JPH0779411A - 画像信号再生方法および画像信号再生装置、ならびに 画像信号記録媒体 - Google Patents

画像信号再生方法および画像信号再生装置、ならびに 画像信号記録媒体

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JPH0779411A
JPH0779411A JP5221493A JP22149393A JPH0779411A JP H0779411 A JPH0779411 A JP H0779411A JP 5221493 A JP5221493 A JP 5221493A JP 22149393 A JP22149393 A JP 22149393A JP H0779411 A JPH0779411 A JP H0779411A
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decoding device
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Application number
JP5221493A
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English (en)
Inventor
Toru Okazaki
透 岡崎
Katsumi Tawara
勝己 田原
Yasushi Fujinami
靖 藤波
Yoichi Yagasaki
陽一 矢ヶ崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生時に異なるビツトストリームの再生方法
を持つ様々な装置を同じデイジタルネツトワークに接続
できるようにする。 【構成】 ビツトストリーム再生装置及びビツトストリ
ーム復号化装置がデイジタルネツトワークで結合されて
いる動画像再生システムにおいて、特殊再生を行う際、
ビツトストリームのパケツトヘツダ部に共通のフオーマ
ツトに従った情報を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像信号とオーディ
オ信号を、例えば光磁気ディスクや磁気テープなどの記
録媒体に記録し、これを再生してディスプレイなどに表
示したり、テレビ会議システム、テレビ電話システム、
放送用機器など、動画像信号とオーディオ信号を伝送路
を介して送信側から受信側に伝送し、受信側において、
これを受信し、表示する場合などに用いて好適な画像信
号/オーディオ信号符号化方法および画像信号/オーデ
ィオ信号符号化装置、画像信号/オーディオ信号復号化
方法および画像信号/オーディオ信号復号化装置、なら
び画像信号/オーディオ信号記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビ会議システム、テレビ電
話システムなどのように、動画像信号を遠隔地に伝送す
るシステムにおいては、伝送路を効率良く利用するた
め、映像信号のライン相関やフレーム間相関を利用し
て、画像信号を圧縮符号化するようになされている。
【0003】ライン相関を利用すると、画像信号を、例
えばDCT(離散コサイン変換)処理するなどして圧縮
することができる。
【0004】また、フレーム間相関を利用すると、画像
信号をさらに圧縮して符号化することが可能となる。例
えば図1に示すように、時刻t1,t2,t3におい
て、フレーム画像PC1,PC2,PC3がそれぞれ発
生しているとき、フレーム画像PC1とPC2の画像信
号の差を演算して、PC12を生成し、また、フレーム
画像PC2とPC3の差を演算して、PC23を生成す
る。通常、時間的に隣接するフレームの画像は、それ程
大きな変化を有していないため、両者の差を演算する
と、その差分信号は小さな値のものとなる。そこで、こ
の差分信号を符号化すれば、符号量を圧縮することがで
きる。
【0005】しかしながら、差分信号のみを伝送したの
では、元の画像を復元することができない。そこで、各
フレームの画像を、Iピクチャ、PピクチャまたはBピ
クチャの3種類のピクチャのいずれかのピクチャとし、
画像信号を圧縮符号化するようにしている。
【0006】即ち、例えば図2に示すように、フレーム
F1乃至F17までの17フレームの画像信号をグルー
プオブピクチャとし、処理の1単位とする。そして、そ
の先頭のフレームF1の画像信号はIピクチャとして符
号化し、第2番目のフレームF2はBピクチャとして、
また第3番目のフレームF3はPピクチャとして、それ
ぞれ処理する。以下、第4番目以降のフレームF4乃至
F17は、BピクチャまたはPピクチャとして交互に処
理する。
【0007】Iピクチャの画像信号としては、その1フ
レーム分の画像信号をそのまま伝送する。これに対し
て、Pピクチャの画像信号としては、基本的には、図2
(A)に示すように、それより時間的に先行するIピク
チャまたはPピクチャの画像信号からの差分を伝送す
る。
【0008】さらにBピクチャの画像信号としては、基
本的には、図2(B)に示すように、時間的に先行する
フレームまたは後行するフレームの両方の平均値からの
差分を求め、その差分を符号化する。
【0009】図3は、このようにして、動画像信号を符
号化する方法の原理を示している。同図に示すように、
最初のフレームF1はIピクチャとして処理されるた
め、そのまま伝送データF1Xとして伝送路に伝送され
る(画像内符号化)。これに対して、第2のフレームF
2は、Bピクチャとして処理されるため、時間的に先行
するフレームF1と、時間的に後行するフレームF3の
平均値との差分が演算され、その差分が伝送データF2
Xとして伝送される。
【0010】但し、このBピクチャとしての処理は、さ
らに細かく説明すると、4種類存在する。その第1の処
理は、元のフレームF2のデータをそのまま伝送データ
F2Xとして伝送するものであり(SP1)(イントラ
符号化)、Iピクチャにおける場合と同様の処理とな
る。第2の処理は、時間的に後のフレームF3からの差
分を演算し、その差分(SP2)を伝送するものである
(後方予測符号化)。第3の処理は、時間的に先行する
フレームF1との差分(SP3)を伝送するものである
(前方予測符号化)。さらに第4の処理は、時間的に先
行するフレームF1と後行するフレームF3の平均値と
の差分(SP4)を生成し、これを伝送データF2Xと
して伝送するものである(両方向予測符号化)。
【0011】この4つの方法のうち、伝送データが最も
少なくなる方法が採用される。
【0012】尚、差分データを伝送するとき、差分を演
算する対象となるフレームの画像(予測画像)との間の
動きベクトルx1(フレームF1とF2の間の動きベク
トル)(前方予測の場合)、もしくはx2(フレームF
3とF2の間の動きベクトル)(後方予測の場合)、ま
たはx1とx2の両方(両方向予測の場合)が、差分デ
ータとともに伝送される。
【0013】また、PピクチャのフレームF3は、時間
的に先行するフレームF1を予測画像として、このフレ
ームとの差分信号(SP3)と、動きベクトルx3が演
算され、これが伝送データF3Xとして伝送される(前
方予測符号化)。あるいはまた、元のフレームF3のデ
ータがそのまま伝送データF3Xとして伝送される(S
P1)(イントラ符号化)。いずれの方法により伝送さ
れるかは、Bピクチャにおける場合と同様に、伝送デー
タがより少なくなる方が選択される。
【0014】図4は、上述した原理に基づいて、動画像
信号を符号化して伝送し、これを復号化する装置の構成
例を示している。符号化装置1は、入力された映像信号
を符号化し、伝送路としての記録媒体3に伝送するよう
になされている。そして、復号化装置2は、記録媒体3
に記録された信号を再生し、これを復号して出力するよ
うになされている。
【0015】符号化装置1においては、入力された映像
信号が前処理回路11に入力され、そこで輝度信号と色
信号(この例の場合、色差信号)が分離され、それぞれ
A/D変換器12,13でA/D変換される。A/D変
換器12,13によりA/D変換されてデジタル信号と
なった映像信号は、フレームメモリ14に供給され、記
憶される。フレームメモリ14は、輝度信号を輝度信号
フレームメモリ15に、また、色差信号を色差信号フレ
ームメモリ16に、それぞれ記憶させる。
【0016】フォーマット変換回路17は、フレームメ
モリ14に記憶されたフレームフォーマットの信号を、
ブロックフォーマットの信号に変換する。即ち、図5に
示すように、フレームメモリ14に記憶された映像信号
は、1ライン当りHドットのラインがVライン集められ
たフレームフォーマットのデータとされている。フォー
マット変換回路17は、この1フレームの信号を、16
ラインを単位としてM個のスライスに区分する。そし
て、各スライスは、M個のマクロブロックに分割され
る。各マクロブロックは、16×16個の画素(ドッ
ト)に対応する輝度信号により構成され、この輝度信号
は、さらに8×8ドットを単位とするブロックY[1]
乃至Y[4]に区分される。そして、この16×16ド
ットの輝度信号には、8×8ドットのCb信号と、8×
8ドットのCr信号が対応される。
【0017】このように、ブロックフォーマットに変換
されたデータは、フォーマット変換回路17からエンコ
ーダ18に供給され、ここでエンコード(符号化)が行
われる。その詳細については、本発明の主眼とするとこ
ろに影響を与えないので、ここでは説明を省略する。
【0018】エンコーダ18によりエンコードされた信
号は、ビットストリームとして伝送路に出力され、例え
ば記録媒体3に記録される。
【0019】記録媒体3より再生されたデータは、復号
化装置2のデコーダ31に供給され、デコードされる。
デコーダ31の詳細については、本発明の主眼とすると
ころに影響を与えないので、ここでは説明を省略する。
【0020】デコーダ31によりデコードされたデータ
は、フォーマット変換回路32に入力され、ブロックフ
ォーマットからフレームフォーマットに変換される。そ
して、フレームフォーマットの輝度信号は、フレームメ
モリ33の輝度信号フレームメモリ34に供給され、記
憶され、色差信号は色差信号フレームメモリ35に供給
され、記憶される。輝度信号フレームメモリ34と色差
信号フレームメモリ35より読み出された輝度信号と色
差信号は、D/A変換器36と37によりそれぞれD/
A変換され、後処理回路38に供給され、合成される。
そして、図示せぬ例えばCRTなどのディスプレイに出
力され、表示される。
【0021】符号化された動画像信号及びオーディオ信
号(ビットストリーム)は、例えば、放送局のアンテナ
から送信される場合もあり、ディジタルVTR・ディジ
タルビデオディスクなどの記録媒体に記録される場合も
ある。
【0022】この符号化された動画像信号及びオーディ
オ信号(ビットストリーム)を、高速のディジタルネッ
トワークを用いて再生するシステムは、例えば、図6の
ようになる。
【0023】ディジタルVTR装置51は、ディジタル
VTRに記録されたビットストリームを読み出し、読み
出したビットストリームを、ディジタルネットワーク5
4へと送信する。ディジタルビデオディスクドライブ5
2は、ディジタルビデオディスクに記録されたビットス
トリームを読み出し、読み出したビットストリームを、
ディジタルネットワーク54へと送信する。ビットスト
リーム受信チューナー53は、電波として送られてきた
ビットストリームを受信し、受信したビットストリーム
を、ディジタルネットワーク54へと送信する。ディジ
タルネットワーク54は、ビットストリームの最大ビッ
トレートよりも十分に高いビットレート(例えば100
Mbps)での通信が可能な、高速のディジタルネット
ワークである。
【0024】ビットストリーム復号化器55及び57
は、ディジタルネットワーク54から受けとったビット
ストリームを、動画像信号及びオーディオ信号へと変換
する復号化器であり、切替えスイッチなどを用いて、特
定のビットストリーム再生装置から再生されたビットス
トリームを、ディジタルネットワーク54から、選択的
に受け取ることができる。モニタ56及び58は、例え
ばCRTなどのディスプレイであり、ビットストリーム
復号化器55及び57から送られてきた動画像信号を表
示し、オーディオ信号を出力する。
【0025】このシステムを用いて、特殊再生を行う場
合のシステムの構成図は、図7のようになる。
【0026】ビットストリーム再生装置側では、ビット
ストリーム読み出し装置62が、特殊再生指示信号(例
えば、高速再生のボタンが押されたなどの情報を伝える
信号)を受信し、そのモードに従って、記録媒体61か
ら、ビットストリームを読み出す。
【0027】ビットストリーム復号化装置側では、デマ
ルチプレクサ63が、この特殊再生用のビットストリー
ムを受信し、画像信号のビットストリームとオーディオ
信号のビットストリームに分け、デコーダー64に送
る。従って、この従来の手法を用いて特殊再生を行う場
合、ビットストリーム再生装置側と、ビットストリーム
復号化装置側のそれぞれで、特殊再生用のビットストリ
ームの文法を、一意に決めておく必要がある。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すように、デ
ィジタルネットワークを介して、複数のビットストリー
ム再生装置と、複数のビットストリーム復号化装置が接
続されている場合、それぞれのビットストリーム再生装
置は、同じようにビットストリームを読み出し、それぞ
れのビットストリーム復号化装置は、同じようにビット
ストリームを解釈して復号化する必要がある。現在、通
常再生時のビットストリームについては、MPEGなど
の方式で世界的に統一されようとしているため、ビット
ストリームの読み出し方法、及びビットストリームの復
号化方法は、どの装置でも同じものとなるであろうから
問題はない。
【0029】しかし、高速再生や逆方向再生、スロー再
生などのいわゆる特殊再生については、特に細かい取り
決めはなく、ある程度までは装置にまかされている状態
である。
【0030】また、動画像信号の特殊再生は行うが、オ
ーディオについては特殊再生は行わずにオーディオ信号
は何も出力しないというような、低機能低価格のビット
ストリーム再生装置も考えられれば、動画像信号につい
てもオーディオ信号についても特殊再生を行うというよ
うな、高級機タイプのビットストリーム再生装置も考え
られる。
【0031】さらに、特殊再生時においては、コードバ
ッファのオーバーフローにもアンダーフローにも対処で
きる、高級機タイプのビットストリーム復号化装置も考
えられれば、特殊再生時には、一切の復号化処理を行わ
ず、表示も出力もしないという、低機能低価格のビット
ストリーム復号化装置も考えられる。
【0032】図7のような方法で特殊再生を行おうとす
る従来のシステムでは、これらのように多様な装置が1
本のディジタルネットワークで接続されていた場合、特
殊再生を行うことができない。
【0033】
【課題を解決するための手段】まず、ビットストリーム
再生装置側においては、特殊再生時において、特殊再生
用のビットストリームを作る際、この装置がどの能力ま
でを持つのかの情報を、パケットヘッダ部分のフィール
ドに書き込んで送信する。この情報は、例えば、送るビ
ットストリームが、画像信号復号化装置側のバッファに
おいて、オーバーフローを起こす可能性があるものかど
うかを示したりするものである。ビットストリーム復号
化装置側においては、特殊再生時において、このビット
ストリーム再生装置から送られてきた、パケットヘッダ
部分のフィールドに書き込まれている情報を解釈する機
能を持たせる。
【0034】パケットヘッダ部分のフィールドに書き込
まれている情報を解釈したビットストリーム復号化装置
は、自分の特殊再生時のビットストリームの復号化能力
を考慮に入れ、どういう処理を行うかをそれぞれが決定
する。
【0035】
【作用】1本のディジタルネットワークに、複数のビッ
トストリーム再生装置と、複数のビットストリーム復号
化/表示装置を接続し、見たいソースをビットストリー
ム復号化装置側のスイッチで切替えて利用するような動
画像再生システムを構成した場合、従来の方法では、そ
れぞれのビットストリーム再生装置は、同じようにビッ
トストリームを読み出し、それぞれのビットストリーム
復号化装置は、同じようにビットストリームを解釈して
復号化する必要があった。
【0036】この方法は、通常再生時においてはなんら
問題はないが、高速再生や逆方向再生、スロー再生など
の、いわゆる特殊再生時においては、ビットストリーム
の作り方が、世界的に標準化されないことなどもあるた
め、それぞれの装置の動作を1つに規定するのは非常に
無理がある。
【0037】本発明による動画像再生システムにおいて
は、それぞれのビットストリーム再生装置は、特殊再生
時においてどのような処理をしてビットストリームを作
るのかを示す情報を、共通のフォーマットに沿ってビッ
トストリームのパケットヘッダ部分に持たせさえすれ
ば、実際にどういうビットストリームを作るかは装置の
自由にまかされるわけであるから、特殊再生時に異なる
ビットストリーム再生方法を持つさまざまな装置を、同
じディジタルネットワークに接続することが可能にな
る。
【0038】一方、それぞれのビットストリーム復号化
装置においても、それぞれのビットストリーム再生装置
が送ってくる、共通のフォーマットに沿ったパケットヘ
ッダ部分の情報を、共通のフォーマットに沿って解釈す
る部分を共通に作りさえすれば、実際の復号化処理をど
うするかは装置の自由にまかされるわけであるから、特
殊再生時に異なるビットストリーム復号化方法を持つさ
まざまな装置を、同じディジタルネットワークに接続す
ることが可能になる。
【0039】
【実施例】
(1)本発明による動画像再生システムの構成例を図8
に示す。ビットストリーム再生装置側では、ビットスト
リーム読み出し装置72が、特殊再生指示信号(例え
ば、高速再生のボタンが押されたなどの情報を伝える信
号)を受信し、そのモードに従って、記録媒体71か
ら、ビットストリームを読み出す。この際、ビットスト
リーム読み出し装置72と同様に、特殊再生指示信号を
受信したヘッダ付けかえ装置73は、この再生装置の能
力を示すための情報を、ビットストリームのパケットヘ
ッダ部分に書き込むため、パケットヘッダを書き換えて
送信する。
【0040】ビットストリーム復号化装置側では、デマ
ルチプレクサ74が、この特殊再生用のビットストリー
ムを受信し、画像信号のビットストリームとオーディオ
信号のビットストリームに分け、デコーダー76に送
る。一方、パケットヘッダの情報は、パケットヘッダ解
釈装置75に送られる。パケットヘッダ解釈装置75
は、ビットストリーム再生装置側から送られてきたパケ
ットヘッダを解釈し、この復号化装置の能力と照らし合
わせ、送られてきたビットストリームをそのまま復号化
するか、あるいは復号化を中断するかなどの処理を決定
し、制御信号をデコーダー76に送る。
【0041】再生装置の能力を示すための情報を、どの
ようにして送受信するかの例を、図9に示す。ビットス
トリームのパケット81には、必ずパケットヘッダと呼
ばれるヘッダ部分が存在する。そのヘッダ中に、このパ
ケット中のビットストリームが、通常再生用のものなの
か、特殊再生用のものなのかを示す1ビットのフラグ
(=トリックモードフラグ)を設ける。通常再生時のパ
ケットヘッダ82の中にある、トリックモードフラグ8
4は値として0、特殊再生時のパケットヘッダ83の中
にあるトリックモードフラグ85は値として1を持つ。
【0042】さらに、パケットヘッダ中に、トリックモ
ードフラグが1であった場合の、特殊再生時に特有のフ
ィールドとして、トリックモードコントロールフラグ群
86を設ける。これは7ビットのフラグであり、それぞ
れ以下の情報を持つ。
【0043】パケット中のタイムスタンプ情報が、特
殊再生用に正確に付け直されたものであるかどうか(タ
イムスタンプバリッドフラグ)、このビットストリー
ムを復号化した場合に、画像信号復号化器におけるバッ
ファにおいて、アンダーフローが起きる可能性があるか
どうか(ビデオアンダーフローコントロールリクエスト
フラグ)、このビットストリームを復号化した場合
に、画像信号復号化器におけるバッファにおいて、オー
バーフローが起きる可能性があるかどうか(ビデオオー
バーフローコントロールリクエストフラグ)、このビ
ットストリームを復号化する場合に、オーディオ信号を
出力すべきかどうか(オーディオオンオフフラグ)、
このビットストリームを復号化した場合に、オーディオ
信号復号化器におけるバッファにおいて、アンダーフロ
ーが起きる可能性があるかどうか(オーディオアンダー
フローコントロールリクエストフラグ)、このビット
ストリームを復号化した場合に、オーディオ信号復号化
器におけるバッファにおいて、オーバーフローが起きる
可能性があるかどうか(オーディオアンダーフローコン
トロールリクエストフラグ)、このビットストリーム
中の画像信号用のビットストリームが、全てフレーム内
符号化モードであるかどうか(イントラコーデッドフラ
グ)である。
【0044】このように、送られてくる特殊再生用のビ
ットストリームの内容をあらかじめ知っておくことで、
ビットストリーム復号化装置側では、実際に復号化処理
を行う際に、どのように対処すればよいかを決定するこ
とができる。
【0045】(2)本発明において、ビットストリーム
再生装置から送られてくるビットストリームのパケット
が、通常再生モードから特殊再生モードに遷移した場
合、及び、特殊再生モードから通常再生モードに遷移し
た場合の、ビットストリーム復号化装置内の動作を、図
10に示す。
【0046】まず、通常再生モードのビットストリーム
が送られてくる間は、デマルチプレクサは、ビットスト
リームをビデオ用とオーディオ用に分け、ビデオデコー
ダとオーディオデコーダのそれぞれに送り、通常の再生
を行う(図10(a))。
【0047】ビットストリーム再生装置側で特殊再生を
指示するボタンが押されたなどのイベントが発生し、、
送られてくるビットストリームのパケットが、特殊再生
モードに遷移すると、デマルチプレクサからパケットヘ
ッダの情報を受けとっている、パケットヘッダ解釈装置
は、状態遷移を感知する(図10(b))。
【0048】状態遷移を感知したパケットヘッダ解釈装
置は、デマルチプレクサに対してビットストリームの送
信を一時的に中断させる指令を行い、ビデオデコーダ及
びオーディオデコーダに対して、モード遷移の指令を行
う(図10(c))。
【0049】パケットヘッダ解釈装置からモード遷移の
指令を受けた、ビデオデコーダ及びオーディオデコーダ
は、モード遷移のための処理を行う(図10(d))。
具体的には、ビデオデコーダにおいては、現在デコード
中のフレームを破棄し、現在表示中のフレームを、特殊
再生の最初のフレームを表示するまで表示し続ける処理
がなされ、オーディオデコーダにおいては、現在デコー
ド中のオーディオフレームを破棄し、特殊再生の最初の
オーディオフレームを出力するまで、出力をミュートす
る処理がなされる。また、デコーダによっては、加え
て、コードバッファをクリアする処理がなされるものも
ある。
【0050】モード遷移処理が完了したら、特殊再生モ
ードの再生が開始される(図10(e))。
【0051】ビットストリーム再生装置側で通常再生に
復帰するボタンが押されたなどのイベントが発生し、送
られてくるビットストリームのパケットが、通常再生モ
ードに遷移すると、デマルチプレクサからパケットヘッ
ダの情報を受けとっている、パケットヘッダ解釈装置
は、状態遷移を感知する(図10(f))。
【0052】状態遷移を感知したパケットヘッダ解釈装
置は、デマルチプレクサに対してビットストリームの送
信を一時的に中断させる指令を行い、ビデオデコーダ及
びオーディオデコーダに対して、モード遷移の指令を行
う(図10(g))。
【0053】パケットヘッダ解釈装置からモード遷移の
指令を受けた、ビデオデコーダ及びオーディオデコーダ
は、モード遷移のための処理を行う(図10(h))。
具体的には、ビデオデコーダにおいては、現在デコード
中のフレームを破棄し、現在表示中のフレームを、通常
再生の最初のフレームを表示するまで表示し続ける処理
がなされ、オーディオデコーダにおいては、現在デコー
ド中のオーディオフレームを破棄し、通常再生の最初の
オーディオフレームを出力するまで、出力をミュートす
る処理がなされる。また、デコーダによっては、加え
て、コードバッファをクリアする処理がなされるものも
ある。
【0054】モード遷移処理が完了したら、通常再生モ
ードの再生が開始される。こうして、再び、システムの
状態は、図10(a)の状態に戻る。
【0055】(3)請求項9に記載のビットストリーム
復号化方式、及び復号化装置の実施例を、図8を用いて
説明する。
【0056】デマルチプレクサ74から、パケットヘッ
ダの情報を受けとったパケットヘッダ解釈装置75は、
ビットストリームのモードが、通常再生から特殊再生に
移行した際、デコーダー76に対して、全てのデコード
処理の中断を指令する。ビットストリームのモードが、
通常再生に戻ったら、デコーダー76に対して、デコー
ド処理再開の信号を送る。デコーダー76は、デコード
中断の指令を受けとっている間は、画像については表示
をフリーズさせ、オーディオについては出力をミュート
するなどの処理を行う。
【0057】特殊再生におけるビットストリームは、通
常再生時と比べ、テンポラルリファレンスの値など、意
味がなくなっているパラメータを含んでいる。このよう
な装置を構成することで、特殊再生のビットストリーム
を全く復号化しないような、ビットストリーム復号化装
置も、実現することが可能となる。
【0058】(4)図11(a)に、請求項12に記載
のビットストリーム再生方式、及び再生装置、請求項1
3に記載のビットストリーム復号化方式、及び復号化装
置の実施例を示す。
【0059】ヘッダつけかえ装置92は、記録媒体91
から読み出したビットストリームのパケットヘッダを、
特殊再生用のものにつけかえる。さらに、タイムスタン
プ再計算装置93は、読み出したビットストリームの
量、読み出しにかかった時間などを元に、的確なデコー
ド開始タイミング、表示・出力開始タイミングを計算
し、パケットヘッダ中のタイムスタンプ情報を、特殊再
生用のものに書き換える。
【0060】従って、ヘッダつけかえ装置92は、実施
例1で示したシステムタイムスタンプバリッドフラグを
真にして、パケットを送信することになる。
【0061】デマルチプレクサ94は、ビットストリー
ムをデコーダー95に送るとともに、このタイムスタン
プ情報をタイミングコントロール装置96に送信する。
タイミングコントロール装置96は、送られてきた特殊
再生用のタイムスタンプ情報を参照しながら、デコーダ
ー95に対して、デコード開始、表示開始の制御信号を
送る。
【0062】このようにすることによって、特殊再生モ
ードにおいても、的確なタイミングで、復号化及び表示
・出力を行うことが可能となる。
【0063】(5)実施例4において、タイムスタンプ
を計算し直す作業は、かなり大変な作業であり、このよ
うなビットストリーム再生装置を作ろうとすると、コス
トが高くなってしまう可能性がある。
【0064】図11(b)に、タイムスタンプの計算の
し直しをしないタイプの、ビットストリーム再生装置か
ら送られたビットストリームも復号化できるような、請
求項14に記載のビットストリーム復号化方式、及び復
号化装置の実施例を示す。
【0065】ヘッダつけかえ装置98は、記録媒体97
から読み出したビットストリームのパケットヘッダを、
特殊再生用のものにつけかえる。
【0066】しかし、タイムスタンプ情報については、
実施例4のように計算のしなおしたりはせず、そのまま
の値を送信する。従って、ヘッダつけかえ装置98は、
実施例1で示したシステムタイムスタンプバリッドフラ
グを偽にして、パケットを送信することになる。
【0067】デマルチプレクサ94は、ビットストリー
ムをデコーダー100に送るとともに、送られてくるパ
ケットのタイムスタンプ情報が正確でないことを知り、
デコード開始のタイミング、及び表示・出力開始のタイ
ミングは、タイミングコントロール装置101に任せる
という指示を送る。タイミングコントロール装置101
は、デコーダのバッファ内のデータ量などを参照し、デ
コード開始タイミングや、表示・出力開始のタイミング
を決めて、デコーダー100に指令を送る。
【0068】本実施例のようなビットストリーム復号化
装置を構成することにより、タイムスタンプの計算し直
しをしないタイプの、ビットストリーム再生装置から送
られたビットストリームも、復号化が可能となり、タイ
ムスタンプの計算のし直しをするタイプのビットストリ
ーム再生装置も、しないタイプのビットストリーム再生
装置も、同じディジタルネットワークに接続して使用す
ることができるようになる。
【0069】(6)請求項15に記載のビットストリー
ム復号化方式、及び復号化装置の実施例を、図8を用い
て説明する。
【0070】デマルチプレクサ74から、パケットヘッ
ダの情報を受けとったパケットヘッダ解釈装置75は、
ビットストリームのモードが、特殊再生であり、さらに
パケット中のタイムスタンプが不正確であることがわか
った場合、デコーダー76に対して、全てのデコード処
理の中断を指令する。
【0071】ビットストリームのモードが、通常再生に
戻るか、タイムスタンプが正確であるパケットを受信し
たら、デコーダー76に対して、デコード処理再開の信
号を送る。デコーダー76は、デコード中断の指令を受
けとっている間は、画像については表示をフリーズさ
せ、オーディオについては出力をミュートするなどの処
理を行う。
【0072】このような装置を構成することで、実施例
5に記載のタイミングコントロール装置101のような
働きをする装置がないビットストリーム復号化装置、す
なわち、タイムスタンプが正確な場合にだけ特殊再生を
行うことができるようなビットストリーム復号化装置
も、実現することが可能となる。
【0073】(7)なお、ビットストリーム復号化装置
側における、コードバッファのアンダーフロー、及びオ
ーバーフローに対処する装置の構成例については、画像
信号復号化装置についても、オーディオ信号復号化装置
についても、動作は全く同じであるので、以下では、画
像信号復号化装置の場合を例にとって説明する。
【0074】通常再生時においては、ビットストリーム
が記録媒体に記録される時点で、ビットストリーム復号
化装置側のバッファにおいて、アンダーフローもオーバ
ーフローも起きないように、ビットストリームが作成さ
れるので、バッファのアンダーフローやオーバーフロー
については心配する必要はない。
【0075】しかし、特殊再生時においては、全てのビ
ットストリームを読み出さず、例えばとびとびに読み出
すことも考えられる。この際、ビットストリームの送信
速度が復号化速度に追いつかない場合は、やがて、ビッ
トストリーム復号化装置側でバッファが空になってしま
う状態、すなわちアンダーフローが生ずる可能性があ
る。
【0076】この問題に対処する、請求項19に記載の
ビットストリーム再生方式、及び再生装置の実施例を、
図11(a)を用いて説明する。
【0077】タイムスタンプ再計算装置93は、記録媒
体91から読み出したビットストリームの量、及び読み
出しにかかった時間、今までに送信したビットストリー
ムの量などを参照して、復号化装置側のバッファに残っ
ているはずのデータ量を計算する。
【0078】そして、復号化装置側のバッファがアンダ
ーフローを起こしそうになっていたら、これから送信す
るビットストリームのデコード開始時間、及び表示・出
力開始時間を、それぞれ適当に送らせるために、タイム
スタンプを調整し、その指令を、ヘッダつけかえ装置9
2に送る。こうすることで、ビットストリーム復号化装
置側においては、ビットストリームは送られてくるが、
復号化開始のタイミングが遅れるため、バッファ内のデ
ータ量が増加し、アンダーフローを起こさずにすむこと
になる。
【0079】(8)図12に、実施例7で述べた、バッ
ファのアンダーフローの問題を、ビットストリーム復号
化装置側で対処する場合の装置の構成例を示す。
【0080】デマルチプレクサ112は、ビットストリ
ーム再生装置111から送られたビットストリームを受
けとる。このビットストリームが特殊再生用のものであ
り、さらにビデオアンダーフローコントロールリクエス
トフラグが真であった場合、ビデオデコーダー114
は、バッファ内データ量監視装置115に対して、ビデ
オデコーダコードバッファ113内にあるデータ量を問
い合わせ、その応答によって、ビットストリームの読み
込みをコントロールする動作モードに入る。
【0081】本実施例のビットストリーム復号化装置を
用いて、特殊再生モードのビットストリームを処理する
際の処理の流れを、図13に示す。
【0082】デコーダは、バッファからビットストリー
ムを読み込む前に、データ量が読み込みたい量だけ十分
にあるかどうかを問い合わせる。その問い合わせに対し
て、データ量が十分ある場合は、読み込み許可の応答が
返される(図13(a))。
【0083】その応答を受けて、デコーダは、ビットス
トリームの読み込みを行う(図13(b))。
【0084】ビットストリームの読み込みを完了したデ
コーダは、読み込んだビットストリームのデコード処理
を行い(図13(c))、再びデータ量の問い合わせを
行う。この際、十分なデータ量がない場合(アンダーフ
ロー)は、読み込み不可の応答が返される(図13
(d))。
【0085】この応答を受け、デコーダはしばらくデコ
ード処理を中断し(図13(e))、一定時間の後、再
びデータ量の問い合わせを行う。デコード処理が中断し
ている間も、ビットストリームはバッファに入って来て
いるので、いずれ、十分なビットストリームがバッファ
内に入る。この段階で、読み込み許可の応答が返される
(図13(f))。
【0086】読み込み許可の応答を受けとったデコーダ
は、ビットストリームを読み込み、再びデコード処理を
再開する(図13(g))。
【0087】このようなビットストリーム復号化装置を
構成することによって、バッファアンダーフローが起き
る可能性のある、特殊再生用のビットストリームも、復
号化が可能となる。
【0088】(9)図14に、実施例7で述べた、バッ
ファのアンダーフローの問題を、ビットストリーム復号
化装置側で、また別の方法で対処する場合の処理の流れ
を示す。なお、ビットストリーム復号化装置の構成例に
ついては、図12と全く同じであるので、ここでは説明
を省略する。
【0089】デコーダは、バッファからビットストリー
ムを読み込む必要が生じたら、バッファに対して、読み
込み指令の信号を送り(図14(a))、バッファは、
その信号を受けて、ビットストリームをデコーダに送る
(図14(b))。
【0090】読み込みを開始した時点で、バッファ内に
十分な量のビットストリームがなかった場合、読み込み
を行っている途中で、バッファ内のデータがなくなって
しまう(アンダーフロー)。その際には、バッファは、
デコーダに対して、データなしの信号を送る(図14
(c))。
【0091】データなしの信号を受け、デコーダは、ビ
ットストリームの読み込みを一時停止し、デコード処理
を中断する(図14(d))。
【0092】デコーダは、一定時間の後、再び、バッフ
ァに対してビットストリームの読み込み指令の信号を送
る(図14(e))。デコード処理が中断している間
も、ビットストリームはバッファに入って来ているの
で、いずれ、ビットストリームがバッファ内に入る。ビ
ットストリームが入っていたら、バッファはデコーダに
対して、ビットストリームの送信を再開し、デコーダ
は、デコード処理を再開する(図14(f))。
【0093】このようなビットストリーム復号化装置を
構成することによって、バッファアンダーフローが起き
る可能性のある、特殊再生用のビットストリームも、復
号化が可能となる。
【0094】(10)請求項22に記載のビットストリ
ーム復号化方式、及び復号化装置の実施例を、図8を用
いて説明する。
【0095】デマルチプレクサ74から、パケットヘッ
ダの情報を受けとったパケットヘッダ解釈装置75は、
ビットストリームのモードが、特殊再生であり、さら
に、送られてくるビットストリームを通常再生時と同様
に復号化した場合、バッファのアンダーフローを起こす
可能性があることがわかった場合、デコーダー76に対
して、全てのデコード処理の中断を指令する。ビットス
トリームのモードが、通常再生に戻るか、アンダーフロ
ーの可能性がないビットストリームを受信したら、デコ
ーダー76に対して、デコード処理再開の信号を送る。
【0096】デコーダー76は、デコード中断の指令を
受けとっている間は、画像については表示をフリーズさ
せ、オーディオについては出力をミュートするなどの処
理を行う。
【0097】このような装置を構成することで、実施例
8や実施例9に記載の装置のように、バッファのアンダ
ーフローに対処する特別な処理方法を持たないビットス
トリーム復号化装置も、実現することが可能となる。
【0098】(11)通常再生時においては、ビットス
トリームが記録媒体に記録される時点で、ビットストリ
ーム復号化装置側のバッファにおいて、アンダーフロー
もオーバーフローも起きないように、ビットストリーム
が作成されるので、バッファのアンダーフローやオーバ
ーフローについては心配する必要はない。
【0099】しかし、特殊再生時においては、全てのビ
ットストリームを読み出さず、例えばとびとびに読み出
すことも考えられる。この際、ビットストリームの送信
速度が復号化速度よりも速い場合は、やがて、ビットス
トリーム復号化装置側でバッファがあふれてしまう状
態、すなわちオーバーフローが生ずる可能性がある。こ
の問題に対処する、請求項26に記載のビットストリー
ム再生方式、及び再生装置の実施例を、図15(a)を
用いて説明する。
【0100】ビットストリーム読み出し装置122は、
記録媒体121からビットストリームを読み出し、デコ
ーダに送る。ここで、例えば、再生しているビットスト
リームが1フレーム1/30秒の画像データであった場
合、1/30秒の間に、1フレーム分以上のビットスト
リームを送信しなければ、バッファのオーバーフローは
起こらない。
【0101】そこで、読み出しコントローラ123は、
ビットストリーム読み出し装置122が読み出したビッ
トストリームの量、及び送信にかかった時間から、ビッ
トストリームがどの程度の割合で送信されているかを計
算し、1/30秒の間に1フレーム分以上のビットスト
リームを送ることがないよう、ビットストリーム読み出
し装置を制御する。すなわち、1/30秒経過する間
に、1フレーム分のビットストリームを送信してしまっ
たら、その後は、1/30秒が経過するまで、ビットス
トリームの読み出しと送信を中断させる。
【0102】このような装置を構成することで、ビット
ストリーム復号化装置におけるバッファのオーバーフロ
ーを防止する、特殊再生モードのビットストリームを作
ることができるようになる。
【0103】(12)実施例11で述べた、ビットスト
リーム復号化装置におけるバッファオーバーフローを防
止する、また別の再生装置の実施例を、図15(b)を
用いて説明する。
【0104】ビットストリーム読み出し装置125は、
記録媒体124からビットストリームを読み出し、デコ
ーダに送る。バッファ内データ量計算装置は、ビットス
トリーム読み出し装置125が読み出したビットストリ
ームの量、及び送信にかかった時間などから、ビットス
トリーム復号化装置におけるバッファ内に残っているは
ずのビットストリームの量をシミュレートすることによ
り計算する。この計算により、バッファのオーバーフロ
ーが起きそうになっていることがわかったら、バッファ
内データ量計算装置127は、読み出しコントローラ1
26にその情報を送信し、それを受けて、読みだしコン
トローラ126は、ビットストリーム読み出し装置12
5に、読み出し中断の指令を送る。
【0105】やがて、バッファ内のビットストリームの
量が減ってきたことがわかったら、バッファ内データ量
計算装置127は、同様に読み出しコントローラ126
を通じて、ビットストリーム読み出し再開の指令を送
る。
【0106】このような装置を構成することで、ビット
ストリーム復号化装置におけるバッファのオーバーフロ
ーを防止する、特殊再生モードのビットストリームを作
ることができるようになる。
【0107】(13)図16に、実施例11で述べた、
バッファのオーバーフローの問題を、ビットストリーム
復号化装置側で対処する場合の装置の構成例を示す。
【0108】デマルチプレクサ132は、ビットストリ
ーム再生装置131から送られてきたビットストリーム
を受けとり、ビデオデコーダコードバッファ133に送
る。ビデオデコーダー134は、デコーダコードバッフ
ァ133からビットストリームを読み込んで復号化処理
を行うが、この読み込みの速度の方が、デマルチプレク
サ132から送られるビットストリームの転送速度より
も遅いと、やがてバッファはあふれてしまう(オーバー
フロー)。
【0109】そこで、バッファ内データ量監視装置13
5を設ける。バッファ内データ量監視装置135は、ビ
デオデコーダコードバッファ内のデータ量を監視し、そ
のデータ量によって、ビットストリーム再生装置131
のビットストリームの読み出しを制御する。
【0110】本実施例のビットストリーム復号化装置を
用いて、特殊再生モードのビットストリームを処理する
際の処理の流れを、図17に示す。
【0111】ビットストリーム再生装置はビットストリ
ームを読み出し、デマルチプレクサを通じてビットスト
リームをバッファに送信し、デコーダはバッファからデ
ータを読み出してデコード処理を行う。ビットストリー
ム再生装置から送られてくるデータ量転送速度の方が速
い場合、バッファ内のデータ量は増加する(図17
(a))。
【0112】やがて、バッファがオーバーフローを起こ
しそうになったら、バッファ内データ量監視装置は、ビ
ットストリーム再生装置に対して、ビットストリーム送
信中断の指令を送る(図17(b))。
【0113】ビットストリーム送信中断の指令を受けと
った、ビットストリーム再生装置は、読み出しを中断す
る。この際もデコーダにおいてはデコード処理、バッフ
ァからのビットストリームの読み出し処理は行われてい
るので、バッファ内のデータ量は減少する(図17
(c))。
【0114】やがてバッファ内のデータ量がオーバーフ
ローの危険がなくなる程度まで減少したら、バッファ内
データ量監視装置は、ビットストリーム再生装置に対し
て、ビットストリームの読み出し再開の指令を送る(図
17(d))。こうして、再び図17(a)の状態に戻
る。
【0115】このようなビットストリーム復号化装置を
構成することによって、バッファオーバーフローが起き
る可能性のある、特殊再生用のビットストリームも、復
号化が可能となる。
【0116】(14)図18に、実施例11で述べた、
バッファのオーバーフローの問題を、ビットストリーム
復号化装置側で対処する場合の、また別の装置の構成例
を示す。
【0117】デマルチプレクサ142は、ビットストリ
ーム再生装置141から送られてきたビットストリーム
を受けとり、ビデオデコーダコードバッファ143に送
る。ビデオデコーダー144は、デコーダコードバッフ
ァ143からビットストリームを読み込んで復号化処理
を行うが、この読み込みの速度の方が、デマルチプレク
サ142から送られるビットストリームの転送速度より
も遅いと、やがてバッファはあふれてしまう(オーバー
フロー)。
【0118】そこで、バッファ内データ量監視装置14
5を設ける。バッファ内データ量監視装置145は、ビ
デオデコーダコードバッファ内のデータ量を監視し、そ
のデータ量によって、デマルチプレクサ142に、ビデ
オデコーダコードバッファ143へのビットストリーム
の送信を行うかどうかの信号を送ることによって、オー
バーフローを防ぐ。
【0119】本実施例のビットストリーム復号化装置を
用いて、特殊再生モードのビットストリームを処理する
際の処理の流れを、図19に示す。
【0120】デマルチプレクサはビットストリームを受
信し、ビットストリームをバッファに送信し、デコーダ
はバッファからデータを読み出してデコード処理を行
う。デマルチプレクサに送られてくるデータ量転送速度
の方が速い場合、バッファ内のデータ量は増加する(図
19(a))。
【0121】やがて、バッファがオーバーフローを起こ
しそうになったら、バッファ内データ量監視装置は、デ
マルチプレクサに対して、ビットストリーム送信中断の
指令を送る(図19(b))。
【0122】ビットストリーム送信中断の指令を受けと
ったデマルチプレクサは、デマルチプレクス処理は行う
が、バッファへのビットストリームの送信は行わず、ビ
ットストリームを破棄する。この際もデコーダにおいて
はデコード処理、バッファからのビットストリームの読
み出し処理は行われているので、バッファ内のデータ量
は減少する(図19(c))。
【0123】やがてバッファ内のデータ量がオーバーフ
ローの危険がなくなる程度まで減少したら、バッファ内
データ量監視装置は、デマルチプレクサに対して、ビッ
トストリームの読み出し再開の指令を送る(図19
(d))。こうして、再び図19(a)の状態に戻る。
【0124】このようなビットストリーム復号化装置を
構成することによって、バッファオーバーフローが起き
る可能性のある、特殊再生用のビットストリームも、復
号化が可能となる。
【0125】実施例13の場合、ビデオデコーダコード
バッファとオーディオデコーダコードバッファのうち、
どちらがオーバーフローを起こしそうになっても、ビッ
トストリーム再生装置からのビットストリームの送信が
止まってしまうため、ビデオ信号もオーディオ信号も復
号化できないことになる。
【0126】しかし、本実施例では、デマルチプレクス
後のデータが破棄されるだけであるので、例えば、ビデ
オデコーダコードバッファにおいてはオーバーフローが
起きそうだが、オーディオーデコーダコードバッファに
おいてはオーバーフローは起きそうでない場合は、オー
ディオデータの復号化は継続して行うことができるとい
う長所を持つ。
【0127】(15)図20に、実施例11で述べた、
バッファのオーバーフローの問題を、ビットストリーム
復号化装置側で対処する場合の、また別の装置の構成例
を示す。
【0128】デマルチプレクサ152は、ビットストリ
ーム再生装置151から送られてきたビットストリーム
を受けとり、ビデオデコーダコードバッファ153に送
る。ビデオデコーダー154は、デコーダコードバッフ
ァ153からビットストリームを読み込んで復号化処理
を行うが、この読み込みの速度の方が、デマルチプレク
サ152から送られるビットストリームの転送速度より
も遅いと、やがてバッファはあふれてしまう(オーバー
フロー)。
【0129】そこで、バッファ内データ量監視装置15
5を設ける。バッファ内データ量監視装置155は、ビ
デオデコーダコードバッファ内のデータ量を監視し、そ
のデータ量が多くなり、オーバーフローを起こしそうに
なったら、オーバーフローを起こす危険性がなくなるま
で、ビデオデコーダコードバッファ153に対して、例
えば一番古いものから、1フレーム分づつ、ビットスト
リームデータを破棄するよう、指令の信号を送る。
【0130】このようなビットストリーム復号化装置を
構成することによって、バッファオーバーフローが起き
る可能性のある、特殊再生用のビットストリームも、復
号化が可能となる。
【0131】(16)実施例11で述べた、バッファの
オーバーフローの問題を、ビットストリーム復号化装置
側で対処する場合の、また別の装置の構成例を、実施例
15と同様、図20を用いて示す。
【0132】デマルチプレクサ152は、ビットストリ
ーム再生装置151から送られてきたビットストリーム
を受けとり、ビデオデコーダコードバッファ153に送
る。ビデオデコーダー154は、デコーダコードバッフ
ァ153からビットストリームを読み込んで復号化処理
を行うが、この読み込みの速度の方が、デマルチプレク
サ152から送られるビットストリームの転送速度より
も遅いと、やがてバッファはあふれてしまう(オーバー
フロー)。
【0133】そこで、バッファ内データ量監視装置15
5を設ける。バッファ内データ量監視装置155は、ビ
デオデコーダコードバッファ内のデータ量を監視し、そ
のデータ量が多くなり、オーバーフローを起こしそうに
なったら、オーバーフローを起こす危険性がなくなるま
で、ビデオデコーダコードバッファ153に対して、デ
マルチプレクサ152から送られてきたデータを貯め込
まずに破棄するよう、指令の信号を送る。
【0134】このようなビットストリーム復号化装置を
構成することによって、バッファオーバーフローが起き
る可能性のある、特殊再生用のビットストリームも、復
号化が可能となる。
【0135】(17)請求項34に記載のビットストリ
ーム復号化方式、及び復号化装置の実施例を、図8を用
いて説明する。デマルチプレクサ74から、パケットヘ
ッダの情報を受けとったパケットヘッダ解釈装置75
は、ビットストリームのモードが、特殊再生であり、さ
らに、送られてくるビットストリームを通常再生時と同
様に復号化した場合、バッファのオーバーフローを起こ
す可能性があることがわかった場合、デコーダー76に
対して、全てのデコード処理の中断を指令する。ビット
ストリームのモードが、通常再生に戻るか、オーバーフ
ローの可能性がないビットストリームを受信したら、デ
コーダー76に対して、デコード処理再開の信号を送
る。デコーダー76は、デコード中断の指令を受けとっ
ている間は、画像については表示をフリーズさせ、オー
ディオについては出力をミュートするなどの処理を行
う。
【0136】このような装置を構成することで、実施例
13〜16に記載の装置のように、バッファのアンダー
フローに対処する特別な処理方法を持たないビットスト
リーム復号化装置も、実現することが可能となる。
【0137】(18)請求項39に記載のビットストリ
ーム復号化方式、及び復号化装置の実施例を、図8を用
いて説明する。
【0138】デマルチプレクサ74から、パケットヘッ
ダの情報を受けとったパケットヘッダ解釈装置75は、
ビットストリームのモードが、特殊再生であり、さら
に、オーディオ信号についても、特殊再生用のビットス
トリームが構成されており、出力を指示するフラグが真
になっていることがわかった場合、デコーダー76に対
して、オーディオ信号に関しては全てのデコード処理を
中断すること指令する。ビットストリームのモードが、
通常再生に戻ったら、デコーダー76に対して、オーデ
ィオ信号についても、デコードの処理を再開させる信号
を送る。デコーダー76は、オーディオ信号のデコード
中断の指令を受けとっている間は、オーディオについ
て、出力をミュートするなどの処理を行う。このような
装置を構成することで、特殊再生時には、画像信号の特
殊再生のみを行い、オーディオ信号については、復号化
の処理を行わないような、ビットストリーム復号化装置
も、実現することが可能となる。
【0139】(19)請求項61に記載のビットストリ
ーム復号化方式、及び復号化装置の実施例を、図8を用
いて説明する。デマルチプレクサ74から、パケットヘ
ッダの情報を受けとったパケットヘッダ解釈装置75
は、ビットストリームのモードが、特殊再生であり、さ
らに、送られてくる画像信号用のビットストリームの中
には、フレーム内符号化モード以外のモードのビットス
トリームも含まれていることがわかった場合、デコーダ
ー76に対して、デコード処理の中断を指令する。ビッ
トストリームのモードが、通常再生に戻るか、フレーム
内符号化モードのみで構成されている画像信号用のビッ
トストリームを受信したら、デコーダー76に対して、
デコード処理再開の信号を送る。デコーダー76は、デ
コード中断の指令を受けとっている間は、画像信号につ
いて、表示をフリーズさせるなどの処理を行う。
【0140】このような装置を構成することで、特殊再
生時においては、画像信号についてはフレーム内符号化
のビットストリームのみを復号化する機能しか持たない
ビットストリーム復号化装置も、実現することが可能と
なる。
【発明の効果】
【0141】(1)本発明による動画像再生システムに
おいては、それぞれのビットストリーム再生装置は、特
殊再生時においてどのような処理をしてビットストリー
ムを作るのかを示す情報を、共通のフォーマットに沿っ
てビットストリームのパケットヘッダ部分に持たせさえ
すればよく、実際にどういうビットストリームを作るか
は装置の自由にまかされているので、特殊再生時に異な
るビットストリーム再生方法を持つさまざまな装置を、
同じディジタルネットワークに接続することが可能にな
る。
【0142】(2)本発明による動画像再生システムに
おいては、それぞれのビットストリーム復号化装置は、
それぞれのビットストリーム再生装置が送ってくる、共
通のフォーマットに沿ったパケットヘッダ部分の情報
を、共通のフォーマットに沿って解釈する部分を共通に
作りさえすればよく、実際の復号化処理をどうするかは
装置の自由にまかされているので、特殊再生時に異なる
ビットストリーム復号化方法を持つさまざまな装置を、
同じディジタルネットワークに接続することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高能率符号化の原理を説明する図である。
【図2】画像データを圧縮する場合におけるピクチャの
タイプを説明する図である。
【図3】動画像信号を符号化する原理を説明する図であ
る。
【図4】従来の画像信号符号化装置と復号化装置の構成
例を示すブロック図である。
【図5】図4におけるフォーマット変換回路17のフォ
ーマット変換の動作を説明する図である。
【図6】ディジタルネットワークを用いた、従来の動画
像信号再生システムの構成例である。
【図7】従来の発明における、特殊再生の実現例であ
る。
【図8】本発明における、特殊再生の実現例である。
【図9】本発明における、パケットヘッダの構成例であ
る。
【図10】本発明における、通常再生モード/特殊再生
モードの状態遷移方法である。
【図11】実施例4及び実施例5の、ビットストリーム
再生システムの構成例である。
【図12】実施例8の、ビットストリーム復号化装置の
構成例である。
【図13】実施例8のビットストリーム復号化装置にお
ける、処理の流れを表した図である。
【図14】実施例9のビットストリーム復号化装置にお
ける、処理の流れを表した図である。
【図15】実施例11及び実施例12の、ビットストリ
ーム再生装置の構成例である。
【図16】実施例13の、ビットストリーム復号化装置
の構成例である。
【図17】実施例13のビットストリーム復号化装置に
おける、処理の流れを表した図である。
【図18】実施例14の、ビットストリーム復号化装置
の構成例である。
【図19】実施例14のビットストリーム復号化装置に
おける、処理の流れを表した図である。
【図20】実施例15及び実施例16の、ビットストリ
ーム復号化装置の構成例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/92 5/937 7/24 7734−5C H04N 5/93 C 7/13 Z (72)発明者 矢ヶ崎 陽一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された画像信号が収められている
    記録メディアから、ビットストリームを読み出し、ビッ
    トストリームを復号化し、 画像信号を再生する方法に
    おいて、 ビットストリームを記録メディアから再生する際、 通常の再生の他に、適当なブロックごとに、間隔をあけ
    て再生したり、 時間的に逆方向の順序で再生するなど
    の、特殊再生機能を有することを特徴とするビットスト
    リーム再生方式、及び再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビットストリーム再生
    方式、及び再生装置において、 再生されたビットストリームが、特殊再生を行ったもの
    であるかどうかを示すためのフラグを、ビットストリー
    ムのパケットヘッダ部分に持たせることを特徴とするビ
    ットストリーム記録方式、再生方式、及び再生装置。
  3. 【請求項3】 前記ビットストリームのパケットヘッダ
    を受けとり、このパケットが、通常再生モードなのか、
    特殊再生モードなのかを判定することを特徴とする請求
    項2に記載のビットストリーム復号化方式、及び復号化
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ビットストリームのパケットヘッダ
    を受けとり、特殊再生を示すフラグがオフからオンへと
    遷移した場合には、復号化装置に対し、即座に特殊再生
    モードへの移行を指令し、特殊再生を示すフラグがオン
    からオフへと遷移した場合には、復号化装置に対し、即
    座に通常再生モードへの移行を指令するデマルチプレク
    サを有することを特徴とする請求項2に記載のビットス
    トリーム記録方式、再生方式、及び再生装置。
  5. 【請求項5】 前記デマルチプレクサから、特殊再生モ
    ードへの移行指令を受けた場合には、現在復号化中のフ
    レームを破棄し、 特殊再生モードにおける最初のフレームを表示できるよ
    うになるまで、現在表示中のフレームを表示し続け、通
    常再生モードへの移行指令を受けた場合には、現在復号
    化中のフレームを破棄し、 通常再生モードにおける最初のフレームを表示できるよ
    うになるまで、現在表示中のフレームを表示し続けるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の画像信号復号化方式、
    及び復号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像信号復号化方式、
    及び復号化装置において、 特殊再生モードへの移行指令を受けた場合には、前記各
    処理に加え、コードバッファをクリアし、通常再生モー
    ドへの移行指令を受けた場合には、前記各処理に加え、
    コードバッファをクリアすることを特徴とする画像信号
    復号化方式、及び復号化装置。
  7. 【請求項7】 前記デマルチプレクサから、特殊再生モ
    ードへの移行指令を受けた場合には、現在復号化中のオ
    ーディオデータを破棄し、特殊再生モードにおける最初
    のオーディオ信号を出力できるようになるまで 出力を
    ミュートし、 通常再生モードへの移行指令を受けた場合には、現在復
    号化中のオーディオデータを破棄し、通常再生モードに
    おける最初のオーディオ信号を出力できるようになるま
    で 出力をミュートし続けることを特徴とする請求項4
    に記載のオーディオ信号復号化方式、及び復号化装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のオーディオ信号復号化
    方式、及び復号化装置において、 前記デマルチプレクサから、特殊再生モードへの移行指
    令を受けた場合には、前記各処理に加え、コードバッフ
    ァをクリアし、通常再生モードへの移行指令を受けた場
    合には、前記各処理に加え、コードバッファをクリアす
    ることを特徴とする請求項7記載のオーディオ信号復号
    化方式、及び復号化装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載のビットストリーム復号化
    方式、及び復号化装置において、 前記ビットストリームのパケットヘッダを受けとり、特
    殊再生を示すフラグがオフからオンへと遷移した場合
    に、このフラグが再びオフになるまでの間、全ての復号
    化処理と表示・出力処理を中断することを特徴とする、
    ビットストリーム復号化方式、及び復号化装置。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、特殊再生されるフレームのタイ
    ムスタンプを、読み出したビットストリームの大きさな
    どから計算し、特殊再生時における正確なタイムスタン
    プにつけかえられるかどうかの情報をフラグで示し、ビ
    ットストリームのパケットヘッダ部分に持たせることを
    特徴とするビットストリーム再生方式、及び再生装置。
  11. 【請求項11】 前記ビットストリームのパケットヘッ
    ダを受けとり、特殊再生モード時におけるタイムスタン
    プが、正確なものであるかどうかを判定することを特徴
    とする請求項10に記載のビットストリーム復号化方
    式、及び復号化装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、特殊再生されるフレームのタイ
    ムスタンプを、読み出したビットストリームの大きさな
    どから計算し、特殊再生時における正確なタイムスタン
    プにつけかえ、 前記フラグをオンにすることを特徴と
    するビットストリーム再生方式、及び再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 特殊再生時における正確なタイムスタンプが得られるこ
    とが わかった場合、特殊再生時における正確なタイム
    スタンプを参照しながら画像信号を復号化、表示するこ
    とを特徴とするビットストリーム復号化方式、及び復号
    化装置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 特殊再生時における正確なタイムスタンプが得られない
    ことがわかった場合、送られてくるタイムスタンプ情報
    は無視し、 ビットストリーム復号化装置のバッファ内のデータ量な
    どを参照して、復号化や表示を行うことを特徴とするビ
    ットストリーム復号化方式、及び復号化装置。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 特殊再生時における正確なタイムスタンプが得られない
    ことがわかった場合、特殊再生モードの間はビットスト
    リームの復号化処理と表示を中断することを特徴とする
    ビットストリーム復号化方式、及び復号化装置。
  16. 【請求項16】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのアンダーフローが起こらないように、特殊再生
    のビットストリームを作ることができるかどうかの情報
    をフラグで示し、ビットストリームのパケットヘッダ部
    分に持たせることを特徴とするビットストリーム再生方
    式、及び再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、 特殊再生モード時におけるビットストリームが、画像信
    号復号化装置においてバッファのアンダーフローを起こ
    す可能性があるかどうかを判定することを特徴とする画
    像信号復号化方式、及び復号化装置。
  18. 【請求項18】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのアンダーフローが起こらないように特殊再生の
    ビットストリームを作り、請求項16に記載のフラグを
    オフにすることを特徴とするビットストリーム再生方
    式、及び再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのアンダーフローが起こらないようにするための
    特殊再生のビットストリームは、画像信号復号化装置に
    おいて、画像信号復号化装置における復号化処理、表示
    処理のタイミングを適切に計算し、ビットストリーム中
    のタイムスタンプ情報を適切に書き換えることであるこ
    とを特徴とするビットストリーム再生方式、及び再生装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項16に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 画像信号復号化装置においてバッファのアンダーフロー
    が起こる可能性があり、バッファ内にあるビットストリ
    ームの量が1フレーム分以下の場合、バッファ内に1フ
    レーム分のビットストリームが入力されるまで復号化処
    理を中断することを特徴とする画像信号復号化方式、及
    び復号化装置。
  21. 【請求項21】 請求項16に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 画像信号復号化装置においてバッファのアンダーフロー
    が起こる可能性があり、復号化処理中にバッファ内に残
    っているビットストリームデータがなくなった場合、一
    旦復号化処理を中断し、適当なタイミングで再びバッフ
    ァに読み出しをかけ、 ビットストリームデータが入っていたら読み出し、復号
    化処理の続きを行うことを特徴とする画像信号復号化方
    式、及び復号化装置。
  22. 【請求項22】 請求項16に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 画像信号復号化装置においてバッファのアンダーフロー
    が起こる可能性がある場合に、特殊再生モードの間は画
    像信号の復号化処理と表示を中断することを特徴とする
    画像信号復号化方式、及び復号化装置。
  23. 【請求項23】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こらないように、特殊再生
    のビットストリームを作ることができるかどうかの情報
    をフラグで示し、ビットストリームのパケットヘッダ部
    分に持たせることを特徴とするビットストリーム再生方
    式、及び再生装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、 特殊再生モード時におけるビットストリームが、バッフ
    ァのオーバーフローを起こす可能性があるかどうかを判
    定することを特徴とする画像信号復号化方式、及び復号
    化装置。
  25. 【請求項25】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こらないように特殊再生の
    ビットストリームを作り、 請求項23に記載のフラグをオフにすることを特徴とす
    るビットストリーム再生方式、及び再生装置。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こらないように特殊再生の
    ビットストリームを作る方法が、1フレーム分の表示時
    間内に、1フレーム分以上のビットストリームを画像信
    号復号化装置に送出しないように制御することであるこ
    とを特徴とするビットストリーム再生方式、及び再生装
    置。
  27. 【請求項27】 請求項25に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こらないように特殊再生の
    ビットストリームを作る方法が、画像信号復号化装置に
    おけるバッファ内のデータ量をシミュレーションにより
    計算し、その結果に基づいてビットストリームを送出す
    るかどうかを制御することであることを特徴とするビッ
    トストリーム再生方式、及び再生装置。
  28. 【請求項28】 請求項23に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとった場合において、 画像信号復号化装置においてバッファのオーバーフロー
    が起こる可能性があることがわかった場合に、バッファ
    内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、ビットス
    トリーム再生装置に対してデータ送信中断の指令を送出
    し、バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回っ
    たら、ビットストリーム再生装置に対してデータ送信再
    開の指令を送出することによって、バッファのオーバー
    フローを防ぐことを特徴とする画像信号復号化方式、及
    び復号化装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の画像信号復号化装
    置から、ビットストリーム送信中断/再開の指令を受け
    とり、その信号によってビットストリームの送信を制御
    することを特徴とするビットストリーム再生方式、及び
    再生装置。
  30. 【請求項30】 請求項23に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとった場合において、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こる可能性があることがわ
    かった場合に、バッファ内のデータ残量が一定のしきい
    値を越えたら、デマルチプレクサに対してデータ送信中
    断の指令を送出し、バッファ内のデータ残量が一定のし
    きい値を下回ったら、デマルチプレクサに対してデータ
    送信再開の指令を送出することによって、バッファのオ
    ーバーフローを防ぐことを特徴とする画像信号復号化方
    式、及び復号化装置。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の画像信号復号化装
    置から画像信号のビットストリームの送信中断/再開の
    指令を受けとり、 送信中断の指令を受けている間は、画像信号のビットス
    トリームを捨て続け、 画像信号復号化装置へビットストリームの送信を行わな
    いことを特徴とするデマルチプレクサ。
  32. 【請求項32】 請求項23に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとった場合において、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こる可能性があることがわ
    かった場合に、 バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、
    バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回るま
    で、バッファ内のビットストリームを、1フレーム分ず
    つ捨てることによって、バッファのオーバーフローを防
    ぐことを特徴とする画像信号復号化方式、及び復号化装
    置。
  33. 【請求項33】 請求項23に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとった場合において、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こる可能性があることがわ
    かった場合に、 バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、
    バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回るま
    で、送られてくるビットストリームを、バッファに貯め
    ずに捨てることによって、バッファのオーバーフローを
    防ぐことを特徴とする画像信号復号化方式、及び復号化
    装置。
  34. 【請求項34】 請求項23に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとった場合において、画像信号復号化装置においてバ
    ッファのオーバーフローが起こる可能性があることがわ
    かった場合に、特殊再生モードの間は画像信号の復号化
    処理と表示を中断することを特徴とする画像信号復号化
    方式、及び復号化装置。
  35. 【請求項35】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、特殊再生時にオーディオの出力
    を行うかどうかの情報をフラグで示し、ビットストリー
    ムのパケットヘッダ部分に持たせることを特徴とするビ
    ットストリーム再生方式、及び再生装置。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、特殊再生モード時にオー
    ディオの出力を行うかどうかを解釈できることを特徴と
    するビットストリーム復号化方式、及び復号化装置。
  37. 【請求項37】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号についても、特
    殊再生用のビットストリームを作り、請求項35に記載
    のフラグをオンにすることを特徴とするビットストリー
    ム再生方式、及び再生装置。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号についても、特殊再生を行うことを特徴
    とするビットストリーム復号化方式、及び復号化装置。
  39. 【請求項39】 請求項37に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとった場合、特殊再生モードの間は、オーディオ信号
    については、ビットストリームの復号化は行わず、オー
    ディオ信号を出力しないことを特徴とするビットストリ
    ーム復号化方式、及び復号化装置。
  40. 【請求項40】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのアンダーフローが起こらないように、特
    殊再生のビットストリームを作ることができるかどうか
    の情報をフラグで示し、ビットストリームのパケットヘ
    ッダ部分に持たせることを特徴とするビットストリーム
    再生方式、及び再生装置。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、 特殊再生モード時におけるビットストリームが、オーデ
    ィオ信号復号化装置においてバッファのアンダーフロー
    を起こす可能性があるかどうかを判定することを特徴と
    する画像信号復号化方式、及び復号化装置。
  42. 【請求項42】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのアンダーフローが起こらないように特殊
    再生のビットストリームを作り、 請求項40に記載のフラグをオフにすることを特徴とす
    るビットストリーム再生方式、及び再生装置。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのアンダーフローが起こらないように特殊
    再生のビットストリームを作る方法が、オーディオ信号
    復号化装置においてオーディオ信号復号化装置における
    復号化処理、出力のタイミングを適切に計算し、 ビットストリーム中のタイムスタンプ情報を適切に書き
    換えることであることを特徴とするビットストリーム再
    生方式、及び再生装置。
  44. 【請求項44】 請求項40に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのアンダー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、バ
    ッファ内にあるビットストリームの量が単位時間内の再
    生に必要な分以下の場合、バッファ内に単位時間内の再
    生に必要な分のビットストリームが入力されるまで復号
    化処理を中断することを特徴とするオーディオ信号復号
    化方式、及び復号化装置。
  45. 【請求項45】 請求項40に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのアンダー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、復
    号化処理中にバッファ内に残っているビットストリーム
    データがなくなったら、一旦復号化処理を中断し、 適当なタイミングで再びバッファに読み出しをかけ、 ビットストリームデータが入っていたら読み出し、 復号化処理の続きを行うことを特徴とするオーディオ信
    号復号化方式、及び復号化装置。
  46. 【請求項46】 請求項40に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのアンダー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、特
    殊再生モードの間はオーディオ信号の復号化処理と出力
    を中断することを特徴とするオーディオ信号復号化方
    式、及び復号化装置。
  47. 【請求項47】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのオーバーフローが起こらないように、特
    殊再生のビットストリームを作ることができるかどうか
    の情報をフラグで示し、ビットストリームのパケットヘ
    ッダ部分に持たせることを特徴とするビットストリーム
    再生方式、及び再生装置。
  48. 【請求項48】 請求項47に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、 特殊再生モード時におけるビットストリームが、バッフ
    ァのオーバーフローを起こす可能性があるかどうかを解
    釈できることを特徴とするオーディオ信号復号化方式、
    及び復号化装置。
  49. 【請求項49】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのオーバーフローが起こらないように特殊
    再生のビットストリームを作り、 請求項47に記載のフラグをオフにすることを特徴とす
    るビットストリーム再生方式、及び再生装置。
  50. 【請求項50】 請求項49に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのオーバーフローが起こらないように特殊
    再生のビットストリームを作る方法が、単位時間内に、
    単位時間内の再生に必要な分のビットストリームをオー
    ディオ信号復号化装置に送出しないように制御すること
    を特徴とするビットストリーム再生方式、及び再生装
    置。
  51. 【請求項51】 請求項49に記載のビットストリーム
    再生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、オーディオ信号復号化装置にお
    いてバッファのオーバーフローが起こらないように特殊
    再生のビットストリームを作る方法が、オーディオ信号
    復号化装置におけるバッファ内のデータ量をシミュレー
    ションにより計算し、 その結果に基づいてビットストリームを送出するかどう
    かを制御することを特徴とするビットストリーム再生方
    式、及び再生装置。
  52. 【請求項52】 請求項47に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのオーバー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、バ
    ッファ内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、ビ
    ットストリーム再生装置に対してデータ送信中断の指令
    を送出し、 バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回った
    ら、ビットストリーム再生装置に対してデータ送信再開
    の指令を送出することによって、バッファのオーバーフ
    ローを防ぐことを特徴とするオーディオ信号復号化方
    式、及び復号化装置。
  53. 【請求項53】 請求項52に記載のオーディオ信号復
    号化装置からビットストリーム送信中断/再開の指令を
    受けとり、 その信号によってビットストリームの送信を制御するこ
    とを特徴とするビットストリーム再生方式、及び再生装
    置。
  54. 【請求項54】 請求項47に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのオーバー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、バ
    ッファ内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、デ
    マルチプレクサに対してデータ送信中断の指令を送出
    し、 バッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回った
    ら、デマルチプレクサに対してデータ送信再開の指令を
    送出することによって、バッファのオーバーフローを防
    ぐことを特徴とするオーディオ信号復号化方式、及び復
    号化装置。
  55. 【請求項55】 請求項54に記載のオーディオ信号復
    号化装置からオーディオ信号のビットストリームの送信
    中断/再開の指令を受けとり、 送信中断の指令を受けている間は、オーディオ信号のビ
    ットストリームを捨て続け、 オーディオ信号復号化装置へビットストリームの送信を
    行わないことを特徴とするデマルチプレクサ。
  56. 【請求項56】 請求項47に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのオーバー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、バ
    ッファ内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、バ
    ッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回るまで、
    バッファ内のビットストリームを、単位時間内の再生に
    必要な分づつ 捨てることによって、バッファのオーバ
    ーフローを防ぐ機能を有することを特徴とするオーディ
    オ信号復号化方式、及び復号化装置。
  57. 【請求項57】 請求項47に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのオーバー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、バ
    ッファ内のデータ残量が一定のしきい値を越えたら、バ
    ッファ内のデータ残量が一定のしきい値を下回るまで、
    送られてくるビットストリームを、バッファに貯めずに
    捨てることによって、バッファのオーバーフローを防ぐ
    ことを特徴とするオーディオ信号復号化方式、及び復号
    化装置。
  58. 【請求項58】 請求項47に記載のビットストリーム
    再生装置から送られたビットストリームのパケットを受
    けとり、 オーディオ信号復号化装置においてバッファのオーバー
    フローが起こる可能性があることがわかった場合に、特
    殊再生モードの間はオーディオ信号の復号化処理と出力
    を中断することオーディオ信号復号化方式、及び復号化
    装置。
  59. 【請求項59】 請求項2に記載のビットストリーム再
    生方式、及び再生装置において、 特殊再生を行う場合に、特殊再生される画像信号のビッ
    トストリームが、全てフレーム内符号化モードのビット
    ストリームで構成されているかどうかの情報をフラグで
    示し、ビットストリームのパケットヘッダ部分に持たせ
    ることを特徴とするビットストリーム再生方式、及び再
    生装置。
  60. 【請求項60】 請求項59に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、 特殊再生モード時における画像信号のビットストリーム
    が、全てフレーム内符号化モードのビットストリームで
    構成されているかどうかを判定することを特徴とするビ
    ットストリーム復号化方式、及び復号化装置。
  61. 【請求項61】 請求項59に記載のビットストリーム
    のパケットヘッダを受けとり、 特殊再生モード時における画像信号のビットストリーム
    が、全てがフレーム内符号化モードのビットストリーム
    で構成されているわけではないことがわかった場合に、
    特殊再生モードの間は画像信号の復号化処理と表示を中
    断することを特徴とする画像信号復号化方式、及び復号
    化装置。
JP5221493A 1993-09-06 1993-09-06 画像信号再生方法および画像信号再生装置、ならびに 画像信号記録媒体 Pending JPH0779411A (ja)

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