JPH0779134A - ディジタルフィルター - Google Patents

ディジタルフィルター

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JPH0779134A
JPH0779134A JP22360993A JP22360993A JPH0779134A JP H0779134 A JPH0779134 A JP H0779134A JP 22360993 A JP22360993 A JP 22360993A JP 22360993 A JP22360993 A JP 22360993A JP H0779134 A JPH0779134 A JP H0779134A
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JP
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Application number
JP22360993A
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English (en)
Inventor
Koichi Hamashita
浩一 浜下
Tetsuo Sugimoto
哲郎 杉本
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフバンド型インターポレーション・フィ
ルターにおいて、演算サイクル数をさらに軽減し、LS
I上で実現しやすくすること。 【構成】 21の入力データ記憶部は10ワードの入力
データ{ai ;i=1〜10}を記憶し、22の係数デ
ータ記憶部は10ワードの係数データ{w2i-1;i=1
〜10}を記憶する。FS の一周期において、両記憶部
21,22から順次読み出された{ai }と{w2i-1
によるbj を得るための乗累算が乗累算器23にて実施
されてbj が出力され、記憶部21よりn/2番目のa
5 がbj+1として出力され、最後に記憶部21内のデー
タ{ai }は1ワードずつ更新される。以上により、F
S の一周期の動作が完了され、出力レジスタ26から2
Sのレートのbj ,bj+1 が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルフィルター
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルフィルターは、例えばオーデ
ィオ,通信等の分野において、近年盛んになりつつあ
る、ディジタル信号処理に使用するもので、アナログ信
号を一定時間毎にサンプリングして得られたディジタル
信号に対して、そのサンプリング周波数を高くする為の
ディジタル・インターポレーション・フィルタリング処
理を行う際に利用されるものである。
【0003】近年の通信やオーディオの分野において
は、各種のオーバーサンプリング型の高速D/Aコンバ
ーターが開発され、その前段において、入力されるディ
ジタル原信号のサンプリング周波数を数倍に高くする為
のディジタル・インターポレーション・フィルター(周
波数補間フィルター)が必要とされるようになってき
た。その機能としては、入力信号のサンプリング周波数
S を、そのm倍(mは整数)の周波数m・FS に高め
ると共に、1FS 〜(m−1)FS なる周波数を中心に
発生する、いわゆるミラー成分を、ディジタル・フィル
タリング処理により除去することであり、これによりオ
ーバーサンプリング型D/Aコンバーターの使用を可能
とし、D/A変換後のアナログ・ポスト・フィルターの
次数低減を可能にするものである。
【0004】ディジタルインターポレーションフィルタ
ーが行う処理を、周波数軸上に簡易に示したのが、図1
の(a)〜(d)である。ここでは、簡単の為、m=2
の場合を例として用いる。まず(a)に示すように、入
力されたサンプリング周波数1FS のディジタル原信号
{ai }は、サンプリング定理からも明らかなように、
(1/2)FS までのスペクトル成分1を原信号として
持ち、同時に(1/2)FS を中心にしたFS までのミ
ラー成分2を持つ。この入力信号{ai }の各データ間
に0を補間してサンプリング周波数2FS へと変換した
信号{ai ′}(即ち、ai ,0,ai+1 ,0,a
i+2 ,0…)は、図1の(b)に示す如く、2FS まで
の2個のミラー成分3が追加生成される。これに対し、
図1の(c)に示すフィルター特性4を持つディジタル
フィルタリングを行うことで、図1の(d)に示すよう
に、1FS を中心とした2個のミラー成分は5に示す如
く十分に減衰され、原信号6と、2FS を中心としたミ
ラー成分7を持った、サンプリング周波数2FS のディ
ジタル信号{bj }を得ることができる。2FS を中心
としたミラー成分7は、D/A変換後のアナログ・フィ
ルターにより除去されるべきものである。オーバーサン
プリング比mが2より大きい場合も同様に、1FS から
(m−1)FS を中心とした2(m−1)個のミラー成
分を除去すればよく、その具体的手法としては、1回の
インターポレーション・フィルタリングで実現する場合
と、複数回のインターポレーション・フィルタリングを
縦続接続する場合とがあるが、前記の説明を拡張したも
のと同等である。
【0005】このディジタル・フィルターとしては、イ
ンパルス応答が無限に続くIIR型と、有限であるFI
R型とがあるが、特にオーディオ分野のインターポレー
ション・フィルターとしては、群遅延歪が無く、リミッ
ト・サイクル発振が無いFIR型が多用されてきた。こ
のFIR型インターポレーション・フィルターが行う処
理は、図2に示す如く、サンプリング周波数FS のディ
ジタル原信号{ai }(i=1〜n)を入力データ記憶
部11に書込み、ここから読み出す際に、各データ間に
m個の0を補間した信号{ak ′}(k=1〜mn)を
つくり、これに係数データ記憶部12からの所望のフィ
ルター特性を持ったフィルター係数{wk }(k=1〜
mn)を乗累算器13内の乗算器14および累算器15
によって乗累算した
【0006】
【数3】
【0007】を、{ak ′}を1ワードずつ更新しなが
ら求めていくことで、出力レジスタ16を介してサンプ
リング周波数mFS の出力信号{bj }を得ることであ
る。17は前記各構成要素11,12,13,16をコ
ントロールするコントロール手段である。このときの演
算器(乗累算器)が行う演算サイクル(乗累算サイク
ル)は、{ak ′}の値0に対する演算を実施しないこ
とにより1個のbj を求めるのにn回の演算(乗算及び
累算)が必要であり、さらにこのbj がmFS のレート
で出力されることにより、n・m・FS のレートが必要
となる。即ち、入力される原信号のサンプリング周波数
S に対し、フィルターのタップ数倍(mn倍)の演算
サイクルが必要である。インターポレーション・フィル
ターとしての特性としては、阻止領域の減衰量が大き
く、遷移幅が小さく、通過域リップルが小さいものが好
ましいが、これらの特性はmn/m=nによって決ま
り、これが大きい程良い特性が得られるが、実際のハー
ドウェアを実現する上での演算サイクルの上限制約によ
り、フィルターのタップ数の上限は自ずと決まってしま
う。
【0008】この有限の演算サイクルの中で、最大のフ
ィルター特性を得る為の手段として近年発表されたもの
に、いわゆるハーフ・バンド・フィルターがある。これ
は、2倍インターポレーションを実現するフィルター
で、その周波数特性が(1/2)FS を中心に点対称と
なるように、通過域のリップル量と、阻止域の減衰量と
が等しい特性をもたせたもので、2n−1タップ(nは
正の偶数)のフィルター係数{wi }の内、n−2個の
係数
【0009】
【数4】
【0010】であり、
【0011】
【数5】
【0012】であることを特徴とする。この手法を用い
た従来のフィルター構成としては、通過域リップルが正
の最大値を持つ周波数成分でのフィルターゲインを1以
下におさえ、その出力がフルスケールオーバーすること
を避ける為に、α<1としていた。従って、実際に行う
演算処理は、
【0013】
【数6】
【0014】という、n回の乗累算と1回の乗算にな
る。即ち、演算サイクルは、(n+1)FS に軽減さ
れ、非常に効率的であり、近年さかんに用いられるよう
になってきた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなハーフバンド・フィルターにも、LSI上で実現
する上では以下の問題点を有している。
【0016】(1)bj の演算がn回の乗累算であるの
に対し、bj+1 の演算が1回の乗算のみである為、両者
を同一の乗累算器を使用して演算するには、かなりの不
便さがある。即ち、bj+1 の演算時には、累算機能を止
めた乗算のみにせねばならない為、n回の乗累算と1回
の乗算を交互に行っていく為のコントロール回路が複雑
になるなどである。
【0017】(2)LSI上での演算サイクル上限は、
通常は偶数に設定されることが多いが、前述したnが偶
数であるという制約から、(n+1)FS は実際のハー
ドの上限より1FS 少なくせざるを得ない。例えば、演
算サイクル上限を10FS とすると、n+1=9,∴2
n−1=15タップのフィルターしか実現できない。こ
のことは、特に複数のFIRフィルターを縦続した高次
インターポレーション・フィルタリングをLSI上で実
現しようとする時には、かなりの短所となる。
【0018】そこで本発明の目的は、近年用いられてき
た前述のハーフバンド型インターポレーション・フィル
ターにおいて、演算サイクル数をさらに軽減し、LSI
上で実現しやすくしたディジタルフィルターを提供する
ことにある。即ち、前述の従来型ハーフバンド・フィル
ターの欠点である、bj+1 を求める為の乗算を排除する
ことにより、演算サイクル数の軽減と、ハードウェア・
コントロール手法の簡略化を実現するディジタルフィル
ターを、通過域リップルによるフルスケール・クリップ
歪を発生させないという制約条件下で実現することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為本
発明は、2n−1(nは正の偶数)タップの2倍インタ
ーポレーション用のディジタルフィルターであって、n
ワードの入力データ(ai ;i=1〜n)を記憶する為
の第1の記憶手段と、nワードのフィルター係数値(w
2i-1;i=1〜n)を記憶する為の第2の記憶手段と、
該第1及び第2の記憶手段からnワードのデータを読み
出して乗累算して、
【0020】
【数7】
【0021】を出力する出力手段と、前記第1の記憶手
段内の入力データが1ワード更新される毎に、前記乗累
算結果
【0022】
【数8】
【0023】と、bj+1 としてのan/2 を前記出力手段
から出力するように前記第1および第2記憶手段と前記
出力手段とを制御する手段とを具えたことを特徴とする
ディジタルフィルターである。
【0024】さらに好ましくは、前記第2の記憶手段
は、2n−1タップのフィルター係数値を、n±2k
(kは0以外の正又は負の整数)番目にて0であり、n
番目にて1であり、残りの2i−1番目(i=1〜n)
の係数の総和を1未満とし、フィルターの通過域リップ
ルの最大ゲインが1以下になるように設定したことを特
徴とする。
【0025】さらに好ましくは、フィルターの通過域リ
ップルの最大ゲインが1+γ1 であるときに、入力デー
タに対して1/1+γ1 以下のゲインを与える入力減衰
手段を有することを特徴とする。
【0026】さらに好ましくは、前記出力手段は、入力
データのビット数より上位空間が1ビット以上大きな出
力を可能とする演算手段を有することを特徴とする。
【0027】
【作用】本発明によれば、上記構成により、従来型より
大きなタップ数のハーフバンド型インターポレーション
・フィルターを同一の演算サイクル数上限の制約の中で
実現され、また、必要な処理を乗累算のみにすることに
より、ハードウェアとコントロール手法が、より簡略化
される。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0029】第1の実施例としては、FS =48kHz
のディジタル入力信号{ai }を、2倍インターポレー
ション・フィルタリングにより、2FS =96kHzの
ディジタル信号{bj }に変換するディジタル・インタ
ーポレーション・フィルターにおいて、本発明を適用し
た場合について図3,図4を用いて説明する。
【0030】図3は、フィルター係数{wi }と入力デ
ータ{ai }と、演算後の出力{bj }との関係を示す
もので、このフィルターに許された演算サイクル上限が
10FS のときに、2n−1=19タップ(n=10)
のフィルターを、実現した場合を示している。フィルタ
ー係数値{wi }は、n±2k(kは0以外の正又は負
の整数)番目にて
【0031】
【外1】
【0032】n番目の中央値にて1(即ち、wn =1)
であり、残りのw2i-1(i=1〜n)は絶対値が1未満
の正または負の値を交互にとったものである。これら中
央値以外の総和を
【0033】
【数9】
【0034】とした時、このβの値は、そのフィルター
の通過域における正の最大ゲインが1を越えないように
設定されている。即ち、従来型のハーフバンド型フィル
ターでは、
【0035】
【数10】
【0036】であったが、本実施例では、
【0037】
【数11】
【0038】であり、βの値は、仮にβ=1のときの通
過域リップルの値の最大値が1+γ1で最小値が1−γ2
であるとしたときに、
【0039】
【数12】
【0040】と設定することで、通過域リップルの最大
値が1を越えないように設定可能である。
【0041】入力データ{ai }(i=1〜10)は、
1FS =48kHz,n=10ワードのディジタル信号
であり、これにゼロ補間して2FS =96kHzとした
信号{ai ′},{ai ″}は、
【0042】
【数13】
【0043】という、2n−1=19ワードのディジタ
ル信号となる。
【0044】フィルタリング後の2FS の出力bj ,b
j+1 を求めるには、まずn=10回の乗累算により、b
j が求まる。即ち、
【0045】
【数14】
【0046】である。
【0047】続いて、bj+1 は、2FS での1サンプル
分シフトした{ai ″}より求められ、
【0048】
【数15】
【0049】となる。ここで、wn =1.0と設定して
いることから、
【0050】
【数16】
【0051】となり、これは演算を必要とせずに、入力
データのn/2=5番目のデータをそのまま出力すれば
良いことになる。以上の構成を具体化したブロック図を
図4に示す。図4に示す実際のハードウェアでは、前記
0補間による{ai ′}を作る必要はなく、21の入力
データ記憶部はn=10ワードの入力データ{ai ;i
=1〜10}を記憶し、22の係数データ記憶部はn=
10ワードの係数データ{w2i-1;i=1〜10}を記
憶する。23は乗算器24,累算器25からなる乗累算
器、26は出力レジスタ、29は前記各構成21,2
2,23,26を制御するコントロール手段である。
【0052】FS =48kHzの一周期において、ま
ず、両記憶部21,22から順次読み出された{ai
と{w2i-1}により、
【0053】
【数17】
【0054】の乗累算が乗累算器23にて実施されて第
1の出力結果bj が出力レジスタ26に出力され、次
に、入力データ記憶部21よりn/2番目の値a5 がデ
ータパス28を通して第2の出力結果bj+1 として出力
レジスタ26に出力される。最後に、入力データ記憶部
21内のデータ{ai }は1ワードずつ更新される。即
ち、もとのa10が捨てられ、a1 〜a9 がa2 〜a10
新データとなり、新たなデータがa1 として入力され
る。以上の一連の動作により、FS の一周期の動作が完
了され、出力レジスタ26からは2FS のレートとして
のbj ,bj+1 が出力され、また次の動作サイクルを繰
り返していくことで、2倍インターポレーションのディ
ジタル・フィルターが実現される。本実施例を先述の従
来型ハーフバンドフィルターと比較すると、同一の10
S という演算サイクル数にて、4タップ大きなフィル
ターを本実施例によって実現でき、しかも単一の乗累算
器のみで簡易なコントロール手法で実現可能なことが容
易に理解できる。
【0055】尚、前記実施例においては、
【0056】
【数18】
【0057】なる場合について論じたが、β=1の場合
にも有効である。即ち、フィルターの通過域リップルの
最大値が1+γ1 のゲインをもつときに、入力ディジタ
ル信号{ai }に対して、図5の第2実施例に示すよう
に、入力減衰手段31によって1/(1+γ1 )以下の
ゲインを与えることにより、ai *=1/(1+γ1 )a
i を作り、これを入力データ記憶部21に入力すること
によってフルスケール入力時のクリップをおさえること
が可能である(他の構成は第1実施例と同じ)。
【0058】また、図6の第3実施例に示すように、入
力データ{ai }のビット数より上位空間が1bit以
上大きな出力を可能とする累算器45と出力レジスタ4
6により、フルスケールオーバーした出力データ
{bj *}を、フルスケールに丸めずにそのまま出力して
いくことも可能である(他の構成は第1実施例と同
じ)。但し、この場合には、後段に続くシステム、即
ち、多段縦続接続されるべき後段のディジタル・フィル
ターやD/Aコンバーター等において、フルスケール以
上の信号をフルスケール・クリップさせずに受け取り、
処理できることが必要である。
【0059】以上のように、通過域リップルによるフル
スケール・クリップ歪をおさえたハーフバンド型ディジ
タル・インターポレーション・フィルターを、LSI上
での有限な演算サイクルを最大限に有効活用して実現さ
せることが可能である。即ち、演算サイクル数が偶数の
場合には従来の手法より4タップ大きなフィルターを実
現可能である。また、処理すべき演算を乗累算のみにま
とめることにより、ハードウェアの簡略化とコントロー
ル手法の簡易化を可能にする。以上の効果は、特に多段
縦続型のディジタル・フィルターを、有限の演算サイク
ル数にて単一の乗累算器を用いて実現する場合におい
て、特に有効性を発揮するものである。例えば、LSI
上で128FS なる動作レートの単一の乗累算器を用い
て4チャンネル用の8倍インターポレーション・フィル
ターを作ろうとした場合、各チャンネル用の演算レート
は、32FS となる。これを1倍から2倍用の第1FI
Rと2倍から4倍用の第2FIRとの縦続接続により構
成し、各演算サイクルを第1FIR用に10FS 、第2
FIR用に22FS に分配するものとする。第1FIR
として本実施例のハーフバンド・フィルターを用いれ
ば、そのタップ数は19タップ可能であり、一方、従来
型は15タップでしかない。これら4タップの差は、通
常のオーディオ用の同一の遷移幅をもつフィルターを作
る際には、阻止域減衰量で約10dBの差となる。即
ち、従来型は−40dB程度なのに対し、本実施例によ
れば−50dBのミラー・イメージ減衰が可能となり、
後段のD/Aコンバーターで再生されるアナログ信号の
性能向上に貢献できるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ーフバンド型インターポレーション・フィルターにおい
て、演算サイクル数をさらに軽減し、LSI上で実現し
やすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル・インターポレーション・フィルタ
ーが行う処理を周波数軸上に示したもので、2倍インタ
ーポレーション・フィルターの場合を表わす図である。
【図2】従来型のディジタル・インターポレーション・
フィルターの一般的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるフィルター係数
{wi }と入力データ{ai }と、演算後の出力{b
j }との関係を示す図である。
【図4】本第1実施例のディジタル・インターポレーシ
ョン・フィルターの構成を示すブロック図である。
【図5】前段に入力減衰手段を有する場合の本発明の第
2実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】フルスケール・オーバーした出力データをその
まま出力可能な、本発明の第3実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
21 入力データ記憶部 22 係数データ記憶部 23 乗累算器 26 出力レジスタ 29 コントロール手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2n−1(nは正の偶数)タップの2倍
    インターポレーション用のディジタルフィルターであっ
    て、nワードの入力データ(ai ;i=1〜n)を記憶
    する為の第1の記憶手段と、nワードのフィルター係数
    値(w2i-1;i=1〜n)を記憶する為の第2の記憶手
    段と、該第1及び第2の記憶手段からnワードのデータ
    を読み出して乗累算して、 【数1】 を出力する出力手段と、前記第1の記憶手段内の入力デ
    ータが1ワード更新される毎に、前記乗累算結果 【数2】 と、bj+1 としてのan/2 を前記出力手段から出力する
    ように前記第1および第2記憶手段と前記出力手段とを
    制御する手段とを具えたことを特徴とするディジタルフ
    ィルター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の記憶手段
    は、2n−1タップのフィルター係数値を、n±2k
    (kは0以外の正又は負の整数)番目にて0であり、n
    番目にて1であり、残りの2i−1番目(i=1〜n)
    の係数の総和を1未満とし、フィルターの通過域リップ
    ルの最大ゲインが1以下になるように設定したことを特
    徴とするディジタルフィルター。
  3. 【請求項3】 請求項1において、フィルターの通過域
    リップルの最大ゲインが1+γ1 であるときに、入力デ
    ータに対して1/(1+γ1 )以下のゲインを与える入
    力減衰手段を有することを特徴とするディジタルフィル
    ター。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記出力手段は、入
    力データのビット数より上位空間が1ビット以上大きな
    出力を可能とする演算手段を有することを特徴とするデ
    ィジタルフィルター。
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Effective date: 20020118