JPH078329A - 展示用ワゴン - Google Patents

展示用ワゴン

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JPH078329A
JPH078329A JP15388193A JP15388193A JPH078329A JP H078329 A JPH078329 A JP H078329A JP 15388193 A JP15388193 A JP 15388193A JP 15388193 A JP15388193 A JP 15388193A JP H078329 A JPH078329 A JP H078329A
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Ryuichi Ueda
龍一 上田
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IWASAKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造的な頑丈さを保持しつつ折り畳み可能に
する。 【構成】 四本の支柱2と、これら支柱2をつなぐ梁材
とで直方体状に枠体1aが形成され、この枠体1aで骨
格が形成されてなる展示用ワゴン1において、対角位置
で互いに対向した一対の支柱2は、中心部を占める支柱
軸21と、この支柱軸21に嵌め込まれた上下一対の固
定支柱22と、これら固定支柱22間で同軸21回りに
回動自在に軸支された回動支柱23とから構成され、梁
材は互いに対向した固定梁材群3と回動梁材群4とで構
成され、梁材支持回動支柱23aには回動梁材群4の基
端部が固定されるとともに、回動梁材群4の先端部には
垂直軸回りに回動自在に軸支された水平方向に延びる筒
状の連結部材5が設けられ、支柱間に水平方向に延びる
直状の案内梁材32、33が架橋され、連結部材5はこ
の案内梁材32、33に摺動自在に嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路上、商店、百貨店、
レストラン、あるいは列車等において商品を展示するた
めに用にられる展示用ワゴンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】路上、商店、百貨店、レストラン、ある
いは列車等において商品を展示しつつ移動させて販売に
供する場合、商品展示用の専用のワゴンが用いられるこ
とが多い。このワゴンは、通常直方体状の枠体で骨組み
が形成され、かつ、底部にキャスターが設けられて容易
に移動可能に構成されている。そして、上記枠体の上部
に商品を載置する展示ボードが装着され、展示ボードの
下部の空間は在庫品の保管場所として利用されるように
なっている。保管場所は外部から見えないように布等の
被覆材で覆われている。
【0003】従来このような展示用ワゴンは、その骨格
をなす枠体が堅固な一体物として構成されていたが、一
体物であったため、ワゴンを商品展示用に使用しない収
納時に嵩張り、多くの収納空間を必要とするという不都
合があった。そのため、近年折り畳み可能に構成された
展示用ワゴンが開発されるに至っている。
【0004】このような折り畳み式のワゴンとしては、
例えば実公平2−26338号公報によって開示された
ものを挙げることができる。すなわち、この公報には、
直方体状に桟材を組み合わせて形成された枠体の相対向
する側面の桟材が互いに接近する方向に中折れ可能に構
成されたワゴンが開示されている。中折れ可能にするた
めに枠体の相対向する側面の両側部に立設された支柱回
りにアームが回動自在に設けられているとともに、この
アームの中央部にそれぞれヒンジ部が形成され、このヒ
ンジ部が中折れするようになっている。
【0005】このように構成することによって、ワゴン
を展示用に使用するときは、上記一対のヒンジ部を真直
ぐに伸ばして直方体状の骨格を形成させることによりそ
の用に供することができるとともに、収納時には上記一
対のヒンジ部を互いに接近する方向に中折れさせて扁平
に折り畳むことにより、ワゴンを収納するための収納空
間が節約できると説明されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な展示用ワゴンは、商品を積載して移動させつつ展示あ
るいは販売の用に供するものであるため、このようなワ
ゴンは基本的に軽量であるとともに頑丈な構造であるこ
とが重要な要件になる。従って、構造材としての直方体
状の枠体が容易に変形するようなものであっては充分に
その用に耐えることができないのである。すなわち、枠
体が変形するようでは、この変形によってワゴン移動時
の振動が増幅され、移動させ難くなるとともに、ワゴン
に載置されている商品が脱落したりするからである。
【0007】このような観点で上記実公平2−2633
8号公報によって開示されたワゴンを眺めると、枠体を
構成しているアームが、その中央部分で中折れするよう
に構成されており、この中折れのために本来構造的には
頑丈であるべきアームの中央部にヒンジ部が形成されて
いる。このようなヒンジ部は左右のアームが縦軸回りに
相互に回動自在に軸支された接合点であり、かつこの接
合点を下から支える部材は何も設けられていないため、
上から加わる荷重に対して下に垂れるように変形し易い
という欠点を有しているのである。
【0008】また、上記ワゴンの使用時に、枠体を構成
しているアームが中折れ状態になり易いという問題点も
有している。これを回避するためには別途余分なロック
機構等を付設しなければならない。
【0009】このようにワゴンを構成している骨格とし
ての枠体のアームの中央部が撓み易いようでは、ワゴン
自体が構造的に安定せず、結局実公平2−26338号
公報によって開示されたものは移動しつつ使用する展示
用ワゴンとしての上記要件を欠いているといわざるを得
ない。
【0010】本発明は、従来の上記のような問題点を解
決するためになされたものであり、構造的な頑丈さを保
持しつつ折り畳み可能に構成された展示用ワゴンを提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
展示用ワゴンは、四本の支柱と、これら支柱をつなぐ梁
材とで直方体状に枠体が形成され、この枠体で骨格が形
成されてなる展示用ワゴンにおいて、上記支柱は互いに
対向した一対の回動梁材群と互いに対向した固定梁材群
とによって結合され、上記一対の回動梁材群はそれぞれ
支柱の軸心回りに回動自在に軸支され、この回動梁材群
の先端部は上記固定梁材群に設けられたガイド部に摺動
自在に連結されていることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項2記載の展示用ワゴンは、
四本の支柱と、これら支柱をつなぐ梁材とで直方体状に
枠体が形成され、この枠体で骨格が形成されてなる展示
用ワゴンにおいて、対角位置で互いに対向した一対の支
柱は、中心部を占める支柱軸と、この支柱軸に嵌め込ま
れた上下一対の固定支柱と、これら固定支柱間で同軸回
りに回動自在に軸支された回動支柱とから構成され、上
記梁材は互いに対向した固定梁材群と回動梁材群とで構
成され、上記回動支柱には回動梁材群の基端部が固定さ
れるとともに、回動梁材群の先端部には垂直軸回りに回
動自在に軸支された水平方向に延びる筒状の連結部材が
設けられ、上記固定梁材群の中の梁材として支柱間に直
状の案内梁材が架橋され、上記連結部材はこの案内梁材
に摺動自在に嵌合されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】上記請求項1記載の展示用ワゴンによれば、ワ
ゴンの骨格である枠体を構成している支柱は互いに対向
した一対の回動梁材群と互いに対向した固定梁材群とに
よって結合され、上記一対の回動梁材群はそれぞれ支柱
の軸心回りに回動自在に軸支され、この回動梁材群の先
端部は固定梁材群に設けられたガイド部に摺動自在に連
結されているため、上記枠体が直方体状を呈しワゴンの
骨格が形成された状態において、上記一対の回動梁材群
を同時に支柱の軸心回りに回動させれば、回動梁材群の
先端部はそれが結合されている固定梁材群に設けられた
ガイド部に対して摺動し、その結果枠体は平面視で長方
形の枠組みが平行四辺形または台形に変形して最後には
扁平に折り畳まれた状態になる。枠体が折り畳まれた状
態から上記と逆の操作を行うことによって枠体は元の直
方体状に復元される。
【0014】以上のように、いずれの梁材もその中央部
で中折れすることなく折り畳みが可能に構成されている
ため、従来の折り畳み式のワゴンのような中折れ部分で
の梁材の下方への曲折は起こらず、ワゴンの骨格そのも
のを頑丈なものにすることができる。
【0015】上記請求項2記載の展示用ワゴンによれ
ば、回動支柱は固定梁材群が固設された固定支柱と共通
の支柱軸に回動自在に軸支され、この回動支柱に回動梁
材群が固設されているため、回動支柱を固定支柱間に挟
持させた状態で支柱軸をそれらに差し通すことによって
容易に回動梁材群と固定梁材群とを結合させることがで
きる。
【0016】そして、回動梁材群の先端部には垂直軸回
りに回動自在に軸支された水平方向に延びる筒状の連結
部材が設けられ、一方この筒状の連結部材を嵌め込む案
内梁材が固定支柱間に設けられているため、組み付け前
に上記連結部材を案内梁材に貫通状態で嵌合させ、この
案内梁材を適宜の固定手段で固定支柱間に固定すること
によって容易に展示用ワゴンの枠体の組み付けが完了す
る。
【0017】このように、主に部材をそれらの端部で互
いに嵌め合わせることによってにワゴンが組み立てられ
るため、組み付け作業がが容易であるとともに、梁材の
中央部が中折れしないため、構造は全体的に頑丈であ
る。
【0018】そして、得られた直方体状の枠体は、回動
梁材群を支柱軸回りに回動させることによって、その先
端部に設けられた連結部材は案内梁材に案内されて垂直
軸回りに回動梁材群に対して相対回動しつつ摺動し、そ
の結果互いに対向した固定梁材群は互いに接近するよう
に移動し、扁平に折り畳まれた状態になる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る展示用ワゴンの一例を
示す分解斜視図であり、図2は図1の展示用ワゴンの組
立斜視図である。これらの図に示すように、本発明の展
示用ワゴン1は、四本の支柱2と、これら支柱をつなぐ
梁材とで直方体状に枠体1aが形成され、この枠体1a
の底部に図外のキャスターが設けられ、かつ所定の棚板
が梁材間に差し渡されるとともに、四方が図外の布等の
シート材で被覆されるように構成されている。
【0020】本実施例においては、上記支柱2は、中心
部に設けられる支柱軸21と、この支柱軸に嵌め込まれ
る上下一対の固定支柱22と、これら固定支柱22間で
上記支柱軸21回りに回動自在に軸支される回動支柱2
3とから構成されている。そして、固定支柱22間に回
動支柱23が介在されて積み重ねられ、支柱軸21が上
部からそれらに挿入されることにより支柱2が形成され
ている。支柱軸21の頂部には本体部よりも径の大きい
頭部21aが設けられており、支柱軸21が支柱軸21
および固定支柱22に嵌挿された状態でこの頭部21a
が下方への抜け止めの役目を果たしている。
【0021】このような支柱2が立設されて形成される
四つの側面のうち、互いに対向した二つの側面において
は、上下の固定支柱22間にそれぞれ梁材が架け渡され
ており、これら複数の梁材で固定梁材群3が形成されて
いる。
【0022】本実施例においては、上記固定梁材群3
は、対応する一対の上部の固定支柱22間に外方に弓成
りに膨出するように架橋された上下二本の上部梁材31
と、下方の上部梁材31の根本部分間に弓の弦のように
差し渡される円形棒状の上部案内梁材32と、下部の固
定支柱22に付設されたブラケット22a間に差し渡さ
れる円形棒状の下部案内梁材33と、同じく下部の固定
支柱22に架橋された弓成りの下部梁材35と、さらに
この下部梁材35の根本部分間に差し渡された補強用梁
材34とから構成されている。
【0023】上記上下一対の上部梁材31の間の隙間に
は、枠体1aが組み立てられた状態で、展示用の商品を
載置する上部棚板B1が差し込まれるとともに、互いに
対応した上記一対の補強用梁材34間には商品ストック
用の下部棚板B2が配置されることになる。また、上記
補強用梁材34と下部梁材35との間には左右一対のブ
ラケット36が設けられており、このブラケットに図略
のキャスターが取り付けられるようになっている。
【0024】一方、上記回動支柱23のうち、互いに対
角部分に位置する一対の梁材支持用の回動支柱23aに
は、回動梁材群4が平行に水平方向に伸びるように固設
されている。この回動梁材群4は、上記回動支柱23a
の上端部に付設された上部回動桟材41と、同下端部に
付設された下部回動桟材42とから構成されている。こ
れらの上部回動桟材41と下部回動桟材42とは先端部
において縦桟材43によって互いに接合され、回動梁材
群4が構造的に丈夫なものになっている。
【0025】また、上記上部回動桟材41のさらに上部
には、二本の桟材からなる柵部44が設けられており、
この柵部44によって上部棚板B1に載置された商品の
脱落を防止するようになっている。
【0026】このような回動梁材群4の先端部には、上
下一対の筒状を呈した連結部材5が設けられている。具
体的には、図3に示すように、上部回動桟材41の先端
部に上部ブラケット41aが付設され、この上部ブラケ
ット41aのさらに先端部に上部連結部材51が取り付
けられている。すなわちこの上部連結部材51には雄ネ
ジの螺設された上部垂直軸41bが突設されており、こ
の上部垂直軸41bが上部ブラケット41aの先端部に
穿設されたバカ孔に差し通され、座金を介してナット4
5で締結された状態で上部連結部材51は上部垂直軸4
1b回りに回動自在に軸支されているのである。
【0027】また、図4に示すように、下部回動桟材4
2の先端部にも、下部ブラケット42aが設けられ、こ
の下部ブラケット42aの先端部において上記上部垂直
軸41bと同様の下部垂直軸42b回りに回動自在に下
部連結部材52が軸支されている。
【0028】そして、図1に示す左方の回動梁材群4に
設けられた上部連結部材51および下部連結部材52
は、同図の左方の上部案内梁材32および下部案内梁材
33にそれぞれ外嵌されるとともに、同図に示す右方の
回動梁材群4に設けられた、上部連結部材51および下
部連結部材52は、同図の右方の上部案内梁材32およ
び下部案内梁材33にそれぞれ外嵌され、それらはいず
れも上部案内梁材32および下部案内梁材33に案内さ
れて水平方向に正逆摺動するようになっている。
【0029】本実施例においては、これら上部案内梁材
32および下部案内梁材33によって本発明に係るガイ
ド部が形成されている。
【0030】図1に示すような各部品を、所定のビス止
めあるいはボルト止めによって組み立てることにより、
図2に示すように展示用ワゴン1の枠体1aが完成す
る。
【0031】以下図5を基に、本発明の展示用ワゴンの
作用について説明する。図5は、本発明に係る展示用ワ
ゴンの折り畳み状態を示す平面視の説明図であり、
(イ)は折り畳み前の状態、(ロ)は折り畳み途中の状
態、(ハ)は折り畳まれた状態を示している。
【0032】まず、枠体1aが広げられた場合は、同図
の(イ)に示すように、枠体1aは平面視で互いに対向
した一対の固定梁材群3および一対の回動梁材群4によ
って略長方形が形成された状態になっている。そして、
この平面視が長方形を呈した展開している枠体1aを折
り畳むには、同図の(ロ)に示すように、一対の連結部
材5を矢印で示すように固定梁材群3のガイド部に沿っ
て移動させる。そうすると、それぞれの回動梁材群4
は、支柱軸21回りに時計方向に回動し、互いに対向し
て設けられた一対の固定梁材群3間の距離は徐々に接近
して並行四辺形状になり、その後同図の(ハ)に示すよ
うに、完全に折り畳まれた状態になる。折り畳まれた状
態の枠体1aを展開するには、上記と逆の操作を行えば
よい。なお、図6に展示用ワゴンが折り畳まれた状態の
斜視図を示している。
【0033】本発明の展示用ワゴンは、以上詳述したよ
うに、固定梁材群3および回動梁材群4のいずれもが、
それらの中央部で中折れしない状態で折りたためるよう
に構成されているため、従来の折り畳み式のワゴンのよ
うに、中折れ部分が下方に曲折することはなく、構造的
に非常に頑丈なものにすることができる。
【0034】以上詳述した実施例においては、枠体1a
は平行四辺形状に折り畳まれる構成されているが、本考
案は、平行四辺形状に折り畳まれることに限定されるも
のではなく、台形状に折り畳むように構成してもよい。
【0035】また、本実施例においては、ガイド部とし
て固定梁材群3の中の上部案内梁材32および下部案内
梁材33が当てられているが、このような梁材に断面視
がC形状のレールを形成させ、このレールにローラを嵌
合させて案内させるように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の展示用ワゴ
ンは、四本の支柱と、これら支柱をつなぐ梁材とで直方
体状に枠体が形成され、この枠体で骨格が形成されてな
る展示用ワゴンにおいて、上記支柱は互いに対向した一
対の回動梁材群と互いに対向した固定梁材群とによって
結合され、上記一対の回動梁材群はそれぞれ支柱の軸心
回りに回動自在に軸支され、この回動梁材群の先端部は
上記固定梁材群に設けられたガイド部に摺動自在に連結
されてなるものである。
【0037】従って、上記枠体が直方体状を呈しワゴン
の骨格が形成された状態において、上記一対の回動梁材
群を同時に支柱の軸心回りに回動させれば、回動梁材群
の先端部はそれが結合されている固定梁材群に設けられ
たガイド部に対して摺動し、その結果枠体は平面視で長
方形の枠組みが平行四辺形または台形に変形して最後に
は扁平に折り畳まれた状態になる。そして、枠体が折り
畳まれた状態において上記と逆の操作を行えば、枠体を
元の直方体状に復元することができる。
【0038】このように本発明の展示用ワゴンにおいて
は、いずれの梁材もその中央部で中折れすることなく折
り畳みが可能に構成されているため、従来の折り畳み式
のワゴンのように中折れ部分で梁材が下方に曲折するよ
うなことはなく、ワゴンの骨格そのものを頑丈なものに
することができる。その結果、ワゴンを移動させたとき
の振動の増幅が有効に抑止される等その効果は大きい。
【0039】そして上記のような展示用ワゴンにおい
て、対角位置で互いに対向した一対の支柱を、中心部を
占める支柱軸と、この支柱軸に嵌め込まれた上下一対の
固定支柱と、これら固定支柱間で同軸回りに回動自在に
軸支された回動支柱とから構成し、上記梁材は互いに対
向した固定梁材群と回動梁材群とで構成し、上記回動支
柱には回動梁材群の基端部を固定するとともに、回動梁
材群の先端部には垂直軸回りに回動自在に軸支された水
平方向に延びる筒状の連結部材を設け、上記固定梁材群
の中の梁材として支柱間に直状の案内梁材を架橋し、上
記連結部材はこの案内梁材に摺動自在に嵌合させるよう
にすれば、回動支柱を固定支柱間に挟持させた状態で支
柱軸をそれらに差し通すことによって容易に回動梁材群
と固定梁材群とを結合させることができるとともに、組
み付け前に上記連結部材を案内梁材に貫通状態で嵌合さ
せ、この案内梁材を適宜の固定手段で固定支柱間に固定
することによって容易に展示用ワゴンの組み立てを行う
ことができる。
【0040】このように、主に部材をそれらの端部で互
いに嵌め合わせることによってに本発明のワゴンが組み
立てられるため、組み付け作業がが容易であるととも
に、梁材の中央部が中折れしない構造のため、ワゴンを
全体的に頑丈なものにすることができる。
【0041】そして、得られた直方体状の枠体は、回動
梁材群を支柱軸回りに回動させることによって、その先
端部に設けられた連結部材は案内梁材に案内されて垂直
軸回りに回動梁材群に対して相対回動しつつ摺動し、そ
の結果互いに対向した固定梁材群は互いに接近するよう
に移動し、扁平に折り畳まれた状態になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る展示用ワゴンの一例を示す分解斜
視図である。
【図2】図1の展示用ワゴンの組み立て斜視図である。
【図3】上部連結部材の部分拡大斜視図である。
【図4】下部連結部材の部分拡大斜視図である。
【図5】本発明に係る展示用ワゴンの折り畳み状態を示
す平面視の説明図であり、(イ)は折り畳み前の状態、
(ロ)は折り畳み途中の状態、(ハ)は折り畳まれた状
態を示している。
【図6】図3の展示用ワゴンが折り畳まれた状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 展示用ワゴン 1a 枠体 2 支柱 21 支柱軸 22 固定支柱 22a ブラケット 23 回動支柱 23a 梁材支持回動支柱 3 固定梁材群 31 上部梁材 32 上部案内梁材(ガイド部) 33 下部案内梁材(ガイド部) 34 補強用梁材 35 下部梁材 4 回動梁材群 41 上部回動桟材 42 下部回動桟材 43 縦桟材 44 柵部 5 連結部材 51 上部連結部材 52 下部連結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四本の支柱と、これら支柱をつなぐ梁材
    とで直方体状に枠体が形成され、この枠体で骨格が形成
    されてなる展示用ワゴンにおいて、上記支柱は互いに対
    向した一対の回動梁材群と互いに対向した固定梁材群と
    によって結合され、上記一対の回動梁材群はそれぞれ支
    柱の軸心回りに回動自在に軸支され、この回動梁材群の
    先端部は上記固定梁材群に設けられたガイド部に摺動自
    在に連結されていることを特徴とする展示用ワゴン。
  2. 【請求項2】 四本の支柱と、これら支柱をつなぐ梁材
    とで直方体状に枠体が形成され、この枠体で骨格が形成
    されてなる展示用ワゴンにおいて、対角位置で互いに対
    向した一対の支柱は、中心部を占める支柱軸と、この支
    柱軸に嵌め込まれた上下一対の固定支柱と、これら固定
    支柱間で同軸回りに回動自在に軸支された回動支柱とか
    ら構成され、上記梁材は互いに対向した固定梁材群と回
    動梁材群とで構成され、上記回動支柱には回動梁材群の
    基端部が固定されるとともに、回動梁材群の先端部には
    垂直軸回りに回動自在に軸支された水平方向に延びる筒
    状の連結部材が設けられ、上記固定梁材群の中の梁材と
    して支柱間に直状の案内梁材が架橋され、上記連結部材
    はこの案内梁材に摺動自在に嵌合されていることを特徴
    とする展示用ワゴン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5023135A (en) * 1987-12-28 1991-06-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium which contains a binder of nitrogen containing vinyl chloride polymer and an amino group containing polyurethane

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US5023135A (en) * 1987-12-28 1991-06-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium which contains a binder of nitrogen containing vinyl chloride polymer and an amino group containing polyurethane

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JP2635282B2 (ja) 1997-07-30

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