JPH0782741B2 - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

記録装置及び再生装置

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JPH0782741B2
JPH0782741B2 JP30982990A JP30982990A JPH0782741B2 JP H0782741 B2 JPH0782741 B2 JP H0782741B2 JP 30982990 A JP30982990 A JP 30982990A JP 30982990 A JP30982990 A JP 30982990A JP H0782741 B2 JPH0782741 B2 JP H0782741B2
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秀士 滝
智紹 泉
康志 中嶋
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、音声,映像等のディジタル情報をその時間情
報(以下、タイムコードと記す)と共に記録媒体上に記
録する記録装置および再生装置に関するものである。
従来の技術 従来、音声,映像を記録する媒体としてデイスクあるい
はテープが用いられている。例えば、再生専用ディスク
としてコンパクトディスク(CD)がよく知られている。
また、最近では、追記型や書換え可能型の光ディスクも
開発されている。ここでは、一例としてCDと同様のフォ
ーマットを用いた書換型光ディスクを例として説明す
る。
第11図は、ディスク上の記録トラックパターンである。
第11図において、18はディスク、41は情報が記録されて
いるピット列により構成されるスパイラル状のトラック
である。42はトラック41を分割したセクタであり、1セ
クタは98フレームで構成されている。また、信号は内周
から順に連続して記録されている。また、ディスクの回
転制御は、線速一定いわゆるCLV(Constant Linear Veo
city)により行われる。
第12図はCDのフレーム構成を示す図である。CDの場合に
は1フレーム内容は、第12図に示すように同期信号54,
サブコードビット55,音楽情報ビット56,誤り訂正ビット
57,音楽情報ビット58,誤り訂正ビット59で構成されてい
る。上記サブコードビット55にはP,Q,R,S,T,U,V,Wの8
チャンネルデータを記録することが可能となっている。
第13図に、上記サブコードビット55のQチャンネルデー
タの内容を示す。第14図において、60はコントロールコ
ード、61は識別番号、62は曲番、63は曲番62を有する曲
をさらに細分化した量を示すインデックス、64は曲番62
内の経過時間を示すタイムコード、65はプログラム領域
開始点からの経過時間を示すタイムコードである。上記
タイムモード64および65はいずれも時,分,秒,フレー
ムにより構成されている。また、信号は内周から順に連
続して記録されている。
上記フォーマットを有する従来の記録装置に時間情報を
伴うディジタル音声情報を記録する場合を第14図に示
す。第14図において、入力ディジタル音声情報1は、通
常バイフェーズ変調されたシリアル信号であるが、入力
バッファ2にて復調され、入力バッファ2から出力され
たディジタル音声情報3はエンコーダ4に加えられる。
一方、NTSC,PAL等の入力タイムコード5は、通常バイフ
ェーズ変調などにより変調されているが、タイムコード
読取手段6により復調され、時,分,秒,フレームのタ
イムコード情報7としてエンコーダ4に加えられる。エ
ンコーダ4はディジタル音声情報3に誤り訂正用のパリ
ティを付加し、インターリーブを行い、さらにタイムコ
ード情報7と合成してディスク上のスパイラルトラック
にマークのパターンを発生させる変調、例えばEFM変調
を実行し、さらに同期信号を付加する。エンコーダ4か
ら出力される信号12はレーザ駆動手段13に加えられる。
レーザ駆動手段13はエンコーダ出力信号12をもとに光ヘ
ッド14を駆動する信号を発生させる。アクチュエータ15
は、アクチュエータ15に搭載されている光ヘッド14を微
小変位させ、トラバース制御手段16は光ヘッド14,アク
チュエータ15をディスク半径方向に内周から外周まで変
位させる。スピンドル制御手段17は光ディスク18の線速
一定で回転させる。
一方、再生系においては、光ヘッド14から再生された信
号はRFアンプ19により増幅される。RFアンプ19からの出
力信号20は、デコーダ21によりFFM復調され、誤り訂
正,デインタリーブされる。デコーダ21から出力される
ディジタル音声情報22は、出力バッファ23に供給され、
ここでバイフェーズ変調されて出力ディジタル音声情報
24を得る。デコーダ21から同時に出力されるタイムコー
ド情報25はタイムコード出力手段26によりバイフェーズ
変調されて出力タイムコード27を得る。
システム制御手段11は、スピンドル制御手段17に線速一
定の回転指令を出力し、トラバース制御手段16,アクチ
ュエータ15にトラッキング指令を出力する。また、記録
時、エンコーダ4に上記誤り訂正用パリティ付加,変
調,同期信号付加というエンコード指令を出力する。一
方、再生時においては、デコーダ21に上記誤り訂正,復
調指令を出力する。システムクロック生成手段28はビッ
トクロック、記録フレームのタイミングを示す記録フレ
ーム信号31等を生成し、エンコーダ4に供給する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来例では、入力タイムコードをタイ
ムコード読み取り手段6により読み取られたタイムコー
ド情報7として得られた、時,分,秒,フレームそのま
まの状態で記録するため、以下のような問題点が生ず
る。
(1)フレーム周波数の異なる入力タイムコードをその
まま記録するため、記録されるタイムコードが入力時の
タイムコード毎に異なる。例えば、NTSCノンドロップフ
レームでは、フレーム周波数が30Hzであるのに対して、
PALでは25Hzであり、FILMでは24Hzである。この場合、
例えば、入力タイムコードのフレーム周波数が30Hz、記
録フレーム周波数が75Hzであるとすると、記録されるタ
イムコードには同一値が複数回記録されて取扱いが面倒
である。
(2)一般に、入力タイムコードのフレームと記録装置
のフレームとの位相関係は記録毎に異なるが、上記位相
関係を記録するためには、フレーム以下の精度をとるた
めにサブフレーム番号を必要とするので、曲の経過時間
64および全体の経過時間65をサブフレームまで記録可能
となるように拡張する必要がある。記録装置内部処理に
おいては、上記位相情報まで含めて入力タイムコード毎
に別の処理系をもつ必要があるので、複数の入力タイム
コードを記録するためには装置が複雑となる。
(3)上記問題点(2)を解決するために、入力タイム
コードを記録フレームを基準とするタイムコードに変換
することも可能であるが、この方法は、本来同期系に対
して適用できるもので、入力タイムコードと記録装置の
クロック系が非同期の場合には取扱いが面倒となる。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、入力タイ
ムコードの種類、NTSC,PAL等に依存しない唯一のタイム
コードを提供し、かつ、サブフレーム情報を有する高精
度を実現するとともに、上記問題点(3)の非同期時に
も対応できるタイムコード記録方式を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の記録装置は、タイミ
ングクロックを発生するタイミングクロック発生手段
と、入力時間情報を読み取る読取手段と、上記入力時間
情報のフレームを抽出するフレーム抽出手段と、上記読
取手段で読み取った入力時間情報から時間情報のタイミ
ングクロック数に相当する第1の計数値を算出する第1
の計数値算出手段と、上記フレーム抽出手段で抽出した
フレームの後端から記録フレーム先頭までの時間を上記
タイミングクロックで計数した第2の計数値を出力する
計数手段と、上記第1の計数値と上記第2の計数値とを
加えて第3の計数値を出力する加算手段と、上記第3の
計数値を記録媒体上に記録する記録手段とを備えたもの
である。
また、本発明の記録装置は、上記タイミングクロックと
して、入力ディジタル情報の標本化周波数に比例する周
波数を有するクロックを用いるものである。
また、本発明の記録装置は、上記入力ディジタル情報の
標本化周波数に比例する周波数を有するタイミングクロ
ックを入力デイジタル情報からPLLにより発生する手段
を備えたものである。
また、本発明の記録装置は、上記タイミングクロックと
して、記録フレームを整数分割した周期を有するクロッ
クを用い、入力時間情報のフレーム周期を抽出するフレ
ーム周期抽出手段と、上記入力時間情報のフレーム周期
により上記第3の計数値を補正した第4の計数値を計算
する補正手段と、上記第4の計数値を記録媒体上に記録
する記録手段とを備えたものである。
また、本発明の記録装置は、同心円状もしくはスパイラ
ル状のトラックと、上記トラックを分割したセクタ上に
入力情報を記録するものである。
また、本発明の再生装置は、記録装置により記録された
第3の計数値を再生する再生手段と、上記第3の計数値
とタイミングクロックから時間情報を発生する手段とを
備えたものである。
また、本発明の再生装置は、記録装置により記録された
上記第4の計数値を再生し、上記第4の計数値と上記タ
イミングクロックから時間情報を発生する手段を備えた
ものである。
作用 本発明の記録装置は、上記構成により入力時間情報を読
み取り、上記入力時間情報のタイミングクロック数に相
当する第1の計数値と上記入力時間情報のフレームの後
端から記録フレーム先頭までの時間を上記タイミングク
ロックで計数した第2の計数値とを加算した第3の計数
値を算出して、上記第3の計数値を記録媒体上に記録す
ることができる。
また、本発明の記録装置は、上記構成により入力ディジ
タル情報の標本化周波数が変化した場合においても、入
力ディジタル情報と入力時間情報との対応関係を維持し
た上記第3の計数値を記録媒体上に記録することができ
る。
また、本発明の記録装置は、上記構成により入力時間情
報を読み取り、上記入力時間情報のタイミングクロック
数に相当する第1の計数値と上記入力時間情報のフレー
ムの後端から記録フレーム先頭までの時間を上記タイミ
ングクロックで計数した第2の計数値とを加算した第3
の計数値を算出して、上記第3の計数値を同心円状もし
くはスパイラル状のトラックを分割したセクタ上に記録
することができる。
また、本発明の再生装置は、上記した構成により記録装
置により記録された上記第3の計数値を再生し、上記第
3の計数値と上記タイミングクロックから時間情報を発
生することができる。
また、本発明の再生装置は、上記した構成により、記録
装置により記録された上記第4の計数値を再生し、上記
第4の計数値と上記タイミングクロックから時間情報を
発生することができる。
実施例 第1図に本発明の第1の実施例の構成、第2図に本発明
の第1の実施例における記録動作のタイミング図を示
す。第1図は情報を光学的にディスク上に記録する記録
装置である。ディスク上のトラック,セクタ構成は第11
図の従来例と同様である。第1図および第2図はタイム
コードを伴う音声情報をディスク上に記録する場合を示
している。第1図において、1,4〜7,13〜18,28は第14図
に示す従来例と同一である。タイミングクロック生成手
段100はタイミングクロック101を発生し,第1の計数値
算出手段102,計数手段106に供給する。入力タイムコー
ド5はタイムコード読取手段6により読み取られさらに
復調され、復調されたタイムコード7は第1の計数値算
出手段102に供給される。第1の計数値算出手段102から
出力される第1の計数値103は加算手段110に供給され
る。同時に、入力タイムコード5はフレーム抽出手段10
4によりフレームの周期が検出され、そのフレームの区
切りを示すフレーム信号105は計数手段106に送られる。
フレーム抽出手段104においては、例えば、同期検出回
路により入力タイムコードに含まれる同期信号を検出す
ることにより容易にフレー信号を得ることができる。計
数手段106では、タイミングクロック発生手段100から発
生されるタイミングクロック101によりフレームの区切
りを示す信号105が計数され、計数値107が一時記憶手段
108に記憶され、一時記憶手段108から出力される第2の
計数値109は加算手段110に供給される。なお、一時記憶
手段108のラッチタイミング信号としてシステムクロッ
ク生成手段28から供給される記録フレーム信号31が使用
される。計数手段106としてはリセット付のカウンタ回
路、一時記憶手段108としてはランダムアクセスメモリ
を用いることができる。加算手段110では第1の計数値1
03と第2の計数値109とが加算され、第3の計数値111が
エンコーダ4に供給される。エンコーダ4は第14図に示
す従来例による構成と同様に、ディジタル音声情報3に
誤り訂正用のパリティを付加し、インターリーブを行
い、さらにタイムコード情報7と合成してディスク上の
スパイラルトラックにマークのパターンを発生させる変
調例えばEFM変調を実行するとともに同期信号を付加す
る。エンコーダ4の出力信号113はレーザ駆動手段13に
供給され、以降の動作は第14図に示す従来例と同様であ
る。システム制御手段112はエンコーダ4に対してエン
コード指令を与えるとともに属性情報をエンコーダに供
給する。
以下、第1図および第2図を用いて本発明の第1の実施
例の動作を説明する。第2図は入力タイムコード5がタ
イミングクロック101により計数されて記録フレーム信
号200上に記録される様子を示している。第2図におい
て、横軸は時間を表わすものとする。入力タイムコード
5はフレーム周期T1に区切られているものとし、また、
記録フレーム信号200の周期をT2とする。入力タイムコ
ード5は一般的に、時,分,秒および秒を分割したフレ
ームにより構成される。本実施例においては、NTSCノン
ドロップフレーム(フレーム周波数:30Hz)であるとす
る。また、第2図における入力タイムコード5において
例えば1H15M20S05Fは1時間15分20秒5フレームを表す
ものとする。タイミングクロック101の周波数は48kHz
(周期は約20.83μs)とする。以下、記録フレーム信
号200中のフレーム203に記録する場合について説明する
が、一般性が損なわれることはない。フレーム203の直
前のフレーム先頭P1の指し示す入力タイムコード5のフ
レーム204までの計数値すなわち第1の計数値103は入力
タイムコードのフレーム204が1時間15分20秒5フレー
ムであり、1フレームはタイミングクロック数1600に相
当することから、第1の計数値算出手段102において次
式により計算される。第1の計数値をTC1とすると、 第1の計数値TC1 =[(1×3600+15×60+20)×30 +5]×1600 =135605×1600 =216968000 …(1) 第1の計数値算出手段102は例えばマイクロコンピュー
タにより構成でき、この場合のフローチャートを第3図
に示す。第3図において、ステップ1では入力タイムコ
ード5の時間値(本実施例では1)から秒値への変換値
すなわち、1×3600を演算して第1の秒値を算出する。
ステップ2では入力タイムコードの分値(本実施例では
15)から秒値への変換すなわち15×60を演算し第2の秒
値を算出する。ステップ3ではステップ1およびステッ
プ2にて変換された第1の秒値および第2の秒値と入力
タイムコードの秒値(本実施例では20)を加算して第3
の秒値を得る。ステップ4では第3の秒値に30を掛けて
第1のフレーム値を得る。ステップ5では、第1のフレ
ーム値と入力タイムコードのフレーム値(本実施例では
5)とを加算し、総フレーム数135605を得る。さらに、
ステップ6では総フレーム数135605に1600を掛けて第1
の計数値を得る。
また、入力タイムコード5のフレーム204の後端P2と記
録フレーム信号200のフレーム203の先頭P3までの経過時
間dTをタイミングクロック101の周期Wで計数した値す
なわち第2の計数値107は以下のように計数される。計
数手段106はフレーム抽出手段104により抽出されたフレ
ーム信号105のフレーム区切りにおいて毎フレームリセ
ットされ、リセット後タイミングクロック101により計
数を開始する。すなわち、第2図の入力タイムコードフ
レーム5のフレーム204の後端P2においてリセットされ
計数を開始し、記録フレーム信号200のフレーム203の先
頭P3までの時間dTを計数し、第2の計数値107を出力す
る。第2の計数値107は一時記憶手段108により一時記憶
され、一時記憶後の計数値109として出力される。本実
施例の場合、フレーム204の後端からフレーム203の前端
までの経過時間dTを10msとすると、タイミングクロック
101の周期は20.83μsであるから第2の計数値107は次
式による計算値と同等となる。第2の計数値をTC2とす
ると、 第2の計数値TC2 =INT[10000/20.83] =480 …(2) 第1の計数値103と第2の計数値109を加算手段110によ
り加算した第3の計数値111が記録フレーム信号200のフ
レーム203に記録される。従って、第3の計数値TC3は、 TC3=TC1+TC2 =216968000+480 =216968480 …(3) と計算される。
上記本発明の第1の実施例においては、入力タイムコー
ド5がNTSCノンドロップフレームである場合について説
明したが、NTSCドロップフレーム,PAL,SECAMあるいはDA
Tのタイムコードにおいても同様に変換することがで
き、しかも入力タイムコードに依存しない唯一の時間情
報として記録されるという利点がある。
上記従来例において第3の計数値を記録するエリアを32
ビットとした場合、入力タイムコードのフレーム数が30
であるから約4×10の9乗カウント、すなわち約24時間
相当の時間情報を20.8μ秒、すなわち約1600分の1フレ
ームの分解能まで記録することが可能である。一方、従
来タイムコードの時,分,秒,フレームを8ビットずつ
BCDにより記録する場合には32ビットでフレームまでし
か記録できない。従って、第1の実施例に示す本記録方
式の方が従来の時,分,秒,フレームによるタイムコー
ドより記録容量の点においても有利である。
また、記録される時間情報すなわち第3の計数値の最小
単位がタイミングクロック101の周期であるため、タイ
ミングクロックの周波数を上げれば時間軸の分解能をい
くらでも向上させることが可能である。例えば、第3の
計数値を記録するエリアが40ビットならば分解能をさら
に1/256倍とすることが可能である。
また、上記第1の実施例はディジタル音声情報に伴うタ
イムコードを記録する場合であったが、ディジタル映像
情報あるいはディジタル音声,映像,データが混在した
情報を記録する場合においてもまったく同様のことが成
立する。
なお、本実施例は情報を連続するセクタに続けて記録す
る連続記録の場合であるが、情報をセクタに飛び飛びに
記録する間欠記録においても同様である。
また、可変速再生等により入力ディジタル音声情報1の
時間軸が変動する場合、すなわち入力タイムコード5の
時間軸が伸縮する場合においては、タイミングクロック
生成手段100により発生されるタイミングクロックを入
力タイムコードに比例させればよい。この場合の構成を
第2の実施例として第4図に示す。第4図は入力タイム
コード5からPLL(位相同期ループ)401によりタイミン
グクロック101を生成する構成図を示している。第4図
において、1,4〜7,13〜18,28は第11図に示す従来例と同
一である。また、100,102〜111は第1図に示す本発明の
第1の実施例と同一である。入力タイムコード5はタイ
ムコード読取手段6およびフレーム抽出手段104に加え
られるのと同時にPLL401に加えられ、逓倍されてタイミ
ングクロック生成手段100に供給されて、タイミングク
ロック101の基準クロックとなる。入力ディジタル音声
情報1のフレームと入力タイムコード5のフレーム周期
とは一般に同一であるから、上記のことはタイミングク
ロック101の周波数を入力ディジタル音声情報の標本化
周波数に比例させることと等価である。第3図に示す構
成によれば入力タイムコード5が伸縮してもタイミング
クロック101も比例して伸縮するので入力タイムコード
5は正確に第3の計数値に変換される。このような場合
は、第4図に示す入力ディジタル音声情報と記録装置の
クロック系が非同期である場合において有効である。
また、上記第2の実施例はディジタル音声情報に伴うタ
イムコードの場合であったが、ディジタル映像情報ある
いはディジタル音声,映像,データが混在した情報を記
録する場合においてもまったく同様のことが成立する。
なお、本実施例は情報を連続するセクタに続けて記録す
る連続記録の場合であるが、情報をセクタに飛び飛びに
記録する間欠記録においても同様である。
本発明の第3の実施例を第5図および第6図に示す。第
5図に本発明の第3の実施例の構成、第6図に本発明の
第3の実施例における記録動作のタイミング図を示す。
第5図および第6図はタイムコードを伴う音声情報をデ
ィスク上に記録する場合を示している。ディスク上のト
ラック,セクタ構成は第11図の従来例と同様である。第
5図において、1,4〜7,13〜18,28は第1図に示す従来例
と同一である。100,102〜111は第1図に示す本発明の第
1の実施例と同一である。501はシステムクロック生成
手段28により生成されるマスタクロック500を分周する
分周器、502は分周器501から出力される基準タイミング
クロックである。基準タイミングクロック502を基にし
てタイミングクロック発生手段100は動作し、基準タイ
ミングクロック502に比例するタイミングクロック101を
発生する。第5図に示す本発明の第3の実施例のタイミ
ングクロック101は記録装置のマスタクロック400に同期
しており、この点が第1図あるいは第4図に示す本発明
の第1,第2の実施例とは異なっている。フレーム信号10
5からフレーム周期抽出手段505によって入力タイムコー
ドのフレーム周期が抽出され、フレーム周期信号506を
得る。フレーム周期信号506は補正手段507に加えられ
て、第3の計数値111を補正する。補正手段507から出力
される第4の計数値508はエンコーダ4に加えられる。
以下、第5図および第6図を用いて本発明の第3の実施
例の動作を説明する。第6図において、入力タイムコー
ド5はフレーム周期T1または記録フレーム信号200は周
期T2を有するものとする。第1の計数値算出手段102,フ
レーム抽出手段104,計数手段106,一時記憶手段108,加算
手段110により第3の計数値111が得られることは第1図
および第2図に示す本発明の第1の実施例において説明
したとおりである。本発明においては、第5図に示した
ようにタイミングクロック101はマスタクロック500に比
例する構成となっている。従って、入力タイムコード5
の周期T1が記録フレーム200の周期T2と無関係に伸縮す
る場合すなわちバリピッチや非同期の場合には第3の計
数値に誤差を生ずることになる。そこで、入力タイムコ
ード5の周期を計測することにより補正する。すなわ
ち、第3の計数値111をTC3、同期時の入力タイムコード
5の周期をT0、第4の計数値をTC4とすると、現在の入
力タイムコードの周期はT1であるから、補正手段407で
は、 TC4=TC3×T0/T1 …(4) の演算を行う。これにより、補正することが可能であ
る。本発明の第3の実施例は、第4図に示す入力タイム
コードと記録装置のクロック系が非同期である場合にお
いて有効である。
また、上記第3の実施例は、ディジタル音声情報に伴う
タイムコードの場合であったが、ディジタル映像情報あ
るいはディジタル音声,映像,データが混在した情報を
記録する場合においてもまったく同様のことが成立す
る。
なお、本実施例は情報を連続するセクタに続けて記録す
る連続記録の場合であるが、情報をセクタに飛び飛びに
記録する間欠記録においても同様である。
第7図および第8図に本発明の第4の実施例を示す。第
7図は上記第1の実施例により記録されたディスクを再
生し、タイムコードを出力する場合について説明してい
る。第7図において、14〜24は第14図に示す従来例と同
一である。ディジタル音声情報22の処理は、第14図の従
来例と同様である。一方、再生時間情報700は上記第1
および第2の実施例における第3の計数値の形式でデコ
ーダ21から出力される。再生時間情報700はタイムコー
ド算出手段601に加えられ、第3の計数値からタイムコ
ードに逆変換される。ここでは、NTSCのノンドロップフ
レームに逆変換する場合について、マイクロコンピュー
タを用いた場合について第8図のフローチャートととも
に説明する。まず、ステップ1で総フレーム数を計算す
る。タイミングクロックが48kHzの場合、NTSC1フレーム
はタイミングクロック数1600に相当するから再生時間情
報を1600で除すれば次式に示すように総フレーム数と剰
余が得られる。再生時間情報が第1の実施例において示
した216968480であったとすると、 総フレーム数 =INT[216968480/1600] =135605 …(5) 剰余=MOD[216968480/1600] =480 …(6) を得る。(6)式において、MODはモジュロをとること
を意味し、剰余を表す。次に、ステップ2で総秒値への
変換と秒値を算出する。秒数に変換するには上記総フレ
ーム数を30で除すればよく、その剰余がフレーム値を表
す。従って、 総秒数=INT[135605/30] =4520 …(7) フレーム値=MOD[135605/30] =5 …(8) となる。
さらに、ステップ3で総分値と秒値に変換する。分数に
変換するには、上記総秒値を60で除すればよく、その剰
余が秒値を表す。よって、 総分値=INT[4520/60] =75 …(9) 秒値=MOD[4520/60] =20 …(10) となる。
ステップ4で、総時間値と分値を算出する。総時間値に
変換するには、上記総分値を60で除すればよく、その剰
余が分値を表す。
総時間値=INT[75/60] =1 …(11) 分値=MOD[75/60] =15 …(12) となる。以上のようにして、再生時間情報700のタイム
コードは、1時間15分20秒5フレームとして得られ、正
確に逆変化される。
一方、再生時間情報700はタイムコード算出手段701にお
いて位相情報705を発生する。位相情報705は第8図にお
ける再生時間情報700から総フレーム数を求めるステッ
プ1の剰余として得られる。すなわち位相情報705は
(6)式により計算されて第7図に示すように位相発生
手段702に供給される。本実施例においては、位相情報7
05は、本実施例においては480である。位相発生手段702
は位相情報705をもとに位相同期タイミング707を発生
し、位相同期手段706に供給する。位相同期タイミング7
07はプリセットカウンタを用いて作成することが可能で
ある。この場合、記録フレームの1フレームは第3の計
数値換算で1600であるから1600−480−1120をプリセッ
トカウンタにプリセットすることにより、位相同期タイ
ミング707を容易に発生させることが可能である。
再生時間情報700のタイムコードは、タイムコード算出
手段701に供給されてタイムコード値が算出される。第
9図にタイミングを示す。位相同期手段706において、
出力タイムコード709の点P10から計数を開始し、位相同
期タイミング707により点P11においてリセットされる。
これによりタイムコード算出手段701から出力されるタ
イムコードのタイミングは記録時と同一となる。位相同
期手段706から出力されるタイムコードはタイムコード
出力手段703において、バイフェーズ変調されて出力さ
れる。
上記本発明の第4の実施例においては、入力タイムコー
ド5がNTSCノンドロップフレームである場合について説
明したが、NTSCドロップフレーム,PALの場合においても
同様である。
本発明の第5の実施例を第10図,第11図を用いて説明す
る。第10図は、本発明の第3の実施例において記録され
た第4の計数値を再生する場合である。
第10図において、14〜24は第14図に示す従来例と同一で
ある。ディジタル音声情報22の処理は、第14図の従来例
と同様である。また、700〜707は第7図に示す本発明の
第4の実施例と同じである。第10図において、再生情報
700は補正手段708に加えられる。補正手段708は第4の
計数値を補正する。すなわち、本発明の第3の実施例の
逆の操作を実行する。例えば、出力タイムコードとして
正確なNTSCノンドロップフレームタイムコードを出力す
る場合を考えると、出力タイムコード604の周期をT1、
第4の計数値をTC4、同期時のフレーム周期をT0とする
と、補正手段708では補正計数値TC41を、 TC41=TC4×T1/T0 …(13) として求める。(13)式により得られた補正された計数
値TC41を用いてタイムコード値および位相タイミングを
発生する。以下、本発明の第4の実施例と同様である。
発明の効果 以上説明したように、本発明のタイムコード記録方式
は、NTSC,PAL,SECAM等のタイムコードに依存しない共通
のタイムコード記録を実現できる。また、入力タイムコ
ードの種類に依存せず、変換,逆変換が類似のアルゴリ
ズムで実現できる。また、タイムコードの分解能はタイ
ミングクロック101の周波数に依存し、48kHz程度の比較
的低い周波数を用いても20.83μ秒という高精度を実現
できる。またさらに、従来の時,分,秒,フレームによ
る記録方式と比較した場合、従来の方法がフレーム以上
とフレーム以下の2種の処理系を必要としたのに対し、
本発明の方法は、1種類の処理系でよく、かつ、同一の
記憶容量で分解能を高くとることが可能である。これに
より、容易な処理で高精度な同期運転やサンプル精度の
編集が可能となる。
また、入力タイムコードまたは入力ディジタル音声情報
からPLLによりタイミングクロックを生成することによ
り入力ディジタル音声情報と記録装置のシステムクロッ
クが非同期の場合においても正確にタイムコードを記録
することが可能である。この場合、同期手段がPLLであ
るからハードウェアのみによって実現でき、IC化に有利
という利点がある。
さらに、本発明の第3の実施例に示したように、入力タ
イムコードのフレーム周期を抽出することにより第3の
計数値を補正して第4の計数値を得る方法により、入力
ディジタル音声情報と記録装置のシステムクロックが非
同期の場合においても正確にタイムコードを記録するこ
とが可能である。この場合、演算により補正を加えてい
るので、マイクロコンピュータ等により構成することに
より入力タイムコードや入力ディジタル音声情報に誤り
があっても影響を受けにくくすることができ、信頼性の
高いシステムを実現できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における記録装置の構成
を示すブロック図、第2図は第1の実施例の記録動作を
示すタイミング図、第3図は第1の実施例の説明に供す
るフローチャート、第4図は本発明の第2の実施例にお
ける記録装置の構成を示すブロック図、第5図は本発明
の第3の実施例における記録装置の構成を示すブロック
図、第6図は第3の実施例の記録動作を示すタイミング
図、第7図は本発明の第4の実施例における再生装置の
構成を示すブロック図、第8図は第4の実施例の説明に
供するフローチャート、第9図は第4の実施例における
記録動作を示すタイミング図、第10図は本発明の第5の
実施例における再生装置の構成を示すブロック図、第11
図はディスク上のトラックパターンを示す模式図、第12
図はCDのフレーム内容を示す模式図、第13図はサブコー
ドQチャンネルデータの内容を示す模式図、第14図は従
来例の記録装置の構成を示すブロック図である。 6……タイムコード読取手段、28……システムクロック
生成手段、100……タイミングクロック生成手段、102…
…第1の計数値算出手段、104……フレーム抽出手段、1
06……計数手段、108……一時記憶手段、110……加算手
段、401……PLL、501……分周器、505……フレーム周期
抽出手段、701……タイムコード算出手段、702……位相
発生手段、706……位相同期手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミングクロックを発生するタイミング
    クロック発生手段と、 入力時間情報を読み取る読み取り手段と、 上記入力時間情報のフレームを抽出するフレーム抽出手
    段と、 上記読取手段で読み取った入力時間情報から時間情報の
    タイミングクロック数に相当する第1の計数値を算出す
    る第1の計数値算出手段と、 上記フレーム抽出手段で抽出したフレームの後端から記
    録フレーム先頭までの時間を上記タイミングクロックで
    計数した第2の計数値を出力する計数手段と、 上記第1の計数値と上記第2の計数値とを加えて第3の
    計数値を出力する加算手段と、 上記第3の計数値を記録媒体上に記録する記録手段と、 を有する記録装置。
  2. 【請求項2】タイミングクロックとして、入力ディジタ
    ル情報の標本化周波数に同期する周波数を有するクロッ
    クを用いる請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】タイミングクロックとして、記録フレーム
    を整数分割した周期を有するクロックを用いるととも
    に、 入力時間情報のフレーム周期を抽出するフレーム周期抽
    出手段と、 上記入力時間情報のフレーム周期により上記第3の計数
    値を補正した第4の計数値を計算する補正手段と、 上記第4の計数値を記録媒体上に記録する記録手段と、 を有する請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】入力ディジタル情報の標本化周波数に同期
    する周波数を有するタイミングクロックを入力デイジタ
    ル情報からPLLにより発生する手段を有する請求項2記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】同心円状もしくはスパイラル状のトラック
    と、上記トラックを分割したセクタ上に入力情報を記録
    する請求項1〜4の何れかひとつに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れかひとつに記載の記録
    装置により記録された第3の計数値を再生する再生手段
    と、上記第3の計数値とタイミングクロックから時間情
    報を発生する時間情報発生手段と、を有する再生装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の記録装置により記録された
    第4の計数値を再生する再生手段と、上記第4の計数値
    とタイミングクロックから時間情報を発生する時間情報
    発生手段と、 を有する再生装置。
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