JPH0776896A - パネルスクリーン - Google Patents
パネルスクリーンInfo
- Publication number
- JPH0776896A JPH0776896A JP5223040A JP22304093A JPH0776896A JP H0776896 A JPH0776896 A JP H0776896A JP 5223040 A JP5223040 A JP 5223040A JP 22304093 A JP22304093 A JP 22304093A JP H0776896 A JPH0776896 A JP H0776896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- bevel gear
- gear
- shaft
- horizontal
- Prior art date
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- Granted
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- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
- Hinges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】単体パネルを滑らかに回動させる。
【構成】床を移動可能な少なくとも2枚の単体パネル1
を、それぞれの単体パネル1の側縁部において連結手段
2により相互に回動可能に連結してなるもので、連結手
段2が、それぞれの単体パネル1の側縁部の縦方向と中
心軸7を一致させて回動不能に取り付けられる水平交差
軸歯車要素と、それぞれの水平交差軸歯車要素とその近
接部位側で噛合する水平方向に回転軸42が保持され表
裏両面に歯を備えてなる垂直交差軸歯車要素と、前記水
平交差軸歯車要素の中心軸7を回転可能に支持し、かつ
垂直交差軸歯車要素の回転軸42を回動可能に支持する
軸支部材5とを具備している。
を、それぞれの単体パネル1の側縁部において連結手段
2により相互に回動可能に連結してなるもので、連結手
段2が、それぞれの単体パネル1の側縁部の縦方向と中
心軸7を一致させて回動不能に取り付けられる水平交差
軸歯車要素と、それぞれの水平交差軸歯車要素とその近
接部位側で噛合する水平方向に回転軸42が保持され表
裏両面に歯を備えてなる垂直交差軸歯車要素と、前記水
平交差軸歯車要素の中心軸7を回転可能に支持し、かつ
垂直交差軸歯車要素の回転軸42を回動可能に支持する
軸支部材5とを具備している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスなどの空間を
間仕切る移動可能なパネルスクリーンに関するものであ
る。
間仕切る移動可能なパネルスクリーンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のパネルスクリーンでは、例
えば2枚の単体パネルが、その側縁の上端と下端とに設
けられたジョイント部により、回動可能に連結されてい
る。単体パネルは、パネルと、パネルをその周囲から支
持するフレームと、フレームの下縁にその側面方向に突
出した状態で固定されて実質的に単体パネルの脚となる
スタンドと、スタンドの両端に取り付けられるキャスタ
ーとで構成される。また、ジョイント部は、フレームの
縦部材上端に固定された平歯車と、平歯車の回動中心と
なる回転軸部を連結する連結部材とで構成される。
えば2枚の単体パネルが、その側縁の上端と下端とに設
けられたジョイント部により、回動可能に連結されてい
る。単体パネルは、パネルと、パネルをその周囲から支
持するフレームと、フレームの下縁にその側面方向に突
出した状態で固定されて実質的に単体パネルの脚となる
スタンドと、スタンドの両端に取り付けられるキャスタ
ーとで構成される。また、ジョイント部は、フレームの
縦部材上端に固定された平歯車と、平歯車の回動中心と
なる回転軸部を連結する連結部材とで構成される。
【0003】このような構成において、部屋の間仕切り
方を変更するために、一方の単体パネルを動かないよう
に支持しておき、他方の単体パネルを移動方向に押す、
又は引くと、他方の単体パネルの連結部材で連結された
回転軸部を中心にして、その単体パネルが回動して目的
の方向に移動し、2枚の単体パネルの角度が変更され
て、それまでとは違った間仕切りとすることができる。
方を変更するために、一方の単体パネルを動かないよう
に支持しておき、他方の単体パネルを移動方向に押す、
又は引くと、他方の単体パネルの連結部材で連結された
回転軸部を中心にして、その単体パネルが回動して目的
の方向に移動し、2枚の単体パネルの角度が変更され
て、それまでとは違った間仕切りとすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成のパネルス
クリーンにあっては、単体パネルの移動時に相当な応力
がそれぞれの歯車に加わるため、歯車には高い強度が要
求される。そのため、この平歯車には、例えばダイキャ
スト製のものが使われるが、歯の形状が揃っていない、
あるいは歪な場合に、回動させるとカチカチと音を発す
る場合がある。また通常、この平歯車はその歯の部分が
単体パネル側面側に露出しており、外見上もあまりよく
なく、比較的背の低い単体パネルでは、指などをその噛
み合わせ部分に挾まれる可能性もあり、安全性の面から
みて問題があった。
クリーンにあっては、単体パネルの移動時に相当な応力
がそれぞれの歯車に加わるため、歯車には高い強度が要
求される。そのため、この平歯車には、例えばダイキャ
スト製のものが使われるが、歯の形状が揃っていない、
あるいは歪な場合に、回動させるとカチカチと音を発す
る場合がある。また通常、この平歯車はその歯の部分が
単体パネル側面側に露出しており、外見上もあまりよく
なく、比較的背の低い単体パネルでは、指などをその噛
み合わせ部分に挾まれる可能性もあり、安全性の面から
みて問題があった。
【0005】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るパネルスクリーンは、床を
移動可能な少なくとも2枚の単体パネルを、それぞれの
単体パネルの側縁部において連結手段により相互に回動
可能に連結してなるパネルスクリーンにおいて、連結手
段が、それぞれの単体パネルの側縁部の縦方向と中心軸
を一致させて回動不能に取り付けられる水平交差軸歯車
要素と、それぞれの水平交差軸歯車要素とその近接部位
側で噛合する水平方向に回転軸が保持され表裏両面に歯
を備えてなる垂直交差軸歯車要素と、前記水平交差軸歯
車要素の中心軸を回転可能に支持し、かつ垂直交差軸歯
車要素の回転軸を回動可能に支持する軸支部材とを具備
してなることを特徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るパネルスクリーンは、床を
移動可能な少なくとも2枚の単体パネルを、それぞれの
単体パネルの側縁部において連結手段により相互に回動
可能に連結してなるパネルスクリーンにおいて、連結手
段が、それぞれの単体パネルの側縁部の縦方向と中心軸
を一致させて回動不能に取り付けられる水平交差軸歯車
要素と、それぞれの水平交差軸歯車要素とその近接部位
側で噛合する水平方向に回転軸が保持され表裏両面に歯
を備えてなる垂直交差軸歯車要素と、前記水平交差軸歯
車要素の中心軸を回転可能に支持し、かつ垂直交差軸歯
車要素の回転軸を回動可能に支持する軸支部材とを具備
してなることを特徴とする。
【0007】本発明における水平交差軸歯車要素及び垂
直交差軸歯車要素としては、軸角が90°となるよう
な、すぐばかさ歯車、はすばかさ歯車等のかさ歯車から
なるものが好ましい。
直交差軸歯車要素としては、軸角が90°となるよう
な、すぐばかさ歯車、はすばかさ歯車等のかさ歯車から
なるものが好ましい。
【0008】
【作用】このような構成のものであれば、一方の単体パ
ネルを回動すると、その単体パネルに取り付けられてい
る水平交差軸歯車要素と他方の単体パネルに取り付けら
れている水平交差軸歯車要素とは、垂直交差軸歯車要素
と噛合していることから、相互の回動位置はそれらの歯
により規制される。つまり、回動後の双方の単体パネル
のなす角度は、回動が開始された後のそれぞれの水平交
差軸歯車要素と垂直交差軸歯車要素との噛合した歯の数
により一義的に決まり、噛合が外れないかぎり、あるい
はいずれかの歯車の歯が欠けて空転しないかぎり、それ
ぞれの単体パネルは位置ずれを起こさない。したがっ
て、単体パネルを回動させて、容易に所望に形態に変更
することができる。また、水平交差軸歯車と垂直交差軸
歯車との噛合部分は、単体パネルの側縁部の中心部分に
近くなるので、その噛合部分に指などが挾まれる可能性
がなくなる。
ネルを回動すると、その単体パネルに取り付けられてい
る水平交差軸歯車要素と他方の単体パネルに取り付けら
れている水平交差軸歯車要素とは、垂直交差軸歯車要素
と噛合していることから、相互の回動位置はそれらの歯
により規制される。つまり、回動後の双方の単体パネル
のなす角度は、回動が開始された後のそれぞれの水平交
差軸歯車要素と垂直交差軸歯車要素との噛合した歯の数
により一義的に決まり、噛合が外れないかぎり、あるい
はいずれかの歯車の歯が欠けて空転しないかぎり、それ
ぞれの単体パネルは位置ずれを起こさない。したがっ
て、単体パネルを回動させて、容易に所望に形態に変更
することができる。また、水平交差軸歯車と垂直交差軸
歯車との噛合部分は、単体パネルの側縁部の中心部分に
近くなるので、その噛合部分に指などが挾まれる可能性
がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。図1に示すパネルスクリーンは、3枚
の単体パネル1が連結手段2で回動可能に相互に連結さ
れて構成されている。単体パネル1は、長方形状の平板
のパネル11と、パネル11をその周辺から支持する縦
框12aと上下の横框(図示しない)とからなるフレー
ム12と、フレーム12の下横框の下縁にその側面方向
に突出した状態で固定されて実質的に単体パネル1の脚
となるスタンド13と、スタンド13の両端に取り付け
られるキャスター14とからなる。この単体パネル1自
体は、この分野で広く知られた構造のものであってよ
い。そして、フレーム12の左右の縦框12aの上端1
2u及び下端12l近傍には、連結手段2が取り付けら
れている。また、フレーム12には、縁部材12bが取
り付けられて、その表面が被覆されている。
照して説明する。図1に示すパネルスクリーンは、3枚
の単体パネル1が連結手段2で回動可能に相互に連結さ
れて構成されている。単体パネル1は、長方形状の平板
のパネル11と、パネル11をその周辺から支持する縦
框12aと上下の横框(図示しない)とからなるフレー
ム12と、フレーム12の下横框の下縁にその側面方向
に突出した状態で固定されて実質的に単体パネル1の脚
となるスタンド13と、スタンド13の両端に取り付け
られるキャスター14とからなる。この単体パネル1自
体は、この分野で広く知られた構造のものであってよ
い。そして、フレーム12の左右の縦框12aの上端1
2u及び下端12l近傍には、連結手段2が取り付けら
れている。また、フレーム12には、縁部材12bが取
り付けられて、その表面が被覆されている。
【0010】連結手段2は、水平交差軸歯車要素である
大径の水平かさ歯車3と垂直交差軸は歯車要素である小
径の垂直かさ歯車体4と軸支部材5とからなり、単体パ
ネル1の側縁部をなすフレーム12の縦框12aの上端
12u及び下端12l近傍に取り付けられる。水平かさ
歯車3は、縦框12aの横断面より略一回り小さい径で
あり、その歯を上にして回動不能に縦框12aに取り付
けられる。水平かさ歯車3の中心には、中心軸7を挿通
する軸孔31が、縦框12aの中心と一致するように穿
設されている。また、垂直かさ歯車体4は、水平かさ歯
車3より小径の2枚のかさ歯車41が、それぞれの歯を
外側にして背中合わせにされて形成されており、その2
枚のかさ歯車41の中心を貫通して回転軸42が固定さ
れている。回転軸42は、軸支部材5により回動可能に
取り付けられている。軸支部材5は、水平かさ歯車3と
略同径の円柱2本を一体にしたような形をしており、そ
の円柱の中心部分に中心軸7を挿通する貫通孔51が穿
設され、かつ円柱と円柱との連結部分の下側部分には垂
直かさ歯車体4を隠すようにして支持する凹部52が設
けられている。
大径の水平かさ歯車3と垂直交差軸は歯車要素である小
径の垂直かさ歯車体4と軸支部材5とからなり、単体パ
ネル1の側縁部をなすフレーム12の縦框12aの上端
12u及び下端12l近傍に取り付けられる。水平かさ
歯車3は、縦框12aの横断面より略一回り小さい径で
あり、その歯を上にして回動不能に縦框12aに取り付
けられる。水平かさ歯車3の中心には、中心軸7を挿通
する軸孔31が、縦框12aの中心と一致するように穿
設されている。また、垂直かさ歯車体4は、水平かさ歯
車3より小径の2枚のかさ歯車41が、それぞれの歯を
外側にして背中合わせにされて形成されており、その2
枚のかさ歯車41の中心を貫通して回転軸42が固定さ
れている。回転軸42は、軸支部材5により回動可能に
取り付けられている。軸支部材5は、水平かさ歯車3と
略同径の円柱2本を一体にしたような形をしており、そ
の円柱の中心部分に中心軸7を挿通する貫通孔51が穿
設され、かつ円柱と円柱との連結部分の下側部分には垂
直かさ歯車体4を隠すようにして支持する凹部52が設
けられている。
【0011】このような連結手段2によりパネルスクリ
ーンを組み立てるには、アングル部材からなる取付金具
8を用いて、それぞれの単体パネル1の側縁部たるフレ
ーム12の縦框12aに連結手段2を取り付けて、各単
体パネル1を回動可能に連結する。すなわち、組立は、
例えば、まず左及び中央の単体パネル1の相互に対向す
る縦框12aの所定場所に取付金具8を固定し、その上
に中心軸7の挿入される軸孔31と透孔とを一致させて
水平かさ歯車3を回動不能に取り付ける。この後、軸支
部材5の貫通孔51の間の距離に、取り付けられたそれ
ぞれの水平かさ歯車3の軸孔31間の距離が一致するま
で、それぞれのそれぞれの単体パネル1、1を接近させ
る。そして、軸支部材5を水平かさ歯車3の上に載置
し、その上に上側の取付金具8を所定位置に置き、その
後中心軸7を貫通孔51に挿入し、そのまま下方に押し
下げて下側の取付金具8の透孔を貫通させて、軸支部材
5と中心軸7とにより左の単体パネル1と中央の単体パ
ネル1とを接続する。
ーンを組み立てるには、アングル部材からなる取付金具
8を用いて、それぞれの単体パネル1の側縁部たるフレ
ーム12の縦框12aに連結手段2を取り付けて、各単
体パネル1を回動可能に連結する。すなわち、組立は、
例えば、まず左及び中央の単体パネル1の相互に対向す
る縦框12aの所定場所に取付金具8を固定し、その上
に中心軸7の挿入される軸孔31と透孔とを一致させて
水平かさ歯車3を回動不能に取り付ける。この後、軸支
部材5の貫通孔51の間の距離に、取り付けられたそれ
ぞれの水平かさ歯車3の軸孔31間の距離が一致するま
で、それぞれのそれぞれの単体パネル1、1を接近させ
る。そして、軸支部材5を水平かさ歯車3の上に載置
し、その上に上側の取付金具8を所定位置に置き、その
後中心軸7を貫通孔51に挿入し、そのまま下方に押し
下げて下側の取付金具8の透孔を貫通させて、軸支部材
5と中心軸7とにより左の単体パネル1と中央の単体パ
ネル1とを接続する。
【0012】このようにして組み上がったパネルスクリ
ーンでは、連結手段2の一方の水平かさ歯車3の周りを
他方の水平かさ歯車3が半周することができ、これを単
体パネル1の動きにすると、例えば、左側の単体パネル
1は中央の単体パネル1の表面側から裏面側まで移動さ
せることになる。このように単体パネル1の位置を変更
するべく回動させる場合、例えば、中央の単体パネル1
を停止しておき、左側の単体パネル1を回動させると、
水平かさ歯車3は単体パネル1に対して回動不能である
ので、回転角度に応じて垂直かさ歯車体4が回転する。
これによって、左側の単体パネル1の水平かさ歯車3が
中央の単体パネル1の水平かさ歯車3の周囲を移動する
ことになり、左側の単体パネル1の位置が変更される。
この時、それぞれの水平かさ歯車3と垂直かさ歯車体4
とは常時噛合しているので、2枚の単体パネル1のなす
角度は連続して変化する。しかも、噛合のために、例え
ば、2枚の単体パネル1のなす角度は変化せずに単体パ
ネル1の相互の位置関係だけが変化するといったよう
な、回動させている単体パネル1の位置ずれは発生しな
い。
ーンでは、連結手段2の一方の水平かさ歯車3の周りを
他方の水平かさ歯車3が半周することができ、これを単
体パネル1の動きにすると、例えば、左側の単体パネル
1は中央の単体パネル1の表面側から裏面側まで移動さ
せることになる。このように単体パネル1の位置を変更
するべく回動させる場合、例えば、中央の単体パネル1
を停止しておき、左側の単体パネル1を回動させると、
水平かさ歯車3は単体パネル1に対して回動不能である
ので、回転角度に応じて垂直かさ歯車体4が回転する。
これによって、左側の単体パネル1の水平かさ歯車3が
中央の単体パネル1の水平かさ歯車3の周囲を移動する
ことになり、左側の単体パネル1の位置が変更される。
この時、それぞれの水平かさ歯車3と垂直かさ歯車体4
とは常時噛合しているので、2枚の単体パネル1のなす
角度は連続して変化する。しかも、噛合のために、例え
ば、2枚の単体パネル1のなす角度は変化せずに単体パ
ネル1の相互の位置関係だけが変化するといったよう
な、回動させている単体パネル1の位置ずれは発生しな
い。
【0013】このように、連結手段2は、単体パネル1
の上端と下端との近傍に配設されて、それぞれの単体パ
ネル1の回動時の位置ずれを規制するので、それぞれの
単体パネル1はその縦方向の中央部分が回転可能に連結
されていなくとも、中央の単体パネル1の正面と左側の
単体パネル1の裏面とが面一になるような位置にずれる
ことはない。また、連結手段2は、水平かさ歯車3と垂
直かさ歯車体4との噛合により単体パネル1の回動時の
位置ずれを規制しているので、回動はスムーズで、かつ
静かで、滑らかに単体パネル1の位置を変更することが
できる。
の上端と下端との近傍に配設されて、それぞれの単体パ
ネル1の回動時の位置ずれを規制するので、それぞれの
単体パネル1はその縦方向の中央部分が回転可能に連結
されていなくとも、中央の単体パネル1の正面と左側の
単体パネル1の裏面とが面一になるような位置にずれる
ことはない。また、連結手段2は、水平かさ歯車3と垂
直かさ歯車体4との噛合により単体パネル1の回動時の
位置ずれを規制しているので、回動はスムーズで、かつ
静かで、滑らかに単体パネル1の位置を変更することが
できる。
【0014】また、水平かさ歯車3の外径を、軸支部材
5の外寸法より若干小さくし、かつ軸支部材5の下縁部
分を下側の取付金具8に接する位置まで延長すれば、水
平かさ歯車3を軸支部材5で覆うことができる。このよ
うにすれば水平かさ歯車3は外側から全く見えなくな
り、連結手段2において、外側に露出している部分は軸
支部材5のみとなる。つまり、このような連結手段2に
おいては、メカニカルな構造はまったく外側から見え
ず、軸支部材5の外観を縁部材12bと略一致させるこ
とにより、機械的な連結手段2であることを意識させる
ことのない外観を有したパネルスクリーンにすることが
できる。しかも、そのような機構部分が露出していない
ので指を挾むなどといった、使用者にとって危険な構造
はなくなり、さらに安全性を向上させることができる。
5の外寸法より若干小さくし、かつ軸支部材5の下縁部
分を下側の取付金具8に接する位置まで延長すれば、水
平かさ歯車3を軸支部材5で覆うことができる。このよ
うにすれば水平かさ歯車3は外側から全く見えなくな
り、連結手段2において、外側に露出している部分は軸
支部材5のみとなる。つまり、このような連結手段2に
おいては、メカニカルな構造はまったく外側から見え
ず、軸支部材5の外観を縁部材12bと略一致させるこ
とにより、機械的な連結手段2であることを意識させる
ことのない外観を有したパネルスクリーンにすることが
できる。しかも、そのような機構部分が露出していない
ので指を挾むなどといった、使用者にとって危険な構造
はなくなり、さらに安全性を向上させることができる。
【0015】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。その他、各部の構成は図示例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
されるものではない。その他、各部の構成は図示例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、単体
パネルを回動可能に連結する連結手段が、噛合する水平
交差軸歯車要素と垂直交差軸歯車要素とを有しているた
め、一方の単体パネルを回動すると、その回動はそれぞ
れの歯車要素の噛合により規制され、単体パネルの回動
中の位置ずれを防止することができる。また、水平交差
軸歯車と垂直交差軸歯車との噛合部分は、単体パネルの
側縁部の中心部分に近くなるので、その噛合部分に指な
どが挾まれる可能性をなくすことができ、安全性を高め
ることができる。
パネルを回動可能に連結する連結手段が、噛合する水平
交差軸歯車要素と垂直交差軸歯車要素とを有しているた
め、一方の単体パネルを回動すると、その回動はそれぞ
れの歯車要素の噛合により規制され、単体パネルの回動
中の位置ずれを防止することができる。また、水平交差
軸歯車と垂直交差軸歯車との噛合部分は、単体パネルの
側縁部の中心部分に近くなるので、その噛合部分に指な
どが挾まれる可能性をなくすことができ、安全性を高め
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の要部を拡大して示す斜視図。
【図3】同実施例の連結部材の断面図。
1…単体パネル 2…連結部材 3…水平かさ歯車 4…垂直かさ歯車体 5…軸支部材 7…中心軸 42…回転軸
Claims (2)
- 【請求項1】床を移動可能な少なくとも2枚の単体パネ
ルを、それぞれの単体パネルの側縁部において連結手段
により相互に回動可能に連結してなるパネルスクリーン
において、 連結手段が、それぞれの単体パネルの側縁部の縦方向と
中心軸を一致させて回動不能に取り付けられる水平交差
軸歯車要素と、それぞれの水平交差軸歯車要素とその近
接部位側で噛合する水平方向に回転軸が保持され表裏両
面に歯を備えてなる垂直交差軸歯車要素と、前記水平交
差軸歯車要素の中心軸を回転可能に支持し、かつ垂直交
差軸歯車要素の回転軸を回動可能に支持する軸支部材と
を具備してなることを特徴とする請求項記載のパネルス
クリーン。 - 【請求項2】水平交差軸歯車要素及び垂直交差軸歯車要
素が、かさ歯車からなることを特徴とする請求項1記載
のパネルスクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5223040A JP2778422B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | パネルスクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5223040A JP2778422B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | パネルスクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776896A true JPH0776896A (ja) | 1995-03-20 |
JP2778422B2 JP2778422B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16791905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5223040A Expired - Fee Related JP2778422B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | パネルスクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778422B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007332637A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Sugita Ace Kk | ドア |
JP2009257056A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Kg Paltec Co Ltd | 折戸用ヒンジユニット |
EP2149663A1 (en) | 2008-07-30 | 2010-02-03 | DLP Limited | Hinge assembly |
JP4859077B1 (ja) * | 2011-03-24 | 2012-01-18 | 有限会社シー・エフ・ビルマネジメント | 建物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS541287U (ja) * | 1977-06-07 | 1979-01-06 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP5223040A patent/JP2778422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS541287U (ja) * | 1977-06-07 | 1979-01-06 |
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JP2007332637A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Sugita Ace Kk | ドア |
JP2009257056A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Kg Paltec Co Ltd | 折戸用ヒンジユニット |
EP2149663A1 (en) | 2008-07-30 | 2010-02-03 | DLP Limited | Hinge assembly |
JP4859077B1 (ja) * | 2011-03-24 | 2012-01-18 | 有限会社シー・エフ・ビルマネジメント | 建物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2778422B2 (ja) | 1998-07-23 |
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