JPH0781357A - 流体圧式アクティブサスペンション - Google Patents

流体圧式アクティブサスペンション

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JPH0781357A
JPH0781357A JP25228693A JP25228693A JPH0781357A JP H0781357 A JPH0781357 A JP H0781357A JP 25228693 A JP25228693 A JP 25228693A JP 25228693 A JP25228693 A JP 25228693A JP H0781357 A JPH0781357 A JP H0781357A
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JP
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vehicle
wheel
pressure
control amount
acceleration
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JP25228693A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Inagaki
匠二 稲垣
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌の制動時や加速時に於ける車体の姿勢変
化を従来に比して適切に制御する。 【構成】 各アクチュエータM1の作動流体室内の圧力
を調整する圧力調整装置M2と、少くとも車高検出装置
M3により検出される車高に基づくフィードバック制御
量を演算する演算装置M5と、加速度検出装置M4によ
り検出される車体の加速度に基づくフィードフォワード
制御量を演算する演算装置M6と、二つの制御量に基づ
き圧力調整装置を制御する制御装置M7とを有する。前
後力検出装置M8により路面より各車輪に作用する前後
力を検出し、リンク反力演算装置M9により前後力に基
づき各車輪のリンク反力を演算し、補正装置M10によ
りリンク反力に基づきフィードフォワード制御量を補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細には流体圧式のアクティブ
サスペンションに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の流体圧式のアクティブ
サスペンションの一つとして、例えば特開平2−175
405号公報に記載されている如く、各車輪に対応して
設けられ作動流体室内の圧力が増減されることにより対
応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエータと、作
動流体室内の圧力を調整する圧力調整手段と、各車輪に
対応する部位の車高を検出する車高検出手段と、車体の
加速度を検出する加速度検出手段と、車高に基づくフィ
ードバック制御量を演算するフィードバック制御量演算
手段と、車体の慣性外乱に起因する車体の姿勢変化を零
に抑制するための車体の加速度に基づくフィードフォワ
ード制御量を演算するフィードフォワード制御量演算手
段と、フィードバック制御量及びフィードフォワード制
御量に基づき圧力調整手段を制御する制御手段とを有す
る流体圧式アクティブサスペンションが既に知られてい
る。
【0003】かかるアクティブサスペンションによれ
ば、圧力調整手段、従って各アクチュエータの作動流体
室内の圧力は各車輪に対応する部位の車高に基づくフィ
ードバック制御量及び車体の加速度に基づくフィードフ
ォワード制御量の両者に基づき制御されるので、車輌の
良好な乗り心地性を確保すると共に、加減速走行時や旋
回時に車体に作用する慣性外乱に起因する車体の姿勢変
化を効果的に防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の如き従来
のアクティブサスペンションに於ては、車輌の制動時や
加速時に車輪に作用する前後力に起因して車輪に上下方
向に作用するリンク反力については考慮されていないた
め、制動時や加速時に於ける車体の姿勢変化、即ちピッ
チングを必ずしも適切に制御することができない。
【0005】例えば車輌の制動時について見ると、前後
輪間の制動力配分比が一定の場合には、前輪側及び後輪
側のアクチュエータの作動流体室に対する増減圧の度合
を決定するゲインを調整すればよいが、前輪側のブレー
キ油圧の大小に応じて前後輪間のブレーキ油圧の比が非
線形に変化するPバルブ付きブレーキシステムや前後輪
の制動力配分をアクティブに制御する電子制御ブレーキ
システムを備えた車輌に於ては、制動状況に応じて前後
輪間の制動力配分が変動する。
【0006】かかる車輌、例えばPバルブ付きブレーキ
システムを備えた車輌に於て急制動時に於ける制動力配
分が前輪寄りに設定されていると、アクチュエータの作
動流体室内の圧力が車輌の前後加速度に応じて線形的に
フィードフォワード制御される従来のアクティブサスペ
ンションの場合には、急制動時に前輪側に於てはアンチ
ピッチ力が過剰となって車高が増大し後輪側に於てはア
ンチピッチ力が不足して同じく車高が増大し、結果的に
四輪の全ての車高が増大するというフィーリング上及び
車輌の運動力学上何れの点からも好ましくない現象が生
じる。かかる好ましからざる現象を防止すべくアンチピ
ッチ力を発生させるゲインを低減すると、前輪側の車高
については一度車高が低下してから増大するという制動
抜けと錯覚するような不具合な現象が生じる。
【0007】また車輌の加速時について見ると、例えば
駆動力配分制御システムを備えた車輌に於ては制動時の
場合と同様の現象が生じる。更に二輪駆動式の車輌の場
合にも、駆動力配分は前輪側又は後輪側の配分比が10
0%であるので、従来のアクティブサスペンションに於
てアンチピッチ力のゲインが制動時について最適に設置
されても、そのゲインは加速時については不適切なもの
となり、逆にアンチピッチ力のゲインが車輌の加速時に
合せて最適に設定されても、そのゲインは車輌の制動時
については不適切なものとなる。
【0008】本発明は、従来のアクティブサスペンショ
ンに於ける上述の問題に鑑み、車輌の制動時や加速時に
於ける車体の姿勢変化を従来に比して適切に制御するこ
とができるよう改良された流体圧式のアクティブサスペ
ンションを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、図1に示されている如く、各車輪に対応し
て設けられ作動流体室内の圧力が増減されることにより
対応する車輪の支持荷重を増減するアクチュエータM1
と、前記作動流体室内の圧力を調整する圧力調整手段M
2と、各車輪に対応する部位の車高を検出する車高検出
手段M3と、車体の加速度を検出する加速度検出手段M
4と、少くとも前記車高に基づくフィードバック制御量
を演算するフィードバック制御量演算手段M5と、前記
車体の加速度に基づくフィードフォワード制御量を演算
するフィードフォワード制御量演算手段M6と、前記フ
ィードバック制御量及び前記フィードフォワード制御量
に基づき前記圧力調整手段を制御する制御手段M7とを
有する流体圧式アクティブサスペンションに於て、路面
より各車輪に作用する前後力を検出する前後力検出手段
M8と、前記前後力に基づき各車輪の上下方向のリンク
反力を演算するリンク反力演算手段M9と、前記リンク
反力に基づき前記フィードフォワード制御量を補正する
補正手段M10とを有することを特徴とする流体圧式ア
クティブサスペンションによって達成される。
【0010】
【作用】上述の如き構成によれば、フィードバック制御
量演算手段M5により演算される少なくとも車高に基づ
くフィードバック制御量及びフィードフォワード制御量
演算手段M6により演算される車体の加速度に基づくフ
ィートフォワード制御量に基づき制御手段M7によって
圧力調整手段M2が制御され各アクチュエータM1の作
動流体室内の圧力が増減制御される流体圧式アクティブ
サスペンションに於て、前後力検出手段M8により路面
より各車輪に作用する前後力が検出され、リンク反力演
算手段M9により前後力に基づき各車輪の上下方向のリ
ンク反力が演算され、補正手段M10によりリンク反力
に基づきフィードフォワード制御量が補正される。
【0011】従って車輌の制動時や加速時に車輪に作用
する前後力に起因して車輪に上下方向に作用するリンク
反力が考慮された各輪の接地荷重の変動に応じてアクチ
ュエータの発生力が制御されるので、従来に比して制動
時や加速時に於ける車体の姿勢変化を適切に制御するこ
とが可能になる。
【0012】
【課題を解決するための手段の補足説明】車輌の質量を
Mとし、車輌の前後加速度をGx (車輌前方を正とす
る)とし、前二輪及び後二輪の制動力をそれぞれFbf、
Fbr(車輌後方を正とする)とすると、車輌の制動時に
於ける車輌前後方向の力の釣合いより下記の数1が成立
し、また車輌の加速時に於ける前二輪及び後二輪の駆動
力をそれぞれFtf、Ftr(車輌前方を正とする)とする
と、車輌の加速時に於ける車輌前後方向の力の釣合いよ
り下記の数2が成立する。
【0013】
【数1】−M・Gx =2Fbf+2Fbr
【数2】M・Gx =2Ftf+2Ftr
【0014】数1及び数2より、車輌の質量、前後輪間
に於ける制動力の配分比及び駆動力の配分比が解れば、
車輌の前後加速度Gx を検出することにより、前輪の制
動力Fbf、後輪の制動力Fbr、及び前輪の駆動力Ftf、
後輪の駆動力Ftrを求めることができることが解る。
【0015】従って本発明の実施例によれば、前後力検
出手段M8は車輌の質量M、車輌の前後加速度Gx 、制
動力又は駆動力の前後輪配分比より各輪に作用する前後
力を演算するよう構成される。
【0016】また図16に示されている如く、車輪50
0を回転可能に支持する図には示されていないキャリア
の瞬間中心をOとすると、瞬間中心Oは例えばサスペン
ションがダブルウィッシュボーン式のサスペンションの
場合にはアッパアーム502の車体側の枢軸線504と
ロアアーム506の車体側枢軸線508との交点であ
る。車輪500の接地点Pに制動力Fb が作用すると、
車輪には上向きのリンク反力Flkが作用する。瞬間中心
Oと車輪の接地点Pとを結ぶ線分510と路面512と
の成す角をφとすると、アンチダイブ率は tanφである
ので、リンク反力Flkは下記の数3にて表される。
【数3】Flk=Fb ・ tanφ
【0017】同様に図17に示されている如く、車輌の
加速時に車輪500の接地点Pに作用する駆動力をFt
とすると、車輪には下向きのリンク反力Flkが作用し、
この場合のアンチスクォット率は tanφであるので、リ
ンク反力Flkは下記の数4にて表される。
【数4】Flk=Ft ・tan φ
【0018】従って本発明の実施例によれば、リンク反
力演算手段M9は前後力検出手段M8により検出若しく
は演算される各輪の前後力とアンチダイブ率又はアンチ
スクォット率との積としてリンク反力が演算されるよう
構成される。
【0019】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実
施例について詳細に説明する。
【0020】
【実施例】図2はPバルブ付きブレーキシステムを備え
た後輪駆動車に適用された本発明による流体圧式アクテ
ィブサスペンションの第一の実施例の流体回路を示す概
略構成図である。
【0021】図2に於て、10は作動流体としてのオイ
ルを貯容するリザーバを示している。リザーバ10には
接続通路12の一端及び作動流体排出通路14の一端が
接続されている。接続通路12の他端はエンジン16に
より駆動されるポンプ18の吸入側に接続されている。
ポンプ18は図示の実施例に於ては可変容量ポンプであ
り、その吐出側には作動流体供給通路20の一端が接続
されている。作動流体供給通路20の他端及び作動流体
排出通路14の他端は圧力制御弁22のパイロット操作
型の3ポート3位置切換式の切換制御弁24のPポート
及びRポートにそれぞれ連通接続されている。各作動流
体排出通路14の途中には他の車輪寄りの作動流体排出
通路との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に
逆止弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁
22よりリザーバ10へ向かう作動流体の流れのみを許
すようになっている。
【0022】圧力制御弁22は切換制御弁24と、作動
流体供給通路20とリザーバ10とを連通接続する接続
通路26と、該通路の途中に設けられた固定絞り28及
び可変絞り30とよりなっている。切換制御弁24のA
ポートには接続通路32が接続されている。切換制御弁
24は固定絞り28と可変絞り30との間の通路26内
の圧力Pp 及び接続通路32内のPa をパイロット圧力
として取込むスプール弁であり、圧力Pp が圧力Pa よ
り高いときにはポートPとポートAとを連通接続する切
換位置24a に切換わり、圧力Pp 及びPa が互いに等
しいときには全てのポートの連通を遮断する切換位置2
4b に切換わり、Pp が圧力Pa より低いときにはポー
トRとポートAとを連通接続する切換位置24cに切換
わるようになっている。また可変絞り30はそのソレノ
イドへ通電される電流を制御されることにより絞りの実
効通路断面積を変化し、これにより固定絞り28と共働
して圧力Pp を変化させるようになっている。
【0023】接続通路32の他端は車輪に対応して設け
られたアクチュエータ36の作動流体室38に連通接続
されている。図示の如くアクチュエータ36は一種のシ
リンダ−ピストン装置であり、図には示されていないが
車輪を支持するサスペンション部材と車体との間に配設
され、作動流体室38に対し作動流体が給排され作動流
体内の圧力が増減されることにより、対応する車輪の支
持荷重を増減すると共に対応する部位の車高を増減する
ようになっている。作動流体室38には通路40により
気液ばね装置42が接続されており、通路40の途中に
は絞り44が設けられている。かくして気液ばね装置4
2はサスペンションスプリングとして作用し、絞り44
は減衰力を発生するようになっている。
【0024】接続通路32の途中には遮断弁46が設け
られている。遮断弁46はパイロット圧力制御装置48
により制御されたパイロット圧力Pc を取込み、パイロ
ット圧力Pc が開弁所定値を越えると開弁し、パイロッ
ト圧力が閉弁所定値以下になると閉弁するよう構成され
ている。パイロット圧力制御装置48は作動流体供給通
路20とリザーバ10とを連通接続する接続通路50
と、該通路の途中に設けられた固定絞り52及び可変絞
り54とを含み、固定絞りと可変絞りとの間の圧力をパ
イロット圧力Pc として遮断弁46へ供給するようにな
っている。
【0025】作動流体供給通路20の途中にはフィルタ
56及びポンプ18より圧力制御弁22へ向う作動流体
の流れのみを許す逆止弁58が設けられている。また逆
止弁58より下流側の作動流体供給通路20にはアキュ
ームレータ60が連通接続されている。更にアクチュエ
ータ36と遮断弁46との間の接続通路32には作動流
体室38内の圧力Pを検出する圧力センサ62が設けら
れている。
【0026】尚逆止弁15、圧力制御弁22、接続通路
32、絞り44、遮断弁46、アクチュエータ36、気
液ばね装置42等は各車輪に対応して設けられている。
また図4に於ては左前輪、右前輪、左後輪、右後輪に対
応する圧力制御弁はそれぞれ22fl、22fr、22rl、
22rrにて示されている。更に図2には示されていない
が図3に示された特性を有するPバルブ付きブレーキシ
ステムが搭載されている。
【0027】圧力制御弁22は図4に示された電気式制
御装置66により制御されるようになっている。電気式
制御装置66はマイクロコンピュータ68を含んでい
る。マイクロコンピュータ68は図4に示されている如
き一般的な構成のものであってよく、中央処理ユニット
(CPU)70と、リードオンリメモリ(ROM)72
と、ランダムアクセスメモリ(RAM)74と、入力ポ
ート装置76と、出力ポート装置78とを有し、これら
は双方向性のコモンバス80により互いに接続されてい
る。
【0028】入力ポート装置76には図2には示されて
いないが各輪に対応して設けられた車高センサ82fl〜
82rrより各輪に対応する部位の車高X1 〜X4 を示す
信号、各輪に対応して設けられた圧力センサ62fl〜6
2rrより各アクチュエータの作動流体室内の圧力P1 〜
P4 を示す信号、車速センサ84より車速Vを示す信
号、車輌の運転者により操作される車高制御スイッチ8
6より車高制御モードHM(ハイモード又はノーマルモ
ード)を示す信号、前後加速度センサ88より車輌の前
後加速度Gx を示す信号、横加速度センサ90より車輌
の横加速度Gy を示す信号が入力されるようになってい
る。入力ポート装置76はそれに入力された信号を適宜
に処理し、ROM72に記憶されているプログラムに基
くCPU70の指示に従い、CPU及びRAM74へ処
理された信号を出力するようになっている。
【0029】ROM72は図5〜図8に示された制御プ
ログラム及び図9〜図12に示されたグラフに対応する
マップを記憶している。CPU70は図4及び図5に示
されたシグナルフローチャートに基き後述の如く種々の
演算及び信号の処理を行うようになっている。出力ポー
ト装置78はCPU70の指示に従い、駆動回路91を
経てパイロット圧力制御装置48の可変絞り54へ制御
信号を出力し、駆動回路92fl〜92rrを経て圧力制御
弁22fl、22fr、22rl、22rrの対応する可変絞り
へ制御信号を出力するようになっている。
【0030】図9に示されたグラフに対応するマップは
車輌の前後加速度Gx より制動時に前輪に作用する前後
力(前輪の制動力)Fxf及び後輪に作用する前後力(後
輪の制動力Fxr)を求めるためのマップであり、図3に
示されたブレーキシステムの特性から以下の如く求めら
れ設定されたものである。
【0031】車輌の推定質量をMhat とし、前輪及び後
輪のブレーキ油圧をそれぞれPbf及びPbrとし、前輪及
び後輪のブレーキ油圧−制動力比をそれぞれKbf及びK
brとすると、車輌の制動時の前後方向の力の釣合いから
下記の数5が成立する。
【数5】−Mhat ・Gx =2Pbf・Kbf+2Pbr・Kbr
【0032】図3の特性曲線の折れ点油圧PbfがPv
(定数)であり、油圧PbfがPv 以下の領域の特性曲線
の傾きがaであるとすると、折れ点の後輪ブレーキ油圧
Pbrは下記の数6にて表される。
【数6】Pbr=a・Pbf=a・Pv
【0033】数6を数5に代入すると −Mhat ・Gx =2Pv ・Kbf+2a・Pv ・Kbr=2
(Kbf+a・Kbr)Pv 従って図3の特性曲線の折れ点に相当する車輌の前後加
速度Gv は下記の数7にて表される。
【数7】Gv =−2Pv (Kbf+a・Kbr)/Mhat
【0034】車輌の前後加速度Gx がGv 以上のときに
はPbr=a・Pbfであるので、これを数5に代入する
と、 −Mhat ・Gx =2Pbf(Kbf+a・Kbr) ∴Pbf=−Mhat ・Gx /2(Kbf+a・Kbr)
【0035】よって前輪の制動力Fbfは下記の数8にて
表され、後輪の制動力Fbrは下記の数9にて表される。
【数8】Fbf=Pbf・Kbf=−Kbf・Mhat ・Gx /2
(Kbf+a・Kbr)
【数9】Fbr=a・Pbf・Kbr=−a・Kbr・Mhat ・
Gx /2(Kbf+a・Kbr)
【0036】また車輌の前後加速度Gx がGv 未満のと
き(制動加速度が−Gv を越えるとき)には、油圧Pbf
がPv 以上の領域の特性曲線の傾きがbであるとする
と、Pbr=b・(Pbf−Pv )+a・Pv であるので、
これを数5に代入すると、 −Mhat ・Gx =2Pbf・Kbf+2{b・Pbf+(a−
b)・Pv }・Kbr ∴Mhat ・Gx /2+(a−b)・Pv ・Kbr=−(K
bf+b・Kbr)Pbf
【0037】よって前輪の制動力Fxfは下記の数10に
て表され、後輪の制動力Fbrは下記の数11にて表され
る。
【数10】Fbf=Pbf・Kbf=−Kbf・Mhat ・Gx /
2(Kbf+b・Kbr)−Kbf・Kbr(a−b)・Pv /
(Kbf+b・Kbr)
【数11】Fbr=−Mhat ・Gx /2−Fbf=−b・K
br・Mhat ・Gx /2(Kbf+b・Kbr)−Kbf・Kbr
(a−b)・Pv /(Kbf+b・Kbr)
【0038】数8及び数9、数10及び数11より、前
輪の制動力Fbf及び後輪の制動力Fbrは推定される車輌
の質量Mhat 及び車輌の前後加速度Gx の関数であり、
車輌の重量は乗員の乗降りや積載荷物の積み下しにより
変動するので、図9に示されたグラフに対応するマップ
は車輌の質量に応じて複数設定されており、車輌の質量
に応じてマップが選定される。
【0039】制御装置66による制御は図には示されて
いないイグニッションスイッチの閉成により開始され、
イグニッションスイッチの開成後しばらくして終了され
る。またアクティブサスペンションの作動開始時にはパ
イロット圧力制御装置48が制御されることによりパイ
ロット圧力Pc が漸増され、これにより遮断弁46が全
開状態になるまで漸次開弁される。尚必要ならば、かか
る制御の詳細については例えば本願出願人と同一の出願
人の出願にかかる特願平2−199883号明細書を参
照されたい。
【0040】次に図4に示されたシグナルフローチャー
トを参照して図示の実施例の作動について説明する。尚
図4に於て、100、200、300はそれぞれ車高フ
ィードバック制御演算部、フィードフォワード制御量演
算部、リンク反力演算部を示している。
【0041】車高フィードバック制御量演算部100の
モード変換ブロック102に於ては、車高センサ82fl
〜82rrにより検出された車高X1 〜X4 に基づき下記
の数12に従って変位モード変換の演算が行われること
によりヒーブ量HX、ピッチ量PX、ロール量RXが演
算され、これらは加算器104のマイナス端子へ入力さ
れる。また姿勢目標演算ブロック106に於ては、車速
センサ84により検出された車速V及び車高制御スイッ
チ86により設定された車高制御モードHMに基づき例
えば図9に示されたグラフに対応するマップよりヒーブ
目標値Hxreqが演算され、またピッチ目標値Pxreq及び
ロール目標値Rxreq(何れも0であってよい)が設定さ
れ、これらの目標値は加算器104のプラス端子へ入力
される。
【数12】 HX=(X1+X2+X3+X4)/4 PX=(X1+X2−X3−X4)/4 RX=(X1−X2+X3−X4)/4
【0042】加算器104により演算されたヒーブモー
ドの変位偏差Ehx(=Hxreq−HX)、ピッチモードの
変位偏差Ppx(=Pxreq−PX)、ロールモードの変位
偏差Erx(=Rxreq−RX)はモード変換ブロック10
8及び118へ入力される。モード変換ブロック108
に於ては、例えばKhx、Kpx、Krxを係数として下記の
数13に従って各モードの変位偏差がPD補償用の各輪
の車高偏差Ex1〜Ex4に逆変換され、各輪の車高偏差に
基づきP項(比例項)演算ブロック112及びD項(微
分項)演算ブロック114に於てPD補償値が演算さ
れ、加算器116へ入力される。
【数13】 Ex1=Khx・Ehx+Kpx・Epx+Krx・Erx Ex2=Khx・Ehx+Kpx・Epx−Krx・Erx Ex3=Khx・Ehx−Kpx・Epx+Krx・Erx Ex4=Khx・Ehx−Kpx・Epx−Krx・Erx
【0043】モード変換ブロック118に於ては、下記
の数14に従って各モードの変位偏差がI補償用の各輪
の車高偏差Exi1 〜Exi4 に逆変換され、各輪の車高偏
差に基づきI項(積分項)演算ブロック120に於てI
補償値が演算され、加算器116へ入力される。加算器
116の出力、即ち車高フィードバック制御量Ix1〜I
x4は加算器400へ入力される。
【数14】 Exi1 =Ehx+Epx+Erx Exi2 =Ehx+Epx−Erx Exi3 =Ehx−Epx+Erx Exi4 =Ehx−Epx−Erx
【0044】またフィードフォワード制御量演算部20
0に於ては、まず後述のリンク反力演算部300の車輌
質量演算ブロック302に於て演算される車輌の質量M
hat及び車高センサ82fl〜82rrにより検出された車
高X1 〜X4 に基づき、後に図6を参照して詳細に説明
する如く、係数演算ブロック202により係数Kx 及び
Ky が演算され、それぞれ前後加速度センサ88により
検出された車輌の前後加速度Gx 及び横加速度センサ9
0により検出された車輌の横加速度Gy に対し係数器2
04及び206により係数Kx 及びKy が乗算される。
係数器204及び206により演算された積はKf を前
輪側のロールモーメント配分比として分配ブロック20
8により下記の数15に従って各輪の制御量Eg1〜Eg4
に分配され、これらの制御量は加算器210へ入力され
る。
【数15】 Eg1=Kx ・Gx +Kf ・Ky ・Gy Eg2=Kx ・Gx −Kf ・Ky ・Gy Eg3=−Kx ・Gx +(1−Kf )・Ky ・Gy Eg4=−Kx ・Gx +(Kf −1)・Ky ・Gy
【0045】リンク反力演算部300の車輌質量演算ブ
ロック302に於ては、後に図7を参照して詳細に説明
する如く車輌の質量Mhat が推定により演算され、リン
ク反力演算ブロック304に於ては、後に図8を参照し
て詳細に説明する如く車輌の質量Mhat 及び前後加速度
Gx に基づき各輪の制動力又は駆動力が演算されると共
に各輪のリンク反力Flk1 〜Flk4 が演算され、これら
のリンク反力は加算器210へ入力される。
【0046】加算器210の出力はPD補償演算ブロッ
ク212へ入力され、PD補償演算ブロック212によ
りPD補償演算され、その演算結果には係数器214に
より各輪の等価アーム比Kziが乗算され、それらの積は
フィードフォワード制御量Ig1〜Ig4として加算器40
0へ入力される。加算器400の出力、即ちIxi+Igi
( i=1、2、3、4)は制御信号I1 〜I4 として駆
動回路92fl〜92rrへ出力される。
【0047】次に図6に示されたフローチャート及び図
10、図11のマップを参照して、図5の係数演算ブロ
ック202に於ける係数Kx 及びKy の演算について説
明する。
【0048】まずステップ250に於ては車輌質量演算
ブロック302により演算された車輌の推定質量Mhat
及び車高X1 〜X4 の読込みが行われ、ステップ260
に於てはHo を各輪の車高が0であるときの車体の重心
高として下記の数16に従って車体の重心高Hが演算さ
れる。
【数16】H=Ho +(X1+X2+X3+X4)/4
【0049】ステップ270に於ては車体の推定質量M
bhat及び車体の重心高Hg に基づきそれぞれ図10及び
図11に示されたグラフに対応するマップより車輌の前
後加速度Gx 及び横加速度Gy に対する係数Kx 及びK
y が演算され、しかる後ステップ250へ戻る。
【0050】次に図7に示されたフローチャートを参照
して図5の車輌質量演算ブロック302に於ける車輌の
推定質量Mhat の演算について説明する。尚この演算ル
ーチンは所定時間毎の割込みにより実行される。
【0051】まずステップ310に於ては車速センサ8
4により検出された車速V及び圧力センサ62fl〜62
rrにより検出された各アクチュエータの作動流体室内の
圧力P1 〜P4 の読込みが行われ、ステップ315に於
ては車速Vが0であるか否かの判別、即ち車輌が停止状
態にあるか否かの判別が行われ、V=0ではない旨の判
別が行われたときにはステップ310へ戻り、V=0で
ある旨の判別が行われたときにはステップ320に於て
下記の数17に従って車輌の推定質量Mhat が演算さ
れ、しかる後ステップ310へ戻る。尚数17に於てK
z1〜Kz4は各輪の等価アーム比であり、A1 〜A4 は各
アクチュエータの受圧面積であり、gは重力加速度であ
る。
【数17】Mhat =(Kz1・P1 /A1 +Kz2・P2 /
A2 +Kz3・P3 /A3+Kz4・P4 /A4 )/g
【0052】次に図8に示されたフローチャート及び図
12のマップを参照して図5のリンク反力演算ブロック
304に於ける各輪のリンク反力Flk1 〜Flk4 の演算
について説明する。
【0053】ステップ350に於ては車輌質量演算ブロ
ック302に於て演算された車輌の推定質量Mhat 及び
前後加速度センサ88により検出された車輌の前後加速
度Gx の読込みが行われ、ステップ355に於ては前後
加速度Gx が負であるか否かの判別、即ち車輌が制動状
態にあるか否かの判別が行われ、Gx <0ではない旨の
判別が行われたときにはステップ370へ進み、Gx <
0である旨の判別が行われたときにはステップ360へ
進む。
【0054】ステップ360に於ては前後加速度Gx に
基づき図12に示されたグラフに対応するマップより前
輪の制動力Fbf及び後輪の制動力Fbrが演算され、ステ
ップ365に於ては左右前輪のリンク反力Flk1 、Flk
2 及び左右後輪のリンク反力Flk3 、Flk4 がそれぞれ
下記の数18及び19に従って演算される。尚数18及
び数19に於てφf 及びφr はそれぞれ前輪及び後輪の
車高が標準車高である場合に於ける図16に示された角
度φを示している。
【0055】
【数18】Flk1 =Flk2 =Fbf・ tanφf
【数19】Flk3 =Flk4 =Fbr・ tanφr
【0056】ステップ370に於ては下記の数20に従
って後輪の駆動力Ftrが演算され、ステップ375に於
てはそれぞれ下記の数21及び数22に従って左右前輪
のリンク反力Flk1 、Flk2 及び左右後輪のリンク反力
Flk3 、Flk4 が演算される。
【0057】
【数20】Ftr=Mhat ・Gx /2g
【数21】Flk1 =Flk2 =0
【数22】Flk3 =Flk4 =−Ftr・ tanφr
【0058】図13は電子制御ブレーキシステムを備え
た四輪駆動車に適用された本発明による流体圧式アクテ
ィブサスペンションの第二の実施例の電気式制御装置を
示すブロック線図、図14は図13に示された電気式制
御装置により達成されるシグナルフローを示すフローチ
ャートである。
【0059】尚図13及び図14に於てそれぞれ図4及
び図5に示された部分に対応する部分にはこれらの図に
於て付された符号と同一の符号が付されている。またこ
の第二の実施例の流体回路は第一の実施例の流体回路と
同一であるので、その図示を省略する。
【0060】この実施例に於ては電気式制御装置66の
入力ポート装置76には電子制御ブレーキシステム94
の制御装置より前輪に対する後輪の制動力比Kb (=F
br/Fbf)を示す信号が入力され、また四輪駆動システ
ム96の制御装置より前輪に対する後輪の駆動力比Kt
(=Far/Ftf)が入力されるようになっている。
【0061】前述の数1より下記の数23が成立し、F
br=Kb ・Fbfであるので前輪の制動力Fbf及び後輪の
制動力Fbrはそれぞれ下記の数24及び数25により求
められる。
【0062】
【数23】−Mhat ・Gx =2Fbf+2Fbr
【数24】Fbf=−Mhat ・Gx /2(1+Kb )
【数25】Fbr=−Kb ・Mhat ・Gx /2(1+Kb
【0063】また車輌の加速時には前述の数2より下記
の数26が成立し、後輪の駆動力Far=Kt ・Ftfであ
るので、前輪の駆動力Ftf及び後輪の駆動力Ftrはそれ
ぞれ下記の数27及び28により求められる。
【数26】Mhat ・Gx =2Ftf+2Ftr
【数27】Ftf=Mhat ・Gx /2(1+Kt )
【数28】Ftr=Kt ・Mhat ・Gx /2(1+Kt )
【0064】従ってこの実施例のリンク反力演算部30
0のリンク反力演算ブロック304に於ては、図15に
示されたフローチャートに従って各輪のリンク反力Flk
1〜Flk4が演算される。尚図15に於て図8に示され
たフローチャートのステップに対応するステップには図
8に於て付されたステップ番号と同一のステップ番号が
付されている。
【0065】図15に示されたフローチャートのステッ
プ355に於てイエスの判別が行われると、ステップ3
59に於て電子制御ブレーキシステム94の制御装置よ
り入力される制動力比Kb が読込まれ、ステップ360
に於て上述の数24及び数25に従って前輪の制動力F
bf及び後輪の制動力Fbrが演算される。
【0066】またステップ355に於てノーの判別が行
われると、ステップ369に於て四輪駆動システム96
の制御装置より入力される駆動力比Kt が読込まれ、ス
テップ370に於て上述の数27及び数28に従って前
輪の駆動力Faf及び後輪の駆動力Ftrが演算される。
【0067】かくして図示の第一及び第二の実施例によ
れば、フィードフォワード制御量演算部200の各輪分
配ブロック208に於て、車輌の前後加速度Gx 及び横
加速度Gy に基づき車輌の制動や旋回等により生じる慣
性外乱力による車体の姿勢変化を0にするためのフィー
ドフォワード制御量Eg1〜Eg4が演算され、リンク反力
演算部300に於て車輌の制動時又は加速時に於ける各
輪のリンク反力Flf1〜Flk4 が演算され、加算器21
0に於て制御量Eg1〜Eg4がリンク反力Flf1〜Flk4
により補正され、この補正された制御量に基づき車体の
加速度に基づくフィードフォワード制御量Ig1〜Ig4が
演算される。また車高フィードバック制御量演算部10
0に於て、各輪の車高X1 〜X4 等に基づきフィードフ
ォワード制御量による制御エラーを補償するための車高
フィードバック制御量Ix1〜Ix4が演算される。
【0068】従って車輌の制動時や加速時に車体に作用
する慣性力と車輪に作用する制動力や駆動力に起因する
リンク反力とを明確に分離せずに車体の加速度に基づく
フィードフォワード制御量が演算される従来のアクティ
ブサスペンションの場合に比して、フィードフォワード
制御量を各輪の実際の接地荷重の変化に正確に対応して
演算することができ、これにより加速度に基づくフィー
ドフォワード制御の制御ゲインを比較的自由に設定する
ことができ、これにより車輌の制動時や加速時に於ける
車体の姿勢変化を適切に且効果的に制御することができ
る。
【0069】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0070】例えば図示の各実施例に於ては、前輪及び
後輪のアンチダイブ率(アンチスクォット率) tanφf
及び tanφr は一定であるとして各輪のリンク反力が演
算されるようになっているが、 tanφf 及び tanφr は
例えばマップ演算により対応する車輪の車高X1 〜X4
に応じて増減されてもよい。
【0071】また図示の実施例に於ては、等価アーム比
Kziは定数として取扱われているが、等価アーム比は車
輪のバウンド、リバウンドによって変化し、車高の関数
として車高の変化に依存するので、例えば車高Xi をパ
ラメータとするマップより演算されてもよい。
【0072】また図示の各実施例に於ては、車輌の前後
加速度Gx 及び横速度Gy はそれぞれ前後加速度センサ
88及び横加速度センサ90により検出されるようにな
っているが、前後加速度は例えばブレーキ油圧の微分値
として推定により検出されてもよく、横加速度は車速及
び操舵角より推定により検出されてもよい。
【0073】また図示の各実施例に於ては、フィードバ
ック制御量は車高に基づくフィードバック制御量のみで
あるが、ばね上及びばね下の上下加速度に基づくフィー
ドバック制御量が演算され、その制御量が加算器400
に於て他の制御量と加算されてもよい。
【0074】更に上述の各実施例に於ては、各アクチュ
エータの作動流体室内の圧力を調整する圧力調整手段は
圧力制御弁であるが、この手段は作動流体室内の圧力を
増減調整することができる限り流量制御弁の如き他の手
段であってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車輌の制動時や加速時に車輪に作用する前
後力に起因して車輪に上下方向に作用するリンク反力が
考慮された各輪の接地荷重の変動に応じてアクチュエー
タの発生力が制御されるので、従来に比して制動時や加
速時に於ける車体の姿勢変化を適切に制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流体圧式アクティブサスペンショ
ンの構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示す説明
図である。
【図2】Pバルブ付きブレーキシステムを備えた後輪駆
動車に適用された本発明による流体圧式アクティブサス
ペンションの第一の実施例の流体回路を示す概略構成図
である。
【図3】Pバルブ付きブレーキシステムの特性を示すグ
ラフである。
【図4】図2に示された実施例の電気式制御装置を示す
ブロック線図である。
【図5】図4に示された電気式制御装置により達成され
るシグナルフローを示すフローチャートである。
【図6】図5に示された係数演算ブロックに於ける係数
演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図5に示された車輪の前後力演算ブロックに於
ける前後力演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図5に示されたリンク反力演算ブロックに於け
るリンク反力演算ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】車速Vと車高制御モードとヒーブ目標値Hreq
との間の関係を示すグラフである。
【図10】車体の推定質量Mbhatと車体の重心高Hと係
数Kx との間の関係を示すグラフである。
【図11】車体の推定質量Mbhatと車体の重心高Hと係
数Ky との間の関係を示すグラフである。
【図12】車輌の前後加速度Gx と前輪の制動力Fbf及
び後輪の制動力Fbrとの間の関係を示すグラフである。
【図13】電子制御ブレーキシステムを備えた四輪駆動
車に適用された本発明による流体圧式アクティブサスペ
ンションの第二の実施例の電気式制御装置を示すブロッ
ク線図である。
【図14】図13に示された電気式制御装置により達成
されるシグナルフローを示すフローチャートである。
【図15】図14に示されたリンク反力演算ブロックに
於けるリンク反力演算ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図16】車輌の制動時に車輪に上向きに作用するリン
ク反力を示す説明図である。
【図17】車輌の加速時に車輪に下向きに作用するリン
ク反力を示す説明図である。
【符号の説明】
18…ポンプ 22…圧力制御弁 36…アクチュエータ 38…作動流体室 42…気液ばね装置 46…遮断弁 48…パイロット圧力制御装置 62fl〜62rr…圧力センサ 66…電気式制御装置 68…マイクロコンピュータ 82fl〜82rr…車高センサ 84…車速センサ 86…車高制御スイッチ 88…前後加速度センサ 90…横加速度センサ 94…ブレーキシステム 96…四輪駆動システム 100…車高フィードバック制御量演算部 200…フィードフォワード制御量演算部 300…リンク反力演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 各車輪に対応して設けられ作動流体室内の圧力が増減さ
    れることにより対応する車輪の支持荷重を増減するアク
    チュエータと、前記作動流体室内の圧力を調整する圧力
    調整手段と、各車輪に対応する部位の車高を検出する車
    高検出手段と、車体の加速度を検出する加速度検出手段
    と、少くとも前記車高に基づくフィードバック制御量を
    演算するフィードバック制御量演算手段と、前記車体の
    加速度に基づくフィードフォワード制御量を演算するフ
    ィードフォワード制御量演算手段と、前記フィードバッ
    ク制御量及び前記フィードフォワード制御量に基づき前
    記圧力調整手段を制御する制御手段とを有する流体圧式
    アクティブサスペンションに於て、路面より各車輪に作
    用する前後力を検出する前後力検出手段と、前記前後力
    に基づき各車輪の上下方向のリンク反力を演算するリン
    ク反力演算手段と、前記リンク反力に基づき前記フィー
    ドフォワード制御量を補正する補正手段とを有すること
    を特徴とする流体圧式アクティブサスペンション。
JP25228693A 1993-09-14 1993-09-14 流体圧式アクティブサスペンション Pending JPH0781357A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25228693A JPH0781357A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 流体圧式アクティブサスペンション
US08/293,513 US5500798A (en) 1993-09-14 1994-08-22 Hydraulic active suspension controlled with side force compensation at respective vehicle wheels
DE69401886T DE69401886T2 (de) 1993-09-14 1994-08-31 Aktive hydraulische Aufhängung eines Fahrzeugs
EP94113618A EP0645265B1 (en) 1993-09-14 1994-08-31 Hydraulic active suspension of a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

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JP25228693A JPH0781357A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 流体圧式アクティブサスペンション

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023049741A (ja) * 2021-09-29 2023-04-10 本田技研工業株式会社 制御装置、車両、推定方法、およびプログラム

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