JPH0775779A

JPH0775779A - 洗濯用水質改善具

Info

Publication number: JPH0775779A
Application number: JP4151175A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Fukase; 一夫深瀬
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-05-20
Filing date: 1992-05-20
Publication date: 1995-03-20

Abstract

(57)【要約】【目的】極めて簡易に洗濯水の水質を洗濯に最適の水
質に改善することができ、洗剤使用量を著しく減少させ
る等の洗濯効果の著しい向上と環境に優しい洗濯廃水を
得られる洗濯用水質改善具を提供する。【構成】外殻部に多数の通水孔２１を形成した中空容
器２０内に、金属イオンを含む無機質コ−ティング剤を
用いて焼成したセラミックス粒体１０を封入した洗濯用
水質改善具１。

Description

【発明の詳細な説明】

（０００１）

【産業上の利用分野】本発明は、家庭内で使用する洗濯
水の水質改善具であって、更に詳しくは、洗濯機の洗濯
水槽内に投入するだけで洗濯水を洗濯に最適の水質に改
善する小型の洗濯用水質改善具である。（０００２）

【従来の技術】家庭用の洗濯機では、洗濯水槽内に溜め
た洗濯水中に汚れた洗濯物と所定量の洗剤とを入れた
後、洗濯水槽に設けた回転撹拌機構によって洗濯水中で
洗濯物を撹拌して洗濯をしていた。この場合、生活の知
恵として、洗濯水の温度を高くすると洗濯効果が向上す
ることが知られていたため、洗濯水の温度が低い冬場や
洗濯物の汚れが特にひどい場合などは、風呂の残り湯や
ぬるま湯を洗濯水として使う場合もあった。（０００３）しかし、一般には、洗濯効果を向上させる
ため、洗剤における浸透力や分解力、界面活性力を改善
して洗濯効果を向上させる方向で、洗剤開発が進められ
ている。また、最近では、使用後の洗濯廃水による環
境への悪影響が種々指摘され、いわゆる合成洗剤を使用
せずにせっけんを使用する家庭も増えているが、せっけ
んでは洗濯効果が不十分で黄ばみ等がとれない場合が少
なくないことから、せっけん使用に踏み切れない家庭も
少なくない。この場合も、洗濯廃水の水質を悪化させな
い洗剤の研究が延々と行われている状況にある。（０００４）

【発明が解決しようとする課題】洗濯に使用するいわゆ
る合成洗剤の改善には現状においてある程度の限界があ
り、洗濯効果の飛躍的な向上を図るのは難しい。また、
いわゆる合成洗剤に代わる水質を悪化させない洗剤の開
発も遅々として進んでいない。（０００５）本発明者は、単なる生活の知恵という枠を
越えて、改めて洗濯効果と洗濯水との関係を科学的に見
直し、洗濯水における水分子の働きを徹底的に研究した
ところ、洗濯水の水質を洗濯に最適の水質に改善するこ
とにより、従来の洗剤を用いても洗濯効果の著しい向上
と環境に優しい洗濯廃水を得られることを見出した。（０００６）本発明は、このような研究の成果としてな
されたもので、極めて簡易に洗濯水の水質を洗濯に最適
の水質に改善することができ、洗剤使用量を著しく減少
させる等の洗濯効果の著しい向上と環境に優しい洗濯廃
水を得られる洗濯用水質改善具を提供することを目的と
する。（０００７）

【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明の洗濯用水質改善具は、外殻部に多数の
通水孔を形成した中空容器内に、金属イオンを含む無機
質コ−ティング剤を用いて焼成したセラミックス粒体を
封入したものである。（０００８）

【作用】本発明に係る洗濯用水質改善具は、外殻部に多
数の通水孔を形成した中空容器内に所定のセラミックス
粒体を封入してあるから、洗濯機の洗濯水槽中にこの洗
濯用水質改善具を投入するだけで、洗濯水の水分子が、
多数の通水孔を通って自由に中空容器内に出入りし、中
空容器内の該セラミックス粒体と接触する。この場合、
洗濯機の回転撹拌機構により、洗濯水並びに洗濯物が渦
巻き状に撹拌されるので、特に何らの操作を加えなくと
も、非常に短時間で極めて多くの水分子を該セラミック
ス粒体に接触させることができる。（０００９）本発明では、このセラミックス粒体を、金
属イオンを含む無機質コ−ティング剤を用いて焼成して
あるから、これに水分子を接触させることによって、セ
ラミックスの発する遠赤外線と金属イオンの作用によ
り、いわゆる水素結合によって分子集団を形成している
水分子の該水素結合を解き、水の分子集団を小さくして
水分子を活性化させる。このように水分子を活性化させ
ると、水本来の持つ活性力と浸透力が飛躍的に増大さ
れ、水の活性化により耐腐食性も格段に向上し、洗濯に
非常に好適な水質を得られる。（００１０）この作用により、従来と同様の条件で洗濯
を行う場合、５０ｇ程度の該セラミックス粒体を封入し
た場合でも、洗剤使用量を従来の約半分としても従来と
全く同等の洗濯効果が得られる。なお、この作用は、洗
濯廃水を下水道等に流した後でも少なくとも数時間〜数
十時間程度、長時間持続する。（００１１）さらに、このセラミックス粒体を洗濯水に
接触させることにより、金属イオンを洗濯水中に溶けこ
ませることができ、該金属イオンの働きにより洗濯水に
抗菌性を生じさせ、より一層洗濯に適した水質を得られ
る作用を奏する。この作用は、洗濯廃水を下水道等に流
した後でも長時間持続する。（００１２）なお、このような作用により、従来の洗濯
の場合に比して、水垢の発生をほぼ完全に防止すること
ができる。（００１３）上記作用における水分子の分子集団といわ
ゆる水素結合につき、ここで詳細に作用を考察すると、
通常の状態の洗濯水では、水分子が単分子として存在す
る他、極めて多くの水分子同士がいわゆる水素結合によ
って分子集団を形成しているため、洗剤の浸透や水本来
の持つ活性力を阻害する要因となる。この場合、いわゆ
る水素結合の強さは、水素原子と結合した原子の電気陰
性度と非共有原子対の数に影響され、水のＯ原子は２個
の非共有原子対を有するため、水分子一個当たりでは２
個の水素結合が可能なことから、水では強固な水素結合
が生じて分子集団を形成している。（００１４）なお、いわゆる水素結合とは、Ｏ−Ｈ、Ｎ
−Ｈなど電気陰性度の高いＯ，Ｎ原子と水素原子とが共
有結合したときに、水素原子の電子がＯ，Ｎ原子に強く
引き寄せられるため水素原子に正の電荷が残り、この水
素原子が隣接のＯ、Ｎ原子の非共有原子対と結合した状
態をいう。（００１５）このようにいわゆる水素結合により構造化
された水の水素結合を断ちきり、水の分子集団を小さく
するには、水素結合エネルギ−に相当する熱量を与えれ
ばよく、生活の知恵のように水の温度を高くするか、又
は水を継続的に激しく撹拌することによっても、ある程
度は水素結合を解くことが可能となるが、その効果は持
続せずしかも十分とは言い難い。ところが、上記のよう
にセラミックスの発する遠赤外線と金属イオンの作用に
よれば、容易にこの水素結合を解き水の分子集団を小さ
くして水分子を活性化させる等の上記作用を奏すること
が可能となるものである。（００１６）なお、本発明では、金属イオンを含む無機
質コ−ティング剤を用いて焼成したセラミックス粒体を
使用しているから、有機質からなるコ−ティング剤を用
いた場合に紫外線や水等に犯され劣化して剥がれ落ち溶
出するのに比較すると、一旦硬化した皮膜もセラミック
スそのものであるため、回転撹拌される洗濯水中で長時
間使用しても全く劣化することがなく、人体等に対して
全く無害かつ環境に対して無公害である。（００１７）

【実施例】以下に、本発明に係る洗濯用水質改善具の詳
細な実施例を図について説明する。（００１８）図
１は洗濯用水質改善具の一実施例を示す断面図であり、
図２は他の実施例を示す正面図、図３は同上の実施例を
分解した端面図である。（００１９）まず、図１に示す洗濯用水質改善具１は、
金属イオンを含む無機質コ−ティング剤を用いて焼成し
たセラミックス粒体１０を、外殻部２２に多数の通水孔
２１を形成した中空容器２０内に封入したものである。（００２０）この中空容器２０は、全体形状を中空の略
球状に形成した合成樹脂製のもので、その外殻部２２に
は、容器内部と容器外部とを連通させる多数の通水孔２
１を形成してある。また、特に図示していないが、この
中空容器２０は、一対の略半球状部材を球状をなすよう
に接合ないし嵌合させて略球状としたもので、接合ない
し嵌合の構造は、図示を省略してある。なお、この中空
容器２０を形成する場合、接合、嵌合以外の他の方法に
よって構成してもよいのは言うまでもない。（００２１）ここで、本実施例で用いたセラミックス粒
体１０の原料粉末としては、硅砂、ゼオライトなど既知
のセラミックス原料を使用しており、又、金属イオンを
含む無機質コ−ティング剤としては、例えば、銀０．９
２ｗｔ％、銅０．０１ｗｔ％未満、酸化珪素５．７７ｗ
ｔ％、リン酸イオン２４．３ｗｔ％、アルミニウム２．
４４ｗｔ％等の成分を有する無機質コ−ティング剤を使
用している。この無機質コ−ティング剤に含まれる金属
イオンは、金、銀、銅をはじめとする各種の金属イオン
を意味し、無機質コ−ティング剤の成分は、上記実施例
のものに限らず、他の無機質成分からなるものでも差し
支えない。（００２２）そして、このセラミックス粒体１０は、セ
ラミックス原料の原料粉末を混合して更に無機質コ−テ
ィング剤を入れ更に均一になるように混合し、乾燥した
後にセラミックスによって定まる所定の雰囲気中で所定
の温度にまで加熱して一定時間焼成したものである。な
お、必要であれば、適宜熱処理を施しても差し支えな
い。（００２３）なお、セラミックス粒体１０は、洗濯水槽
の容積にもよるが、２５ｇないし５０ｇ程度を中空容器
２０内に封入すればよく、個々の粒体の大きさは、少な
くとも通水孔２１を通じて中空容器２０外に出ることが
ない程度の任意の大きさであればよい。又、このセラミ
ックス粒体１０には、完全な粒状のものをはじめ破片状
や小片状など任意形状のものが含まれる。（００２４）次に、上記実施例の作用について説明す
る。（００２５）上記実施例に係る洗濯用水質改善具１は、
金属イオンを含む無機質コ−ティング剤を用いて焼成し
たセラミックス粒体１０を、多数の通水孔２１を形成し
た中空容器２０内に封入してあるから、図示しない洗濯
機の洗濯水槽中にこの洗濯用水質改善具１を投入するだ
けで、洗濯水の水分子が、各通水孔２１を通って自由に
中空容器２０内に出入りし、該中空容器２０内のセラミ
ックス粒体１０と接触する。この場合、洗濯機の回転撹
拌機構により、洗濯水が渦巻き状に回転し洗濯物を撹拌
するので、洗濯用水質改善具１は、特に何らの操作を加
えなくとも洗濯物と同様に、水槽内で激しく撹拌され
る。よって、非常に短時間で極めて多くの水分子を洗濯
用水質改善具１内のセラミックス粒体１０に接触させ得
る。（００２６）このセラミックス粒体１０は、金属イオン
を含む無機質コ−ティング剤を用いて焼成してあるか
ら、これに水分子を接触させることによって、セラミッ
クスの発する遠赤外線と金属イオンの作用により、いわ
ゆる水素結合によって分子集団を形成している水分子の
該水素結合を解き、水の分子集団を小さくして水分子を
活性化させる。このように活性化させると、水本来の持
つ活性力と浸透力が飛躍的に増大され、水の活性化によ
り耐腐食性も格段に向上し、洗濯に非常に好適な水質を
得られる。洗濯水のこの活性化作用は、洗濯廃水を下水
道等に流した後でも少なくとも数時間〜数十時間程度、
長時間持続する。（００２７）さらに、このセラミックス粒体１０を洗濯
水に接触させることにより、金属イオンを洗濯水中に溶
けこませることができ、該金属イオンの働きにより洗濯
水に抗菌性を生じさせ、より一層洗濯に適すると共に環
境に優しい洗濯廃水を生じる水質を得られる作用を奏す
る。この作用も、洗濯廃水を下水道等に流した後でも長
時間持続する。（００２８）なお、このような作用により、従来の洗濯
の場合に比して、水垢の発生をほぼ完全に防止すること
ができる。（００２９）実施例における上記作用を確認するため、
容積約３６リットルの家庭用洗濯機４台により、同等程
度にわざと汚した各種の洗濯物を用い、洗剤のみを用い
て洗濯する２台と、上記実施例のセラミックス粒体１０
約５０ｇを中空容器２０内に封入した洗濯用水質改善具
１を洗濯水槽中に洗濯直前に投入すると共に洗剤使用量
を通常の半分として洗濯する２台とに分けて、それぞれ
１００回の洗濯を行ったところ、平均的にみて洗濯用水
質改善具１を使用した方が良好に汚れが落ちるとの結果
を得た。（００３０）次に、上記同様の洗濯用水質改善具１を用
いて、上記同様の条件で洗濯用水質改善具１を使用した
方の洗濯時間を減少させていく実験を行ったところ、洗
濯時間を２０％以上短縮しても同様の結果が得られた。
なお、すすぎに要する時間も、少なくとも３０％以上短
縮されるとの結果を得た。（００３１）更に、一度洗濯した水を変えずに二度目の
洗濯を行う条件の下で上記同様の実験を行ったところ、
洗剤使用量はほぼ１／４で済み、又、洗濯時間は４０％
以上の短縮結果を得た。（００３２）更に又、セラミックス粒体１０を３０ｇ使
用した洗濯用水質改善具１を２個用いて上記同様の実験
を行ったところ、洗剤使用量を従来の１／３以下として
も同等程度の洗濯効果が得られ、又、更に１０％程度の
洗濯時間の短縮結果を得た。（００３３）上記作用における水分子の分子集団といわ
ゆる水素結合につき、ここで詳細に作用を考察すると、
通常の状態の洗濯水では、水分子が単分子として存在す
る他、極めて多くの水分子同士がいわゆる水素結合によ
って分子集団を形成しているため、洗剤の浸透や水本来
の持つ活性力を阻害する要因となる。この場合、いわゆ
る水素結合の強さは、水素原子と結合した原子の電気陰
性度と非共有原子対の数に影響され、水のＯ原子は２個
の非共有原子対を有するため、水分子一個当たりでは２
個の水素結合が可能なことから、水では強固な水素結合
が生じて分子集団を形成している。（００３４）なお、いわゆる水素結合とは、Ｏ−Ｈ、Ｎ
−Ｈなど電気陰性度の高いＯ，Ｎ原子と水素原子とが共
有結合したときに、水素原子の電子がＯ，Ｎ原子に強く
引き寄せられるため水素原子に正の電荷が残り、この水
素原子が隣接のＯ、Ｎ原子の非共有原子対と結合した状
態をいう。（００３５）このようにいわゆる水素結合により構造化
された水の水素結合を断ちきり、水の分子集団を小さく
するには、水素結合エネルギ−に相当する熱量を与えれ
ばよく、生活の知恵のように水の温度を高くするか、又
は水を継続的に激しく撹拌することによっても、ある程
度は水素結合を解くことが可能となるが、その効果は持
続せずしかも十分とは言い難い。ところが、上記のよう
に洗濯用水質改善具１を用い、セラミックス粒体１０の
発する遠赤外線と金属イオンの作用によれば、容易にこ
の水素結合を解き水の分子集団を小さくして水分子を活
性化させる等の上記作用を奏することが可能となるもの
である。（００３６）なお、洗濯用水質改善具１０は、金属イオ
ンを含む無機質コ−ティング剤を用いて焼成したセラミ
ックス粒体１０を使用しているから、一旦硬化した皮膜
もセラミックスそのものであるため、有機質からなるコ
−ティング剤を用いて焼成した場合に比較して、紫外線
や水等に犯されて劣化し剥がれ落ちるなどのことがな
く、回転撹拌される洗濯水中で長時間使用しても全く劣
化せず人体等に対して全く無害かつ環境に対して無公害
である。（００３７）次に、本発明の他の実施例を、図２及び図
３にもとづき説明する。図２は本発明の他の実施例を示
す正面図、図３は同上の実施例を分解した端面図であ
る。（００３８）図２に示す洗濯用水質改善具１は、金属イ
オンを含む無機質コ−ティング剤を用いて焼成した上記
実施例同様の図示しないセラミックス粒体を、外殻部に
多数の通水孔１２１を形成した中空容器１２０内に封入
したものである。（００３９）この中空容器１２０では、上記実施例と異
なり、扁平な半球状に形成した一方の容器半体１２０Ａ
と同形状の他方の容器半体１２０Ｂとを嵌合させて全体
形状を扁平な球状とすると共に、夫々の容器半体１２０
Ａ，１２０Ｂの外殻部には、上記実施例と異なる平面形
状を略Ｓ字形状とする通水孔１２１を形成してある。（００４０）そして、一方の容器半体１２０Ａには、該
容器半体１２０Ａの開口部端に該容器内面と平滑な差込
突起部１２３を設け、この差込突起部１２３外周に端面
凸状のリング突起部１２４を設けてあり、他方の容器半
体１２０Ｂには、該容器半体１２０Ｂの開口部端に該容
器外面と平滑な差込突起部１２５を設け、この差込突起
部１２５内周に上記リング突起部１２４と対応する凹状
のリング凹部１２６を設けてある。したがって、図３に
おいて矢視したように、一方の容器半体１２０Ａと他方
の容器半体１２０Ｂとを近接させてゆくと、リング突起
部１２４とリング凹部１２６とが嵌合する。なお、図中
１２７は、嵌合時に差込突起部１２３先端面と当接する
係止棚部である。（００４１）この実施例においては、通水孔１２１を平
面形状を略Ｓ字形状としたことにより、洗濯水槽中にこ
の洗濯用水質改善具１を入れた場合、特殊な対流が生じ
ることから、上記実施例に比して更に水槽内で激しく撹
拌される。よって、更に短時間で極めて多くの水分子を
洗濯用水質改善具１内のセラミックス粒体１０に接触さ
せ得るので、更に使用効果を高めることができる。（００４２）以上説明した実施例は本発明に係る洗濯用
水質改善具の一例であり、例えば中空容器２０，１２０
は上記実施例では略球状ないし扁平な略球状に形成した
合成樹脂製のものを使用しているが、多数ないし無数の
通水孔を有する中空のものであれば、網状の繊維を用い
た略袋状の中空容器や、卵型、箱型の中空容器を使用し
ても差し支えなく、通水孔の径や平面形状もセラミック
ス粒体１０が外部に流出しない範囲内で任意の大きさ、
任意の平面形状に設定し得る。（００４３）また、金属イオンを含む無機質コ−ティン
グ剤を用いて焼成したセラミックス粒体は、上記実施例
に示す以外の種々の既知原料を用いて種々の方法により
焼成できるのは言うまでもない。（００４４）なお、中空容器２０，１２０中に封入する
セラミックス粒体１０の量は、洗濯水槽の容量等に応じ
て適宜選択することができ、又、洗濯水槽の容量に応じ
て、本発明に係る洗濯用水質改善具を２個ないし３個以
上同時に使用するようにしても差し支えない。（００４５）

【発明の効果】以上説明した本発明に係る洗濯用水質改
善具によれば、該洗濯用水質改善具を洗濯機の洗濯水槽
中に投入するだけで、極めて簡易に洗濯水の水質を洗濯
に最適の水質に改善できるので、洗濯効果の著しい向上
によって洗剤使用量をほぼ半減させたり、洗濯時間の大
幅な改善を図れるばかりか、環境汚染につながらないせ
っけん使用を強力に推進し得ると共に、合成洗剤を使用
した場合でも洗濯廃水を活性化、抗菌化できるので、洗
濯廃水によって引き起こされる種々の環境汚染を有効に
防止し下水道の浄化をももたらし得るという特長を有す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例に係る洗濯用水質改善具を示す断面図で
ある。

【図２】他の実施例に係る洗濯用水質改善具を示す正面
図である。

【図３】他の実施例に係る洗濯用水質改善具を示す端面
図である。

【符号の説明】

１洗濯用水質改善具１０セラミックス粒体２０中空容器２１通水孔２２外殻部１２０中空容器１２０Ａ容器半体１２０Ｂ容器半体１２１通水孔１２３差込突起部１２４リング突起部１２５差込突起部１２６リング凹部１２７係止棚部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】外殻部に多数の通水孔を形成した中空容器
内に、金属イオンを含む無機質コーティング剤を用いて
焼成したセラミックス粒体を封入したことを特徴とする
洗濯用水質改善具。