JPH078109Y2 - 熱交換器管端部の補修工具 - Google Patents

熱交換器管端部の補修工具

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Publication number
JPH078109Y2
JPH078109Y2 JP5621289U JP5621289U JPH078109Y2 JP H078109 Y2 JPH078109 Y2 JP H078109Y2 JP 5621289 U JP5621289 U JP 5621289U JP 5621289 U JP5621289 U JP 5621289U JP H078109 Y2 JPH078109 Y2 JP H078109Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arrow
cap nut
insertion guide
heat exchanger
tube end
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5621289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02145931U (ja
Inventor
毅 西村
吉己 藤田
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本建鐵株式会社 filed Critical 日本建鐵株式会社
Priority to JP5621289U priority Critical patent/JPH078109Y2/ja
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエアフィンクーラなどのようにスタンダードプ
ラグを用る熱交換器のチューブシート側の管端部を手直
し修正加工するための補修工具に関する。
(従来の技術) 例えばエアフィンクーラでは第3図に示すように、管板
としてフィンチューブ(1)が取付けられるチューブシ
ート(2)とスタンダードプラグ(4)が取付けられる
スタンダードプラグシート(3)が備えられ、スタンダ
ードプラグ(4)はフィンチューブ(1)に対し1対1
に整合して配置され、それを取外すことによって対応の
フィンチューブの内部検査および拡管または補修が行な
われている。
このエアフィンクーラは高温の蒸気を冷却してコンデン
スさせ、その熱水を再使用するものである。そこでは高
温の蒸気はインレットヘッダーから送入され、フィンチ
ューブ(1)を経てリターンヘッダーに、次いで戻りの
フィンチューブ(1)を通ってアウトレットヘッダーに
流れる。同時にファンを使用してフィンチューブの外側
に送風し、高温の蒸気を冷却してコンデンスし、アウト
レットヘッダー側のノズルから排出する。
この種の熱交換器ではインレットヘッダー側のチューブ
シート(2)に取付けられた管の端部(1a)に熱応力な
どにより変形等の異常が発生し易く、それを放置してお
くと蒸気もれにつながる。それを手直し修正加工する工
具として、従来第4図に示すような通常「矢」といわれ
るテーパー付き丸棒(5)が用いられ、それをスタンダ
ードプラグシート(3)の対応位置から該管端部(1a)
に打込み、再拡管することによって補修が行なわれた。
(考案が解決しようとする課題) 従来の補修用の工具は単にテーパー付きの丸棒であった
ため、叩き込んだ矢が管の端部にくい込むと抜くのが困
難であり、時間がかかった。また矢を抜く際にこねるこ
とから管の端部に傷が付き、管の端部を不必要に拡げ、
管の真円度を損ない、さらにスタンダードプラグシート
のねじ部を損傷する等の問題点があった。
本考案の目的は上記問題点を解消することであって、そ
れ故、管の端部を損傷する等の不都合を生じることな
く、補修を容易且つ迅速に行ない得る熱交換器の管端部
の補修工具を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案による補修工具の特徴は矢(10)の根元側(大径
側の端部)に袋ナット(12)をはめ込むと共に、補修す
べき管端部に対応するスタンダードプラグシートの位置
にねじこまれる挿入ガイド(20)を含み、該挿入ガイド
には矢を案内する同心の貫通孔(23)が形成されてお
り、さらに矢が挿入された際に該袋ナットと該挿入ナッ
トの間に位置する座金(14)を含むことである。
(作用) 挿入ガイド(20)によって矢(10)がゆるく保持され且
つ案内されるので修正加工が適切に行なわれ、管端部
(1a)やスタンダードプラグシートのねじ部を傷付ける
ことがなく、また矢を抜く際は袋ナット(12)を締め付
けることによりジャッキ作用によって矢を浮かせること
ができるので、好適に抜くことができる。
(実施例) 次に図面を参照のもとに本考案に関し説明する。第1図
に示すように、本考案による補修工具は主要部としてテ
ーパー付き丸棒、即ち矢(10)を含むと共に、その根元
側、即ち大径側の端部にねじ(11)が形成されて、そこ
に袋ナット(12)がはめ込まれる。矢(10)のテーパー
は通常1/20程度であって、該テーパーは比較的先端部に
近い位置に形成され、その小径側の端部、即ち先端部は
従来と同様に、補修すべき管の端部(1a)に挿入される
ことはいうまでもない。修正加工時にこの袋ナット(1
2)の端面はハンマーで叩かれるので袋ナット(12)は
比較的硬い材質の材料で形成されるのが好ましい。また
袋ナットの外周にはレンチなどにより回動を容易にする
ため係止部(13)が形成されている。
さらにこの補修工具は矢(10)を案内する挿入ガイド
(20)を含み、該挿入ガイドは第2図に示すように大径
部(21)と小径部(22)からなり、且つ矢(10)のガイ
ドとなる貫通孔(23)が軸線上に、即ち大径部(21)お
よび小径部(22)と同心に形成されている。また小径部
(22)の外周にはスタンダードプラグ(4)と同一ピッ
チのねじ(22a)が形成され、従ってスタンダードプラ
グシート(3)のねじ部にねじ係合するように構成され
ている。
また、矢(10)を挿入ガイド(20)に挿入した際に袋ナ
ット(12)と挿入ガイド(20)との間に位置するように
矢(10)にはめ込まれる座金(14)が用いられ、該座金
により袋ナット(12)が挿入ガイド(20)に直接接触す
るのを防ぎ、且つ袋ナット(12)の回動を容易にしてい
る。なお、袋ナット(12)のねじ孔(15)は第1図に示
すように充分深く形成され、且つ図示のように矢のねじ
(11)を或る程度受け入れた状態で作業が行なわれ、作
業終了後、袋ナットを締め付けた際に該ねじ孔(15)中
にさらに矢のねじ(11)を受け入れ得るようになってい
る。
管の端部(1a)を修正加工する際は、その対応位置のス
タンダードプラグ(4)を取外し且つその位置に挿入ガ
イド(20)をねじ込み、次いで矢(10)を挿入し座金
(14)および袋ナット(12)をセットし準備を完了す
る。そしてハンマー等で袋ナット(12)の端面を軽く叩
き込み、変形修正度合をチェックしながら修正加工を行
なう。修正が終れば袋ナット(12)を締め付け、該袋ナ
ットは座金(14)を介して挿入ガイド(20)に当接し、
さらに締め付けることにより袋ナットはそれ以上挿入ガ
イドには近づき得ないのでジャッキ作用により矢(10)
が浮いて抜き出される。矢(10)を抜いた後に挿入ガイ
ド(12)を取外し、再びスタンダードプラグ(4)を装
着して作業を終了する。
(考案の効果) 従って、本考案によれば、矢は挿入ガイドで案内され且
つゆるく保持されるので矢は正しい姿勢に保たれた状態
で管端部の修正が行なわれる。そのため管の端部を傷付
けたり真円度を損なう等の事態を避けることができ、且
つスタンダードプラグシートのねじ部を破損することも
なく、精度の高い修正が可能になる。そして袋ナットの
締め付けにより矢を抜くことができるので矢の抜き出し
が容易且つ迅速に可能になり、この種の補修を容易且つ
迅速に行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例による補修工具を示す断面図、第
2図はその一部材の斜視図、第3図は本考案が関連する
熱交換器を部分的に示す斜視図、そして第4図は従来の
補修工具を示す断面図である。図中、10:矢、12:袋ナッ
ト、14:座金、20:挿入ガイド、23:貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器のチューブシートに取付けられて
    いる管の端部を補修するため該管端部に対応するスタン
    ダードプラグシート側からその管端部に打込まれるテー
    パー付き丸棒からなる矢を含む補修工具において、前記
    矢の大径側の端部に取付けられた袋ナットと、補修すべ
    き前記管端部に対応するスタンダートプラグシートの位
    置にねじ込まれる挿入ガイドと、前記矢を挿入した際に
    前記袋ナットと前記挿入ガイドとの間に備えられる座金
    を含み、前記挿入ガイドには前記矢を案内する同心の貫
    通孔が形成されていることを特徴とする熱交換器管端部
    の補修工具。
JP5621289U 1989-05-16 1989-05-16 熱交換器管端部の補修工具 Expired - Lifetime JPH078109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5621289U JPH078109Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 熱交換器管端部の補修工具

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JP5621289U JPH078109Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 熱交換器管端部の補修工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02145931U JPH02145931U (ja) 1990-12-11
JPH078109Y2 true JPH078109Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31579837

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JP5621289U Expired - Lifetime JPH078109Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 熱交換器管端部の補修工具

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