JPH0777433B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0777433B2
JPH0777433B2 JP63171339A JP17133988A JPH0777433B2 JP H0777433 B2 JPH0777433 B2 JP H0777433B2 JP 63171339 A JP63171339 A JP 63171339A JP 17133988 A JP17133988 A JP 17133988A JP H0777433 B2 JPH0777433 B2 JP H0777433B2
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俊宣 春木
正男 宅間
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、焦点の自動整合を為すオートフオーカス装置
と、撮像素子への入射光量を調整して最適光量を得るた
めに光学絞り機構を制御する露出調整装置を備えたビデ
オカメラ等の撮像装置に関する。
(ロ)従来の技術 ビデオカメラのオートフオーカス装置に於て、撮像素子
からの映像信号自体を焦点制御状態の評価に用いる方法
は、本質的にパララックスが存在せず、また被写界深度
が浅い場合や遠方の被写体に対しても、精度よく焦点を
合わせられるなど優れた点が多い。しかも、オートフオ
ーカス用の特別なセンサも不必要で機構的にも極めて簡
単である。特開昭61−105978号公報(H04N5/232)に
は、前述のごときオートフオーカス装置の一例が開示さ
れている。
前記従来技術は、撮像映像信号の高域成分レベルを、画
面の中央に設定したフオーカスエリアの領域内でA/D変
換し、この変換データを積算回路にてフイールド毎に積
算し、この1フイールド分のデイジタルデータを焦点評
価値として保持し、1フイールド前の評価値と比較し
て、常に焦点評価値が最大になる方向にフオーカスモー
ターを駆動制御せしめている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 前記従来技術によるオートフオーカス動作ではレンズ位
置は常に撮像映像信号の輝度信号の高域成分レベルより
得た焦点評価値が最大となる様に制御されるが、撮像映
像信号中の高域成分レベルは焦点の合焦点よりのずれ以
外に、被写体の輝度レベルの変動によつてもその絶対値
が変化する。
従つて、レンズより被写体までの距離に変化がないにも
拘らず、外光の変化や自動露出調整機構によりレンズの
絞りが制御されて被写体の輝度レベルが変化した場合に
も、焦点評価値に変化が生じ、不要なオートフオーカス
動作が実行されて、画面が見苦しくなる。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、画面を複数のエリアに分割し、この各エリア
における撮像映像信号輝度レベルを検出する手段を設
け、この各エリアの輝度レベルの時間的変化の関係から
外光や絞りの変動を識別し、これらの外光や絞りの変動
が生じていると識別されるとこの間の合焦動作を規制す
ることを特徴とする。
(ホ)作用 本発明は上述の如く構成したので、外光や絞りの変動に
より焦点評価値に変化が生じても不要なオートフオーカ
ス動作は阻止される。
(ヘ)実 施 例 以下、図面に従い本発明の第1実施例について説明す
る。
第1図は本実施例の回路ブロック図である。(1)はビ
デオカメラ部であり、フオーカスレンズ(2)を支持し
て光軸方向に進退せしめるフオーカスリング(3)を駆
動するフオーカスモータ(4)と、露出制御する光学絞
り機構(6)と、この絞り機構(6)を駆動するアイリ
スモータ(7)と、被写体光を撮像映像信号に変換する
固体撮像素子(CCD)を有する撮像回路(8)が配され
ている。
撮像回路(8)により得られる撮像映像信号中の輝度信
号は、ハイパスフイルター(HPF)(9)と、ロウパス
フイルター(LPF)(11)及び同期分離回路(12)に送
られる。
同期分離回路(12)にて輝度信号より分離された垂直同
期信号(VD)、水平同期信号(HD)は、サンプリングエ
リアを設定するために切換制御回路(13)に供給され
る。
切換制御回路(13)は、垂直.水平同期信号(VD)(H
D)及びCCDを駆動させるクロックとなる固定の発振器出
力に基いて、第2図に示す様に画面中央に長方形の第1
サンプリングエリア(A1)と、このエリア(A1)を囲む
様に面積がエリア(A1)の3倍の第2サンプリングエリ
ア(A2)及びこのエリア(A2)の周囲に第3乃至第6サ
ンプリングエリア(A3)(A4)(A5)(A6)が設定でき
る様に、切換回路(10)に切換信号(S2)を供給すると
共に、HPF(9)出力のサンプリングエリア(A1)内で
の通過を許容せしめるゲート信号(S1)をゲート回路
(14)に供給する。
ゲート回路(14)はゲート信号(S1)を受けて、前述の
如く第1サンプリングエリア(A1)内での撮像映像信号
の高域成分のみを通過させ、後段の積算回路(15)に出
力する。
切換回路(10)は切換信号(S2)を受けて、LPF(11)
出力をサンプリングエリアに応じて、後段の積算回路
(16)…(21)に選択的に入力する。即ち第1サンプリ
ングエリア(A1)に関するLPF(11)出力は積算回路(1
6)に、以下第2乃至第6サンプリングエリア(A2)(A
3)…(A6)に関するLPF(11)出力は、夫々積算回路
(17)(18)…(21)に出力する。
積算回路(15)はA/D変換器(22)、加算器(23)、メ
モリ回路(24)にて構成され、A/D変換器(22)は選択
回路(15)を通過してくる各フイルター出力を順次A/D
変換して、加算器(23)に出力する。加算器(23)は前
段のA/D変換器(22)、後段のメモリ回路(24)と共に
デイジタル積分器を構成しており、メモリ回路(24)出
力とA/D変換器(22)出力を加算して、その加算結果を
再びメモリ回路(24)に供給する。メモリ回路(24)は
フイールド毎にリセットされ、加算器(23)出力、即ち
HPF(9)を経た輝度信号のレベルのデイジタル変換値
の第1サンプリングエリア(A1)についての1フイール
ド分を保持することになる。
積算回路(16)(17)(18)…(21)についても、積算
回路(15)と全く同一の構成を有しており、積算回路の
夫々に内蔵されるメモリ回路には、夫々のサンプリング
エリアに関する現フイールドにおいて選択されたLPF(1
1)を通過した輝度信号のレベルの1フイールドについ
ての積分値が保持されることになる。これらの各メモリ
回路の積分値は、更に後段のメモリ回路(25)に一括し
て記憶される。
HPF(9)のカットオフ周波数は、具体的には200KHz〜
2.4MHzの帯域の通過を許容し、LPF(11)のカットオフ
周波数は、0〜2.4MHzの帯域の通過を許容すべく設定さ
れている。尚、2.4MHzは輝度信号とは直接関係のない極
めて高い周波数であり、その値にあまり意味はなく、HP
F(9)は200KHz以上の帯域がとり出せればよく、LPF
(11)は実質的には省略して、LPF(11)の選択時には
撮像輝度信号を直接、切換回路(10)に供給してもよ
い。
従つて、HPF(9)及びLPF(11)のいずれかを通過した
輝度信号の高域または低域成分が、1フイールド分につ
いてデイジタル的に積分され、各サンプリングエリア毎
に現フイールドの評価値としてメモリ回路(25)に記憶
されることになる。ここでメモリ回路(25)に記憶され
ている積分値のうち、LPF(11)を通過した時の低域成
分の積分値は単位面積当りに正規化して露出制御用の露
出評価値として、またHPF(9)を通過した時の高域成
分の積分値はフオーカス制御用の焦点評価値として後段
のマイクロコンピュータ(マイコン)(26)にて演算処
理される。
これらの評価値は、マイコン(26)によりソフトウエア
的に処理され、この処理結果に基いてフオーカスモータ
制御回路(27)に指令を発し、フオーカスモータ(4)
を駆動させてフオーカスレンズ(2)を進退させ、焦点
評価値が最大となる様にオートフオーカス動作を実行
し、またアイリスモータ制御回路(28)に指令を発し、
アイリスモータ(7)を駆動させて光学絞り機構(6)
を作動させて、露出評価値が所定の値となる様に自動露
出調整が可能となる。
次に第3図のメインルーチンのフローチヤートを参考に
してマイコン(26)のオートフオーカス動作、オートア
イリス動作を説明する。
ビデオカメラが動作状態に入るとマイコン(26)は第3
図のメインルーチンが1フイールド毎に実行される。ま
ずSTEP(30)にてメモリ回路(25)から現フイールドま
での各サンプリングエリアでの1フイールド分の積分値
がマイコン(26)内に読み込まれる。次にSTEP(31)に
て積算回路(15)にて得られた積分値を焦点評価値(X
n)として定義すると共に前フイールドにおける焦点評
価値を(Xn−1)とする。またSTEP(32)にて積算回路
(16)(17)…(21)にて得られた積分値を夫々該当す
るサンプリングエリアの面積にて割算をすることによつ
て正規化した値、即ち各エリアの単位面積当りの積分値
を各エリアの露出評価値Y(j)(j=1〜6)として
算出する。
次に上述の如く算出された焦点評価値(Xn)を用いてAF
ルーチン(33)にて合焦動作を実行する。このAFルーチ
ン(33)は第3図に示す様に中核となる5つのルーチン
を中心に構成され、これに伴う合焦動作は所謂山登り制
御方式にて為される。ここでこのAFルーチンについて詳
述すると、上述の如くAFルーチンは評価値安定確認ルー
チン(45)、方向判別ルーチン(46)、山登りルーチン
(47)、頂点復帰ルーチン(48)、評価値変動監視ルー
チン(49)の5つのルーチンから成りこれらのモード選
択は各条件に応じてSTEP(44)にて動作モードコード
(MODE)を0〜4に指定することにより為され、通常は
評価値安定確認ルーチン(45)→方向判別ルーチン(4
6)→山登りルーチン(47)→頂点復帰ルーチン(48)
→評価値変動監視ルーチン(49)の順に実行される。
次にこれらの5つのルーチンについて簡単に説明する。
評価値安定確認ルーチン(45)は、動作モードコード
(MODE)が“0"となる電源投入時に実行され、フオーカ
スエリアとして指定されている第1サンプリングエリア
(A1)において、現フイールドと前フイールドでの焦点
評価値Xn、Xn−1が比較され、その差が許容範囲内にあ
るか否かを判別し、所定期間(例えば3フイールド間)
にわたつて許容範囲内にあれば、被写体は安定している
と認識し、動作モードコード(MODE)を“1"に設定し
て、次フイールドより方向判別ルーチンを実行させる。
従つて被写体が移動中であつて安定していない間は、こ
の評価値安定ルーチンが継続され、実質的に合焦動作は
為されていないことになる。
次に被写体の安定が確認され、動作モードコード(MOD
E)が“1"に設定されていると、STEP(44)にて認識さ
れて実行される方向判別ルーチン(46)では、先ずフオ
ーカスモータ(4)を予め作動させてフオーカスレンズ
(2)を所定方向(例えば∞点方向)に移動させて初期
設定した上で、現フイールドと前フイールドの焦点評価
値Xn、Xn−1を所定期間にわたつて比較することによ
り、焦点評価値Xnが増加傾向にあるのか、減少傾向にあ
るのかを判断し、増加傾向にあると確認できれば、フオ
ーカスモータ(4)の回転方向、即ちフオーカスレンズ
(2)の移動方向を初期設定の方向に持続させる様に方
向判別を為し、逆に減少傾向にあると確認できれば、フ
オーカスモータ(4)の回転を直ちに逆転させて方向判
別を為す。この方向判別が終了すると動作モードコード
(MODE)は“2"に変更され、次フイールドより山登りル
ーチン(47)が実行される。
この山登りルーチン(47)では、前述の方向判別ルーチ
ンで決定された方向にフオーカスモータ(4)を回転さ
せ、現フイールドと前フイールドの焦点評価値Xn、Xn−
1を比較し、第4図の矢印に示す様に合焦位置にてピー
クとなる山の傾斜を登る間に、即ち現フイールドの焦点
評価値Xnが前フイールドの焦点評価値Xn−1より大きい
間はフオーカスモータ(4)の回転方向を持続し、焦点
評価値がピークを越えて、基準値(△X)以上に現フイ
ールドでの焦点評価値Xnが落ち込んだことが確認される
と、動作モードコード(MODE)を“3"に変更して次フイ
ールドより頂点復帰ルーチン(48)を実行させる。とこ
ろで、この山登りルーチン(47)においてステッピング
モータであるフオーカスモータ(4)の回転量は1フイ
ールド当り10ステップ分に設定されている。
尚、前述の山登りルーチンにおいて、現フイールドの焦
点評価値Xnが前フイールドの焦点評価値Xn−1より大き
くなる毎に、その時の焦点評価値Xnを最大評価値XMAX
して保持すると共にこの時の各サンプリングエリア(A
1)乃至(A6)の露出評価値を基準露出評価値YM(j)
(j=1〜6)として記憶及び更新し、更にこの最大評
価値(XMAX)となるレンズ位置を合焦位置として記憶す
る。合焦位置の記憶には、最大評価値(XMAX)が更新さ
れる毎にリセットされ、常にフオーカスモータ(4)の
回転ステップ量をカウントし、例えば∞点方向は加算、
近点方向は減算するUP/DOWNカウンタである位置メモリ
(ME)が用いられる。従つて、山の頂点に達した後に2
フイールド後に落ち込み量が基準値(△X)に達した時
には、位置メモリ(ME)には20ステップが記憶されてい
ることになる。
頂点復帰ルーチン(48)では、フオーカスレンズ(2)
の合焦位置からの行き過ぎ量だけフオーカスモータ
(4)を逆転させ、山の頂点に復帰させる動作を実行す
るためのものであり、具体的にはフオーカスモータ
(4)を逆転させて、位置メモリ(ME)がゼロになつた
時にフオーカスモータ(4)を停止させることにより、
フオーカスレンズ(2)は焦点位置に復帰したことにな
る。この時点で動作モードコード(MODE)が“4"に変更
され、評価値安定確認ルーチンから頂点復帰ルーチンに
至る合焦動作が完了したことになる。この後、次フイー
ルドより評価値変動監視動作が為される。
動作モードコード(MODE)が“4"に指定されると、次フ
イールドより露出評価値変化の方向性検出ルーチン(5
0)にて画面全体にわたつて輝度変化が生じたか否か、
及び輝度変化が生じたと認識される場合には、明るくな
る方向に変化したか、暗くなる方向に変化したのか検出
が為される。ここで、この方向性検出ルーチン(50)を
第5図のフローチヤートを参考にして詳述する。
まずSTEP(51)にて各値の初期設定を行い、STEP(52)
(53)にて第1サンプリングエリア(A1)に関してAFル
ーチン(33)の中の山登りルーチン(47)の中で更新し
つつ設定された基準露出評価値YM(1)と比較され、YM
(1)に許容値(ε)を加算した値より露出評価値Y
(1)が大きい場合には、STEP(54)にて第2サンプリ
ングエリア(A2)以降のエリアについても各エリアの露
出評価値Y(j)(j=2〜6)が基準露出評価値Y
M(j)(j=2〜6)に許容値(ε)を加算した値よ
り大きいか否かを判定し、STEP(55)にて大きいと判定
されたエリアの個数を累計する。この一連の判定動作が
第6サンプリングエリア(A6)まで実行されると、方向
フラグ(F1)をSTEP(56)にてセット(第4図ではF1に
“1"を代入する様に記載する)する。
また第1サンプリングエリアの基準露出評価値YM(1)
から許容値(ε)を減算した値より露出評価値Y(1)
が小さい場合には、STEP(57)にて第2サンプリングエ
リア(A2)以降のエリアについても、各エリアの露出評
価値Y(j)(j=2〜6)が基準露出評価値YM(j)
(j=2〜6)に許容値(ε)を減算した値より小さい
か否かを判定し、STEP(58)にて小さいと判定されたエ
リアの個数を累計する。この一連の検出動作が第6サン
プリングエリア(A6)まで実行されると方向フラグ(F
1)をSTEP(59)にてリセット(第4図ではF1に“0"を
代入する様に記載する)する。
尚、前述の許容値(ε)は、各基準露出評価値に対して
各エリアの露出評価値がノイズ等の影響を考慮して確実
にしかも十分に大か小の方向に変化したと認識できる様
に設定された値である。
次にSTEP(60)にてY(j)>YM(j)+εの条件を第
2図乃至第6サンプリングエリアの中の4つ以上のエリ
アについて、即ち第1サンプリングエリアを含めて5つ
以上のエリアについて満足する場合、あるいはY(j)
>YM(j)−εの条件を第1サンプリングエリアを含め
て5つ以上のエリアについて満足する場合には、略画面
全体にわたつて輝度変化が生じたとしたSTEP(61)にて
変化検出フラグ(F2)をセツトする。
こうして露出評価値変化の方向性検出ルーチン(50)に
より変化検出フラグ(F1)、方向フラグ(F2)が画面全
体の輝度変化に応じてセットあるいはリセットされた後
に、評価値変動監視ルーチン(49)が実行される。ここ
で、この評価値変動監視ルーチン(49)について、第6
図のフローチヤートを参考にして詳述する。
まず、頂点復帰ルーチン(48)を完了時の最大評価値
(XMAX)と現フイールドでの焦点評価値(Xn)との差が
所定値(γ)を越えるか否かの判断がSTEP(70)にて為
され、越えなければSTEP(71)にて動作モードコード
(MODE)を“4"のままに保持し、被写体が移動したりあ
るいは変化しなかつたと判断して、フオーカスモータ
(4)は停止状態を維持させつつ、次フイールドにおい
てもこの評価値変動監視ルーチンを実行する。また、差
が所定値(γ)を越える場合には、STEP(72)にて変化
検出フラグ(F2)がセット状態にあるか否かを判断す
る。この変化検出フラグ(F2)がリセット状態にある場
合には、焦点評価値には所定値(γ)を越える程に変化
が生じているにも拘らず、画面全体にわたつて明確な輝
度変化は認識できない故に、焦点評価値の変化は画面の
輝度変化に伴うものでなく、被写体自身の移動あるいは
変化によるものであるとして、STEP(74)にてカウンタ
(MC)をインクリメント(1を加算)する。STEP(75)
ではこのカウンタ(MC)のカウント値が“3"を越えると
判断されるまでは、動作モードコード(MODE)を“4"に
維持してフオーカスモータ(4)を停止状態に維持し、
この状態が4フイールド継続された場合には、動作モー
ドコード(MODE)をSTEP(76)にて“1"に変更して、次
フイールドより方向判別ルーチン(46)以降の一連の合
焦動作を再会する。尚、STEP(75)にて上述の状態が4
フイールド継続されるか否かを判断するのは、ノイズ等
により一時的に誤検出状態が生じた時に、この誤つた検
出結果に基いて合焦動作を再開することを防ぐために実
行されるもので4フイールドは単なる例示である。
一方、変化検出フラグ(F2)がセット状態にある場合に
は、STEP(73)にて焦点評価値(Xn)が最大評価値(X
MAX)に比べ増加する傾向にあり、且つ方向フラグ(F
1)がセット状態にあり、画面の大部分(少くとも5つ
のエリア以上)のエリアについて露出評価値が増加傾向
にあると判断されるか、あるいはSTEP(77)にて焦点評
価値(Xn)が最大評価値(XMAX)に比べ減少する傾向に
あり、且つ方向フラグ(F1)がリセット状態にあり、画
面の大部分のエリアについて露出評価値が減少傾向にあ
ると判断される場合には、焦点評価値の変化は画面全体
の輝度変化によるもので、被写体の移動あるいは変化に
は無関係であるとして動作モードコード(MODE)を“4"
のままに維持することにより次フイールドでの合焦動作
の再開は為されない。またSTEP(73)(77)にていずれ
の条件も満足しない。即ち、焦点評価値は増加傾向にあ
るが露出評価値は減少傾向にある場合、あるいは逆に焦
点評価値は減少傾向にあるが露出評価値は増加傾向にあ
る場合には、焦点評価値の変化は画面の輝度変化に関係
ないものとして前述の如くSTEP(75)以下の動作を実行
し、この状態が4フイールド継続された時には5フイー
ルド目より合焦動作を再開する。尚、STEP(72)にて焦
点評価値の変化を確認する際に用いられた所定値(γ)
は、ノイズ等の影響により焦点評価値が微動することを
考慮して、確実に変化したと認められる閾値として設定
されている。上述の各ルーチンのいずれかが実行され
て、AFルーチンが終了すると、次に露出調整を為すAEル
ーチン(80)が実行される。
次に上述の如く算出された露出評価値に基いてAEルーチ
ンにて為される露出調整動作について詳述する。このAE
ルーチン第7図に示す様にまずSTEP(81)にて各変数の
初期設定が為された後に、各サンプリングエリアの露出
評価値Y(j)(j=1〜6)が予め設定された基準値
(P)とSTEP(82)にて比較され、両者の差が許容範囲
(M)であれば、STEP(83)(84)にて総評価値(YT
に加算され、エリア個数(t)も“1"が加算される。こ
の一連の動作は全ての露出評価値について為され、第6
サンプリングエリア(A6)の露出評価値Y(6)まで終
了したとSTEP(85)にて判別されると、STEP(86)にて
基準値(P)に対して許容範囲(M)内にあるものの平
均値(YAV)が総評価値(Yt)/エリア個数(t)にて
算出される。
上述の一連の動作により光源等の高輝度部や、深緑等の
低輝度部等の以異常度部が存在するサンプリングエリア
に関しては、その露出評価値の基準値(P)との差が許
容範囲(M)を越えるとして、この異常輝度部が存在す
るエリアの露出評価値を平均値(YAV)の算出から除く
ことになる。次にSTEP(87)(88)にて最適な露出とな
る目標値(Q)と比較され、この比較結果に基いてアイ
リスモータ制御回路(28)に指令が発せられる。即ち、
平均値(YAV)が目標値(Q)と等しければSTEP(89)
にてアイリスモータ(7)が停止する様に指令が発せら
れ、平均値(YAV)が目標値(Q)よりも大きければ、S
TEP(90)にて露出過多であるとしてアイリスモータ
(7)を光学絞り機構(6)が閉じる方向に回転させる
様に指令が発せられ、逆に平均値(YAV)が目標値
(Q)よりも小さければ、STEP(91)にて露出不足であ
るとしてアイリスモータ(7)を光学絞り機構(6)が
開く方向に回転させる様に指令が発せられる。
この様に画面を複数個のエリアに分割し、部分的に異常
輝度部が存在する場合には、この異常輝度部が存在する
エリアの露出評価値を平均値(YAV)の算出から除去す
ることにより、異常輝度部の画面全体の露出に対する影
響を極力抑えることが可能となる。
上述の如く、本実施例により一旦合焦状態になつた後に
焦点評価値に変化が生じた場合に、被写体が移動あるい
は変化したとして、フオーカスモータ(4)を再起動し
て合焦動作を再開するに際して、撮像映像信号の輝度レ
ベルが画面全体にわたつて変化し、しかもその変化方向
が全て同一で焦点評価値の変化方向と同一である場合に
は、焦点評価値の変化が被写体の移動あるいは変化が原
因でなく、画面全体の輝度変化によるものであるとして
この状態が継続される間は合焦動作は禁止され、不要な
フオーカスモータ(4)の駆動により見苦しい画面が生
じる事が防止される。
また、前述の第1実施例では、焦点評価値の変化が画面
全体の輝度変化に起因すると判断される場合には、動作
モードコード(MODE)を“4"に固定したままで合焦動作
の再開は完全に阻止されたが、被写体が移動あるいは変
化したとして合焦動作を再開する目安となる閾値を変化
させる、即ち所定値(γ)をγ+d(d>0)に増加さ
せて、焦点評価値が極めて大きく変化すると認識できる
まで合焦動作の再開を阻止して、合焦動作が再開されに
くくすることも考えられる。
例えば、第12図に示す第2実施例の如く、第1実施例の
評価値変動監視ルーチンのSTEP(77)の後段に、焦点評
価値の変化|XMAX−Xn|が新しい所定値(γ+d)よりも
大きいか否かを判断するSTEP(200)を挿入し、大きい
ならばSTEP(74)以下の合焦動作再開のための処理を実
行し、大きくなければSTEP(71)にて動作モードコード
(MODE)を、“4"に固定して次フイールドにおいても合
焦動作の再開は行なわない様に構成すればよい。尚、第
12図のフローチヤートにおいて第6図のフローチヤート
と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
ところで、前述の両実施例では、露出評価値の変化に伴
う焦点評価値の変化により合焦動作を禁止する点につい
て、動作モードコード(MODE)が“4"の場合のみ、即ち
頂点復帰ルーチンまでのルーチンをフイールド毎に実行
することにより、一旦合焦状態に達した後に焦点評価値
に変化が生じ、合焦動作を再開することを決定する際に
実行されるものであるが、動作モードコード(MODE)が
“0"乃至“3"にある場合、即ち評価値安定確認ルーチン
乃至頂点復帰ルーチンのいずれかによりフオーカスモー
タ(4)を駆動させて合焦動作が実行されている途中に
も、露出評価値の変化に連動して焦点評価値が変化して
いれば、この時点での合焦動作は無意味なものとなる。
そこで、第3実施例として、画面全体の輝度変化により
焦点評価値に変化が生じた時には、AFルーチンの中核を
為す5つのルーチンを全て飛び越えてAEルーチンのみを
実行する例を第8図を用いて説明する。尚、第8図にお
いて前述の実施例と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。
露出評価値変化の方向性検出ルーチン(150)は、第9
図に示す様に第5図の方向性検出ルーチン(50)と略同
一であるが、STEP(152)(153)(154)(157)におい
て、各エリアの現フイールドでの露出評価値が比較され
る対象は、各エリアの基準露出評価値YM(j)(j=1
〜6)に代えて前フイールドでの露出評価値Yn−1
(j)が用いられる。即ち、STEP(152)では、第1サ
ンプリングエリア(A1)の現フイールドでの露出評価値
Y(1)が、前フイールドでの露出評価値Yn−1(1)
許容値(ε)を加算した価より大きいか否かを判断し、
STEP(154)では第2乃至第6サンプリングエリアに関
しても同様の比較を為す。また、STEP(153)では露出
評価値Y(1)が前フイールドでの露出評価値Yn−1
(1)より許容値(ε)を減算した値より小さいか否か
を判断し、STEP(157)では第2乃至第6サンプリング
エリアに関しても同様の比較を為す。これにより現フイ
ールドでの露出評価値が前フイールドより増加傾向にあ
れば、STEP(156)にて方向フラグ(F1′)がセットさ
れ、減少傾向にあればSTEP(159)にて方向フラグ(F
1′)はリセットされる。また、STEP(161)にて、画面
の大部分について同じ傾向が生じる場合には、変化検出
フラグ(F2′)はセットされる。尚、各エリアの前フイ
ールドの露出評価値Yn−1(j)(j=1〜6)は、ST
EP(32)での露出評価値の算出時に同時に記憶される。
次にSTEP(100)にて方向フラグ(F1′)、変化検出フ
ラグ(F2′)のセット状態に基いて、画面全体の輝度変
化が焦点評価値の変化方向と同一か否かが判別される。
具体的には、第10図に示す様にSTEP(172)にて変化検
出フラグ(F2′)がリセット状態であると判断される
と、画面全体にわたる輝度変化は生じなかつたものとし
てAFルーチンが実行され、また変化検出フラグ(F2′)
がセット状態にあつても、焦点評価値及び露出評価値が
共に増加傾向または減少傾向であると認められない時に
も、焦点評価値の変化が輝度変化によるものではないと
してAFルーチンが実行される。一方、共に増加傾向また
は減少傾向である場合には、焦点評価値の変化は輝度変
化によるもので、被写体の移動あるいは変化によるもの
ではないとして、AFルーチン(133)を飛び越えて、AE
ルーチンが実行される。
AFルーチン(133)は第3図のAFルーチン(33)と略同
一であり、中核の5つのルーチンから成る。但し、評価
値変動監視ルーチン(149)は第11図に示す様に、焦点
評価値が最大評価値(XMAX)に対して所定値(γ)以上
に変化する状態が4フイールド継続された時にのみ動作
モードコード(MODE)を“1"に変更する状態を為す構成
となつている。
尚、前述の実施例では、撮像映像信号の輝度レベルが上
昇すれば、これに追従して高域成分レベルも上昇する通
常撮像時について述べたが、強い照明等によりサチリが
生じる程度に輝度レベルが高い場合には、輝度レベルが
上昇すれば、高域成分レベルが低下することもある。こ
の時には、STEP(73)(173)にて必ずしもXn>XMAX
つF1=1、F1′=1の条件は満足しないが合焦動作を規
制しなければならない。従つて、このサチリが生じる程
に撮像映像信号の輝度レベルが高い場合には、上述の条
件を満足せず、単にF2=1またはF2′=1と判断される
と直ちに第1実施例ではSTEP(71)、第2実施例ではST
EP(200)、第3実施例ではSTEP(80)を実行する様に
構成されているものとする。ところでサチリが生じる程
に輝度レベルが高いことを検知するためには、露出評価
値算出時に全エリアの露出評価値を総計して、予め設定
された閾値レベルより高いことを確認することにより可
能となる。
(ト)発明の効果 本発明は上述の如く構成したので、外光や絞りの変動に
よる画面全体の輝度変化が原因で焦点評価値に変化が生
じても、合焦動作は禁止され、不要なフオーカスモータ
の駆動による見苦しい画面の映出が防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本発明の第1実施例に係り、第1図は回路ブ
ロック図、第2図はサンプリングエリアの設定説明図、
第3図はメインルーチンのフローチヤート、第4図はレ
ンズ位置と焦点評価値の関係図、第5図、第6図、第7
図は要部のフローチヤートである。また、第8図、第9
図、第10図、第11図は第3実施例のフローチヤート、第
12図は第2実施例のフローチヤートである。 (15)……積算回路(焦点評価値検出手段)、(27)…
…フオーカスモータ制御回路(フオーカス制御手段)、
(16)(17)…(21)……積算回路(輝度レベル検出手
段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子を有する撮像手段から得られる輝
    度信号の高域成分レベルを一定期間毎に焦点評価値とし
    て出力する焦点評価値検出手段と、 前記焦点評価値が最大評価値となる様にフォーカスレン
    ズと前記撮像素子との距離を制御する合焦動作を実行す
    るフォーカス制御手段と、 撮像画面を分割して設定された複数のエリアでの輝度レ
    ベルを検出する輝度レベル検出手段と、 前記複数のエリア毎に、輝度レベルが増加する方向に変
    化しているか、減少する方向に変化しているかを判別す
    る変化方向判別手段を備え、 輝度レベルが増加する方向に変化しているエリアが所定
    個以上あり、且つ焦点評価値が増加する方向に変化して
    いる場合、あるいは輝度レベルが減少する方向に変化し
    ているエリアが所定個以上あり、且つ焦点評価値が減少
    する方向に変化している場合に、前記フォーカス制御手
    段による合焦動作を禁止することを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】撮像素子を有する撮像手段から得られる輝
    度信号の高域成分レベルを一定期間毎に焦点評価値とし
    て出力する焦点評価値検出手段と、 前記焦点評価値が最大評価値となる様にフォーカスレン
    ズと前記撮像素子との距離を制御する合焦動作を実行す
    るフォーカス制御手段と、 撮像画面を分割して設定された複数のエリアでの輝度レ
    ベルを検出する輝度レベル検出手段と、 前記複数のエリア毎に、輝度レベルが増加する方向に変
    化しているか、減少する方向に変化しているかを判別す
    る変化方向判別手段を備え、 撮像画面全体の輝度レベルが閾値レベルを越え、且つ輝
    度レベルが増加する方向に変化しているエリアが所定個
    以上ある場合に、前記フォーカス制御手段による合焦動
    作を禁止することを特徴とする撮像装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970002558Y1 (ko) * 1993-09-22 1997-03-26 주식회사 서흥 휴대용 보온병 마개의 개폐장치
JP2003244520A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Minolta Co Ltd 撮影装置

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JPS61267463A (ja) * 1985-05-21 1986-11-27 West Electric Co Ltd オ−トフオ−カス装置

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