JPH077595U - ポータブル便器 - Google Patents
ポータブル便器Info
- Publication number
- JPH077595U JPH077595U JP3793193U JP3793193U JPH077595U JP H077595 U JPH077595 U JP H077595U JP 3793193 U JP3793193 U JP 3793193U JP 3793193 U JP3793193 U JP 3793193U JP H077595 U JPH077595 U JP H077595U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- legs
- pipe
- backrest
- toilet bowl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Flushing Toilets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 肘付きや背もたれが形成されたフレームを備
え、しかも足腰の弱った老人や病人の使用に際しても安
全性の高いポータブル便器を提供する。 【構成】 便器本体1の周囲に配置されるパイプ製フレ
ーム2の4本の脚21・・24を、下方に延びるに従って
それぞれが互いに離反してゆく末広がりの形状に形成
し、さらに、その各脚の下端に滑り止めキャップ3を装
着している。そして、パイプ製フレーム2の中空部に鉄
粉Mを詰め込んで、フレーム自体の安定性を確保してい
る。
え、しかも足腰の弱った老人や病人の使用に際しても安
全性の高いポータブル便器を提供する。 【構成】 便器本体1の周囲に配置されるパイプ製フレ
ーム2の4本の脚21・・24を、下方に延びるに従って
それぞれが互いに離反してゆく末広がりの形状に形成
し、さらに、その各脚の下端に滑り止めキャップ3を装
着している。そして、パイプ製フレーム2の中空部に鉄
粉Mを詰め込んで、フレーム自体の安定性を確保してい
る。
Description
【0001】
本考案は、老人や病人の使用に適した腰掛け式のポータブル便器に関する。
【0002】
ポータブル便器としては、持ち運びが可能で内部にポットが収容される便器本 体と、その上部に便座が取り付けられた腰掛け式のものがある。
【0003】 この種の腰掛け式のポータブル便器は、老人や病人向けとして使用されること が多いことから、肘付き(手すり)や背もたれを設けて、楽に使用できるように 配慮されている。さらに、持ち運びの作業性を考慮して、肘付きや背もたれを4 本の脚に一体的に形成したパイプ製フレームを、便器本体の周囲に配置するタイ プのものもある。
【0004】
ところで、従来のパイプ製フレームによれば、左右の肘付き間の幅と、左右の 脚間の幅がほぼ同じで、さらに、肘付きと背もたれが構成される部分の前後方向 における長さが、前後の脚間の幅とほぼ同じ構造となっており、このため、腰掛 け時や立ち上がる際に、左右の肘付きのいずれか一方に偏った力が掛かったり、 また、腰掛けた状態で、背もたれに大きな荷重を掛けたりしたときには、転倒す る虞れがあって危険であった。特に、使用者が足腰の弱い老人や病人である場合 にその危険性があり、これを解消することを目的として、本出願人は、既に、4 本の脚が下方に向けて末広がりの形状とし、さらに、フレーム脚の下端に転倒防 止用の安定補助板を装着した構造のものを提案している(実願平4−63423 号)。
【0005】 ところが、その提案の構造によると、室内での使用時に安定補助板が邪魔にな ることがある。そこで、本考案は、そのような不具合がなく、しかも安全性の高 いパイプ製フレーム付きのポータブル便器の提供を所期の目的とする。
【0006】
上記の目的を達成するための構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説明 すると、本考案のポータブル便器は、前後にそれぞれ2本づつの脚21・・24に 左右の肘付き25a,25b、および背もたれ26が一体に形成された構造で、 便器本体1の周囲に配置されるパイプ製フレーム2を備えており、そのフレーム 2の4本の脚21・・24は、下方に延びるに従ってそれぞれが互いに離反してゆ く、末広がりの形状に形成されているとともに、その各脚21・・24の下端には 滑り止めキャップ3・・3が装着され、かつ、当該パイプ製フレーム2の中空部に は鉄粉Mが詰め込まれていることによって特徴づけられる。
【0007】
フレーム2の各脚21・・24を末広がりの構造とすることによりフレーム2の 姿勢が安定し、これに加えてフレーム2が鉄粉Mの詰め込みによって重量が重く なるので、その相乗効果によってフレーム2が倒れ難くなる。
【0008】
図1は本考案実施例の構造を示す図で、(a) は全体斜視図,(b) はそのフレー ム脚の拡大断面図である。
【0009】 この便器は、持ち運びが可能な便器本体1と、この便器本体1の周囲に配置さ れるフレーム2によって主に構成されている。 便器本体1は、内部にポット(図示せず)が収納されるタイプのもので、その 胴周壁11の後部上縁には、便蓋12が便座13とともに回転自在に支承されて いる。この便蓋12は、後述する背もたれ26との干渉を避けるために、二分割 の折り畳み構造となっている。
【0010】 さて、フレーム2は、パイプ材を折り曲げや溶接などで加工したもので、前後 にそれぞれ2本づつの4本の脚21・・24に、肘付き25a,25bおよび背も たれ26が一体に形成されている。
【0011】 また、フレーム2の4本の脚21・・24は下方に向けて末広がりの形状となっ ており、その左右の脚21,23と22,24との間における幅は、左右の肘付 き25aと25bとの間の幅よりも大きく設定されている。また、背もたれ26 は、後部側の脚23,24の下端部の位置よりも前方側に配置されており、さら に、この背もたれ26から、これと連なる肘付き25a,25bの前方端部まで の長さは、前後の脚21,22と23,24との下端部間における幅よりも狭く 設定されている。
【0012】 そして、フレーム2の各脚21・・24の下端には、それぞれ滑り止め用のキャ ップ3が差し込みによって装着されている。また、フレーム2のパイプ中空部に は、図1(b) に示すように鉄粉Mが詰め込まれいる。
【0013】 ここで、キャップ3の材質としては、合成ゴム(硬質)あるいは樹脂など、一 般に椅子等の滑り止めに利用される材料を使用する。 また、鉄粉Mの詰め込みは、製品状態(製作完了状態)でフレーム2の各脚2 1・・24に装着されているキャップ3・・3を一度取り外し、各脚の下端から鉄粉 をパイプ中空部に充填した後、再びキャップ3を各脚21・・24の下端に嵌め込 むといった作業によって行う。
【0014】 なお、鉄粉Mは、フレーム2の中空部の全てを満たすまで詰め込んでおくこと が好ましいが、そうでない場合には、鉄粉をフレーム2の肘付き25a,25b の高さレベル付近に達する程度にまで詰め込んでおけば、同等な倒れ防止効果を 得ることができる。
【0015】
以上説明したように、本考案のポータブル便器によれば、便器本体の周囲に配 置されるパイプ製フレームの4本の脚を、下方に延びるに従ってそれぞれが互い に離反してゆく末広がりの形状に形成し、また、フレームにはパイプ中空部に鉄 粉を詰め込んでいるので、フレーム自体の安定性が良く容易には転倒しなくなる 結果、足腰の弱った老人や病人の使用に際しても安全性が高い。
【0016】 しかも、パイプ製フレームに鉄粉を詰め込むだけで、フレーム自体には何ら特 別な加工を施すことなくフレームの安定性を確保できるので、低コストで所期の 目的を達成できる。
【図1】本考案実施例の全体構造を示す図で、(a) は全
体斜視図,(b) はそのフレーム脚の拡大断面図
体斜視図,(b) はそのフレーム脚の拡大断面図
1 便器本体 2 フレーム(パイプ製) 21・・24 脚 25a,25b 肘付き 26 背もたれ 3 キャップ(滑り止め) M 鉄粉
Claims (1)
- 【請求項1】 持ち運びが可能な構造の便器本体と、前
後にそれぞれ2本づつの脚に、左右の肘付きおよび背も
たれが一体に形成された構造で、上記便器本体の周囲に
配置されるパイプ製フレームを備えたポータブル便器に
おいて、上記フレームの4本の脚は、下方に延びるに従
ってそれぞれが互いに離反してゆく末広がりの形状に形
成されているとともに、その各脚の下端には滑り止めキ
ャップが装着され、かつ、当該パイプ製フレームの中空
部には鉄粉が詰め込まれていることを特徴とするポータ
ブル便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3793193U JPH077595U (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ポータブル便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3793193U JPH077595U (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ポータブル便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077595U true JPH077595U (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=12511305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3793193U Pending JPH077595U (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | ポータブル便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077595U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006102340A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Toto Ltd | 手すり付ポータブルトイレ |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP3793193U patent/JPH077595U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006102340A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Toto Ltd | 手すり付ポータブルトイレ |
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