JPH0780534B2 - 非金属製チエ−ン用捕集板装着用具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は循環式の高負荷作業に適した特殊の取付具を備
えた非金属製駆動チェーンに関するもので、特に廃水循
環沈降槽に使用されるチェーンのための応力開放型取付
具に関するものである。

従来の技術 廃水循環沈降槽及び可動型廃水処理プラントにおいては
タンク底部の沈降スラッジの排出と廃水表面からの浮遊
廃棄物の捕集のためのスラッジ捕集機構が使用されてい
る。典型的なスラッジ捕集装置は沈降物と浮遊物の除去
のために廃水表面及びタンク底部に沿って循環する一対
の駆動チェーン上に取り付けられる横方向に細長い捕集
板を有し、この捕集板の端部には捕集板を駆動チェーン
に取り付けるための手段が設けられている。駆動チェー
ンは横方向の軸に取り付けられたチェーン用スプロケッ
トの回りに沿って回転し、スプロケットは軸のずれを最
小にするためにタンクの側壁の近くに設けられる。

従来のやり方では、捕集板は特別の取り付け用リンクに
よって駆動チェーンに取り付けられ、この取り付けリン
クが駆動チェーンのそれぞれに一定の間隔で配置されて
おり、そしてこの取り付けリンクは本質的には通常のチ
ェーンリンクに上方に突出した水かき面を一体に設けた
もので捕集板をチェーンに固定するためのねじ取り付け
点が設けられている。

経費、重さ、耐蝕性の点でプラスチックや金属以外の材
料の使用が廃水処理業界において増大する傾向にあり、
その結果、最新の駆動用スプロケット、チェーン、捕集
板には非金属材料を使用したものが増大している。

しかし、非金属製捕集板取り付けリンクをつくるには問
題があった。それは細長い捕集板はその中間部の支持具
のない部分に発生する著しい応力負荷に出合うからであ
る。この中間部分は特にタンク底部から排出されるべき
固定沈降物の蓄積によって生ずる応力負荷を受けやす
い。

これらの応力負荷は捕集板の両端から取り付け点を経て
取り付けリンクのサイドバーに伝達される。捕集板の水
かき面とリンクのサイドバーとの結合点における材料の
面と厚さの変化は致命的な応力の集中をもたらし、この
取り付けリンクをチェーンリンクの中で弱いリンクにし
てしまう。この取り付けリンクの応力負荷はチェーンの
進行方向に進む各取り付けリンクが捕集板によって生ず
る負荷を運ぶことによってももたらされる。こうしてサ
イドバーの応力負荷点に集中される捕集板及びチェーン
の負荷の合計は最終的にはリンクの破壊をもたらすこと
となり、このことは特に長期間の運転のために設置され
るチェーンにとって致命的なものである。

発明が解決しようとする問題点 従って、廃水処理タンクに使用された時に、これらの部
分品によってもたらされる著しい応力負荷に耐えるだけ
の非金属製駆動チェーン用の捕集板取り付け具に対して
は明白な需要があり、本発明はかかる取り付け具を提供
することを第１の目的とするものである。

問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は非金属製駆動チェーンに使用するた
めの捕集板取り付け具に関するものであって、これらの
駆動チェーンは、後方リンクのサイドバー突起部内の横
方向ピン孔に固定され、前方リンクの軸受け孔に剛体ピ
ンによって軸支され、相互に重なった状態で回動自在に
結合された複数個のリンクからなるもので、運転時には
横方向の捕集板または押し板がこのチェーンに一定間隔
で取り付けられて廃水処理沈降槽内を一対で循環運行す
るものである。捕集板はタンク底部に沈積した沈降物を
集め、タンクの液面から浮遊物を捕集するために使用さ
れる。従来の捕集板取り付けリンクは細長い捕集板によ
って生ずる大きい応力負荷のために にひび割れを生じ
たものであった。

本発明は特にチェーンリンクのサイドバーの外側にそれ
ぞれ取り付けられる一対の捕集板取り付け用具よりなる
捕集板用部品に関するもので、取り付け用具は細長いリ
ンク部分からなるもので、通常のチェーンリンクと同一
面上にあって、通常のリンクと捕集板取り付け具の両方
を貫通する特別に長いピボットピンによってこれに固定
されている。取り付け用具はさらに上方に突き出た捕集
板支持部分を有し、これが捕集板を固定するように構成
され、捕集板はそれぞれ捕集板用部品によって両駆動チ
ェーン上に端部を支持される。これによって、捕集板か
らチェーンに伝達される応力負荷はチェーンのピボット
ピンだけを通ることとなり、これは捕集板の負荷が取り
付けリンクのサイドバーの応力集中点だけに向っていた
従来の取り付けリンクの場合よりも平均に分散されるも
のとなる。さらに、この取り付け用具の形状は後続捕集
板に負荷が蓄積されることもない。

実施例 本発明の目的及び利点は以下の図面を参照することによ
ってさらに理解されるところである。図面で、第１図は
本発明の捕集板用部品の一例を示すもので沈降槽の長さ
方向切断図、第２図は捕集板を取り付けた本発明の捕集
板部品の側面図、第３図は第２図の捕集板部品の正面
図、第４図は駆動チェーンに取り付けられた本発明の捕
集板部品の平面図、第５図は第２図の捕集板部品の分解
図である。図面において、同一の番号は同一もしくは相
当する部分を示す。

第１図は通常強化コンクリートで作られる一次沈降槽を
示すもので、タンク10は底部12、一対の対向する側壁1
4、流入端壁16及び流出端壁18よりなる。導管20は流入
端壁16を貫通してタンク10内に液を送り込む。緩衝板22
が両側壁間にタンク10の上部を横断して導管20の前面に
その下方にまで伸び、それによって流入する液流による
乱動を最小に防止する。廃水は流入端壁から流出端壁18
へと静かに流れてゆく。流出端壁18の近くに箱型せき部
24が設けられ沈降槽10から流出する液流の流路を形成す
る。廃液がタンクを流過する際に沈降固形物やスラッジ
は底部12に沈下し、浮遊廃棄物すなわちスカムは液表面
に上昇する。浮遊廃棄物及び沈降廃棄物の除去を容易に
するための捕集システムがタンク10に設けられている。
捕集システムにはそれぞれ側壁14の一方に隣接して設け
られた、好ましくは重合体材料からなる一対のエンドレ
スチェーン26が含まれる。このエンドレスチェーン26は
横方向に伸びる捕集板28の運搬用に使用される。エンド
レスチェーン26は互いに平行でチェーンにかみ合う歯を
有する一対ずつのスプロケット30、32、34、36に沿って
進行する。一対ずつのスプロケット30、32、34、36は４
本の横方向に伸びた軸38のそれぞれに係合され、軸端は
ベアリング（図示せず）に回転自在に装着される。それ
ぞれの軸のベアリングは側壁14に固定される。スプロケ
ットホィール30の軸38はそこに固定された駆動スプロケ
ット42を有し、これがプラットホーム48に取り付けられ
る駆動動力源46から下方に伸びる駆動チェーン44に係合
され、こうしてスプロケット30はエンドレスチェーン26
を駆動する。スプロケット32、34、36はエンドレスチェ
ーンに噛合してタンク10内での進行を案内する。横方向
に伸びた複数個の捕集板28はチェーンに沿って連続する
一定位置でエンドレスチェーンに固定され、この捕集板
28はチェーンの特定位置に取り付けられた部品50によっ
てチェーンに固定される。

タンク10の底部には一対の平行なレール52が埋設され、
これはタンク10の長さ方向に伸びて流出端壁18から流入
端壁16へとタンク10の底部に沿って沈降スラッジを捕集
するために移動する際の捕集板28の案内路を形成するた
めにタンク10の底部12の僅かに上方に位置する。

緩衝板54は流出端壁18の上流位置にタンク10を横断して
設けられ、浮遊廃棄物がそれより下流に流れるのを防止
する。緩衝板54の上流部、その前面に、浮遊廃棄物を捕
集するためのとい56が設けられ、浮遊廃棄物は廃水表面
から排出されて捕集とい56に収容され、タンク10から排
出される。同様にして、流入端壁16ではスラッジ用のと
い58が設けられてタンク底12から集められたちスラッジ
が沈積される。これらのスラッジは必要な工程に応じて
連続的にあるいは間欠的にスラッジとい58からポンプで
排出される。

複数個の腕木60が側壁14に沿って長さ方向に一定間隔
で、壁頂部よりも下方に各側壁に取り付けられ、レール
62がこの腕木60に固定される。レール62は側壁に沿って
長さ方向に伸び、捕集板28が液面に沿って移動してそこ
から浮遊廃棄物を除去する際の案内路を形成する。レー
ル62はこのために横方向の捕集板28がレール62に沿って
廃水中を一部分水没した状態になるような高さに設定さ
れる。

第４図及び第５図において、本発明の望ましいプラスチ
ック重合体チェーンが示されているが、チェーンの形状
はこれに限定されるものではないことは自明である。こ
のプラスチック重合体チェーン26は多数のリンク70で構
成されている。リンク70はそれぞれ実質的に平行に配置
される一対の横方向に平坦なサイドバー72を有し、アセ
タール、ポリエステルまたはナイロン等のエンジニアリ
ングプラスチックで成型される。各リンクは一対のリン
ク端74を有し、ここで隣接リンク70と結合する。

リンク端74は、それぞれ、中空軸受け筒76、サイドバー
72の端部80にある横方向のピン孔78及び重合プラスチッ
ク製ピン82を有する。ピン82はピン孔78及び隣接リンク
70のサイドバー72を貫通するように構成される。本発明
においては中空重合プラスチック製ピンが示されてい
る。これらのピンはガラス強化ナイロン、ポリエステル
またはアセタール樹脂等の高強度材料で作られており、
材料の使用量を節約し経費を節約するために中空とされ
てもよい。ピン82が中空にされたものであれば、軸孔83
はその中に作られる。ピンを保持するには各種の手段、
ひねりねじラグウェッジバー、キーパーピン等が使用さ
れる。望ましい具体例においては、横方向のピン孔78と
一体に形成されたスナップリング78aがピン82の環状溝7
8bに係合することによって、ピン82がリンク端74から脱
離するのを防止している。

望ましい具体例においては、チェーン26は階段上形状で
しまされ、サイドバー72はそれぞれ一方のリンク端74a
が隣接リンクのリンク端の外側に、そしてリンクの他端
74bが反対側の隣接リンクのリンク端74aの内側に位置す
るように構成される。リンク端74aの外側部分77は外側
に横方向に突き出た突出部84を備えていて、そこにチェ
ーンピン82を保持するための横方向のピン孔78を有して
いる。

既に述べたように、複数個の捕集板28が一対の駆動チェ
ーン26に一定間隔で、タンク10の各側壁14に沿って横方
向に設けられている。重合プラスチックチェーンを使用
した従来の沈降槽では捕集板28は通常のリンクに置き換
えた特別の取り付けリンクによってチェーン26に取り付
けられるために、捕集板28には二種類の取り付けリンク
が必要とされてきた。この取り付けリンクは通常の動力
伝達の他に捕集板を支持する機能をも要求されるため、
著しく大きい応力負荷を受けることになる。重合プラス
チック製捕集板を使用したチェーンはサイドバー72の部
分においての応力破壊を受け易いことが知られており、
従って取り付けリンクに伝えられる応力を減少させるた
めに最大の努力が行なわれた。

第２〜５図において、一対の捕集板用腕木90よりなる本
発明の取り付け部品50が示される。捕集板用腕木90は先
端部94を有するリンク部分92、後端部96及び両端部を貫
通して横方向に伸びるピン孔98を有する。リンク部分92
はチェーン26のリンクのサイドバー72と同一平面上にあ
るように構成、配置される。捕集板腕木90はさらにリン
ク部分92に一体に形成された上方に突出する捕集板支持
部分100を有する。捕集板支持部分100は前方に向いた支
持面102と補強部分104とから構成される。好ましい具体
例においては、補強部分104は材料を節約するためにリ
ンク部分92の後端部96の方向に傾斜しているが、本発明
の精神を逸脱しない限り各種の任意の形状を有するよう
に構成されてよい。前方に向いた支持面102は腕木90の
頂部106からリンク部分92の頂部108の近くで急速に傾斜
し、それによって腕木90は上に述べたチェーンリンクに
極めて近接して取り付けられる。支持面102はまた一個
以上、好ましくは二個の装着孔112を有する。捕集板28
もまたこの装着孔112に対応する装着孔114を備えてい
て、捕集板28はこれら装着孔112及び114を貫通するねじ
によって支持面102に固定される。

捕集板装着用具50はアセタール、ポリエステル、ナイロ
ン等のエンジニアリングプラスチックで成型される。

本発明の捕集板装着用具50は次のようにしてチェーン26
に固定される。すなわち、まず捕集板装着用具の取り付
け位置に選ばれた通常のチェーンリンクのピン82を特別
の長さのピン82aに置き換える。中空の普通の長さのピ
ンを使用する本発明ではピン82aはピン82の中央孔83に
おかれる細長い挿入物の形をとることができる。何れの
場合でも、特別の長さのピン82aは普通のチェーン幅と
２個の腕木90の幅とに適合し、コッターピン118とピン
孔119等の固定手段の取り付けに充分なだけの長さが必
要である。

ピン82が置換された後、装着用腕木90が支持面102をチ
ェーンの進行方向に向けてチェーン26の両側に張り出し
た状態で取り付けられる。腕木90はピン82aがピン孔98
を貫通するように位置決めされる。捕集板装着用具取り
付け孔98は捕集板の負荷をリードピン82aに伝達し、同
時にリードピンの周囲に捕集板が回転するのを防止する
ための保持具としてもう一方のピン孔82aが作用する。
この配置はまたチェーンが通常のクリープやチェーンの
ジョイント部の疲労によって伸びてしまっても装着用腕
木90のサイドバー部分92を介してチェーンの負荷が伝達
されないように保証している。装着用腕木90がその位置
に置かれ、コッターピン118のような固定手段によって
ピン82aに取り付けられ、次いで捕集板28が一対のチェ
ーン26の進行方向に横向きに置かれ、支持面102とリン
ク部分の頂部によって形成されるＬ字型部分に位置す
る。捕集板28の下端部とリンク部分92の頂部108との間
には製造上の許容誤差程度のすきまがあるだけである。
次いで捕集板28は装着孔112及び114を貫通するねじ116
によって支持面102に固定される。通常、捕集板28はタ
ンク底部12による摩滅を防止するためにプラスチックの
覆い117を備えている。

発明の効果 このようにして本発明の捕集板装着用具は捕集板28によ
って生ずる応力をチェーンのサイドバーを介することな
く、ピン82aによって伝達することを可能とする。捕集
板装着用腕木は上に述べた特定の具体例に限定されるも
のではなく、本発明の精神を逸脱しない限り各種の変形
が可能であることは当業者にとって自明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の捕集板用部品の一例を示すもので沈降
槽の長さ方向切断図、第２図は捕集板を取り付けた本発
明の捕集板部品の側面図、第３図は第２図の捕集板部品
の正面図、第４図は駆動チェーンに取り付けられた本発
明の捕集板部品の平面図、第５図は第２図の捕集板部品
の分解図である。図面において、同一の番号は同一もし
くは相当する部分を示す。 60,90:腕木、10:沈降槽、28:捕集板、26エンドレスチェ
ーン、50:捕集板装着用具、78,98,119:ピン孔、82,82a:
ピン、52,62:案内レール、56,58:とい、112,114:捕集板
装着孔、70:チェーンリンク、118:コッターピン、72:サ
イドバー、116:ねじ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】捕集板を非金属製チェーンに固定するため
   の捕集板装着用具で、前記非金属製チェーンがスプロケ
   ットによって支持されて循環動作され且つ複数の隣接す
   るチェーンリンクで構成されており、これらチェーンリ
   ンクの各々が隣接するチェーンリンクの各対のサイドバ
   ーを貫いてチェーンリンクの片側から他側へと延びたチ
   ェーンピンによって結合されており、前記チェーンピン
   が各々中心縦方向に延びたピン孔を有しており、前記捕
   集板から加わる応力負荷がサイドバーではなくピンを介
   して伝達されるように、捕集板装着用具が捕集板を非金
   属製チェーンに固定するものにおいて、 一対のポリマー製捕集板腕木を備え、これら捕集板腕木
   の一方がチェーンリンクのサイドバー対の一方と隣接す
   るチェーンリンクの片側に位置し、前記捕集板腕木の一
   方はさらに前記サイドバー対の一方の両端に隣接して位
   置する両端を有し、捕集板腕木の一方のこれら両端の各
   々がピン孔を有しており、前記捕集板腕木の他方が同チ
   ェーンリンクの前記サイドバー対の他方と隣接するチェ
   ーンリンクの他側に位置し、前記捕集板腕木の他方はさ
   らに前記サイドバー対の他方の両端に隣接して位置する
   両端を有し、捕集板腕木の他方のこれら両端の各々がピ
   ン孔を有しており、前記ポリマー製捕集板腕木の各々が
   捕集板をチェーンに対して懸架状態で取り付けるための
   支持面を有する突出した捕集板支持部分を具備し、前記
   支持面が垂直方向に延び且つ２つの側面を有しており、
   さらに 各々が両端を有する一対の延長取付ピンを備え、これら
   延長取付ピンの一方がチェーンリンクの一端のチェーン
   ピンの中央縦孔内に装着され、該一方の延長取付ピンの
   両端の一方が前記ポリマー製捕集板腕木の一方の一端の
   ピン孔内に装着され、該一方の延長取付ピンの両端の他
   方が前記チェーンの反対側の前記ポリマー製捕集板腕木
   の他方の一端のピン孔内に装着されており、前記延長取
   付ピンの他方が前記チェーンリンクの他端のチェーンピ
   ンの中央縦孔内に装着され、該他方の延長取付ピンの両
   端の一方が前記ポリマー製捕集板腕木の一方の他端のピ
   ン孔内に装着され、該他方の延長取付ピンの両端の他方
   が前記チェーンの反対側の前記ポリマー製捕集板腕木の
   他方の他端のピン孔内に装着されていることを特徴とす
   る捕集板装着用具。
2. 【請求項２】前記ポリマー製捕集板腕木が前記捕集板を
   ポリマー製捕集板腕木へ取り付けるための手段をさらに
   備え、該取付手段が前記捕集板支持部分に設けられた取
   付孔を含み、複数のネジ切り締着具がそれぞれの取付孔
   に装着されて捕集板を捕集板支持部分へ固定することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の捕集板装着用
   具。
3. 【請求項３】前記突出した捕集板支持部分の各々が一体
   状の補強部分を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の捕集板装着用具。
4. 【請求項４】前記補強部分が傾斜していることを特徴と
   する特許請求の範囲第３項に記載の捕集板装着用具。
5. 【請求項５】複数の非金属製リンクからなる駆動チェー
   ン用のポリマー製捕集板装着用具で、これら複数の非金
   属製リンクの各々が一対のサイドバーを備え、これらサ
   イドバーの各々が両端を有し、前記サイドバー対の一方
   の一端がポリマー製の軸受筒によって該サイドバー対の
   他方の一端に結合され、前記サイドバーの両端の他方が
   前記複数の非金属製チェーンリンクの隣接するリンクの
   サイドバーの両端の一方と重なり合うと共に、チェーン
   の走行方向に対して横方向に延びチェーンリンクを旋回
   自在に連結するチェーンピンによって、前記複数のチェ
   ーンリンクの隣接するリンクのサイドバーの両端の一方
   と結合され、前記チェーンピンが中心縦孔を有するもの
   において、 一対のポリマー製捕集板腕木を備え、これら捕集板腕木
   の一方がチェーンリンクのサイドバー対の一方と隣接す
   るチェーンリンクの片側に位置し、前記捕集板腕木の一
   方はさらに前記サイドバー対の一方の両端に隣接して位
   置する両端を有し、前記捕集板腕木の他方が同チェーン
   リンクの前記サイドバー対の他方と隣接するチェーンリ
   ンクの他側に位置し、前記捕集板腕木の他方はさらに前
   記サイドバー対の他方の両端に隣接して位置する両端を
   有し、前記各捕集板腕木の両端がそれぞれピン孔を有し
   ており、前記ポリマー製捕集板腕木の各々が捕集板をチ
   ェーンに対して懸架状態で取り付けるための前方を向い
   た支持面を有する突出した捕集板支持部分を具備し、前
   記支持面が垂直方向に延び且つ２つの側面を有してお
   り、さらに 各々が両端を有する一対の延長取付ピンを備え、これら
   延長取付ピンの一方がチェーンリンクの一端のチェーン
   ピンの中央縦孔内に装着され、該一方の延長取付ピンの
   両端の一方が前記ポリマー製捕集板腕木の一方の一端の
   ピン孔内に装着され、該一方の延長取付ピンの両端の他
   方が前記チェーンの反対側の前記ポリマー製捕集板腕木
   の他方の一端のピン孔内に装着されており、前記延長取
   付ピンの他方が前記チェーンリンクの他端のチェーンピ
   ンの中央縦孔内に装着され、該他方の延長取付ピンの両
   端の一方が前記ポリマー製捕集板腕木の一方の他端のピ
   ン孔内に装着され、該他方の延長取付ピンの両端の他方
   が前記チェーンの反対側の前記ポリマー製捕集板腕木の
   他方の他端のピン孔内に装着されていることを特徴とす
   る捕集板装着用具。
6. 【請求項６】スプロケットによって支持されて循環動作
   する非金属製チェーンにおいて、 複数の隣接するチェーンリンクで、各々が一対のサイド
   バーを有するチェーンリンク、 前記隣接するチェーンリンクの各対のサイドバーを貫い
   てチェーンリンクの片側から他側へと延び、隣接するチ
   ェーンリンクを一体結合するチェーンピンで、各々が中
   心縦方向に延びたピン孔を有するチェーンピン、 捕集板から加わる応力負荷が前記チェーンリンクのサイ
   ドバーではなくチェーンピンを介して伝達されるよう
   に、捕集板を前記非金属製チェーンに固定する捕集板装
   着用具、 一対のポリマー製捕集板腕木で、これら捕集板腕木の一
   方がチェーンリンクのサイドバー対の一方と隣接するチ
   ェーンリンクの片側に位置し、且つ前記サイドバー対の
   一方の両端に隣接する両端を有し、前記捕集板腕木の他
   方が同チェーンリンクの前記サイドバー対の他方と隣接
   するチェーンリンクの他側に位置し、且つ前記サイドバ
   ー対の他方の両端に隣接する両端を有し、前記ポリマー
   製捕集板腕木の両端がそれぞれピン孔を有しており、前
   記ポリマー製捕集板腕木の各々が捕集板をチェーンに対
   して懸架状態で取り付けるための支持面を有する突出し
   た捕集板支持部分を具備し、前記支持面が垂直方向に延
   び且つ２つの側面を有していること、及び 各々が両端を有する一対の延長取付ピンで、これら延長
   取付ピンの一方がチェーンリンクの一端のチェーンピン
   の中央縦孔内に装着され、該一方の延長取付ピンの両端
   の一方が前記ポリマー製捕集板腕木の一方の一端のピン
   孔内に装着され、該一方の延長取付ピンの両端の他方が
   前記チェーンの反対側の前記ポリマー製捕集板腕木の他
   方の一端のピン孔内に装着されており、前記延長取付ピ
   ンの他方が前記チェーンリンクの他端のチェーンピンの
   中央縦孔内に装着され、該他方の延長取付ピンの両端の
   一方が前記ポリマー製捕集板腕木の一方の他端のピン孔
   内に装着され、該他方の延長取付ピンの両端の他方が前
   記チェーンの反対側の前記ポリマー製捕集板腕木の他方
   の他端のピン孔内に装着されていること、 を備えたことを特徴とする非金属製チェーン。
7. 【請求項７】前記ポリマー製捕集板腕木が前記捕集板を
   ポリマー製捕集板腕木へ取り付けるための手段をさらに
   備え、該取付手段が前記捕集板支持部分に設けられた取
   付孔を含み、複数のネジ切り締着具がそれぞれの取付孔
   に装着されて捕集板を捕集板支持部分へ固定することを
   特徴とする特許請求の範囲第６項に記載の非金属製チェ
   ーン。
8. 【請求項８】前記突出した捕集板支持部分の各々が一体
   状の補強部分を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
   ６項に記載の非金属製チェーン。
9. 【請求項９】前記補強部分が傾斜していることを特徴と
   する特許請求の範囲第６項に記載の非金属製チェーン。
10. 【請求項１０】スプロケットによって支持されて循環動
    作する非金属製チェーンにおいて、 複数の隣接するチェーンリンクで、各々が一対のサイド
    バーを有するチェーンリンク、 前記隣接するチェーンリンクの各対のサイドバーを貫い
    てチェーンリンクの片側から他側へと延び、隣接するチ
    ェーンリンクを一体結合するチェーンピンで、各々がチ
    ェーンリンクの外側へ延びた延出両端を有するチェーン
    ピン、及び 捕集板から加わる応力負荷が前記チェーンリンクのサイ
    ドバーではなくチェーンピンを介して伝達されるよう
    に、捕集板を前記非金属製チェーンに固定する捕集板装
    着用具を備え、 前記捕集板装着用具が一対のポリマー製捕集板腕木を、
    これら捕集板腕木の一方がチェーンリンクのサイドバー
    対の一方と隣接するチェーンリンクの片側に位置し、且
    つ前記サイドバー対の一方の両端に隣接する両端を有
    し、前記捕集板腕木の他方が同チェーンリンクの前記サ
    イドバー対の他方と隣接するチェーンリンクの他側に位
    置し、且つ前記サイドバー対の他方の両端に隣接する両
    端を有し、前記ポリマー製捕集板腕木の両端がそれぞれ
    ピン孔を有しており、前記ポリマー製捕集板腕木の各々
    が捕集板をチェーンに対して懸架状態で取り付けるため
    の支持面を有する突出した捕集板支持部分を具備してお
    り、一方の延長取付ピンの両端の一方が前記ポリマー製
    捕集板腕木の一方の一端のピン孔内に装着され、該一方
    の延長取付ピンの両端の他方が前記チェーンの反対側の
    前記ポリマー製捕集板腕木の他方の一端のピン孔内に装
    着されており、他方の延長取付ピンの両端の一方が前記
    ポリマー製捕集板腕木の一方の他端のピン孔内に装着さ
    れ、該他方の延長取付ピンの両端の他方が前記チェーン
    の反対側の前記ポリマー製捕集板腕木の他方の他端のピ
    ン孔内に装着されていることを特徴とする非金属製チェ
    ーン。