JPH0781840A - トラバースシュー - Google Patents

トラバースシュー

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Publication number
JPH0781840A
JPH0781840A JP25641593A JP25641593A JPH0781840A JP H0781840 A JPH0781840 A JP H0781840A JP 25641593 A JP25641593 A JP 25641593A JP 25641593 A JP25641593 A JP 25641593A JP H0781840 A JPH0781840 A JP H0781840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
boat
shoe
leg portion
shaped leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25641593A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Nagao
勲 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スクロールカムの螺旋溝端部におけるトラバー
スシューのターン時のショックを小さくし、トラバース
シューの寿命を大幅に延ばす。 【構成】一定幅の舟形足部1bがベース1aの下側に突設さ
れ、舟形足部1bの幅A、ベースの長さBがそれぞれ1.
5±0.5mm、10±1mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成繊維糸を直接紡
糸延伸する紡糸装置等に用いられるテークアップワイン
ダー等の巻取機において、巻取り中の糸に係合し、糸を
トラバースさせるトラバースシューに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、テークアップワイン
ダーに用いられている従来のトラバースシュー1は、図
5に示すスクロールカム5の螺旋溝5aに係合する舟形
足部1b’は基部に向けて順次厚みの増すテーパーが形
成されている上、舟形足部1b’の下端の幅A’が2mm
(基部の幅は3.5mm)、ベース1aの長さBが19mm
であり、重量も0.6gもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のトラバースシュ
ー1は、毎分数千メートルもの高速巻取りが行なわれる
テークアップワインダーにおいては、移動速度も相当に
大きくなる。そのため、螺旋溝5aの端部(ノーズ)5
a’におけるターン時のトラバースシュー1のショック
は大きく、巻取り速度が6000m/min になると、従
来のトラバースシューは、約2週間しか持たない。ま
た、従来のトラバースシュー1は、舟形足部1b’にテ
ーパーが形成されているので、移動中に上方へ飛び出す
方向の力が働き、カバー6と接触するベース1aの上面
の磨耗程度も大きい。ところで、トラバースシュー1の
ターン時のショックを和らげるために、ノーズ5a’の
カーブの曲率を大きくすることも考えられるが、そのよ
うにすると、ノーズ5a’付近でのトラバースシュー1
の停滞時間が長くなり、耳高のパッケージが形成され、
それも不可能である。
【0004】この発明は、スクロールカムの螺旋溝端部
におけるトラバースシューのターン時のショックを小さ
くし、トラバースシューの寿命を大幅に延ばすことを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のトラバースシューは、一定幅の舟形足部
がベースの下側に突設され、舟形足部の幅、ベースの長
さがそれぞれ1.5±0.5mm、10±1mmのものであ
る。
【0006】
【作 用】上記のように構成されたトラバースシューに
おいては、上方へ飛び出す方向の力が作用せず、また小
型で重量が軽いので、スクロールカムの螺旋溝端部をシ
ョック少なくターンする。
【0007】
【実施例】図3及び図4を参照し、この発明のトラバー
スシューが採用されるテークアップワインダーについて
説明する。
【0008】テークアップワインダーは、モーターによ
って直接駆動される2本のボビンホルダー2、2と、各
ボビンホルダー2を回転軸を挟んだ反対側に突出支持
し、玉揚げ時に180°回転する回転板3と、巻取り位
置で巻取り中のパッケージPに接触し、その周速度を検
出してボビンホルダー2の駆動モーターを制御するため
の信号を送るタッチローラー4と、スクロールカム5と
よりなっており、タッチローラー4及びスクロールカム
5は、巻取り中のパッケージPの巻き径の増加と共に、
一体的に上方にスライドすることができるようになって
いる。
【0009】次に、図1及び図2を参照し、この発明の
トラバースシュー1について説明する。
【0010】この発明のトラバースシュー1は、上記の
ようなテークアップワインダーのスクロールカム5の螺
旋溝5aに係合し、スクロールカム5の回転と共にカバ
ー6の溝6aに案内されてスクロールカム5の軸方向に
往復動するものである。
【0011】このトラバースシュー1は、ベース1a
と、その下方に一体に突出する舟形足部1bと、ベース
1aの上面に突設されたヤーンガイド1cとより構成さ
れている。
【0012】ベース1a及び舟形足部1bは、合成樹脂
製であり、一体成形されている。ベース1aの長さB
は、従来のものの約1/2の10±1mmとする。
【0013】ヤーンガイド1cは、ファインセラミック
製であり、ベース1aの中に一部埋め込まれている。そ
して、先端には糸をガイドする導糸溝1c’が形成され
ている。また、ヤーンガイド1cの下部には2つの孔1
c”が穿設されており、その孔1c’の中には、成形時
に合成樹脂が入り込むので、ヤーンガイド1c支持部の
強度が大となる。
【0014】舟形足部1bは、従来のものと異なり、幅
が一定である。従って、従来のもののように移動中に上
方へ飛び出す方向の力が働くことがないので、カバー6
との接触もほとんどなく、ベース1aの上面の磨耗も少
ない。ベース1aの幅は6mm、舟形足部1bの幅Aは
1.5±0.5mm、とする。このように、ベース1aの
長さBを10±1mm、舟形足部1bの幅Aを1.5±
0.5mmとすると、トラバースシュー1全体の重量は
0.2g以下となる。
【0015】以上のようにして舟形足部1bの幅を一定
にし、トラバースシュー1の重量を従来の1/3以下に
すると、スクロールカム5の螺旋溝端部5a’をショッ
ク少なくターンすることができる。そのため、折損破壊
までの寿命を従来の2倍以上と、飛躍的に伸ばすことが
できる。従って、6000m/min 以上の巻取り速度に
対しても充分に使用可能である。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0017】即ち、折損破壊までの寿命を飛躍的に伸ば
すことができ、6000m/min 以上の巻取り速度を有
する巻取り装置においても充分に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトラバースシューの斜視図である。
【図2】この発明のトラバースシューの実施状態を示す
側面図である。
【図3】テークアップワインダーの正面図である。
【図4】テークアップワインダーの側面図である。
【図5】トラバースシューとスクロールカムとの関係を
示す斜視図である。
【図6】従来のトラバースシューの斜視図である。
【符号の説明】
1 トラバースシュー 1a ベース 1b 舟形足部 1c ヤーンガイド 5 スクロールカム 6 カバー A 舟形足部の幅 B ベースの長さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定幅の舟形足部がベースの下側に突設さ
    れ、舟形足部の幅、ベースの長さがそれぞれ1.5±
    0.5mm、10±1mmであるトラバースシュー。
JP25641593A 1993-09-20 1993-09-20 トラバースシュー Pending JPH0781840A (ja)

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JP25641593A JPH0781840A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 トラバースシュー

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JP25641593A JPH0781840A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 トラバースシュー

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JPH0781840A true JPH0781840A (ja) 1995-03-28

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ID=17292360

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JP25641593A Pending JPH0781840A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 トラバースシュー

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