JPH0776188A - スクリーン版 - Google Patents
スクリーン版Info
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- JPH0776188A JPH0776188A JP15128294A JP15128294A JPH0776188A JP H0776188 A JPH0776188 A JP H0776188A JP 15128294 A JP15128294 A JP 15128294A JP 15128294 A JP15128294 A JP 15128294A JP H0776188 A JPH0776188 A JP H0776188A
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- ink
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
が小なる領域における一方の構成糸A(例えば緯糸1)
は、糸径がdで、間隔4を開けずに平行に配されたn本
(n≧2)のフィラメントの群からなり、前記領域外に
おいて、構成糸Aと配される方向を同じくする構成糸B
は、糸径がdを超えるモノフィラメントからなる。 【効果】従来の2段刷りと同様の効果が1回のプリント
で得られ、印刷時に糸がほつれることもない。
Description
式において用いるスクリーン版に関する。
的として、通電加熱ヒーター用の導電部分をガラスに直
接プリントし焼成する技術は広く用いられている。導電
部分は、防曇目的で発熱する熱線部と、その熱線部に電
力を供給するバスバー部とから構成されている。
は、プリントされる膜厚が均一となることが、長所のひ
とつとして考えられ、もしくはプリント膜厚が均一とな
るように技術面での改良が行われてきた。
る細線(熱線)に電流を通ずることにより発熱させる方
法は、自動車用安全ガラスの防曇方法として広く用いら
れている。その方法においては、熱線部の発熱状態を平
準化するために、スクリーンプリント方式により均一な
膜厚にプリントするものであった。
から、熱線に電力を供給するバスバー部の巾が狭くなる
傾向にあり、その結果、バスバー部の電力密度が高くな
り、熱線部よりも高発熱となる傾向にある(熱線部、バ
スバー部ともに上限温度が規格で定められている。)。
リント方式でこの問題を解決するには、2段以上のプリ
ント等により膜厚を厚くし、電力密度を下げる方法が知
られているが、プリント段数(プリント回数)が増大す
るという不利益があった。
態、プリントの状態、及びスクリーンの状態により決定
される。
乳剤の膜厚及び紗の開口状態により変化させ得ることが
知られている。前者の乳剤の膜厚によりインクの膜厚を
変化させる方法は既に実用化されている。
紗を構成する糸の径及び織り密度により決定される。そ
れらは結果として紗の厚み及び開口率を決定することに
なる。特公昭55−39470号公報には、マルチフィ
ラメントを用いることにより、その特定領域のインクの
出る量を少量にする方法について記載されている。
では、印刷時に糸がほつれてしまい、その糸片が結果と
して印刷面に悪影響を与えたり、また、印刷終了後にス
クリーン版を洗浄してもマルチフィラメント内部にイン
クが残ってしまうため、スクリーン版を連続使用する場
合には問題があった。
ントでインクの膜厚を部分的に変化させることができる
とともに、印刷面に悪影響を与えないスクリーン版の提
供を目的とする。
リント方式でプリントされるインクのインク量を部分的
に変化させる領域を有する織布タイプのスクリーン版に
おいて、インク量が小なる領域における一方の構成糸A
は、糸径がdで、間隔を開けずに平行に配されたn本
(n≧2)のモノフィラメントの群からなり、前記イン
ク量が小なる領域外において、構成糸Aと配される方向
を同じくする構成糸Bは、糸径がdを超えるモノフィラ
メントからなることを特徴とするスクリーン版を提供す
る。
料である紗の織り状態に特徴があるものであり、糸の径
及び織り方により紗の厚みを変化させるものである。
は本発明にかかるスクリーン版のインク量が小なる領域
の部分を示すもので、(a)はその拡大断面図、(b)
は同部の平面図であり、図2は本発明にかかるスクリー
ン版のインク量が小なる領域外の部分を示すもので、
(a)は拡大断面図、(b)は同部の平面図である。
ク量が小なる領域の部分を示したものであり、一方の構
成糸となる経糸2及び他方の構成糸となる緯糸1が平組
織に製織されている。
領域は、緯糸1と経糸2とから形成される。この場合、
経糸2が構成糸Aに相当し、糸径dのモノフィラメント
の複数本(n本、n≧2)が平行に、かつ間隔をあけず
に密接して配列され形成されている。該モノフィラメン
トの糸径dは特に限定されないが、d=20〜40μm
が糸ほつれが効果的に防止できる点から好ましい。ま
た、該モノフィラメントの本数は特に限定されないが、
n=2〜3が前記と同じ理由で好ましい。
するものであったが、逆に、緯糸1が構成糸Aに相当す
るものであってもよい。
小なる領域外は、緯糸1と経糸2’とから形成される。
この場合、経糸2’が構成糸Bに相当し、糸径がdを超
えるモノフィラメントからなる。構成糸Bの糸径は構成
糸Aの糸径よりも大であれば特に限定されないが、60
〜120μmがインク量が小なる領域外において安定し
た厚膜効果が得られる点から好ましい。構成糸Bの糸径
を大きくすると厚膜効果も大きくなるが、構成糸Aを構
成するモノフィラメント径dとの差が大きくなり過ぎる
と、紗が破れてしまうため、構成糸Bの糸径は、n×d
の径であることが好ましい。
間隔4は、また、経糸2’と隣りに配された経糸2’と
の間隔4’は、特に限定されないが、70〜140μm
であることが、インクがスムーズに出るので好ましい。
また、間隔4と間隔4’とが等しい場合は、インク量が
小なる領域の開口率とインク量が小なる領域外の開口率
とが一定となり、均一な印刷品質が得られる点で特に好
ましい。
る領域の経糸2は、糸径が35μmのモノフィラメント
2本が平行に、かつ間隔をあけずに密接して配列されて
なっている。また、緯糸1は糸径pが50μmのモノフ
ィラメントである。
外のスクリーン版の経糸2’は糸径が70μmのモノフ
ィラメントであり、緯糸1は糸径pが50μmのモノフ
ィラメントである。
る領域において、経糸2と隣りに配された経糸2との間
隔4は80μmであり、前記のインク量が小なる領域外
における経糸2’と経糸2’との間隔4’の80μmと
同じである。
と図2では、開口率は変化させずに、図1の紗厚3を図
2の紗厚3’よりも薄くすることができ、結果として、
インクの出る量を少量にすることができる。
量が小なる領域外とが形成されたスクリーン版を用い
て、連続印刷を行った。
て行った。すなわち、経糸2に糸径が70μmのマルチ
フィラメント(6本の細糸が撚られて構成されたもの)
を用いた他は実施例と同様にスクリーン版を構成し、実
施例と同様に連続印刷を行った。
1回の印刷で、プリント膜厚を部分的に厚くすることが
できた。
リーン版では、糸がほつれてしまったが、実施例のスク
リーン版では、比較例と同条件、同回数の連続印刷にも
かかわらずスクリーン版には何ら変化は起きなかった。
ると、比較例の場合では、マルチフィラメント内部にイ
ンクが残ってしまい完全に洗浄することはできなかった
が、実施例の場合では、糸の内部にインクが残ることは
なかった。
より、1回の印刷で、プリント膜厚を部分的(バスバー
部)を厚くすることができ、従来2段刷りもしくはバス
バー巾の拡巾により得られたと同様の効果を得ることが
できる。
め、印刷面に悪影響を与えることがなく、さらに、印刷
終了後にスクリーン版を洗浄することによって、糸の内
部にインクが残ることはなくスクリーン版を問題なく連
続使用できる。
緯糸との交差部において糸つぶれが起き、糸径にばらつ
きが生じてしまい、設計通りの開口率を得ることが難し
いが、本発明のスクリーン版においては、糸径にばらつ
きが生じることなく設計通りの開口率を得ることができ
るため、所定のプリント膜厚を確保することが可能とな
る。
る領域の部分の拡大断面図(a)と平面図(b)であ
る。
る領域外の部分の拡大断面図(a)と平面図(b)であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】スクリーンプリント方式でプリントされる
インクのインク量を部分的に変化させる領域を有する織
布タイプのスクリーン版において、インク量が小なる領
域における一方の構成糸Aは、糸径がdで、間隔を開け
ずに平行に配されたn本(n≧2)のモノフィラメント
の群からなり、前記インク量が小なる領域外において、
構成糸Aと配される方向を同じくする構成糸Bは、糸径
がdを超えるモノフィラメントからなることを特徴とす
るスクリーン版。 - 【請求項2】前記の間隔を開けずに平行に配されたn本
のモノフィラメントの群からなる構成糸Aと隣りに配さ
れる構成糸Aとの間隔は、前記インク量が小なる領域外
において、構成糸Aと配される方向を同じくする構成糸
Bと隣りに配される構成糸Bとの間隔と同じであること
を特徴とする請求項1のスクリーン版。 - 【請求項3】前記構成糸Bの糸径は、n×dの径である
ことを特徴とする請求項1または2のスクリーン版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15128294A JP3427494B2 (ja) | 1993-07-16 | 1994-07-01 | スクリーン版 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-198996 | 1993-07-16 | ||
JP19899693 | 1993-07-16 | ||
JP15128294A JP3427494B2 (ja) | 1993-07-16 | 1994-07-01 | スクリーン版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776188A true JPH0776188A (ja) | 1995-03-20 |
JP3427494B2 JP3427494B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=26480584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15128294A Expired - Fee Related JP3427494B2 (ja) | 1993-07-16 | 1994-07-01 | スクリーン版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3427494B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313556A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Pioneer Electronic Corp | スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法及びプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
CN104875501A (zh) * | 2014-02-27 | 2015-09-02 | 精工爱普生株式会社 | 网体、网体的制造方法以及液体喷出装置 |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP15128294A patent/JP3427494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313556A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Pioneer Electronic Corp | スクリーン印刷版、スクリーン印刷方法及びプラズマディスプレイパネルの製造方法 |
CN104875501A (zh) * | 2014-02-27 | 2015-09-02 | 精工爱普生株式会社 | 网体、网体的制造方法以及液体喷出装置 |
JP2015160373A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | セイコーエプソン株式会社 | 網体、網体の製造方法及び液体吐出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3427494B2 (ja) | 2003-07-14 |
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