JPH07826B2 - 炭化クロム−ニッケル基時効硬化性合金コーティングを生成する方法及びそうして製造されたコーティング付き物品 - Google Patents

炭化クロム−ニッケル基時効硬化性合金コーティングを生成する方法及びそうして製造されたコーティング付き物品

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JPH07826B2
JPH07826B2 JP3296572A JP29657291A JPH07826B2 JP H07826 B2 JPH07826 B2 JP H07826B2 JP 3296572 A JP3296572 A JP 3296572A JP 29657291 A JP29657291 A JP 29657291A JP H07826 B2 JPH07826 B2 JP H07826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービンに代表される
ターボマシンのブレード、ベーン等の気体通路部品用の
改善された耐侵食性コーティングに関するものであり、
特には気体通路部品表面に炭化クロム及び時効硬化性ニ
ッケル基合金を溶射しそして好ましくはその後気体通路
部品を熱処理してなるコーティングを生成する方法及び
炭化クロム及び時効硬化性ニッケル基合金組成物のコー
ティングで被覆された気体通路部品を具備するターボマ
シンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭化クロム−ニッケル基合金は、斯界で
は、ナトリウム冷却型原子炉の炉心における316ステ
ンレス鋼部品の高い静的摩擦係数及び高い摩耗速度にな
んとか耐久性を示すコーティングとして知られている。
そうした用途向けのコーティングは、高い中性子の照射
に耐えねばならず、液体ナトリウムに対し耐食性がなけ
ればならず、更には熱衝撃耐性を具備しそして摩擦係数
の低減及び摩耗速度の低下に向けて相手部品と自動的に
なじむ良好な自己整合特性を有するものでなければなら
ない。G.A. Whitlow等による「原子炉用途に対しての低
摩擦炭化物コーティングのナトリウムとの相互適合性の
研究(Sodium Compatibility Studies ofLow Friction
Carbide Coatings for Reactor Application )」と題
する刊行物(1974年、3月4−8)は、爆発銃で溶
射したCr3C2 +インコネル718コーティングを含めて
様々のコーティングについて熱サイクルの影響、ナトリ
ウムとの相互適合性等を論議している。インコネル(In
conel )は、ニッケル合金に対するインターナショナル
・ニッケル・カンパニー社の商標である。そこでの試験
は、427℃(800°F)と627℃(1160°
F)との間での1000時間熱サイクルを含んだ。そう
した曝露後、Cr3C2 +インコネル718コーティングに
対しては、スポーリング或いはその他の機械的損傷は起
こらずそして基材内部出の変化以外には金属組織学的手
法を使用して観察しうるミクロ組織の変化は存在しなか
った。しかし、ミクロ組織のX−線解析は、付着状態の
コーティングがCr7C3 +Cr23C6を含みそして高温への長
期曝露に際してCr7C3 からCr23C6への変態が起こってい
るように思われることを示した。爆発銃溶射Cr3C2 +イ
ンコネル718コーティングは、液体ナトリウム中で使
用される時良好な自己適合性アドヘシブ摩耗(固着摩
耗)耐性を有するように思われた。
【0003】液体ナトリウム用途に加えて、炭化クロム
基溶射コーティング系は、昇温下での滑り及び衝撃摩耗
耐性を提供するのに長年使用されてきた。これまで最も
多く使用された系は、炭化クロム+ニッケルクロム複合
体である。コーティング中のニッケルクロム(通常Ni
−20%Cr)成分は、約10〜35重量%の範囲を有
した。これらコーティングは、爆発銃のみならずプラズ
マ溶射を含めてすべての型式の溶射プロセスを使用して
生成された。溶射に使用された粉末は通常2種の成分の
単純な機械的混合物である。粉末の炭化クロム成分は通
常Cr3C2 であるが、付着状態のコーティングは代表的
に、主成分としてのCr7C3 をもっと少ない量でのCr3C2
及びCr23C6と共に含有している。粉末組成と付着コーテ
ィングとの間の差異は、Cr3C2 の酸化と、その結果とし
ての炭素の損失による。酸化は、爆発銃による溶射にお
いては爆発気体中の酸素或いは二酸化炭素の結果として
起こり、他方プラズマ溶射においては酸化はプラズマ流
れ中への空気の吸引の結果として起こる。金属成分の比
較的高い容積分率を伴うこれら炭化クロム+ニッケルク
ロムコーティングは、昇温下でのガスタービン部品にお
いてその自己整合性の耐摩耗性の故に使用された。これ
らコーティングは、高い金属含有量の故に、良好な衝撃
耐性、フレッチング(擦過)摩耗耐性及び耐酸化性を有
する。低めの温度では、公称20重量%ニッケル−クロ
ムを有するコーティングが、メカニカルシールにおける
炭素及び炭素グラファイトに対する摩耗に対してそして
アドヘシブ及びアブレーシブ様式での摩耗全般に対して
使用されてきた。これらコーティングは最も多くは溶射
により生成された。この被覆方式においては、通常粉末
形態であるコーティング材料は、その融点近くまで加熱
され、高速に加速されそして被覆されるべき表面に衝突
せしめられる。粒子は、表面に衝突しそして横方向に流
動して薄いレンズ状粒子(スプラットと呼ばれることが
多い)を形成し、これら粒子は相互に絡み合いそして重
なり合ってコーティングを形成する。溶射法としては、
爆発銃溶射、酸素−燃料火炎溶射、高速酸素−燃料溶
射、プラズマ溶射その他を含む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タービンの
ようなターボマシンのブレード等の気体通路部品は、気
体流れに連行されそして様々の角度でそうした部品に衝
突する様々の寸法の固体粒子からの侵食性摩耗(erosiv
e wear)を受ける。ターボマシンの多くの設計におい
て、気体通路部品への固体粒子の主たる衝突角度は低
く、10〜30度の角度が一般である。従って、侵食性
摩耗を受ける気体通路部品の寿命は、これら低角度での
粒子衝突に対する表面の耐摩耗性により決定される。
【0005】しかしながら、ターボマシン気体通路部品
を対象としてこうした低角度粒子衝突に対する耐摩耗性
に対して有効なコーティングはいまだ得られていない。
炭化クロム+ニッケルクロム溶射は充分に有効ではなか
った。本発明の課題は、ターボマシン気体通路部品を対
象としてこうした低角度粒子衝突に対する侵食性摩耗に
対して有効なコーティングを得る技術を確立することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、そうした粒
子衝突による侵食性摩耗に対しては、炭化クロム+時効
硬化性ニッケル基合金溶射コーティングが有用であるこ
とを見いだした。
【0007】本発明は、ターボマシンの気体通路部品を
被覆するための炭化クロム及び時効硬化性ニッケル基合
金を該部品表面に溶射することからなる被覆方法を提供
するものである。
【0008】本発明はまた、炭化クロム及びインコネル
718のような時効硬化性ニッケル基合金を含むコーテ
ィングをターボマシン気体通路部品の表面上に付着しそ
して後気体通路部品被覆表面を熱処理する方法を提供す
る。
【0009】本発明は更に、炭化クロム及び時効硬化性
ニッケル基合金コーティングから成るターボマシンの気
体通路部品用の改善された耐侵食性コーティングを提供
するものである。
【0010】本発明はまた、熱処理された、溶射Cr3C2
+インコネル718ターボマシン気体通路部品用コーテ
ィングを提供する。
【0011】上記のように、本発明は、ターボマシン気
体通路部品の表面を炭化クロム及び時効硬化性ニッケル
基合金から成るコーティングで被覆する方法と関係し、
ターボマシン気体通路部品の表面の少なくとも一部に炭
化クロム及び時効硬化性ニッケル基合金の粉末組成物を
溶射する段階を含む。
【0012】好ましくは、気体通路部品の付着した状態
のコーティング層は、コーティング層のニッケル基合金
成分内部に金属間化合物の析出をもたらすに十分の温度
及び期間加熱される。この熱処理段階において、高い応
力状態にある付着したままのミクロ結晶組織のもっと秩
序化された、明確に定義されたX−線回折模様を示す相
を持つ組織への変化が起こる。
【0013】
【作用】コーティングの炭化クロム成分は良好な耐侵食
性を提供し同時にコーティングの時効硬化性ニッケル基
合金成分はコーティングに熱及び機械的応力への耐性を
提供する。時効硬化性ニッケル基合金は特に低角度衝突
におけるコーティングの耐侵食性摩耗に寄与しない、す
なわちそれへの耐久性を増大しないものと予想されてい
た。にもかかわらず、予想外にも、時効硬化性ニッケル
基合金の添加はコーティングに熱−機械的強度を付与す
るのみならず、コーティングの耐侵食性、特に低衝突角
度での耐侵食性摩耗を増大することが見いだされた。こ
の増大せる耐侵食性は、気体通路部品に対して特に重要
である。何故なら、侵食性摩耗は部品の全体寸法を大き
く減じ、それによりターボマシンをその意図する用途に
おいて低効率化するからである。これは特に水蒸気及び
ガスタービンのブレードに対して云えることである。
【0014】
【実施例】ここで使用するものとしての「気体通路部
品」とは、ターボマシン内部で気体流れとの接触を受け
そして気体流れを囲い込みまた気体流れの方向を変更す
るのに使用されることを意図する部品である。代表的な
ターボマシンは、ガスタービン、水蒸気タービン、ター
ボエキスパンダ(膨張機)等である。被覆されうるター
ボマシン部品例は、ブレード、ベーン、ダクト部片、ダ
イアフラム、ノズルブロック等である。
【0015】ここで使用するものとしての「時効硬化性
ニッケル基合金」とは、ニッケル基合金過飽和固溶体か
ら金属間化合物の析出を生ぜしめるよう加熱することに
より硬化されうるニッケル基合金を意味するものであ
る。金属間化合物は通常、アルミニウム、チタン、ニオ
ブ及びタンタルから成る群から選択される少なくとも1
種の元素を含有する。好ましくは、同元素は、コーティ
ングの0.5〜13重量%、より好ましくは1〜9重量
%の量で存在すべきである。好ましいニッケル基合金
は、約53重量%ニッケル、約19重量%鉄及び約19
重量%クロムを含有し、残部が約3重量%モリブデン、
約5重量%ニオブ及び約1重量%タンタルそして微量の
他の種元素を含むインコネル(Inconel )718であ
る。インコネル718は、加熱されるとき、オーステナ
イト(fcc)マトリックス中に析出するニッケル金属
間化合物により強化されうる。インコネル718は、硬
化相としてニッケル−ニオブ化合物を析出するものと考
えられる。時効硬化性合金に対しては、析出は、約53
8℃(1000°F)で始まりそして一般に温度の増大
と共に析出量は増大する。しかし、899℃(1650
°F)のような或る温度を超えると、析出二次相は固溶
状態に逆戻りする場合がある。インコネル718に対す
る再固溶温度は843℃(1550°F)である。イン
コネル718に対する代表的な時効温度は、691〜7
60℃(1275〜1400°F)であり、一般に好ま
しい温度は718℃(1325°F)である。通常、ニ
ッケル基合金に対しては、時効硬化温度は、537〜8
99℃(1000〜1650°F)でありそして好まし
くは691〜760℃(1275〜1400°F)であ
る。加熱処理時間は、一般に少なくとも0.5時間から
22時間まで、好ましくは4〜16時間となしうる。
【0016】適当な炭化クロムは、Cr3C2 、Cr23C6及び
Cr7C3 であり、Cr3C2 が好ましい。Cr3C2 +インコネル
718の付着コーティングをミクロ組織のX−線解析に
より調査したとき、それは主にCr7C3及びCr23C6から成
ることが見出された。昇温下での長期曝露に際しては、
Cr7C3 はCr23C6に変換されうるものと考えられる。大半
の用途に対しては、炭化クロム中のクロムは85〜95
重量%、好ましくは約87重量%とすべきである。
【0017】大半の用途に対しては、コーティング中の
炭化クロム成分の重量%は、50〜95重量%、好まし
くは70〜90重量%と範囲となしそして時効硬化性ニ
ッケル基合金はコーティングの5〜50重量%、好まし
くは10〜30重量%の範囲となしうる。
【0018】爆発銃を使用しての爆発による火炎溶射
が、本発明のコーティングを生成するのに使用されう
る。基本的に、爆発銃は、約2.54cmの小さな内径
を有する流体冷却バレルから構成される。一般に、酸素
とアセチレン混合気体が着火されて爆発波を発生し、こ
れが銃のバレルに沿って伝旛し、コーティング材料を加
熱しそして被覆されるべき物品上にまで推進する。米国
特許第2,714,563号は、火炎コーティングのた
めの爆発波を使用する方法及び装置を開示する。
【0019】幾つかの用途において、酸素−アセチレン
燃料混合物を窒素やアルゴンのような不活性気体で希釈
することが望ましい場合がある。希釈気体は、爆発反応
に関与しないので火炎温度を減ずることが見出された。
米国特許第2,972,550号は、爆発被覆プロセス
をより多くのコーティング組成物と共に使用出来るよう
また新規なそして得られるコーティングに基ずく用途を
一層幅広いものとするように酸素−アセチレン燃料混合
物を希釈する方法を開示する。
【0020】他の用途において、第2の燃焼性気体がア
セチレンと共に使用でき、そうした気体は好ましくはプ
ロピレンである。2種の燃焼性気体の使用は、米国特許
第4,902,539号に開示される。
【0021】プラズマ被覆トーチもまた、本発明に従い
適当な基材上に様々の組成物のコーティングを生成する
ための別の手段である。プラズマ被覆技術は、コーティ
ング粉末がその融点近く或いは融点を超えて加熱されそ
してプラズマ気体流れにより加速されて被覆されるべき
物品に衝突せしめられる照準線プロセスである。衝突に
際して、加速された粉末は、重なり合った薄いレンズ状
の粒子(スプラット)の多数の層から成るコーティング
を形成する。この方法もまた、本発明コーティングを生
成するのに適当である。
【0022】本発明のコーティングを生成するまた別の
方法は、いわゆる極超音速火炎スプレーコーティングを
含む高速酸素−燃料方法である。これら方法において、
酸素及び燃料気体が連続的に燃焼され、それにより高速
気体流れを形成し、そこにコーティング組成物粉末材料
が注入される。粉末粒子は、その融点近くまで加熱さ
れ、加速されそして被覆されるべき表面に衝突せしめら
れる。衝突に際して、粉末粒子は、外方に流動して重な
り合ったレンズ状の粒子、すなわちスプラットを形成す
る。
【0023】本発明のコーティング層を得るのに使用さ
れる出発材料の炭化クロム粉末は好ましくは、焼結及び
粉砕プロセスにより製造された粉末である。この方法に
おいては、粉末成分が高温で焼結されそして生成する焼
結生成物が粉砕されそして整寸される。金属粉末は好ま
しくはアルゴン噴霧化と続いての整寸により製造され
る。粉末成分はその後機械的混合操作によりブレンドさ
れる。
【0024】特に、本発明の熱処理した炭化クロム+ニ
ッケル基時効硬化性合金コーティングはターボマシンの
気体通路部品において使用するに理想的に適合する。コ
ーティングの厚さは大半の用途に対して5〜1000μ
m厚さの範囲をとり、約15〜250μm範囲の厚さが
好ましい。本発明において使用するに適当な基材は、ニ
ッケル基合金、コバルト基合金、鉄基合金、チタン基合
金、高融点金属基合金その他である。
【0025】本発明の熱処理段階は、コーティング付着
段階に続いて同じ設備において行いうるし、或いは気体
通路備品をターボマシン設備に取付け或いは据えつけそ
して後それらを熱処理段階に曝露することもできる。も
しコーティング部品の使用を意図する環境が熱処理段階
に匹敵するものであるなら、その場合にはコーティング
部品をその意図する環境中で熱処理することもできる。
例えば、ブレードのようなコーティング部品がその意図
する使用環境で昇温下に置かれそしてその環境が熱処理
段階の条件に匹敵するものであるなら、熱処理はそうし
た環境中で自動的に行いうる。従って、熱処理段階は、
コーティング付着段階直後に或いは同じ設備で行う必要
はない。
【0026】本発明のサンプルコーティングを生成しそ
して様々の試験に供した。熱処理しなかったコーティン
グサンプル及び時効硬化性ニッケル基合金を含まないコ
ーティングサンプルも比較のため調製した。様々の試験
の簡単な説明を特定の実施例及び比較例と関連して述べ
る。
【0027】(試験1:室温での微細なクロマイトによ
る侵食試験)本発明のコーティングの優れた耐侵食性を
実証するために、侵食体として微細なクロマイト(FeCr
2O4 )を使用して侵食試験を行った。この試験に対して
は、25.4mm巾×50.8mm長×1.6mm厚寸
法のタイプ304ステンレス鋼パネルを25.4mm巾
×50.8mm長の面において関心のあるコーティング
で被覆した。コーティング公称厚さは150μmであっ
た。コーティングを試験するために、パネルを2.19
mmの直径を有する空気噴出口から101.6mmの距
離に置いた。空気噴出口の角度はパネル面から20度と
しそして空気噴出口をパネルの長手軸線と整列せしめ
た。空気を0.22MN/m2 (32psig)の圧力で供給し
た。1200gの微細なクロマイト侵食体をそのすべて
が100〜110秒で消費されるような速度で空気噴出
口に吸引せしめた。微細なクロマイト粒子を衝突せしめ
ることにより生じたコーティングの侵食量を試験前後で
のパネルの重さを計量することにより測定した。600
gの材料を空気噴出口に供給した点を除いてすべてのパ
ラメータ及び手順を同じとして90度の衝突角度でも同
様の試験を行った。
【0028】(例1)多くの産業用途において見いださ
れるのと同様の非常に微細な粒子による耐侵食性におけ
る本発明コーティングの効用を評価するために、上記の
試験1を実施した。この試験において、侵食体材料は、
化石燃料焚き発電設備における熱交換器から剥げ落ちる
材料に類似の材料であるクロマイト(FeCr2O4 )であ
る。この材料は、水蒸気中に連行されそしてタービンの
固体粒子侵食を生ぜしめる。この試験において、炭化ク
ロム−ニッケルクロムコーティングを本発明の炭化クロ
ム−インコネル718コーティングと被覆したままの状
態及び熱処理した状態両方で比較した。爆発銃方法を使
用してタイプ304ステンレス鋼基材上に150μm厚
のコーティングを付着した。表1のコーティングAに対
する出発コーティング粉末は11重量%インコネル71
8及び89重量%炭化クロムであった。表1のコーティ
ングBに対する出発粉末は11重量%の80%Ni−2
0%Cr及び89重量%炭化クロムであった。この例で
の熱処理は、真空中718℃で8時間とした。表1に示
される試験1データからわかるように、室温での微細ク
ロマイト試験において、被覆したままの状態では20度
或いは90度衝突角度いずれにおいても2種のコーティ
ングA、Bの性能に有意差は存在しない。しかし、熱処
理した状態では、本発明のコーティング(コーティング
A)は20度及び90度衝突角度両方においてコーティ
ングBよりも相当に優れている。
【0029】
【表1】
【0030】(試験2:昇温下での粗いクロマイトによ
る侵食試験)本発明コーティングの優れた耐侵食性を実
証するために、コーティング及び侵食体の両方を550
℃の公称温度に維持して侵食試験を行った。この試験に
対しては、4.0mm厚のタイプ304ステンレス鋼パ
ネルにその25.4mm長×12.7mm巾の面に関心
のあるコーティングを形成した。コーティング公称厚さ
は250μmであった。コーティングを試験するため
に、パネルを89mm×25.4mm断面と3.66m
長さとを有する加熱トンネルの一端に取付けた。トンネ
ルの他端には、上述した試験温度にサンプルコーティン
グを加熱するに十分の高温ガス流れを発生する燃焼器を
設置した。75μm公称直径の比較的粗いクロマイト侵
食体粒子をコーティング表面に衝突前に228m/秒の
公称速度に達するように燃焼器排出流れに導入した。衝
突角度はコーティングパネルの姿勢角度を機械的に調整
することにより変更した。クロマイト粒子を衝突するこ
とにより生じた侵食量を試験前後のパネルの重さを計量
することにより測定した。侵食速度はサンプルに衝突し
た侵食体の単位g当たりの重量変化として表した。
【0031】(例2)昇温下での本発明のコーティング
の耐侵食性の有効性を評価するために、上記試験2を使
用した。この試験において、例1で使用した試験1と同
じ組成ではあるが大きな寸法の幾分粗いクロマイト粒子
を使用した。この試験において、コーティングA(80
重量%炭化クロム+20重量%ニッケルクロム)及びコ
ーティングC(65重量%炭化クロム+35重量%ニッ
ケルクロム)を本発明のコーティングB(78重量%炭
化クロム+22重量%IN−718)と比較した。コー
ティングを例1と同様にして約250μm厚さにまで被
覆した。228m/秒の粒子速度を使用してのこの試験
の結果を表2に示す。同様の試験を303m/秒の粒子
速度で行った。その結果を表3に示す。試験データか
ら、表2の228m/秒の粒子速度において、本発明の
コーティングBがすべての衝突角度でコーティングA及
びCより良好であり、特に15度の衝突角度で優秀であ
ることが明白である。表3の303m/秒の粒子速度に
おいては、15度の衝突角度において本発明のコーティ
ングBはコーティングA及びCより優れていた。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】(試験3:室温での粗いアルミナによる侵
食試験)本発明のコーティングの優れた耐侵食性を実証
するために、侵食体として比較的粗い、角張ったアルミ
ナを使用して侵食試験を行った。この試験に対しては、
25.4mm巾×50.8mm長×1.6mm厚寸法の
タイプ304ステンレス鋼パネルをその25.4mm巾
×50.8mm長の面において関心のあるコーティング
で被覆した。コーティング公称厚さは150μmであっ
た。コーティングを試験するために、2.19mmの直
径を有する空気噴出口から101.6mmの距離にパネ
ルを置いた。空気噴出口の角度をパネル面から20度と
しそして空気噴出口をパネルの長手軸線と整列させた。
空気を空気噴出口に0.22MN/m2 (32psig)の圧力
で供給した。600gのアルミナ侵食体をすべてが10
0〜110秒で消費されるような速度で空気噴出口に吸
引せしめた。アルミナ粒子を衝突せしめることにより生
じたコーティングの侵食量を試験前後でのパネルの重さ
を計量することにより測定した。侵食速度は、侵食体単
位g当たりの重量変化として表した。300gのみの材
料を空気噴出口に供給した点を除いてすべてのパラメー
タ及び手順を同じとして90度の衝突角度でも同様の試
験を行った。
【0035】(例3)この試験においては、比較的大き
なアルミナ粒子を室温で使用した。試験は試験3の手順
で20度及び90度衝突角度両方において被覆したまま
の状態或いは熱処理した状態いずれについても行った。
結果を表4に示す。この例での熱処理は、真空中718
℃で8時間及び(或いは)空気中718℃で8時間とし
た。コーティングを例1におけるように150μmの厚
さまで被覆した。出発粉末組成及びコーティング層最終
組成をそれぞれを表4に示す。試験データから、室温で
粗いアルミナを使用して試験される場合、被覆したまま
の状態では、3種のコーティング間にほとんど差は無い
ことが明らかである。90度の衝突角度においては、熱
処理したコーティングがある程度の改善を示した。しか
し、20度の衝突角度では、本発明のコーティングA及
びBと従来コーティングCとの間には相当の改善があっ
た。これは、産業界での大半の侵食が高衝突角度ではな
く、低衝突角度で起こるから非常に意義ある結果であ
る。
【0036】真空中で加熱されたコーティングサンプル
Aのコーティングを更に大気中で718℃において72
時間加熱した。これはコーティングの過時効状態と考え
られる。しかし、20度での侵食速度は57μg/gで
ありそして90度での侵食速度は78μg/gであるこ
とが見いだされた。使用中の雰囲気への長期曝露により
起こりうる過時効状態でも改善されたコーティング性能
が保持されることがわかる。
【0037】
【表4】
【0038】(例4)この例では、本発明の3種のコー
ティングにおける金属相の量の影響を試験3の手順を使
用して比較した。150μm厚のコーティングを被覆し
たままの状態及び熱処理状態両方において評価した。こ
の場合の熱処理は、真空中718℃で8時間とした。結
果を表5に示す。90度の衝突角度の場合、3種のコー
ティング間に被覆状態及び熱処理状態いずれもほとんど
差はなかった。20度の衝突角度の場合、被覆状態及び
熱処理状態いずれも金属相の増加と共に侵食速度にわず
かの増加が見られる。しかし、この増加は非常に大きい
ものではない。従って、本発明のコーティングが広範囲
の金属相含有量にわたって非常に有用であることが明ら
かである。
【0039】
【表5】
【0040】(試験4:昇温下での微細なアルミナによ
る侵食試験)本発明コーティングの優れた耐侵食性を実
証するために、コーティング及び侵食体両方を550℃
の公称温度に維持して侵食試験を行った。この試験に対
しては、12.7mm厚さのタイプ410ステンレス鋼
ブロックにその34mm長×19mm巾の面に関心のあ
るコーティングを形成した。コーティングは250μm
公称厚さであった。コーティングを試験するために、ブ
ロックを不活性気体を充填した包被体内に置いた。そこ
に、27μm公称寸法のアルミナ粒子を不活性気体に懸
濁した流れを1.6mm直径及び150mm長さの超硬
合金(焼結炭化物)製のノズルを通して導入した。コー
ティングサンプルをノズルの出口端から20mmのとこ
ろにノズル中心線に対して90度或いは30度の角度で
配向して位置づけた。包被体を炉内に置いて、コーティ
ングサンプルを500℃の温度に加熱した。コーティン
グサンプルがこの温度にある間に、これらに約94m/
秒の速度で流れる既知量のアルミナ粒子の衝撃を一定期
間曝露せしめた。アルミナ粒子によりコーティングがえ
ぐられた最大深さを侵食のめやすとした。侵食速度はサ
ンプルに衝突した侵食体の単位g当たりの侵食深さとし
て表した。
【0041】(例5)150μ厚さのサンプルコーティ
ングを表6に示す組成物を使用して例1の手順に準じて
生成した。試験4に従うデータは、本発明の熱処理コー
ティング(コーティングA及びB)に対する30度衝突
角度での侵食速度は従来の熱処理コーティング(コーテ
ィングC及びD)より良好であることを示した。
【0042】
【表6】
【0043】以上の例はコーティングを被覆するのに爆
発銃手段を使用したが、本発明のコーティングは、プラ
ズマ溶射、高速酸素−燃料溶射、極超音速火炎溶射等を
含めて他の溶射技術を使用しても同様に有用に生成され
うる。
【0044】本発明について多くの実施例及び試験例を
説明したが、これらは例示的なものであり、本発明の範
囲内で多くの変更が可能であることを明記されたい。
【0045】
【発明の効果】本発明の熱処理した炭化クロム+ニッケ
ル基時効硬化性合金コーティングはターボマシンの気体
通路部品において使用するに理想的に適合する。特に、
低角度での粒子衝突による侵食性摩耗に対して有効なコ
ーティングを得る技術を確立した。タービン等の性能維
持が容易となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エリク・ジャクソン 米国インディアナ州ブランズバーグ、カー ナビ・ドライブ60 (72)発明者 ジーン・マリー・クウェッツ 米国インディアナ州インディアナポリス、 ノース・カレジ・アベニュー7750

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターボマシンの気体通路部品の表面の少
    なくとも一部に炭化クロム及び時効硬化性ニッケル基合
    金の粉末組成物を溶射する段階を包合するターボマシン
    の気体通路部品の表面を炭化クロム及び時効硬化性ニッ
    ケル基合金から成るコーティングで被覆する方法。
  2. 【請求項2】 付着状態のコーティングを加熱して、コ
    ーティングのニッケル基合金成分内部に金属間化合物の
    折出をもたらす段階を更に含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 付着状態のコーティングを537〜89
    9℃(1000〜1650°F)の範囲の温度で0.5
    〜22時間の範囲の時間加熱する請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 炭化クロムがコーティングの50〜95
    重量%を占めそして時効硬化性ニッケル基合金がコーテ
    ィングの5〜50重量%を占める請求項1項、2項乃至
    3項記載の方法。
  5. 【請求項5】 ターボマシンの気体通路部品がブレー
    ド、ベーン、ダクト部片、ノズルブロック及びダイアフ
    ラムから成る群から選択される請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 炭化クロム及び時効硬化性ニッケル基合
    金組成物のコーテングで被覆された気体通路部品を具備
    するターボマシン。
  7. 【請求項7】 コーティングが熱処理された炭化クロム
    及び時効硬化性ニッケル基合金組成物から成る請求項6
    のターボマシン。
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