JPH078183A - 豚繁殖用飼料 - Google Patents
豚繁殖用飼料Info
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- JPH078183A JPH078183A JP5180064A JP18006493A JPH078183A JP H078183 A JPH078183 A JP H078183A JP 5180064 A JP5180064 A JP 5180064A JP 18006493 A JP18006493 A JP 18006493A JP H078183 A JPH078183 A JP H078183A
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- feed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は腸管におけるカルシウム、鉄吸収を
促進せしめることにより、母豚の健康状態を改善せし
め、流産を低減し、胎児の発育を促進させ、出産後の回
復を早め、妊娠から妊娠までの期間を短縮せしめ、子豚
の発育を増進させることにより、養豚業者の生産性を高
める。 【構成】 グアー種子に含まれる粘質多糖をマンナナー
ゼで部分的に加水分解して得られたグアーガム酵素分解
物であって、その10%水溶液の粘度がブルックフィール
ド粘度計を用い、25℃,30rpmで測定したとき50cps 以下
であることを特徴とする豚繁殖用飼料添加物及びこれを
添加した飼料。
促進せしめることにより、母豚の健康状態を改善せし
め、流産を低減し、胎児の発育を促進させ、出産後の回
復を早め、妊娠から妊娠までの期間を短縮せしめ、子豚
の発育を増進させることにより、養豚業者の生産性を高
める。 【構成】 グアー種子に含まれる粘質多糖をマンナナー
ゼで部分的に加水分解して得られたグアーガム酵素分解
物であって、その10%水溶液の粘度がブルックフィール
ド粘度計を用い、25℃,30rpmで測定したとき50cps 以下
であることを特徴とする豚繁殖用飼料添加物及びこれを
添加した飼料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、豚繁殖用飼料に関す
る。より詳しくは、繁殖を目的として授精、妊娠、出
産、授乳させた母豚のミネラル、特にカルシウム、鉄の
吸収を促進させることにより、母豚の健康状態を改善せ
しめ、流産を低減し、胎児の発育を促進させ、出産後の
回復を早め、妊娠から妊娠までの期間を短縮せしめ、子
豚の発育を増進させることにより、生産性を高める豚繁
殖用飼料添加物及びこれを含む飼料に関する。
る。より詳しくは、繁殖を目的として授精、妊娠、出
産、授乳させた母豚のミネラル、特にカルシウム、鉄の
吸収を促進させることにより、母豚の健康状態を改善せ
しめ、流産を低減し、胎児の発育を促進させ、出産後の
回復を早め、妊娠から妊娠までの期間を短縮せしめ、子
豚の発育を増進させることにより、生産性を高める豚繁
殖用飼料添加物及びこれを含む飼料に関する。
【0002】
【従来の技術】養豚業界おいては「母豚1頭あたりの年
間離乳子豚頭数」の増加が最も重要な課題とされてい
る。これを達成するためには、分娩時の事故を防ぎ、母
豚、子豚の生育の増進をはかることが重要である。養豚
業界においては、妊娠、出産、授乳している母豚がカル
シウム、鉄不足にならないため、母豚へのカルシウム、
鉄摂取の強化、子豚には鉄材補給がなされている。母豚
へのカルシウム補給を目的として炭酸カルシウム、塩化
カルシウムなどのカルシウム塩や、卵殻、蠣殻、牛骨
粉、魚骨粉等の天然カルシウム素材の投与が一般的であ
る。また子豚への鉄補給のためにデキストラン鉄等の投
与がなされている。しかし、母豚がカルシウムや鉄を大
量に摂取しても、腸管において吸収されなければ、その
まま便に排泄されてしまうためカルシウムや鉄強化の目
的は達成されない。
間離乳子豚頭数」の増加が最も重要な課題とされてい
る。これを達成するためには、分娩時の事故を防ぎ、母
豚、子豚の生育の増進をはかることが重要である。養豚
業界においては、妊娠、出産、授乳している母豚がカル
シウム、鉄不足にならないため、母豚へのカルシウム、
鉄摂取の強化、子豚には鉄材補給がなされている。母豚
へのカルシウム補給を目的として炭酸カルシウム、塩化
カルシウムなどのカルシウム塩や、卵殻、蠣殻、牛骨
粉、魚骨粉等の天然カルシウム素材の投与が一般的であ
る。また子豚への鉄補給のためにデキストラン鉄等の投
与がなされている。しかし、母豚がカルシウムや鉄を大
量に摂取しても、腸管において吸収されなければ、その
まま便に排泄されてしまうためカルシウムや鉄強化の目
的は達成されない。
【0003】これまで、畜産分野において、カルシウム
の強化飼料としては、骨または骨髄を粉砕し酸性溶液で
脱灰して、得られる酸可溶性画分を含有してなる飼料が
考案されている(特公平4−16165)。しかしなが
ら、本来、腸管における吸収性の低いリン酸カルシウム
からリン酸を除去したものであり、その吸収性は炭酸カ
ルシウムよりわずかに高い程度である。また短鎖脂肪酸
またはその塩を添加することに対するカルシウム吸収促
進に関する技術(特公平4−108360)が開示され
ているが、短鎖脂肪酸は腸管における吸収が良いため腸
管から速やかに吸収されカルシウム吸収を持続的に促進
させることができず、その効果は満足のいくものではな
い。
の強化飼料としては、骨または骨髄を粉砕し酸性溶液で
脱灰して、得られる酸可溶性画分を含有してなる飼料が
考案されている(特公平4−16165)。しかしなが
ら、本来、腸管における吸収性の低いリン酸カルシウム
からリン酸を除去したものであり、その吸収性は炭酸カ
ルシウムよりわずかに高い程度である。また短鎖脂肪酸
またはその塩を添加することに対するカルシウム吸収促
進に関する技術(特公平4−108360)が開示され
ているが、短鎖脂肪酸は腸管における吸収が良いため腸
管から速やかに吸収されカルシウム吸収を持続的に促進
させることができず、その効果は満足のいくものではな
い。
【0004】さて、食物繊維のひとつであるグアーガム
は、インド,パキスタン,米国等で栽培されているグア
ー植物(Cyamopsis tetragonoloba)の種子から得られ
る粘質多糖(ガラクトマンナン)であり、食品の安定
剤,増粘剤として広く用いられている。グアーガムに関
しては血清コレステロールの低下作用(Jenkins,D.J.A.
et.al. :Clin. Sci. Mol. Med. (1976) 51, pp171-17
5),血糖値の上昇抑制作用(Jenkins,D.J.A. et.al. :
Lancet (1976) 24, pp172-174)が知られている。一
方、グアーガムの酵素分解物の応用に関しては、血清コ
レステロール上昇抑制作用,血糖値の上昇抑制作用,消
化管通過時間の短縮作用(飲食料品用機能性素材有効利
用技術シリーズ No.4;サンファイバー,(社)菓子総
合技術センター)が報告されている。また、ガラクトマ
ンナンの酵素分解物には糞便中の水分の増加および単位
時間あたりの糞便排泄量の増加作用のにあることが知ら
れている(特開平2−229117)。
は、インド,パキスタン,米国等で栽培されているグア
ー植物(Cyamopsis tetragonoloba)の種子から得られ
る粘質多糖(ガラクトマンナン)であり、食品の安定
剤,増粘剤として広く用いられている。グアーガムに関
しては血清コレステロールの低下作用(Jenkins,D.J.A.
et.al. :Clin. Sci. Mol. Med. (1976) 51, pp171-17
5),血糖値の上昇抑制作用(Jenkins,D.J.A. et.al. :
Lancet (1976) 24, pp172-174)が知られている。一
方、グアーガムの酵素分解物の応用に関しては、血清コ
レステロール上昇抑制作用,血糖値の上昇抑制作用,消
化管通過時間の短縮作用(飲食料品用機能性素材有効利
用技術シリーズ No.4;サンファイバー,(社)菓子総
合技術センター)が報告されている。また、ガラクトマ
ンナンの酵素分解物には糞便中の水分の増加および単位
時間あたりの糞便排泄量の増加作用のにあることが知ら
れている(特開平2−229117)。
【0005】然るに、動植物由来、微生物由来の多糖体
または合成による多糖体であっても、これらの多糖体が
腸管からカルシウムや鉄の腸管における吸収を促進せし
め、授精、妊娠、出産、授乳させた母豚の健康状態を改
善せしめ、流産を低減し、胎児の発育を促進させ、出産
後の回復を早め、妊娠から妊娠までの期間を短縮せし
め、更に子豚の生育を増進ることにより、生産性を高め
るという報告は見あたらない。
または合成による多糖体であっても、これらの多糖体が
腸管からカルシウムや鉄の腸管における吸収を促進せし
め、授精、妊娠、出産、授乳させた母豚の健康状態を改
善せしめ、流産を低減し、胎児の発育を促進させ、出産
後の回復を早め、妊娠から妊娠までの期間を短縮せし
め、更に子豚の生育を増進ることにより、生産性を高め
るという報告は見あたらない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】妊娠、出産、授乳した
母豚はカルシウムや鉄が不足し、流産、未熟児の出産、
出産後の健康状態の悪化、授乳量の低下、子豚の貧血等
をもたらす。このために種々カルシウム素材や鉄材が普
及しているが、これを与えても母豚の腸管からの吸収は
改善されない。そこで、そこで飼料中のカルシウム含量
を特に増量しなくても母豚の腸管からのカルシウム吸収
が促進され、カルシウム欠乏症を招くことない素材が望
まれている。
母豚はカルシウムや鉄が不足し、流産、未熟児の出産、
出産後の健康状態の悪化、授乳量の低下、子豚の貧血等
をもたらす。このために種々カルシウム素材や鉄材が普
及しているが、これを与えても母豚の腸管からの吸収は
改善されない。そこで、そこで飼料中のカルシウム含量
を特に増量しなくても母豚の腸管からのカルシウム吸収
が促進され、カルシウム欠乏症を招くことない素材が望
まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、カルシウ
ム、鉄の吸収促進効果、子豚の成長等を指標として、鋭
意研究を重ねた結果、該特許記載のグアーガム酵素分解
物が腸管におけるカルシウム吸収を促進し、その結果、
母豚のカルシウム不足を解消して、健康な仔豚を出産
し、産後の回復も良好にせしめることを初めて見い出
し、本発明を完成するに至った。
ム、鉄の吸収促進効果、子豚の成長等を指標として、鋭
意研究を重ねた結果、該特許記載のグアーガム酵素分解
物が腸管におけるカルシウム吸収を促進し、その結果、
母豚のカルシウム不足を解消して、健康な仔豚を出産
し、産後の回復も良好にせしめることを初めて見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】グアーガム酵素分解物の原料はグアー種子
に含まれる粘質多糖すなわちグアーガムである。グアー
ガムはβ−(1,4)−D−マンノピラノシル単位を主
鎖に、α−D(1,6)結合でガラクトースが分岐した
構造持っている多糖であることから、アスペリギルス属
菌やリゾプス属菌等に由来するβ−マンナナーゼを用い
て酵素的にマンノース直鎖のみを加水分解することがで
きる。このようにして低分子化された多糖を濾過するこ
とにより本発明のグアーガム酵素分解物を得ることがで
きる。グアーガム酵素分解物は酵素の反応時間を変える
ことにより分子量を変化させることができるが、本特許
にかかるグアーガム酵素分解物は10%水溶液の粘度が、
ブルックフィールド粘度計を用い、25℃において、30rp
m で測定したとき50cps 以下であるものを指す。この場
合、10%水溶液の粘度が50cps より高いと水溶液状での
殺菌が困難になったり、製造時、濾過が困難になるなど
産業上の利点が損なわれる。
に含まれる粘質多糖すなわちグアーガムである。グアー
ガムはβ−(1,4)−D−マンノピラノシル単位を主
鎖に、α−D(1,6)結合でガラクトースが分岐した
構造持っている多糖であることから、アスペリギルス属
菌やリゾプス属菌等に由来するβ−マンナナーゼを用い
て酵素的にマンノース直鎖のみを加水分解することがで
きる。このようにして低分子化された多糖を濾過するこ
とにより本発明のグアーガム酵素分解物を得ることがで
きる。グアーガム酵素分解物は酵素の反応時間を変える
ことにより分子量を変化させることができるが、本特許
にかかるグアーガム酵素分解物は10%水溶液の粘度が、
ブルックフィールド粘度計を用い、25℃において、30rp
m で測定したとき50cps 以下であるものを指す。この場
合、10%水溶液の粘度が50cps より高いと水溶液状での
殺菌が困難になったり、製造時、濾過が困難になるなど
産業上の利点が損なわれる。
【0009】本特許に係るグアーガム酵素分解物は、腸
管におけるカルシウム、鉄の吸収の促進効果を期待する
場合、飼料中のカルシウム量など考慮する必要がある
が、飼料中0.5-20%添加することが望ましい。0.5 %未
満の添加量では効果は望めなく、20%をこえるとコスト
高となる。
管におけるカルシウム、鉄の吸収の促進効果を期待する
場合、飼料中のカルシウム量など考慮する必要がある
が、飼料中0.5-20%添加することが望ましい。0.5 %未
満の添加量では効果は望めなく、20%をこえるとコスト
高となる。
【0010】
【作用】本発明のグアーガム酵素分解物が、いかなる作
用により腸管からのカルシウム、鉄吸収を促進せしめる
かは不明であるが、恐らくはグアーガム酵素分解物が腸
内細菌によって資化され酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳
酸等に変換され、消化管内容物のpHが低下し、カルシ
ウムや鉄が可溶化され腸管からのカルシウムの吸収を促
進することなどが推察される。以下、実施例および試験
例により詳述する。
用により腸管からのカルシウム、鉄吸収を促進せしめる
かは不明であるが、恐らくはグアーガム酵素分解物が腸
内細菌によって資化され酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳
酸等に変換され、消化管内容物のpHが低下し、カルシ
ウムや鉄が可溶化され腸管からのカルシウムの吸収を促
進することなどが推察される。以下、実施例および試験
例により詳述する。
【0011】
実施例1 水900 部にクエン酸を加えてpHを3.0 に調整した。こ
れにアスペリギルス属菌由来のβ−マンナナーゼ0.2 部
とグアーガム粉末100 部を添加混合して40〜45℃で24時
間酵素を作用させた。反応後90℃,15分間加熱して酵素
を失活させた。濾過分離して不溶物を除去して得られた
透明な溶液を減圧濃縮したのち(固形分20%)噴霧乾燥
したところグアーガム酵素分解物の白色粉末65部が得ら
れた。酵素重量法に従う水溶性食物繊維含有量は80%で
あった。また、ブルックフィールド粘度計を用い、25
℃,30rpm の条件でグアーガム酵素分解物10%水溶液の
粘度を測定した結果、26cps であった。
れにアスペリギルス属菌由来のβ−マンナナーゼ0.2 部
とグアーガム粉末100 部を添加混合して40〜45℃で24時
間酵素を作用させた。反応後90℃,15分間加熱して酵素
を失活させた。濾過分離して不溶物を除去して得られた
透明な溶液を減圧濃縮したのち(固形分20%)噴霧乾燥
したところグアーガム酵素分解物の白色粉末65部が得ら
れた。酵素重量法に従う水溶性食物繊維含有量は80%で
あった。また、ブルックフィールド粘度計を用い、25
℃,30rpm の条件でグアーガム酵素分解物10%水溶液の
粘度を測定した結果、26cps であった。
【0012】実施例2.豚繁殖用飼料 以下の配合割合で豚繁殖用飼料20kgを調製した。
【0013】試験例1 本例はグアーガム酵素分解物のカルシウム吸収促進効果
を示したものである。体重約110 gのウイスター系雄ラ
ットを試験に用いた。AIN基本飼料(コントロール)
又はAIN基本飼料のカゼインの2.5 %もしくは5%を
実施例1で示したグアーガム酵素分解物で置き換えた3
群を設けた。各群を3グループに分け、一方のグループ
のカルシウムまたは鉄含量をAIN飼料の半量にした
(Ca 1/2食,Fe 1/2食)。これらの飼料を14日間与え
た。14日後にエーテル麻酔下採血し、ヘモグロビン,血
清鉄もしくはカルシウムを測定した。各測定値を表1に
示した。
を示したものである。体重約110 gのウイスター系雄ラ
ットを試験に用いた。AIN基本飼料(コントロール)
又はAIN基本飼料のカゼインの2.5 %もしくは5%を
実施例1で示したグアーガム酵素分解物で置き換えた3
群を設けた。各群を3グループに分け、一方のグループ
のカルシウムまたは鉄含量をAIN飼料の半量にした
(Ca 1/2食,Fe 1/2食)。これらの飼料を14日間与え
た。14日後にエーテル麻酔下採血し、ヘモグロビン,血
清鉄もしくはカルシウムを測定した。各測定値を表1に
示した。
【0014】
【表1】
【0015】表1の結果から本発明のグアーガム酵素分
解物にはカルシウム及び鉄の吸収促進効果を有すること
が明かである。また、実施例2のグアーガム酵素分解物
を各々0.5 %,10%,20%と変える以外は同様の組成の
飼料を調製し、試験例1と同様の試験を行ったところ、
いずれの飼料においても、カルシウム及び鉄吸収促進効
果を確認した。
解物にはカルシウム及び鉄の吸収促進効果を有すること
が明かである。また、実施例2のグアーガム酵素分解物
を各々0.5 %,10%,20%と変える以外は同様の組成の
飼料を調製し、試験例1と同様の試験を行ったところ、
いずれの飼料においても、カルシウム及び鉄吸収促進効
果を確認した。
【0016】試験例2 授精前の母豚各6頭に実施例2の豚繁殖用飼料をもしく
は標準飼料を自由に摂取させ、生後60日間観察した。標
準飼料にはグアーガム酵素分解物の代わりにとうもろこ
しを添加した。離乳後は子豚用配合飼料(日本農産工業
株式会社製)を与えた。実施例2の飼料を与えた時の子
豚数,平均体重の1日平均体重増加を表2に湿す。
は標準飼料を自由に摂取させ、生後60日間観察した。標
準飼料にはグアーガム酵素分解物の代わりにとうもろこ
しを添加した。離乳後は子豚用配合飼料(日本農産工業
株式会社製)を与えた。実施例2の飼料を与えた時の子
豚数,平均体重の1日平均体重増加を表2に湿す。
【0017】
【表2】
【0018】表2の結果から本発明のグアーガム酵素分
解物には、妊娠豚の健康を増進させることによって、子
豚の生存率、成長を高める効果のあることが明かであ
る。
解物には、妊娠豚の健康を増進させることによって、子
豚の生存率、成長を高める効果のあることが明かであ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明のグアーガム酵素分解物含有飼料
を、腸管におけるカルシウム及び鉄の吸収を促進せしめ
ることにより、母豚のカルシウム不足、鉄不足を軽減
し、子豚の出生率を高め、子豚の成長も促進されること
から、本発明は養豚業者の生産性向上に貢献するところ
大である。
を、腸管におけるカルシウム及び鉄の吸収を促進せしめ
ることにより、母豚のカルシウム不足、鉄不足を軽減
し、子豚の出生率を高め、子豚の成長も促進されること
から、本発明は養豚業者の生産性向上に貢献するところ
大である。
Claims (2)
- 【請求項1】 グアー種子に含まれる粘質多糖を部分的
に加水分解して得られたグアーガム酵素分解物を含有す
ることを特徴とする豚繁殖用飼料添加物及びこれを含む
飼料。 - 【請求項2】 グアーガム酵素分解物の10%水溶液の粘
度が、ブルックフィールド粘度計を用い、25℃,30rpm
で測定したとき50cps 以下であることを特徴とする豚繁
殖用飼料添加物及びこれを含む飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180064A JPH078183A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 豚繁殖用飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5180064A JPH078183A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 豚繁殖用飼料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078183A true JPH078183A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=16076851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5180064A Pending JPH078183A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 豚繁殖用飼料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078183A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001028354A1 (fr) * | 1999-10-19 | 2001-04-26 | Agromedic Co., Ltd. | Procede d'alimentation de truies reproductrices et aliments pour truies reproductrices |
JP2006199706A (ja) * | 2006-03-27 | 2006-08-03 | Ajinomoto General Foods Inc | マンノオリゴ糖を含有するミネラル吸収促進組成物 |
WO2008081608A1 (ja) | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Yukiguni Maitake Co., Ltd. | 母豚の飼育方法 |
WO2011145719A1 (ja) | 2010-05-21 | 2011-11-24 | 株式会社カネカ | 豚用飼料及びその給与方法 |
JP2012162483A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Taiyo Kagaku Co Ltd | ステロール−o−アシルトランスフェラーゼ抑制剤 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP5180064A patent/JPH078183A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001028354A1 (fr) * | 1999-10-19 | 2001-04-26 | Agromedic Co., Ltd. | Procede d'alimentation de truies reproductrices et aliments pour truies reproductrices |
JP2006199706A (ja) * | 2006-03-27 | 2006-08-03 | Ajinomoto General Foods Inc | マンノオリゴ糖を含有するミネラル吸収促進組成物 |
WO2008081608A1 (ja) | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Yukiguni Maitake Co., Ltd. | 母豚の飼育方法 |
WO2011145719A1 (ja) | 2010-05-21 | 2011-11-24 | 株式会社カネカ | 豚用飼料及びその給与方法 |
JP2012162483A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Taiyo Kagaku Co Ltd | ステロール−o−アシルトランスフェラーゼ抑制剤 |
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