JPH077620B2 - 竪切形断路器 - Google Patents

竪切形断路器

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JPH077620B2
JPH077620B2 JP6652788A JP6652788A JPH077620B2 JP H077620 B2 JPH077620 B2 JP H077620B2 JP 6652788 A JP6652788 A JP 6652788A JP 6652788 A JP6652788 A JP 6652788A JP H077620 B2 JPH077620 B2 JP H077620B2
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JP
Japan
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terminal plate
lower terminal
disconnector
ground
case
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JP6652788A
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勇 石崎
光 八木
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は発電所や変電所等において使用される竪切形断
路器に関するものである。
(従来の技術) 上部端子板と下部端子板との間に設けられた接点を絶縁
ロッドにより開閉するようにした竪切形断路器は従来か
ら知られており、例えば回路の点検等を行う場合にはこ
の断路器により負荷側の回路を下部端子板に接続された
課電側から開離したうえでその下部端子板の電圧を風車
形検電器により検電し、回路が遮断されていることを確
認した後に下部端子板に接地線を取付け、点検作業を行
うように規定されている。ところが近年開発された接点
部分をSF6ガスのような絶縁性ガスを内部に封入した竪
切形ガス断路器において上記の手順により点検作業を行
おうとしたところ、回路が開離されているにもかかわら
ず風車形検電器の風車が回転し、下部端子板に3000V以
上の電圧が生じていることを示したために作業が進めら
れないというトラブルが発生した。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、回路
を開離した状態において下部端子板に風車形検電器に検
出されるような高電圧が生ずることを防止した竪切形断
路器を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は上記のような高電圧が下部端子板に発生する
原因を追求した結果、特にガス封入式の竪切形断路器に
おいては良好なガス絶縁特性を利用して断路部の開離距
離を小さくしているために極間の静電容量が大きくな
り、これに対して対地間静電容量が小さいために、上部
端子板が課電状態にあると高い誘導電圧が下部端子板に
発生することが原因であることを知った。本発明はかか
る知見に基いて完成されたものであって、上部端子板と
下部端子板との間に設けられた接点を接地側のケースか
ら延びる絶縁ロッドにより開閉する竪切形断路器におい
て、下部端子板をケースの上方に絶縁支持する下部碍管
の内部にコンデンサを入れ、対地間の静電容量を極間の
静電容量より大きくしたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に本発明を図示のガス封入式の竪切形断路器の実施
例によって更に詳細に説明すると、図中(1)は接地側
のケース、(2)はケース(1)の上方に立設された下
部碍管、(3)は下部端子板、(4)はその上方に立設
された上部碍管、(5)は上部端子板であって、これら
の碍管の内部には絶縁性ガスが封入されている。(6)
は導体(7)によって上部碍管(4)内に固定された上
部固定接触子、(8)は下部固定接触子(9)を貫通さ
せて設けられたブレードであって、この上部固定接触子
(6)とブレード(8)によって接点(10)が構成され
ている。このブレード(8)はケース(1)から下部碍
管(2)の内部を上方に延びる絶縁ロッド(11)の上端
に接続金具(12)を介して取付けられたものであって、
軸(13)を回転させるとリンク(14)を介して絶縁ロッ
ド(11)とブレード(8)とが昇降し、接点(10)の開
閉を行うことができる。電流は上部端子板(5)、導体
(7)、上部固定接触子(6)、ブレード(8)、下部
固定接触子(9)、下部端子板(3)の順に流れ、シー
ルド(15)、(16)によって電界緩和が図られている。
(17)はこの下部碍管(2)の内部に取付けられたコン
デンサである。コンデンサ(17)の上端は導体(18)に
よって下部端子板(3)に接続されており、またはその
下端は導体(19)によりケース(1)に接続されてい
る。なおコンデンサ(17)としては静電容量の大きいセ
ラミックコンデンサを用いることが好ましく、絶縁ロッ
ド(11)のまわりを囲むドーナツ形状とすると静電容量
を十分に大きくすることができる。
(作用) このように構成されたものは、上部端子板(5)を課電
側に接続し下部端子板(3)を負荷側に接続して使用さ
れるものであり、負荷側の回路等の点検を行う場合には
ケース(1)内の軸(13)を回転して絶縁ロッド(11)
とともにブレード(8)を引下げ、上部固定接触子
(6)からブレード(8)を引離すことによって回路を
開離することは従来のこの種竪切形断路器と同様であ
る。この場合、上部端子板(5)の対地電圧をV1、下部
端子板(3)の対地電圧をV2、上部端子板(5)と下部
端子板(3)との極間の静電容量をC1、下部端子板
(3)の対地間の静電容量をC2とすると、これらの間に
は次の関係が成立する。
V2=V1×C1/(C1+C2) そして従来はC1>C2であったためにV2の値が300Vを越
え、風車形検電器が作動したのであるが、本発明におい
てはコンデンサ(17)がケース(1)と下部端子板
(3)との間に設けられているためにC2の値をC1の値よ
りもはるかに大きくすることができ、これによりV1の値
が数十万Vである場合にもV2の値を検電器の作動電圧で
ある3000Vよりも十分に小さい値とすることができる。
従って本発明の竪切形断路器は接点(10)を開離したの
ちに風車形検電器により下部端子板(3)の検電を行っ
ても風車が回転することがなく、その後の接地線の取付
け及び負荷側回路の点検作業等を支障なく行うことがで
きる。しかも本発明においてはこのコンデンサ(17)を
下部碍管(2)の内部に収納してあるので絶縁上の問題
もなく、外部に余分な突起物を設ける必要もない利点が
ある。
(発明の効果) 本発明は以上の説明からも明らかなように、下部端子板
と接地側のケースとの間にコンデンサを入れて対地間の
静電容量を大きくすることにより、接点開離時に下部端
子板に生ずる誘導電圧を十分に低くすることに成功した
ものであるから、接点を開離したのちに安全規定に従っ
て下部端子板の検電を行った場合に検電器が作動するこ
とがなく、点検作業等を支障なく行うことができる。よ
って本発明は従来の問題点を一掃した竪切形断路器とし
て、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示す中央縦断面図である。 (1):ケース、(2):下部碍管、(3):下部端子
板、(5):上部端子板、(10):接点、(11):絶縁
ロッド、(17):コンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部端子板(5)と下部端子板(3)との
    間に設けられた接点(10)を接地側のケース(1)から
    延びる絶縁ロッド(11)により開閉する竪切形断路器に
    おいて、下部端子板(3)をケース(1)の上方に絶縁
    支持する下部碍管(2)の内部にコンデンサ(17)を入
    れ、対地間の静電容量を極間の静電容量より大きくした
    ことを特徴とする竪切形断路器。
JP6652788A 1988-03-18 1988-03-18 竪切形断路器 Expired - Lifetime JPH077620B2 (ja)

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JP6652788A JPH077620B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 竪切形断路器

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JPH01239718A JPH01239718A (ja) 1989-09-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8981177B2 (en) 1997-11-14 2015-03-17 The Procter & Gamble Company Disposable article providing improved management of bodily exudates

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JP2002184274A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Toshiba Corp 真空遮断器

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US8981177B2 (en) 1997-11-14 2015-03-17 The Procter & Gamble Company Disposable article providing improved management of bodily exudates

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JPH01239718A (ja) 1989-09-25

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