大外径部55の後端面に当接して
バイパス開閉体50の開度を調節可能に制限するように
なっている。
【0014】図1(B)において、調整部材60の内周
面とピストン40の拡大外径部4cとの間、及び、ピス
トン受材53の内周面と拡大外径部4cとの間の滑接面
間には、それぞれ均一な狭い隙間ができるように形成さ
れている。すなわち、この狭い隙間を通過する流体の流
れ抵抗により、ピストン40の連通穴4aを通って来た
流体が、拡大外径部4cの外面と調整部材60の内面と
の隙間を通って制御室9cに入る流量、及び、制御室9
cから拡大外径部4cの外面とピストン受材53の内面
との隙間を通ってバイパス出口1bに漏出する流量は、
それぞれの部材間の軸方向の重なり長さ、すなわち、そ
れぞれの隙間の軸方向長さにほぼ反比例する漏れ量とな
るように形成されている。
面とピストン40の拡大外径部4cとの間、及び、ピス
トン受材53の内周面と拡大外径部4cとの間の滑接面
間には、それぞれ均一な狭い隙間ができるように形成さ
れている。すなわち、この狭い隙間を通過する流体の流
れ抵抗により、ピストン40の連通穴4aを通って来た
流体が、拡大外径部4cの外面と調整部材60の内面と
の隙間を通って制御室9cに入る流量、及び、制御室9
cから拡大外径部4cの外面とピストン受材53の内面
との隙間を通ってバイパス出口1bに漏出する流量は、
それぞれの部材間の軸方向の重なり長さ、すなわち、そ
れぞれの隙間の軸方向長さにほぼ反比例する漏れ量とな
るように形成されている。
【0015】次に、この実施例による流量制御弁の動作
について説明する。図3に示すように、流出口1oから
図示しないボイラなどに流出する負荷流量が多いとき
は、図示しない給水ポンプなどから流入口1iに流入す
る流体圧力により、主弁体20は、ばね30を圧縮して
押し上げられており、流体は主弁体20と主弁座1sと
の間を通過して流出口1oから負荷へ流出する。その流
量が所定量以上であり、主弁体20が所定の開度位置、
図6(A)のd点、より大きい開度位置であるときは、
主弁体20はピストン40から離れているので、ピスト
ン40及びバイパス開閉体50は自由であるが、図3
(B)に示すように、ピストン40内を貫通する連通穴
4aを経て調整部材60内及び制御室9c内に入った流
体圧力が、先端面より面積が広い拡大外径部4cの後端
面、及び、バイパス開閉体50の拡大外径部55の後端
面に働くので、ピストン40は突起部4bがバイパス弁
体51の内側上端面に当接するまで押し上げられ、ま
た、バイパス開閉体50も後端面から流体圧力に押され
て先方へ押し上げられ、バイパス弁体51はバイパス弁
座92に当接し、バイパス流量は零となっている。な
お、この状態では、ピストン40の拡大外径部4cの調
整部材60内への嵌入量は小さく、制御室9c内には流
体圧力が十分に入り、ピストン40とピストン受材53
との間の隙間はある程度の長さがあるので、制御室9c
からバイパス出口1bへの漏出量は少なく、制御室9c
内は高い流体圧力に維持される。
について説明する。図3に示すように、流出口1oから
図示しないボイラなどに流出する負荷流量が多いとき
は、図示しない給水ポンプなどから流入口1iに流入す
る流体圧力により、主弁体20は、ばね30を圧縮して
押し上げられており、流体は主弁体20と主弁座1sと
の間を通過して流出口1oから負荷へ流出する。その流
量が所定量以上であり、主弁体20が所定の開度位置、
図6(A)のd点、より大きい開度位置であるときは、
主弁体20はピストン40から離れているので、ピスト
ン40及びバイパス開閉体50は自由であるが、図3
(B)に示すように、ピストン40内を貫通する連通穴
4aを経て調整部材60内及び制御室9c内に入った流
体圧力が、先端面より面積が広い拡大外径部4cの後端
面、及び、バイパス開閉体50の拡大外径部55の後端
面に働くので、ピストン40は突起部4bがバイパス弁
体51の内側上端面に当接するまで押し上げられ、ま
た、バイパス開閉体50も後端面から流体圧力に押され
て先方へ押し上げられ、バイパス弁体51はバイパス弁
座92に当接し、バイパス流量は零となっている。な
お、この状態では、ピストン40の拡大外径部4cの調
整部材60内への嵌入量は小さく、制御室9c内には流
体圧力が十分に入り、ピストン40とピストン受材53
との間の隙間はある程度の長さがあるので、制御室9c
からバイパス出口1bへの漏出量は少なく、制御室9c
内は高い流体圧力に維持される。
【0016】図1に示すように、負荷流量が少なく、主
弁体20が、図6(A)にd点で示す所定の開度位置よ
り小さい開度位置になると、図1において、主弁体20
はピストン40に当接して押し下げ、ピストン40の後
端部の調整部材60内への嵌入量が大きくなる。主弁体
20の開度位置が、図6(A)のe点以下となり、ピス
トン40の調整部材60内への嵌入量が、ある程度以上
になると、図1において、ピストン40の拡大外径部4
cと調整部材60との間の重なりが長くなり、ピストン
40内の連通穴4aとバイパス開閉体50の背後の制御
室9cとの間の流体の流通抵抗が増し、他方、拡大外径
部4cとピストン受材53との隙間の長さが減少して流
体の流通抵抗が減少して、制御室9cから容易に流出す
るので、制御室9cの圧力が下がり、バイパス開閉体5
0は後方(図の下方)へ移動する。バイパス開閉体50
が下方へ移動すれば、制御室9cから流出する漏れ量は
減少するので、制御室9cから流出する分とバランスす
る位置でバイパス開閉体50は止まる。バイパス開閉体
50の移動量だけバイパス弁体51はバイパス弁座92
から離れ、それに相当するバイパス流量が流れる。
弁体20が、図6(A)にd点で示す所定の開度位置よ
り小さい開度位置になると、図1において、主弁体20
はピストン40に当接して押し下げ、ピストン40の後
端部の調整部材60内への嵌入量が大きくなる。主弁体
20の開度位置が、図6(A)のe点以下となり、ピス
トン40の調整部材60内への嵌入量が、ある程度以上
になると、図1において、ピストン40の拡大外径部4
cと調整部材60との間の重なりが長くなり、ピストン
40内の連通穴4aとバイパス開閉体50の背後の制御
室9cとの間の流体の流通抵抗が増し、他方、拡大外径
部4cとピストン受材53との隙間の長さが減少して流
体の流通抵抗が減少して、制御室9cから容易に流出す
るので、制御室9cの圧力が下がり、バイパス開閉体5
0は後方(図の下方)へ移動する。バイパス開閉体50
が下方へ移動すれば、制御室9cから流出する漏れ量は
減少するので、制御室9cから流出する分とバランスす
る位置でバイパス開閉体50は止まる。バイパス開閉体
50の移動量だけバイパス弁体51はバイパス弁座92
から離れ、それに相当するバイパス流量が流れる。
【0017】以上のようにして、図1及び図6(A)に
示すように、主弁体20の開度の減少に対応して、ピス
トン40の調整部材60内への嵌入量が増え、制御室9
cへの流体の流入抵抗が増し、流出抵抗が減少するの
で、制御室9c内の圧力が下がり、バイパス開閉体50
は後方(図の下方)へバランスするまで移動し、バイパ
ス弁体51はバイパス弁座92から離れてバイパス流量
が増す。
示すように、主弁体20の開度の減少に対応して、ピス
トン40の調整部材60内への嵌入量が増え、制御室9
cへの流体の流入抵抗が増し、流出抵抗が減少するの
で、制御室9c内の圧力が下がり、バイパス開閉体50
は後方(図の下方)へバランスするまで移動し、バイパ
ス弁体51はバイパス弁座92から離れてバイパス流量
が増す。
【0018】図2に示すように、バイパス弁体51の開
閉とともに、筒体91の複数個の凸部91aにより仕切
られた各バイパス流路91cは、バイパス開閉体50の
各スリット穴52bにより均等に開閉されて連通するの
で、バイパス出口1bへ流れる流体は、各スリット穴5
2bの箇所で段階的に減圧されることになり、減圧の際
の圧力差が小さくなり、キャビテーションが発生し難く
なる。したがって、キャビテーションによる壊食等の発
生が防止される。
閉とともに、筒体91の複数個の凸部91aにより仕切
られた各バイパス流路91cは、バイパス開閉体50の
各スリット穴52bにより均等に開閉されて連通するの
で、バイパス出口1bへ流れる流体は、各スリット穴5
2bの箇所で段階的に減圧されることになり、減圧の際
の圧力差が小さくなり、キャビテーションが発生し難く
なる。したがって、キャビテーションによる壊食等の発
生が防止される。
【0019】図4(A)に示すように、調節ボルト65
をねじ下げて調整部材60の軸方向の位置を下げてやれ
ば、ピストン40の調整部材60内への嵌入量が減少
し、制御室9c内への流入量が増えるので、制御室9c
からの流出量をバランスさせるように、バイパス開閉体
50は上昇することになり、バイパス流量は減少する。
反対に、図4(B)に示すように、調節ボルト65をね
じ上げて調整部材60の軸方向の位置を上げてやれば、
ピストン40の調整部材60内への嵌入量が増加し、制
御室9c内への流入量が減少するので、制御室9cから
の流出量をバランスさせるように、バイパス開閉体50
は下降することになり、バイパス流量は増加する。した
がって、この流量制御弁をプラントなどに設置した後、
バイパス開始点等を変更調節する必要がある場合、調節
ボルト65を回して、調整部材60の軸方向の位置を変
更調整設定すことにより、バイパス開始点等を容易に調
節設定することができる。図6(A)の破線は、調節ボ
ルト65による調整部材60の位置の調節設定によるバ
イパス流量の変化を示す。
をねじ下げて調整部材60の軸方向の位置を下げてやれ
ば、ピストン40の調整部材60内への嵌入量が減少
し、制御室9c内への流入量が増えるので、制御室9c
からの流出量をバランスさせるように、バイパス開閉体
50は上昇することになり、バイパス流量は減少する。
反対に、図4(B)に示すように、調節ボルト65をね
じ上げて調整部材60の軸方向の位置を上げてやれば、
ピストン40の調整部材60内への嵌入量が増加し、制
御室9c内への流入量が減少するので、制御室9cから
の流出量をバランスさせるように、バイパス開閉体50
は下降することになり、バイパス流量は増加する。した
がって、この流量制御弁をプラントなどに設置した後、
バイパス開始点等を変更調節する必要がある場合、調節
ボルト65を回して、調整部材60の軸方向の位置を変
更調整設定すことにより、バイパス開始点等を容易に調
節設定することができる。図6(A)の破線は、調節ボ
ルト65による調整部材60の位置の調節設定によるバ
イパス流量の変化を示す。
【0020】図1に示すように、バイパス弁部の後端部
にストッパねじ71,72を設ければ、バイパス開閉体
50の全開位置を調節可能に規制することができ、全開
状態のバイパス流量が調節規制される。
にストッパねじ71,72を設ければ、バイパス開閉体
50の全開位置を調節可能に規制することができ、全開
状態のバイパス流量が調節規制される。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ピス
トンの変位を調整部材を介してバイパス開閉体の変位に
変換するので、この流量制御弁を設置した後でも、調整
部材の位置を調節設定することにより、バイパス開始点
等を容易に調節設定することができる。また、バイパス
流れは複数個のスリット穴により段階的に減圧されるの
で、減圧圧力差が小さくなり、キャビテーションが生じ
難く、壊食等の損傷の発生が防止される。また、ストッ
パねじを設ければバイパス最大流量を容易に変更設定す
ることができる。
トンの変位を調整部材を介してバイパス開閉体の変位に
変換するので、この流量制御弁を設置した後でも、調整
部材の位置を調節設定することにより、バイパス開始点
等を容易に調節設定することができる。また、バイパス
流れは複数個のスリット穴により段階的に減圧されるの
で、減圧圧力差が小さくなり、キャビテーションが生じ
難く、壊食等の損傷の発生が防止される。また、ストッ
パねじを設ければバイパス最大流量を容易に変更設定す
ることができる。
【図1】この発明の一実施例による流量制御弁を示し、
(A)は縦断面図、(B)はバイパス弁部の縦断面図で
ある。
(A)は縦断面図、(B)はバイパス弁部の縦断面図で
ある。
【図2】図1に示す流量制御弁のバイパス流れを示す縦
断面図である。
断面図である。
【図3】図1に示す流量制御弁のバイパス閉止状態を示
し、(A)は縦断面図、(B)はバイパス弁部の縦断面
図である。
し、(A)は縦断面図、(B)はバイパス弁部の縦断面
図である。
【図4】図1に示す流量制御弁の(A)はバイパス開始
点を遅らせた状態の縦断面図、(B)はバイパス開始点
を早めた状態の縦断面図である。
点を遅らせた状態の縦断面図、(B)はバイパス開始点
を早めた状態の縦断面図である。
【図5】従来の流量制御弁の縦断面図である。
【図6】主弁開度と流量との関係を示し、(A)は図1
に示す流量制御弁の流量等を示す線図、(B)は従来の
流量制御弁の流量を示す線図である。
に示す流量制御弁の流量等を示す線図、(B)は従来の
流量制御弁の流量を示す線図である。
10:弁筐、 1i:流入口、 1o:流出口、1b:
バイパス出口、 1s:主弁座、15:蓋、 16:取
付ボルト、20:主弁体、 30:ばね、40:ピスト
ン、 4a:連通穴、 4b:突起部、 4c:拡大外
径部、50:バイパス開閉体、 51:バイパス弁体、
52:カラー、 52b:スリット穴、53:ピストン
受材、 55:拡大外径部、60:調整部材、 65:
調節ボルト、71,72:ストッパねじ、91:筒体、
91a:凸部、 91c:バイパス流路、92:バイ
パス弁座、 93:調整部材支持材、 9c:制御室。
バイパス出口、 1s:主弁座、15:蓋、 16:取
付ボルト、20:主弁体、 30:ばね、40:ピスト
ン、 4a:連通穴、 4b:突起部、 4c:拡大外
径部、50:バイパス開閉体、 51:バイパス弁体、
52:カラー、 52b:スリット穴、53:ピストン
受材、 55:拡大外径部、60:調整部材、 65:
調節ボルト、71,72:ストッパねじ、91:筒体、
91a:凸部、 91c:バイパス流路、92:バイ
パス弁座、 93:調整部材支持材、 9c:制御室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢島 智之 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 主弁部が閉止状態に近づけばバイパス弁
部が開く流量制御弁において、前記バイパス弁部に取り
付けられたバイパス弁座及び内周面に複数個の凸部を有
するバイパス流路が形成された筒体と、前端部には前記
バイパス弁座に当接するバイパス弁体が形成され、外周
面には前記バイパス弁体の開閉とともに前記筒体の各凸
部との間を開閉するように複数個のスリット穴が形成さ
れ、後端部には前記筒体内面に接する拡大外径部が形成
されて軸方向に移動可能に設けられたバイパス開閉体
と、このバイパス開閉体内に貫通して軸方向に移動可能
に設けられ、後部には拡大外径部が形成され、軸方向に
貫通する連通穴を有するピストンと、このピストンの後
端部を嵌入させて嵌入量に応じて前記ピストン内の連通
穴と前記バイパス開閉体の背後に形成される制御室との
間の流体の流通に抵抗を与えるように形成された調整部
材と、この調整部材の軸方向の位置を変更設定する調節
設定手段とを具備することを特徴とする流量制御弁。 - 【請求項2】 前記バイパス開閉体の全開位置を調節可
能に規制するストッパを設けた請求項1記載の流量制御
弁。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25098093A JPH0783335A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 流量制御弁 |
US08/302,985 US5497801A (en) | 1993-09-14 | 1994-09-12 | Flow control valve |
DE69407704T DE69407704T2 (de) | 1993-09-14 | 1994-09-14 | Durchflussregelventil |
EP19940114448 EP0643245B1 (en) | 1993-09-14 | 1994-09-14 | Flow control valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25098093A JPH0783335A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 流量制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0783335A true JPH0783335A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17215890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25098093A Withdrawn JPH0783335A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 流量制御弁 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5497801A (ja) |
EP (1) | EP0643245B1 (ja) |
JP (1) | JPH0783335A (ja) |
DE (1) | DE69407704T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5615708A (en) * | 1995-10-23 | 1997-04-01 | Fisher Controls International, Inc. | Flow control valve with non-plugging multi-stage valve trim |
DE19710983C2 (de) * | 1997-03-17 | 2002-07-18 | Holter Gmbh & Co | Rückschlagventil |
ES2603060T3 (es) * | 2000-11-01 | 2017-02-23 | Elliott Company | Disposición de válvula de alta estabilidad para una válvula de regulador |
US20080236674A1 (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-02 | Tyco Valves & Controls, Inc. | Adjustable recirculating valve |
US8215330B2 (en) * | 2007-03-30 | 2012-07-10 | Tyco Valves & Controls, LP | Adjustable recirculating valve |
US8393156B2 (en) * | 2009-11-09 | 2013-03-12 | Woodward, Inc. | Variable performance valve of a fuel nozzle for a turbine engine |
US9556970B2 (en) * | 2013-07-19 | 2017-01-31 | Control Components, Inc. | Cascade trim for control valve |
CN103438271A (zh) * | 2013-08-29 | 2013-12-11 | 天津奥美自动化系统有限公司 | 多级抗气蚀阀内件 |
CN108412828B (zh) * | 2018-03-27 | 2024-06-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种液控配流阀 |
US10781927B2 (en) * | 2018-07-12 | 2020-09-22 | Fisher Controls International Llc | Monolithic, non-plugging multi-stage valve trim |
CN112814925B (zh) * | 2020-12-31 | 2022-12-16 | 蔡长权 | 一种泵 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1266512A (ja) * | 1969-02-06 | 1972-03-08 | ||
US4019527A (en) * | 1975-03-03 | 1977-04-26 | Yarway Corporation | Modulating flow control valve |
US4095611A (en) * | 1977-01-17 | 1978-06-20 | Yarway Corporation | Modulating flow control valve assembly |
DE3045075C1 (de) * | 1980-11-29 | 1982-05-19 | Welland & Tuxhorn, 4800 Bielefeld | Ausstroemstufe fuer Drosselvorrichtung |
DE3241751C2 (de) * | 1982-11-11 | 1985-10-03 | Danfoss A/S, Nordborg | Prioritätsventil für hydraulische Anlagen |
US4634095A (en) * | 1985-07-26 | 1987-01-06 | Taylor Julian S | Multiple stage choke valve |
SE454619B (sv) * | 1986-10-10 | 1988-05-16 | Kaelle Eur Control | Automatisk recirkulationsventil |
US4967783A (en) * | 1990-02-22 | 1990-11-06 | Keystone International Holdings Corp. | Recirculation valve with pilot valve |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP25098093A patent/JPH0783335A/ja not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-09-12 US US08/302,985 patent/US5497801A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-09-14 EP EP19940114448 patent/EP0643245B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-09-14 DE DE69407704T patent/DE69407704T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0643245A1 (en) | 1995-03-15 |
US5497801A (en) | 1996-03-12 |
EP0643245B1 (en) | 1998-01-07 |
DE69407704D1 (de) | 1998-02-12 |
DE69407704T2 (de) | 1998-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |