JPH078023U - 車両の冷房装置 - Google Patents

車両の冷房装置

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Publication number
JPH078023U
JPH078023U JP3837293U JP3837293U JPH078023U JP H078023 U JPH078023 U JP H078023U JP 3837293 U JP3837293 U JP 3837293U JP 3837293 U JP3837293 U JP 3837293U JP H078023 U JPH078023 U JP H078023U
Authority
JP
Japan
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refrigerant
condenser
cooling
pressure
refrigerant outlet
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Pending
Application number
JP3837293U
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English (en)
Inventor
昭利 大場
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Publication of JPH078023U publication Critical patent/JPH078023U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジン冷却用ラジエータ前方にコンデンサを
配置する冷房装置における高速高負荷走行時のラジエー
タ冷却能力の低下を防止する。 【構成】コンデンサ2内の冷媒配管5aの中間部と先端
部とにそれぞれ第1冷媒出口7と第2冷媒出口8を設
け、コンデンサ2とリキッドタンク3との間の冷媒配管
5に電磁切換弁10を、コンプレッサ1とコンデンサ2と
の冷媒配管5に圧力スイッチ9を設ける。そして、コン
デンサ2上流側の冷媒圧力が所定値以下の時、圧力スイ
ッチ9がOFFとなって電磁切換弁10が非通電となり、
第1冷媒出口7をリキッドタンク3に接続する。所定値
より高い時、圧力スイッチ9がONとなって電磁切換弁
10へ通電され、第2冷媒出口8をリキッドタンク3に接
続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の冷房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の冷房装置は、コンプレッサ、コンデンサ及びクーリングユニット等から なり、これらをループ状に連結して冷媒循環路を形成するようにしている(例え ば実開昭62−184016号公報等参照)。 かかる冷房装置では、コンプレッサによってガス冷媒を高温高圧としてコンデ ンサに供給し、ここで外気により冷却してガス冷媒を液化する。液化した液状冷 媒はクーリングユニットに送られ、ここで、エキスパンションバルブを介して低 温低圧の液状冷媒となり、エバポレータで周囲の空気との熱交換により空気を冷 却する一方、冷媒自体は空気からの熱を吸収して低圧のガス状となって再びコン プレッサに供給されて高温高圧のガス冷媒となる。そして、クーリングユニット において冷却された空気は車室内に供給され、車室内を冷房するようになってい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、エンジン冷却用ラジエータの前方に配置されて、冷却ファンや走行 風によって冷却するコンデンサは、走行風量がない或いは少ないアイドル時や低 速時でも充分な冷房能力が確保できるようその容量が設定される。このため、走 行風の多い高速高負荷走行時には、コンデンサの冷却能力が過剰となっている。 また、かかる高速高負荷走行時は、コンデンサからの放熱量が多く、コンデンサ 後方に位置するエンジン冷却用ラジエータにはコンデンサを通った走行風が当た るために、エンジンの冷却性能が低下する虞れがある。
【0004】 本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、高速高負荷走行時における エンジンの冷却能力に影響を与えることのない車両の冷房装置を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、コンプレッサとコンデンサとクーリングユニット等をル ープ状に連結して冷媒循環路を形成すると共に、前記コンデンサがエンジン冷却 用ラジエータ前方に配置された車両の冷房装置において、前記コンデンサ内の冷 媒通路の中間部と先端部とにそれぞれ第1冷媒出口と第2冷媒出口を設けると共 に、コンデンサとクーリングユニットとの間の冷媒循環路に、前記第1冷媒出口 及び第2冷媒出口をクーリングユニットに選択的に切り換え接続する電磁切換弁 を介装する一方、前記コンプレッサから吐出される冷媒の圧力を検出する冷媒圧 力検出手段と、該冷媒圧力検出手段の検出値が所定値以下の時に第1冷媒出口を クーリングユニットに接続し前記所定値より高い時に第2冷媒出口をクーリング ユニットに接続するよう前記電磁切換弁を駆動制御する弁制御手段とを備えて構 成した。
【0006】
【作用】
かかる構成において、冷媒圧力検出手段により検出されるコンデンサ高圧側圧 力が所定値より高い時には、コンデンサ内の冷媒通路先端の第2冷媒出口を選択 してクーリングユニットに接続すべく電磁弁を駆動することで、コンデンサ容量 を最大として充分な冷却能力を確保する。一方、コンデンサ高圧側圧力が所定値 以下の時には、コンデンサの冷却能力が過剰であるため、コンデンサ内の冷媒通 路途中に設けた第1冷媒出口を選択してクーリングユニットに接続すべく電磁弁 を駆動する0これにより、コンデンサの容量が実質的に小となり、放熱量が少な くなってエンジン冷却用ラジエータの冷却能力の低下が防止できるようになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図3において、本実施例の冷房装置は、コンプレッサ1、コンデンサ2 、リキッドタンク3及びエキスパンションバルブやエバポレータ等からなるクー リングユニット4等がループ状に冷媒配管5を介して連結されて冷媒循環路を形 成している。前記コンプレッサ1は、図3に示すように、冷房スイッチ11のO N操作により電磁クラッチが作動してエンジンに連結されて駆動されるものあり 、コンデンサ2は、エンジン冷却用ラジエータの前方に配置されている。以上の 構成は従来と同様である。
【0008】 前記コンデンサ2は、図2に示すように、内部の冷媒配管5aの一端側に冷媒 入口6が設けられ、冷媒配管5aの途中と他端に、それぞれ第1冷媒出口7と第 2冷媒出口8がそれぞれ設けられている。 前記冷媒配管5のコンプレッサ1とコンデンサ2との間には、コンプレッサ1 から吐出される冷媒の圧力を検出する冷媒圧力検出手段としての圧力スイッチ9 が設けられている。また、コンデンサ2とリキッドタンク3との間には、 従来と同様である。前記第1冷媒出口7及び第2冷媒出口8をリキッドタンク3 を介してクーリングユニット4に選択的に切り換え接続する電磁切換弁10が設 けられている。
【0009】 前記圧力スイッチ9は、検出圧力が予め設定した所定値より高い時にONとな り所定値以下でOFFとなる構成であり、前記電磁切換弁10は、非通電時は図 1のようにA位置をとり第1冷媒出口7をリキッドタンク3側に接続し、通電時 はB位置をとって第2冷媒出口8をリキッドタンク3側に接続する構成である。 そして、圧力スイッチ9と電磁切換弁10は図3に示すよう電気的に配線され ており、冷房スイッチ11がONしている状態で、圧力スイッチ9がONした時 に電磁切換弁10が通電されるようになっている。従って、本実施例では、圧力 スイッチ9が、冷媒圧力値に基づいて電磁切換弁10の駆動を制御する弁制御手 段を兼ねている。尚、冷媒圧力検出手段として圧力をアナログ的に検出する圧力 センサを用い、センサからの検出信号をコントローラに入力し、この入力値に基 づいてコントローラを介して電磁切換弁を駆動する構成としてもよい。
【0010】 図3の回路で、冷房スイッチ11がONするとコンプレッサ1の電磁クラッチ に通電されコンプレッサ1をエンジンに連結する。 次に動作を説明する。 冷媒の流れは、従来と同様で、コンプレッサ1から高温高圧のガス冷媒がコン デンサ2に供給され、コンデンサ2で冷却ファンや走行風等で冷却されて液化し 、リキッドタンク3に供給される。ここで、冷媒中の水分やゴミが分離された後 、クーリングユニットに送られ周囲の空気との熱交換により低圧のガス状となっ て再びコンプレッサに供給される。
【0011】 この冷媒の循環中、コンプレッサ1から吐出される冷媒の圧力が所定値以下に 低下する場合は、高速高負荷走行中でコンデンサ2からの放熱量が過剰であり、 エンジン冷却用ラジエータの冷却能力が低下する虞れがある。この場合には、圧 力スイッチ9がOFFとなり、電磁切換弁10へは通電されず図1に示す如くA 位置をとるので、コンデンサ2の冷媒配管5aの途中に設けた第1冷媒出口7が リキッドタンク3に接続される。これにより、コンデンサ2の容量は小となり放 熱量が少なくなるため、エンジン冷却用ラジエータの冷却能力の低下を防止する 。
【0012】 一方、コンプレッサ1から吐出される冷媒の圧力が所定値より高い場合は、ア イドル時等の走行風が極端に少なくコンデンサ2の冷却能力が不充分であり、冷 房能力を確保できない虞れがある。この場合には、圧力スイッチ9がONとなり 、電磁切換弁10に通電されてB位置をとるので、コンデンサ2の冷媒配管5a の先端に設けた第2冷媒出口8がリキッドタンク3に接続される。これにより、 コンデンサ2の容量は大となりコンデンサ2の冷却能力が高まり、充分な冷房能 力を確保できる。
【0013】 このように構成すれば、コンデンサ2の容量をアイドル時等でも充分な冷却能 力が確保できるようにマッチングした場合でも、高速高負荷走行時にコンデンサ 2の放熱量を抑制でき、ラジエータを大型化することなくエンジン冷却性能の低 下を防止できる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、コンデンサ内の配管途中と先端にそれぞ れ冷媒出口を設け、2つの冷媒出口を選択的に切り換えることで、コンデンサの 容量を実質的に可変とする構成と、コンデンサ高圧側圧力に応じてコンデンサか らの放熱量を制御するようにしたので、高速高負荷走行時におけるコンデンサの 放熱量過剰に起因するエンジン冷却性能を低下を、ラジエータを大型化すること なく防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す冷媒の配管図
【図2】同上実施例に使用するコンデンサの斜視図
【図3】同上実施例の圧力スイッチと電磁切換弁の電気
配線図
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 コンデンサ 4 クーリングユニット 5 冷媒配管 5a 冷媒配管(コンデンサ内の) 6 冷媒入口 7 第1冷媒出口 8 第2冷媒出口 9 圧力スイッチ 10 電磁切換弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンプレッサとコンデンサとクーリングユ
    ニット等をループ状に連結して冷媒循環路を形成すると
    共に、前記コンデンサがエンジン冷却用ラジエータ前方
    に配置された車両の冷房装置において、前記コンデンサ
    内の冷媒通路の中間部と先端部とにそれぞれ第1冷媒出
    口と第2冷媒出口を設けると共に、コンデンサとクーリ
    ングユニットとの間の冷媒循環路に、前記第1冷媒出口
    及び第2冷媒出口をクーリングユニットに選択的に切り
    換え接続する電磁切換弁を介装する一方、前記コンプレ
    ッサから吐出される冷媒の圧力を検出する冷媒圧力検出
    手段と、該冷媒圧力検出手段の検出値が所定値以下の時
    に第1冷媒出口をクーリングユニットに接続し前記所定
    値より高い時に第2冷媒出口をクーリングユニットに接
    続するよう前記電磁切換弁を駆動制御する弁制御手段と
    を備えて構成したことを特徴とする車両の冷房装置。
JP3837293U 1993-07-13 1993-07-13 車両の冷房装置 Pending JPH078023U (ja)

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JP3837293U JPH078023U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 車両の冷房装置

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JP3837293U JPH078023U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 車両の冷房装置

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JPH078023U true JPH078023U (ja) 1995-02-03

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ID=12523460

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JP3837293U Pending JPH078023U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 車両の冷房装置

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