JPH0781933B2 - 排気弁の故障診断方法 - Google Patents

排気弁の故障診断方法

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JPH0781933B2
JPH0781933B2 JP12944388A JP12944388A JPH0781933B2 JP H0781933 B2 JPH0781933 B2 JP H0781933B2 JP 12944388 A JP12944388 A JP 12944388A JP 12944388 A JP12944388 A JP 12944388A JP H0781933 B2 JPH0781933 B2 JP H0781933B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Testing Of Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディーゼル機関の排気弁の故障診断方法に関す
る。
〔従来の技術〕 第7図に従来形のディーゼル機関の排気弁故障診断の故
障診断方法に関する。
01はディーゼル機関、02はシリンダ、03はインジケータ
コック、04はシリンダNo.1のインジケータコックに取り
付けた圧力ピックアップ、04′はシリンダNo.2のインジ
ケータコックに取り付けた圧力ピックアップ、06はオシ
ロスコープ、05と05′は圧力ピックアップ04,04′とオ
シロスコープ06とをつなぐコードである。
第8図でオシロスコープ06は記録される指圧図で図中実
線は正常な指圧図であり、点線は異常な指圧図の例であ
る。
ディーゼル機関の性能値が異常値を示した場合、例えば
排気温度が上昇したり燃費が悪化した場合、指圧図を採
取しそれを標準値と比較し、全体的に低ければ排気弁に
異常ありと診断する。前記比較の方法としては、2チャ
ンネルのオシロスコープ06に2個のストレンゲージ式の
圧力ピックアップ04と04′をインジケータコック03に取
り付け、オシロスコープ06に表示される画像を互いに重
ね合わせて行なう。No.2シリンダの指圧図がNo.1シリン
ダを除く他のシリンダが指圧図とほぼ一致して標準値と
診断され、それが第8図の実線のようになり、その上に
No.1シリンダの指圧図を重ね合わせたとき一致したとき
は、No.1シリンダの排気弁は異常なしと診断され、もし
排気弁が故障すると閉弁時でも筒内ガスが排気管の方に
もれるので、点線のように正常な場合より低くなりその
ときは異常ありと診断される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが前記指圧線図の2本の画像を目視により行なう
方法では判断に主観が入り、又画像が小さいため可成り
の大きい差がない場合には判断ができない。さらにスト
レンゲージ式ピックアップは温度ドリフトがあるため判
断に重要な低圧力部分の精度が悪い。
以上の理由より前記指圧線図による従来形の故障診断方
法は精度不良のため、かなり大きい故障の場合でなけれ
ば発見できない問題点がある。
本発明の目的は前記従来装置の問題点を解消し、主観を
排除し高精度の故障発見ができる排気弁の故障方法を提
供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の排気弁の故障診断方法は、従来のシリンダ内の
指圧線図を比較して故障診断を行なうものではなく、デ
ィーゼル機関のシリンダ出口に取り付けられたサンプリ
ング弁から筒内の圧縮行程中(第1操作)と、燃焼が終
了して排気弁が開くまでの間(第2操作)において、前
記サンプリング弁から排ガスを採取し、該排ガス中のCO
2(又はO2)を分析計で分析し、前記第1操作で得られ
た分析値Aと前記第2操作で得られた分析値Bとをコン
ピュータを介して比較判定することを特徴としている。
〔作用〕
第3〜4図に示すようにシリンダ内のガス成分は、燃焼
はじめにおいてはCO2は少なく、O2は多い。燃焼がはじ
まるとCO2が多くなり、O2は次第に少なくなり、燃焼終
りではCO2は最大となり、O2は最少値となる。この現象
に注目しシリンダ出口101に排ガス取出口102を設け、そ
れにタイミングサンプリング弁103を取付け、圧縮行程
中と燃焼が終了して排気弁が開くまでの各排ガスを採取
し、該ガス中のCO2(又はO2)を分析計で分析し、それ
ぞれの分析値A,Bをコンピュータ109を介して比較検討
し、それにより排気弁が正常か異常かの結果を出力する
ものである。
即ち、A,Bにおける値においてA=Bのとき排気弁は正
常、AとBが等しくなければ異常と判定する。
〔実施例〕
以下第1〜6図を参照し本発明の一実施例について説明
する。
第1図は本実施例のブロック線図、第2図は排気弁まわ
りの詳細図、第3図はクランク角変化によるサンプリン
グ弁におけるCO2値(%)の測定値、第4図は同O2
(%)の測定図、第5図は指圧図とコントロール信号の
関係図、第6図は本発明の故障診断方法のコンピュータ
フローチャートである。
第1図で01はディーゼル機関、02はシリンダ、100は排
気管、101は排気管マニホールド、102は排気管出口に設
けられた排ガス取出口、103は排ガス取出口102に取付ら
れた電磁式サンプリング弁、104はCO2分析計(又はO2
析計)、105はサンプリング弁103とCO2分析計(又はO2
分析計)104をつなぐコード、106はサンプリング弁103
を開閉するコントローラ、107はサンプリング弁103とコ
ントローラ106をつなぐコード、108は回転角度センサ、
109はコンピュータ、110はセンサ108とコンピュータ109
をつなぐコード、111は入力装置、112は出力装置であ
る。
第2図はサンプリング弁103、120は排気弁、121は筒
内、122はピストン、123は燃料弁、である。
第2図においてコンピュータ109の入力装置111によって
第1操作および第2操作のタイミングと弁開時間を入力
すると、コントローラ106は第5図に示すように筒内の
圧縮行程中に第1操作の弁コントローラ信号、排気弁直
前に第2操作の弁コントローラ信号を発生する。
圧縮行程中の第1操作の弁コントロール信号で採取され
た排ガス中のCO2(又はO2)を分析してその値をコンピ
ュータ109に送りその値をAとする。次に燃焼後期の第
2操作の弁コントロール信号により採取された排ガス中
のCO2(又はO2)の分析値をコンピュータに送りその値
をBとする。
排気弁120が正常に働いておれば、排気弁120が閉じてい
る間は筒内121のガスは分岐管101の方へ流出することは
ないのでAの値とBの値とは同じとなる。もし排気弁12
0に異常があり気密性が保たれないときには、排気弁120
が閉じているときにも筒内121のガスは分岐管101の方へ
流出しCO2であればB>Aとなり、O2であればB<Aと
なる。
このような現象を利用してコンピュータ109に第6図の
ようなソフトウエアを組込むことにより排気弁の故障診
断を主観を排除して自動的に行なうことができる。
次に前記実施例の作用について説明する。
コンピュータ109の入力装置111に必要な情報を入力し弁
コントローラ106の第1操作時に得られたCO2(又はO2
の分析値%Aと、第2操作時に得られたCO2(又はO2
の分析値%Bを求める。次にAとBを比較しA=Bであ
れば排気弁120は正常と判定し、AとBは等しくないと
きには、異常と判定しその結果を出力装置112より表示
する。
〔発明の効果〕
本発明に係る排気弁の故障診断方法は前記のとおり構成
したので、判定がコンピュータで行なわれるため主観が
入らず判定がスピーディに行われると共に、排気弁の気
密性が徐々に悪化するのが通例であるため、A値とB値
の差の時間的変化を記録しておけば、その傾きにより排
気弁の予知が可能であり、又上記A値とB値の差の変化
曲線により故障が予知できるので、排気弁の交換までに
余裕ができ適切な処理と最適なメインテナンスが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のブロック線図、第2図はサンプリン
グ弁103の取付場所付近の詳細図、第3〜4図はそれぞ
れクランク角変化によるCO2値又はO2値の正常及び異常
値を示す線図、第5図は指圧図とコントロール信号との
関係線図、第6図は本発明の主要部であるソフトウエア
のフローチャート、第7〜8図は従来例で第7図は第1
図応当図、第8図は正常又は異常時の圧力線図である。 01……ディーゼル機関、101……シリンダ出口(分岐
管)、102……排ガス取出口、103……サンプリング弁、
104……分析計、109……コンピュータ、120……排気
弁、121……筒内(燃焼室)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディーゼル機関(01)のシリンダ出口(10
    1)に取り付けられたサンプリング弁(103)から筒内
    (121)の圧縮行程中(第1操作)と、燃焼が終了して
    排気弁(120)が開くまでの間(第2操作)とにおい
    て、サンプリング弁(103)から排ガスを採取し、該排
    ガス中のCO2(又はO2)を分析計(104)で分析し、前記
    第1操作で得られた分析値Aと前記第2操作で得られた
    分析値Bとをコンピュータ(109)を介して比較判定す
    るようにしたことを特徴とする排気弁の故障診断方法。
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