JPH0779311B2 - 位相変調器 - Google Patents
位相変調器Info
- Publication number
- JPH0779311B2 JPH0779311B2 JP1080349A JP8034989A JPH0779311B2 JP H0779311 B2 JPH0779311 B2 JP H0779311B2 JP 1080349 A JP1080349 A JP 1080349A JP 8034989 A JP8034989 A JP 8034989A JP H0779311 B2 JPH0779311 B2 JP H0779311B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- light
- phase
- optical waveguide
- phase modulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Optical Communication System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コヒーレント光通信において、2進位相偏移
変調(以下、PSK変調)信号、あるいは差動同期PSK変調
(以下、DPSK変調)信号を得るための位相変調器に関す
る。
変調(以下、PSK変調)信号、あるいは差動同期PSK変調
(以下、DPSK変調)信号を得るための位相変調器に関す
る。
従来の技術 従来の位相変調器には、LiNbO3等の結晶が用いられてい
る。この結晶の屈折率は結晶に印可される電圧によって
変化する。そこで、結晶に印可する電圧で位相変調器内
の光導波路を伝搬する光の速度が変わり光導波路から出
射する時点で光の位相が偏移する。従来の位相変調器で
は、印可電圧Vを適当に制御して出射する光の位相を18
0°反転させ、光のPSK変調を行っていた。
る。この結晶の屈折率は結晶に印可される電圧によって
変化する。そこで、結晶に印可する電圧で位相変調器内
の光導波路を伝搬する光の速度が変わり光導波路から出
射する時点で光の位相が偏移する。従来の位相変調器で
は、印可電圧Vを適当に制御して出射する光の位相を18
0°反転させ、光のPSK変調を行っていた。
発明が解決しようとする課題 従来の位相変調器でPSK変調を行う場合には、位相変調
器内を通過する光の位相が180°反転するように位相変
調器への印可電圧を正確に制御しなければならず、もし
偏移した位相が180°からずれていた場合、伝送特性の
悪化を招く欠点を有していた。
器内を通過する光の位相が180°反転するように位相変
調器への印可電圧を正確に制御しなければならず、もし
偏移した位相が180°からずれていた場合、伝送特性の
悪化を招く欠点を有していた。
本発明は以上の点に鑑み、確実に光の位相を反転させる
ことができ、良好なPSK信号、あるいはDPSK信号を得る
ことができる位相変調器を提供することを目的とする。
ことができ、良好なPSK信号、あるいはDPSK信号を得る
ことができる位相変調器を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の位相変調器は、第一及び第二の光導波路の入射
端は第一の2×2の方向性結合器の二つの出射端にそれ
ぞれ接続され、前記二つの光導波路の出射端は第二の2
×2の方向性結合器の二つの入射端にそれぞれ接続さ
れ、前記第一の光導波路と前記第二の光導波路の光路長
が等しいように構成され、光を通過あるいは遮断する機
能を有した光スイッチを前記第一及び第二の光導波路上
にそれぞれ具備している。
端は第一の2×2の方向性結合器の二つの出射端にそれ
ぞれ接続され、前記二つの光導波路の出射端は第二の2
×2の方向性結合器の二つの入射端にそれぞれ接続さ
れ、前記第一の光導波路と前記第二の光導波路の光路長
が等しいように構成され、光を通過あるいは遮断する機
能を有した光スイッチを前記第一及び第二の光導波路上
にそれぞれ具備している。
作用 分岐比が1:1である2×2の方向性結合器は、2つの出
力光の位相が互いに90°ずれる。そのため、2つの方向
性結合器の間の2本の光導波路の長さを同じにしておけ
ば、2つのうちの一方の光導波路を伝搬する光は、入射
側の方向性結合器で90°、出射側の方向性結合器で90°
ずれることになり、他方の導波路を伝搬する光に対して
180°位相がずれる。従って、2つの方向性結合器の間
の2本の光導波路の一方を通過、他方を遮断の状態、お
よび、その逆の状態にすれば、出射光の位相を180°反
転させることができ、良好なPSK信号を得ることができ
る。
力光の位相が互いに90°ずれる。そのため、2つの方向
性結合器の間の2本の光導波路の長さを同じにしておけ
ば、2つのうちの一方の光導波路を伝搬する光は、入射
側の方向性結合器で90°、出射側の方向性結合器で90°
ずれることになり、他方の導波路を伝搬する光に対して
180°位相がずれる。従って、2つの方向性結合器の間
の2本の光導波路の一方を通過、他方を遮断の状態、お
よび、その逆の状態にすれば、出射光の位相を180°反
転させることができ、良好なPSK信号を得ることができ
る。
実施例 第1図は、本発明の実施例を示したものである。図中、
1と2は光スイッチ、5と6は2×2の方向性結合器、
13と14は光導波路、23は入射光、24と25は出射光を示
す。以下に動作の説明を行う。
1と2は光スイッチ、5と6は2×2の方向性結合器、
13と14は光導波路、23は入射光、24と25は出射光を示
す。以下に動作の説明を行う。
入射光23は方向性結合器5で2つに分けられ、一方は光
導波路13に、他方は光導波路14に導波する。いま、光ス
イッチ1がオン状態で光を通過させ、光スイッチ2がオ
フ状態で光を遮断しているものとすると、光導波路13を
伝搬する光は、光スイッチ1を通過し方向性結合器6を
経て出射光24、25として出射し、光導波路14を伝搬する
光は光スイッチ2で遮断される。次に、光スイッチ1が
オフで光スイッチ2がオン状態の場合、光導波路14を伝
搬する光は出射光24、25として出射し、光導波路13を伝
搬する光は、光スイッチ1で遮断される。ところで、方
向性結合器5では、光導波路13に導波される光に対して
光導波路14に導波される光の位相90°遅れる。また、方
向性結合器6では、出射光24における位相は光導波路13
からきた光の場合に対し光導波路14からきた光の方が90
°遅れる。2つの光導波路13と14の長さは同じであるこ
とから、光スイッチ1がオン、光スイッチ2がオフの状
態から光スイッチ1がオフ、光スイッチ2がオンの状態
へ、あるいは光スイッチ1がオフ、光スイッチ2がオン
の状態から光スイッチ1がオン、光スイッチ2がオフの
状態にすることによって出射光24の位相を180°反転さ
せることができる。以上のようにして、良好なPSK信
号、あるいはDPSK信号を得ることができる。
導波路13に、他方は光導波路14に導波する。いま、光ス
イッチ1がオン状態で光を通過させ、光スイッチ2がオ
フ状態で光を遮断しているものとすると、光導波路13を
伝搬する光は、光スイッチ1を通過し方向性結合器6を
経て出射光24、25として出射し、光導波路14を伝搬する
光は光スイッチ2で遮断される。次に、光スイッチ1が
オフで光スイッチ2がオン状態の場合、光導波路14を伝
搬する光は出射光24、25として出射し、光導波路13を伝
搬する光は、光スイッチ1で遮断される。ところで、方
向性結合器5では、光導波路13に導波される光に対して
光導波路14に導波される光の位相90°遅れる。また、方
向性結合器6では、出射光24における位相は光導波路13
からきた光の場合に対し光導波路14からきた光の方が90
°遅れる。2つの光導波路13と14の長さは同じであるこ
とから、光スイッチ1がオン、光スイッチ2がオフの状
態から光スイッチ1がオフ、光スイッチ2がオンの状態
へ、あるいは光スイッチ1がオフ、光スイッチ2がオン
の状態から光スイッチ1がオン、光スイッチ2がオフの
状態にすることによって出射光24の位相を180°反転さ
せることができる。以上のようにして、良好なPSK信
号、あるいはDPSK信号を得ることができる。
発明の効果 2つの光導波路の一方を通過、他方を遮断するだけで確
実に光を位相を反転させることができ、良好なPSK信
号、あるいはDPSK信号を得ることができる。また、位相
変調器の構成において、2つの光導波路を同じ長さにす
ればよいことから作成が容易である。以上、本発明は優
れた効果を奏する。
実に光を位相を反転させることができ、良好なPSK信
号、あるいはDPSK信号を得ることができる。また、位相
変調器の構成において、2つの光導波路を同じ長さにす
ればよいことから作成が容易である。以上、本発明は優
れた効果を奏する。
第1図は本発明の実施例である位相変調器を示す構成図
である。 1,2…光スイッチ、5,6…方向性結合器、13、14…光導波
路、23…入射光、24、25…出射光。
である。 1,2…光スイッチ、5,6…方向性結合器、13、14…光導波
路、23…入射光、24、25…出射光。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/142
Claims (1)
- 【請求項1】第一及び第二の光導波路の入射端は第一の
2×2の方向性結合器の二つの出射端にそれぞれ接続さ
れ、前記二つの光導波路の出射端は第二の2×2の方向
性結合器の二つの入射端にそれぞれ接続され、前記第一
の光導波路と前記第二の光導波路の光路長が等しいよう
に構成され、光を通過あるいは遮断する機能を有した光
スイッチを前記第一及び第二の光導波路上にそれぞれ具
備した位相変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1080349A JPH0779311B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 位相変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1080349A JPH0779311B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 位相変調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02260722A JPH02260722A (ja) | 1990-10-23 |
JPH0779311B2 true JPH0779311B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=13715782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1080349A Expired - Lifetime JPH0779311B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 位相変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779311B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5561304B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2014-07-30 | 沖電気工業株式会社 | 光素子 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57185418A (en) * | 1981-05-11 | 1982-11-15 | Nec Corp | Optical switching method |
JPS6263917A (ja) * | 1985-09-17 | 1987-03-20 | Fujitsu Ltd | 光変調器 |
JPS63186210A (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-01 | Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> | 半導体集積光変調素子 |
JPS63276335A (ja) * | 1987-05-07 | 1988-11-14 | Mitsubishi Electric Corp | 光伝送変復調装置 |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP1080349A patent/JPH0779311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02260722A (ja) | 1990-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101165583B (zh) | 光调制器和发射器 | |
US7031047B2 (en) | Intensity modulation of optical signals | |
US8331798B2 (en) | Optical m-ary modulator | |
US6529646B1 (en) | Optical modulator | |
US4815803A (en) | Optical signal network with node by-pass switching capability | |
CN109981182A (zh) | 一种四相位反射式相干光通信系统 | |
Lawetz et al. | Modulation characteristics of semiconductor Mach-Zehnder optical modulators | |
CN101237294B (zh) | 全光控制的光开关系统 | |
EP1289215B1 (en) | Optical MSK modulator | |
AU742088B2 (en) | Optical wavelength converter | |
JPH0779311B2 (ja) | 位相変調器 | |
Yamada et al. | Compact 111-Gbit/s integrated RZ-DQPSK modulator using hybrid assembly technique with silica-based PLCs and LiNbO3 devices | |
Lee et al. | Novel all-optical 10 Gbp/s RZ-to-NRZ conversion using SOA-loop-mirror | |
EP0825479A1 (en) | Optical non-linear branching element with MZ interferometer | |
JPH05224044A (ja) | モニタ付導波路型光デバイス | |
RU2051472C1 (ru) | Отражательный передатчик и система связи | |
JPH103066A (ja) | 光変調装置と波長アド・ドロップモジュール | |
JP3164124B2 (ja) | 光スイッチ | |
JP3154396B2 (ja) | 光cdm回路 | |
Yamada et al. | High-speed optical functional modulators using hybrid assembly technique with silica-based planar lightwave circuits and LiNbO3 devices | |
JPH0422245B2 (ja) | ||
JPS6344208B2 (ja) | ||
JP2903702B2 (ja) | 導波路型光デバイス | |
CN116699762A (zh) | 一种基于模式循环相移和反射的集成可调谐光衰减器 | |
JP2912039B2 (ja) | 光制御デバイス |