JPH0777794B2 - 印刷機の湿し水の供給方法 - Google Patents
印刷機の湿し水の供給方法Info
- Publication number
- JPH0777794B2 JPH0777794B2 JP63248820A JP24882088A JPH0777794B2 JP H0777794 B2 JPH0777794 B2 JP H0777794B2 JP 63248820 A JP63248820 A JP 63248820A JP 24882088 A JP24882088 A JP 24882088A JP H0777794 B2 JPH0777794 B2 JP H0777794B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- roller
- ink
- dampening
- leveling
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の属する技術分野］ 本発明は印刷機の湿し水の供給方法に関する。
［従来の技術］ オフセット印刷機の湿し水装置の一例として従来第１図
に示すものがある。水舟11内の水は回転する水出ローラ
12により汲みあげられ水出ローラ12の表面に付着した水
は、先端を水出ローラ12の数面に接触して回転するブラ
シローラ13により水ならしローラ14の周面に飛ばされ、
さらに水着ローラ15を介して版胴16に供給されていた。
なおインキはインキならしローラ17からインキ着ローラ
18を介して版胴16に供給されている。このような方式で
はカラー印刷等のように比較的インキ量の多い場合問題
は少いが、文字物印刷とかスポット印刷等のようにイン
キ量が極めて少い場合水をしぼりきれず水が多過ぎて文
字や絵柄がぼけて良好な印刷品質を得られない欠点があ
った。
に示すものがある。水舟11内の水は回転する水出ローラ
12により汲みあげられ水出ローラ12の表面に付着した水
は、先端を水出ローラ12の数面に接触して回転するブラ
シローラ13により水ならしローラ14の周面に飛ばされ、
さらに水着ローラ15を介して版胴16に供給されていた。
なおインキはインキならしローラ17からインキ着ローラ
18を介して版胴16に供給されている。このような方式で
はカラー印刷等のように比較的インキ量の多い場合問題
は少いが、文字物印刷とかスポット印刷等のようにイン
キ量が極めて少い場合水をしぼりきれず水が多過ぎて文
字や絵柄がぼけて良好な印刷品質を得られない欠点があ
った。
［発明の目的］ 本発明はこのような欠点に鑑みてなされたものでその目
的は、インキ量の多い場合とインキの少ない場合の両者
に使用可能とした印刷機の湿し水供給方法を提供するこ
とにある。
的は、インキ量の多い場合とインキの少ない場合の両者
に使用可能とした印刷機の湿し水供給方法を提供するこ
とにある。
［発明の構成］ 本発明は上記発明の課題を解決するため下記の手段を有
する。
する。
水舟に下面を浸漬した水出しロールを回転し同水出しロ
ール上の水膜を、回転するブラシを介して飛散し水なら
しローラ上に水滴を形成し複数のローラを経て版胴に水
膜を供給する印刷機の湿し水の供給方法において、イン
キを多く使用する場合には前記水ならしローラから水着
ローラを介して前記版胴に水を供給し、インキの使用が
少ない場合は、前記水ならしローラを中心として前記水
着ローラを揺動し、かつ前記水着ローラを同水着ローラ
より径の大きい水移しローラに交換し、この水移しロー
ラを前記インキならしローラに接触させることにより、
前記水ならしローラから前記インキならしローラに湿し
水を転移し前記インキ着ローラを介してインキと同時に
前記版胴に湿し水を絞って供給するようにした。
ール上の水膜を、回転するブラシを介して飛散し水なら
しローラ上に水滴を形成し複数のローラを経て版胴に水
膜を供給する印刷機の湿し水の供給方法において、イン
キを多く使用する場合には前記水ならしローラから水着
ローラを介して前記版胴に水を供給し、インキの使用が
少ない場合は、前記水ならしローラを中心として前記水
着ローラを揺動し、かつ前記水着ローラを同水着ローラ
より径の大きい水移しローラに交換し、この水移しロー
ラを前記インキならしローラに接触させることにより、
前記水ならしローラから前記インキならしローラに湿し
水を転移し前記インキ着ローラを介してインキと同時に
前記版胴に湿し水を絞って供給するようにした。
［実施例］ 本発明の湿し水供給方法は前述したように印刷に供され
るインキの使用量が多い場合とインキ量の少ない場合の
何れにも簡単に切換え使用可能とするために、水着ロー
ラ15は水ならしローラ14の回転中心を回動中心にした回
動自在なブラケット（図示せず）に取り付けている。
るインキの使用量が多い場合とインキ量の少ない場合の
何れにも簡単に切換え使用可能とするために、水着ロー
ラ15は水ならしローラ14の回転中心を回動中心にした回
動自在なブラケット（図示せず）に取り付けている。
従って、印刷に供されるインキの量が多い場合には第１
図に示すローラ配列とし、インキの量が少ない場合に
は、第２図に示すローラ配列に切換えて使用することに
よって湿し水の最適化を図るようにしている。
図に示すローラ配列とし、インキの量が少ない場合に
は、第２図に示すローラ配列に切換えて使用することに
よって湿し水の最適化を図るようにしている。
なおインキ量の多い場合については、「従来技術」を示
す第１図と同様なので説明を省略する。
す第１図と同様なので説明を省略する。
インキ量の少い場合について、一実施例を示した第２図
により説明する。水着ローラ15（第１図）をブラケット
から取り外し、代りに水着ローラ15より大径の水移しロ
ーラ21を取りつけたブラケットを上方に回動させ（図示
せず）、水移しローラ21をインキならしローラ17に接触
させる。このようにすることによってブラシローラ13に
よりはね飛ばされ水ならしローラ14を介して移された水
移しローラ21上の湿し水はインキならしローラ17とイン
キ着ローラ18を介して版胴に供給される。このときイン
キならしローラ17とインキ着ローラ18はその表面が油性
であるインキに覆われているため僅かな量のみが版胴16
に供給される。従って文字や絵柄がぼけることがなく印
刷することができる。
により説明する。水着ローラ15（第１図）をブラケット
から取り外し、代りに水着ローラ15より大径の水移しロ
ーラ21を取りつけたブラケットを上方に回動させ（図示
せず）、水移しローラ21をインキならしローラ17に接触
させる。このようにすることによってブラシローラ13に
よりはね飛ばされ水ならしローラ14を介して移された水
移しローラ21上の湿し水はインキならしローラ17とイン
キ着ローラ18を介して版胴に供給される。このときイン
キならしローラ17とインキ着ローラ18はその表面が油性
であるインキに覆われているため僅かな量のみが版胴16
に供給される。従って文字や絵柄がぼけることがなく印
刷することができる。
なお上述の説明では水着ローラ15を取付けた状態でブラ
ケットを回動し、水着ローラ15をインキならしローラ17
を通過せしめることにより、水着けローラ15をこれによ
り大径の水移しローラ21に交換することができる。
ケットを回動し、水着ローラ15をインキならしローラ17
を通過せしめることにより、水着けローラ15をこれによ
り大径の水移しローラ21に交換することができる。
［発明の効果］ 本発明における印刷機の湿し水の供給方法は以上説明し
たように、水着ローラを支持するブラケットを回動自在
にするのみか或いはこれと共に水着ローラより大径の水
移しローラを用意するのみの構成である。そしてこの構
成によりインキ量の多い場合もインキ量の少い場合も共
に使用可能であるため一台の印刷機で多様な印刷を行え
るので生産コストが低い。また操作も単にブラケットを
回動するのみか、水ならしローラおよびインキならしロ
ーラ共に配設位置が固定であるためそれらの間に接触し
取着される水移ローラの位置決めが簡単であり、このよ
うなローラの交換を付加するだけでよいためその操作が
容易である等その利用価値は大きい。
たように、水着ローラを支持するブラケットを回動自在
にするのみか或いはこれと共に水着ローラより大径の水
移しローラを用意するのみの構成である。そしてこの構
成によりインキ量の多い場合もインキ量の少い場合も共
に使用可能であるため一台の印刷機で多様な印刷を行え
るので生産コストが低い。また操作も単にブラケットを
回動するのみか、水ならしローラおよびインキならしロ
ーラ共に配設位置が固定であるためそれらの間に接触し
取着される水移ローラの位置決めが簡単であり、このよ
うなローラの交換を付加するだけでよいためその操作が
容易である等その利用価値は大きい。
第１図は従来例の側面図を示すと共に本発明の一態様の
一例を示す側面図、第２図は本発明の他の態様の一例を
示す側面図である。 １……水ならしローラ,15……水着ローラ 16……版胴,17……インキならしローラ 18……インキ着ローラ,21……水移しローラ
一例を示す側面図、第２図は本発明の他の態様の一例を
示す側面図である。 １……水ならしローラ,15……水着ローラ 16……版胴,17……インキならしローラ 18……インキ着ローラ,21……水移しローラ
Claims (1)
- 【請求項１】水舟に下面を浸漬した水出しロールを回転
し同水出しロール上の水膜を、回転するブラシを介して
飛散し水ならしローラ上に水滴を形成し複数のローラを
経て版胴に水膜を供給する印刷機の湿し水の供給方法に
おいて、インキを多く使用する場合には前記水ならしロ
ーラから水着ローラを介して前記版胴に水を供給し、イ
ンキの使用が少ない場合は、前記水ならしローラを中心
として前記水着ローラを揺動しかつ、前記水着ローラを
同水着ローラより径の大きい水移しローラに交換し、こ
の水移しローラを前記インキならしローラに接触させる
ことにより、前記水ならしローラから前記インキならし
ローラに湿し水を転移し前記インキ着ローラを介してイ
ンキと同時に前記版胴に湿し水を絞って供給するように
した印刷機の湿し水の供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63248820A JPH0777794B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 印刷機の湿し水の供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63248820A JPH0777794B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 印刷機の湿し水の供給方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01105741A JPH01105741A (ja) | 1989-04-24 |
| JPH0777794B2 true JPH0777794B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=17183898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63248820A Expired - Lifetime JPH0777794B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 印刷機の湿し水の供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19732497B4 (de) | 1997-07-29 | 2005-08-11 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Kurzfarbwerk in einem Druckwerk einer Rotationsdruckmaschine |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3926116A (en) | 1974-07-01 | 1975-12-16 | Webcrafters Inc | Dampening apparatus for offset printing press |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3308067C1 (de) * | 1983-03-08 | 1984-09-13 | M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach | Fluessigkeitszufuehrvorrichtung fuer Farbe und Feuchtfluessigkeit einer Rotationsflachdruckmaschine |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63248820A patent/JPH0777794B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3926116A (en) | 1974-07-01 | 1975-12-16 | Webcrafters Inc | Dampening apparatus for offset printing press |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01105741A (ja) | 1989-04-24 |
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