JPH077749Y2 - 型押し飯への装飾スタンプ装置 - Google Patents

型押し飯への装飾スタンプ装置

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JPH077749Y2
JPH077749Y2 JP1993008855U JP885593U JPH077749Y2 JP H077749 Y2 JPH077749 Y2 JP H077749Y2 JP 1993008855 U JP1993008855 U JP 1993008855U JP 885593 U JP885593 U JP 885593U JP H077749 Y2 JPH077749 Y2 JP H077749Y2
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rice
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JP1993008855U
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允 鈴木
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允 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所望の形状に型押しし
た飯の表面に装飾用スタンプを施す装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】幕の内弁当等に於
て、見栄えを良くするために、瓢箪形、扇形等に型押し
た飯が詰められているものがある。型押し飯に海苔、紅
生姜等によって飾りを施せば、更に見栄えがする。しか
し、機械で大量に型押しされた市販弁当用の型押し飯に
対して、この様に手間を掛けることはコスト高を招来す
るため、せいぜい胡麻を振り掛ける程度のことであっ
た。本考案は、型押し飯に、装飾模様を自動的にスタン
プし、低コストで美観を向上できる型押し飯へのスタン
プ装置を明らかにするものである。
【0003】
【課題を解決する手段】本考案の型押し飯へのスタンプ
装置は、型押し飯(9)を上部は開放して側部を挟圧保持
する一対の型枠(8)(8)と、該型枠の上方に昇降可能に
配備されたスタンプ手段(7)とからなり、スタンプ手段
(7)は昇降装置(68)に連繋されたケース(71)の底板(72)
に表裏に貫通するスリット孔(73)によって模様を形成
し、底板(72)の内面には食紅等の食品用着色材を吸収さ
せた吸水性弾性部材(74)を配備して構成されている。
【0004】
【作用及び効果】型枠(8)(8)によって挟圧保持された
型押し飯(9)の上面へ、スタンプ手段(7)が下降してケ
ース(71)の底板(72)が接触する。ケース(71)内の弾性部
材(74)に滲み込んだ食品用着色材が、ケース底板(72)の
スリット孔(73)から型押し飯の上面に移って飯にスタン
プ模様(91)を施すことができる。この様に、型押し飯
(9)の表面に、所望の色、所望の模様にスタンプを施す
ことができ、型押し飯(9)の美観を高め、食欲を向上さ
せることができる。
【0005】
【実施例】実施例は、ホッパーに投入された飯を、図6
に示す如く、瓢箪形に型押しする工程からスタンプする
までを一連に行なう装置について説明するが、スタンプ
装置を単独で実施できるのは勿論である。図1に示す如
く、基台(1)上にベルトコンベア(4)が配備され、該ベ
ルトコンベア(4)の上流側に飯供給部(2)、下流側に型
押し部(5)及びスタンプ装置(7)が設けられる。
【0006】飯供給部(2)は、飯を貯めるホッパー(21)
と、該ホッパー(21)の排出口に配備された攪拌翼(22)
と、攪拌翼(22)の下流側に配備された均しローラ(25)と
で構成される。攪拌翼(22)は回転軸(23)の外周に複数の
掻き混ぜ軸(24)を突設して構成されている。
【0007】均しローラ(25)の回転軸(26)及び攪拌翼(2
2)の回転軸(23)は、基台(1)に取り付けたボックス(12)
の側壁(11)を貫通しており、均しローラ(25)の回転軸(2
6)は該側壁(11)の長孔(図示せず)を上下方向に移動可能
に貫通して飯の厚み調整装置(3)に連繋されている。
【0008】図2に示す飯の厚み調整装置(3)は、攪拌
翼(22)の回転軸(23)に2本のアーム(32)の基端を回転自
由に嵌め、アーム(32)(32)の自由端を連結板(27)で接続
してレバー(31)を構成し、連結板(27)に吊り軸(34)を接
続し、吊り軸(34)の上端をボックス(12)の天井板(13)を
貫通させナット(35)で止めている。吊り軸(34)の中間部
にユニバーサルジョイント(33)が介装されている。
【0009】均しローラ(25)の回転軸(26)はアーム(32)
(32)の中間部を貫通してレバー(31)に回転自由に取り付
けられている。ナット(35)を締め方向に回せば、レバー
(31)の自由端が上昇し、即ち、均しローラ(25)も上昇
し、ナット(35)を緩め方向に回せば均しローラ(25)は下
降する。
【0010】ベルトコンベア(4)の駆動ローラ(41)、攪
拌翼(22)及び均しローラ(25)は、1つのモータ(43)によ
って回転駆動され、モータ(43)は制御装置(図示せず)に
よって型押し飯(9)の1つ分のピッチで間欠回転する。
【0011】型押し部(5)は、ベルトコンベア(4)の搬
送側ベルト(42)に接近してベルト(42)の幅方向の両側に
一対の締め型(51)(51)を互いに接近離間可能に配備す
る。各締め型(51)(51)の対向内面には、瓢箪形飯の半分
に相当する凹部(52)が形成されている。
【0012】図3の如く、締め型(51)(51)の後方には該
締め型を支持する取付け板(53)(54)が配備される。取付
け板(53)(54)にはスライド可能に複数の取付け軸(55)を
貫通配備し、該軸(55)先端を締め型(51)(51)の背面に螺
合して固定する。軸(55)の他端は、抜止め部(57)が形成
されている。
【0013】各締め型(51)(51)と、取付け板(53)(54)と
の間に、バネ(56)が介装され、締め型(51)(51)を型押し
方向に付勢している。各取付け板(53)(54)にシリンダ(5
8)(59)が連繋される。シリンダ(58)(59)は、ベルトコン
ベア(4)の停止のタイミングに合わせて、ピストンロッ
ドを一往復させ、締め型(51)(51)を閉じて開く。
【0014】両締め型(51)(51)の中間部の上方に瓢箪形
の型押し板(61)が昇降可能に配備されている。型押し板
(61)は、シリンダ等の昇降装置(68)に連繋された平板(6
4)の下面に突設された瓢箪形の凸部(62)の下方に配備さ
れている。
【0015】凸部(62)には型押し板(61)を取付ける複数
の取付け軸(65)を貫通配備し、該軸(65)の先端を型押し
板(61)の上面に螺合し、軸(65)の他端に抜止め部(67)を
形成している。各凸部(62)と各型押し板(61)との間に、
バネ(66)が介装され、型押し板(61)をを下方に付勢して
いる。
【0016】上記形締め部の下流側に隣接してスタンプ
装置(7)が配備される。スタンプ装置(7)は、前記締め
型(51)(51)によって型押しした飯(9)を、上部は開放し
て側部を挟圧保持する一対の型枠(8)(8)と、該型枠の
上方に昇降可能に配備されたスタンプ手段(70)とによっ
て構成される。
【0017】型枠(8)(8)の対向内面には、半瓢箪形の
凹部(81)が形成され、前記締め型(8)(8)と同様にして
取付け板(53)(54)に取り付けられている。型枠(8)(8)
の上面は、締め型(8)の上面よりも低くなっており、締
め型(8)によって型押しされた飯(9)が型枠(8)(8)に
よって挟持された際、飯の上面は型枠(8)上面から少し
臨出する。
【0018】スタンプ手段(70)は、前記型押し部(5)の
平板(64)の下流側延長部の下面に矩形のケース(71)を取
り付け、ケース(71)の底板(72)には表裏に貫通するスリ
ット孔(73)によって断続的な瓢箪形の模様を形成する。
ケース(71)内には、底板(72)に接して、スポンジ等の吸
水性弾性部材(74)設け、該弾性部材(74)に押え板(75)を
被せ、該押え板(75)にシリンダ装置(76)を連繋する。
【0019】押え板(75)には、平板(64)を貫通して着色
材供給ホース(77)が接続され、押え板(75)の下面には食
品用着色材を案内する格子状の溝(78)が開設されてい
る。着色材は、梅肉、食紅、その他流動性で食して無害
のものであれば、種類は問わない。
【0020】然して、ベルトコンベア(4)上に供給され
た飯は均しローラ(25)によって、略均一高さに均され
て、下流側に搬送される。締め型(51)(51)との対応位置
にて飯が停止し、締め型(51)(51)が互いに接近してバネ
(56)を圧縮しながら飯を挟圧する。更に型押し板(61)が
下降してバネ(66)を圧縮しながら飯を上から押圧する。
【0021】型押し板(61)が上昇すると共に締め型(51)
(51)が開く。この時、型押し板(61)及び締め型(51)をバ
ネ付勢していなかった場合、型押しされた成形飯が型押
し板(61)に付着して持上がろうとしたり、或は何れかの
締め型(51)についたまま、型に引張られることがある。
【0022】実施例では、エアーシリンダ(68)(58)(59)
によって型押し板(61)を上昇させ、又、締め型(51)を開
く際、バネの圧縮分だけ、型押し板(61)及び締め型(51)
(51)がゆっくり飯から離れるからであろうと思われが、
型押し板(61)及び締め型(51)(51)に成形飯が付着して移
動することは、100%近く防止できる。
【0023】型押し板(61)及び締め型(51)(51)が待機位
置に復帰すると、ベルトコンベア(4)が作動し、型押し
飯(9)が下流側に搬送される。型押し飯(9)が1ピッチ
移動すると、ベルトコンベア(4)が停止し、型枠(8)
(8)が接近して型押し飯(9)を挟持する。型枠(8)(8)
と前記締め型(51)(51)は共通の取付け板(53)(54)に取り
付けられて、同時な開閉するため、型枠(8)(8)が閉じ
る際、締め型(51)(51)も閉じて前述の如く、飯の型押し
がなされている。
【0024】型枠(8)(8)が閉じる際、スタンプ手段(7
0)も下降し、型押し飯(9)を型枠(8)(8)によって挟圧
保持した状態で、ケース(71)の下面が型押し飯(9)の上
面に接する。このタイミングに合わせてケース内のシリ
ンダ(76)が作動して、押え板(75)を介して弾性部材(74)
を加圧し、弾性部材(74)に滲み込んだ着色材をケース底
板(72)のスリット孔(73)から、型押し飯(9)上に絞り出
す。この絞り出し量は、飯に色が着く程度の微量で可
い。この着色材の使用量に応じて、ホース(77)から着色
材を連続的に、或いはタイマー設定等により断続的に供
給される。
【0025】昇降装置(68)によってスタンプ手段(70)が
上昇する共に、型枠(8)(8)が開き、ベルトコンベア
(4)によって、スタンプ押しされた飯(9)が下流側に排
出される。上記動作が、ベルトコンベア(4)の間欠運転
毎に繰り返され、飯を能率的に所定の形状に型押し、更
に、型押し飯(9)に、着色材によるスタンプ模様(91)を
施すことができる。
【0026】尚、実施例では、ケース(71)内の吸水性弾
性部材(74)を加圧して該部材(74)から着色材を絞り出し
たが、ケース底板(72)のスリット孔(73)にも吸水性弾性
部材(74)を充填し、或いはケース底板(73)を極薄に形成
すれば、弾性部材(74)から着色材を絞り出さずとも、ケ
ース底板(72)が飯を押圧した際、弾性部材(74)が飯に接
して、飯(9)に着色材が付着しスタンプできる。
【0027】図7は、スタンプ模様の他の実施例を示し
ており、図7Aは梅型の型押し飯(9)に梅型のスタンプ
模様(91a)を、図7Bは松形の型押し飯(9)に松形スタ
ンプ模様(91b)と寿の字体スタンプ模様(91c)の組み合わ
せ模様を、図7Cは扇形の型押し飯(9)に扇型スタンプ
模様(91d)と寿の字体スタンプ模様(91c)の組み合わせ模
様を施したものであり、前記スタンプ手段(70)のケース
底板(72)のスリット孔(73)を上記模様の反対勝手に開設
すれ、上記スタンプ模様を施すことができる。本考案は
上記実施例の記載に限定されることはなく、実用新案登
録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】飯の型押し及びスタンプ装置の斜面図である。
【図2】飯の厚み調整装置の斜面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】押型及びスタンプ用ケースを天地逆にした斜面
図である。
【図5】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図6】型押し飯に装飾模様を描いた斜面図である。
【図7】装飾模様の他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
(2) 飯供給部 (4) ベルトコンベア (5) 型締め部 (70) スタンプ手段 (71) ケース (72) 底板 (73) スリット孔 (8) 型枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型押し飯(9)を上部は開放して側部を挟
    圧保持する一対の型枠(8)(8)と、該型枠の上方に昇降
    可能に配備されたスタンプ手段(7)とからなり、スタン
    プ手段(7)は昇降装置(68)に連繋されたケース(71)の底
    板(72)に表裏に貫通するスリット孔(73)によって模様を
    形成し、底板(72)の内面には食紅等の食品用着色材を吸
    収させた吸水性弾性部材(74)を配備して構成されている
    型押し飯への装飾スタンプ装置。
JP1993008855U 1993-03-05 1993-03-05 型押し飯への装飾スタンプ装置 Expired - Lifetime JPH077749Y2 (ja)

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JPH0668483U JPH0668483U (ja) 1994-09-27
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