JPH0778448B2 - エンジン用ノックセンサ - Google Patents
エンジン用ノックセンサInfo
- Publication number
- JPH0778448B2 JPH0778448B2 JP1073643A JP7364389A JPH0778448B2 JP H0778448 B2 JPH0778448 B2 JP H0778448B2 JP 1073643 A JP1073643 A JP 1073643A JP 7364389 A JP7364389 A JP 7364389A JP H0778448 B2 JPH0778448 B2 JP H0778448B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- knock sensor
- piezoelectric ceramic
- engine
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- Prior art date
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はエンジンのノッキングの有無を判定し点火時期
制御を行なうノックコントロールシステムにおける振動
を検出するためのノックセンサに関する。
制御を行なうノックコントロールシステムにおける振動
を検出するためのノックセンサに関する。
ここにノックコントロールシステムとは、エンジンブロ
ックの振動を検出し、その振動波形よりノッキングの有
無を判定し、点火時期制御を行ない燃費を改善するシス
テムをいう。
ックの振動を検出し、その振動波形よりノッキングの有
無を判定し、点火時期制御を行ない燃費を改善するシス
テムをいう。
従来の技術 従来のノックセンサの例を第12図に示す。1はノックセ
ンサで、下方端が開口した筐体2を有する。この筐体2
の外周面はボルトのように6面を有し、ネジ部を一体に
形成して、エンジンのネジ穴に螺合されるようになって
いる。3は導電性の基板で、この基板3の一端には複数
の凸部4が形成され、又基板3の他端の中央には円錐台
状の突起5が形成されている。6は孔で、基板3及び突
起5を貫通するように形成されている。7は金属製の振
動板であり、この振動板7の中心には孔が形成されてい
る。この振動板7は上記基板3の突起5の先端に溶接さ
れている。8は圧電セラミックで、この圧電セラミック
8の中央には孔が形成され、上記振動板7に接着されて
いる。9は絶縁体から成るコネクタユニットで、このコ
ネクタユニット9は円筒部10と基板部11とからなり、基
板部11の下面には、上記基板3の凸部4が嵌合する凹部
12が形成されている。13はターミナルでコネクタユニッ
ト9内に固定されている。このターミナル13の一端より
下方に延びたリード部14は基板3、振動板7、圧電セラ
ミック8の孔を貫通している。15は絶縁材で、基板3、
振動板7、圧電セラミック8の孔に充填されている。16
は金属箔で、この金属箔16の中央を貫通したリード部14
と、この金属箔16は半田付けされる。又、金属箔16の外
周部は圧電セラミック8に形成された銀電極に半田付け
される。17はOリング、18は環状の規制板である。
ンサで、下方端が開口した筐体2を有する。この筐体2
の外周面はボルトのように6面を有し、ネジ部を一体に
形成して、エンジンのネジ穴に螺合されるようになって
いる。3は導電性の基板で、この基板3の一端には複数
の凸部4が形成され、又基板3の他端の中央には円錐台
状の突起5が形成されている。6は孔で、基板3及び突
起5を貫通するように形成されている。7は金属製の振
動板であり、この振動板7の中心には孔が形成されてい
る。この振動板7は上記基板3の突起5の先端に溶接さ
れている。8は圧電セラミックで、この圧電セラミック
8の中央には孔が形成され、上記振動板7に接着されて
いる。9は絶縁体から成るコネクタユニットで、このコ
ネクタユニット9は円筒部10と基板部11とからなり、基
板部11の下面には、上記基板3の凸部4が嵌合する凹部
12が形成されている。13はターミナルでコネクタユニッ
ト9内に固定されている。このターミナル13の一端より
下方に延びたリード部14は基板3、振動板7、圧電セラ
ミック8の孔を貫通している。15は絶縁材で、基板3、
振動板7、圧電セラミック8の孔に充填されている。16
は金属箔で、この金属箔16の中央を貫通したリード部14
と、この金属箔16は半田付けされる。又、金属箔16の外
周部は圧電セラミック8に形成された銀電極に半田付け
される。17はOリング、18は環状の規制板である。
第12図において、エンジン振動はネジ部2から筐体1に
伝えられ、さらに基板3、振動板7の固定部に伝えられ
る。そこで振動板7、圧電セラミック8の厚さ、径、材
料、及び固定部の径などによって決定される共振周波数
において、振動板7と圧電セラミック8は最も大きくた
わみ、出力電圧は第13図に示す周波数特性を有する。さ
らに第13図における3dBダウンの帯域巾は負荷として並
列に接続する電気抵抗R(R≒1/ω0C0ω0=2πf
0 f0:共振周波数、C0:圧電セラミックの容
量)によって大きくでき、方持梁や両端支持方式に比し
て、倍程度の帯域巾を有する。
伝えられ、さらに基板3、振動板7の固定部に伝えられ
る。そこで振動板7、圧電セラミック8の厚さ、径、材
料、及び固定部の径などによって決定される共振周波数
において、振動板7と圧電セラミック8は最も大きくた
わみ、出力電圧は第13図に示す周波数特性を有する。さ
らに第13図における3dBダウンの帯域巾は負荷として並
列に接続する電気抵抗R(R≒1/ω0C0ω0=2πf
0 f0:共振周波数、C0:圧電セラミックの容
量)によって大きくでき、方持梁や両端支持方式に比し
て、倍程度の帯域巾を有する。
発明が解決しようとする課題 上記の従来例に示した振動板の平面部の平坦度は振動板
の素材が有する平坦度であり、振動板と圧電セラミック
は接着剤で接着される。この両者の接着強度を確保する
方法として従来は振動板の圧電セラミックとの接着面を
砥石又はバブにより面荒らしをしていた。しかしこの方
法によると振動板の平坦度及び振動板と圧電セラミック
の接着強度に大きな差が生じ、ノックセンサとしての周
波数特性にも影響を与えることとなっていた。
の素材が有する平坦度であり、振動板と圧電セラミック
は接着剤で接着される。この両者の接着強度を確保する
方法として従来は振動板の圧電セラミックとの接着面を
砥石又はバブにより面荒らしをしていた。しかしこの方
法によると振動板の平坦度及び振動板と圧電セラミック
の接着強度に大きな差が生じ、ノックセンサとしての周
波数特性にも影響を与えることとなっていた。
本発明の目的は振動板の平坦度を均一にし、圧電セラミ
ックとの接着強度を強化して、ノックセンサとしての共
振周波数特性の優れたノックセンサを提供しようとする
ものである。
ックとの接着強度を強化して、ノックセンサとしての共
振周波数特性の優れたノックセンサを提供しようとする
ものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明では、エンジン振動と
共振する振動板と、この振動板に接着される圧電セラミ
ックとを備えたエンジン用ノックセンサにおいて、平面
部の片面又は両面にプレス加工の星打ちにより平坦度が
均一化した振動板を設け、この振動板と前記圧電セラミ
ックとを接着させたエンジン用ノックセンサとした。
共振する振動板と、この振動板に接着される圧電セラミ
ックとを備えたエンジン用ノックセンサにおいて、平面
部の片面又は両面にプレス加工の星打ちにより平坦度が
均一化した振動板を設け、この振動板と前記圧電セラミ
ックとを接着させたエンジン用ノックセンサとした。
作用 上記のように振動板の平面図の片面又は両面にプレス加
工で星打ちを設けることによって平坦度が均一となり、
振動板と圧電セラミックとの接着強度を向上させること
となる。従って、振動板と圧電セラミックの接着強度に
よって左右され易い共振周波数特性がより向上すること
となった。
工で星打ちを設けることによって平坦度が均一となり、
振動板と圧電セラミックとの接着強度を向上させること
となる。従って、振動板と圧電セラミックの接着強度に
よって左右され易い共振周波数特性がより向上すること
となった。
実施例 以下に、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図、第2図に示したノックセンサの構造は従来例の
第13図の場合と同一である。従って、符号7を除く、1
〜18はそれぞれ同一構成を指している。
第13図の場合と同一である。従って、符号7を除く、1
〜18はそれぞれ同一構成を指している。
第1図の実施例において、19は本発明の振動板である。
この振動板19の拡大平面図を第2図に示し、拡大断面図
を第3図に示した。
この振動板19の拡大平面図を第2図に示し、拡大断面図
を第3図に示した。
第2図、第3図において、20は平面図で、この片面又は
両面に星打ち21をプレス加工で設けた。なお、星打ちと
は、プレス加工による平面ならし方法の一つである。22
は孔で、従来例と同様、絶縁材15を介してターミナル13
のリード部14を貫通させるようになっている。23は突部
で、前記孔22の周囲にしぼり加工によって形成した。振
動板19の外周にはマス24を付加形成した。
両面に星打ち21をプレス加工で設けた。なお、星打ちと
は、プレス加工による平面ならし方法の一つである。22
は孔で、従来例と同様、絶縁材15を介してターミナル13
のリード部14を貫通させるようになっている。23は突部
で、前記孔22の周囲にしぼり加工によって形成した。振
動板19の外周にはマス24を付加形成した。
第4図、第5図、第6図において、25、26、27はそれぞ
れマスで、形体を変えた実施例を示す。
れマスで、形体を変えた実施例を示す。
第7図にはマス付加をしない例を示した。
第8図はさらに他実施例を示す平面図、第9図は同断面
図である。28は振動板、29は平面部、30は孔である。31
は環状の突条(ビード)で、孔30の周縁に設けた。32は
星打ちで、振動板28の平面部29に設け、突条31の内方に
も形成している。
図である。28は振動板、29は平面部、30は孔である。31
は環状の突条(ビード)で、孔30の周縁に設けた。32は
星打ちで、振動板28の平面部29に設け、突条31の内方に
も形成している。
第10図、第11図はさらに又他実施例を示すもので、33は
振動板、34は平面部、35は孔である。36は星内で、振動
板33の平面部34に設けて、平坦度を均一にした。37はマ
スを示す。
振動板、34は平面部、35は孔である。36は星内で、振動
板33の平面部34に設けて、平坦度を均一にした。37はマ
スを示す。
発明の効果 以上のように、本願発明では、振動板の平面部にプレス
加工の星打ちにより平坦度を均一化した振動板を設け、
この振動板と圧電セラミックとを接着しているため、振
動板と圧電セラミックとの接着強度を向上することがで
きると共に、ノックセンサの振動モードが均一化し特性
のバラツキを除去することができ、共振周波数特性に優
れたノックセンサを提供するものである。
加工の星打ちにより平坦度を均一化した振動板を設け、
この振動板と圧電セラミックとを接着しているため、振
動板と圧電セラミックとの接着強度を向上することがで
きると共に、ノックセンサの振動モードが均一化し特性
のバラツキを除去することができ、共振周波数特性に優
れたノックセンサを提供するものである。
第1図は本発明の実施例を示すノックセンサの縦断面
図、第2図は本発明振動板の拡大平面図、第3図は同縦
断面図、第4図乃至第6図は他実施例として示した外周
部にマス付加をした振動板の拡大縦断面図、第7図はさ
らに他実施例を示す拡大縦断面図、第8図はさらに又他
実施例として示した振動板の拡大平面図、第9図は同縦
断面図、第10図は他実施例を示す振動板の拡大平面図、
第11図は同縦断面図、第12図は従来例を示したノックセ
ンサの縦断面図、第13図は共振周波数特性図である。 1……ノックセンサ、19、28……振動板 20、29……平面部、21、32……星打ち
図、第2図は本発明振動板の拡大平面図、第3図は同縦
断面図、第4図乃至第6図は他実施例として示した外周
部にマス付加をした振動板の拡大縦断面図、第7図はさ
らに他実施例を示す拡大縦断面図、第8図はさらに又他
実施例として示した振動板の拡大平面図、第9図は同縦
断面図、第10図は他実施例を示す振動板の拡大平面図、
第11図は同縦断面図、第12図は従来例を示したノックセ
ンサの縦断面図、第13図は共振周波数特性図である。 1……ノックセンサ、19、28……振動板 20、29……平面部、21、32……星打ち
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン振動と共振する振動板と、この振
動板に接着される圧電セラミックとを備えたエンジン用
ノックセンサにおいて、平面部の片面又は両面にプレス
加工の星打ちにより平坦度が均一化した振動板を設け、
この振動板と前記圧電セラミックとを接着させたことを
特徴とするエンジン用ノックセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073643A JPH0778448B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | エンジン用ノックセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073643A JPH0778448B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | エンジン用ノックセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02249926A JPH02249926A (ja) | 1990-10-05 |
JPH0778448B2 true JPH0778448B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=13524179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1073643A Expired - Fee Related JPH0778448B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | エンジン用ノックセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0778448B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654446U (ja) * | 1979-10-03 | 1981-05-13 | ||
JPS5940828U (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-15 | 株式会社デンソー | 振動検出装置 |
-
1989
- 1989-03-23 JP JP1073643A patent/JPH0778448B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02249926A (ja) | 1990-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823 Year of fee payment: 12 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823 Year of fee payment: 13 |
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