JPH0779775A - Nad(h)結合型酸化還元不均化酵素およびその遺伝子 - Google Patents

Nad(h)結合型酸化還元不均化酵素およびその遺伝子

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JPH0779775A
JPH0779775A JP5190048A JP19004893A JPH0779775A JP H0779775 A JPH0779775 A JP H0779775A JP 5190048 A JP5190048 A JP 5190048A JP 19004893 A JP19004893 A JP 19004893A JP H0779775 A JPH0779775 A JP H0779775A
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JP
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nad
enzyme
gly
fdm
strain
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JP5190048A
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Nobuo Kato
暢夫 加藤
Eiji Yanase
英司 簗瀬
Keiko Kita
恵子 喜多
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 Pseudomonas putida F
61株からNAD(H)結合型酸化還元不均化酵素のc
DNAをクローニングして、そのDNA配列およびそれ
より推定されるアミノ酸配列を決定した。 【効果】 本発明のNAD(H)結合型酸化還元不均化
酵素を用いることにより、各種のC1 化合物が関与する
化学反応を効率よく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNAD(H)結合型酸化
還元不均化酵素およびその遺伝子に関し、詳細にはホル
ムアルデヒドジスムターゼ、その遺伝子(cDNA)、
および該遺伝子を含有する形質転換体による組換えホル
ムアルデヒドジスムターゼの産生方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】一酸
化炭素、二酸化炭素、メタン、メタノール等の分子内に
炭素原子を1個含む化合物を原料として有用な化学品を
生産する体系は、C1 化学と呼ばれ、石油に依存しない
新しい化学として従来より研究が行われている。C1
合物、すなわち前記した分子内に炭素原子を1個含む化
合物は、メチロトローフによる分解や、細胞構成成分の
合成の過程でさまざまな酵素反応を受けることが知られ
ている。また生態系における物質循環の多様性を考慮す
ると、有機物質の分解で生ずるC1 化合物は、メチロト
ローフの増殖基質になるだけではなく、他の微生物によ
る部分的な反応も受けていることが推定される。
【0003】このような観点から、本発明者らは微生物
によるC1化合物代謝の中心物質であり、高濃度では毒
性を示すホルムアルデヒドを対象物質とし、これらに何
らかの化学変化を引き起こして増殖する微生物をスクリ
ーニングした結果、ホルムアルデヒドに高い耐性を示す
Pseudomonas putida F61株(F
ERM P−7165)を分離した。そしてこの
utida F61株に、ホルムアルデヒドをメタノー
ルとギ酸へ不均化する新規な酸化還元酵素、ホルムアル
デヒドジスムターゼ(以下、「FDM」と略す)を見出
した(Agric.Biol.Chem.,47,39
(1983);Eur.J.Biochem.,15
,59(1986)等)。
【0004】FDMは、分子量44,000のサブツニ
ットの4量体であり、サブユニット当たり1分子のNA
D(H)と2原子の亜鉛を結合している。またFDMは
酵素活性中心に非共有的に強く結合したNAD(H)を
持ち、これにより系外からNAD(H)を添加すること
なしに、(1)アルデヒド類の酸とアルコールへの不均
化、(2)異種アルデヒド間の交叉不均化、(3)アル
コールとアルデヒドの分子種を交換するアルコール・ア
ルデヒド酸化還元反応、を触媒する。 (1) 2RCHO+H2 O → RCOOH+RCH
2 OH (2) RCHO+R’CHO+H2 O → RCOO
H+R’CH2 OH (3) RCH2 OH+R’CHO → RCHO+
R’CH2 OH これら一連の反応において、一般のNAD(H)関与酸
化還元酵素とは異なり、FDMではNAD(H)が反応
生成物と共に酵素タンパク質から離れることはなく、基
質として加えたアルデヒドやアルコールにより酸化型、
還元型を繰り返す。このようにFDMは極めてユニーク
な性質を有しているにもかかわらず、その分子レベルで
の一次構造は明らかにされていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはFDMの分
子レベルでの解析を目的として検討を重ねてきた結果、
FDMの一次構造を初めて明らかにし、その結果遺伝子
工学的手法により天然型のFDMと同等の活性を有する
組換え体を産生することに成功し、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち本発明の要旨は、配列表の配列番
号1に記載のアミノ酸配列で表されることを特徴とする
NAD(H)結合型酸化還元不均化酵素、それをコード
する遺伝子、および該遺伝子を含有する形質転換体によ
る当該酵素の生産方法に存する。以下、本発明につき詳
細に説明する。
【0007】本発明のNAD(H)結合型酸化還元不均
化酵素は、例えばシュードモナスプチダ(Pseudo
monas putida)F61株(FERM P−
7165)より得ることができる。具体的には、特公平
5−995号公報等に記載の条件下で培養したpu
tida F61株の培養物を、超音波処理、硫安分
別、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過等の公知
の方法により分離・精製してFDM精製酵素を得、これ
を常法に従ってアミノ酸分析を行うことによりアミノ酸
配列を決定することができる。また以下の実施例に示す
ように、まずFDMをコードするDNA断片を得、これ
から該DNAがコードするポリペプチドを求めることも
できる。以下後者の方法につき、より具体的に説明す
る。
【0008】本発明のNAD(H)結合型酸化還元不均
化酵素をコードする遺伝子DNA断片は、例えば次のよ
うな方法によって得ることができる。NAD(H)結合
型酸化還元不均化酵素をコードする遺伝子を含有するD
NAライブラリーとしては、Pseudomonas
putida F61株(FERM P−7165)か
ら調製してきた染色体DNAをT.Maniatisら
の方法(「モレキュラー クローニング」,コールド
スプリング ハーバーラボラトリー,85,1982
年)により宿主大腸菌に形質転換し培養したDNAライ
ブラリーが利用できる。そして培養後に形成されたコロ
ニーを、ウェスタンブロッティング等でスクリーニング
することにより、目的とするDNAを含む陽性コロニー
を得ることができる。
【0009】さらに上記のスクリーニングで陽性のコロ
ニーから、T.Maniatisらの方法(「モレキュ
ラー クローニング」,コールド スプリング ハーバ
ーラボラトリー,85,1982年)によりDNAを調
製し、SalI等の適当な制限酵素で切断後、pUC1
18等のプスミドにクローニングし、Sangerらの
ジデオキシ法(Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA,74,5463(1977))によって目
的DNA断片の塩基配列が決定できる。
【0010】このようにして決定されるDNA断片の塩
基配列は、例えば配列表の配列番号1に示すものが挙げ
られるが、かかるDNA断片がコードするポリペプチド
がFDM活性を有する範囲においては、一部の塩基を改
変しても差し支えない。また本発明のNAD(H)結合
型酸化還元不均化酵素は、配列表の配列番号1に示すア
ミノ酸配列を有するポリペプチドであるが、FDM活性
を損なわない範囲で一部のアミノ酸を除去、置換、修飾
または付加するなどの改変を行ったものも、本発明のN
AD(H)結合型酸化還元不均化酵素に包含される。
【0011】上記のようにして得られるDNA断片は、
その5’末端を修飾して公知の発現ベクターにそれ自体
公知の方法でプロモーターの下流に挿入され、次いで上
記のDNA断片が挿入された発現ベクターは、大腸菌、
酵母、動物細胞等の宿主細胞中にそれ自体公知の方法に
より導入される。本発明のNAD(H)結合型酸化還元
不均化酵素の産生方法につき詳細に説明すると、発現ベ
クターとしては上記のようにして得られたDNA断片を
転写できる位置にプロモーターを含有しているものが使
用される。例えば大腸菌、枯草菌等の微生物を宿主とす
るときには、発現ベクターはプロモーター、リボゾーム
結合(SD)配列、NAD(H)結合型酸化還元不均化
酵素をコードする遺伝子、転写終結配列、およびプロモ
ーターを制御する遺伝子より成ることが好ましい。
【0012】プロモーターとしては、大腸菌、ファージ
等由来のもの、例えばトリプトファン合成酵素(tr
)、ラクトースオペロン(lac)、ラムダファージ
PL 、PR 、T5 ファージの初期遺伝子のプロモーター
であるP25、P26プロモーター等が挙げられる。また、
これらは例えばpacプロモーター(Agric.Bi
ol.Chem.,52,983(1988))のよう
に独自に改変、設計された配列でも良い。
【0013】リボゾーム結合配列としては、大腸菌、フ
ァージ等由来のものでも良いが、DNA合成により作成
した16SリボゾームRNAの3’末端領域に相補的な
配列を4塩基以上連続してもつコンセンサス配列を持っ
たものでも良い。転写終結配列は必ずしも必要ではない
が、ρ非依存性のもの、例えばリポプロテインターミネ
ーター、trpオペロンターミネーター等を有している
方が好ましい。
【0014】更にこれらの発現に必要な因子の発現プラ
スミド上での配列順序は、5’上流から、プロモータ
ー、SD配列、NAD(H)結合型酸化還元不均化酵素
をコードする遺伝子、転写終結因子の順に並ぶ事が望ま
しい。また発現ベクター上のSD配列とNAD(H)結
合型酸化還元不均化酵素をコードする遺伝子とのユニッ
トを複数個同方向に挿入することにより、ベクター上の
転写単位のコピー数を増加させる方法(特開平1−95
798号公報)を用いることもできる。
【0015】発現ベクターとして使用できるものとして
は、pUAI2(特開平1−95798号公報)や市販
のpKK233−2(ファルマシア社製)等がある。ま
た、融合蛋白として発現させる発現ベクターpGEXシ
リーズ(ファルマシア社製)等も同様にして使用でき
る。宿主の形質転換法としては、常法に従い行うことが
できる。
【0016】形質転換体の培養は、モレキュラー クロ
ーニング(コールド スプリングハーバー ラボラトリ
ー,1982年)に記載の方法を参考にして行うことが
できる。培養温度としては、28〜42℃が適当であ
る。また、形質転換に用いる宿主としては、例えば後述
の実施例のように大腸菌が挙げられるが、とくに大腸菌
に限定されるものではなく、他の微生物、動物細胞、昆
虫細胞などの宿主生物を用いることができる。
【0017】上記形質転換体を培養して得られるNAD
(H)結合型酸化還元不均化酵素は、公知の方法で宿主
から単離・精製される。かくして得られる組換え酵素
(組換えFDM)を用いて、前記(1)〜(3)に示す
反応を行うことができる。かかる反応には、上記で得ら
れた組換えタンパク質の他に、形質転換体の培養液、分
離菌体、菌体処理物、固定化菌体、粗酵素液、酵素処理
物、固定化酵素等が用いられる。
【0018】
【実施例】以下の実施例により、本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例によって限定されるものではない。
【0019】実施例1 FDM染色体DNAの調製Pseudomonas putida F61株(F
ERM P−7165)をホルムアルデヒド含有(0.
02%)プレートに画線した後、単一コロニーをA培地
[0.5% NaCl,0.1% K2 HPO4 ,0.
5% ペプトン,0.5% render extra
ct(pH7.0)]5mlに植菌し、30℃で一晩振
とう培養した。A培地500mlに前記培養液5mlを
移し、30℃で一晩振とう培養した。培養液を遠心分離
し(0℃、4000rpm、10分間)、上澄み液を捨
てて沈殿物をSE[0.15M NaCl,0.01M
EDTA,HClでpH8.0に調整]50mlに懸濁
した。遠心分離およびSEへの懸濁を再度繰り返した
後、リゾチーム10mgを加えて37℃で60分間イン
キュベートした後、凍結−再融解を繰り返して細胞を破
壊した。次に25%SDS 2mlを、最終濃度が1%
となるように穏やかに振とうしながら加え、60℃で1
0分間加熱した。RNase 260μlを最終濃度が
50μg/mlとなるように加え、37℃で3〜4時間
静置した。更にプロテイナーゼK(シグマ社製)260
μlを終濃度50μg/mlになるよう加えて37℃で
一晩インキュベートした。次に等量のTE飽和フェノー
ル[核酸抽出用のフェノール500g,8−ヒドロキシ
キノリン 0.5g,TE(10mM Tris,1m
M EDTA,HClでpH8.0に調整)300m
l]を加えて穏やかに混合し、遠心分離(20℃、70
00rpm、20分間)した後、等量のイソ・クロ[ク
ロロホルム 480mlにイソアミルアルコール 20
mlを加えたもの]を加えて穏やかに混合し、遠心分離
(20℃、7000rpm、20分間)した。上層をと
り、TNE[TE + 10mM NaCl]で一晩透
析して(4℃)、染色体DNAを回収した。
【0020】実施例2 染色体ライブラリーの作成 上記実施例1で得られた染色体DNA 100μl、1
0×Hバッファー[10倍濃度のHバッファー。Hバッ
ファー:50mM Tris−HCl(pH7.5),
10mM MgCl2 ,1mM DTT,100mM
NaCl]20μlおよび滅菌した蒸留水 80μlよ
りなる溶液を調製し、エッペンドルフチューブに分注し
Sau3AI 1μl(5units/μl)を加え
て穏やかに混合した。37℃で1時間程静置した後、
0.5M EDTA(pH8.0)1μlを加えてよく
混合し、反応を停止させた。TBE[0.89M Tr
is,0.89M ホウ酸,0.02M EDTA]で
電気泳動を行い、約23〜25kb付近のバンドが最も
濃いゲノム部分消化断片を用いて、ショ糖密度勾配遠心
法によるDNAの分画により23〜25kbサイズのゲ
ノムを調製した。
【0021】一方、コスミドベクターpLAFR3(F
riedman A.M.ら,Gene,18,289
(1982))を制限酵素EcoRIおよびHindI
IIでそれぞれ消化し、CIP(Calf Intes
tine Phosphatase)処理を行った。さ
らに、この2つの断片をBamHIで消化した。次にT
aKaRa ligation Kit(宝酒造製)を
用いて、23〜25kbのゲノムDNAとコスミドベク
ターpLAFR3を連結した。続いてGigapack
TMII plus Kit(STRATAGENE社
製)を用いてインビトロ パッケージングを行い、これ
を大腸菌S17−1株に感染させた。テトラサイクリン
を10μg/ml含有するLBプレート[1% バクト
−トリプトン,0.5% バクト−イーストエキストラ
クト,1% NaCl,1.5% 寒天]に植菌し、4
543個の組換え体を得た。このゲノムライブラリーか
ら、目的とする組換え体をFDM抗体を用いたウエスタ
ンブロッティング法により選択した。その結果、6個の
陽性を示す菌株が得られ、この菌株を再度ウエスタンブ
ロッティング法により選択し、単一なコロニーとして単
離した。これら6個の組換え株から、アルカリSDS法
によりプラスミドを単離して常法により解析を行ったと
ころ、約23kbの挿入断片を有する組換えプラスミド
(pFDM1〜6)を確認した。
【0022】実施例3 メチルレッドアッセイによるギ
酸の生成確認 実施例2で得られた6個の組換え株および対象として
seudomonasputida F61株を用い
て、ホルムアルデヒドからギ酸への不均化反応を行っ
た。各菌の培養液1.0mlを1.5ml エッペンド
ルフチューブにとり、遠心分離(4℃、5000rp
m、5分間)した。アスピレーターで上澄み液を除去し
た後、冷10mM KPB(pH7.0)500μlに
て懸濁した。トルエンを10μl加え、30℃で15分
間振とうした後、メチルレッド溶液 2μlおよびホル
ムアルデヒド液 2μlを加えた。ギ酸が生成される
と、溶液が黄色から赤色に変化する。その結果、6個の
組換え株はいずれもputida F61株と同程
度の速さで陽性を示した。
【0023】また生成したギ酸を10mM NaOHで
滴定してFDMの活性を測定したところ、6個の組換え
株すべてがputida F61株と同程度のFD
M活性を示した。 実施例4 組換えプラスミドの縮小化 実施例3において、FDM活性が最も安定して再現性を
示した株の組換えプラスミドpFDM6をSalIで消
化し、クローニングベクターpUC118のSalIサ
イトに連結した。これをコンピテントセルである大腸菌
JM109に形質転換し、アンピシリン 50μg/m
lおよびX−galを含有するLBプレートに植菌し
た。FDM抗体を用いたウエスタンブロッティング法に
より陽性クローンを22株選択し、これらについてさら
にメチルレッドアッセイを行ったところ、1株のみが陽
性を示した。この株のプラスミドをアルカリSDS法に
より単離して解析を行ったところ、約6.3kbの挿入
断片を有する組換えプラスミドであることが確認され
た。このプラスミドをpFSA18とした。
【0024】実施例5 遺伝子の位置の決定 実施例4で作成した組換えプラスミドpFSA18を、
Kilo−Sequence用 Delition K
it(TaKaRa)を用いて種々の制限酵素で消化し
てデリーションクローンを作成した。詳細はKitに添
付の説明書に従った。得られたクローン株につき、メチ
ルレッドアッセイを行った。結果を図1に示す。この結
果、メチルレッドアッセイで陽性を示した最小の断片
は、BglIIとBamHI間の約3kb断片であっ
た。また組換えプラスミドpFBG1とpFBG2で
は、lacプロモーターの転写方向が逆であるにもかか
わらず、メチルレッドアッセイにおいて陽性を示した。
このことから、この約3kb断片上にputida
F61株由来の自製のプロモーターが存在していると
考えらる。
【0025】実施例6 組換えFDMタンパクの発現 大腸菌クローン株4種(S17−1株(pFDM6),
JM109株(pFSA18),JM109株(pFB
G1),JM109株(pFBG2))およびコントロ
ールとしてputida F61株、大腸菌S17
−1株(pLAFR3)、大腸菌JM109株(pUC
118)の無細胞抽出液を調製し、精製したFDM酵素
とともにSDS−PAGEを行った。
【0026】次にputida F61株のFDM
抗体を用いたウエスタンブロッティングを行った。その
結果、どの大腸菌クローン株もputida F6
1株のFDMと同じ位置(サブユニット分子量が44,
000)にバンドが検出された。この結果から、組換え
大腸菌クローン株内でもFDMタンパク質が発現してい
ることが明らかになった。
【0027】また上記の無細胞抽出液を用いて、IPT
G(イソプロピル−β−D(−)−チオガラクトピラノ
シド)の添加の有無によるFDM遺伝子の発現を比活性
として測定した。その結果、約3kb断片を有する組換
えプラスミドpFBG1とpFBG2は、puti
da F61株と比較して4倍程度高い発現が認めら
れ、IPTGの有無による影響はほとんど認められなか
った。このことより、putida F61株由来
のプロモーターが大腸菌内でも十分に機能していること
が確認された。
【0028】実施例7 組換えFDMタンパクの性質 組換えプラスミドpFBG1を導入した大腸菌の無細胞
抽出液から、DEAE−Sephacelおよびハイド
ロキシアパタイトカラムクロマトグラフィーにより、3
2%の回収率で7.5倍に精製し、電気泳動的に均一な
標品として単離した。
【0029】この酵素標品を用いて、ゲルろ過法および
SDS−PAGEにより分子量を決定した。その結果、
組換えFDMタンパクはputida F61株の
FDM酵素と同じサブユニット分子量44,000の4
量体であることが確認された。次にputida
F61株のFDM抗体を用いて組換えFDMタンパクと
の免疫二重拡散法を行ったところ、両酵素のタンパク沈
降線が完全に融合した。よって両酵素はタンパク質的に
も同分子種であることが明らかになった。また組換えF
DMタンパクの紫外線吸収スペクトルを測定した。この
結果、Pputida F61株のFDM酵素と同様に
NAD結合型酵素に特徴的な325nmでの吸収が認め
られた(この吸収は、還元型NADHを測定したことに
よる)。これにより、組換えプラスミドpFBG1を導
入した大腸菌が発現する組換えFDMタンパクも、酵素
タンパク質へのNADの結合が明らかになった。
【0030】実施例8 組換えFDMタンパクを用いた
ホルムアルデヒドの不均化反応 組換えプラスミドpFBG1を導入した大腸菌が発現す
る組換えFDMタンパクとputida F61株
のFDMにおけるホルムアルデヒドの不均化反応を検討
した。ホルムアルデヒドを基質として、FDMにより生
成したメタノールとギ酸の量を測定した。この結果、組
換えFDMタンパクもputidaF61株由来の
FDMと同様に、ホルムアルデヒドの減少にともないメ
タノールとギ酸を1対1の割合で生成した。よって組換
えプラスミドpFBG1を導入した大腸菌が発現する組
換えFDMタンパクも酵素タンパク質にNAD(H)が
結合しており、天然型の酵素と同様に活性型の酵素とし
て機能していることが明らかになった。
【0031】実施例9 配列の決定 約3kb断片からなるDNAの塩基配列を、組換えプラ
スミドpFBG1およびそれから調製したデリーション
クローンを用いて、Sequencing high
(東洋紡社製)により決定した。決定した塩基配列を、
配列表の配列番号1に示す。
【0032】この約3kb断片中に、FDMをコードす
る遺伝子と推定されるオープンリーディングフレーム
(ORF)見られる。それは、配列表の配列番号1に記
載の塩基配列で623番目のAから始まり、1822番
目のAで終了すると推定した。またこのORFがコード
するアミノ酸配列を、配列表の配列番号1に併せて示し
た。
【0033】この推定結果から、ORFは1200bp
でアミノ酸398残基よりなり、推定分子量は4284
7.63Daであった。この分子量は、SDS−PAG
Eにより得られた値(44,000Da)とよく一致し
た。このアミノ酸配列には、天然のFDMタンパク質か
ら求めた20残基のN末端アミノ酸配列(配列表の配列
番号2)に一致する配列も認められ、また天然のFDM
タンパク質をリジルエンドペプチダーゼ消化により得ら
れた内部アミノ酸配列の20残基(配列表の配列番号
3)に一致する配列も認められた。この配列の上流に
は、SD配列や大腸菌のプロモーター領域に相当する類
似の配列も認められた。さらに、C末端の下流にターミ
ネーターと推定されるインバーテッドリピートの配列も
存在した。またこのアミノ酸配列の中には、NADを補
酵素とする酵素に特徴的なNAD結合モチーフと推定さ
れるGXGXXGの配列も存在した。
【0034】
【発明の効果】本発明により、NAD(H)結合型酸化
還元不均化酵素(FDM)のアミノ酸配列を有し、FD
M活性を有するポリペプチドをコードする新規なDNA
断片が得られ、その塩基配列が明らかにされた。そして
本発明で構築した発現プラスミドを有する形質転換体を
培養することにより得られる菌体、菌体抽出物等を用い
ることにより各種のC1 化合物が関与する化学反応を効
率よく行うことができる。
【0035】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:2952 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 起源 生物名:Pseudomonas putida F6
1 直接の起源 クローン名:pFBG1 配列 GGATCTACAA AAACCCTCAC AACGGTGAAA TGGTTGAAAC CAAGAGCGGC AACCATAAAA 60 TCCTCAAGGC TTGGAAAGGT GAGTATGGTG GCGATGTGGT TAAGTCTTGG CTAGTTCAAT 120 AAGCTACCAG ATTAACGCGA CAGCCACTCC AATGGAGTGG CTTGTTTTGC GATCTGGTGG 180 TGAACGCTCG ATGAACAGAC CTTTCATAAT CCCCTAAAGG CAATTGTGTT CGTTTACTTT 240 CTAGCAGGCG CTATCACTCC TGTCGTCAAT ATCAAGCGCC AGCGAAGCCA TCCTAATCTT 300 GAGATCAGCA GGATTATGGG TGATGTGGAT GTAATTGGTT GATGTTTTTT GCGGTCTCCT 360 ATATGGATTT TATAGGTTAA ACAGTTGATT TGGTCGGCTC TTTTGGGGAA AGATTATTTC 420 GATCTTTGTT AATGCCTCCT ATATGTTTTC GTCTAAAATG TTTAATTGTT TTTTGCGAAG 480 ATTAGATAGC CCAAAGGAAT TTTTTCAAAA AACAGCCTTG ACAGGGCTTT GTTCCCGTCT 540 ATCATTTAAG TTCCGTGGTG CGAAAAGTAA AGGAAGACTG AGCACTTAAA GCTAGTTAAC 600 GTTAGCTGAA GGGGTGTTTG CG ATG GCC GGT AAT AAA AGC GTC GTC TAT CAT 652 Met Ala Gly Asn Lys Ser Val Val Tyr His 1 5 10 GGG ACC CGT GAT CTT CGG GTT GAA ACA GTT CCT TAT CCC AAG CTT GAG 700 Gly Thr Arg Asp Leu Arg Val Glu Thr Val Pro Tyr Pro Lys Leu Glu 15 20 25 CAC AAT AAT CGA AAG CTT GAA CAT GCG GTG ATT TTA AAG GTT GTA TCA 748 His Asn Asn Arg Lys Leu Glu His Ala Val Ile Leu Lys Val Val Ser 30 35 40 ACA AAT ATT TGT GGT TCA GAT CAA CAC ATT TAT CGT GGG CGC TTT ATC 796 Thr Asn Ile Cys Gly Ser Asp Gln His Ile Tyr Arg Gly Arg Phe Ile 45 50 55 GTT CCT AAA GGT CAC GTG CTC GGG CAC GAA ATT ACT GGG GAA GTG GTA 844 Val Pro Lys Gly His Val Leu Gly His Glu Ile Thr Gly Glu Val Val 60 65 70 GAA AAG GGC TCG GAT GTC GAA TTA ATG GAC ATC GGC GAT TTA GTG TCT 892 Glu Lys Gly Ser Asp Val Glu Leu Met Asp Ile Gly Asp Leu Val Ser 75 80 85 90 GTG CCT TTT AAT GTT GCG TGC GGG CGG TGC CGC AAC TGT AAA GAG GCG 940 Val Pro Phe Asn Val Ala Cys Gly Arg Cys Arg Asn Cys Lys Glu Ala 95 100 105 CGA TCT GAC GTT TGT GAA AAT AAC CTG GTC AAC CCA GAT GCG GAT TTA 988 Arg Ser Asp Val Cys Glu Asn Asn Leu Val Asn Pro Asp Ala Asp Leu 110 115 120 GGT GCC TTT GGC TTT GAC TTG AAA GGG TGG TCT GGT GGT CAA GCT GAG 1036 Gly Ala Phe Gly Phe Asp Leu Lys Gly Trp Ser Gly Gly Gln Ala Glu 125 130 135 TAT GTT CTT GTT CCT TAT GCT GAC TAT ATG CTG CTC AAG TTT GGT GAT 1084 Tyr Val Leu Val Pro Tyr Ala Asp Tyr Met Leu Leu Lys Phe Gly Asp 140 145 150 AAA GAA CAG GCG ATG GAA AAA ATA AAA GAC CTG ACG CTT ATC TCA GAT 1132 Lys Glu Gln Ala Met Glu Lys Ile Lys Asp Leu Thr Leu Ile Ser Asp 155 160 165 170 ATT CTA CCG ACA GGT TTT CAC GGT TGC GTT TCT GCT GGA GTG AAG CCA 1180 Ile Leu Pro Thr Gly Phe His Gly Cys Val Ser Ala Gly Val Lys Pro 175 180 185 GGT AGC CAT GTT TAC ATT GCA GGT GCA GGT CCA GTA GGA CGT TGT GCG 1228 Gly Ser His Val Tyr Ile Ala Gly Ala Gly Pro Val Gly Arg Cys Ala 190 195 200 GCG GCG GGG GCG CGA CTG TTA GGA GCG GCA TGT GTG ATC GTG GGC GAC 1276 Ala Ala Gly Ala Arg Leu Leu Gly Ala Ala Cys Val Ile Val Gly Asp 205 210 215 CAG AAT CCT GAG CGC CTG AAG CTG CTA TCT GAT GCC GGT TTT GAA ACG 1324 Gln Asn Pro Glu Arg Leu Lys Leu Leu Ser Asp Ala Gly Phe Glu Thr 220 225 230 ATC GAC TTA CGT AAC TCT GCA CCG CTG CGC GAT CAG ATT GAT CAG ATA 1372 Ile Asp Leu Arg Asn Ser Ala Pro Leu Arg Asp Gln Ile Asp Gln Ile 235 240 245 250 CTA GGT AAG CCG GAA GTC GAC TGT GGT GTA GAT GCG GTT GGT TTT GAA 1420 Leu Gly Lys Pro Glu Val Asp Cys Gly Val Asp Ala Val Gly Phe Glu 255 260 265 GCA CAT GGC CTT GGT GAC GAA GCT AAT ACT GAG ACG CCT AAC GGT GCC 1468 Ala His Gly Leu Gly Asp Glu Ala Asn Thr Glu Thr Pro Asn Gly Ala 270 275 280 CTA AAT AGC CTC TTT GAT GTA GTC CGA GCA GGT GGC GCA ATC GGA ATT 1516 Leu Asn Ser Leu Phe Asp Val Val Arg Ala Gly Gly Ala Ile Gly Ile 285 290 295 CCG GGT ATT TAT GTA GGG AGC GAC CCT GAT CCT GTT AAT AAA GAT GCA 1564 Pro Gly Ile Tyr Val Gly Ser Asp Pro Asp Pro Val Asn Lys Asp Ala 300 305 310 GGG AGC GGA CGC TTG CAT CTT GAC TTC GGC AAG ATG TGG ACA AAA TCC 1612 Gly Ser Gly Arg Leu His Leu Asp Phe Gly Lys Met Trp Thr Lys Ser 315 320 325 330 ATA CGG ATT ATG ACT GGA ATG GCA CCA GTG ACA AAC TAC AAT CGC CAT 1660 Ile Arg Ile Met Thr Gly Met Ala Pro Val Thr Asn Tyr Asn Arg His 335 340 345 CTG ACC GAA GCA ATA CTT TGG GAT CAA ATG CCT TAT TTG TCC AAG GTG 1708 Leu Thr Glu Ala Ile Leu Trp Asp Gln Met Pro Tyr Leu Ser Lys Val 350 355 360 ATG AAT ATT GAA GTG ATT ACA CTT GAT CAA GCA CCG GAT GGG TAT GCG 1756 Met Asn Ile Glu Val Ile Thr Leu Asp Gln Ala Pro Asp Gly Tyr Ala 365 370 375 AAA TTC GAT AAG GGG TCT CCC GCT AAG TTT GTT ATC GAT CCG CAT GGC 1804 Lys Phe Asp Lys Gly Ser Pro Ala Lys Phe Val Ile Asp Pro His Gly 380 385 390 ATG TTG AAG AAT AAA TGA GCTAGCATTT GAGGTGTTTC GCGAATGGCG 1852 Met Leu Lys Asn Lys stop 395 ATGCTCTGGC AGTATTGTTA ACGGGCTAAA ATGAGTGTTT TGTAGTGAGT GAAAGCCTGC 1912 CCCACTAAAT TTGTGGGGCA GGCCGTAAGA TCCAGGTGCT CGCACCGTTC AGTCATTCAT 1972 ACTACCCATA GAACTGCCGC TCCCTAATTA CCTGGGAGAG GCAAGGCTCT TGACAAGCAG 2032 GGCCTTTATA AGGCTCGTGA AGTTAATTCG TTGTTCACTG GCTTCGGTAA TTTCTGGTTG 2092 TTTGTCAATG GTTAGCTGAG TATGCAGTTT ATTGGCTGTC GCAGAGGGGG AAGATTTTTG 2152 CAGTCCAGCG CACCTAGTAT GTCCCGCTCG ATGACTCGAA CCATTGCATC TGTAGGAAGG 2212 TCATTTTCTT CTCGTCCAAA AGGATCTTCA AGTTCGTTAC TAATGGTGTC TAGTCCCAAG 2272 AAGGTGTAAC TTACGATAGC GGTGAACACG GGGGCCATCC ATCCAAGGGG CTCTGCCATC 2332 GCGAAAGGCA ACAAGATGCA AAATAGATAA ATGGTCCGAT GGAGCAGTAG GGAGTAAGGG 2392 AACGGAATTG GGGTGGTTTT GATACGTTCG CAAATGCCCT GTACTTGTGT AAGCGCATTC 2452 AGTCGTTCTA CTAGTACCAA GTATCGTACA TCGCTAATCA TTTTATCGGT GGCCAAGCGA 2512 GAGCACGTGG CTCCGATATG TTGCAAAATG TGATCGCTGA CATTGTGACT AGAAGTTAGT 2572 GTATCGCTAG AAAGCCATGA GCTAGCTGCT TGAGCCTCAT GCTCATTGCG AAGTTTGGCA 2632 TTTAGAGCAT GTGCGAACCC ACAGAGACTG CGCAGTATGT CTTCTCTAAG AGATTGGTCA 2692 GATATGGCTG CACTCTCGCG TATAAATGAG CGTATCTCAA TGATCATCAT ACCCCATGCT 2752 TTGCGTCCTT CCCACCAACG ATCATAGCAG GCATTATTGC GGAAGTTCAT GAAAATAGAA 2812 AGGGATAGGC CAAGTAGGGT GAATGGTGTT GCGCTAACAT GTAAAAAATA TTCAGGATGA 2872 CGACTCTCGA TCAAAACTAT CAAGGACGCC AAGATGGCAA TCATCAGGCA TCGTGTCGCG 2932 ATGCGTCTAA CAATGGATCC 2952
【0036】配列番号:2 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 フラグメント型:N末端フラグメント 起源 生物名:Pseudomonas putida F6
1 配列 Ala Gly Asn Lys Ser Val Val Tyr His Gly Thr Arg Asp Leu Arg Val 1 5 10 15 Glu Thr Val Pro 20
【0037】配列番号:3 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 フラグメント型:中間部フラグメント 起源 生物名:Pseudomonas putida F6
1 配列 Gly Trp Ser Gly Gly Gln Ala Glu Thr Val Leu Val Pro Tyr Ala Asp 1 5 10 15 Tyr Met Leu Leu 20
【図面の簡単な説明】
【図1】組換えプラスミドpFSA18およびそれのデ
リーションクローンにおけるDNA断片の長さおよびそ
れらにつきメチルレッドアッセイを行った結果を表す図
面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 9/04 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 15/09 C12R 1:40) C12R 1:40)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1に記載のアミノ酸配
    列で表されることを特徴とするNAD(H)結合型酸化
    還元不均化酵素。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のNAD(H)結合型酸
    化還元不均化酵素をコードする遺伝子。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1に記載の塩基配列で
    表されることを特徴とする請求項2に記載の遺伝子。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の遺伝子により
    コードされるポリペプチドを発現する組換え発現ベクタ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の組換え発現ベクター
    で、宿主細胞を形質転換させて得られた形質転換体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の形質転換体を培養して
    請求項1に記載のNAD(H)結合型酸化還元不均化酵
    素を産生させる方法。
  7. 【請求項7】 組換えNAD(H)結合型酸化還元不均
    化酵素。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997031682A1 (de) * 1996-03-01 1997-09-04 Bitop Gesellschaft Für Biotechnische Optimierung Mbh Verfahren zum mikrobiellen abbau von schadstoffen in schadstoffbefrachteten medien und dazu geeignete mikroorganismen
EP2239322A1 (en) * 2009-04-07 2010-10-13 Basf Se Use of enzymes to reduce formaldehyde from formaldehyde-containing products

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