JPH0783206B2 - アレーアンテナ励振方法 - Google Patents

アレーアンテナ励振方法

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JPH0783206B2
JPH0783206B2 JP20743889A JP20743889A JPH0783206B2 JP H0783206 B2 JPH0783206 B2 JP H0783206B2 JP 20743889 A JP20743889 A JP 20743889A JP 20743889 A JP20743889 A JP 20743889A JP H0783206 B2 JPH0783206 B2 JP H0783206B2
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radiation pattern
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健一 針生
勇 千葉
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は,所望の低サイドローブパターンが得られる
ようにしたアレーアンテナの励振方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 第8図は本発明者等が先に出願した特願平1−98032号
に示されたアレーアンテナ励振方法であり,同じく第9
図は特願平1−98032号に示されたアレーアンテナであ
る。図において,(A1),(A2),・・・・,(AM)は
曲面上に配列された素子アンテナ,(Pa1),(Pa2),
・・・,(PaM)は移相器,(At1),(At2),・・
・,(AtM)は可変振幅器である。このような構成のア
レーアンテナにおいて,所望のサイドローブレべルを得
るためには,各素子アンテナに適切な励振振幅位相を設
定する必要がある。第8図の従来例では,まず,ステッ
プ1で初期の放射パターンを形成する。この従来例で
は,主ビーム軸に直交する平面上で,開口分布が所望テ
イラー分布となるように各励振振幅を設定している。ス
テップ2で,所望のテイラー形放射パターンを与えるた
めの零点の角度位置を計算する。上記零点の角度位置Un
は一般に第(1)式で与えられる。
Un=[A2+(n−0.5)2/A2+(−0.5)1/2 (1) 但し, =零点の数,n=n番目の零点 A=log(b+(b2−1)1/2)/π 20logb=サイドローブレベル(dB) ついで,ステップ3で,上記零点の角度位置に指向性の
零点を形成するための励振振幅位相を求める。つまり,
第(2)式のFを最小にする励振振幅ai(i=1〜M;素
子番号),励振位相piを求める。
但し,Ein(θ)=各素子のUn方向の寄与 次にステップ4で上記励振振幅aiを第9図に示す可変振
幅器(At1)〜(AtM),励振位相piを同じく第9図に示
す移相器(Pa1)〜(PaM)に設定する。このとき得られ
た放射パターンにおいて設定サイドローブレベルより高
い不要サイドローブが生じている場合,上記不要サイド
ローブにおいて適当な間隔で零点をK個選び,第(3)
式のFxを最小にする励振振幅ai(i=1〜M;素子番
号),励振位相piを求める。
但し,Eik(θ)=不要サイドローブ中の零点方向の寄与 次にステップ5で上記励振振幅aiを第9図に示す可変振
幅器(At1)〜(AtM),励振位相piを同じく第9図に示
す移相器(Pa1)〜(PaM)に設定することにより,所望
の低サイドローブパターンが形成される。
[発明が解決しようとする課題] 従来のアレーアンテナ励振方法は,主ビーム方向に寄与
する全ての素子アンテナについて以上のように振励振幅
位相を決めているので,主ビームを走査した場合,第10
図に示すように上記主ビーム方向に寄与する素子アンテ
ナの配列の対称性がくずれるため所望のサイドローブレ
ベルが得られないという問題点があった。この発明は上
記のような問題点を解決するためになされたもので,所
望のサイドローブレベルをもつ放射パターンが得られる
アレーアンテナ励振方法を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るアレーアンテナ励振方法は,上記複数個
の素子アンテナによる合成放射パターンの主ビーム方向
が変わる毎に,励振する素子アンテナを,上記主ビーム
方向に寄与する素子アンテナの中から,主ビーム軸を中
心にして素子配列が対称となるように選択し,上記選択
された素子に入射される電波のみを受信あるいは上記選
択された素子のみから電波を放射して,合成放射パター
ンを所望のものとする励振振幅位相を求めるものであ
る。
[作用] この発明においては,主ビーム方向が変わる毎に,励振
する素子アンテナを,上記主ビーム方向に寄与する素子
アンテナの中から,主ビーム軸を中心にして素子配列が
対称となるように選択し,その励振素子アンテナによる
合成放射パターンを所望のものとする励振振幅位相を求
めることにより,主ビームの方向が変化しても所望のテ
イラー形放射パターンが得られる。
[発明の実施例] 以下,図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図は,この発明の一実施例に係るアレーアンテナの
励振振幅位相の演算方法を示すフローチャートである。
なお,第1図のフローチャートは第2図に示すような構
成のアレーアンテナに適用する場合の例になっており,
図中,(SW1),・・・,(SWM)はスイッチ,(1)は
上記励振振幅位相の演算をする励振振幅位相演算装置で
ある。上記励振振幅位相演算装置の演算について,第1
図のフローチャートを用いて説明する。
まず,主ビーム方向θ=0゜とする。θ=0゜の場合に
は第1図のフローチャートのステップ2から始める。ス
テップ2で初期の放射パターンを形成する。この発明の
一実施例では,主ビーム軸に直交する平面上で,開口分
布が所望テイラー分布となるように各励振振幅を設定す
る。第3図は上記ステップ2により得られた放射パター
ンである。なお,所望のテイラー分布として−50dBのテ
イラー分布を与えた。上記第3図の放射パターンにおい
て,−50dBのサイドローブレベルが得られていない理由
は,所望のテイラー形放射パターンの零点の角度位置が
ずれているからである。そこで,以下のステップで−50
dBのサイドローブレベルを得る。ステップ3で,所望の
テイラー形放射パターンを与えるための零点の角度位置
を計算する。上記零点の角度位置Unは一般に第(4)式
で与えられる。
Un=[A2+(n−0.5)2/A2+(−0.5)1/2 (4) 但し, =零点の数,n=n番目の零点 A=log(b+(b2−1)1/2)/π 20logb=サイドローブレベル(dB) ついで,ステップ4で,上記零点の角度位置に指向性の
零点を形成するための励振振幅位相を求める。つまり,
第(5)式のFを最小にする励振振幅ai(i=1〜M;素
子番号),励振位相piを求める。
但し,Ein(θ)=各素子のUn方向の寄与 ここでは,上記励振振幅aiと励振位相piを数値的に求め
る方法について述べたが,上記励振振幅aiと励振位相pi
を平面波合成法によって求めてもよい。
次にステップ5で上記励振振幅aiを第2図に示す可変振
幅器(At1)〜(AtM),励振位相piを同じく第2図に示
す移相器(Pa1)〜(PaM)に設定することにより,第4
図に示すような放射パターンが得られる。図において,
設定サイドローブレベル−50dBより高い不要サイドロー
ブが生じている。ここでは,上記不要サイドローブにお
いて適当な間隔で零点をK個選び,第(6)式のFxを最
小にする励振振幅ai(i=1〜M;素子番号),励振位相
piを求める。
但し,Eik(θ)=不要サイドローブ中の零点方向の寄与 ここでは,上記励振振幅aiと励振位相piを数値的に求め
る方法について述べたが,上記励振振幅aiと励振位相pi
を平面波合成法によって求めてもよい。
次にステップ6で上記励振振幅aiを第2図に示す可変振
幅器(At1)〜(AtM),励振位相piを同じく第2図に示
す移相器(Pa1)〜(PaM)に設定することにより,第5
図に示すような低サイドローブパターンが形成される。
ついで,主ビーム方向θ=60゜とする。θ=60゜の場合
には第1図のフローチャートのステップ1から始める。
ステップ1において,励振する素子アンテナを,上記主
ビーム方向に寄与する素子アンテナの中から,主ビーム
軸を中心にして素子配列が対称となるように選択し,上
記スイッチにより上記励振する素子アンテナ以外の素子
アンテナを非励振とする。つまり,第2図において励振
する素子アンテナを(i+j)から(M)まで選択する
ことができる。ついで,上記ステップ2から6により上
記励振する素子アンテナによる合成放射パターンを所望
のものとする励振振幅位相を求める。第6図は本実施例
により得られた放射パターンであり,主ビーム方向θは
60゜である。また,サイドローブレベルの設定値は−50
dBである。一方,第7図は第6図と比較するためになさ
れたもので,励振する素子アンテナを(i+k)から
(M)まで,つまり,励振する素子の配列を非対称に選
び上記ステップ2から6により上記励振する素子アンテ
ナによる合成放射パターンを所望のものとする励振振幅
位相を求めた場合の放射パターンであり,主ビーム方向
θは60゜である。また,サイドローブレベルの設定値は
−50dBである。上記第6図と第7図を比較してわかるよ
うに,本実施例で得られた第6図の方が所望の放射パタ
ーンが得られている。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば,主ビーム方向が変わる
毎に,励振する素子アンテナを,上記主ビーム方向に寄
与する素子アンテナの中から,主ビーム軸を中心にして
素子配列が対称となるように選択し,その励振素子アン
テナによる合成放射パターンを所望のものとする励振振
幅位相を求めることにより,主ビームの方向が変化して
も所望のテイラー形放射パターンが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の励振振幅位相の演算方法を示すフロ
ーチャート,第2図はこの発明を説明するためのアンテ
ナの図,第3図は零点の角度位置がずれているテイラー
形放射パターン図,第4図は零点の角度位置を合わせた
ときに得られるテイラー形放射パターン図,第5図は主
ビーム方向θを0゜とした場合のテイラー形放射パター
ン図,第6図は主ビーム方向θを60゜としたこの発明に
よるテイラー形放射パターン図,第7図は主ビーム方向
θを60゜,励振する素子の配列を非対称にした場合のテ
イラー形放射パターン図,第8図は従来の励振振幅位相
の演算方法を示すフローチャート,第9図は従来の励振
振幅位相の演算方法を説明するためのアンテナの図,第
10図は主ビーム方向に寄与する素子アンテナの配列を示
す図である。 図において,(A1),(A2),・・・,(AM)は曲面上
に配列された素子アンテナ,(Pa1),(Pa2),・・
・,(PaM)は移相器,(At1),(At2),・・・,(A
tM)は可変振幅器,(SW1),(SW2),・・・,
(SWM)はスイッチ,(1)は励振振幅位相演算装置で
ある。 なお,各図中同一符号は同一または相当部分をしめす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲面上に配列された複数個の素子アンテナ
    と,上記素子アンテナにつながれたスイッチと,上記ス
    イッチにつながれた移相器と,上記移相器につながれた
    可変振幅器から成るアレーアンテナの励振振幅位相を決
    める励振方法で,上記アレーアンテナの主ビーム方向を
    0゜としたときの±90゜以上にあるサイドローブの中
    で,主ビーム軸に直交する平面上で,開口分布が所望の
    テイラー分布となるように,各素子アンテナの励振振幅
    を設定して得られるテイラー形放射パターンのピークサ
    イドローブレベルより高い不要サイドローブの角度位置
    と上記±90゜以内にある上記テイラー形放射パターンの
    零点の角度位置に,上記アレーアンテナの放射パターン
    の零点を形成するための励振振幅位相を数値的に求める
    アレーアンテナ励振方法において,励振振幅位相演算装
    置により,上記複数個の素子アンテナによる合成放射パ
    ターンの主ビーム方向が変わる毎に,励振する素子アン
    テナを,上記主ビーム方向に寄与する素子アンテナの中
    から,主ビーム軸を中心にして素子配列が対称となるよ
    うに選択し,上記選択された素子に入射される電波のみ
    を受信あるいは上記選択された素子のみから電波を放射
    して,合成放射パターンを所望のものとする励振振幅位
    相を求めることを特徴とするアレーアンテナ励振方法。
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